みんなのシネマレビュー |
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861. ジョニー・ハンサム ミッキー・ロークはハンサム?うーーーーーーん、よく分からないナァ…。ま、御本人は気持ち良さそうに演じているからイイか(^^)。個人的にエレン・バーキンがド迫力の悪女ぶりで怖かった~!!フォレスト・ウィテカーやらモーガン・フリーマンやらスコット・ウィルスンやら色々出演してて意外と楽しめるが、後味が余りよろしくナイので…4点マイナス。6点(2003-02-15 00:03:51) 862. 2300年未来への旅 あんまり大した作品ではないと思うけど、人口抑制のため30歳で抹殺されるという設定(なら、私ゃとっくに抹殺ですな)は環境問題や高齢社会が深刻化した現在では逆に新鮮に響くかも。何とオスカー特撮効果賞をゲット!この点で「2001年ー」と並んだ!とでも錯覚したのなら大間違いだが。マイケル・ヨークもこの時期、「ドクター・モローの島」やら怪作SFに出演しまくりだったっけ。マイケル・アンダースンは「80日間世界一周」でも知られる監督だけあって、ベテランらしく(それ程)ツボは外さない作り。むしろ、脚本に問題アリという気がする。何とも無責任な結末と紛らわしい邦題で4点マイナス。6点(2003-02-13 19:24:49) 863. どん底(1957) 黒澤明監督は1951年にフョードル・M・ドストエフスキーの「白痴」を松竹で映画化した前歴があったが、今回はマクシム・ゴーリキーの名作の映画化に挑んだ。余程ロシアというかソ連文学に造詣が深かったのだろう。原作を全く知らなくても役者の演技のアンサンブルが楽しめるという意味では佳作の域には充分達しているとは思うが、江戸の棟割り長屋に舞台が固定され、黒澤的なダイナミズムを求める向きには余りに躍動感に乏しいと感じるかもしれない。しかし、役者の演技レベルは高く、今日の邦画界にこれだけの芸達者な名脇役はとても揃えられまい。因業な大家役の中村鴈治郎が中でも出色の上手さ。黒澤らしからぬ超低予算&超短期間で作り上げた見事な手腕と出演者のハイレベル演技に…8点!8点(2003-02-13 17:55:38) 864. 三つ数えろ ボギーが「脱出」(45年)に続きホークス監督と組み、夫人となるローレン・バコールと共演した代表作。原作はハードボイルドの傑作として余りにも有名なレイモンド・チャンドラーの「大いなる眠り」。何でこんなケッタイな邦題にしたのかは…不明ってか知らない。フィリップ・マーロゥは後に多くの俳優(ジェームズ・ガーナーやエリオット・グールドやロバート・ミッチャム等)が演じたが、一人としてボギーの境地に辿り着くコトはなかった。脚本に何とノーベル賞作家のウィリアム・フォークナーの名が!!ハワード・ホークス監督も今回はチャンドラー原作を神妙に映像化するのに集中したようで、いつもの豪快さは控え目。プロットが複雑なのは原作がそうだから仕方ないと言えば仕方ない。しかし、登場人物が矢鱈に出入りする慌ただしいストーリーを可成りテンポ良くまとめ上げた手腕は流石。強いて言えば、妹役のマーサ・ヴィッカーズがチト弱いかなぁ…。8点(2003-02-13 15:37:53) 865. わが谷は緑なりき ジョン・フォード=西部劇って単純極まりない図式しか頭に無い方には是非御覧頂きたい秀作映画。原作はリチャード・レウェリンの小説で、フォードとしては「怒りの葡萄」に続く文芸映画となる。19世紀末のウェールズを舞台に炭坑町で懸命に生きる一家の姿が(天才子役ロディ・マクドウォール演じる)末っ子ヒューの回想という形でリリカルに綴られる。思い出は普通何かと美化されがちだが、主人公一家に降りかかる苦難は相当にヘヴィ。姉を演じたモーリン・オハラが有名なくらいで、後は殆ど”通好み”の激シブ演技派俳優ばかりのキャスティングが本作を重厚かつ格調高い名作の域へと引き上げた原動力だろう。個人的には一家の母親を演じたサラ・オールグッドの迫力肝っ玉母さんぶりに圧倒された。オスカー(助演男優賞)を得た父親役のドナルド・クリスプも確かに上手かったけどね。勿論ロディも共演の名優達を前に一歩も退かぬ好演。まさか後にコーネリアス&シーザー役で「猿の惑星」シリーズを皆勤することになろうとは当時は知る由も無かっただろーなw。ま、これら一連の名演技もフォードなればこそ巧みに引き出されたのであって、誰が監督しても同じなわきゃナイ。オスカー作品賞&監督賞にも輝く逸品!!邦題にも格調が漂うこの名作に…9点。チョット重苦し過ぎるので1点マイナス。 9点(2003-02-13 14:18:39)(良:1票) 866. シンデレラ(1950) 御存知シャルル・ペローの名作童話をディズニーが映画化!!原作との差異に目くじら立てなければ、まぁ楽しめる。最高殊勲選手は「サラガドゥラ メティカブーラ ビビディ バビディ ブー♪」の歌も軽快に獅子奮迅の活躍を見せる魔法使い(フェアリ・マザー)。佳曲「ビビディ・バビディ・ブー」を生んだ功績に…7点。7点(2003-02-13 13:13:52) 867. 輪舞(1964) 原作はアルトゥール・シュニッツラーの同名小説で1950年にマックス・オフュルス監督により映画化されており、今回が2度目の映画化となる。このロジェ・ヴァディム版の出来は…監督の力量の差と出演者の演技レベルの差がモロに出てしまって何とも御下劣な笑い話に堕してしまっており、気品も格調もあったもんじゃナイ。女優陣がマリー・デュボワやジェーン・フォンダ、アンナ・カリーナでは、50年版のシモーヌ・シニョレ、ダニエル・ダリュー、イザ・ミランダと明らかに「役者が(格が)違う」。男優陣も同じく、50年版のジャン・ルイ・バロー、ジェラール・フィリップ、ダニエル・ジュランと、本作のジャン・クロード・ブリアリ、ジャン・ソレル、モーリス・ロネでは正しく”横綱と十両”といった感じ。お耽美「オレのワイフ、色っぽいだろ?」映画監督ロジェ・ヴァディムにはチト荷が重過ぎたのか、畑違いだったのか…??6点(2003-02-13 10:55:56) 868. 理由なき反抗 伝説のスター、ジミーことジェームズ・ディーンの出演第2作。なんだけど…3作中ではガクッと落ちる出来。ハッキリ言ってB級、ジミーなかりせば誰にも名作として記憶されなかったんじゃ?ただ、チキン・ランの場面はジミーの死因がポルシェ・スパイダーを暴走させての事故死だというコトを踏まえると、何か彼の辿る運命を暗示してるみたいで印象に残る。確かにモロ直訳ながら邦題は実にイイ!!6点(2003-02-13 10:20:58) 869. 私は告白する ヒッチコック先生にしては今イチ。モンティ神父が懺悔の内容をバラさずに、どう切り抜けるのか興味津々だったのに~!!何か最後で腰砕けっ!まぁ、打率10割のバッターなんて存在しないのと同じように、ヒッチの旦那と言えども凡打を放つコトもある。クヨクヨしないで、ヒッチコック先生!!Cheer up !! Take it easy !!6点(2003-02-13 02:45:42) 870. ジョーズ'87/復讐篇 ええ~~っ!!ブロディ、いつの間に死んじゃったの?何か未亡人になったロレイン・ゲイリーとかいうオバハンが主役になっちゃってるんですがぁ??マイケル・ケイン~懲りないヒトだねぇ、アンタも。「スウォーム」やら「ポセイドン・アドベンチャー2」やらへの出演から一体何を学習したんだ?しっかし、どうせ悪乗りするんなら「ニョキニョキッ!と物体Xチックに足を生やして上陸するリベンジ・サメの底知れない恐怖!!」…くらいな洒落っ気?というか暴走が欲しいよな、4作目ともなれば。それより何にもまして…音楽がジョン・ウィリアムズじゃなーーーーい!!本っっっっっ当に何から何まで取り柄ナシ。観ぬが吉~♪3点(2003-02-13 01:28:16) 871. 刑事ジョン・ブック/目撃者 《ネタバレ!》ダニー”マータフ”グローバーが当時無名の割に意外と重要な役で出てマス。でも、何かしょっぱいヤラレっぷりで拍子抜けデス(^^)。アーミッシュって暴力否定なトコロはクェーカー教徒っぽい感じ。しっかし、便所で殺人を目撃ってのは…イヤ過ぎるぅ!不潔よぉっ!!刑事物+西部劇と何とも欲張りなP・ウィアーに…6点。6点(2003-02-13 00:52:56) 872. グリース イイ度胸してるよナァ…オリビア・ニュートン・ジョン。青春物ミュージカルの筈が「欽ちゃんの仮装大会」的コメディに変貌した怪作がコイツ。ブリッ子なんて死語を思い出したよ(^^)。ああ~そうそう、「鯖を読む」って言葉も思い出した。イカン!誰か止めてくれ!!5点(2003-02-13 00:30:14) 873. 大いなる幻影(1937) 印象派の画家として余りにも有名なピエール=オーギュスト・ルノワールを父に持つ天才映画監督ジャン・ルノワールの格調高い反戦映画の最高傑作の一つ。その後、雨後の筍状態となる”捕虜収容所からの脱走”映画の最も優秀な雛形であり、実例でもある。コレを観た後ではスタージェスの「大脱走」ですら色褪せる。実際、ジャン・ギャバン扮するマレシャルが営巣入りさせられ、ハーモニカを通して監視の老兵と心通わせるシーンは、マックィーンのヒルツの場面にパクったんじゃ?脚本はルノワール自身と名脚本家シャルル・スパークとの共同で書かれたが、決して晦渋・難解に陥ることなく壮大なテーマを過不足無く描ききって見事!!加えて父譲りのワンシーンも忽せにしない映像感覚は、無駄な場面や冗長なショットを一切排して正に圧巻。マレシャルが煽動して「ラ・マルセイエーズ」を大合唱する場面は「カサブランカ」でポール・ヘンリード扮するヴィクター・ラズロが煽動するシーンの元ネタと思われるが、高揚感では本作が断然上回っている。特に脱走目前でスイス国境ケーニヒスベルクの収容所へ舞台転換するプロットは、列車の窓から風景がシフトする効果も抜群で「ニクイ」の一語。そこで出会う新収容所長ラウフェンシュタインをサイレント時代の巨匠エリッヒ・フォン・シュトロハイムに演じさせているのも、コレ又「ニクイ」。ピエール・フレネー演じるド・ボアルディユとの滅びゆく貴族の運命を語り合う場面では、敢えて二人に辿々しい英語を使わせて意志の疎通を図らせており、実に上手い。ドイツ語を話せぬマレシャルと仏語を解せぬディタ・パルロ扮するエルザが徐々に愛し合う場面は国際間の交流のお手本ともいうべき美しさを放ち絶品。本作公開の2年後に第二次世界大戦が勃発した事実を思い合わせれば、マレシャルがドイツ人エルザとの再会を願うラストは確かに「大いなる幻影」なのかもしれないが、それでも願わずにいられなかったマレシャル=ルノワールの如くありたいか、ローゼンタールのようなシニカルで因果なペシミストでありたいか、の二択を迫られれば、私は躊躇無く前者を選ぶ。10点(2003-02-12 12:25:26)(良:1票) 874. ショーガール 第16回ゴールデン・ラズベリー賞・授賞式に自ら出席し、授与された最低映画賞のトロフィーを笑顔で受け取った壇上のポール・バーホーベン監督曰く…「Something is better than nothing.」(何も無いよりゃマシ)だそうだ。まぁ、私ゃ男性の端くれなもんで(^^)…オマケして5点。他のラジー作品よりは潔いと言えば潔いと思うけどナ。5点(2003-02-12 03:02:01)(良:1票) 875. ポルノスター 主人公の「お前もいらん」は何か陳腐な感じで、「タクシー・ドライバー」のトラヴィスをパクろうとしてる積もり…なのか?個人的には杉本哲太の下品なギャグ「金銀パールプレゼント~!!」が寒くて…直後に主人公から物凄い数のナイフを突き立てられまくるのも止むナシと思った(^^)。4点(2003-02-12 02:26:41) 876. ガルシアの首 ウォーレン・オーツは脇でグッと光るタイプだが、主役ってガラじゃあないよな。全編通してグイグイ引っ張っていくにはチト役不足。ペキンパーとしては確信犯とは思うが、何とも薄汚い映像は矢張り2時間近く観るには苦痛。ロバート・ウェッバーとギグ・ヤングのホモ殺し屋コンビが気色悪過ぎ。個人的にホモやら近親相姦やらは例えどう描いていようと拒否反応しか起きないので…5点、悪しからず。バイオレンス描写のみ評価ってコトで一つ夜露死苦。5点(2003-02-12 02:07:35) 877. 素顔のままで 「ゴースト/ニューヨークの幻」での可憐なデミ・ムーアはもう居ない…。第17回ゴールデン・ラズベリー(ラジー)賞の栄誉に輝いた?のがコレ。モチ最低主演女優賞もゲット!!「脱出」で男の色気を横溢させたバート・レイノルズも無残な老醜を曝し、泣けるゼ。4点(2003-02-12 00:43:30) 878. バトルフィールド・アース アチラじゃベストセラーだとかいうL・ロン・ハバード原作のSF小説(未読)を映画化した本作。確かに第21回ゴールデン・ラズベリー(ラジー)賞に輝くだけのコトはある。トラボルタの鼻チュ-ブにゃクラクラするゼ!!うーーーーーーむ、原作…読んでみよっかな?4点(2003-02-12 00:29:31) 879. ランボー/怒りの脱出 コイツが輝かしき第6回ゴールデン・ラズベリー(ラジー)賞・堂々の受賞作品!!スタローンは併せて最低主演男優賞まで受賞してホクホク…した訳ナイか。終戦から10年も経て、臆面も無く非常識かつ挑発的な本作を発表したコスマトス、スタローン、キャメロンの神経を疑う。アメリカの良識ある映画人の眉を顰めさせた迷作アクション映画に…4点!!4点(2003-02-12 00:06:33)(良:1票) 880. 嵐の中で輝いて 「オーメン」で秀抜な脚本を書いたのがウソのようなデビッド・セルツァーの余りに平凡な監督作品。栄えある第13回ゴールデン・ラズベリー賞に輝いたコトをキッチリ踏まえて、余程の覚悟をなさった上で御覧を。個人的にはメラニーが第1級戦犯でデス・バイ・ハンギング!!てな感じ。5点(2003-02-11 05:01:36)
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