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921.  次郎長三国志 第六部 旅がらす次郎長一家 《ネタバレ》 前にぐるぐるさんよりも一足お先に書かせてもらいましたけど、改めて最初から一気に見ていくと、この作品ほど感情豊になる。なれる作品はないということに気が付くわげでして、何しろ前はこの作品しか見てない為に話の展開がいまひとつ解ってなかったのと、感情移入できないものとがあったけど、再び見ると(実はこのシリーズ、ここだけです。見るのが二度目となるのは)それまでの次郎長一家の物語とでも言うのかなあ?色々な物が見えてきて、どうしようもなく泣けて困った。お蝶さんが亡くなる寸前で1人、1人に声をかけていく時の見せる涙、横顔、本当に素敵です。次郎長一家に欠かせないお蝶さんが、送れてやってきたお仲さんの顔が見えないというシーンは泣けて、泣けてどうしようもなく、またこの話の中で出てくるお園さんという女性が何とまあ、素敵なこと!1人、お墓の前でお蝶さんのことを助けて下さいとお参りするところなど、改めて見てやはりこの作品、私はマキノ作品としては珍しい湿っぽい内容でも外せない。よって最初の時の点数より1点アップしたいと思います。[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-04-09 12:48:49)

922.  霧の旗(1965) 《ネタバレ》 イニシャルKさん、すいません。お先に書かせてもらいます。山田洋次監督による何とも残酷であり、人間の持っている恐ろしさ、やるせなさとでも言うべきか?裏切り、裏切られた者の悲しさ、やるせない気持ちというものをモノクロの画面から漂う無情感のある映像美で見せ、無実の兄をお金の為に救わなかった弁護士に対する一人の女性の恨みというものを見事に描いている。脚本が何とあの橋本忍だけあって、見事なまでに計算された仕上がりになっていて感心させられました。倍賞千恵子のこんな恐ろしい演技、冷たい態度を初めて見ました。[DVD(邦画)] 8点(2006-04-08 18:27:19)

923.  お茶漬の味 お茶漬の味とはこれまた小津監督作品らしくて面白い。この作品、何と言っても鈍感という仇名で木暮実千代演じる妻に言われる哀れな亭主を演じている佐分利信の絶妙なまでの演技が良い味、出していて面白く、また女優陣にしても憎たらしいけれど、どこか可愛い木暮実千代をはじめとする淡島千景と津島恵子の色気と可愛さ、小津監督はここでもまたなんてことのない日常の中にある生活感というものを味わい深く描いていて、私は小津監督の映画を観るとその度に、あぁ~なんだか日本人で良かったとそう思わずにはいられないのである。作品全体に漂う無常感とでも言うのかなあ?そこにある空気、何もかもが日本的で後からじわりじわりとくるものがこの作品の中でもあって、そこが小津監督の作品の良いところだと思います。[ビデオ(邦画)] 8点(2006-04-08 18:16:04)

924.  故郷(1972) うん!確かに「家族」とよく似ている。しかし、似てるからと言って、この作品を二番煎じだ!新鮮味が無いとは言えないし、むしろ、そういう見方では山田洋次監督の作品を観ること、楽しむことは出来まい。山田洋次監督らしく、落ち着いた感じで日本の風景、日本人の家族というもの、人が生きていく上で大切なもの、働くこと。食べること。この映画から感じるものは人、それぞれだと思うけど、だだ一つだけ言えることは、山田洋次監督の描く人間ドラマの中には日本人ならではの生活感というものが実に味わい深く描かれているという事!笠智衆さんと渥美清さん、そして、倍賞千恵子をはじめとする山田洋次作品の常連さん達が画面の中にいる。それだけで嬉しくなる。[ビデオ(邦画)] 8点(2006-04-07 23:19:55)(良:2票)

925.  なつかしい風来坊 なるほどね。こいつは楽しいや!いやあ、本当に楽しい!何が楽しいかって、そりゃあ、何と言っても主演のハナ肇が可笑しくて、可笑しくて、山田洋次監督の粋な演出とでも言うべきか、同じ山田洋次監督の「遥かなる山の呼び声」が好きな方なら間違いなく楽しめる筈です。こういう人情ものを撮らせると山田洋次監督は本当に上手い![ビデオ(邦画)] 8点(2006-04-02 12:43:18)

926.  早春(1956) 《ネタバレ》 小津監督、またしても味わい深くて、それでいて、どこか懐かしいような風景を描く。私は益々、小津さんの映画にはまる一方です。この作品にしても一度、観ただけで絶対に忘れらないようなショットを幾つも見せてくれている。例えば、みんなで「蛍の光」を歌う場面!その後の橋、川、ボート、池部良と笠智衆、この二人が座っている所なんて良い場面だと思う。また最後の方で転勤先の田舎の風景に映し出される田舎ならではの街並、仕事を終えて、ただいま~と帰ってくるとそこには奥さん(淡島千景)の服にカバンなど荷物がある。そして、極めつけは「こんにちは!」と入る淡島千景の声、部屋から外を眺めると、走り去る機関車!そこで一言、これまた何とも味わい台詞を吐く池部良!なんて粋な演出とでも言うのか?台詞を言わせる。こんなちょっとしたことでも小津監督という監督は今の監督にはない良さというものが見ることが出来て嬉しい!まだ観ていない小津監督の作品が何本もある筈だ!残りの作品も全て観たいと思う。[ビデオ(邦画)] 8点(2006-03-28 21:15:18)

927.  赤ちゃん教育 やっていることは物凄く滅茶苦茶でいい加減なのに許せてしまうのは二人の俳優、キャサリン・ヘップバーンとケーリー・グランドという二人の演技あってこそとでも言うべき、ドタバタコメディでありながらも最近のアメリカコメディみたいに下品でないのが、この作品は良い。ハワード・ホークス監督はこういう喜劇も上手く撮るなあ!ということが改めてよく解る。誰一人としてまともな人間の出てこない話の中で見せる俳優達の演技合戦も見所十分で最後まで飽きさせない作品に仕上げたハワード・ホークス監督の手腕はさすがです。それにしても自分本位なキャサリン・ヘップバーンに振り回される何とも哀れなケーリー・グランドが可笑しくて、可笑しくて、大いに笑わせてもらいました。[DVD(字幕)] 8点(2006-03-19 12:03:55)

928.  汚れた顔の天使 《ネタバレ》 昔、もう10年以上前に観た時はただ単純に面白い映画だったけど、今回、十数年ぶりにDVDにて借りてきて観てみると、単なるギャングものの映画でない何かがこの作品にはあるという思いでいっぱいになりました。また単なる娯楽映画でもなく、そこにあるのは長年の親友、それも男同士の真の友情とそして、あまりにも切なく悲しいドラマとして深く考えさせられました。ジェームズ・ギャグニー演じるロッキーが幼き頃からの親友である神父との熱い友情の上、最後は死刑となるまでの物語が物凄くずしりときました。死刑となる寸前に長年の親友でもある神父に「わめいてくれ!」と頼まれた時のジェームズ・ギャグニーの悲しそうな表情が物凄い印象を残します。これまた間違いなくジェームズ・ギャグニーというアメリカ映画史に名を残す一人の俳優の代表作であること間違いなしの作品です。[DVD(字幕)] 8点(2006-03-18 22:29:36)

929.  白熱(1949) ギャング映画の帝王、ギャング映画と言って外せない俳優の一人、ジェームズ・ギャグニーの悪っぷりとそして、悪さの中にあるマヌケさと、バカぷりを思い存分、楽しむにはもってこいの映画というのが観ての感想です。こういうちょっとマヌケな悪人を演じさせたら、この人の右に出る者はいないのではというぐらい、本当にマヌケなんだけど、やはり憎めない。そのキャラクターとでも言うべきか、個性の強さは本当に凄いと思う。この作品、ストーリーそのものよりもまずはジェームズ・ギャグニーという一人の俳優を楽しむ為のお手本のように私には感じられます。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-03-15 22:26:39)(良:1票)

930.  トップ・ハット ついこの前、「イースター・パレード」で初めてフレッド・アステア主演のミュージカル映画を見て、何てかっこ良いんだ!と思って、また同じフレッド・アステア主演によるミュージカル映画を借りてきました。やっぱりこの人、見た目はけして二枚目でもないのに、いざ踊り出すとみるみるうちに、変わっていき物凄くかっこ良く思えてならない。一体、あのステップ、足の動かし方、身体全体使っての動きの凄さはどっから出てくるのだろう?本当に凄い動きしています。この映画はとにかくフレッド・アステアの動きだけでも十分楽しめる作品になってます。そんなフレッド・アステアに対抗すべき女優さん、ジンジャー・ロジャースも負けじと素晴らしいダンスを見せてくれてます。物語そのものは特別凄いというほどの面白さではないけれど、とにかくこの二人のダンスシーンはどの場面でも見事としか言いようのないこれこそ本物のダンス映画だと思いました。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-03-11 20:27:05)(良:1票)

931.  アンナとロッテ 《ネタバレ》 戦争によって、また大人達の身勝手さの前に幼くして、別れる運命となってしまった二人の姉妹、アンナとロッテの眼を通して描かれる切なくも悲しい物語!第二次世界大戦下のドイツ軍、描かれているのは戦争によって、運命が狂ってしまった二人の姉妹の心の傷、それを描きながらも深く結ばれているアンナとロッテ、この二つの設定を丁寧、且つ上手く描いていて、見応えのある人間ドラマになってると思いました。それにしても、あのラストシーンの余韻の残し方は凄い!老年期の二人、アンナとロッテが森の中、二人肩を並べるようにして眠る。その後の姉、アンナの死と死に顔、それを見つめる妹、ロッテの顔が物凄い印象を残します。言葉に出さなくても、余計な説明などしなくても、この二人の姉妹が本当に仲の良い二人であり、どんなに環境が変わってしまおうと、互いのことが心から好きだということがあのラストを観て、強く思いました。私も出来ることならこの年のアカデミー賞外国語映画賞はこの作品に上げたかったなあ![ビデオ(字幕)] 8点(2006-03-09 21:02:03)

932.  スペンサーの山 スペンサーの山と呼ばれているワイオアミングに大きく立ちはだかる美しい山、大自然、そこで繰り広げられる人間ドラマの秀作です。作品全体の雰囲気は何だかジョン・フォード監督の作品のような感じのする内容で、アメリカ映画が良かった頃の作品というのが観ての感想です。この映画、何よりも主演の二人が素晴らしい!特にモーリン・オハラの美しさ、家族の為に一生懸命なモーリン・オハラ演じる妻、家族への思いやりがしみじみと伝わってきます。それにしてもこの作品で映し出される大自然、それを捉えたショットの美しさはそれだけでも十分、観るに値すると思います。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-03-04 18:37:52)

933.  父ありき 小津安二郎監督作品、それは、私にとっては欠かすことの出来ない俳優、理想の父親像でもある笠智衆という俳優の存在あってこそ、笠智衆さん無くして小津作品を語れない。少なくとも私にとっての小津作品、私にとっての笠智衆という俳優はそういう存在なのであります。ですから、当然、この作品も私は観たいと思って、借りてきて昨日、観ました。感想としてはやはり良かったです。小津監督の作品はほとんどカメラを動かすことなどせず、台詞にしても無駄な台詞はほとんどない。俳優の演技とそれを映し出すカメラワーク、構図とでも言うべきか?見事に決まっていて、静かであることがこれだけの良いショットを捉える事が出来るのだと思います。例えば釣りのシーンが良い例で、親子でただ釣りをしているだけなのに父と子、二人の思っていること、言いたいことが映像として台詞などなくても聞こえてくる感じがします。やはりこういった事、ひとつだけでも小津監督の映画には今の映画にはなかなか見られない。ないものがある。良い映画っていうのはそういうものではと思うのであります。とにかく小津作品は観れば観る程、はまるものがあります。[ビデオ(邦画)] 8点(2006-02-28 20:36:25)(良:1票)

934.  にがい米 イタリアネオリアリズム、正しくその名の通りの映画だと思いました。たった今さっき観終わったところですが、あまりにも切ない。何て残酷な運命なのか!この映画を観て感じた事は、イタリア映画って、こういう作品を撮らせたら本当に上手い!その徹底した人間描写、ワンカット、ワンカットが物凄く強烈なほどの印象を与える。ネオリアリズムの象徴のような映画とでも言うべきなのか?これはどう考えてもイタリア的で、他の国の映画とは違う凄まじさ!既に二人のあまりにも素晴らしいコメントの後だけに上手く言えないけれど、シルヴァーナ・マンガーノの美貌と健康的な肉体美から映し出されるぞくぞくとする雰囲気、何もかもが凄い印象を与えること間違いなしの本当に観ていてぞくぞくせずにはいられませんでした。そんなシルヴァーナ・マンガーノともう一人、対照的な女性を演じたドリス・ダウリングの演技も素晴らしい!女優の魅力を失わせることなく、それでいて女性が出稼ぎとして働くことの厳しさ、社会の厳しい現実を描き、一つの社会派のドラマとしても成り立っている所もイタリア映画としての質の高さを感じることが出来ました。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-26 12:57:30)

935.  本日休診 《ネタバレ》 都会の下町に住む人達とそこで医者を開業し、やってくる人達を温かく、時には厳しく見つめる町医者役の柳永二郎のとぼけた演技が何と言うのか?良い味を出していて、他にもやってくる客やこの物語に出てくる人達がどの人も良い味を出していて、特に女優陣がいずれも素晴らしい!角梨枝子に岸恵子に淡島千景が皆、美しく、また望月優子の腰巻が凄く笑える。上手く言えないけど、とにかくこの作品、観たのは今回が初めてだけど、雰囲気はどことなく川島雄三監督の映画のような不思議な魅力いっぱいで楽しかった。この映画、シリアスなヒューマンドラマでもあり、喜劇でもありつつ、けして、下品にはならず、それでいてユーモアたっぷりに最後まで楽しませてくれて、特に私もあの最後のシーン!三國連太郎演じる戦場帰りの元将校の基、みんなで大空高く羽ばたいていく沢山の雁を見守るあのシーンは感動しました。これまた今まで知らなかった良い雰囲気の日本映画を観た気がします。[ビデオ(邦画)] 8点(2006-02-25 21:46:22)

936.  戸田家の兄妹 《ネタバレ》 「東京物語」に通じる家族のあり方、家族制度への問いかけ、小津監督らしい人間を見る眼の優しさと厳しさとの両方が上手く描かれていて感心しました。最初のうちはかなり腹の立つ内容ではあるものの、佐分利信扮する次男が帰ってきた辺りから話は段々と面白味を増し、そして、何と言ってもあの法事の席でのやりとり、母と妹が冷たくされている事に対しての怒りを見事なまでに表現し、兄やその配偶者などを片っ端から追い払うところなど気分爽快!小津監督は最後に見事な場面を持って来て見せた。流石です。また一つ小津監督の映画で良い作品を観た。そんな気が致します。[ビデオ(邦画)] 8点(2006-02-19 11:50:17)(良:1票)

937.  ある映画監督の生涯 溝口健二の記録 昨日の小津安二郎監督のフィルム映画に続いて、今度はもう一人、これまた日本映画を代表する名監督中の名監督の一人である溝口健二監督の記録映画もということで、小津監督を見たら溝口監督も見なくてはならないと思って、一緒に借りてきました。そして、これまた昨日、見た小津監督のフィルムに続いて、見応え十分!溝口健二監督と共に仕事をした素晴らしい俳優、素晴らしい脚本家、カメラマン、その他溝口健二監督作品に携わった多くの関係者のインタビューを聞いて、溝口健二監督も素晴らしい監督であったと共に一人の人間としても素晴らしい人物であったということが解る。日本人なら黒澤明監督は勿論、小津安二郎監督にそして、溝口健二監督も見るべきだ!それだけ溝口健二監督の映画には日本人的な美の世界が写し出されている。少なくとも現代の日本映画にはない何かがきっと見つかるはずです。この記録映画を見ると、私は勿論のこと、今まで知らなかった世界、溝口健二監督の素晴らしさ、溝口健二監督作品にもっと興味が沸くこと間違いないと思うし、少なくとも私は今まで以上に溝口健二監督の作品にも小津安二郎監督同様、興味が沸きました。とにかくまた一つ、素晴らしい記録映画を見た思いでいっぱいです。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-16 22:47:14)(良:2票)

938.  生きてはみたけれど 小津安二郎伝 《ネタバレ》 冒頭、映し出される小津安二郎監督のお墓と「無」の文字!そして、そんなお墓の前で一人、手を合わせる笠智衆さんの姿を見て、小津作品=笠智衆、笠智衆さん無くして小津作品は語れないと改めて思った。私にとっての小津作品との出会いは10年前でした。その時は全く解らなかったし、面白くもなかった。しかし、あれから10年、何となく観た「東京物語」で感動し、その後も小津さんの映画は何本か観ているけど、どれも良かった。昔、観て良くても今、観ると大したことのない作品が沢山、ある中で小津監督の映画はその逆で、昔は解らなくても、今、観ると凄く良く解るし、面白い。また感動する。これが本当の意味で良い映画ではないでしょうか!そんな小津作品に関わった人達、俳優(男優、女優共)に脚本家、カメラマンをはじめとするスタッフ全員、更には小津監督の家族、親に弟に妹、他にも生前、親しくしていた他の映画監督とのエピソードとインタビュー、その全てがとても興味深く描かれていて良かった。小津作品のファンで小津監督の作品に大きな影響を受けていると思われる山田洋次監督の姿も観られて嬉しい。小津監督のお墓に書かれている「無」について語られる話も凄く興味深く思えました。この作品を観て、益々、小津監督の作品に興味が沸きました。私自身、まだ観ていない小津監督の作品が何本もあるので、残りの作品も全て観たいと思わせるそんな貴重な体験をした思いでいっぱいです。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-15 21:55:51)(良:1票)

939.  ザッツ・エンタテインメント 映画が娯楽であるということを楽しく見させてくれるその名の通りの作品という印象です。私自身、今までは苦手だったミュージカル映画だが、この作品を観た事で今まで知らなかった作品が沢山、出てきて見たくなった。ミュージカル映画の名場面集を集めた内容のこの作品、何と言っても華やか、優雅とでも言いますか、物凄くゴージャス!アメリカ映画の歴史に名を残す俳優、勢揃いでそれだけでも見る価値十分だと思います。エリザベス・テイラーにジェームズ・スチュアートにライザ・ミネリなどの解説も楽しめる。特にライザ・ミネリが母であるジュディ・ガーランドについて語るシーンは感動的!ジュディ・ガーランドが如何に偉大かを見せ付けられた思いです。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-13 21:19:37)

940.  M(1931) 《ネタバレ》 ドイツで実際に起きた殺人事件を描いたこの作品、音への拘りがとにかく凄いのと、モノクロの映像から伝わってくる恐ろしさ、例えば犯人の吹く口笛えと1番最初に殺人者が出てくる場面で少女に声をかける時も顔を一切見せずに声と影だけで見せるその映像、全てが本当に恐怖というものを観ている側に暗示させる。何でも見せれば良いというものではない。この監督さんはその辺りが最近の監督とは大きく違って、よく解っている。光と影と音の効果によって見えない恐怖を描くことで、より恐ろしい作品に仕上げている。見習うべき点が今の監督さんには沢山、あるのではないかな!作品のタイトルにもなっているMの文字の使い方も見事です。見つけた犯人の背中に「M」の文字を押し付けるといった試みによって描くことで、追う者と追われる者との戦いをスリリングに描く効果を上げている点も見逃すわけにはいきません。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-12 20:57:48)(良:1票)

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