みんなのシネマレビュー |
|
901. ホーム・アローン2 私はこっちのほうが1より好きですね。ホテルでのマシンガン等爆笑シーンあり、鳩のおばさんのほろりと温かくさせるシーンありで、よくできたコメディだと思います。今改めてみると、多少飽きてきていますが、何度みても面白いところは面白い!よくみると、今回はカルキン君がホテルにいて悪戯する時間のほうが長いんですね。皆さんおっしゃる通り「っていうか、やりすぎ。死ぬだろ、普通」という場面が多いですが、私は嫌いではないです(笑)。8点(2004-06-04 14:07:16) 902. 世界の中心で、愛をさけぶ 《ネタバレ》 とても切ない気分になる。見ていてつらくなる映画は好きじゃないけど、この映画は別。 朔太郎たちの心情を思いやることによって切ない感情が沸きあがってくる、そんな作品。瀬戸内海沿岸の寂れた風景、孤島の白い砂浜と海水浴、雨の滴る学校の体育館。それらは私の心象風景の中の原体験を想起させ、心の深いところを揺さぶってくれる。 高校時代のシーンも良いが、現在のサクがウォークマンを聞きながら想い出の地を巡り、2人の過去へ想いをはせる場面が秀逸。哀しげな旋律のピアノが流れた後、「なんで忘れちまうんだろうな」と泣くシーン。ここでの大沢たかおの演技が良い。 空港での「助けてください!」という悲痛な叫びは、残酷な運命をもたらした神に対するものだろう。 最後のテープメッセージへのアンサーソングである平井堅の「瞳を閉じて」は、この映画にふさわしい出来。また、病床のシーンに流れる渡辺美里の「きみに会えて」も、思い入れがある曲だけに嬉しい。[DVD(邦画)] 8点(2004-06-01 17:56:56)《改行有》 903. ミニモニ。THE(じゃ)ムービー お菓子な大冒険! えー、見終わってから結構経つのでところどころ忘れかけているが、はっきりいってオコチャマ向けの駄作。じゃあ、なんでお前みたいのが見るんだというツッコミはなし。マシュマロマンならぬシュークリームマンと、おかしなお菓子の歌、それからもう一つのシーン(忘れた)(忘れるな)に各1点献上。3点(2004-05-31 10:22:21) 904. プレイガール 下の方が仰る通り、私も40年代の元ネタをまったく知らずに見ましたが、なんだかなあという感じでした。いやストーリー云々はまだいいとして、このアクションはどうにかならないでしょうか。素人の方ばっかりで、スタッフの方も苦労されたのはわかりますが・・・アクションの半分が粗い画像で出来ているのを見ると・・・。敵方の女性は元女子プロ出身の方でしょうか(笑)。カウンセリングで海潜ってますよ~とかいうシーンが良かったです。あんなカウンセリング一度受けてみたい!全体的に昨年ドラマであった「ドールズ」を思い出しました。4点(2004-05-28 22:49:30) 905. ライアー ライアー とりあえずジム・キャリーのワルノリでしつこすぎる演技が目に付きましたが、最後のほうはしっかりまとまっていたし、良かったんではないでしょうか。70【かんたーた】さんに同じ。嘘がつけなくなると、人間どういう風になるか、特に今まで嘘をつきまくっていた人にとっては、リアリティを持ってそれを見ることができる貴重な作品です。6点(2004-05-28 22:40:21) 906. マルコヴィッチの穴 他人の頭に15分だけ入ることができるという発想自体に点数をあげたい。こんな奇抜なアイデアをよく思いつくものだと感心。ただ中身は自分が想像していた内容と全然違っていた。前半部分は興味深かったが、決して笑える内容ではなかった。後半については、はじめて見た私にはよくわからなかった。どうやってこのネタを引っ張るのかな~と思ってみているうちに、人間関係をドロドロとひねりすぎていて、ラストにいたっては「??」。哲学的な意味もあるんだろうけど、教えてくれなきゃわからないような映画はあまり好きではないっす。5点(2004-05-24 10:40:12) 907. レイダース/失われたアーク《聖櫃》 《ネタバレ》 子供の頃から見てきた作品で、自分の中でのアクション映画の原点ともいうべき映画。 冒頭からノリのいいテンポ溢れるシーンが続出し、見る者を惹きつける。とくに冒頭の場面は、いくら結末が分かっていてもドキドキハラハラさせられてしまう。おいしいところばかりで、飽きさせない。 人間味溢れる主人公、敵役もまた魅力がある。ナチスドイツのメガネのおっさんが、ヒロインに煙草の煙を吹きかけられてゴホゴホとするところや、雪の中に手を突っ込んで「ア~キモチイイ~」とかするコミカルなシーンもお気に入り(笑)。そういえばガキの頃、最後のほうで顔が溶けていくところとか、骸骨がなぜが「キシャー!」という音を立てて襲ってくるところが怖くて顔をそむけたりしてたっけ。 アークの正体も、かえって本物らしい展開で良い。 文句をつける点があれば、残酷なシーンが続くところとやっぱりお宝のために人を殺しすぎるところ。アラブ人のおっさんを銃で撃ち殺すシーンは何度見ても違和感が残る。あれが同じアングロサクソン人でも同じことをしたの?と問いただしたい。後ろのターバン巻いたエジプト人も飛び上がって喜んでいる場合じゃないでしょ。 時代が時代かもしれないが、今の世界の現状を見ればテレビ放映でカットされても文句は言えまい。[DVD(吹替)] 7点(2004-05-23 09:41:06)(良:1票) 《改行有》 908. セント・オブ・ウーマン/夢の香り 名作と呼ばれるにふさわしい内容で、見る者に感銘を与える映画。「Whoa!!」アルパチーノ演じる偏屈な退役軍人が、次第に心を開いていく様を見事に演じきった。心の闇を取り除くことができなかった男が、人間としての誇りを取り戻していく。…とここまで書いたらそれはそれは高得点だろうと思うけれど、評価は7点。だってアルパチーノのオッサンが、どれだけ自分に自信を持って心を開いても、それはただ真人間に戻っただけ。今まで人に迷惑をかけた罪ほろぼしにはならないと思う。前半部分の、人を卑下し、見下ししきった態度には閉口。普通の大人相手なら、彼の親戚のような白い目でみられても仕方が無いんじゃないか。という思いで見ていたので、正直言ってあまり良い気分で見られる作品ではなかった。ただ皆さん仰るように、全体的に見れば良い映画だと思うし、タンゴを踊るシーンや最後の演説など頷かせられるシーンも多かった。生徒総立ちでの拍手のシーンも私は肯定的。テレビで見て1時間近くカットされていたので全部を見てみたい。 (2019.3追記)開始10分で見るのが嫌になった。長すぎるし、肌に合わない。[CS・衛星(字幕)] 5点(2004-05-20 20:40:52)《改行有》 909. ダイ・ハード 無闇にドンパチやってる映画は基本的に嫌い。ザ・ロックも面白くなかった。この映画もよく出来ているとは思うが、銃をやたらめったら振り回して敵を撃ち殺すシーンを見て何が面白いのか、という思いでずっと見ていた。ただし、高得点を取っているだけあってストーリーはよく出来ているし、ドキドキ感も高い。ただ、何回も見たい映画とはどうしても思えない。6点(2004-05-19 22:17:52) 910. アルカトラズからの脱出 《ネタバレ》 全体的な印象としては67【あまね】さんや57【SARA】さんと同じく、余分な贅肉を落とした地味な映画ながら、スリリングなサスペンスを味わえる作品。特に中終盤は、ドキドキの連続。看守がフランクの頭を触るところなんかは「やめろ~」って叫びたくなっちまう。 ただ、脱出後の爽快感に欠けるところや画面が暗いところなどがマイナス点か。 印象的だったのは、ところどころに登場する菊の花。キクを踏み潰してどれだけ自由を奪っても、心の中の菊(=自由)まで奪うことはできないということだろう。 (2019.12追記 どうしてもショーシャンクと比べてしまうのだが、こちらの看守や他の囚人たちはいたって自然でGOOD。いちおうホモ的な話も出てくるが、凄惨なことにはならずで良い。大きく違うのは脱獄してからのエピソードがまったく描かれておらず、カタルシスに程遠いこと。指を切断したり、ネズミを飼ってた男が急に倒れたり、一人は行き遅れたりと意味不明なシーンがかなりあるのがマイナス点。ただ脱獄のスリリングさを味わう映画。7点→6点へダウン)[CS・衛星(字幕)] 6点(2004-05-17 11:07:38)《改行有》 911. JAWS/ジョーズ 《ネタバレ》 巨大サメが漁師を飲み込むところなど、かなりリアルなパニック娯楽映画。ズンズンズン・・・という効果音が恐怖心を掻き立てるスピルバーグの傑作、といいたいところだが。193【poppo】さんの仰る通り、パニックかつサスペンスフルな前半はいいとして、海洋アクションの後半はいただけない。3人の男の、傲慢で独り善がりな態度はどうしたことか。彼らを見ているだけで頭に来るのは私だけなのか。いがみ合わず、お互いに協調していれば船が沈むことは無かった。エンディング、仲間が無残に殺されたというのに、何が「アッハッハ」だ。台無しになっている。5点(2004-05-14 00:16:46) 912. 天国から来たチャンピオン 《ネタバレ》 2017.5に再見。というか、投稿するまで見ていたことを忘れていたんですが(笑)。 まあ良い映画です。コメディーとあるだけあって毒のない笑いがアクセントになっていて面白い。 中盤から終盤にかけてシリアスになっていき、ややだれもするのですが、ラストシーンでやられましたね。 自分の存在が消えるとき、それはつまりは死ということですが、それは記憶の消滅ということなんですね。 ひとり残ったQBに、ジョーだと思い込んで話しかけるがつれない態度をとられる。 それはジョーが消えてしまったということを意味しています。 観るものをそんな悲しい気持ちにさせておいて、ラストシーンは演出が上手すぎる。 「あなた、QBね?」永遠の名セリフではないですか。これだけで1点プラス。 私自身が立ち直るきっかけを作ってくれた貴重な映画です。 ゆっくり心を込めて観たい映画です。 ■オリジナルの投稿 期待しすぎたのが良くなかったのか。展開についていけないこともあったし、どうしても古臭さを感じた。 それでも、切ないストーリーには共感できるものがあった。ラストともども、雰囲気はよい。 何回も見ると味が出てくる作品なのかもしれない。 惜しむらくは、私がアメフトに疎くてついていけない話題だったこと。アメフトがお好きな人は特におすすめです。[CS・衛星(字幕)] 7点(2004-05-13 15:52:50)《改行有》 913. 仔犬ダンの物語 子供向けという気がしましたが、そつなくまとめているという点で、この点数。ちょっとした泣き、感動が味わえます。嫌味や管理人や学校の友達など少しシリアルすぎる展開が残念といえば残念。5点(2004-05-11 09:18:06) 914. 大誘拐 RAINBOW KIDS 《ネタバレ》 期待していたほど面白くはなかった。それでも、誘拐された婆さんが逆に誘拐犯のリーダーになるという設定は群を抜いて面白い。原作を読んでいなかったので、途中の展開が少しわかりづらかったものの、事件解決以降のエピソードもうまく出来ていると思う。ただ、十数年前の邦画のせいか、台詞が聞き取りづらくて演技も拙いというところが残念といえば残念。時間があれば原作も読んでみたいけど。。。6点(2004-05-08 18:49:32) 915. 60セカンズ 車にまったく興味がない人間にとっては、訳がわからないシーン多数。期待していたカーアクションも取りたてて挙げるものはない。決して悪い映画だというつもりはないが・・・「♪Some things hurt more much more than cars and girls...」3点(2004-05-08 12:00:18) 916. 続・猿の惑星 ここで言われているほどひどい作品ではないと思った。54番の方が言われているように、低予算等さまざまな事情を考慮してみると、わりと良く出来た作品なのかもしれない。37番の方の意見も頷けるところがある。なかなか言葉を発しない女人間が「テイラー!」と言うところなども名シーン。あいかわらず最後までドキドキして見ることが出来るし、ここぞというところでカメラが顔にゆっくりと向かっていくところがいいんだな、また。ただ、名作である「猿の惑星」の続編であることを考慮すると、かなりのパワーダウンである点は否めない。6点(2004-05-03 11:05:53) 917. 梟の城 点数をみてイヤな予感はしていたのですが、やはり的中。最後までみるのに相当な根気を要しました。キャストや脚本が言われているほど悪いわけではないんでしょうが、原作を読んでいないのでとにかく訳がわからない。やたらと人が出てくる割に、それぞれのつながりが分からず、中途半端。もう少しわかり易く、観客の立場に立ってほしかったです。二人の女は結局何だったのか、最後まで見ても訳がわかりません。画面も全体的に暗くてわかりづらい。題材的には面白そうな内容だっただけに、監督の手腕には失望しました。3点(2004-05-02 12:28:32) 918. ヒマラヤ杉に降る雪 他のどの作品とも似ていない、異色の作品。彩色に乏しい画面に、心が洗われるような流れる映像と音楽。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」というより、「メッセージ・イン・ア・ボトル」を思い出しながら見ていた。裁判の中身は原作を読んでいないので最後までわからないところばかりだったが、主人公二人の心情はうまく描かれていた気がする。老弁護士の最後の弁護も良かったしね。彼の演説を聞くだけでも見る勝ちがある作品。7点にしようかどうか迷ったが、何回も言っているように見て元気になれる映画はあまり好みでないので、6点献上。6点(2004-04-29 21:41:37) 919. ロレンツォのオイル/命の詩 映画としては、本当によく出来た作品だと思う。どうしても深刻で暗くなりがちなトピックを、ここまで観る者に引きつけさせるのは名作の証。グレゴリー聖歌のようなクラシック音楽や最後にテロップで流れる子供たちの笑顔も魅力的。個人的には、階段で泣き叫ぶお父さんの姿がいちばん心に残っている。いろいろ考えさせられるいい映画だと思うが、もう少し気楽で楽しい映画が好みなのでどうしてもこの点数。7点(2004-04-27 13:16:47) 920. 大安に仏滅!? 「お日柄もよくご愁傷様」の続編。こちらも非常に日本的な映画。橋爪功が、「丸く、波風立てず」という典型的事勿れ主義の父親を好演していてよい。前作と比べて特筆すべきエピソードがなく、ごくごく普通といった印象。一度見たら充分といった感じ。日本人らしさが前面に出た作品なので、西洋人にはとても理解しがたい映画なのだろうと思う。[映画館(字幕)] 4点(2004-04-21 20:58:24)
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS