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プロフィール
コメント数 1598
性別 男性
自己紹介 投稿にあたっては
①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。
②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。
※2024.2.28ニックネーム変更「ぽこた(ぺいぺい)」→「タコ太(ぺいぺい)」

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81.  Mama Retreat(原題) 《ネタバレ》 「リトリート」というものには馴染みがないのですが(私が不見識なだけかも)、アメリカあたりではこういったプログラムは珍しくはないのでしょうね。映画を観ているとちょくちょく登場するように思えます。 主人公のメルセデスは最初っからメンバーの中で浮いているのですが、そもそもだからこそ選ばれたのかも。主治医もフィルタリングに関わっているのかな?はなっから生贄フラグが立ってる感じ。山奥のキャンプ場みたいなところで捕まっちゃってる訳だから逃げようにも逃げられない。 結局取り上げられた赤ちゃんはどうなっちゃうのでしょう?勿論、産婦のメルセデスもどうなることやら…。本邦にもありそうな都市伝説のようにも思えるし、現実にカルト集団もありそうでよくよく考えると怖いお話でした。意外性には欠けるかな?[インターネット(字幕)] 5点(2024-12-13 00:09:41)《改行有》

82.  La Ciguapa Siempre(原題) 《ネタバレ》 スペイン語はよく分かりませんがタイトルは「彼女はいつもシグアパ」という意味なのでしょうか?「シグアパ」というのはドミニカの民話に登場する生き物?のようですが、本邦で言うならば差し詰め妖怪的なものなのでしょうね。足が後ろ向きで後ろ向き歩行をするのが特徴?なかなかの恐さがあります。 細かな設定は示されていませんが、主人公のミラグロはどうやら里親に育てられた少女のようで、自らの出自に疑問を感じながら生きているようですね。それを調べて行くうちにどうにもならない気持ちを抱えるようになった。恋人のデイビスも信用できない。デイビスはそんな彼女を慰めようとキャンプに連れて来るのですが、職場の女性上司とラインしたり、道に迷った女性ハイカーを道案内したりする彼の姿に、ミラグロは強烈な悪意を感じ本性に目覚めてしまうという流れ。実はその森こそが彼女の本来居るべき場所だったというオチですね。 短いながらも恐さがひしひしと迫って来る作品。ミラグロの雄叫び、否、女性だから雌叫び?が強烈な印象です。後ろ向き歩行も恐い恐い。見応えありました。[インターネット(字幕)] 7点(2024-12-12 23:53:37)《改行有》

83.  ブラック・フライデー! 《ネタバレ》 事態の重大性に気付かないまま、恰もロメロ監督の「ゾンビ」の如く大型店の店内に立て籠もる「主人公たち」。そのシチュエーションにしても件の怪物のビジュアルにしても、過去作品への熱烈なオマージュを感じます。ブラックフライデーにブラックコメディを観る贅沢。いいですね~♪細かなツッコミどころは多々あるものの、これでもかとばかりの展開に大いに笑わせていただきました。 ゾンビばりの感染力で客たちに取り憑いていく?エイリアン。食うのか合体するのかの判断基準は全く示されませんが、実は本作、最近話題のカスハラがモチーフになっているとも思え、無理難題を吹っかけて来る客vs店員のバトル。それに加えて、同じく何かと話題の職場でのパワハラやモラハラ要素も盛り込まれていて、さながら現代社会に対しての皮肉を込めた作りにもなっています。(と思えます) ま、そんなことを考えずとも、多少のグロ耐性は求められるものの何にも考えずに楽しめる作品であり、たまたま鑑賞しての思わぬ出逢いに6点献上です。[インターネット(字幕)] 6点(2024-12-12 23:27:06)《改行有》

84.  オールドマン 《ネタバレ》 一見するとスティーヴンスさん、またもやドントブリーズですか?と言いたくなるようなシチュエーション。ところが大分異なる世界ですね。そして、この場合はネタバレ禁止かも。冒頭の「ラスカル!」の意味するところが本作品のひとつのキモです。 最後まで観てオープニングを見直すと解るというか、黙っててもラストにはオープニングが反芻されるので誰もが理解しやすい作り。なるほど、そうでしたか。やっぱりそうでしたか。という感じ。テーマは「狂気」あるいは「歪んだ愛」と言ったところでしょうか。 スティーヴンさんの熱演が光ります。少し前まではこんな雰囲気じゃなかったような役者さん。でも。前作、前々作あたりから「危険な独居老人」が板に付いてますね。その演技を楽しむだけでも価値ある1本でした。[インターネット(字幕)] 8点(2024-12-12 21:23:56)《改行有》

85.  ロックド・イン/囚われ 《ネタバレ》 ひとことで言えばドロドロ。いかにも本邦の2時間TVドラマにありそうな愛憎劇。 本心がイマイチ解りにくい女主。その女主を幼少期から慕い続ける養女。その養女に依存し続け、今や夫婦となった女主の亡夫の連れ子。ヤブなのか野心家なのか単なるエロオヤジなのかいずれにしても只管怪しい医者。そして、瀕死の重傷を負った女主から事の真相を聞き出すべく私立探偵ばりに活躍する看護師。登場人物が多彩です。 そんな登場人物が織りなす物語がシンプルな訳がない。けれども、意外と解りやすく物語は展開します。つまりは観ている最中は結構楽しめる。そこそこツッコミどころもありますし。されど、観終わった傍からあっさり忘れ去ってしまうような薄い物語。 特に深いテーマ性があるとは思えません。典型的な?エンタメ作品です。深く考える必要はなく感情移入も不要。決してツマラナイ訳ではありませんが、重苦しい雰囲気の割には印象の薄い作品でした。[インターネット(字幕)] 5点(2024-12-12 21:05:04)《改行有》

86.  イノセンツ 《ネタバレ》 先にご指摘のあるとおり、確かにこれは「童夢」ですね。公式には「童夢」からインスピレーションを得た作品とされていますが、シチュエーションといい展開といい、まさに「童夢実写版」的な作品という印象です。 ただ、こちらはあくまでも北欧ホラー。容赦なくやって来る悲劇をジトっとさせることなく弱々しいながらも明るい陽光の下で展開させていくという北欧ホラーあるある的雰囲気は好みです。出演者、特に子どもたちの素直な演技も功を奏し、飽きることなく鑑賞することは出来ました。 よくよく考えれば、イーダとアナの家族は、少なからず子どもたちがトラウマに苦しむにしても事件前以上に充実した生活を送れるのかも知れません。がしかし、アイシャとベンとその家族にとっては紛れもない突然の、それも立ち直れないほどの悲報。事件の背景の根本的な解決には程遠いエンディングでもあり、鑑賞後の後味は何とも気持ち悪いの一言に尽きます。 アナは何をボードに描こうとしていたのでしょう?果たしてこれからイーダとアナにはどんな未来が待っているのでしょうか?団地の窓から覗き込み最終決戦に助力した子どもたちの将来は?超能力決戦には昂ぶりましたが、総じて見ればただただダークな物語でした。[インターネット(字幕)] 6点(2024-12-11 00:01:55)《改行有》

87.  ドロステのはてで僕ら 《ネタバレ》 タイムパラドクスの一つの解釈を映像化したコメディ、とでも言いましょうか、コメディ仕立てにすることで原理原則的な部分をすっ飛ばして見事な力業で纏め上げた作品ですね。出演者のキャラクターもある意味魅力的ですし、演出・編集の妙で飽きさせない、というか細かな疑問を挟ませない出来映え。一気に楽しめました。 人それぞれに望む未来は様々。大きく望めば現実に失望するし、小さく望めばさり気ない出来事でも大きな幸福感を得られる。なんていうのは勝手な自己解釈かも知れませんが、タイムパラドクスものの一つのお手本的作品と思います。納得いかない部分についてツベコベ言いたい自分を黙らせ8点献上します。[インターネット(邦画)] 8点(2024-12-06 00:25:30)(良:1票) 《改行有》

88.  レベル・リッジ 《ネタバレ》 悪徳警官が町を牛耳り、逆らうものは全て破滅させる。そこに超絶ヒーローが現れて人々を救い悪を滅ぼす。そんなストーリーは定番のひとつのように思えます。本作の基本的プロットもそれです。けれども本作が一味違う理由は、主人公が只管沈着冷静に振る舞い行動することによるのかも。 主人公のテリーはとんでもない潜在能力(軍歴に裏打ちされた)を有するもののなかなか真価を見せてくれない。愛すべきいとこの保釈こそが目的ゆえに徹底的に我慢する。言動を慎み行動を慎む。心に秘めた怒りや憎しみは封印する。その一方、悪役側の警察は容赦なく無法ぶりを発揮。観ている側はイラつきます。 そして、スイッチオンでテリーは本領発揮。ただし、沈着冷静で法令順守。命令されているだけの警察官たちには最小限の攻撃のみ。観ている方はちょびっと不完全燃焼だけれどある意味安心して観ていられる感じ。そして、頼みの綱のサマーを難局から救い出すことも忘れない。観客は当然テリーを応援します。 「ランボー」の優等生版といった感じですね。容赦なく能力発揮する暴走型と只管冷静で人情優先型。こちらはこちらで異種の爽快感を味わえました。複雑に思える物語も丁寧に進んで行くので理解しやすかったです。多少のお約束感は否めないまでも大いに楽しめたので7点献上します。[インターネット(字幕)] 7点(2024-12-05 00:53:40)《改行有》

89.  彼女のいない部屋 《ネタバレ》 レビュー冒頭からネタバレします! これは感想を述べるのが簡単なようでいて難しい作品。簡単というのは、結構アッサリ纏められてしまうから。要は、幸せな生活の中に、否、幸せな生活だからこそ抱いてしまった不満によって家出的な外出をしてしまったものの、一緒に旅行に出発しなかったばかりに家族と死に別れてしまうという物語。そして彼女はその悲しみを断ち切り、家族との思い出の家を出て新たな人生を歩むのだった。そんな感じです。 難しいというのは、現在と過去、それも複数の過去という時系列が複雑に行き来し、更に主人公の空想というか妄想というか脳内イメージが重なり合っていて、それを書こうとするとレビューというより説明になってしまいそうなこと。構成の妙です。 愛娘と主人公を繋ぐピアノが一つのキーになっていますね。冒頭のシーンで主人公がクルマのキーを鍵盤に落として鳴ってしまう音。この音階が全編通じて登場します。それぞれのシーンを繋いでいる音ですね。短音のみならず楽曲も効果的に登場します。演出の妙です。 二回観ました。物語の全容を知ってから観直すとより味わい深い作品でした。8点献上します。[インターネット(字幕)] 8点(2024-12-03 18:43:36)《改行有》

90.  ヘヴィ・トリップ 俺たち崖っぷち北欧メタル! 《ネタバレ》 これは楽しい!全編に流れるメタル、メタル、メタル!思わず体が前後に揺れる。 北欧のメタルに特に詳しい訳ではありませんが、デスメタル系のシャウトに超速ギターというイメージを持っていまして、本作の登場する楽曲はイメージにピッタリ!最初っから最後までMV感覚で楽しめました。 コメディ作品としても、ドタバタコメディ的なテイストあり、ヒューマンドラマ的テイストあり、ラブコメやミリタリーコメディのテイストまであるという欲張り感のある作り。そして、それらの全てが北欧映画独特の空気間で包み込まれていて非常に居心地の良い1時間半でした。 ドラマー・ユンキの突然の事故死とその葬儀のシーンや、ノルウェーのフェス主催者がバンドメンバーをステージに迎え入れる口上にはウルっと来ましたし、主人公トゥロ(角度によってチャーリー・シーンまたはジョニー・デップ似のイケメン)の野太いボーカルと汚さより爽快さが勝るゲロ噴射は最高、亡きユンキの棺桶の扱い(一緒に警察の追跡から逃げ、崖からダイブ、ステージからもダイブ)には大笑い。 北欧コメディはあまり縁がないのですが、ヘビメタを入り口に入ったこの世界、大いに楽しめました。ここに来て続編公開ということなので是非劇場で楽しみたいと思います。[インターネット(字幕)] 8点(2024-12-03 18:10:44)《改行有》

91.  アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング 《ネタバレ》 ヒロインが頭を打ったら鏡の中の自分が別人の如き超イケてる女の子に変ってた。って言ってしまうと何だか既視感のあるありがちな設定に感じてしまうのですが、本作の面白いところは一切そこに通じる映像が登場しないところですね。ヒロインに見えているヒロイン自身が登場しない。 あくまでもヒロインの主観の世界。VRですか?って言うぐらいにヒロインの脳内に限定されたイメージ。傍から見たら何一つ変わっていないのに激変を自覚するヒロイン。そりゃ友人・同僚を始めとして周囲は動揺しますよね。動揺しないのは今までの彼女を知らない人ばかり。CEO、そして彼氏などなど。ところがその人たちは(全員じゃないけど)レニーを高く評価する。彼女の本質を評価?そこが本作のポイントに思えました。 新しい?彼女(外見の変化によって超ポジティブ)を高く評価する人々、今までの彼女(外見に自信がなくて超ネガティブ)を知り尽くしていて愛おしく思う人々。どちらの人々もそれぞれに彼女を認め、受け入れています。問題はレニー自身ですよね。ビフォアもアフターも彼女の本質は同じなのに、当の本人はそれに気付かず容姿・外見と言うフィルター越しにしか自分を見つめられない。 結局、妄想の世界から戻ったことで再び彼女は自らの本質を封印してしまうのですが、最後の最後に目から鱗で真実に気付く。そしてハッピーエンドな訳ですが、肝心要のその部分がイマイチしっくり来ませんでした。プレゼンのスクリーンに映し出されたビフォア&アフター。自ら発した言葉で観衆を惹き付けるだけではなく自らの変革にも成功する?う~ん、あんなにも拗れた性格があの程度のきっかけで変わるかなぁ? 思えば最初っから最後まで殆ど感情移入出来なかったキャラ。だから素直にハッピーエンドを受け入れられない私なのかも知れませんが、なんだか不完全燃焼でした。CEOとか彼氏とか親友たちとか同僚とか、他の登場人物はそれぞれにキャラが立ってて面白かったんだけどな~。ちょっと残念感が残って6点献上に留めます。[インターネット(字幕)] 6点(2024-12-03 16:52:09)《改行有》

92.  ザ・クレイジーズ(1972) 《ネタバレ》 コロナ禍を機にずっと観たかった本作ですが、サブスクでやっと鑑賞出来ました。 流石のロメロ監督としか言いようのない出来映えですね。アクションや特撮などには多少の不満がないことはありませんが、70年代の作品ということを考えれば納得出来るレベルですし、何より優れたテーマ性と脚本や演出を考えればそんな不満も消え去ると言うもの。 およそ50年前も昔に、感染症の恐怖とそれが人心と社会に及ぼす影響を描いたということの先見性、政府や軍が混乱の極みにある中で無謀な凶行に走る様への強烈な批判、現代においても、否、現代においてこそ強烈なメッセージ性を発揮していると言えるでしょう。 パニック状況下における兵士たちの非人間性、父娘の異常行動(これはパニック関係なしかも)など、ひとつひとつの細かなエピソードも見逃せないものばかり。誰が狂っていて誰が狂っていないのか?最後の最後まで緊張感が続き、混乱のまま幕を閉じるという展開も魅力ですね。 冒頭の主人公と恋人によるサービスカットというお約束的遊び心も忘れないところも流石。敢えて注文を付けたいとすれば、主人公と親友(悪友?)が良く見れば似てないのですが、ちょっと見が似ていて時々区別がつかなかったことでしょうか。 観れて良かった1本に9点献上します。[インターネット(字幕)] 9点(2024-12-01 00:31:53)《改行有》

93.  ジェクシー!スマホを変えただけなのに 《ネタバレ》 超ダサい男が超可愛い女の子に何故か好かれてハッピーエンド♪みたいなラブコメは数多ありますが、これはスマホのAIとの変則三角関係みたいなシチュエーションで面白い。コンピュータと人間との戦いみたいな構図なんですが、ターミネータみたく人類の存亡をかけるような壮大なバトル系SFでもなく、より哲学的なテイストを加えたHAL9000の反乱みたいな難しさもない。超個人的な世界で結構ミニマムに展開される近未来SFサスペンス的な味わいのあるラブコメ。気に入りました。 まぁ、やってることはなんとも罪がないというか(クライマックスの街中破壊シーンはともかく)、微笑ましい限りのハッピーエンドお約束ムービー。安心して観てられます。てか尺の都合もあるのでしょうが上手く行き過ぎの感は否めませんが。細かな疑問は敢えて口にせず、純粋にラブコメとして観るのが正解ですね。 道行く人もオフィスの人もカフェの客も、誰も彼もがスマホスマホの社会。しかし人間愛に目覚めたフィルは、スマホは道具と割り切って「ながら歩き」を卒業。それもジェクシーのおかげで。そんなシニカルな社会派作品としての側面も見せてくれる佳作に甘めの7点献上します。 ちなみに邦題はちょっと遊び過ぎたかも。[インターネット(字幕)] 7点(2024-11-28 17:45:04)(良:1票) 《改行有》

94.  インキーパーズ 《ネタバレ》 冒頭から中盤まではホラーと言ってもコメディ・ホラー?というライトなテイスト。今や霊媒師の往年の有名女優が登場したあたりから少々方向性が変わり始め、どう見ても死亡フラグの立ってる老人の登場でリアル・ホラーに進路決定、そして終盤のまさかの展開へ。 ユニークな作りと言えるでしょうね。サラ・パクストンさんのキュートさと突然の悲報が作品全体の流れを作ってるという感じ。このままコメディ・ホラー?とある意味安心してサラのキュートさを楽しんでいたら思いっきり蹴っ飛ばされて終わる感じです。作り手の狙いはそこなんでしょうね。決して遊び半分に幽霊探しや心霊スポットに行ってはいけません!というユーチューバーとかに向けた警鐘ではないようです。 評価は難しいですね。純粋にホラーとして観れば、ありふれたストーリー&事の真偽は放りっぱなしという決して褒められない作品。コメディ・ホラーとして観れば、まさにヒロイン然としたクレアをあっさり殺し過ぎ。その後のルークの沈痛な表情も興覚め感しか呼び起こさない。冒頭から中盤までのダラダラ感もよろしくないです。 サラ・パクストンさんの魅力に+1点としても限りなく5点の6点献上かな?という感じでした。[インターネット(字幕)] 6点(2024-11-26 23:54:55)《改行有》

95.  ザ・ハント(2020) 《ネタバレ》 それほど多くのレビュー数とも思えませんが、良くも悪くも既に皆さんに書き尽くされている感がありますね。社会風刺エッセンス付きブラックコメディテイストのホラー作品とでも言いましょうか、私は大いに気に入りました。 何となく最近メジャーなヒット作で見かけたような冒頭の主人公らしき人物の連続頓死模様。(どっちの作品が先だったかよく分かりませんが)これで一気に惹き付けられました。グロさもある程度デフォルメされていてキモさはなし。(個人的耐性があるだけかも)鉄条網を越えて逃げ込んだGSの善良そうな老夫婦も予想通り追う側。そしてまたもや主人公かもの一行は頓死。突如登場するヒロイン感イマイチなヒロイン。何故か無敵、何故かハイスキル。云々。書き続けると長々としたネタバレあらすじになりそうなので後は自粛します。 兎にも角にも切れ味鋭いぶっ飛んだと言うか吹っ切れたサバイバルアクションは最高ですね。ヒロインらしからぬヒロインの無敵さ加減も良好。表情がいい!躊躇も後悔も感じさせられない見事な顔芸。勿論この状況を楽しんでもいない。恐るべき自己客体視。気に入りました。ラスボスのヒラリーさんが霞むぐらいの存在感ですね。プロフィールがアフガン従軍経験ありのレンタカー店員としか明かされないあたりも潔し! 勿論、これがありがちなハント&サバイバルホラーだったらここまで面白くはなかったでしょう。中途半端感は否めないながらも米国内の二極化の縮図みたいな時事ネタを無造作にふりかけたからこその変則的な感情移入性。どっちにも肩入れしたくなりそうな展開。中途半端にふりかけているからこその味わいがあります。丸投げではない程度に観る者に投げつけて来る感じ。これもいいです。 さり気なく回収しているシャンパンネタやキャビアネタもお茶目なレベルで好印象。願わくば、個人的にはキャビアを口にしたCAが苦しんだりして実はキャビアには毒が入っていて、毒を入れたのは主催者側の反乱分子だったりとかもうひとひねりラストに加えたらとか思ったりもしましたがやっぱ蛇足かな?[インターネット(字幕)] 8点(2024-11-25 10:30:44)《改行有》

96.  キャドー湖の失踪 《ネタバレ》 なんとも複雑怪奇なタイプリープ・サスペンス・スリラー。と言いたいところですが、相関図を書いてみると意外とシンプルでした。 予備知識なしで鑑賞したため、アンナの行方不明の理由は一体何?まさかのエイリアンアブダクション?だとしたら既視感あり過ぎて興覚めかも、などと考えながら観ていました。 当たらずしも遠からず、と言いましょうか、結局はSFテイスト。ただし、登場人物の関係性には程良くサプライズ感があり、多少の矛盾を感じつつも好感を持って観終えることが出来ました。バミューダトライアングルに代表されるようなミステリースポットの怪異をかなりミニマムに描いたという感じでしょうか。そこに家族の物語が上手く溶け込んでいます。 時を超え今再び時間を共有した父娘を待っていたのは父の死の衝撃。それを契機とするかの如く時空を繋ぐ特別な空間は閉ざされ、ワニの体と同じように文字通りの頼みの綱は切断されてしまう。しかし、それは同時にエリーの新しい家族を強く結びつける。思えば母娘の反目もまた、時空の歪みがもたらしたものだったのかも知れませんね。 良く練られた脚本とそれを生かす見応えのある演出に8点献上します。[インターネット(字幕)] 8点(2024-11-24 21:11:41)《改行有》

97.  奇妙な扉 《ネタバレ》 1951年という時代を考えれば、かなりアグレッシブで先鋭的な作品ですね。アクションシーンなどは流石に近年の作品と比べればリアリティ的に物足りなさを感じないこともありませんが、作品全体を覆う不気味で不穏な空気がそんなことを忘れさせてくれます。クライマックスの地下牢の壁が迫り来るシーンは、まさに手に汗握る緊迫感。見入ってしまいました。 ある意味ビックリ箱的と言うか奇をてらいがちな近年のホラー作品も魅力的ではありますが、古のホラーやサスペンスにはある種の芸術性を感じさせてくれる魅力があります。ヒーローとヒロインが恋に落ちるのがあまりにスピーディというあたりが気にはなりますが、尺を考えれば止むなしと言ったところでしょうか? 予備知識もなくたまたま見つけた作品だったのですが、思いがけない佳作との出逢い。大いに満足させていただきました。新作ばかり追いかけず、古の作品、もっと観ないといけないですね。基本的な映画の楽しみ方を思い出させてくれるような気がします。[インターネット(字幕)] 7点(2024-11-24 21:02:52)
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98.  ジュラシック・シャーク-3.0 《ネタバレ》 流石のマーク・ポロニア監督。これは相当Z級感満載の作品ですね。 冒頭いきなりのCGなのかアニメなのか判断に窮するサメが登場。どう見ても空気を入れて膨らませているようなサメの背鰭が海面を彷徨う。しかも、登場カットごとに相当なレベルで大きさが異なるという巨大?ザメ。そして本作のヒロインである(褒め言葉かどうかギリギリ)ダイナマイトバディのモデルが登場。更には訳もなく凶暴でエロい窃盗団の女等々。全編通じてどこを取っても何かしら言いたくなる登場人物・脚本・演出ばかり。そして何とラストに殆ど脈絡なく監督の秘蔵っ子?シャーケンシュタインを連れて来るとは…。これにはもう脱帽あるのみです。 これはこれで楽しい!と声を大にして言いたいところですが、いくらなんでも観る者を選び過ぎですよね。いや、それでいいのだ!というサメ映画フリークスのみが賛辞を贈るであろう作品でした。だとしても、オープニング(エンド)ロールの異様な長さ(のんびりさ)は勘弁して欲しかったところです。 ちなみにプロットはほぼ「1」の焼き直し?監督が違うだけ?私はまだ「1」を観ていないのですが、乗りかかった船ならぬサメ。この際観ないといかんのでしょうね…。(「2」が配給されていないのにはホッとしますが)[インターネット(字幕)] 1点(2024-11-24 17:22:51)(良:1票) 《改行有》

99.  糸(2010) 《ネタバレ》 あの赤い糸は一体何?通常は主に恋愛関係における「良い意味」での運命的な関係性を表わす際に登場する赤い糸。しかし、本作ではそれを辿ったヒロインに不幸がもたらされるかの如きエンディングが用意されています。 思えば、途中に登場する赤い糸で結ばれたカップルたちは、全員が必ずしも幸福な関係性にあるとは言えないでしょう。赤い糸は幸福の象徴と言う訳ではない、ということなのでしょうか?少なくともここで登場する無垢な少女には、赤い糸によって悲劇がもたらされるかのように思えます。幸福は運命によって担保されるものではないということ? デビュー間もないアイドルの主演作であれば、通常はイメージビデオ的(主演アイドルのイメージアップを図るような)作品になりがちと思えますし、本作でも終盤までそんな感じで物語は進みます。ところが最後の最後にサプライズ?エンディングを見る限りでは軽いタッチで絶望を描いた作品のように思え、ちょっと違和感と言うか狙いすました力技という印象を覚えての4点献上です。[インターネット(邦画)] 4点(2024-11-24 17:13:08)《改行有》

100.  ROCKER 40歳のロック☆デビュー 《ネタバレ》 なんとも罪のない物語。かなり軽いタッチで描かれます。冒頭の感じからすると音楽テーマのドタバタコメディにヒューマンストーリーを込めた作品?という感じでしたが、ドタバタ感は冒頭のみ。その後は寧ろヒューマンストーリーとして鑑賞しました。 ただ、感涙の人情劇かと言うとそうでもなく、主人公の挫折感もあまり前面に描かれず、ドラマーに復帰した後はどちらかと言えばトントン拍子。ちょっと話がうま過ぎるかも。結局、コメディにもヒューマンストーリーにも徹することが出来ないという中途半端感は残りました。 とは言え、最初に書いた通りのなんとも罪のないライトなコメディ。ノリの良い音楽に浸りながら心地良いひとときを過ごすには良き作品。そういう意味では、コメディにもヒューマンストーリーにも徹していないことこそが本作の評価すべきポイントなのかも知れません。鑑賞後に訪れた清々しさに6点献上します。[インターネット(字幕)] 6点(2024-11-24 17:02:40)《改行有》

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