みんなのシネマレビュー |
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841. 北国の帝王 何とも男臭い、面白い設定のドラマ。 "意地と誇りをかけて"がこの作品のテーマであり、妙味にもなっているのだが、 女の人から見ると、「何くだらないことにムキになってんの?」と感じること必至。 男というものはしょーもない事にこだわる、そういう生き物なんです。 鬼車掌役は、「ポセイドン・アドベンチャー」で、神父にやたら噛みつく刑事役を演じた、 個性的な俳優さん。彼も良かったけど、相手役のリー・マーヴィンも渋かった。 完全に男性向けと言えるだろう作品。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-05 09:59:06)《改行有》 842. ビハインド・ザ・サン 何とも辛辣な設定ながらも、淡々としたストーリー、 厳かとさえ感じる静かな雰囲気が、叙情的という印象を与えてくれる作品。 その中に、兄弟愛、争うことの虚しさ、兄の人間的成長といった テーマをそこはかとなく織り込んでおり、「映画してるなぁ」という満足感は抱かせてくれた。 監督さんは、「セントラル・ステーション」を撮った人ですか。 あの作品も良かったけど、本作は演出と映像が秀でていて、改めて実力のある人なんだと実感。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-05 09:31:39)《改行有》 843. いちご白書 70年代初頭の時代背景や雰囲気がよく出ている青春映画。 劇中に挿入されてくる曲もいい。映像は良くないけど、たぶん演出はいいんだと思う。 主役の二人はどんな顔してたかなぁ。男のほうは眼鏡をかけていたと思うけど、 キャスティングに関してはあまり記憶にない。それにしても、こんな時代があったんだねぇ。 今の若い人たちが観たら、別世界のお話だと思うんじゃないだろうか。[地上波(字幕)] 5点(2011-08-05 06:54:47)《改行有》 844. 黄色いリボン やっぱりジョン・ウェインは西部劇がよく似合う。 風格があるというか重厚というか、どっしりしていて、本作での大尉役にはぴったり。 ストーリーはかなり平坦で、あっち行ったりこっち行ったり、何をやってるのか、 よくわからなかった。あくまでジョンの魅力を描くための作品という印象だが、 映像に関しては、西部劇の中では「シェーン」に匹敵するくらいきれいで、音楽もいい。 雄大な荒野に、思わず魅せられてしまいそうな作品だった。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-05 06:17:45)《改行有》 845. ぼくの美しい人だから もともと恋愛映画は女性を対象にしているので、 キャラの設定も演出も小きれいにまとめている作品が多い。 この映画も大人の女性がターゲットだったのだろうが、 実際に歳の差カップルが抱えるであろう問題や、 スーザン・サランドンの役作り及び人間臭い描写が非常にリアルなので、 結果的には男性が鑑賞しても納得できる作品に仕上がっていた。 ストーリーの本筋は普通のロマンス物で、取り立てて目を見張る部分はないのだが、 "豪華客船"の薄っぺらい恋愛劇を観ているよりは数倍面白い。[地上波(吹替)] 5点(2011-08-04 10:15:54)《改行有》 846. フライトナイト バンパイヤもののホラーだけど、ドロドロしたシーンはあまりなく、 青春コメディーの要素も含んでいて非常に観やすかった。ホスト役のおじいさんは面白いよね。 この人と主人公の悪友がコメディーの部分を請け負っていて、劇中にいいスパイスを与えている。 中々おもしろい万人向けのホラー映画。[ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-04 09:29:01)《改行有》 847. おしゃれ泥棒 タイトル通り、とてもおしゃれな映画。 オードリー37歳の時の作品でかなり痩せているが、遠目から観ると女豹のようで、 泥棒さんのシーンではぴたりハマっている。彼女が着こなす様々なファッションも見所。 まるでドリフのコントを見ているようなシーンがあり、ロマンチックコメディーと言うより、 ライトコメディーといったほうが合ってるかも。 ストーリー自体は取り立てて大きなヒネリやオチはなく、オードリーのための映画、 センスのいいアイドル映画といった感じ。ピーターは相変わらず個性的な顔をしていて、 いかにも好みが分かれそうだが、トンマな探偵役をスマートに演じていて好感が持てた。 とにかく観ていて肩が凝らないのがいい。何も考えないで気分転換したい時などにお薦めの作品。[地上波(吹替)] 5点(2011-08-03 16:18:05)《改行有》 848. 天使にラブ・ソングを2 相変わらず設定の面白いコメディーだけど、 シナリオの出来は、「1」と比べると、さすがに落ちたかなという印象。 お話とキャラを楽しむ前回から、青春ドラマ風の感動作に仕上げていて、何とも優等生的な作り。 「ハイスクールミュージカル」のちょっと悪ガキバージョンみたいな感じかな? 音楽がいいので、楽しめる映画であることは間違いないけどね。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-03 10:17:12)《改行有》 849. コラテラル・ダメージ ストーリーや演出は決して悪くない。一応ヒネリもあるし、 シュワちゃんはちょっと動きが鈍くなったが、相変わらずのアクションを見せてくれる。 だがなぜだか盛り上がりに欠け、ワクワク感もない。 昔はシュワちゃん主演の映画を心待ちにして鑑賞したものだが、もう飽きてしまったんだろうか? この作品自体の印象は、ホームランバッターというよりアベレージヒッターで、 すべての面において無難にまとまっている感じ。それなりに楽しめる映画だとは思うけど・・・。[地上波(吹替)] 5点(2011-08-03 08:45:45)《改行有》 850. パッチ・アダムス パッチ役のロビンがいい。 温かい人柄と優しそうな笑顔が、本作の医者のキャラにハマっている。 実在している人物だということだが、お役所的な現代医療に対する疑問点を さらりと投げかけている点も大いに評価できる作品だと思う。ただ後半の展開はちょっと・・・。 どうせなら、最後までほのぼのとさせてくれるようなストーリー展開のほうが良かったかな。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-03 07:08:07)《改行有》 851. リップスティック 公開当時は、日本でも結構話題になった。 ヒロインのマーゴ・ヘミングウェイは有名ファッション雑誌の表紙を何度も飾っている 今でいうスーパーモデルさん。この作品では実の妹と姉妹の役で共演している。 レイプを題材にした本作は、とてもストレートな展開で、しかも判り易い。 相手役の俳優さんが憎たらしく、観ているこちら側に大きなフラストレーションを与えるが、 それだけにラストの展開は気分爽快だった。難を挙げれば、映像と演出が低レベルなことかな。[地上波(吹替)] 5点(2011-08-03 06:36:08)《改行有》 852. 病院坂の首縊りの家 金田一シリーズ、最後の映画作品。 「犬神家の一族」や「八つ墓村」のスケールと比べると地味で、映画というよりはドラマ向き。 それでも複雑な人間関係やドロドロした展開は、やっぱり面白い。あまりにも複雑すぎて、 やや置いていかれたけど。草苅正雄が金田一の助手的な役回りでコミカルな演技を見せており、 そのせいか緊張感にちょっと欠けた部分があるのかも。 横溝正史色はしっかり出ているので、横溝ファンなら十分満足できる内容かと思う。[DVD(邦画)] 5点(2011-08-02 10:38:59)《改行有》 853. アイアンマン アメコミ映画の中では、比較的面白い作品だった。 でもよくよく考えてみると、これって下敷きはもろ「ロボコップ」なんだよね。 もちろん設定はちょこちょこ違うけど、ラストのシーンとかそっくり。面白いわけだ。 主役の俳優さんはカッコいいし、アイアンマンのデザインもいい。 つまんない作品を観せられるよりは、全然ましだよね。[地上波(吹替)] 5点(2011-08-02 09:17:55)(笑:1票) 《改行有》 854. ファースト・ワイフ・クラブ ダイアン・キートン、ゴールディ・ホーン、ベット・ミドラーと、 三大女優の各個性が見所のストーリー・コメディー。この三人大好きなんだよね。 まあまあ笑かしてくれるし、ラストのオチも前向きで良かったんだけど、納得できない点も。 冒頭の仲良し四人組の設定が、序盤から終盤にかけてのストーリーにまったく生かされていない。 もう一人の友人の存在が、ずっと忘れられている展開はちょっと寂しかったな。 夫の愛人役で、「セックス・アンド・ザ・シティ」のサラ・ジェシカ・パーカーが出演していて、 これは大いに笑えたけどね。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-02 08:42:20)《改行有》 855. パッセンジャーズ 最近はこういうタイプの映画も、かなり見かけるようになって、 映画をたくさん観ている人なら、もう新鮮味は感じないかも。 そういう意味では、鑑賞者によって評価は別れるかと。面白いと言えば、面白いんだけどね。 サスペンス風に仕上げただけじゃ、さすがにちょっと物足りないかな。 丁寧に作られているという印象は受けたけど、人に薦められるかと言うと、微妙な作品。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-02 07:04:48)(良:1票) 《改行有》 856. アメリカン・ピーチパイ ヒロインの女の子が、とってもキュートでかわいい青春ムービー。 設定が設定なだけに、ストーリーはかなり厳しい部分も多々あるんだけど、 軽いコメディータッチでよくまとめたなという印象。この奇抜な設定を、 主役の女の子ががんばって演じている。やっぱりヒロインの魅力が一番の見所かな。 若い人にお薦めの作品。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-02 04:15:25)(良:1票) 《改行有》 857. ミリオンダラー・ベイビー スポーツものかと思ったら、完全に人間ドラマだった。 前半と後半の色合いがかなり違っていて、正直戸惑ったというのが素直な感想。 テーマに関しては、まあ難しい問題だよね。鑑賞者の判断に任せるという部分もあるのかなと。 配役に関してはまったく問題なかったです。三人とも良かった。最後まで安心して観れた。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-02 04:06:20)《改行有》 858. ぼくのバラ色の人生 かわいい女の子になりたい男の子の話。 7歳の主人公の気持を、ファンタジー色のポップな演出等で表現。 今では性同一障害という言葉も一般的に知られているけど、 この時はまだ違っていたのか、周りの反応に?という部分も。 主役の男の子はホントに女の子っぽい子役で、お母さんもきれいだった。 ほのぼの系に仕上げた、題材の面白い作品。[地上波(字幕)] 5点(2011-08-01 11:03:48)《改行有》 859. マイ・ガール 少年と少女の淡い恋物語が基本のドラマだが、あくまで少女の成長がメインテーマ。 前半は多感な少女のキャラ描写を中心にした展開なんだけど、ダン・エイクロイド扮する 父親のエピソードにかなり時間が割かれており、彼の出番がやたら多い。 どうもこの役者さん、変に存在感があって昔から苦手。 少女役の女の子が中々うまく、男の子の方も「ホームアローン」の時と全く違うキャラで いい演技をしていただけに、もっと二人の描写をじっくりと観たかった。 お話が急展開を見せる後半は問題なく観れたけど、小道具を絡めたエピソードは、 もう少し丁寧に、センスのいい見せ方をしてほしかったな。 ちょっと勿体ないという部分もあるけど、ほっこりとさせてくれる佳作。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-01 10:40:18)《改行有》 860. ザ・中学教師 金八先生のキャラとは真逆の、ある一教師の姿を描いたドラマ。 自分が中学生なら、たぶんいの一番に嫌いな教師の一人になるんだろうけど、 大人になった今の自分から見ると、筋が通っていて逆に小気味いい。長塚京三はもう適役。 日本の学園を舞台にしたドラマって、子供達があからさまにふてぶてしく描写されているのも この教師に肩入れしたくなる心理が働くのかも。 主人公の決して感情に押し流されない厳しい教育指導は、 すべてが生徒のため、という心情はさりげなく伝わってくる。 いい先生だなぁ、こういう憎まれ役の教師も必要だなぁと思えてしまうのは、 原作自体が現場の教師が書いたものだということで、やはり大人視点で作られたせいなのか? 難しい問題なので答えは用意されてないけど、いろいろと考えさせられた社会派ドラマだった。[ビデオ(邦画)] 5点(2011-08-01 10:08:17)《改行有》
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