みんなのシネマレビュー |
|
901. サンダーハート サスペンス・アクションというよりは、人間ドラマ的な要素がやや強い映画。 序盤から中盤にかけてはちょっと取っつきにくいんだけど、ネイティブ・アメリカンの深い悲しみと、 その血を引く捜査官役の主人公の心の変化が丁寧に描かれていた。ラストのシーンもいい。 地味といえば地味な作品だけど、内容は決して悪くはないと思う。[地上波(吹替)] 5点(2011-07-22 05:26:56)《改行有》 902. 美女と野獣(1991) 古典的名作が基になっているので、ストーリーもテーマもしっかりしてる。 もちろんディズニーらしい面白いキャラもたくさん出てきて、 子供向けには作られているんだけど、大人も十分楽しめる範囲。 アクがないと言ってしまえばそれまでだけど、相変わらずエンターテイメント性に富んでいて、 アニメ映画としては見応えはあるかとは思う。さすがはディズニー。[ビデオ(字幕)] 5点(2011-07-22 04:27:52)《改行有》 903. ビッグ トム・ハンクス主演のファンタジーコメディー。トムが若い。 アイデア自体は面白いし、何の問題もないんだけど、 序盤を過ぎてからはあまりにも展開が無茶すぎて、ちょっとお話についていけなかった。 どうやら非現実的な部分が一定の割合を越えると拒否反応を示すようで、 考えてみればガチガチのファンタジー映画も苦手。 映像の雰囲気も演出も悪くはないので、ファンタジー好きの人なら楽しめる作品ではないかと。[ビデオ(字幕)] 5点(2011-07-21 07:58:03)《改行有》 904. レインマン 設定とストーリー展開に少し無理はあるけど、 複雑な内容ではないので、誰が観てもテーマ自体はちゃんと伝わると思う。 劇中では兄役のダスティン・ホフマンの演技が見所だが、あまりにも役作りし過ぎたせいか、 弟の心の変化がやけに薄っぺらに感じてしまった。 もう少しお兄さんが普通っぽい人だったら、あの展開でも納得できるんだけど、 ラストはどうしても理想論的な甘さを感じてしまう。[DVD(字幕)] 5点(2011-07-21 06:47:49)《改行有》 905. CUBE 制作費がなくても面白い映画が作れることを証明したような作品で、 アイデアは抜群にいいのだが、ストーリー的にはもう一つ物足りない。 場面場面での瞬間的なスリルと緊迫感を味わうにはいいのだが、 状況説明が一切ないうえに同じようなパターンが延々と続くので、後半から徐々にパワーダウン。 「あっ!」と驚くようなオチでもあれば、さらに印象は良くなったのだが・・・。 でも面白いっス。[ビデオ(字幕)] 5点(2011-07-20 05:18:27)《改行有》 906. ルディ/涙のウイニング・ラン 子供の頃からの夢に向かって、懸命に努力する少年のお話。 テーマ自体はいいんだけど、実話のドラマ化って押しつけがましいものが多いし、 どこからどこまで脚色しているのかよくわからないので、あんまり好きじゃないんだよね。 この手の内容の作品は数多くあり、新鮮味がないうえに展開もオーソドックスなんだけど、 主人公の努力する姿を見ていると、やっぱり勇気づけられるよね。 若い人や、毎日の生活にくじけちゃってるような人にはお薦め。邦題の副題はダサい。[DVD(字幕)] 5点(2011-07-20 03:47:01)《改行有》 907. ゴーストバスターズ(1984) お化け退治の専門家という設定自体が、すでにうさん臭いんだけど、 まあ普通に見れるコメディー映画には仕上がっている。 当時としてはCGもふんだんに使っており、一応後半も盛り上がらせてはくれる。 ただストーリーはあんまり面白くないし、コメディーとしてのギャグも今イチだったかな。 バカバカしいと言ってしまえばそれまでだけど、音楽は楽しいし、 かわいいキャラの幽霊も出てくるので、ファミリーで鑑賞するには丁度手頃な作品だと思う。[映画館(字幕)] 5点(2011-07-20 03:06:13)(良:1票) 《改行有》 908. 落ちた偶像 前半は何をやってるのか訳がわからず、 この映画いったい何だろ?と思っていたんだけど、物語が動き始めた後半からは楽しめた。 ラストのシメは一風変わっていて、なるほどと感心。前半も伏線になっていたようだ。 時間はもっと短くてもいい。そちらのほうが、より引き締まった内容になっていたと思う。[DVD(字幕)] 5点(2011-07-19 12:27:05)《改行有》 909. アンストッパブル(2010) 映像や迫力に関しては申し分なかった。 CGなしでもここまで見せられるアクションという点で、映画作品としては満足。 ただ主役二人の描写はかなり薄く浅く、特に若いほうはいい加減。 そのせいか、ストーリー全体に緊張感はあったのかと問われると、ちょっと微妙かな。 終盤からラストの盛り上がり演出は、80年代から嫌というほど見せられているので、もういいや。 まあ何も考えなければ、普通に楽しめる作品だとは思う。[DVD(字幕)] 5点(2011-07-19 02:52:52)《改行有》 910. 天国から来たチャンピオン 映画自体はヒットしなかったけど、公開当時は評判の良かった作品。 ジャンルはファンタジーラブコメディー、アイデアは当時としては斬新だった。 全般的に設定とストーリー展開にかなり苦しい部分があり、 そのためラストの一番の見せ場も、今ひとつ盛り上がりに欠けてしまった。 古い映画なので演出が悪いのは仕方ないにしても、 シナリオももっと面白い内容にできたのではないかと思う。 ウォーレン・ベイティが若い。[ビデオ(字幕)] 5点(2011-07-18 05:20:26)《改行有》 911. ユナイテッド93 9.11テロをドキュメンタリー・タッチで描いたドラマ。 当然のことだけど、ほとんどの人はすぐにお話の中に入っていけるはず。 軍や複数の飛行場の管制センターが出てくるので、 ちょっとわかりづらい部分はあるけど、臨場感はよく伝わってくる。 結末はわかっていても、最初から最後まで手に汗握るような緊張が持続し、 画面から全く目が離せなかった。制作者側としては狙い通りの演出でしょう。 映画として評価できる部分は、そこだけなんだけど・・・。[地上波(吹替)] 5点(2011-07-18 03:15:07)《改行有》 912. 紅の豚 何とも渋いアニメ。 実写ならともかく、男のダンディズムをアニメで表現したところがすごい。 主人公が豚という設定が唯一のアニメらしい部分だけど、 決してドラマチックな展開があるというわけではないので、 小さなお子さんたちは途中であきてしまうかも。 森山周一郎はもう完璧。声の渋さ、重厚さ、その存在感に、さすがはプロの声優だと唸るばかり。 下手なテレビタレントなんか使わないで、こういう人たちをどんどん起用すればいいのに。[DVD(邦画)] 5点(2011-07-17 04:59:18)《改行有》 913. ワイルド・レンジ 最後の銃撃 正統派の西部劇にして、お話の設定もオーソドックス。 主人公たちは皆男臭く、いかにも西部の男といったキャラだけど、 ストーリーも判り易くて、構えずに鑑賞できる安心感はある。 雄大な大自然をバックにしたきれいな映像、 ちょっと淡いロマンスと、演出だけはいかにも現代風。 地味な流れではあるけれど、たまには西部劇もいいもんだと思わせてくれた。[DVD(字幕)] 5点(2011-07-16 14:18:03)《改行有》 914. ガタカ ちょっと苦手な近未来のストーリー。 一応SFのジャンルなんだろうけど、倫理観を問うテーマも含んでいる。 遺伝子操作は、すでに現実的なレベルにまで達しているなんて話を聞くと、 中々興味深く鑑賞できるし、実際にそれが一般レベルで可能な世の中がきたら、 この作品は時代を先取りしていた、凄かったということになるんだろうな。 それよりもこの作品の一番いいところは、主人公の苦悩がしっかり描かれていること。 ストーリーに粗はあるけど、柔軟性に富んだ若い人には特にお薦め。[地上波(吹替)] 5点(2011-07-16 06:18:44)《改行有》 915. 素晴らしき哉、人生!(1946) アイデアは面白い。メッセージ性も伝わったけど、 主人公のキャラや行動に感情移入できなかったのがすべて。 当然のことながらラストもとってつけたようで共感できなかったし、 伏線を張る時間もちと長い。 素材はいいのに、調理法が今イチといった印象だが、 ジェームズ・スチュワートはう~ん・・・。 この人は他の作品でも好戦的な役柄が多いけど、 もっと優しそうで、いかにもお人好しといった顔つきの役者さんのほうが この作品の主人公には合っていたと思う。 良質な内容の作品なのかもしれないが、映画としての完成度は決して高いとは思わない。 [DVD(字幕)] 5点(2011-07-15 23:57:35)《改行有》 916. 純喫茶磯辺 面白い。淡々とした流れの中にもほくそ笑むような笑いがあって、 地味なホームコメディーながらも、ちゃんと映画になっていた。 宮迫のとぼけた親父役、娘役の女の子もいい味を出している。 やはりこの二人の親子キャラが一番印象的な作品だったが、 父親と娘のベタなシーンがいっさいないのもよかった。佳作です。[DVD(邦画)] 5点(2011-07-14 06:22:12)《改行有》 917. 逃亡者(1993) 連続TVドラマの映画化ということで、 当然マイナスの部分もあるけど、総体的にはうまくまとめていたと思う。 主人公と犯人のすれ違いといった妙味はないけど、 その分を派手な逃亡シーンでカバーしているとかね。 ただ時間の経過に関しては結構いい加減で、逃亡し続けたというよりは、 1,2ヵ月ですべての決着がついちゃったという印象を受ける。 主人公を追うトミー・リー・ジョーンズが、 ハリソン・フォードを喰うほどの存在感を示していたのが印象的だった。[ビデオ(字幕)] 5点(2011-07-13 15:51:18)《改行有》 918. ハウスシッター/結婚願望 何も考えずに、気楽に楽しめるラブコメ。 スティーヴ・マーティンはどうにもいけすかなくて、 個人的にあまり好きな役者さんじゃないんだけど、 本作では巻き込まれて困惑するキャラを演じており、こちらのほうが断然いい。 巻き込むほうはゴールディ・ホーン。相変わらずかわいくて魅力的。 でも主人公の幼馴染み役であるダナ・デラニーのほうが気になってしまった。 ラストは何の捻りもなく、予定調和をこなすような展開だけど、 ほんわかした気持ちにはなれた。[DVD(字幕)] 5点(2011-07-13 01:24:18)《改行有》 919. 釣りバカ日誌 シリーズの1作目。浜ちゃんが結構真面目な人で驚いた。 もちろん笑えるし、釣りのシーンも多いし、今観ると逆に新鮮。 続編を作る予定がなかったのか、お話をちゃんと完結させている点もいい。 浜ちゃんのキャラは、これくらいに抑えていたほうが断然いい。 シリーズを追うごとに、単なる暴走キャラになってるもんなぁ。[DVD(邦画)] 5点(2011-07-11 02:14:03)《改行有》 920. ラブリーボーン 前半と後半では毛色がまったく違うので、 ちょっと戸惑ったというのが、正直な感想。 それでもテーマはちゃんと伝わったし、決して内容の悪い作品ではない。 演出に関しては良かったのか悪かったのか、 結局そのあたりで評価が分かれる作品ではないかと。 良く言えば新感覚、変わった展開を見せてくれた映画だった。 [DVD(字幕)] 5点(2011-07-10 17:18:42)《改行有》
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS