みんなのシネマレビュー |
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921. 銀河鉄道の夜(1985) 宮澤賢治原作の良質なアニメ作品。 ますむらひろしの絵のせいか、 ファンタジー色が色濃く、独特の世界観がある。 映像もセリフも淡々とゆっくり静かに流れるせいか、 すぐに目がとろ~ん。 全編鑑賞するのに三日も費やしてしまった。 キャラに関してはあまり魅力は感じなかったけど、 これはこれで味があるんだろうな。[DVD(邦画)] 5点(2011-07-08 05:27:25)《改行有》 922. アイアン・ジャイアント 良質な内容のアニメ。 オリジナル性を全く感じさせない王道的作品だが、 さりげなくメッセージ性を織り込んでいる点はポイントが高い。 絵はいかにもアメリカの古いアニメといった感じで、 違和感もあるが、慣れてくればこれはこれで味がある。 お話自体はしっかりしているので、大人が鑑賞しても大丈夫。 ぜひお子さんとご一緒に。[DVD(字幕)] 5点(2011-07-07 14:27:40)《改行有》 923. ウォーリー 絵がきれいで落ち着いていて、前半はいいなと思ってたら、 後半は一気にドタバタ、目がチカチカ。 登場キャラの絵もヘンテコだった。 お話はちゃんとまとめてあるし、 静から動への展開はメリハリがあって、一応バランスは取れてるのかな。 でも小さなお子さんは前半で飽きちゃうかも。 [DVD(字幕)] 5点(2011-07-06 02:56:25)《改行有》 924. 婚前特急 あまりの陳腐な設定に序盤で鑑賞するのをやめようかと思ったんですが、 相手役の男の子のバカッぷりが目立ちはじめた中盤からはそれなりに楽しめました。 登場人物みんなバカばかりなのは、ラブコメらしくていいんじゃないかと。 ヒロインのキャラは、この女優さんの雰囲気に合っているなと思いました。[地上波(邦画)] 4点(2016-05-02 12:32:17)《改行有》 925. かぐや姫の物語 教育テレビのアニメみたいな作りと雰囲気の作品。 ああ、確かこんなお話だったなと、懐かしみながら鑑賞しました。 水彩画のような絵と背景で、とても観やすいのだが、アニメの二時間超えって、やっぱりキツい。 子供向け作品として、もはや定番となってしまったテーマは、わかりやすいほど伝わりました。[地上波(邦画)] 4点(2015-07-30 07:00:56)《改行有》 926. さらば恋の日 「青い体験」を真面目に作ったような雰囲気の映画で、エッチなシーンはあまりないです。 十代少年の鬱屈とした心情や、自分のことしか考えられない未熟さはよく表現されていると思うけど、 全編に亘ってそればかりなので、かなり重苦しく、青春映画特有の切なさは感じませんでした。 ラストはタイトルどおりなんだけど、ちょっと唐突すぎかな。 ジーナの妖艶な魅力と、主人公の暗い目つきが印象的な映画でした。[DVD(字幕)] 4点(2015-06-07 05:13:15)《改行有》 927. コントロール(2004) 設定がなかなか面白くて、序盤は興味を惹くのだが、娯楽映画に近い作りということもあり、シナリオはけっこう粗っぽい。 オチや種明かしは、あれでいいのかな? ちょっと消化不良ぎみだけど、そこそこ楽しめるB級作品。[地上波(字幕)] 4点(2015-05-20 02:48:38)《改行有》 928. 化粧 渡辺淳一、同名小説の映画化。 京都の老舗料亭を舞台に、女の業を描いた作品で、長女役の松坂慶子と、次女役の池上季実子が中心のストーリーです。 三女役の和由布子は、刺身のつま程度の出演。 物語のおよそ半分が東京のシーン、背景が80年代半ば、二人の女優の雰囲気がけばけばしいということもあり、あまり文芸色が濃いという印象は受けませんでした。 映像もやや暗く、内容が内容だけに、総体的には重苦しいといった感の映画です。 母親役・京マチ子の存在感だけは、さすがでしたが……。[ビデオ(邦画)] 4点(2015-05-11 14:57:15)《改行有》 929. ゼイリブ ジュブナイルSFに近いアイデア、「バタリアン」のようなコミカル色を感じさせる設定と、とても取っつきやすい映画ですが、けっこう真面目に作っています。 そのせいか、序盤から中盤にかけてはややもっさり感が……。 それでもテレビ映画を匂わせる雰囲気、軽いオチなど、そこそこ楽しめる作品ではあるかと。 思わず苦笑してしまうようなシーンも、B級ならではのご愛敬。[DVD(字幕)] 4点(2014-10-06 14:52:10)《改行有》 930. 結婚記念日 ひと組の夫婦の、ある一日を追ったストーリー・コメディ。 「アニーホール」に近い作りで、アレンは相変わらず最初から最後までしゃべり続けています。 男女間の身近な問題がきっかけになるので、とても取っつきやすい。 登場人物はほぼ主演の二人のみ、舞台もショッピングモール中心と、設定も悪くないと思うのだが、夫婦の心の機微を描いた本作を面白いととるか、退屈ととるかは鑑賞者の感性によって変わるのかと。 大笑いをするようなシーンはなく、起伏のあるストーリー展開があるわけでもないので……。 監督さんは違う人みたいだけど、内容はどこを取ってもアレンらしい作品。[DVD(字幕)] 4点(2014-08-23 07:13:20)《改行有》 931. コールガール(1971) タイトルからもっと下世話な内容の映画と思いきや、サスペンス調の味付けに、ヒロインの孤独感を中心に描いた女性ドラマに近い作品でした。 ジェーンの演技はいいし、ドナルド・サザーランドやロイ・シャイダーのサブキャラもいいのだが、全体的に映像が暗く、物語の流れもやたら淡々としていて重苦しい圧迫感が。 サスペンスとしてのストーリーは今イチ、ドナルド演じる刑事とのロマンス(?)は空回りぎみで、正直ちょっと退屈な映画でした。 古いニューヨークの風景シーンは印象深い。[DVD(字幕)] 4点(2014-05-27 09:39:06)《改行有》 932. 可愛い配当 「花嫁の父」の正当な続編で、出演者も変わらない明るいコメディー作品。 前作はタイトルからもわかるとおり、ストレートな面白さがあったが、今回は今ひとつ。 おじいちゃんになってしまった主人公の複雑な心境がメインで、笑えるシーンもあるんだけど、総体的にインパクトが弱いので、やり過ぎ感を覚えてしまう。 おじいちゃん役のスペンサー・トレイシーは、相変わらずいい味を出してるんだけど……。[DVD(字幕)] 4点(2014-04-17 07:45:14)《改行有》 933. ドラえもん のび太の日本誕生 相変わらず安定感のあるアニメ・シリーズ。 子供心を刺激する導入部から中盤までの展開が面白い。 原作者である藤子先生の豊かな才能には感服するばかり。 後半の展開と敵方のキャラ設定はちょっとやりすぎかなという感もあるけど、映画なのでストーリーを盛りあげるには仕方ないのかも。 ワンパターンと言えばそれまでだが、安心して鑑賞できます。[ビデオ(邦画)] 4点(2014-01-21 04:09:28)《改行有》 934. 薄化粧 「鬼畜」「復讐するは我にあり」に続く、緒形拳演じる犯罪者シリーズ。 やっていることはひどいのだが、この主人公の人となりがどうしようもない極悪人というわけでもなさそうで、ちょっとぼんやりしていて掴みづらかった。 状況説明に時間を割いているせいなのか? 本来なら主人公の心情描写になるはずのタイトルどおりのシーンが、妙に浮いて見えたりして……。 時系列の工夫も悪くはないのだが、それがかえってテンポを悪くしている部分があるのかも。 浅野温子、藤真利子、松本伊代との絡みのシーンは多く、緒形拳の役者としての演技も相変わらず素晴らしいんだけど、今ひとつ印象に残らない作品でした。[DVD(邦画)] 4点(2014-01-02 02:49:50)《改行有》 935. HOME 愛しの座敷わらし 家族の再生という定番のテーマに、小道具代わりの「座敷わらし」でややファンタジー色を出し、ほっこりとした仕上げに。 新鮮さはないがアクもなく、ストーリーの展開はかなりゆったりめ。それでも田舎のロケーションが素晴らしいので、途中で飽きるということはなかった。 主演の水谷豊は、テレビ俳優のイメージそのまま。彼のキャラを意識した脚本作りがうかがえ、安心して鑑賞できるも、たまにはぶっ飛んだ役柄で観てみたいという気も……。[地上波(邦画)] 4点(2013-12-20 09:57:46)《改行有》 936. アニーよ銃をとれ ヒロインのおてんばキャラを前面に押しだした、とても明るいミュージカル映画。 内容は予想外にロマンス色が濃く、とは言っても中身があるわけではないので、ストーリー自体はあまり面白くないです。特に後半は飽きたというか、だれてしまった感も。 曲数が多く、どこかで聴いたことがあるナンバーもけっこう流れるので、普通にそこそこ楽しめる映画ではあるかと思う。[DVD(字幕)] 4点(2013-11-06 20:15:18)《改行有》 937. ドラえもん のび太の恐竜 劇場版ドラえもんの1作目。 短編のエピソードに後日談をくっつけ、長編映画用に制作されたということで、前半と後半のストーリーに多少の違和感はあるけど、あまり気にならない。 絵はいかにも昔のアニメといった感じで、安心して鑑賞できる点がいい。 夢と冒険、友情と、1作目からポイントを押さえていて、普通に面白いです。[ビデオ(邦画)] 4点(2013-10-30 07:53:10)《改行有》 938. きつね(1983) 中年男と美少女の恋愛を描いた、今ではちょっと制作自体が無理そうな設定の作品。 北海道の四季折々を背景にした映像がとてもいい。 透明感のある美少女ヒロインは存在感があって、ストーリーの内容も悪くはないのだが、主人公との出逢いや二人の交流シーンはやや安っぽいという感も。 というか岡林の役者としての魅力はまったく感じないし、この年頃の少女がいかに不可思議な感性をしていたとしても、彼相手に恋心を抱くとは思えず、どうにもミスキャストという印象しか受けなかった。 少女の背伸びしたがりの描写は描けていると思うけど、この女の子の魅力でもっているような作品なので、主人公視点よりヒロイン視点での彼女の心情描写をもっと観たかった。[DVD(邦画)] 4点(2013-09-25 02:30:46)《改行有》 939. みな殺しの霊歌 設定は面白くて興味を惹くのに、主人公の人となりが丁寧に描かれていないので、彼の行動が今ひとつピンとこない。一応理由づけはちゃんと用意されてるんだけど……。 倍賞千恵子演じるヒロインとの関連性も、ちょっと不明瞭かな。 ストーリーの展開に、「?」と思うシーンも。 モノクロの映像、演出は、映画らしくてとてもよかった。[DVD(邦画)] 4点(2013-08-24 06:07:31)《改行有》 940. ツーリスト オーソドックスな巻きこまれ型サスペンスに、ヒロインのミステリアスな部分とストーリーの謎で物語を引っ張るシナリオは、鑑賞者をミスリードしようとして凝り過ぎの感あり。 もう少しコメディー色を強くしたほうが目立たなかったかも。 アンジェリーナのキャラは他作品とほぼ変わらないし、しかも相手がデップじゃ、映画ファンでなくても展開の予想がついてしまうのはツライところ。 イタリアの観光地を舞台にしているので、旅行気分で普通に楽しめる作品だとは思う。[地上波(字幕)] 4点(2013-08-15 05:27:23)《改行有》
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