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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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81.  ツーリスト 《ネタバレ》 ん?評判悪いなあ!でも、私はこの映画、確かに荒を探せば幾らでも出てくるけど、それよりもまずは美しいベニスの街並み、タイトルにあるように観光旅行にでも行ったような気分を味わうことは出来たし、それに最近流行りのCGだけらけの映画よりはずっと良い。昔のハリウッド映画のような味わいを感じさせる映画作り、ストーリーよりも雰囲気を味わう映画として観れば楽しめるし、それに二枚目と美女との絡み、絡みと言っても舌を絡めるというようなけして、嫌らしい絡みではなく、まあ、そういうシーンもあることはあるが、そんなことよりもジョニー・デップが犯罪に巻き込まれる。しかも、アンジェリーナ・ジョリーの美女に人違いされ、気に入られ、殺し屋に殺されそうになりながらと、とにかく二枚目と美女の二人が美しいベニスで犯罪に巻き込まれる。それを観て楽しむ。それで良いんじゃないか?美女が犯罪に関わる。絡んでくるというのはやはり観ていて楽しいものがある。ジョニー・デップはやはり二枚目であることが男からしても解るし、かっこ良い。殺し屋に狙われて、パジャマ姿でも何故か絵になる。ところで列車で出会った男を好きになるという癖を持つというアンジェリーナ・ジョリー演じる女、男からしたらそんな女に一度ぐらいは会ってみたいものである。但し、これも相手がジョニー・デップだからであって、そこらにいる普通の男ではこうはならないと思う。勿論、私なんぞ相手にされっこない。でも、その分、犯罪に巻き込まれないで済むというのは助かる。そう考えると二枚目は辛いなあ!いやあ、二枚目でなくて私は良かった。良かったと何だかそんな気持ちにさせられる映画でもあるという意味でも以外と楽しむことも出来た。この映画は二枚目じゃない私のような男にとっては救いの映画であると勝手に解釈しつつ、この映画についての感想を終えたいと思います。[映画館(字幕)] 7点(2011-03-08 22:03:20)(笑:1票) (良:1票)

82.  必死剣 鳥刺し 《ネタバレ》 久しぶりに重厚で格調高い本格時代劇を観た気がする。冒頭の歌舞伎を思わせるシーンからして、何やらテレビとは違う。映画的な雰囲気が十分に感じられ、主演の豊川悦司と敵対する吉川晃司も違和感こそあるものの、そこは平山秀幸監督による演出、演技指導によってか難なくこなしているようでその違和感も見終わる頃にはどうでもよく感じてしまった。藤沢周平原作の時代劇に出てくる女性はどれもこれも待つ女としての美しさ、可愛さに満ちている。ここでの待つ女は池脇千鶴が演じているが自分が愛している男が命を削っての壮絶な戦いに出向いて、最後は壮絶なる死を遂げる姿を知らないまま、赤ん坊を抱きながら必ず自分を迎えに来てくれるものだと信じて待っているその姿が何とも悲しい。タイトルにもある「必死剣 鳥刺し」についてもあの壮絶な戦いの中で死んで行く男としての人生の結末の儚さ、最後の最後で自分を陥れようとしていた男、その代表格である岸部一徳演じる津田を見事なまでに斬って見せる兼見三左エ門の執念は同じ男として見習うべきものがある。物事は最後まで諦めてはならぬということをこの映画の主人公の姿を見ているとそう思えてならない。それにしてもラストの戦いの場面の壮絶さ、何もあそこまで血を大げさに見せるほどやらんでもいいのに。平山秀幸監督、間違いなく黒澤明監督の「椿三十郎」の影響を受けているだろう!あれは白黒だから良いのに、カラーであこそまでやられると流石にちょっとやりすぎだと言いたくもなるし、そういう意味での不満などもあっての7点てことですが、本格派の大人の時代劇としては久しぶりに観ることが出来て良かったと思います。[映画館(邦画)] 7点(2010-08-01 21:56:43)

83.  男はつらいよ お帰り 寅さん 《ネタバレ》 大好きな寅さんがスクリーンに帰ってくる。お帰り寅さんだけど、なんだかお帰りというよりもさよなら寅さんて気がしてならないのはスマホを扱うさくらやら、満男の仕事の環境を始めとするインターネット社会を見せられると、もう寅さんはこの世に居ない現実と仮に居ても寅さんの居場所が無い様な違和感を感じてしまい寂しくてなりません。冒頭の主題歌にしても渥美清しか考えら無い。誰が何と言おうと男はつらいよは渥美清のものなのだ。満男と泉のストーリーに関しては寅さんは亡くなってるから仕方ないけど、せめて主題歌ぐらいは渥美清が歌うのを見たかったと思ったがラストで渥美清の歌う主題歌が流れて来て涙が出て来て参りました。寅さんの元気な頃の姿とマドンナとのやり取り、そして何よりも寅さんへの愛に満ち溢れた山田洋次監督からのメッセージと取れる満男の乗ってた車のナンバーが1969という拘り、1969が意味するもの、映画男はつらいよの 1作目の公開された年が1969年である。そんな拘りを感じさせる山田洋次監督の演出に感動しました。話的にはある程度予想していた通りの結果、渥美清不在だから、渥美清の居ない男はつらいよは男はつらいよというより編集編、寅さんを一度も見た事の無い今の若い人達に少しでも寅さんに興味を持って貰えたらという山田洋次監督を始めとするこの映画に関わって来た全ての願いを感じることもできた。一人でも沢山の方に渥美清の素晴らしさ、映画男はつらいよの素晴らしさを知って欲しいと思うし、この作品を見て寅さんに興味を持った方は一度で良いから 1作目だけでも見て欲しいと思う。山田洋次監督もきっとそういう願いで撮ったはずです。[映画館(邦画)] 6点(2020-01-09 20:22:24)(良:4票)

84.  ボヘミアン・ラプソディ 《ネタバレ》 最初にこのタイトルと映画公開すると聞いて、何故今さら?クイーンの伝記映画?ハッキリ言ってクイーンを知らない人達を引き込む為に感動作品にして劇場に足を運んでやろう!という狙いが見えて嫌だし、だから見ないつもりでいた。では何故態々観に行ったか?色んな雑誌、ラジオ、ネットやら何処を見ても聞いても高評価きりなので、それなら観てやろう!本当にそこまでの作品か?確かめる為に観に行ってきた。クイーンファンとして言わせててもらうなら折角、タイトルにもあるクイーンの最高傑作であるボヘミアンラプソディをタイトルの映画を撮るなら完全な形でフルに見せてくれ!確かにクイーンの伝記映画という意味やフレディの苦悩、ボヘミアンラプソディの歌詞からも感じられる母への想い、エイズに冒され、死を覚悟しなくてはならないけどメンバーにも打ち明けられない苦しさ、やっとの想いで自分がエイズであることをメンバーに打ち明けるフレディの苦しさ、色んなものがきちんと描かれているし、1985年に行なわれたチャリティコンサートの躍動感など見所は満載!しかし、クイーンの本当の凄さ、素晴らしさを語るなら態々、そっくりさんを用意してまで無理矢理、感動作品に仕上げる必要など無い。伝記映画を作るなら本物のクイーンの映像でクイーンを知らない人達にクイーンの素晴らしさを見せた方が良いと思うし、この映画はクイーンの曲を知らない人達にアピールする映画の様に感じてしまう。クイーンの素晴らしい音楽、素晴らしいパフォーマンスを知りたいのであればそっくりさんを何人も用意してクイーンとフレディの苦悩を見せなくても良い。本物の映像、ボヘミアンラプソディの完全なパフォーマンスをきちんと描くべきだ!このように不満が有りながらそれなりに楽しめたので評価としては一応6点は付けるがこれ以上の高得点は付けられません。[映画館(字幕)] 6点(2018-11-13 21:14:51)

85.  健さん 健さん、タイトル通りの健さんのドキュメンタリー作品ですが物足りない。何故かな?て考えると1時間半ちょいで健さんの全て、素晴らしさ、魅力を見せるのは難しい。健さんの出ている映画を全く見てない方がこれを見て果たして?そう考えると健さんの魅力を知る。解るのは健さんの出ている映画を一つでも多く見た方が良い。健さんと関わりを持った監督のコメントを見るだけでは物足りない。良く出来たドキュメンタリー作品だけど違う。健さんの魅力を見せるならやはり健さんの過去の出演作品を見るべきだし、健さんの映画を見たことのない若い方々に見せるなら健さんの出ている映画を一本だけでも良いから見せたい。沢山の監督作品に出ている健さん、一人だけ薦めるなら迷うことなくマキノ雅広監督で決まり!しつこい様だが高倉健という俳優の魅力を語るならドキュメンタリー作品より一本の映画を通して見せるべきだと思う。[DVD(邦画)] 6点(2017-07-06 18:00:39)(良:1票)

86.  家族はつらいよ2 《ネタバレ》 山田洋次監督による家族はつらいよシリーズ第2段は、前作が傑作だっただけに期待しての、待ちに待っての鑑賞は期待が大きすぎたせいか?今ひとつという感じです。確かに笑い所は沢山、用意されているし、高齢者の運転問題や家族の在り方、問題、皆が皆、自己中心的で自分のことで精一杯で運転免許を返して欲しい事を他の人に頼もうとする家族、話の中盤で出会って妻の留守中に高校時代の親友を自宅に泊めさせてからの展開が笑えることは笑えるがブラック過ぎる。相変わらず間の悪い時に何かが起きたり、誰かがやって来たり、鰻の到着する間の悪さが可笑しかったりと山田洋次監督の喜劇の上手さは感じられて良いし、何だかんだ文句付けたり、言い訳しながらも父親の友達の葬儀に駆け付けてくれる平田家の家族の人間的温かさに山田洋次監督の人情味が感じられて良かっただけに笑いの取り方がやり過ぎの気がしてならなかった。亡くなった丸田さんの火葬シーン、流石にあれはやり過ぎて素直に笑えませんでした。高齢者の運転、介護問題、言いたい事は解るけど山田洋次監督と言えば私は寅さんの監督さんだけに寅さんみたいな喜劇が見たい。前作に感じられた寅さん的笑い、有るにはあるけど前作の様には笑えませんでした。[映画館(邦画)] 6点(2017-05-29 18:32:44)

87.  サバイバルファミリー(2017) 《ネタバレ》 もしも、この映画と同じ事が実際に起きたら人はどういう行動を起こすだろう?そう思うと何とも怖い映画である。全ての電気が止まり、それも自分の家だけでなく、回りも全て同じ事が起きたら誰でも頭が変になる事間違いない。何処からの噂、情報による大阪まで行けば電気の付く生活を味わえて普通の生活が出来るという事を信じて東京から西日本へと行こうとする大勢の人、高速道路を歩く人、自転車で走る人、空港から飛行機でと考えてる事は皆、同じである。そんな中で長崎のおじいちゃんの所まで行こうとするこの作品の主人公である四人の一家が雨に打たれても何とかしようとする中で出合う人達が良い人ばかりなのでサバイバルとしてのハラハラ感という意味で物足りない。一人ぐらいはこいつはと思わせる憎い奴が出てきて欲しかった。矢口監督の相変わらずの着目点の素晴らしさ、発想の面白さは今作品でも健在なだけに不満の残る出来です。娘が父への不満を言うとそれに対しての母(深津絵里)の放つ台詞、ここがこの作品の中で一番笑えました。[映画館(邦画)] 6点(2017-02-15 20:10:05)

88.  セッション 狂気の塊の様な二人の男の戦い、音楽に対しての気持ち、考え方の違いがもたらす食い違い、確かに最後の演奏シーンの凄まじさと予想を覆す展開には映画としての面白さを感じる事が出来る。只、復讐の仕方、どうせならあの胸糞悪いフレッチャーを二度と指揮者として生活出来ない位に叩きのめして欲しかった。音楽の素晴らしさと映画としての完成度の高さに高得点付けている人が多いのもよく解る映画ではある。しかし、好き嫌いで言うとそれほど好きにはなれない。つまらない映画ではないからこの点数は付けてはみるものの手放しで絶賛する気持ちにはなれず。[DVD(字幕)] 6点(2017-02-11 18:48:02)

89.  ペコロスの母に会いに行く えっ?この作品がこの年の一番の邦画なの?森崎東監督の作品の中でも一番評価されている映画らしいけど本当にこれが森崎東監督の最高の作品なのかな?良い映画かもしれない。言いたい事、伝えたい事もよく解る。でも森崎東監督じゃなければならないのかな?という意味でこの点数が限度です。認知症、介護の世界の描き方、人間ドラマとしてもよく出来ているとは思うけど森崎東監督というと寅さんをはじめとするパワフルな喜劇を幾つも書いてる脚本家だ!そんなパワフルな面白さがこの作品には感じる事ができません。こうした難しいテーマを題材として扱えば普段は辛口な評論家達にも評価してもらえるかもしれない。それでも森崎東作品にしかない毒のある笑いで楽しめる作品が観たい。どうせなら元気な頃の渥美清主演、認知症の母をミヤコ蝶々で見たい気がする。主人公の母がお世話になる施設の名前がさくら館というのもどうしても寅さんを思えてしまいます。[DVD(邦画)] 6点(2017-01-21 19:21:48)(笑:1票) (良:1票)

90.  アウトレイジ(2010) 北野武監督って本当にヤクザ映画が大好きなんだなあ!というのが、感想です。出てくる人物がどれもこれも、悪人としての怖さを十分に見せてくれている。面白いか?好きか?と聞かれると面白い事は面白いけど、好きか?というとそんなに好きにはなれない。デビュー作で見せた静けさの中に有る危険性、危うさとでも言うか?そういう物が今作品ではあまり感じられない。飛び交う台詞の多さによる悪役の多さよりも、映像としての怖さ、台詞に頼る事しなくても人間の怖さ、危険性等を見せる事が北野武監督なら絶対に出来る筈です。そう思うと不満のが多い。武作品としてはメジャーな作品、万人受けしやすく、解りやすい作品かもしれないけど北野武監督にはこの監督にしか撮れない作品を期待したいし、撮ってほしい。[DVD(邦画)] 6点(2016-11-08 20:13:30)(良:3票)

91.  小さいおうち 《ネタバレ》 山田洋次監督で不倫物、しかも戦争の話が絡む中での不倫とは異質である。仕事だから、会社命令だからといって見合いをする気がない者に無理やり見合いさせようとする時子の亭主が見ていて腹が立つ。そんな夫を尻目に夫の部下である板倉に想いを寄せる時子とその事を知り、時子の夫に知られないようにとするタキ演じる黒木華の演技が上手い。話の内容からどろどろしてもおかしくないのにさほどどろどろした感じを受けないのは山田洋次監督作品だからといっても良い。ミステリアスな世界、そんな世界を丁寧に描いていて普通に見る事が出来る。そんな中で賠償知恵子のナレーションが説明のし過ぎでそこまでやらないといけない?それは泣く場面もです。ストーリーだけ見て普通に感じ取らせて欲しい。そういう不満を感じての点数です。[CS・衛星(邦画)] 6点(2016-03-06 12:08:50)(良:1票)

92.  マッドマックス 怒りのデス・ロード 凄いシーンの連続、確かにアクションシーンの迫力はこれぞ、アクション映画の醍醐味を十分に感じる事が出来ると言う意味で評価出来るし、してもいい。ただ、この作品が今回のアカデミー賞作品候補であると聞いてもしも、最優秀作品に選ばれるとなると、余程、今のハリウッド映画のレベルは?マークと感じずにはいられなくなってしまう。私にとってはたして本当にこの一年の間に撮られた映画の最高の映画であるのだろうか?という疑問しか残らないし、今まで見たアクション映画の中でも満点だと言えるだろうか?少なくともそれほどまでに絶賛できる作品だとも思えません。一度で十分、繰り返し見たい映画でもない。つまらないとも言えないけど、もしも映画館で見ていたら違っていたかもしれない。それなりには楽しめたのでこの点数でそれ以上の点数となるとどうしても付ける事ができませんでした。[DVD(字幕)] 6点(2016-02-22 22:31:10)

93.  東京家族 《ネタバレ》 東京家族てタイトルからしてもう明らかに小津監督の東京物語を意識した作品になってる。山田洋次監督らしい優しい一面を覗かせる作品だし、小津監督への敬意も十分過ぎる程、感じられて良いのだが山田洋次監督、私が本当に好きな見たい山田洋次作品ではない。名監督の市川崑監督が自ら撮った作品をリメイクしたりしてるけどオリジナルには勝てないように山田洋次監督が仮に今、寅さんをリメイクしたとして果たしてどれだけの方が納得行くか?山田洋次監督程の力量ある監督なら何をリメイクしても傑作になるのでは?というような期待感が多くの方を劇場に向かわすように思えるものの何か違う。この映画山田洋次監督じゃなかったら一体どれだけの映画ファンが見に行くだろう?と色々考えてしまいます。オリジナル作品でも十分傑作を撮れる監督であると私は今でも思ってます。だからこそ山田洋次監督らしいオリジナルとしての個性、笑いと涙が見たい。確かに母親が亡くなれば悲しいに決まってます。震災の場面も何だか無理やり泣かせようみたいに思えてあまり好きにはなれない。良く出来てはいるけどもっと自然体で無理やり泣かせてやるかみたいなものを感じさせずに笑わせて泣かせる映画を撮って欲しかった。山田洋次監督なら絶対出来ると信じてます。次は寅さんみたいな思い切り笑えて泣ける喜劇をお願いしたい。[映画館(邦画)] 6点(2013-01-21 22:07:40)(良:1票)

94.  レ・ミゼラブル(2012) 《ネタバレ》 何て言うべきか?あれもこれもと詰め込み過ぎな感じがして、とにかく長く感じた。良く出来てはいると思うし、魅力的な歌の数々に俳優の演技も文句なく素晴らしい。それなのに今ひとつ乗れなかったのは映画的、いや、ミュージカル映画的と言う方が正しいような私の大好きな歌だけでなく踊る。躍動感溢れるミュージカル映画的興奮が感じられなかったのでどうしても高い点数は付けられない。。それに元が舞台劇てことで映画てより舞台劇の方がきっと楽しめるんだろうなあ!て思ってしまったのも残念です。全ての心情を歌で繋ぐのはけして悪くはないし、同じように全編台詞が歌のシェルブールの雨傘で感じた時のような見終わった時の感動を味わえなかった点やミュージカル映画ならミュージカル映画らしく踊ってくれよ!て思ってしまった。因みに私はシェルブールの雨傘はミュージカル映画てより恋愛映画だと思ってるのでまるで別物だと思ってます。それにしても俳優の顔をやたらアップで映し過ぎなのが気になって仕方ない。これって映画てより明らかに舞台劇やテレビ的演出ではないだろうか? あそこまでしつこくアップで見せなくては感情を伝えられないようでは監督してどうなの?て思います。 色々文句は言ってみたもののそれなりに楽しめはしたから一応6点だけど同じ監督なら英国王のスピーチのが断然良い。[映画館(字幕)] 6点(2013-01-14 16:03:22)《改行有》

95.  ロボジー ロボットの中に爺さんが入る。その着目点の面白さがいま一つ生かし切れてない気がしてならない。ばれるかばれないかでのギリギリの線での攻防も思ったほどスリリングというものがない。ニュー潮風の中に誰が入るかという面接の場面での爺さんの動きとその時に放つ台詞は大爆笑でした。この面接の場面が一番可笑しかった。つまらなくない。ただ面白いことは面白いけど盛り上がりに欠ける。この映画で一番感じたことは3人の男達がまるでやる気が感じられない為に、ロボジーだけがどんなに頑張ってもその頑張りというものが思ったほど伝わってこない。つまらなくはなかったし、それなりに笑いもしたし、楽しめたから6点は付けるとしてもそれ以上となると付けられない。[映画館(邦画)] 6点(2012-01-24 22:19:15)(良:1票)

96.  さんかく 《ネタバレ》 男って本当にどうしようもないよなあ!女って本当に強いなあ!強いけど弱い部分も持っているなあ!何だか男女のどうしようもない部分がここまでリアルに描かれているのは凄いと思うし、でも何だかスッキリしない。きちんとした彼女がいながらもその妹に対して恋愛感情を抱いていく駄目男とそんな男を忘れられない女のやりとりも痛い。痛いなんてよりも痛すぎる。本当に哀れだ。一方でその二人を狂わす原因となるもう一人の女、これがまた監督の趣味なのか?的なロリコンタイプとその女が付き合っている柔道部の男、この二人を最後はボコボコにやっつけて欲しかった。タイトル通りな映画という意味での面白さ、リアリティこそがこの映画の魅力であり、吉田恵輔監督はこの映画を通して人は見かけで判断するな!見た目に騙されないようにしよう。特に男は女に騙される生き物なんだと言っているようである。[DVD(邦画)] 6点(2011-11-26 17:09:52)(良:1票)

97.  八日目の蝉 この映画を見た後、何とも嫌な気持ちになった。心が痛む。子供にとっては親の都合、大人の身勝手さの前には何もすることが出来ない。ただただ親の言う通りに従うだけしかないのである。それは自分が誘拐された娘であるということを何も知らずに偽の母親である誘拐犯の希和子(永作博美)と共に行動している時の薫と名付けられた少女の姿からも見ることが出来る。自分の本当の母親でない女を本当の母親だとばかり思う薫は果たして本当の事を知った時、どう思うであろう?という気持ち、同じく本当の母親に対しての感情というものが幼い薫にはあるのだろうか?という気持ち、どちらの母親も薫にとっては母親なんだと思わなくてはならないのか?大人たちの都合により犠牲となる子供の気持ちを思えば例え、それがどんなに母性愛なるものを見せようとも私には感動なんて言葉は沸いてこない。子供は子供なのである。大人達のようには行かないのである。そういう何とも惨酷な人生感のようなものを役者達の演技力によって見せる演出の上手さなどもこの映画が一般的に高い評価を得ている原因だと思う。私もそれはそれで大いに認めつつもこの映画に対する評価としてはこれ以上の点数は付けられない。作品のテーマは「母」と「娘」そして、「母性愛」なる映画として色々と考えさせらる作品である。原作者は女性であり、主役も女性である。つまり女性映画なのである。それを男の監督が撮っている点に注目して見たし、もしも女性の監督だとしたら別の意味で「母性愛」とは何なのか?というような作品になっていたと思うと女性監督の演出による映画としても観たいという気持ちにもさせらた。寧ろ、男の監督よりも女性監督でこそ撮って欲しかった映画である。[映画館(邦画)] 6点(2011-06-15 22:27:30)(良:1票)

98.  キック・アス 《ネタバレ》 如何にもアメリカて国の撮りそうな、好きそうな映画である。ヒーローへの憧れを実践させてしまうというのはアメリカ人好みの映画かもしれない。また、そんなヒーローへの強い思いを日本人も同じように抱く気持ちはよく解るし、男なら誰しも一度はヒーローに憧れる。なりたいと強く願うものである。ヒーローになりたい。でもなれない。ほとんどの人はそう感じてためらう。それを難なくやってしまうというのは凄いことだと思うし、作品全体、とにかく凄いパワフルである。ただやはり全体的にグロすぎる。いくら何でもやりすぎです。その結果、大勢の死者も出る。巻き添えで死んでいく人間も多数いる。それを観て素直に喜ぶことは私には惨酷過ぎて出来なかった。けして、つまらない映画でもないし、予想していたよりは楽しめた。キックアスの真似して殺されてしまった少年、可愛そうです。ヒットガールに関しては確かに面白いが子供でしょ!子供をここまでして、徹底的に悪の女=ヒーローみたいな描き方も何だかしっくりとこない。面白ければ何でも良い。例え人が沢山、死のうが構わないという感じがしてもっと品良く描いて欲しい。かっこいい音楽、スピード感十分のアクション、娯楽映画としての基本をきちんと備えた映画としては評価出来るけど、もう一度観たいとは思わない。何だかスッキリしない娯楽アクションというのが私としての評価です。[DVD(字幕)] 6点(2011-03-09 21:38:50)(良:1票)

99.  ザ・タウン 《ネタバレ》 これってアカデミー賞にノミネートされてるの?でも、正直言って作品賞取るような映画ではないなというのが見ての感想です。面白いか?て聞かれると面白いともつまらないとも言いにくい。つまらなくなかったけど、特別面白いてなわけでもないのたが、それなりに楽しむことは出来た。だから6点ぐらいは付けても良い。最初の銀行強盗のシーン、二回目の強盗シーン、そして、三回目のスタジアムでの緊張感と回を増すことに緊張感も増すというのはなかなかである。FBIと警察官達との犯罪グループとの対決も迫力満点だし、そういう意味では映画館の大きなスクリーンで観る映画である。それにしても犯罪グループの仲間達、3人共に死んでいく中で唯一、生き残るベン・アフレックのダグて名前だったような?最初の銀行強盗での人質となる女支店長のクレアとの恋仲、いくら自分が監督だからと良い所取りでしょと突っ込み入れたくなるし、結局、クレアを騙しておいて自分は騙される寸前で彼女の前から姿を消す。クレアはクレアでそんな男から貰った大金でスケートリンクを作る。どっちもどっちである。共に悪やのう!て林家喜久扇さんならこう言うであろう!ところでなんでみかんなのよ?バナナでも入れておいて「そんなバナナ(バカな)」というようなアメリカンジョークならと思ってしまったり、ファギーの急所に弾をぶち込んで「俺が去勢してやる」てのはざまあみやがれ!て思ったり、だけど馬好き、競馬好きとしては去勢している馬に対するバカにしているようなやりとりが何とも許せず、アクションもの、犯罪ものとしては合格も所々で不満が残る点が残念である。[映画館(字幕)] 6点(2011-02-15 22:01:04)

100.  告白(2010) 《ネタバレ》 10点、9点ばかりの中で申し訳ないが平均点を下げさせて貰う。中島哲也監督らしい観る者を話の中へと引き込んで離さない演出力と映像美、あの汚れた感じの空の色、雲の色の不気味さこそが人間の怖さ、この映画の不気味さ、狂気というものをよく表しているし、自分勝手な奴らきり、人間が如何に自分本位な考えで生きている生き物なのかを皮肉たっぷりに描いている作品としての評価という意味では見事である。しかし、この映画を見て馬鹿な真似をする奴ら、刑に罰せられないからと犯罪を犯す少年、少女が今以上に増えてしまわないか?映画というメディアによる影響力の強さ、人が人を人とも思わずに殺人を犯す人間、それを警察でもない森口教師のように自分の手で復讐しようなんて思う人達がどれだけ周りの人達を不幸にするかということのやりきれなさ、娘を自分の教えているクラスの生徒に殺された教師、殺した二人の少年、少年Aと少年Bの幼児性、誰よりも目立つことしか考えない愚かな少年Aとそんな少年Aを羨ましく感じている少年Bという対照的な二人の少年、そんな二人に関わってしまった結果、悲劇的な死を迎えることとなる教師森口の娘と二人の少年の気持ちを誰よりも理解していたたった一人のクラスメイトの美月、何の罪も無いのに自分勝手な二人の犠牲となってしまった二人のことを思うと、どんなに凄い映画であれ、手放しに絶賛する気持ちにはなれない。この映画は人が人を信じ、疑い、互いが自らの命は自分の手で守らなければならない。娘を守ることすら出来なかった教師の視線から見た場合と加害者である二人の少年とその母親との視線とで大きな違いが沸いてくることは見た人なら絶対に解るはずである。少年法という制度がある以上、どんな罪でも刑に処せられない中学生、私はそれが中学生であれ、例え小学生であれ、年齢など関係なく罰するべきである。日々そのぐらい思ってます。この映画を誰が最も観るべきか?それは子供でもなく我々普通のいわゆる一般の大人でもない。では誰に最も見せるべきか?国の法律を変えることの出来る人達、そういう人達にこそ見て、一日も早くこの今のおかしな少年法という制度を無くして頂きたい。[映画館(邦画)] 6点(2010-06-10 22:22:15)(良:4票)

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