みんなのシネマレビュー |
|
821. 地上より永遠に(1953) 《ネタバレ》 主人公達が悲劇的な割にはあまり同情できなくて。 つまらないことで営倉を管理する上官と喧嘩してるのに、わざわざ勤務をさぼって基地から脱走して酒を飲んで大騒ぎして憲兵に捕まって、言わんこっちゃ無い、因縁ある上官が管理する営倉に入れられて苛められて、しかも公式に訴える手段はあっても使わずに、あげくが営倉から脱走してトラックから落ちて死亡って、どこに同情する余地があるんでしょうか 軍隊が好きで好きでしょうがない、生きがいを感じて苛められても頑張ってるのに、事故死した友達の仇だって、上官を恨んでナイフで刺殺(お前はチンピラか?)、で女の家に脱走? こんな二人の姿が悲劇だってもてはやされたんなら、イマドキの若者が過去に比べて劣ってるとは思えません。 女優二人が素敵だったので2点[CS・衛星(字幕)] 2点(2009-08-26 21:16:21)《改行有》 822. クライマーズ・ハイ(2008) 《ネタバレ》 1回くらい見ると、感動して終わってしまうかも知れないけど、繰り返してみると主人公が奮闘してる問題がジャーナリストとしてそんなに大事なことなのかって疑問が大きすぎて評価できません。 記者が現場で書いてきた記事がどんなに素晴らしいとしても、それを一面にのせるかどうかってのはジャーナリズムの本質とは無縁では。 事故原因に関しては大事なことかも知れないけど、主人公達の関心が何故こんな悲惨な事故が起こったということよりも、他社より早く記事にできるかどうかになってるのは、あまりに不謹慎、ドン引きです。(宅配の新聞なんだから、会社に利益をもたらすわけですらありません、単なるプライド、単なる競争心です。) 両方ともあまりに自己満足なもので、到底共感できませんでした。[地上波(邦画)] 2点(2009-08-17 02:38:26)《改行有》 823. 明治天皇と日露大戦争 《ネタバレ》 この映画で賛美されるような精神主義が太平洋戦争の敗北に通じていくわけですが、戦後十数年たってもそういうことへの反省が全くない映画が製作されているのには驚きました。 特に、精神主義での勝利にするために、旅順要塞のロシア兵にわざわざ(笑)要塞から飛び出て白兵戦させた歴史捏造ぶりには、あきれるのを通り越して失笑しました。 ただ、日本海海戦に関しては、東郷提督、秋山参謀の確かな戦略眼によっての勝利の様子がきちんとえがかれてたのには、好感が持てました。その分で5点[CS・衛星(邦画)] 5点(2009-08-12 17:49:30)《改行有》 824. 少年メリケンサック 《ネタバレ》 とにかく宮崎あおいが可愛くて。篤姫なんかのとりすました表情よりこちらのほうがよほど魅力的でした。 あとバンドの中では兄弟よりジミーの方が面白かった。彼の突然の行動にはとことん笑わせてもらいました。 歌も最高「農薬マラソン」「桜新町」「アンドロメダ」 歌でこれだけ笑わせてもらえるのもなかなか。 宮藤さんは天才です。 ただ、大阪・広島間のバンドの変化の説明がないぶんだけ-1[DVD(邦画)] 9点(2009-08-08 10:34:35)《改行有》 825. 勝利なき戦い 《ネタバレ》 面白くないわけじゃありません。 戦闘シーンは迫力あるし、援護がくるか来ないか、撤退するかしないかをめぐってのジリジリするような緊迫感もなかなか。 ただ、戦闘シーンにかなり作り事、ご都合主義があるので興ざめ。 例えば、中国兵が山のように手榴弾をなげてくるけれども、煙が立ち昇るだけでごく近く以外の兵士は伏せもせず、突破。 あるいは(ここから重大なネタバレ) ラストシーンなんか、木製の小屋に立てこもって外から火炎放射器で攻撃されても、全然内部には火は広がらず適当に詰め物で防ぐ(笑) 一見リアル風なんだけど、こんなことをされてはなんだかなあ。 ただ、日本軍に比べて一見合理的に思えるアメリカ軍が、戦力の逐次投入は行う。一台の無線機が壊れるとまともに援護砲撃さえ受けられない。あげくが部下が死んだからといって、戦略的に何の価値も無い土地にこだわる。日本軍と同様の後進性があるのは意外で面白かったです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-08-05 11:20:30)《改行有》 826. リング0 バースデイ 《ネタバレ》 ホラー映画とか見る習慣無いんで仲間さん目当てで。 あれだけの大美人でも若い頃の方が魅力的なんですね。 あと麻生久美子さんが結構地味な感じで、でてたのも意外で嬉しかったです。 5点は全てこの二人に ただ、内容は? まず貞子に感情移入して観たんで、全然怖くなかった。劇団員とか女新聞記者とか殺されても、自業自得。ざまあみろって感じでした。 怖いのは、むしろ復讐かなんかわからないけど超心理学的なことを何の疑いもなく信じて、狂信的に行動する女新聞記者と集団心理でリンチ殺人する劇団員達の方がよほど。 貞子は絶対実在しないけど、この女新聞記者みたいな人間は、存在する可能性があるんでほんと怖いですね。(むしろそういう人間の恐ろしさを描きたかったか?) ところで、劇団の稽古中や芝居の公演中に不審な死亡事故が発生したら、絶対警察が動くと思うんだけど、そういうことをこういう映画でつっこむのは野暮なんでしょうか?[地上波(邦画)] 5点(2009-07-30 13:35:58)《改行有》
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS