みんなのシネマレビュー |
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81. 雨粒の小さな歴史 これは自主制作映画というレベルじゃない。 映像としてちゃんとしてる。 自主制作映画は好きで、いろいろと見て来たけど、ここまで完成度の高い作品は珍しい。 今まで見てきた自主制作映画といえば、映像が陳腐で、演技が下手なんだけど、なんだかよくわからない面白さがある。 そんな将来性に期待するしかない作品が多かった。 本作は映像としての完成度が高く、プロが制作したと言われても驚かないけど、何が面白いのかよくわからない。 ジャンルとしてはよくあるパターンの自分探し系の作品だけど、いろいろ盛り込み過ぎで、何が本筋なのかよくわからない。 妹のキャラが立ってたので、告白とか、父親とか、余計な要素を取り除いて、妹との交流に絞った方が良かったのかも。 奥が深いのか、そもそも何もないのか、よくわからないことが多い作品でした。[インターネット(邦画)] 5点(2023-06-24 12:46:07)《改行有》 82. プラットフォーム 《ネタバレ》 ホラー作品と思って見始めたけど、怖いというより、吐き気を催す気持ち悪さしかない。 残飯を食ってた頃はまだ耐えられたけど、死体を食い始めたらもう駄目だった。 それでも、結末が気になるので頑張って最後まで見たけど、気持ち悪さを上回る結論は得られなかった。 解釈を観客に丸投げする消化不良な終わり方で胃に不快感が残る。[インターネット(吹替)] 3点(2023-06-22 03:43:50)《改行有》 83. 涼宮ハルヒの消失 《ネタバレ》 TVシリーズからの伏線が活かされたシナリオはとても面白かったです。 単純な続編ではなく、過去のエピソードにリンクする構成なのが良かった。 オープニングが冒険でしょでしょ?だったのも嬉しかった。 実際の尺ほど長くは感じなくて、かなり集中して鑑賞できました。 TVシリーズも6話くらいで1つのエピソードだったので、同じような時間感覚で良かったのかな。 それにしても、これは切ないラブストーリーですね。 これまでの長い長い蓄積があるだけに終盤はちょっと泣きそうになりましたよ。 エンドレスエイトも無駄じゃなかったのかもと思わせてくれます。 TVシリーズでは当たり前の光景だったことを改めて考えさせられる作品でした。 それぞれの再登場シーンで、ゾクゾクさせられたり、安心感があったり、ワクワクしたり、心を揺さ振られました。 さて、僕はTVシリーズから本作までを見て1つの疑問がありました。 本当にこの世界を創造したのはハルヒなのだろうか? 本作では長門が世界を再構築して、長門にとって都合の良いように変えてしまいます。 ハルヒ、みくる、古泉が居なくなり、2人きりの部室を実現して、場合によっては2人きりの文芸部の可能性もあった。 サポート役として助けてくれる朝倉も復活し、都合の良さに説得力があった。 では、元の世界はハルヒにとって都合良くなっていたのだろうか? 恋のライバルのみくると長門が居て、機嫌を悪くすることも多々あった。 宇宙人や未来人や超能力者の居る世界を望んでいたのにその存在を認識することすら出来なかった。 それが存在していても、それを認識することが出来なければ、それは存在していないのと同じ。 ハルヒの立場から元の世界を見ると宇宙人や未来人や超能力者は存在していないことになる。 宇宙人や未来人や超能力者の存在を認識することが出来て、それによって巻き起こる様々な出来事を楽しむことが出来る人物。 もしかしたら元の世界はその人物によって創造されたのではないか? ハルヒやみくるや長門から想いを寄せられ、永遠に続くモテ期。 羨ましいですね。[DVD(邦画)] 9点(2023-06-14 22:52:00)《改行有》 84. 劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~ TVシリーズの37話くらいまでをたった97分に纏めた総集編という感じですね。 展開が速くて駆け足という表現がよくあるけど、これは全速力です。 嫌な人が次のシーンではいい人になってたりするけど、脳内で変換して紆余曲折あってそうなったんだと理解するしかない。 40年ほど前に見た作品なので、細かいところまで覚えていたわけじゃなくて、こんなキャラ居たなぁって懐かしかったです。 本作は手軽にあらすじと登場人物を確認する為の映像資料と割り切って見るのが正解のような気がする。 終盤でTVシリーズのOP曲が流れ出したときは懐かしさで泣きそうでした。 ED曲も大好きだったので、後編で聞けるといいな。[インターネット(邦画)] 5点(2023-06-14 22:25:08)《改行有》 85. 続・深夜食堂 凝った料理が出てくるわけではないけど、登場する料理はどれも美味しそう。 話はつまんないけど、多部ちゃんがいるだけで画面が華やかになるね。 話の本筋とはまったく関係ないけど、多部ちゃんがとろろご飯を食べてたのがなんだか嬉しかった。 頑張って続編まで見た御褒美ですね。[インターネット(邦画)] 5点(2023-06-10 14:08:48)《改行有》 86. 劇場版 艦これ 《ネタバレ》 可愛らしい艦娘たちを愛でるだけの作品だったなら平均点くらいの評価はあったと思う。 それぞれ個性豊かで、関係性も微笑ましくて、見ていて楽しくなる作品だったはず。 でも、艦娘は何故戦うのかというテーマが乗っかることによって、重苦しい物語になってしまってる。 ゲームはやってないので詳しくはないけど、中破や大破というのは服が破れたりするエロ要素のはず。 それが血を流して悲惨な姿で描かれてるので、どんな感情で見たらいいのかよくわからなくなる。 深海棲艦は謎の敵という位置付けだったので心置きなく戦えていたのに轟沈した艦娘の成れの果てだとしたら鬱でしかない。 ハッピーエンドのような終わり方をしているけど、これからも残酷な戦いが続くのかと思うと心が痛む。[インターネット(邦画)] 4点(2023-06-09 11:02:17)《改行有》 87. 名探偵ピカチュウ ゲームもしたことないし、アニメも見たことないけど、ピカチュウくらいは知ってるので見てみた。 ポケモンたちは魅力的で良かったけど、人間の魅力が皆無。 人間をすべて消し去って、ポケモンだけの作品にしたら多少はマシになるんじゃないかと思えた。 知らないポケモンを知ることが出来たので、点数は甘めにしておきます。[インターネット(吹替)] 4点(2023-05-30 19:39:07)《改行有》 88. ちえりとチェリー 《ネタバレ》 教育テレビで放送してそうな雰囲気の子供向け作品で、害も無ければ、益も無い。 チェリーがいまいち可愛くなくて、ラストも悲しくはなかった。 お父さんが野良犬に転生したようだけど、飼ってもらえそうなのが救いだった。 もしお母さんが捨てて来なさいとか言い出したら、泣いてたと思う。[インターネット(邦画)] 5点(2023-05-29 13:01:41)《改行有》 89. マルドゥック・スクランブル 排気 前作で盛り上がらなかったカジノをまだ引っ張ったのには驚いた。 ラストも殺して終わりとか何の捻りもなくてガッカリ。 それなら1作目で決着付けておけば多少は盛り上がったのかも知れないのにね。 結局、1作目のラストがピークで、そこから先はつまんないままだった。 雰囲気が良いだけにモッタイナイ作品でした。[インターネット(邦画)] 3点(2023-05-20 14:32:55)《改行有》 90. マルドゥック・スクランブル 燃焼 前作が盛り上がりそうなところで中途半端に終わったので、そこから盛り上がるのかと期待したけど、尻すぼみだった。 こんなしょぼい展開になるなら前作の評価はもっと下げておいた方が良かったのかも知れない。 楽園で回復するという話の展開は理解できるけど、この楽園が悪趣味で気持ち悪い。 敵が気持ち悪いのは倒す理由になるからいいけど、味方が気持ち悪いのは後味が悪いだけだった。 後半のカジノもつまんない。 なんでもありの世界観でいかさまのカジノをやって何が面白いのかさっぱりわからない。 そんなつまんない話のまま次回に跨ぐなんて頭がおかしいとしか思えないけど、どんなラストが用意されてるのか逆に楽しみになってきた。[インターネット(邦画)] 4点(2023-05-20 13:51:48)《改行有》 91. マルドゥック・スクランブル 圧縮 話はつまんないけど、映像が斬新なので興味はそそられる。 よくわからない言葉が次から次に出てくるけど、なんとなく想像で理解できる。 敵キャラがそれぞれ個性的で気持ち悪いんだけど、バロットが強過ぎて雑魚キャラみたいな扱い。 キャラデザも頑張ってるし、豪華な声優を起用してるのにモッタイナイ。 結果的に中途半端なところで終わったので、作品としての総評は続きを見てからとしか言い様がない。[インターネット(邦画)] 5点(2023-05-19 16:26:55)《改行有》 92. ホビット/思いがけない冒険 《ネタバレ》 三部作の序章の割には1つの作品としてよく纏まってたんではないでしょうか。 タイトルはホビットだけど映像の9割以上はドワーフで埋め尽くされてましたね。 髭のおっさん好きには堪らない作品に仕上がってるんじゃないでしょうか。 ドワーフ王のツンデレ設定にやられてラストはちょっと泣きそうになりましたよ。 僕は髭のおっさん好きではないので萌えはしなかったけど。 裂け谷や指輪とゴラムのエピソードはシリーズのファンとしては嬉しいご褒美といった感じ。 最後にドラゴンのちら見せで次に引っ張る演出もかっこ良かった。 あと、いろんなクリーチャーがCGで登場したけど、ハリネズミのクオリティがいちばん高かったような気がする。 どう見てもCGとは思えないほど愛らしかった。 というか、あれがCGじゃなくて、よく調教されたハリネズミの演技だったとしたら、それはそれで凄いけど。 それから、前シリーズ第一部にも登場してた石化トロルだけど、DVDを引っ張り出して確認したらどう見ても別人、というか、別トロルだね。 違うトロルがたまたまあそこで石化したとしか思えないくらい似てない。 というか、夜になったらまた動き出すんじゃないの???[DVD(吹替)] 7点(2023-05-17 12:02:54)《改行有》 93. 君が世界のはじまり 《ネタバレ》 ストーリー展開にインパクトが欲しかったのかも知れないけど、この作品に殺人事件は必要なかったように思う。 高校生の些細な悩み事に共感できるかどうかが作品の面白味の分かれ目になるはず。 でも、殺人事件の深刻さに比べたら、6人の悩み事はちっぽけに思えてしまった。 女優さんたちは個性的で、それぞれに魅力的だったけど、男3人は地味。 誰が誰だかわからなくなるシーンもあって、もう少し頑張って欲しかった。 コミカルで笑えるシーンもあったけど、コメディとして楽しむのは不謹慎なような気もしてモヤモヤした。[インターネット(邦画)] 5点(2023-04-21 16:21:45)《改行有》 94. 喜劇 愛妻物語 《ネタバレ》 水川あさみがエロい。 なかなかやらせてもらえなくて泣きそうになったけど、なんとかやれたので良かった。 その後の展開はちょっと切なくて泣きそうになったけど、最終的にはいい話になってて安心した。 何が幸せなのかは人それぞれだけど、幸せな家族の物語だったように思う。[インターネット(邦画)] 8点(2023-04-17 16:31:02)《改行有》 95. 劇場版 SHIROBAKO 《ネタバレ》 TVシリーズは名作だと思うけど、本作にはがっかり。 登場キャラは同じ、アニメを制作するストーリー構成も同じ、でも、決定的に違う点が1つある。 作中で制作するアニメの魅力が雲泥の差なんです。 TVシリーズで制作していた第三飛行少女隊はとても魅力的な作品で、本当に制作されて放送されたなら見てみたいと思えた。 だからこそ無事に完結したことが嬉しくて、とても感動的だった。 本作で制作する空中強襲揚陸艦SIVAはどこに魅力があるのかさっぱりわからない。 こんなアニメを必死になって制作する意味があるのだろうか? 会社存続の為に仕方なく制作したのだとしても、この程度の作品で収益があるとも思えない。 もし本当に制作されて劇場公開されても絶対に見に行かないレベル。 下手すると大赤字で、今度こそ倒産しちゃいそう。 ラストで無事に完成しても感動は皆無でした。 お金を払って空中強襲揚陸艦SIVAを映画館で見た人が気の毒になります。 空中強襲揚陸艦SIVAに点数を付けるとするなら0点でもいいくらいです。 アニメ制作を描く作品なのだから、彼女らが制作するアニメも魅力的であるべき。 細部にまで拘った本気のアニメ制作が見る者の感動を呼び起こすんだと思う。 その肝心のアニメに魅力が感じられないというのは致命的でした。 TVシリーズで愛着のあったキャラが再集結したのは嬉しかったので、プラマイゼロの平均点という評価にしておきたい。 あと、第三飛行少女隊2期が否定的に描かれていたけど、あれはあれで面白そうと思えた。 ガンダムですら乳揺らす時代なんだから、あれくらいやらなきゃ生き残って行けないんだろうな。[インターネット(邦画)] 5点(2023-04-16 21:05:47)《改行有》 96. バーン・アフター・リーディング 《ネタバレ》 人がたくさん死んでるので笑うのは不謹慎だけど、面白いね。 最初の原因を作ったバカ2人の明暗が分かれる展開には驚かされた。 役者の格から考えてブラピが死ぬとは思ってなかったからね。 最終的に整形手術代を獲得しちゃうのは納得できないけど、やっぱり面白いね。[インターネット(吹替)] 7点(2023-04-14 14:42:41)《改行有》 97. 新聞記者 《ネタバレ》 序盤は実際に起きた事件をモチーフにしててリアリティがある。 でも、生物兵器の研究開発という展開になって嘘くさくなった。 もしかしたらあり得るかも知れないというさじ加減が大切だと思うよ。 政府側に善人が居る設定は斬新だけど、それも嘘くさい。 ラストのオチも弱腰で残念でした。 現実世界の結末の方が衝撃的で、フィクションの限界を感じた。[インターネット(邦画)] 5点(2023-04-12 15:34:54)(良:1票) 《改行有》 98. プーと大人になった僕 《ネタバレ》 クリストファー・ロビンの妄想という設定なのかと思ってたけど、ロンドンにやってくる展開には驚いた。 見ていて幸せな気分になれる作品だったけど、中盤はちょっと泣きそうになった。 終盤はまた幸せな展開になったので良かったです。 ぬいぐるみが活き活きと動く姿に全く違和感が無くて、CG技術の進歩に驚かされます。[地上波(吹替)] 7点(2023-04-05 15:55:42)《改行有》 99. アーカイヴ 《ネタバレ》 日本のアニメやマンガの影響を強く受けた作風で、日本語の表記があったり、舞台が山梨だったり、親近感が湧く。 何の説明もなく話が進むので、想像しながら鑑賞することになるけど、よくあるSF設定なので理解は容易い。 J1は初歩的なロボットの動きなので、演技としては簡単そう。 J3は人間そのものなので、普通に動けばそれらしく見える。 ロボットと人間の中間的な役どころを見事に演じ切ったJ2に主演女優賞を贈りたい。 仕草や喋り方がとても愛らしくて愛着が湧いてしまったので、後半は泣きそうになりました。 見た目はゴツゴツしたロボットなのに少女のように感じられるのが不思議。 でも、それにはちゃんと理由があって、よく出来たシナリオだなと感心した。 J1がアニメばっかり見てたのもそういうことだったのかと納得。 逆に山梨ってそんなとこじゃないよって違和感があったけど、ラストで山梨の違和感の理由がわかって驚かされました。 日本のことよく知らないイギリス人が想像で山梨を秘境にしちゃったのかと思ってたら、違う意味でそうだった。 僕としてはJ2がヒロインという感覚だったので、切ない恋物語として受け止めたけど、SFミステリーとしても完成度は高い。 あと、J1とJ2には愛着が湧いたのにJ3がいまいち好きになれなかったのは、僕の好みのせいなんだろうか??? まともな感覚の人ならJ3に好感を持つのか気になります。 それから、アーカイブで検索したらヒットしなくて、登録されてないのかと騙されそうでした。 ブじゃなくてヴだったとは、思わぬ落とし穴です。[インターネット(吹替)] 9点(2023-03-31 15:16:15)《改行有》 100. ピーターラビット2 バーナバスの誘惑 1作目は見てないけど、絵本を読んだことあるので大丈夫だろうと思って見始めたら、俺の知ってるピーターラビットではなかった。 妹たちが居たり、お父さんがパイにされてたり、設定だけは絵本と同じだけど、他はほぼほぼ改変されてる。 こんなにも絵本の世界観を無視するなら、ピーターラビットである必要性を感じない。 絵本のファンからしてみれば宝物を壊された気分になりそうだし、絵本を知らない人には誤解を与える。 こんなのピーターラビットじゃないし、うさぎが主人公の別作品だとしても面白くはない。[地上波(吹替)] 3点(2023-03-31 14:58:55)《改行有》
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