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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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81.  オープン・ウォーター 《ネタバレ》 「実話に基づいたフィクション」なんですね…。 実話ってきいたから、どっちかは助かると思い込んで観てしまったではないスか。そしたら、ラストにびっくりするのは当然じゃないスか。ズルイ…。 内容は、実話と銘打っていなかったら、映画としてはもたなかったでしょう。 実話だからこそ、怖い。ドキュメントに近いホラー作品だと思いました。 サメが、ホラー映画のようにぐわっと襲ってくるのではなく、周りを泳ぎながら、獲物が弱るのを待っているのが、怖い。 突っついてみたり、少し齧ってみたり。抵抗する力があるのかどうか、様子見をしているところが、非常にリアルでいやらしい。 ドキュメント風なので、主役の二人が映画的に派手なパフォーマンスをできるわけがなく、ただただ海の上を漂うしかなく、つらい状況。その状況を延々と見せられるのですが、なにしろ「実話」なので、主役たちのつらさを共有するしかなく。 まったくエンターテイメント性はない。ないからこそ、伝わってくるつらさと恐怖。 しかし、いい加減なダイビングツアーのガイド達とか、実際に大勢いそうですよね。適当な仕事しかしないアルバイトさんとか。 そんな人たちに命を預けるような遊びをするのは、嫌だなぁ…と、心底思いましたよ。 ひしひしと感じる海の恐怖。 ワタシは、一生、ダイビングはしません。この作品にかけて誓います。[DVD(字幕)] 4点(2012-11-01 16:21:37)《改行有》

82.  ステップフォード・ワイフ(2004) 《ネタバレ》 題材が古いな~。 女vs男という構図や、女の強さが男らしさを脅かすため、男は非人間的な手段でもって女をコントロールするしかない、なんつーのは、とっくに廃れたテーマだと思ってましたが。 そしたら、リメイクなのね。 確かに、30年前には新鮮なテーマだったのでしょう…時が移ろうのは早い…。 この作品の一番のいいトコは、配役。 ペッド・ミドラーやグレン・クローズは元より、C・ウォーケン、ニコール、マシュー・ブロデリックが役柄にピッタリ、ビジュアルもピッタリ! キャラクターもいい、演じる役者もいい。しかし、何かが足りない…。 男らしさとは、それを支える女らしさがあって初めて存在可能なのか、とか、 男らしさにしがみつく男たちに一様に魅力がないのは、自分らしさを模索・確立・向上する努力をせず、既成の「男らしさ」(それも妻たちの犠牲の上に成り立つ)に安易にのっかるという、思考停止&弛緩しきった精神のせいなのだろうかとか、 妻の人間性を排してでも自分の「男らしさ」を手に入れようとする、その自己中心的な思考とか(だってやってる事は妻へのDVでしょ)、 いくらでも深く掘り下げられるテーマを題材にしているのに、表面的な綺麗さしか映画では表現しようとしていない。 つまり、キチンとテーマに踏み込んでいないのだ。 ディスプレイだけ綺麗に飾って、中身はナシ。なあなあにして誤魔化してる感じ。 そーゆうところ、ステップフォードに住み着いたアホ夫たちと、そっくりじゃない? アラ、オチがついちゃった…。 シリアスなテーマは観客に受け入れられないかもっつー弱腰な姿勢って、表現する人間としては失格です。 コミカルな表現でテーマを語ることもできるハズなのに、面倒くさいのか力量がないのかわからないけれど、そこはスルーしてしまっており、結果、イマイチな出来の映画になってしまった。 豪華な女優・俳優陣をそろえているだけに、もったいないなぁ…。 たぶんこの監督、古い男性観を持っていて、女性が怖いんだろうなぁ~と思わせる(笑) もっとアクションオンリーの、自分に合った映画を撮ればいいのにね。 [DVD(字幕)] 4点(2012-09-04 00:42:04)《改行有》

83.  CUBE2 うわぁ、なにもかもアッサリ。アメリカ人が好きそな味つけ。 型通りのキャラクター設定の登場人物たち。ちょっとだけサスペンスフルな、わざとらしい展開。ストーリーがない分、ちょっとだけSFを絡めてみたよ。ラストは意外性を狙ってみたよ。意味はないけど深い意味があるように見えるかな?そうそう、映像はやっぱスタイリッシュじゃなくちゃね。頭の悪い人でも十分楽しめるよう、頑張って作ってみたけど、どうかな~♪ …と、胸張って言われた感じ。 そんな事イバって言われても困るな~というのが、ワタシの感想。 95分間、退屈はしないんですけどね…。そんだけ。 [DVD(吹替)] 4点(2012-07-16 22:41:13)《改行有》

84.  ヒルズ・ハブ・アイズ2 《ネタバレ》 あんな面白い「1」の続編なのに、面白くなかった。 へっぽこ軍人たちは、新兵の演習中だからへっぽこでも仕方がないとして、あの食人鬼たちの平凡さ・つまらなさったら、一体ナニ?! 「核実験の影響によって奇形化し、健常者を憎む食人鬼」という哀しくも恐ろしい設定を、今回まるで無視ですか~。 ストーリーもキャラクターもまったく工夫なし、食人鬼たちが餌場にやってきた軍人と殺しあう、ただそんだけ。軍人なのにメンタル弱いし。食人鬼なのに結構あっけないし。 よくもこんなつまらない話にしてくれて…(怒) テリトリーが洞窟、というのもツマラナイ。 「1」のように、砂漠の中に忽然と街が現れ、一見すると普通にも見える街が食人鬼たちの隠れ住む街で、主役らはその中へさまよい込んていく…なんていう設定は、「蝋人形の館」もそうですが、異界(異世界?)へ迷い込む雰囲気がすごくよかったのに。 これじゃ~単なるモンスターパニック映画。「ディセント2」「クライモリ」と変わらんじゃないですか。 まぁ監督が変わった続編に、駄作はつきものって事なんでしょうね…残念。 もし「3」が出来ても、アジャ監督じゃなかったら、も~観ません。[DVD(字幕)] 4点(2012-07-09 23:11:59)《改行有》

85.  ファイナル・デッドサーキット 3D 《ネタバレ》 もうね~「死のリスト」にのった人間は、おとなしく死にましょうよ。 でないと、ショッピングセンター壊滅!死者数百人!!てな事になって、死ななくてもいい人間が大勢死ぬ羽目になっちゃいます。 ここは諦めて、予知通りに、潔く…ってワケにはいかないか。映画10分で終わっちゃうし(笑) にしてもこの4作目、残念ながら、評価できるのは最初のサーキットでの事故シーンだけでした。 ストーリーはありません、死に方バラエティをお見せします!という映画なのはわかってましたが、その肝心の死に方に、芸がナイ。 今回はやたらと内臓を見せたり、皆さんを肉片にしてみたり、肉体破壊をしていましたね。 展開も登場人物たちもサラッとしすぎてるから、グロさを強調してみたのかな?でも、続きすぎると、飽きる…。荒唐無稽っぽさが出てきて、チャチに感じてしまうし。 3Dで観てたら、画面の迫力で色いろ補えるのかな?でもこの映画に千円とか払うのは嫌だな…。今回レンタル50円なので借りましたが、もう次作は観ないかも、です。[DVD(字幕)] 4点(2012-06-30 02:59:04)《改行有》

86.  スティーヴン・キングのデスペレーション <TVM> 《ネタバレ》 キリスト教布教映画かと思いました。 適当な展開も不明瞭なテーマも、「神と悪魔の対決だったんです~人間が試されているんです~」とまとめてしまえば、それなりに説得力が出たような気になるし。 でも、映画なんだから。聖書読んでるわけじゃないんだからさ。だからどーした?て話ですよ。 いっちゃってる保安官がやりたい放題の序盤は、現実にもありそうで面白かったのですが…残念。 いくらTVドラマとはいえ、緊迫感の必要なシーンすらたるみがちで、退屈でした。S.キングなのにハズレでした。 もしや、根本的なテーマがダメだったのかな~? 不謹慎ですが、神も悪魔も、映画・小説では使い古されたネタなので、ちゃんとした工夫が必要です。そこらでよく見る神と悪魔のテーマを持ってきて、思い付きでテキトーに作っちゃったら、ダメでしょう。このテキトー感が非常によく出ていて、作品の安っぽさにさらに磨きをかけている。なんだかなぁ。 世界征服を狙うショッカー(団体名称はそれぞれですが)と戦う仮面ライダーの方が、マンネリな分、毎年ちゃ~んと工夫してそれなりのクオリティの作品を作ってるなぁ…。 [DVD(字幕)] 4点(2012-06-28 15:45:29)《改行有》

87.  ディセント2 《ネタバレ》 こりゃダメです。せっかくの良作ホラーの続編なのに、全然よくない。 ストーリー展開もキャラクター設定もわざとらしく、意味不明。 田舎町で権力を振り回し、理由もなくサラに敵意を抱いて、展望もなく勝手に入院中の容疑者や仲間を引き連れ、洞くつ冒険の旅に出発する保安官。 不自然なほど子どもの話をアッピールする、部下の黒人女性警察官。 前作と違い、キャラクター設定や人間関係の描写が浅いったらないです。 しかも、洞くつが全然地底の洞くつに見えない。 前作で伝わってきた、観ている方も窒息しそうな地底の閉塞感や、二度と日の光を見られないのではという恐怖がまったくない。 来た道を普通に戻ったらすぐに地上に戻れるような雰囲気で、地下2メートル程度のところをウロウロしているだけみたい。 最後には意味なく女性警察官を殴って穴に戻しちゃうしね。でもあの程度の高さなら、しばらくしたら無事に這い出してこられそうです。 単なるモンスターパニック映画になっちゃって、残念。 やはり続編は、同じ監督が撮るべきでしょう。制作総指揮、ってちゃんと仕事したの?って疑問。脚本書き直して、撮り直してほしかったです。[DVD(吹替)] 4点(2012-05-11 22:09:12)《改行有》

88.  ハンニバル・ライジング レクター博士のファン以外の人が見ても、たいして面白くない。そんな映画。 レッドドラゴンはまだ面白かったんだが。 原作者のレクターへの思い入れにつきあうのも、これが最後かなぁ。もう本も読まんよ。 [DVD(吹替)] 4点(2012-02-06 16:32:31)《改行有》

89.  メメント 《ネタバレ》 編集の勝利ですね! 最初のシーンからしばらくして、「あ、コイツ間違えた相手を殺したな」と思ったので、どこで誰にどう騙されたのかを考えながら観てました。 まさか自分で自分を騙していたとは‥。後味が悪いというより、主役の男の人間性にげんなりしました。 意外性はありましたがショッキングというほどでもなく、テーマも感じられず、ただ話題作を作りたかっただけなのだろ~な~という感じ。 映画にはさ、もっと深いものを求めているので、残念ですがこの点数で。 [DVD(字幕)] 4点(2011-11-05 22:29:43)《改行有》

90.  変態村 《ネタバレ》 DVDパッケージは、村のただひとりの女性であったグロリアの磔刑の死体。それにそぐわないタイトル「変態村」。う、う~ん(汗)。 原題通り、キリスト教の概念である「受難」をタイトルにした方がよかったのでは? でないと、強烈な邦題タイトルに魅かれて観た人が、ガッカリする確立が高いのでは ?と思いました。 いえ、自分はホラーを期待して観たのでガッカリはしませんでしたが、「変態」に魅かれて観た人の中には、セオリーにのっとったドギツイ映像やストーリーを期待して裏切られ、「ヲイヲイ」という気持ちになった人も多いのでは(笑)。 それにしても、ラストで死に際の男の望み通りに「愛していた」のセリフを口にするマルクが謎で、ナゼなんだろう~と考えてふとひらめいた答えが、 「そっか、マルクは売れない歌手だから、観客の望み(欲望)を内面化するのが癖になっていたのだ!」 と、いうモノ。 マルクは常に相手に望まれ、欲望の対象として見られてきた人間だから、たとえ自分を殺そうとした男でも、死に際の人間の欲望には応えてしまうのだ、と。 相手に欲望されることが彼の存在意義であるのだからして、その欲望に応えない事は考えられないのだ、と。 この映画の登場人物は、マルク=欲望の対象、マルク以外の人間=欲望する人間、の二通りしかなく、欲望の対象になる人間は、それを受け入れるしかない、というのがテーマなのかと。 赤いダッフルコートは記号で、それを着ている者は欲望の対象にされる者。それ以外の人間は欲望する者で、欲望の対象を蹂躙する権利がある者。そして、対象を愛する者でもある、と。 欲望される者にとっては、すべてが理不尽な受難であるが、それはまた愛でもある、らしい。無慈悲な欲望を、愛と呼べるならば。 そういう風に感じたラストでした。 奇をてらって作った作品ではないし、単なる駄作ではないのでしょう。 それなりの感受性がある人ならば、色々考えさせられる所があるのではないでしょうか。 それにしても、あの酒場での村人(全員男)達のダンス(ポルカ?)怖かった‥。不気味度満点で、危うく笑う所でした。笑いと恐怖は紙一重、ですから‥(冷汗)。[DVD(字幕)] 4点(2011-09-10 20:24:12)《改行有》

91.  THE JUON/呪怨 日本版はひとつも観ておらず、『呪怨』はこの作品が初めてなのですが、とてもハリウッド的だな~と思いました。 全体にこわ~い雰囲気を漂わせ、ドキッと驚かせる技を小出しにし、最後は『ペット・セメタリー』、みたいな(笑)。 外国人が描くと必ずついてまわる、勘違いジャパーン!がどこにもなかったのは、成功だと思います。 しかし、いかんせん、インパクトがない。とゆーか、弱い。日本的なおどろおどろしさを出すため仕方がないのかもしれませんが、あまりにも全編おなじトーンで進んでいくので、ハッキリいって途中で飽きます。 日本的ホラーって、慣れちゃえば怖くないんですよね。インパクトが弱くてジワジワくる恐怖で、地味だから。 それに、せっかく複数の呪いの幽霊(ヘンな表現‥しかし他になんて言ったら‥)が出てくるんだから、誰かひとり親玉といえる位の強烈な幽霊がいてもよかったんじゃないかなぁ。 みーんなおんなじで、そんなとこ日本人的に平均化してどーなるんじゃ。と、そこら辺がちょっと不満。 あと、主役のバフィー‥じゃない、サラを見てると、ついつい「吸血鬼や狼男をバッタバッタとなぎ倒しているくせに、ユーレイは駄目なんかい!」と突っ込んでしまうのもいけませんでした。はい。 4点(2005-03-14 20:56:36)《改行有》

92.  火山高 一体どうしろと。なにを書けと(笑)。 頭をカラッポにしたい時、ぼーと観るのに適した作品、か。 何かを期待して観てはダメ。ガッカリしたり、腹が立ってくるかもしれないから。 モロ少年漫画な設定やキャラクターはいいのに、作品のテンポが悪くて生かしきれていない感じがする。マトリックスをおちょくってるにしては、詰めも甘いし。 そんでもマッサージ椅子などに転がりながら、「あーバカが思いきりバカをやっているなぁ」と斜め見する分には楽しめるかも。なにかしながら観るってところがポイントです。4点(2004-10-04 19:36:33)(良:1票) 《改行有》

93.  CASSHERN 途中で目が疲れて何回も目をつむりました。トシかなぁ。 音楽の入れ方がうるさくて、何度もセリフを聞き逃しました。トシだなぁ。 美術のセンスは大変よいと思いました。 しかし、なぜ誰も脚本を添削してあげなかったんでしょう? 「別にキャシャーンでやらなくってもいいんじゃない?」と、なぜ誰も言ってあげなかったんでしょう? なんだか、監督にはまず主題と創造したいビジュアルイメージがあって、それから無理矢理商業的にも失敗しないよう、色々詰め込んでしまった気がします。 これならオールCGでやったらよかったのに。 いえ、俳優・女優さんたちの演技は大変いいです。特に唐沢くん、見直しました。 だからこそ、CGと人物がいまいちマッチしてないのが、惜しい。 この映画は、家でビールでも飲みながら3回くらいに分けてみる分には申し分ありません。嫌いじゃないです。4点(2004-09-06 16:56:40)《改行有》

94.  ザ・ウォッチャー もしかしてキアヌって演技ヘタ?!と思っちゃったよー。ヘタまでいかなくても、演じられる人物の幅が狭いのは確かだ。まったく怖くないし、凄みもないし、深みもないし。何のために連続殺人してるんだ。快楽殺人かと思えばそーでもないし。孤独な女性を選ぶのと殺人の動機をシンクロさせてキアヌの孤独を表現するのかと思えば、そーでもないし(なので、最後の被害者をカウンセラーにした設定も生かされてな~い)。ほんなら、スペイダーへのストーカー的執着心から女殺してるって設定をもっと生かせばいいのに、そこら辺も表現不足。タイトルの割りに、たいしてウォッチしてないじゃーん!もう何もかも煮え切らない中途半端。[DVD(字幕)] 4点(2003-12-02 01:26:57)

95.  ステイ 《ネタバレ》 丁寧に考えて作ってあるのに、なんでこんなに面白くないんだろう…??と思いながら見て、最後にその理由が分かった気がした。 要するに『ジェイコブス・ラダー』的な映画なんだが、正面から堂々と描いておらず、オチがわからないように、自分(ヘンリー)ではなくサムとライラを中心としたストーリーにしているのが、なんとゆーか姑息に感じた。不自然だし。 このオチなら、もっとヘンリーの内面と人生にずんずん踏み込んで描くべきなのに、サムを主役の視点に据えたせいで、それができなくて軽くなった。 代わりにサムとライラの関係をこねくり回して描いているが、そもそも二人はヘンリーと無関係だし、ヘンリーの一瞬の妄想にすぎないのに、ここまでしつこく描く必要ある?? 観客を騙すためのフェイクにしつこく力入れて描かれても、オチのひねりが全くないから、拍子抜けするだけだったよ。 それこそ、『ジェイコブス・ラダー』に比べて、オチの重さも哀しみも余韻も、すべてが薄くて軽かった。 製作者側の空回りを感じます。残念。[インターネット(字幕)] 3点(2020-06-16 12:58:50)《改行有》

96.  パッション(2004) 宗教を信仰する行為をどうこう言うつもりはないが、この「社会の無理解と迫害に耐える、真理を知る私たち」みたいな自己陶酔はいかがなものか、と思う。 イエスの生きた時代、彼が唱えたキリスト教は社会の中では<怪しい新興宗教>という位置づけだったわけで、現代の新興宗教に鑑みても、ある程度の迫害は仕方がない面もあっただろうに、あそこまで周囲を悪者に描くのは、やり方が汚いと感じる。 いくらイエスの信心深さと崇高さを表現したいからといって、これでもか、これでもか、と延々拷問シーンを見せられてもね。キリスト教を何も知らない人間が観たって、そりゃ「イエスさん、お気の毒すぎる!」と応援したい気持ちになるだろうさ。 ユダの事もポイ捨てみたいな描き方をして。あれを見て誰がイエス以外の人間に共感できるというのやら。 <神の子イエスは素晴しいのだ!キリスト万歳!映画>なのはわかって観たのが、本当にそれだけで、ガッカリした。あそこまで延々と拷問シーンを強調して描いておいて、奇跡の復活はなにコレ?って感じだし。映画的に見栄えがするように地割れとか起こさせたのかなぁ。なんだかなあ。 この作品、映画にする必要あったの?まじめなキリスト教徒なら、うんざりすると思う。聖書を読まない若者への布教活動なんだろうな~と思っただけだった。[DVD(字幕)] 3点(2016-07-08 23:23:06)《改行有》

97.  地球が静止する日 《ネタバレ》 実はワタクシ、キアヌ・リーブスって、ルックスだけの大根役者だと思っているのですが(あ、ファンに殴られそう…)、この宇宙人役は良かったです。演技力いらない役だし、あのノッペリ~とした雰囲気がぴったりでしたね(ほめてない…)。 まあTVだし吹き替えだし、巨大ツルツルロボット出現シーンでは「あ、キングダークだ!」と隣で相棒くんが叫ぶし、非常にアンフェアな状況での観賞ではあるのですが、それでもこの点数が精一杯かなぁ。 映画として肝の部分の、宇宙人が説得された地球人の「いい面」「変わる可能性」に、まったく説得力がない。 人間は、自分の愛する人のためならば自分の命も投げ出せるよ。ええ。でもそれは、決して「人間のいい面」ではない。そんな単純なもんじゃない。 愛国心と同じで、自分の愛する人や国のためなら、人間は平気で他人や他国を虐げる事ができる、という「悪い面」につながっているんだから。 だから、人間の表層的な部分だけを見て「人間は変われる」と納得しちゃう宇宙人の単純さ、思考力の浅さ、にガッカリしこそすれ、感動なんてするわけナイ。 ラストで車を運転したヒロインの友人のマイケル博士?が、軍に攻撃されて死んだところで、「時間がない、走れ!」って死体を置いて走って行っちゃう3人の姿を見て、ワタシは思わず「人類は変われない…」とつぶやきましたよ。 宇宙人、彼を生き返らせることが出来たハズなのに、置き去りですよ。ヒロインも頼みもしません。非常事態だとはいえ、要は自分の命を優先!って事でしょ。 自分の命が一番大事。 人の命にプライオリティをつける。 そうやって、人間は愛するもの以外を平気で傷つけて来たのに、人間以外の生き物たちを絶滅させてきたのに、宇宙人さんはその事実に気づきもしません。 こりゃダメだ~っと、白けてしまっても仕方がナイ。 まあそのシーンは置いとくとして、もしどうしても、「子ども」を使って宇宙人に人類の可能性を信じさせるシーンを描かなきゃならなかったのなら、子どもが継母をかばうか、宇宙人をかばうか、まったく利害関係のない誰かのために命を投げ出すかしなくちゃ、説得力は出ないし、観客には何も伝わらないんじゃないかなぁ…。 いろいろ浅すぎて、なんとも残念な作品でした。[地上波(吹替)] 3点(2013-01-30 00:07:40)(良:1票) 《改行有》

98.  フレディVSジェイソン 《ネタバレ》 観た翌日には、観たことを忘れてしまった。 昨日、なんか映画のTV録画を観たけど、ナニ観たんだっけ。レビューを書こうと思ったのは覚えているのに、かんじんの作品が何だったか思い出せない…(汗) な、なんて作品…? と、30分ほど悩みました。 結局、ホラーがダメな相棒くんが「オレは絶対観ない!」と怖がっていたのを思い出し→「人がバタバタ死ぬホラー映画だったな…」→フレディの顔が脳裏に浮かび→「そーだ、あのアホ映画だ!」と思い出しました。別に思い出さないで一生忘れててもいい映画でしたが(笑)。 それなりに頑張って作ってましたが、最初から最後までフレディがペラペラうるさくて参った。おしゃべりフレディのおかげで、一緒にいるジェイソンまで薄っぺらくなっちゃって、怖さのカケラもありませんでした…。 でもそれって吹き替えのせい? もしや字幕で見てたら、童歌の「フレディがやってくる♪」がも少し怖く響いたのかも。 しっかし、街で連続殺人事件が起こって犯人も不明だというのに、トウモロコシ畑でパーティー始めるティーンエイジャー達、アホすぎる…。 大事な話をしないで「今はパーティーを楽しもうぜ♪」となる主役たちも理解できない~。アメリカ人との断絶を感じるわ。 それとも、若者がアホなのは世界共通なのかしら。「他人がいくら殺されようと、自分だけはきっと大丈夫♪」という根拠不明の自信を持つのが若者だとしたら、ですが。 ラストは、まあ…ああなるしかない。 伝説の殺人鬼2人をアホな若者たちが片づけて終わり、というのは不自然だから、片方が死に、片方が復活だ~というのが丁度いい落としどころなのでしょう。 と、理屈ではわかるのですが、端的に言ってバカみたいなラストでしたね(苦笑)。 これ、フレディとジェイソンのファン以外の人が映画館で観たら、「金と時間を返せ」と思うのでは…。 まったく怖くなくってホラーじゃないんだもん。元ネタのパロでもないので楽しめもしないし、何を狙ったのか、とても中途半端な作品。 DVDは借りちゃダメ。TV放映でなら観てもいいかも?程度のクオリティです。 間違っても続編とか作らないでください…。[地上波(吹替)] 3点(2012-11-23 01:15:18)《改行有》

99.  モスクワ・ゼロ 延々と続く、洞窟…廃墟…そこに出没する少女の霊…。 こんなホラーにピッタリの設定をなぜ1ミクロンも生かせていないのか、もったいなくてしょうがありません。 俳優も豪華にヴィンゼント・ギャロとヴァル・キルマーが出ているとゆーのに。 とにかく延々と洞窟が続くので、洞窟マニアの人にオススメです。 ストーリーはありません。 眠いけど、なんか映画観たい。内容がなくて雰囲気だけ感じられるような、観ながら寝れるヤツがいいな~という方、ぜひ観てください。 きっと目が覚めた時にはすべての内容を忘れているでしょう…。[DVD(字幕)] 2点(2014-05-10 00:33:46)《改行有》

100.  模倣犯 《ネタバレ》 よくもまぁ、あの原作をここまでくだらんエセヒューマンドラマに仕立てやがったなあ!というムカツキでいっぱいです。「模倣犯」のタイトルが全く生きてない・しょーもない首飛びどっかん!あーんど・お涙頂戴の阿呆なラストは噴飯もの。勿体ぶった演技しか出来ない中居にもトホホ。映像もスタイリッシュにしようとして見事にハズした感があります。あ~映画館に観に行かんでよかった。逆に原作を知らないで観たら、少しは評価できたのかなぁ?いやいや、一緒にTVで観ていた相棒くんが「意味わからん。今の誰?どういう関係?」って何回も質問してきたって事は、原作知らないと「ハレレ~?今のナニ?意味わかんね~」って思ってるうちにあの脱力ラストへ到達しちゃうって事だね。 しかし、あんなクサイ説教で反省する程度の奴が、あんな犯罪犯すかっつーの。山崎努の演技にだけ微かな救いが。なので1点。1点(2003-12-27 01:52:15)

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