みんなのシネマレビュー |
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821. 007は二度死ぬ 初見。舞台の殆どが日本なのは嬉しいところなのですが、ツッコミどころで埋め尽くされた脚本でのショーン・コネリーが痛々しくて楽しめず、まさかの怪作珍作愚作に呆然状態です。ケン・アダム流石の仕事ぶりに+1点。[インターネット(字幕)] 4点(2021-11-22 03:46:16) 822. 007/サンダーボール作戦 《ネタバレ》 初見。舞台は海洋。制作費をたっぷりかけたアクション巨編という事ですが、手に汗握る場面が一度も無かったのはどういう事なのだろう。高価な器に入った味気ない料理を食しているかのような作品。ラストの大爆発も「あ、そういえば、原爆積んでたんだっけ」あとから気がついた次第です。[インターネット(字幕)] 6点(2021-11-16 01:57:16) 823. 007/ドクター・ノオ 初見。今でも退勤タイムカードに007とあると「!」反応してしまうゼロゼロセブン。ジェームズ・ボンド登場第一作は「アラビアのロレンス」に次ぐ興行成績を上げて後々50年超に及ぶシリーズ化となったのも頷けるものでした。スコットランド労働者階級という出自から断固反対するイアン・フレミングを押し切って起用したショーン・コネリーは、ボンド像を確立させた魅力溢れる姿。帽子を投げる小ネタ、ワールドワイドな舞台、敵に捕まる→脱出する(本作はチョッと安っぽかったですが)→悪の本拠地に乗り込む→ラスボスとの一騎打ち→イチャイチャキスシーンでお開き。スパイアイテムは無いものの、シリーズフォーマットも確立されています。「寒い国から帰ったスパイ」とは違って能天気・・もとい、明朗快活なアクション娯楽作秀作です。 余談ではありますが、「スペクター」の存在を知らしめたドクター・ノオが桂福團治師匠に似ている、あぁ、聴きに行きたい!チケット購入したのは私だけでしょう。[インターネット(字幕)] 8点(2021-11-12 13:17:46)(良:1票) 《改行有》 824. 汽車を見送る男 本日クロード・レインズ誕生日と言うことで鑑賞。 スカーレット・ストリート(1945)を彷彿させる内容。 哀れでやりきれなくさせられたエドワード・G・ロビンソンに対して、坂道をブレーキ壊れた10トントラックが爆走するかの如く暴走するクロード・レインズに別の意味で哀れでやりきれなくさせられました。 生真面目な顔、猜疑心溢れる顔、美女を前に締まりのない緩みきった顔、鬼の形相、狂ってしまった顔。 名優の名演を堪能させてもらえました。 ザ・性悪女と呼ぶべきミシェル演じるマルタ・トーレンの美貌と迫力が特筆もの(31歳早逝が何とも惜しい) マリウス・ゴーリング、ハーバート・ロム、アヌーク・エーメ(やっぱりお美しい)が脇を固め、短い尺ながら濃密な物語で、全編で流れる汽車疾走音・汽笛が耳に残ります。 輸入盤DVDで英語字幕しかなく、大体筋立ては分かるとは言え、何故警部が捜査しているのか分からないところを始めとしてやはりもどかしいものがありました。[DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2021-11-10 16:32:49)《改行有》 825. 007/ロシアより愛をこめて 初見。生真面目すぎずおちゃらけず。良い塩梅な007作品として肩の力を抜いて楽しめました。 「バルジ大作戦」ヘスラー大佐同様に無機質なグラント役で強烈な印象を残すロバート・ショウもさることながら、クレッブ大佐役のロッテ・レーニャがMIP。最期の悪あがきが痛々しい、もう少し華を持たせてあげられなかったものか・・・同じオバチャンとして思うところであります。[インターネット(字幕)] 7点(2021-11-08 16:37:11)(良:1票) 《改行有》 826. 静かなる叫び 予備知識無しでの鑑賞。実話というのがやるせない。犯人の女性への憎悪の理由が最後まで分からなく、時系列がいじくられていて話が呑み込めない部分もありモヤモヤが募ります。(鑑賞後に分かった)女の腐ったような性根の犯人に、前途を断たれる学生達の姿が防犯カメラを見ているかのように映し出されていて、エンドロールで哀悼の意を表してはいるものの、追悼に値する作品に思えなかったところです。「人生二度目の恐怖が妊娠」が心に残ります。[インターネット(字幕)] 5点(2021-11-06 21:56:58) 827. ライブ・ワイヤー 《ネタバレ》 飲んだら胃酸と反応して人間爆弾となり周りも巻き込む大爆発を起こす! 誰がこんな事思いついたのかビックリです。おめめが真っ赤になって溜に溜める演出が愛嬌たっぷりで笑えます。筋立ては他愛なく見応えありませんが、後にジェームズ・ボンド役をゲットするのも納得のピアーズ・ブロスナン若くピチピチした喜怒哀楽模様を堪能出来たので良しとします。[インターネット(字幕)] 6点(2021-11-06 18:27:38) 828. 30年後の同窓会 「さらば冬のかもめ」は鑑賞済みですが、本作がその続編というのにピンときません。そもそもドクが何故二人に付き添いを頼んだのかがイマイチ分かりません。同窓会のロードムービーを通じて、後戻り出来ない年齢で後悔やら何やらを抱えて息をし続ける事、墓場まで持って行く秘密や真実がある事などに思いが至りました。下ネタ馬鹿話に戯れる三人は末永く強い絆で結ばれるのでしょう。良作です。[インターネット(字幕)] 7点(2021-11-06 18:17:05) 829. ジョーンの秘密 《ネタバレ》 ジョーンには共感できません。原爆機密をソ連に引き渡す事への大義名分を並べても一番大事な人を裏切り、あまつさえ、引っ立てられるのを黙って見送る姿に人間のクズ確定。息子の胸中に思いが至ります。刺激的な史実でありながら、盛り上がりるところ無く、お目当てジュディ・デンチの持ち腐れ感があった残念な凡作。[インターネット(字幕)] 5点(2021-11-02 15:35:19) 830. 女の一生(2016) ステファヌ・ブリゼ監督作と言うことでの鑑賞でしたが大ハズレ。女の一生という事ですが、「大地」(1937)でのルイーゼ・ライナー演じた女性と比べて月とすっぽん、何とも薄っぺらで超絶しょうもない話でした。[DVD(字幕)] 3点(2021-11-02 03:25:24) 831. ティエリー・トグルドーの憂鬱 ステファヌ・ブリゼ監督、ヴァンサン・ランドン主演、カンヌ男優賞受賞、フランス100万人動員。期待特大でしたがダメでした。集団解雇されたアラフィフ男の求職模様、並びに、万引Gメンとして摘発した客やレジ係の不正模様は結構に生々しいものの、辛気臭いだけのハナシを延々と見せられてウンザリです。社会が悪いから自分も悪いことしてしまうのだ、とでも言いたいのでしょうか。負け組と負け犬は別物だと言いたいところです。[DVD(字幕)] 4点(2021-11-02 03:14:02) 832. 砲艦サンパブロ あんな事こんな事のエピソードがダラダラと語られ先行きが見えずグッタリ。宣教師救出に向かうあたりからようやく画面に集中出来はしましたが結末もパッとせず。戦争の虚しさもさることながら本作の虚しさにガックリするところです。[DVD(字幕)] 4点(2021-10-31 23:51:53) 833. オードリー・ローズ 輪廻転生ものですが、乗り移られたほうの一家の理不尽極まりなさをこれでもかと見せつけられて萎える中でのあの結末、とどめをさされ不快感しか残りません。キャンキャンけたたましいだけで見応えは何も無く、お目当てアンソニー・ホプキンスと共にモッサリした凡作です。[DVD(字幕)] 3点(2021-10-27 16:49:51) 834. たたり(1963) お化け映画でお化けを見せない演出に監督のこだわりが見えるところで、館の外観がモノクロ映像効果でお化け映画の雰囲気を感じさせます。好感はそれだけ。脚本・演技とも一本調子で退屈な上に心の内をペラペラ喋りまくるジュリー・ハリスの鬱陶しさに辟易。結末にも「あ、そうですか」ENDマークに「終了、解散」あっという間に忘れてしまうであろう作品。[DVD(字幕)] 4点(2021-10-26 15:17:59) 835. トロイのヘレン エキストラ大物量戦闘シーンもやっさもっさしているだけで迫力を感じられず、脳天気なパリス王子にも白けっぱなし。生身の人間とは思えないロッサナ・ポデスタの彫刻美な姿に点数の全てを。[DVD(字幕)] 4点(2021-10-24 23:53:31) 836. ブラッド・ワーク 《ネタバレ》 グローリア殺害犯を追う過程は結構引き込まれたのですが。グラシエラと抱擁するのに失笑し、何となくそうなんじゃないかと思ったとおりの人物が正体を表してから急に話が安っぽくなり結末まで半笑いで眺めていました。製作・監督・主演のイーストウッドやりたい放題が白ける作品。お久しぶりなアンジェリカ・ヒューストンに+2点。[DVD(字幕)] 6点(2021-10-23 00:40:49) 837. ニューヨークの亡霊 ピーター・イエーツ作品と言うことで鑑賞。ジェームズ・スペイダーのみならずマイケル・ケインにマギー・スミス出演というのに「ほぉ~、これはこれは」ホクホク状態。ジェームズ・スペイダーのラブコメはありきたりなものですが、それをフォローして余りあるご両人が素晴らしい。分をわきまえているかのように一歩引いてはいるものの、持ち味の端正な語り口での毒気を吐く姿はさすがの名優振り。洒落た原題に見合わぬ邦題がよろしくないですね。[DVD(字幕)] 7点(2021-10-19 16:11:01) 838. 影の車 《ネタバレ》 岩下志麻&加藤剛の瑞々しく上品な語り口に+2点。不倫ものとしてかなり単調な筋立てで取調室での告白も早くに想像できるもの。6歳の男の子の目を盗んで体を重ねる二人の脇の甘さが何ともはや。因果が巡るような不倫に走った原因が妻との暮らしの味気なさ(何一つ疑いを持たない小川真由美の脳天気ぶりがナイス)というのに、他作で意味不明だった「クタクタになって帰ってくる亭主の為に家はバーよりも魅力的な場所であるように」の答えを見たところです。潜在意識を表したかのような映像は今一つでしたが、すごく手間とお金をかけているというのに「へぇ」であります。[DVD(邦画)] 7点(2021-10-18 12:17:00) 839. 隣の影 《ネタバレ》 隣人トラブルが描かれています。良識はあっても婆さんの暴走を止められない爺さんがもどかしい。元凶の婆さんは最悪の結末に何を思うのだろうか、神経を病んだ疫病神は何とも思わずいけしゃあしゃあとしているのだろう。後味の悪さを噛みしめる。ユーモアセンスは何一つ感じられなかった作品。[インターネット(字幕)] 7点(2021-10-14 16:45:04) 840. 提督の艦隊 《ネタバレ》 お目当てルトガー・ハウアーがあっという間に退場するのに「そんな殺生な」愕然。人物も史実もまったく知らず「へぇ」連発。真の愛国者が狡っ辛く立ち回るヘナチョコ野郎に死地に追いやられるという時代と洋の東西を問わない顛末を見せつけられます。中でも鑑賞歴中最悪であった兄弟虐殺シーンに萎えてしまいました。繰り広げられる戦闘模様に大大大好きな帆船が眺められてウットリという気分にはなれませんでした。[インターネット(字幕)] 5点(2021-10-13 01:50:26)
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