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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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901.  メジャーリーグ 《ネタバレ》 ちょっと待て。いくら選手が成長するといっても、開幕前のあの体たらくで優勝できるほどメジャーリーグは甘くはないぞ!とは思うものの笑って許せる。やっぱりよく出来たコメディだと思うし、軽さの中にメジャーのキャンプの招待選手がふるいにかけられていくシビアな一面なんかも巧く見せています。 今やスポーツニュースのメジャーリーグコーナーなんかでも定番となった“wild thing!”の使い方も絶妙。雑草集団インディアンズがエリート集団ヤンキースを打ち負かす。スポーツものとしての醍醐味や爽快感もしっかり味わえる素晴らしき予定調和。 トム・べレンジャーのいぶし銀のいい味も、ウェズリー・スナイプスの軽さも良かったし、監督の前職がタイヤ屋ってのがまたいい。雑草集団の多彩な顔触れも楽しかったです。[DVD(吹替)] 7点(2013-01-29 22:13:45)《改行有》

902.  マイ・フェア・レディ やっぱりこの頃までのミュージカルって陽気で楽しくっていいですね。本作の場合は3時間近い長尺ですが、やっぱり楽しいのでそれ程長さを感じさせません。 特にインターミッション前ですね。僕のお気に入りは、イライザが花売り娘からレディへの第一歩を歩み出す頃。基本的に本作はダンスが絡むシーンは少なく歌が中心となっていますが、イライザ、教授、大佐の3人が陽気に歌い踊る“スペインの雨”、そして口の悪い花売り娘だったイライザのレディへの変身を予感させるように、オードリーがそれまでとは一変してチャーミングになる“踊り明かそう”もいいですね。さらに続く“アスコット・ガヴォット”での色彩感覚も見どころです。 でもインターミッション後がちょっとテンションが下がっちゃうんですよね・・・。それでも主役抜きで下町の面々が陽気に賑やかに歌う“時間通りに教会へ!”がそんな雰囲気を一変させてくれます。 この時既にオードリーは30代半ばなのですが、やはりオードリーには娘役がよく似合います。[DVD(字幕)] 7点(2013-01-26 22:11:13)《改行有》

903.  戦場のアリア 戦場の最前線で敵味方に分かれて戦う兵士達。彼ら兵士達に一体何の違いがあるというのか。故郷に家族が待つことも、死者を弔う気持ちも、信仰も同じ。 違いは彼らが別の国に生まれてきたこと。そして本作に登場するのはその国同士が戦争になったがためにそこに駆り出された普通の人々。そんな兵士達の一夜限りの休戦を通して、戦争の愚かさと平和の尊さを見事に描いた作品です。ほんの少しだけ挿入されるユーモアも良かったです。 微妙なのがダイアン・クルーガーの存在。本作は男だけの映画になっても良かったのではないか?という気がしました。しかし美しい歌声に癒される両軍の兵士達の表情を見た時には、このシーンのためだけでも良かったのかなと思うとともに、彼女の歌が吹き替えでもいいと思えました。 この休戦がクリスマスの一夜限りと考えると虚しさも感じますが、キリスト教を信仰する人々にとってのクリスマスが持つ意味の全ては僕には分からないのかなと、そんな気がしました。 その一方で終盤での戦場の神父さんと司教の会話と、その後の司教の説法からは宗教とは一体何なのかと考えさせられます。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-01-22 21:12:15)《改行有》

904.  ビッグムービー フランク・オズ&スティーブ・マーティン。僕の大好きな名コンビです。やっぱりこの2人が組んだ映画は楽しいですね!日本未公開なのが残念ですが、まあ仕方無いのかな・・・。 そこに2役を演じたエディ・マーフィーまでが絡みます。何度もコンビを組んでいるオズ監督とスティーブは息もピッタリという所ですが、エディも本当に上手くはまっています。様々なシーンで恐怖に怯えるエディの演技(特に駐車場とハイウェイのシーン!)には本当に笑わせてもらいました。 更にこんな映画に何故かテレンス・スタンプが出ていて、一人大マジメに硬い演技を披露しているのですが、これもまた作中のいいアクセントになっていたりします。 映画のノリとしては典型的スティーブ・マーティン映画で、好き嫌いが分かれるノリの作品ですが、スティーブとエディ、二大コメディアンの楽しい競演とコメディ職人フランク・オズの手綱さばきも冴えるアメリカン・ドタバタバカコメディです。[DVD(字幕)] 7点(2012-12-21 22:26:08)《改行有》

905.  突破口! 《ネタバレ》 盗難車、警察、銀行強盗。冒頭の銀行強盗までの流れから非常によく出来ています。強盗の捜査をする警察に、いわくつきのカネを取り戻そうと躍起になるマフィアの二手から徐々に包囲網を狭められていく中盤から終盤の流れも非常に面白い。 一見こういう映画には似合わないとも思えるウォルター・マッソー。でも、この人は「サブウェイ・パニック」なんかも同じですが、映画の中で自分のカラーを見事なまでに出していく。 常に危険と隣り合わせながらも、敵に先んじて常にその危険のわずか外を飄々と行くマッソー。もうこうなるとマッソーの独壇場。ラストの飛行機対クルマの対決も見応えがありました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-21 22:21:24)《改行有》

906.  25年目のキス 楽しくて、素敵な映画でした。こうした“女子のハイスクールに戻って青春時代やり直しモノ”、例えばコッポラの「ペギー・スーの結婚」なんかを思い出すのですが、女子高生に見えないというのは当然のこと。 25歳、あるいは「ペギー・スー」は30を過ぎてましたが、ハイスクール時代が既に過去になってしまった人が、自身の本当のハイスクール時代を思い出しながら、違和感や戸惑いがありつつも、もう一度ハイスクールをやり直し楽しんでいる姿がいいんだと思います。 本作を見ているとドリューは本当にいい女優さんだなあ・・・と改めて感じますね。上司、弟、先生といった脇を固める男優陣もそれぞれにいい味を出していました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-11 21:10:16)(良:1票) 《改行有》

907.  人生の特等席 《ネタバレ》 本当は上手くやっていきたい。しかし我が子との向き合い方に悩み続けてきた少々偏屈な頑固オヤジ。イーストウッドが俳優として一旦区切りを付けた傑作「グラン・トリノ」を思い出した。 俳優としての復帰作は、長年自身の元で働いてきてくれた愛弟子の監督デビュー作。ロバート・ロレンツにとっても師匠イーストウッドはやっぱり頑固オヤジだったのでしょうか。 ブレーブスの老スカウト、イーストウッド。一方敏腕弁護士の娘、エイミー・アダムス。共にそれぞれの職場で微妙なチームの一員に自身の居場所を脅かされている。父と娘のドラマと、それぞれの仕事が同時進行で進んでいき、最後はそれぞれの微妙なチームの一員がミスを犯し、父と娘の関係も修復への道を歩み出す。個人的には安心して見ていられる、こういうドラマは好きです。 最終盤で、序盤に登場したピーナッツ売りの若者や、スランプに陥った自身がスカウトした若手選手のその後を出すあたりは、忘れかけていた序盤のちょっとした登場人物を上手く活かしていたと思います。 引退を考え始めるイーストウッド演じる老スカウト。しかしラストでチームは契約延長を申し出る。これは「クリント、引退なんてまだまだ先だよ。」そんなロバート・ロレンツからのイーストウッドへのメッセージであるようにも思えました。[映画館(字幕)] 7点(2012-11-30 23:12:29)(良:1票) 《改行有》

908.  戦火の勇気 僕はラブコメのメグが好きなので、こういう映画にメグはどうなんだろうか?という思いがあって今まで見ていなかった作品。ちょっと心配しながらの鑑賞となりましたが本作のメグ・ライアン、良かったです。 兵士、それも指揮官としては線の細さは感じましたが、兵士の食い違う証言の回想シーンではそれも良さの1つになっていて、強さと弱さをよく演じていました。 食い違う部下達の証言を軸にした謎解きも、デンゼル演じる部下を死なせてしまった男と上官を死なせてしまった男たちの帰還後のドラマとしても見応えのある作品。(ルー・ダイアモンドの最後の行動は極端すぎると思いましたが・・・)戦争後遺症の心の傷が癒えない男を演じたマット・デイモンの好演も印象に残ります。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-11 00:20:06)《改行有》

909.  裏切りのサーカス 東西冷戦下のスパイの哀しき人間模様を描いた重厚感のあるドラマ。 どちらかというと謎解きに軸足が置かれており、サーカスの上層部に紛れ込んだ“モグラ”の正体を捜査していく老スパイ、スマイリーを演じたゲイリー・オールドマンの渋くも威圧感のある演技を堪能しました。更に登場しない重要登場人物である、謎のソ連の大物スパイであるカーラ。姿は見せずに見事にその意志や作品の中での存在感を出させていたと思います。 鑑賞に集中力を求められる作品ですが、考えてみればモグラの容疑者はかなり絞られています。最後にモグラの正体を明かしますが、モグラを含めた容疑者の人物描写が終盤まではかなり少なく、ちょっと時間が足らなかったかという気がします。[DVD(字幕)] 7点(2012-11-07 23:57:08)《改行有》

910.  キタキツネ物語 初見はまだ小学生だった頃。とても感動したことを覚えています。 寒さが厳しい2月、キタキツネの恋の季節から作品は始まる。雄と雌、2頭のキツネが出会い、恋をして、子供が生まれやがて家族になる。懸命の子育て、子供たちの成長、家族の悲しい別れなど、あるキタキツネの家族の1年を追いながら家族の絆や自然、野生の厳しさ、彼らにとって大きな脅威である人間とは?様々なことを感じさせてくれる良質のドキュメンタリーです。 一部キタキツネに台詞を付けるようなところでは大人になった今見返すと「えっ?」と思ったりもしましたが、これは子ども達も見る映画。きっとこれでいいのでしょう。 本作を見ながら以前知床を旅した時のことを思い出しました。旅の途中、キタキツネにも度々出会いましたが、本作のキタキツネ達が勇敢に狩りをする姿とは対照的な姿でした。写真を撮ろうとクルマで近づいても逃げない。それどころかクルマのそばまで寄ってきてちょこんと座り、明らかに餌をねだっているのです。 これも人間の責任。人間から労せずして簡単に美味しい餌をもらうことを覚えたキタキツネたちはそれが叶わない厳しい冬を越せるのかな・・・。「キタキツネが生まれるのは春。しかし厳しい冬を乗り越え次の春を迎えられるのは僅か7%」という説明に、複雑な思いにかられました。[映画館(邦画)] 7点(2012-10-28 21:08:29)《改行有》

911.  WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々 《ネタバレ》 監督しての前作「扉をたたく人」に続き、自らが脚本も手がけいい映画を撮りますね。トム・マッカーシー。 「扉をたたく人」と本作、共通するのは人生や仕事に行き詰った老人や中年男が事情を抱えた若者との出会いをきっかけにもう一度人生の活力を取り戻していくというストーリー。前作は温かみの中にアメリカという国が抱える問題を挿入し、本作ではほのぼのとした笑いの中に現代社会が抱える問題を巧く挿入しています。 ジアマッティ演じる中年男と彼が出会う複雑な事情を抱えた少年の2人をつなぐ大きなものして作品の中心にあったレスリングのシーンがとても良かった。終盤はそのレスリングの存在感が薄くなってしまいましたが、少年の方は長らく会っていなかった母が突然現れた時には拒否したハグを、ラストでは自然に受け入れていた。ジアマッティの方も何とか日常に安定を取り戻した様子で作品は終わる。最後には2人それぞれのこれからにささやかな希望を感じさせてくれました。 監督トム・マッカーシー、今後僕の注目の監督さんになりそうです。[DVD(字幕)] 7点(2012-10-27 22:26:25)《改行有》

912.  ルート・アイリッシュ ルート・アイリッシュ。それはバグダッドのグリーン・ゾーンとバグダッド空港を結ぶ世界一危険な道。 ここで起きた主人公の男の親友が殺された事件の解明を通して、イラク戦争の裏にある問題をミステリー・サスペンスタッチで社会派ケン・ローチが怒りを込めて告発する。 何の罪もない子ども達が戦争の犠牲になっていくのに対し、何度か登場する関係者の台詞。「そんなことはイラクじゃ日常茶飯事じゃないか」が腹立たしい。 イラク戦争の背景にある、戦争を民営化・派遣化してしまう派兵の民間企業への委託と、そんな企業に高額報酬で雇われていく民間兵の存在とそこにある問題を告発しながら、一番の犠牲者は戦争とは何の関係も無いイラクに暮らす普通の人々じゃないか。そんなケン・ローチの怒りの声が聞こえてくるかのようでした。[DVD(字幕)] 7点(2012-10-14 13:50:57)《改行有》

913.  プルートで朝食を パトリックの不幸な生い立ちもそうだし、その後の展開もニール・ジョーダンの他の作品でも見られるアイルランドの現代史を絡めたりもしている。しかし本作は悲観的ではなく、重さも感じさせない。 パトリックの淡々とした前向きな生きざまと、彼が出会う人々とのコミカルな描写、小鳥たちの会話のファンタジー的要素が作品にいい明るさをもたらせています。オープニング、そしてラストにも使われる“シュガー・ベイビー・ラブ”の爽やかなメロディも実に効果的に作用しています。 「ティファニーで朝食を」を連想させるタイトルに、終盤のマジックミラー越しの会話はヴェンダースの「パリ、テキサス」を思わせる。他にも「南太平洋」とミッツィ・ゲイナーなど、ニール・ジョーダンの様々な映画へのオマージュも感じられる作品です。[DVD(字幕)] 7点(2012-10-13 14:11:16)《改行有》

914.  華麗なる賭け オープニングから音楽も雰囲気もアラン・ドロンでも登場しそうなフレンチ・ノワールを思わせる。監督は名匠ノーマン・ジュイソンに主演マックイーン。当然アメリカ映画ですが、音楽はあのミシェル・ルグランですからね。多用される画面分割、そこに流れるルグランの音楽とお洒落な雰囲気の中に、マックイーンが男の色気を静かに漂わす。僕にとってのマックイーンのベストの映画ではないですが、今までに見たマックイーンの映画では、彼のカッコよさランキングではかなり上位に来る作品です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-10-07 20:20:41)

915.  ミス・ポター 誰もが知っているピーターラビット。その誕生秘話と作者ベアトリクス・ポターの半生を描いた伝記モノです。 映画である本作も、絵本のようにストーリーは軽めに流しますが時折挿入される湖水地方の風景など画の美しさが印象に残る。ずっと休暇を過ごし親しんできた湖水地方の美しい自然と、彼女の絵本の主人公がいつも動物であること、農場を買い村の自然の保全に動いていくこととは無関係ではないのでしょう。そんなことをさりげなく伝えてくれる作品です。 僕はレネー・ゼルウィガーという人はずっと苦手だったのですが、本作の彼女は良かったなあ・・・。特に本の出版が決まる。ノーマンとの結婚を決意する。などなど、そんな時に幸せをかみ締めるような笑顔がとても良かったです。最後の台詞の代わりに彼女の笑顔を挿入する。そんな演出も良かったと思います。そして作品のかなりの時間に流れ続ける静かな音楽も作品の雰囲気にとてもよく馴染んでいました。 伝記モノとしてはもう少し尺が長くなってもよかったので、ノーマンとの別れの後のミス・ポターのストーリーをもう少し見たかったという思いも残ります。しかしノーマンとの愛やミリーとの友情を巧く絡めながら、音楽や時折挿入されるアニメーションの使い方も効果的な、とても静かな佳作でした。[DVD(字幕)] 7点(2012-10-01 21:38:00)《改行有》

916.  夜空に星のあるように イギリスの名匠ケン・ローチの長編デビュー作です。苦労を抱えながらも生きていくイギリスの庶民の数々のドラマを描いてきたケン・ローチ。デビュー作から彼が映画の中で描く対象にはブレがないですね。 本作は男運に見放されたような、幼い息子を抱えた若い女性の日々を綴った作品です。そんな主人公の弱さを見せる部分もありますが、それだけではなく目の前にある現状を受け入れていく強さを感じました。そしてラストで未来や理想の生活を語る彼女の姿からはささやかな希望を感じさせてくれるし、それはケン・ローチの人間賛歌であり庶民への賛歌のように思えました。 音楽を担当したドノヴァンのメロディと、登場人物の心を代弁するかのような歌の歌詞が素晴らしかったです。[DVD(字幕)] 7点(2012-09-28 21:46:12)《改行有》

917.  プリティ・ウーマン 公開時劇場で観て以来の再鑑賞でした。本作のジュリアは本当にお綺麗です。ジュリアが街を行く。まあ、みんな普通に振り返りますよ。 リチャード・ギアもお金持ち、高そうなスーツをスマートに着こなす。いつも通りのギアさんで。主演2人の魅力が存分に引き出され、軽いタッチで気分転換に見るのに丁度いい王道シンデレラストーリーです。 中盤、ロイ・オービソンの“oh,pretty woman”と使うタイミングも絶妙ですが、僕にとって本作の最も楽しい時間帯は前半、2人が出会ってしばらくの頃。まだジュリアがホテルで浮きまくっていた時間帯なんですよね。 支配人をはじめ、このホテルの面々も作品の中でとてもうまく機能していました。[CS・衛星(吹替)] 7点(2012-09-18 22:07:19)《改行有》

918.  若き皇后シシー 前作でシシーはオーストリア皇帝と結婚。よって本作は冒頭から宮廷ドラマとなっていますが、宮廷ドラマにありがちな堅苦しさは全くありません。 前作同様コメディタッチの作風でシシーと家族のドラマが中心となっており、とても見やすい作品となっています。本シリーズは可憐で天真爛漫なロミー・シュナイダーの可愛らしさに尽きると思います。 童話かおとぎ話のような作品の語り口と皇后シシーの描き方、演じるロミーが絶妙に合っています。また、シシーの実家や、義理の父、お世話をする大佐などの脇を固める登場人物のコミカルな存在も効いています。これが3部作の2作目。3作目もぜひ見たいと思います。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-09-17 21:19:12)(良:1票) 《改行有》

919.  ユー・ガット・メール 《ネタバレ》 ノーラ・エフロン監督+トム&メグ。「めぐり逢えたら」に続く顔合わせです。この気分良く映画を楽しめる安心感、安定感がいいですね。メグはちょっとお年を感じましたが、やっぱりこの人はお母さん役よりも恋する女性の役が似合います。 実社会とネット上、あり得ないレベルの偶然の出会いのお話ですが、大手書籍チェーン店を経営するトムと、街角の小さな本屋さんを経営するメグ。この関係にはリアルさを感じました。子どもの頃、駅前や学校の帰り道、街角にいつも行く小さな本屋さんがあったよなあ・・・。なんて思いながら見ていました。レジにいつも同じおじさんかおばさんが座っていて。でも今はもうありません。こんな事情は日本もアメリカも同じなのでしょうか。 そしてインターネットが一般的に普及する前には存在しなかった、日々を暮らす実社会とは別の、インターネットというもう1つの世界。同じ2人の実社会とネット上、2つの異なる関係を同時進行で見せながら、一方にだけ先に事情を呑み込ませてしまう展開の組み立ても面白かった。 エフロン監督、今年お亡くなりになられましたね。やはりこの分野では名手というべき存在感のある監督さんでした。[DVD(字幕)] 7点(2012-09-08 22:22:36)(良:1票) 《改行有》

920.  セクレタリー 《ネタバレ》 見る前にはSのボス(弁護士)とMの秘書の倒錯的恋愛サスペンスという思い込みがあったのですが、多少長く感じたもののそれがいい方向に裏切られた作品。こういうシチュエーションの映画なので、それなりのシーンはありますけどね。主演の2人(ジェームズ・スペイダーとマギー・ギレンホール)は演技も見た目もこの独特の世界観に見事にはまっています。結構笑っちゃうシーンもあるし(狙ってのものかどうかは定かではありませんけど…)倒錯的ではありますが、最後は2人に純愛を感じたりもする。一風変わったテイストのロマンスでした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-08-29 21:35:44)(良:1票)

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