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861. モーターサイクル・ダイアリーズ 旅の醍醐味は、知らない場所で歩き、触れ、味わい、見聞し、その時に自分の中の何かを化学反応させる事。決してそれは逃避でなく向き合う姿勢であり、旅以外では得ることができない化学反応だ。 そういう旅の魅力に満ち溢れている本作は、まさしく珠玉。 ちょっと、チェ・ゲバラについてもう少し知りたくなっちゃいました。しかしモノグサな私は南米に行く気力もお金も根性もないので、机上で知った気になってみます。 しかし、こんなにバイクでコケるロードムービーは、観た事ないなぁ。笑。[DVD(字幕)] 9点(2005-10-17 22:27:29)《改行有》 862. チェ・ゲバラ/人々のために モーターサイクルダイアリーズ観て→チェ・ゲバラの半生を語った「遥かなる旅(だっけか?)」を読んで→本作、に至ったのですが、たしかにこの作品はチェ・ゲバラに対してある程度の知識が要りますね。その点で「チェ初心者」な人にはちょっとしんどいかも。しかし「チェ・ゲバラがいかに愛されているか」という点では、コメンテイターの表情を見ればよくわかる。チェ・ゲバラに興味を持った人なら、この作品は中級の入り口?と、言えましょう。そんな私にとってこの作品は、チェ・ゲバラという男が私の中で序々に大きくなりつつある、と、感じさせる作品です。しかし、医者としてのチェは最低だったというコメントは、誰もしなかったなぁ…。「チェに治療されるぐらいなら死んだほうがマシ」っていうぐらい酷かったらしいですよ。まぁ、ゲリラ戦の最中で設備もクソもないっていう状況も手伝っての事なのでしょうが。[DVD(字幕)] 6点(2005-10-17 22:25:52) 863. ボーン・アイデンティティー ソツなく面白い。しかし、その「ソツのなさ」が観る人によっては物足りないかも。 ヒロイン(?)が髪を切った後に「あ、ラン・ローラ・ランのひと!」と気がついたため、後半は、やっぱ走って逃げんのかな?と、馬鹿馬鹿しい展開を予想。M・デイモンは、カッコいい。結構。[DVD(字幕)] 8点(2005-10-14 10:16:26)《改行有》 864. アトミック・カフェ むか~し、ソビエトで核実験の跡にできた穴に水が貯まり、湖状のリゾート地っぽくなっちゃったその穴でニコヤカに泳いでいる兵士の映像を見たことがあります。あぁ~な~んにも知らないんだなぁ。知らないでいるって言うのは何と罪深いことなのか。踊らされるって言うのは何と無様なものなのか。プロバガンダの怖さ、満載です。現実の核ミサイルほどじゃないにしても。[DVD(字幕)] 8点(2005-10-08 08:37:59) 865. ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ そこそこ絵は綺麗で良かったが、雑な作りだな東映アニメは。[ビデオ(字幕)] 5点(2005-10-08 08:25:00) 866. スーパーサイズ・ミー 《ネタバレ》 「この価格でこの味が提供できているのだから問題ない。ここまでやればチンパンジーだって美味しいって言うよ。」と、某(某になってないじゃん!)ファーストフード大手の社長が株式一部上場を果たしたときにコメントした時からアンチマック派(関西人なのでアンチマクドか?)の私。この作品のおかげで、ますます近寄り難い店になりつつあります。これもいわゆる「メディアの影響力」の一種なのでしょう。 ファーストフード店・外食産業の在り方が問題の全てなのではなく、ついつい手軽に利用してしまう・利用させられてしまう消費者のイージーさにも問題がある、と思のだが、本作はその点についてファーストフード業界に責任を過分に押し付けているように見える。しかし「一ヵ月間・一日三食マックの食事」という馬鹿馬鹿しい実験に、自分の健康を賭けて挑むスパーロック氏の姿は、歪んだ食文化に対しての意義ある「警鐘」である、と思う。 しかし、アメリカ人の子供が「イエス・キリストは知らないがマックのドナルドは知ってる」じゃあ、遺憾だろ。爆笑。[DVD(字幕)] 8点(2005-10-08 01:08:28)《改行有》 867. エクソシスト ビギニング 確かにこの作品「エクソシスト初心者」には「ビギニング」な割りにビギナー向けではない。そこが、しんどい。W・フリードーキンがもう一回監督すんのかな?と、かなり期待してたらR・ハーリンか…もうちょっとシブイめの監督で撮ってほしかったなぁ。しかし、ラストシーン(の、一歩手前か)の「死屍累々」は、すごいシーンだと、個人的にはそう思う。[DVD(字幕)] 6点(2005-10-01 10:35:48) 868. ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空 《ネタバレ》 極々当たり前の、どこにでもあるよ~なキッズ・ナップ・ムービー。子供にゃ動画の良し悪しなんざわかんないも~ん。大スクリーンで、子供興奮!ナメック星人口笛に弱し!「ボクやったら、ぜったいナメック星人には、勝てんねん。くちぶえで、たおすねん」とか言ってる子供に「ハイハイ。すごいね~帰りは百貨店の屋上で美味しいモン食べよぉな~?」とか言いつつ帰宅する親子の祝日的風景が、目に浮かぶ。私、大人げ、無いですか?(大人げ無いよ!)[ビデオ(字幕)] 3点(2005-09-24 16:12:14) 869. うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー 「ここにはラムがおらんではないか」の、台詞がいい。欲深い男だ。諸星あたる。監督お得意の「現実と虚構の狭間でウニウニ」な世界観。もはや、お家芸。[映画館(字幕)] 8点(2005-09-24 16:07:16) 870. アルビノ・アリゲーター この手の映画にしては緊張感が、薄過ぎ。ケビン・スペイシー監督なのか!今気が付きました~。[映画館(字幕)] 4点(2005-09-24 15:59:18) 871. からくりの君 レビューあるのか!笑。じゃあ参加しよう。え~藤田氏の漫画はアニメに向きそうで向かない。と、思った。でもまぁ、頑張った方。エロっぽいのも、この作者の一寸した持ち味?が、反映されたと思っておこう。言及すまい。原作は補うに余りある骨っぽさも持ち合わせているし、藤田作品は泣かせる話も巧い。それだけにコアな原作ファンは、アニメの不出来に泣くことも多いだろう。・・・おっとこれじゃあ「藤田和日朗フォロー」だ!横道に反れまくってしまった・・・。「からくりの君」レビューだ。ん~・・・。どうも即席で製作したっぽい。インスタント臭さが残るのがこの手のアニメの宿命って言うんなら、もぉやめてしまえ。と、思う。[ビデオ(字幕)] 3点(2005-09-17 10:35:21) 872. デビルマン この作品をウカツにも観てしまった。ウカツ。「好奇心猫をも殺す」というが、それなら正しくこの私もその殺された猫だ。ツッコミ所なんて数えだしたらキリも無い。キリが無さ過ぎ具合は、他の追従を許さない。ゆえに割愛。観た後の感想だけ、述べさせて貰えるなら、こうだ。「ヤベ!怒りで、今ならデビルマンに変身できそうや…俺!」皆さん、背中にチョロッっとデビルウイング生えてませんか?[DVD(字幕)] 1点(2005-09-10 13:09:45)(笑:2票) 873. シンドラーのリスト 自分の中にある正義も、たまには疑ってみたほうがいい。本当の価値とは何か、についてもだ。そして尊厳とは何か。自由とは何か。根元的な、何か。それらは風潮・国勢・流行・隣人の囁きに対してどのような変化をするのか。そして結局私は何を捨て、何を得ることができるのか。この作品を観たあとに、色々考えてみた。愚にもつかない試行錯誤を幾度幾度と。結果、小粒の結晶のような何かが、生まれたような、気のせいのような。決して器用とはいえないシンドラーの正義が、もたらしてくれた様な、何かだと。大袈裟にも、そう思った。[ビデオ(字幕)] 10点(2005-09-10 12:56:32) 874. アンドリューNDR114 「汝、生きる意味とは、何ぞや?」という人間の永遠のテーマともいえる御題目を、アンドロイドも一緒になって考えてしまったっていう作品。ついでに私も一緒に考えてみた。永遠や完全なるモノは、なんて陳腐なんだろう。不完全である事の素晴らしさが人間の価値なんだろうよ!ビバ人生!と、ついついエセくさいモラトリアム賛美な発言を。なかなか、やられたーってな感じに襲われました。[ビデオ(字幕)] 9点(2005-09-08 16:19:49) 875. デッドマン・ウォーキング 私は、死刑制度には反対派の人間だ。 そして親兄弟、友人、恋人、みな殺人の被害者にも加害者にもならずに平和に暮らしている。しかし、イザ当事者になってみたらどうなるのだろう。 私の乏しい想像力では、どうもピンとこない。現実にそういう被害には決して合いたくないが、想像の域を出ないまま、答えの出ないままだ。 長くなったが、そういう私にとって、ひとつの指針となりうるかも知れない作品が、コレだった。 観た後もやはり答えなどはでてこないのだが、誰も死なないで、誰も悲しまない方法についてもっと悩んでみてもいいんじゃないかな、と思う。そういう作品。[ビデオ(字幕)] 9点(2005-09-04 07:40:14)《改行有》 876. マイ・ネーム・イズ・ジョー 誠実に生きたい。立派じゃないし、ちょっと貧乏だけど、掌中の小さな幸せを糧に心豊かに過ごしたい。でも、悲劇って容赦ない。うまくいかない。上手に立ち回れずに、誰かが傷つき、誰かを傷つけ、大事なものが褪せていくし、消えてもいく。緩やかな毎日は、小さな満足と悲しい後悔の繰り返し。だけど、人生って、やっぱり、言葉にできない、醜く美しく、大事な何かだ。何と愛しいのか。[ビデオ(字幕)] 9点(2005-09-04 07:30:01)(良:1票) 877. プレデター2 「脚本の良し悪しなんざわかんねぇよ。俺ら」という俺ら素人目にも、如何に脚本が薄くテンポ悪いかがわかる。そこまで陳腐な脚本って、ある意味凄いと思う。フェミニストのプレデターという設定も、どうなんでしょ。何よ。プレデターのイメージ美化習慣でもあったのか?当時。中途半端な時代設定も、なんだかなぁ。1997年って、ツッコミ入れないでは観れない時代設定じゃない?意図あんのかな?ワカラン。で、冒頭の銃撃戦とか結構悪くないが、後半のアクションのダレダレ感はどうした事?オチもなんか陳腐だしな。まぁ、悪いが、所詮B級か。アクション続編作は。[ビデオ(字幕)] 4点(2005-09-04 06:50:21) 878. 女優霊(1996) ラスト前の8分目までは、タラタラとしてはいるものの不気味でいい。少し匙加減が野暮ったい「恐怖感」ではあるが。しかしラストの妙な「やっつけ感」は、何?そこそこ美味しい平凡な和食店で、デザートにフルーチェ出されたかのよーな、龍画点睛(というほど大げさな作品ではないが)を欠いた感じの作品。[ビデオ(字幕)] 5点(2005-09-04 06:36:59) 879. 不機嫌な赤いバラ 年齢に縛られることなく、我儘が許されるのがイイ女の条件である。という理論が遺憾なく発揮。そしてその我儘に簡単に屈しない(屈せない)のも、吹けば飛ぶようなではあるが男の可愛い意地なんである。そう思う。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-09-04 04:39:13) 880. ラ★バンバ 「ロックンロール。こいつに当てはまる日本語がない」と、甲本ヒロトは言った。確かに俺もそう思う。でも、この作品を観ればいい。観た後にスピリチュアルな何かを受け取れれば、そいつがおそらく「ロックンロール」なんだ。トレンドなんて後からついて来りゃいいんだ。時代の徒花には、成り下がらないスピリッツ。グレイト。グレイトフル。[ビデオ(字幕)] 9点(2005-09-04 04:27:17)
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