みんなのシネマレビュー |
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81. 修羅雪姫(1973) しんしんと、ただ静かに降り積もる雪、雪、ユキ。その雪よりも白い梶芽衣子の肌。血飛沫。その顔が紅い血に染まれば染まるほど、その眼光が怨みに燃えれば燃えるほど、その姿はひたすら美しくなってゆく。ゾクリと背中を伝う憎しみ。究極のナチュラル・ボーン・キラー。地獄に咲く一輪の花だ。 「世界三大美女を答えられる者はいるか?」「ハイッ」「よし、言ってみろ」「エジプトのクレオパトラ、中国の楊貴妃、そして日本の梶芽衣子でありますっ!!!!」8点(2004-05-08 15:19:30)(笑:1票) 82. ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 パラゴンは守り神として失格だと思う。5点(2004-05-05 08:44:50)(笑:2票) 83. フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ タランティーノが『キル・ビル』の参考にした映画、ということで観たが・・・。このサンダとガイラの容貌じゃ一般受けはしないだろう。フランケンシュタインの意味もよく分からないし。けれど現に、公開から40年近く経った今でもこうして語られている映画である。強作だ。5点(2004-05-05 08:42:51) 84. BLOOD THE LAST VAMPIRE セーラー服の少女が巨大な化け物を日本刀で一刀両断。ズバシャッ。・・・イケます。8点(2004-05-03 16:27:26) 85. 片腕カンフー対空とぶギロチン(93分版) この映画を見た人間は2種類に分類できる。つまるところリアルタイムでご覧になった方やバカ映画探求者の方々、そして『キル・ビル』の元ネタとして見る人々。自分は思いっきり後者の興味半分で観た人間で、さらにこういうバカ映画への免疫が薄いため、どういう風に観ていいのか分からないまま風のように終わってしまったというか。面白かったかといえば微妙だが、それでもカルト的人気の理由は分かったような気がする。気に入ったのはガイ・リッチーばりのスタイリッシュなオープニング。5点(2004-05-03 10:32:51) 86. パッション(2004) 鼻がつまった状態で食事している感じ。無宗教の日本人である自分は聖書の知識がゼロに等しく、この映画の意味するものがよく分からない。味が伝わってこない。イエスの体が血に染まるほど、隣の客が涙を流すほど、この疎外感は強まっていった。これは観る前から予想できていた事だし、この映画が信者に対する作品だという事も分かっている。ただ、この凄まじいエネルギーが溢れた映画に真っ正面から身を浸したとき、そこで自分は何を感じるのか。そんな興味が拭い去れないのも事実。逃げの5点。5点(2004-05-02 16:34:50) 87. 女囚701号 さそり 梶芽衣子よ、この俺を殺してくれ。透き通った白い肌、それは死体のよう。怨みに燃える眼光、燃え盛る炎、垂直に流れる黒い髪。彼女に殺されるのならそれはもう本望であり本能。30年経とうが何ら変わりはない。まるでサソリの毒のように、梶芽衣子は我々を痺れさせ続ける。7点(2004-05-01 22:43:44)(良:1票) 88. 仁義なき戦い 恐らく最も熱い時代に、最も熱い人間が、最も熱い魂を込めてつくった映画。冷めたオイラは浮いちゃいます。6点(2004-05-01 20:06:06)(良:1票) 89. 殺人の追憶 《ネタバレ》 今、どこかで生きている。この青空の下、同じ空気を吸いながら。だから映画は終わらない。それは黒い影となり、胸の奥に残り続ける。だから映画は終わらない。追憶の終わる日はこない。7点(2004-04-28 20:10:09) 90. コールド マウンテン プラス7点。ニコール・キッドマンが段々レニー・ゼルウィガーに見えてくる面白さ。だけどジュード・ロウの前では元の美しい姿に戻る。女性っていうのは素晴らしいね。7点(2004-04-25 17:57:53) 91. CASSHERN 映画というよりむしろ紙芝居。3点(2004-04-25 17:54:08)(良:2票) 92. キル・ビル Vol.2 《ネタバレ》 ウマ・サーマンよ、この俺を殺してくれ。さぁひと思いにバッサリと。 血と汗と涙の壮絶な復讐劇の果てに、ふと抱いた些細な夢想。 Vol.1と明らかにテイストが違うとか、映画の文法がどうとか、タランティーノはそんなこと微塵も考えていない。第一、俺はそんなものに感動しているのではない。スクリーンを通してヒシヒシと伝わってくるその魂に。そう心意気だよ、ココロイキ。だからこそ教会でブライドが見せる笑顔の輝きに惹かれ、生き埋めと暗闇の閉鎖感に潰されそうになり、パイ・メイの修行に燃えて、ワゴンカーでの鍔迫り合いに息を呑みながら、この『キル・ビル』にシビ・レルんだ。 『キル・ビル』にはワクワクが満ちている。一秒先への期待感が溢れている。これぞ紛れも無い映画体験だ。映画の喜びに満ち満ちている。客に笑みを、映画に拍手を。 頭の中の妄想をぶちまけたタランティーノは、恐らく世界一アタマの良いバカだろう。言うなれば天才バカボン。バカほど純粋な人間はいない。この冷めた世の中で、将来の夢すら持ちにくい現代で、一人の映画オタクが中学生のハートのまま天下を取った。それだけで無性に顔がニヤけてくるじゃないか。 先日ニュースで見たが、どこかの学者がメスのマウスだけで子孫を造る事に成功したらしい。もしかしたらこの世界に、もう男は必要ないのかもしれない。そう思ってしまうほど『キル・ビル』の女たちには胸が震える。ブライドもオーレンも、GOGOにもエルにも。そして残念ながら男たちは死に逝くだけだ。刀で斬られ、毒を食わされ、目玉を抜かれてツボを押されて。 そう、だから、だからこそウマ・サーマンよ、ブライドよ、ブラック・マンバよ、ベアトリクスよ、ママよ、この俺を殺してくれ。ひと思いにバッサリと、もしよければ必殺の五点掌爆心拳で。俺は血まみれの後ろ姿を、いつまでもずっと見続けていく。薄れ行く記憶の中で。霞みゆく瞳の先に。9点(2004-04-24 20:35:25)(良:2票) 《改行有》 93. オーシャン・オブ・ファイヤー あえて何かを書くとしたら、音楽が『ロード・オブ~』そっくり。3点(2004-04-19 00:31:58) 94. 列車に乗った男 《ネタバレ》 人生という名の、走り続ける列車。止まったら乗り換えろ。7点(2004-04-17 13:43:01) 95. フル・ブラッド 香港映画のヤミ鍋。ゲームボーイを入れたのは誰だ?7点(2004-04-14 20:51:53) 96. 処刑人 これがクールなら、タモリだってクールだ。5点(2004-04-14 20:50:25)(笑:2票) 97. エレファント 「エレファント」の銃弾が、僕のココロを撃ち抜いていく。7点(2004-04-08 19:36:34) 98. ニキータ チェッキー・カリョがアンタッチャブルのボケに見えた。6点(2004-04-03 23:13:23) 99. めぐりあう時間たち 俺もハリウッドに行って、ちょっと鼻を高くしてもらいたいな。ちょっとね。5点(2004-04-01 18:07:47) 100. スティング 騙されるコトに快感を覚える、唯一の生物ヒト。何とも不思議だ。7点(2004-04-01 01:36:44)
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