みんなのシネマレビュー
あにやん‍🌈さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2524
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120
121122123124125126127
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120
121122123124125126127
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114115116117118119120
121122123124125126127

961.  カラフル(2010) 《ネタバレ》 あの馬鹿CMのせいで、映画が始まって数分でオチが判るという事態になってしまいましたが、それは映画のせいでなく。誠実な映画とか真摯な姿勢の映画とか言って褒めようと思えば褒められるんでしょうけど、ホンネで言うとタルい映画。ダラダラと説明的な映像を見せるの、まるで退屈な深夜アニメみたい。企画と脚本はいいとして、何故これがアニメで、そして原恵一監督なの? 物語は感心させられるところ、考えさせるところがあちこちにあります。割といい物語です。でも、このカタチで見るのがベストだとは到底思えません。もっといい映画にできる可能性はいっぱいあるのに、何故? 原監督の演出は前作の『河童のクゥと夏休み』同様、愚直で面白味に欠け、そここそを褒める人もいるでしょうが、自分はそんなモン褒めたくないですねぇ。もっと晒け出せよ!って。作品のキャラに求めながら自分じゃ隠してるじゃん! 作画もまた同様で、訪れるかどうかも微妙な一瞬の煌きのために延々耐えるような程度の水準のアニメートじゃ、なんのためのアニメよ? 私の地元に近い、馴染みのある世界を舞台にしていますが、その風景もアニメになる事によって生まれる魅力が感じられません。何故か『クゥ』同様、ラストで肝心なメッセージをキャラがセリフにして説明するし。アニメの殻に閉じこもるなら、それはそれでもう少し相応しい題材があるんじゃないかなぁ。アニメの可能性ってのは、こっち方向にはなくない?[映画館(邦画)] 5点(2010-08-24 16:03:40)(笑:1票) (良:2票)

962.  特攻野郎Aチーム THE MOVIE 《ネタバレ》 退屈じゃないけれど面白いってワケでもなく。ダメじゃないけれどイイって程でもなく。見て損じゃないけれど得ってワケでもなく。オリジナルの知名度やキャストに比べて、どうにもこうにも平凡な娯楽映画って印象でした。裏切りに次ぐ裏切り、陰謀渦巻く状況に翻弄されてハジケきれませんでした、なんて展開でいいのかいなぁ?って感じで。かと思うとクライマックスでは4人が、ではなくて敵が何もかも引っかき回してメタメタな事になってしまいますし。もっと単純に爽快、って映画を期待したのですが、悪役の方が痛快じゃ困ってしまいます。90年代はシリアス演技派路線だったのに、何故か最近仕事を選ばないカンジなリーアムと、『ハング・オーバー』の二枚目と、『第9地区』のおっちゃんとが、まるでコスプレしてるみたいに見えて、スターかくし芸大会みたいな映画だなぁ、なんて思いながら妙に冷めてスクリーン眺めてるような状態で。部分部分でテンション上がるものの、それがちっとも継続していかないもどかしさが繰り返される映画でした。[映画館(字幕)] 5点(2010-08-22 14:55:31)(笑:1票)

963.  ベスト・キッド(2010) 《ネタバレ》 『カラテ・キッド』なのにクンフーだし、リメイクにつきものの今風アレンジがキツそうな印象があって、あまり期待は持てなかったのですが、意外にも丁寧で誠実な作りに感心しました。設定の根本的な違いがありながら、オリジナルに忠実な展開で奇を衒ったところはありませんし、エピソードの1つ1つをきっちり重ねてゆく感じで、安易なノリで進めてしまうような事はありません。オリジナル版をリスペクトしつつ、中国の歴史・文化を尊重し、そしてちゃんと面白い映画。ドラマで魅せつつ、クライマックスでキッチリ燃えるという。もっとも、オリジナルをなぞっているが故に、クンフー道場の理念がどうかと思う感じがありはしましたが。80年代のアメリカならば、ああいう攻撃的な道場も成立し得たでしょうけれど、現代の中国本土でクンフーを教える立場でアレはありかなぁ? あと、往年の激しさは望むべくもありませんが、ジャッキーのアクションはもうあと少しでいいから、もっと見せて欲しかったですねぇ。子供達相手に本気じゃないモードのみって。でもジェイデンはチャラいガキかと思ったらしっかり動いていて。中国人の女の子とのラブストーリーも微笑ましく。オリエンタリズムが悪趣味にならず、しっとりと味わいを持って描かれた、140分の上映時間も苦にならない、質の高い映画でした。[映画館(字幕)] 8点(2010-08-14 21:26:48)(良:1票)

964.  魔法使いの弟子 《ネタバレ》 映画を見ていて、なーんにも響いて来なくて困っちゃいました。世界が危ない、って最初にばーっと背景を説明した後は、たった主要5人のキャラがすったもんだするだけの映画で、魔法ってものの定義が明確でなくて、都合よく物語を進めるためにあるようなもので。世界大変、って言いつつニューヨークだけでドタバタしてるんで、まるで『パーシー・ジャクソン』みたいだし。主役のお兄ちゃんがね、どうにもこうにも冴えなくて、魅力が薄くて、彼にノッてゆけないので見ているのがツラいんですよね。つーか、この映画で結果的に世界を救うために最も大活躍したのは実はヒロインなのに、クライマックスでは殆どジャッキーもののヒロインみたいに忘れ去られてしまってるような感じで影薄くて可哀想(笑)。まあ、ニコラスにしても薄いんですが。頭でなくてキャラが。もう全体的に薄味。物語にもビジュアルにも役者にもちっとも惹かれなくて、途中から「あーもー、さっさと終わってくんないかなぁ」とか思い始めちゃったりして。そういう映画に限って勿体つけた展開になるんですよねぇ。ああ、なかなか辿り着けない!とか、悪の復活に、もうちと時間かかる!とか。濫造されたファンタジー映画群から何ひとつ抜きん出ていない、キビシい映画でした。一応、『ファンタジア』のオマージュ的映像が存在しているものの、あまり面白味のないシーンだし。どうせならこういうパッとしない実写映画じゃなくて、ミッキー主役の長編を作ればいいのに、って思うのですが、現在のディズニーじゃあり得ないのかな?[映画館(字幕)] 3点(2010-08-13 20:43:59)

965.  ヒックとドラゴン 《ネタバレ》 卑怯だわぁ。あのドラゴン、まるでネコじゃん。ネコ好きのハートをがっちりキャッチ!みたいな。ヒロインはツンデレだし、クライマックスは怪獣映画だし、ビジュアルは良いし、3Dの効果とあいまって鳥肌が立つような飛翔感だし。色々と卑怯過ぎて降参。お話はオーソドックスな少年とモンスターとの出会いパターンですが、盛り上げ方が大変に上手いです。ドラゴンと共に大空に舞い上がる瞬間、ヒロインの心が転じる瞬間、そして絶体絶命の危機から反撃に転じる瞬間。待ってました!とばかりにバーッと盛り上がるキモチ良さ。その、魅せるCGっぷりは、ピクサー作品をも凌駕する至福の美しさに満ちております。一方で、主人公が最初にドラゴンを傷付けた、その報いのように同じ状態になって物語が閉じるのは、戦う事の痛みを描いていて、ちょっとビターな切ない余韻も残します。情感を持たせながら無駄なく組み上げられた見せ場の数々、一級のエンターテイメントを送り出してきたハリウッド産だからこそ到達できた、至高の娯楽アニメーションでした。【追記】この映画の虜になって回を重ねて結局57回。公開日にこのレビューを書いた時には、自分の中でここまで大きな存在になるとは思ってもいませんでした。映画オタク歴35年半にしてベストワン更新しました。[映画館(吹替)] 10点(2010-08-07 14:20:05)(笑:1票) (良:3票)

966.  私の優しくない先輩 《ネタバレ》 見終わって、なんかどっかで見た事がある様な物語だなぁ、と思いましたが、韓国映画の『アメノナカノ青空』ですね。アレの超ハイテンション版、みたいな。負の感情もドロドロした気持ちも含めて生の実感を激しく謳う、メッセージ性の強い映画です。後半に主人公が見せる激しい感情の爆発が、先輩の真っ直ぐな熱さが、ガンガンとスクリーンに叩きつけられて見応えがあります。描かれるキャラ、エピソードが絞られているがゆえに雑味に惑わされる事なく映画を堪能できます。ただ、先輩が「ああいう先輩」な理由を説明してしまうのはメロドラマ的な矮小化になってしまいますし、前半のあれこれと作為的な映像を盛り込んでゆく部分はトーンがハンパ過ぎてしまって見ている方がちょっと恥ずかしく感じてしまいます。ああいうのは中島哲也監督くらい徹底的にやらないと。16mm撮り(だよね?)は後半の生々しいトーンには合ってますが、前半のガチャガチャした部分には発色の乏しさやディティール描写であまり適合しているとは言い難く。もっとも私にとってのこの作品最大の難点は、そういう終わりの映画なのね・・・ってところで。彼女にメッセージを負わせ過ぎだよ・・・と。いい映画だけど、好きにはなれないのね、このタイプ。エンドクレジット部分の凄さを見れば、この映画に賭けた人々の熱さっていうのはハッキリ判るんですけどね。エンドクレジット大賞っていうのがあったら、今年の大賞を受賞できるんじゃないかってくらいの凄さなんですが。[映画館(邦画)] 7点(2010-08-05 15:51:13)

967.  ジェニファーズ・ボディ 《ネタバレ》 このテの映画を見る力、語る力がないゆえ、かなり的ハズレな事を書くかもしれませんが。映画を見ていて、ジェニファーはニーディの抱くコンプレックスの象徴、ニーディが超えなければならない(と思い込んでいる)障害だと思いました。容姿にしろ性格にしろ、ニーディとはかけ離れた存在のジェニファー、彼女が悪魔に乗っ取られた状態は、即ちニーディにとって勝利する事によってコンプレックスを克服し、道が拓けるものの暗喩だと。だけど、そうなると果たしてジェニファーは本当に悪魔に乗っ取られていたのでしょうか? ニーディは劇中、何度も幻覚を見ており、映像となっている事象がそのまま真実ではない可能性を示唆しています。とするとニーディは果たして正常だったのでしょうか? ニーディこそが実は恐ろしい存在だったのではないでしょうか? 冒頭とクライマックスに立場が逆転する描写が存在する事で、その不安が強調されます。だけど、更に考えて、そもそもジェニファーは存在したのでしょうか? ニーディと対を成すようなジェニファー、ニーディと二人で一人の人間を形成していたようにも思えます。自分の中にあるセックスに対する好奇心と恐怖が象徴されているのが悪魔のジェニファーなのではないでしょうか。これは深く考えてゆくと、どんどんと恐ろしくなってゆく映画だったりします。エンドクレジット部分だって、単純な復讐なのか、彼らは本当に悪魔と契約したのか、ニーディの思い込みによる暴走ではないのか・・・??? だけど一方で『エクソシスト』『キャリー』『プロムナイト』などのオマージュがいっぱいなホラー映画であり、青春とセックスとスプラッタというベタで固めたシロモノでもあり、セックスと酒とドラッグを戒める教訓めいた話のようでもあり、なかなか捉え様のない、私にとってかなり難解な映画として認識されてしまいました。[映画館(字幕)] 5点(2010-08-03 22:45:50)(良:4票)

968.  ソルト 《ネタバレ》 見せ場が連なっていて、退屈してしまうようなスキなんて一切ありません。ラストまであっという間に駆け抜ける娯楽性の高い映画。でも、伏線ですよ、って映像は判り易く、何か意味があるのかな?って思える微妙なショットや流れは単に脚本、演出上のアラだったりして、大味な映画ではあります。アンジーが簡単に発見されるような行動を取る事が後々まるで意味を成しませんし(あれでは単に逃げるのが下手なだけ)、逃亡の過程も意外と行き当たりばったり。どっか途中で死んでもおかしくない状態を運で押しきるような感じ。もっとプロとしての余裕があっていいと思いますし、そして、どうせウソっぽいハナシなのだから、もっとアンジーをキレイに、カッコよく撮ればいいのに、と思いました。傷だらけ、血まみれな男勝りな肉弾戦型ヒロイン像でなくて、シャープでクールな女スパイの方が良かったな。正直アンジーには『エイリアン2』のシガニー・ウィーバー、『G.Iジェーン』のデミ・ムーアみたいな「ヒーロー姐さん」の系譜に収まらないで欲しいのよ。[映画館(字幕)] 6点(2010-08-01 13:59:38)(良:1票)

969.  ゾンビランド 《ネタバレ》 楽しい映画でした。大筋でも細かいネタでもゾンビもののお決まりパターンを踏襲しつつ、全てがあくまでポジティブ。ゾンビとの戦いも、人間同士の諍いも、ひとつひとつキッチリ笑いに変換されてゆきます。ゾンビ映画お馴染みの、悲劇的な展開を逆手に取ったネタに、しっかり見てるこちらまで騙されたりして。いやしかし、ゾンビがウロウロしている中で、姉妹はあのネタを仕込んだの? 練習とかしてたのかなぁ? 他に生存者がいるという前提に立ってた訳だし・・・まあいいや。遊園地ネタなんかは無理矢理です。別になんの必然性もありません。絵的に面白いだろうなぁ、ってノリで作られたようなもんで。でも、それがイイ。ゾンビとキラキラした遊園地のコントラストがステキ。もはや人類お終い、って世界であくまでマイペースを貫く人々の、実はちょっとハートウォーミングなお話し。メチャクチャなキャラ達(このゾンビワールドだからこそ、生きてゆけるような不器用な人々)に、だけどなんだか愛着が湧いてきて、見終わって心がほっこりしてくるゾンビ映画です。いや、マジで。限りなく前向きな、愉快な終末映画ではありました。ちょっとツッコミを入れておくと、彼的には『ガーフィールド』ではなく『チャーリーズ・エンジェル』が正解だと思うのですが。ソニー・ピクチャーズ的に自社作品の名前は出せなかったのかな?[映画館(字幕)] 7点(2010-07-26 16:41:13)

970.  インセプション 《ネタバレ》 この映画で定義されている独自ルールをいかに許容できるかで、楽しめ度が違ってくるように思いました。私としては納得できない点が多々あり、一歩引いた所からドンパチ娯楽映画を眺めてたって感じ。このビジュアル、物語の仕掛けは、確かに魅せます。だけど、ああも理屈で組み立てられていたら、まるで人間の頭の中はデジタルデータで構成されていて、総てが定義された法則に則って確定しているもののようで。それは、この映画が描こうとする現実の不確実性と矛盾した状態な訳で、映画という媒体の虚構性までをも内包して、その矛盾を意図的に晒しているんだよ、っていうのならば、それはそれで面白いのですが(だけどそれじゃ押井守だ)、しかし、あくまでここに人間の心の深みは存在しておらず。夢を創り出す土壌としての意識・心はもっと曖昧で移ろい易く、それゆえにもっと自由で掴みどころのないものではないのかなぁ。この映画では階層ディレクトリ化され既にそのカタチが確定した表層がやかましく存在を主張するばかりで、映画を成立させるには、決定的に欠落しているモノがあるように思えるのですよ。うーん。口で語りビジュアルで語りながら、存在が感じられないモノ。実は作者が興味を持ってなさそうなモノ。それはもしかして、愛、かしら? それとも心?[映画館(字幕)] 6点(2010-07-25 13:18:12)(良:2票)

971.  エアベンダー 《ネタバレ》 「これまでのあらすじ」を延々と見せられて、さあ、やっとここからが本編です、って監督の名前が出てきたと思ったら、それがエンドクレジットだった、って感じの映画。これまで贔屓にしていたシャマラン監督ですが、今回は擁護無理。っていうか、東洋テイストだから、ってそれだけのような、シャマランらしきテイストがまるで感じられない映画。とにかく展開早くてブツ切れで、 それをモノローグと大量の説明的セリフでフォローするという、映画的情緒ゼロなダイジェスト版状態ゆえ、ドラマを楽しませようって気はまるでなし。北の水の国のお姫様なんか、唐突に出てきて思い入れもなく退場、みたいな状態だし。火の国の追放された王子だって、もっとドラマティックなキャラな筈でしょ? せめてボウズの大活躍が見られると思っていたら、いちいち微妙な活躍、クライマックスでは壁作って終了・・・。『ライラの冒険』とか『エラゴン』みたいなダメ系ファンタジーの仲間になるとは。シャマランならもう少しなんとかしてくれると思ったんですけどねぇ。東洋趣味だけで娯楽として成立させようとしておりますが、東洋の人間には無効だしね・・・。せめてせめて、役者の顔が印象に残るって程度の事はして欲しかったです。見終わって印象薄いの。いつものシャマランの「やっちゃった!(笑)」じゃなくて、これは「やっちゃった・・・」でしたなぁ。[映画館(吹替)] 4点(2010-07-23 16:36:16)(良:1票)

972.  宇宙ショーへようこそ 《ネタバレ》 惜しい! クライマックスであまりにありきたりな娯楽アニメ映画インフレ見せ場クドクドパターンなってしまって。多元的に描くから物語が集中してゆかないし、間延びしてるし、その上、真実も心情もことごとくセリフで説明しちゃうし。あの歌姫はあの程度の扱いで良かったの? で、あとはお見事。二度と来ない夏休みの貴重なひとときを描いた秀作。友達と過ごす大切な時間、無限の希望に向かって開かれた未来。大人には深い郷愁を伴ってしみじみと心に染みてくる映画です。五人の子供達が魅力的な個性(デザインも)を与えられて、みんなが織り成すひとつひとつのエピソードが楽しく。そして子供達それぞれが一歩成長してゆく、その、壁を乗り越えてゆく過程がとても真面目に描かれていて感動的です。それに対比するカタチで象徴されてゆくポチのエピソードも切なく。だからこそ、それまでの魅力が隠れてしまうクライマックスがねぇ・・・。もっともラストで魅力は戻ってきますし、そんな欠点はあっても充分に見る価値がある映画でした。そう、神奈川のシネコンまで越境して見に行っただけの価値は充分に。こっちだと夜遅く一回とかになってて・・・[映画館(邦画)] 8点(2010-07-22 17:27:11)(良:1票)

973.  オーケストラ! 《ネタバレ》 期待した程には楽しめませんでした。主軸となる、貧相なリーアム・ニーソンみたいな主人公と、若き美人バイオリニストの物語は、旧ソ連時代の共産主義下での弾圧の悲劇を背景に、なかなか魅せてくれはするのですが、感傷的な描写がクド過ぎてダレたように思います。それより問題は、予告編を見た時点では、そっちがメインだと思っていたガラクタ楽団の部分。全く笑えません。それぞれが身勝手でなかなか上手く事が運びませんって状態、個人的には見ていてストレスを感じるばかり。ユダヤ人父子なんか、ただ不快なだけのキャラ。愛すべきエピソードなんてちっとも描かれてゆかないですからねぇ。せめて本番ではなく、その前までにちゃんとした演奏をしてみせる集団になって頂きたかったです。彼女の演奏によって目覚めてゆくという映画的演出を優先したのでしょうが、プロの舞台でもダメな奴らじゃあねぇ。リハーサルなしで本番まで引っ張るという映画の作りは、さすがに無茶な感じがしてしまい。全編に渡って構成やエピソードの有りように疑問が湧き、流れに乗るのがなかなか困難な映画でした。[映画館(字幕)] 6点(2010-07-21 16:50:01)

974.  ガールフレンド・エクスペリエンス 《ネタバレ》 ハチ公前の某大手レンタル店から、DVDを買った際にお釣を500円渡し忘れたと電話があり、じゃあ、明日にでも伺いますと答えたはいいけど、500円貰うのに300円交通費払うのってどうなのよ?と。なので渋谷で映画見ようと。唯一火曜割引で安く見られる映画がコレだった、って。コレ見た理由、それだけ。高級エスコート嬢の生活を、時間軸バラバラに崩してドキュメンタリー風にコラージュしてみせた映画ですが、これが退屈で。同居する彼氏と競うように上流の人々の中に入り込んでゆく様が描かれるのですが、最後になって陳腐なドラマを語り出し、『ティファニーで朝食を』かよ!みたいな古臭い説教を始められて困ったもんです。どんだけ上から目線よ、ソダーバーグ。ヒロインを画面の端に小さく捉えたり、フォーカスを手前や奥に合わせてヒロインをボヤかしたり、シルエットにしたり、ラスト近くになるとやつれた表情させるわ、醜悪な客を描くわで、ヒロインをちゃんと人間として描こうとはしてません。売春は違法です!って教育映画かよ、みたいな。愛がねぇ、感じられないのよ。ソダーバーグ、やっぱり苦手だわ。結局500円返して貰うために、猛暑の中、時間と1300円を損したというお話し。[映画館(字幕)] 3点(2010-07-20 15:22:45)(笑:2票)

975.  借りぐらしのアリエッティ 《ネタバレ》 小人の暮らしの、その細部にこだわった愛情溢れる描写はさすがのジブリ。たとえば液体の表面張力による粘性にまでこだわった映像表現は『ミクロの決死圏』『インナースペース』『ミクロキッズ』のどれもが成しえなかったワケで。でも、肝心のアリエッティがカットごとに顔変わっちゃってます。かつて『ナウシカ』は原画担当ごとの個性がナウシカの表情に色濃く出ておりましたが、アリエッティの場合はもう少し基本的なところにやや問題があったような気が。美術と共に5.1chを活かした音響設計が見事。最初は、彼女達が奏でる音は人間サイズのそれで、実際はあり得ないと思いましたが、彼女達に届く人間の出す音の方を巨大な、広大な空間に鳴り響く音として表現しているので、対比の方法としてアリだなぁ、と。雰囲気のある音楽と共に、音を楽しめる映画です。そして、映画の中身については・・・うーん。あんまり楽しくないんですよね。善意と悪意と、その両方が小さな一家を追いつめ、追いやってゆく。そこにあるのは、過去の破壊と現在の混沌と小さく閉ざされた未来。あのお手伝いさんは不快なだけの存在で、後半は見るのが辛い状態でした。やけに教訓が目立ってしまいますが、もっと明るい希望を感じさせる、あるいは楽しく弾んだものであっていいと思うんですよね。素材が良いだけに、ちょっと残念。[映画館(邦画)] 6点(2010-07-17 12:49:27)(良:1票)

976.  闇の列車、光の旅 《ネタバレ》 主人公が、まだあどけなさの残る少年をストリートギャングの世界に引き入れる冒頭から、この映画の世界は深い闇に包まれています。暴力と殺戮に支配された世界で、ひたすら鬱々とした物語が続いてゆくばかりなのですが、情感をもって詩的に語られる映像と共に少女に託された仄かな希望の輝きは、見終わって清々しさすら覚えました。救いのない旅の終わりに、幾つもの閉ざされた未来の中に、ほんの少しだけ輝くもの。破滅の中にあって、みんなが望んだ夢。堕ちてゆく少年の姿と対比されたそれは、現実を嘆いてはいても、決して絶望はしない、前を向いた姿。物語は最初から約束された道を進むような、ひねりのないものですが、役者達から発散されるリアルな存在感、そしてそれを的確に捉えてゆく映像が、がっちりと心を掴む力作でした。[映画館(字幕)] 8点(2010-07-14 16:53:15)(良:2票)

977.  トイ・ストーリー3 《ネタバレ》 これだから3Dは・・・。メガネの上に3Dメガネな私、ラスト20分くらい、メガネが目から出た湿気で曇って画面がよく見えないよ、って。いやもうラストの怒涛の展開は激しく心にクるものがありましたねぇ。やがては手放されてゆくオモチャの視点から人の成長を語り、モノの役割を語り。シリーズお馴染みの面々が迎える最後の物語、きっちりと終わりが与えられた完結編。ウッディやバズが、自らの役割を認識してゆく姿は、シリーズを通して親しんできただけに、切なく迫ってきます。ただ、このシリーズ、いつも途中でダークな空気を漂わせるパターンが個人的にはイマイチで、今回の刑務所に模せられた幼稚園での虜囚物語部分も、少々ストレスを感じてしまいました。だからこそ、クライマックスからラストにかけての神がかった展開を心から堪能できたとも言えますが。意外な英雄の勇姿に涙だだ漏れ。あと、ラテンなバズ最高。全編CGで映画一本なんて無理じゃない?という猜疑心をすっ飛ばしてみせてくれた1作目から15年、CGに色々な事を教えられ、気付かされる世界になりました。さりげなく凄いピクサーの功績に心からの敬意を。[映画館(吹替)] 9点(2010-07-12 13:48:58)

978.  プレデターズ(2010) 《ネタバレ》 ロドリゲス製作で、ダニー・トレホなんか出てきちゃうんだから、相当にぶっ飛んだ『プレデター』が見られると思ったら、これがフツーに『プレデター』でちょっとガッカリ。戦いのプロ達が誘拐されて他の惑星でプレデターの獲物になるっていう設定はぶっ飛んでるんですけど、中身は一作目と似ていて。森の中に何かいる、っていうのを引っ張り過ぎな感じ。お客さんはそこにいるのがどんなヤツなんだか知ってるワケですからね。森に集められた、見るからにクセのありそうな面々も思ったほどには個性を発揮せず、集団の中の葛藤もそこそこ、アクションの見せ場もそこそこ。プレデターが今までにない恐怖を見せてくれる訳ではないので一作目を初めて見た時の衝撃はなく、会話シーンの多さで結構ダレ気味。リメイクではなく一作目の続編で、一作目があって初めて成り立つシーンもあり、と。ただ、元々自分達は奴らと同様狩る方の立場だったという主人公の台詞や、様々な銃火器が登場する激しい戦闘シーン、更にはプレデターの存在を認識した後も人間同士で戦ったりと、暴力の本能的快楽を描いてみせたあたりに、この映画の価値があったと思います。[映画館(字幕)] 6点(2010-07-09 16:48:08)(良:2票)

979.  アデル/ファラオと復活の秘薬 《ネタバレ》 「女版『インディ・ジョーンズ』を見ようと思ったら『ナイト・ミュージアム』だった。何を言ってるのかわからねーと思うが、おれも何を見たのかわからなかった・・・」CMや予告編に騙され系。どんな冒険物語が展開してゆくのかと思ったら、パリを舞台にした、くっだらないコント集みたいなのが始まるワケですよ。あんまり面白くないから早く本題に入ってくんないかなぁ、って思ってると、そのコント集が延々と続いて、もしかして、それが本体なのか?と思った頃には映画はほぼ終わってるとゆー。冷房効き過ぎな映画館でそれはあまりに寒い、寒いよ。自分さぁ、ベッソンって『レオン』と『グランブルー』と『フィフス・エレメント』のイメージしかないからさぁ、って、あ、『フィフス・エレメント』はこんなモンか。瀕死の妹ってのもギャグ状態だし、映画の〆は不謹慎だし、実のところ、おフランス製B級バカ映画。ベッソンはザッカー兄弟でも目指し始めたか? そうならそうと早く言ってくれればいいのに。しかし、昔からおフランスの笑いのセンスってのがどうもピンと来ないもんでね、困ったもんで。[映画館(字幕)] 5点(2010-07-08 14:46:51)(笑:1票) (良:2票)

980.  ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い 《ネタバレ》 最初に謎を散りばめて、それをいかに回収してゆくのかって映画だと思ったら、更に次々と新たな謎が生まれ、大混乱に陥ってゆくって物語。ダレる事なくスピーディな展開で楽しめました。しかもその広がりまくった大混乱をも最終的にはエンドクレジット部分まで使ってちゃんと回収しますからね。とてもじゃないけれど愛着が湧きそうにもない、クセの強すぎなキャラ達で楽しめるのかいな、と最初は思ったのですが、なかなかどうして、その強烈な個性まで含めていい感じだったりして。8万ドルゲットの部分は都合良過ぎな気がしたものの、きっちりと計算された気持ちのいい脚本。ただ、笑いの元となる素材の多くが下ネタ。下品な話と映像とが列挙されて、それで笑ってね、という状態なので、個人的にはイマイチ。スクリーンが汚い状態っていうの、あんまり好きじゃないんですよね。最近のアメリカンコメディって下ネタやグロネタで笑いを取るものが多いのですが、もう少しスマートなコメディはないもんですかねぇ。[映画館(字幕)] 6点(2010-07-07 17:44:09)(良:2票)

080.32%
1220.87%
2421.66%
31234.87%
431912.64%
548519.22%
654821.71%
745618.07%
830011.89%
91827.21%
10391.55%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS