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【製作年 : 1940年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1234567
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81.  ギルダ 《ネタバレ》 これはもう皆さん、多くの方がご存知であると思われる「ショーシャンクの空に」の中に出てきた作品として、あまりにも有名で、そういや観よう。観ようとは思いつつまだ観てなかった。今回、ようやく借りて来て観たけど、ストーリーなんかどうでも良いぐらいリタ・ヘイワースがとにかく美しい上にミステリアスで、それだけで十分過ぎる作品と言っても良いと思う。酒場で踊るリタ・ヘイワース、歌うリタ・ヘイワース、そんなリタ・ヘイワースのあの黒いドレスの背中は開いてるし、前は前で、あぁぁ~もう、あんまり激しく踊るとそのナイスなおっ○いが、飛び出してしまわないかとハラハラドキドキ、歌い終わった後にファスナーを自分では閉められないのよ!て、お~い!そんなこと言われてしまったらお馬鹿な私は、もう、あっ!何でもないです。まあ、要するにこの映画はストーリーなんてどうでもよくて、リタ・ヘイワースをただただ堪能する作品てことで、ええ、皆さん、宜しいでしょうか?[ビデオ(字幕)] 7点(2007-02-03 18:28:50)

82.  カバーガール これはもうリタ・ヘイワースを観る。それが一番の目的のつもりで借りてきた。いやあ、この女優さん、本当に凄い。物凄く美人でしかもナイスバディ、更には歌も上手くて踊りも上手い。言うことないです。この映画を観て彼女が好きになる男は私だけではないと思うし、いや、これでも駄目というならそれはもう男じゃないと言いたい。そんなリタ・ヘイワースの一つ一つの仕草がこれまた可愛いのなんのって、最初に出てくる所から物凄いオーラを感じる。アメリカ映画全盛期の頃の良きミュージカルの雰囲気十分の華麗なるダンスシーンの数々、話としてはそれほど大した話ではない。しかし、これはストーリーを楽しむというよりもリタ・ヘイワースにジーン・ケリー、その他の俳優達の華麗なるダンスと美しくて華やかな舞台を楽しむ為の映画だと思う。こういう優雅なタッチの作品はやはり観ていてそれだけで楽しめるので好きです。[ビデオ(字幕)] 8点(2007-01-01 20:08:57)

83.  三十四丁目の奇蹟(1947) 《ネタバレ》 もう直ぐやってくるクリスマス!もう、ある程度の年齢にもなるとクリスマスなんかどうでも良いわ!それよりもその後の正月のことで頭が痛くなる。お年玉の心配でおかしくなる人が、沢山いるのではないだろうか!そんな中で観た。やっと観た。噂通りの良い映画ですねえ!人間、歳を取ると次第に何でも疑ってかかる悪い癖が出てくるものです。えっ?違うって?それはお前だけだって?そうかなあ?ちょっと話はそれるけど例えばどんなに強い強いと言われ、実際、本当に強いことは承知の上で敢えてディープインパクトを本命にしない。消すつもりでいる奴ら(自分がそうです。)いや、そうは言うもののやっぱり最低でも2着は外さんだろう?なんてどこかで弱気の虫が出てきたり、例え買うにしても本命にはしない。どんなに強いディープでも中山では不安あり、少なくともJCより状態が良いなんてことは無いと疑ってかかる私でさえも、この作品のサンタさんの存在だけは信じていたい。本当に心からそう思う。ナタリー・ウッド演じる娘がモーリン・オハラ演じる母と抱き合うシーンの感動的なこと。私もこの映画を観て、サンタさんに手紙を書きたくなりました。何だかえらく話がそれてしまった気がするけど、なにわともあれ、本当に良い映画でした。[DVD(字幕)] 9点(2006-12-19 21:39:09)(良:1票)

84.  象を喰った連中 《ネタバレ》 吉村公三郎監督による社会派の風刺を込めて描いた喜劇で、死んだ象を喰ったことから男達が家庭を巻き込んでパニック状態になるのだけど、前半はかなり面白いのに、途中から失速!そんな中で、笠智衆のコメディアンぶり、死んだ象の肉を食べてしまったと分った時のあの表情は、どこかチャップリンのような雰囲気で楽しめました。作品全体の出来としては、さほどではないと思うものの、それなりに楽しむことは出来ました。[ビデオ(邦画)] 6点(2006-10-27 21:53:44)

85.  上海から来た女 オーソン・ウェルズの才気、ギラギラしたやるせなさ、そして、何と言ってもこの作品はリタ・ヘイワースです。これほどまでに恐ろしい女を演じているとは観るまではとても想像つかなかったぐらいです。モノクロの画面からひしひしと伝わるギラギラした映像、光と影の扱い方、上手い!今回でオーソン・ウェルズの監督した作品を観るのは3本目だけど「市民ケーン」はさほど面白いとは感じないけど「黒い罠」とこの作品の二つは面白かった。最後の方の鏡を使っての撮影、その映像センスと巧みな画面構成がより一層、味わい深い見事え十分のサスペンスを生み出している。[DVD(字幕)] 8点(2006-10-16 20:58:02)

86.  ハイ・シエラ うん!これまた面白い映画見っけ!久しぶりにハンフリー・ボガート主演の映画が観たくなって借りてきましたが、これは面白いです。まずは何と言っても主演のハンフリー・ボガートがかっこ良くて渋くて男の中の男て雰囲気を十分に醸し出している。犯罪映画ではあるけど、これは男の女の切ない恋愛映画でもあると言えよう!ハンフリー・ボガート演じる一人のギャングとそこに関係する二人の女の描き方がとても味わい深い上にスリリングで観ていて面白かった。この作品を観てもハンフリー・ボガートという俳優の持っている人間臭さ、紳士的な人柄、愛する女の為に闘う男のロマンとでも言うべきか?が描かれていて、この作品もハンフリー・ボガートの魅力再発見出来て良かった。そして、この作品で忘れることの出来ない犬ですよ。犬!この映画の中に出てくる犬がこれまた本当に良い![ビデオ(字幕)] 8点(2006-10-14 18:49:43)

87.  壮烈第七騎兵隊 何となく観ていて、どこか「風の共に去りぬ」みたいだな!と感じたのは、何と出演者、二人の女性、一人は主役の男の嫁さんとなるオリビア・デ・ハヴィランドで、もう一人は「風の共に去りぬ」で黒人女性として初のオスカー受賞?違ってたらすいません!のハティ・マクダニエル、更に何と何と音楽と演出家までが一緒で、どうりで雰囲気がよく似ているわけだ!ただ、「風の共に去りぬ」と比べてしまうと、どうしても物足りないし、スケールは落ちるし、完成度も低いと感じてしまいます。所々、おっ!と思わせる場面もあるのだが、それでも何か物足りない。けして、つまらなくはないし、それなりに楽しめるけどやはり物足りないなあ!西部劇としてはよく出来ているとは思うものの、他の傑作・名作西部劇と比べても何か物足りない。[ビデオ(字幕)] 6点(2006-10-09 17:59:47)

88.  ミュージック・イン・マイ・ハート リタ・ヘイワース主演によるミュージカル!リタ・ヘイワースはここでも魅力的ではあるが話の面白さや悪女的な感じがいまひとつでそれなりに楽しめたけど、物足りない。リタ・ヘイワースって絶対に悪女が似合うし、そういう女を演じることによってもっともっと男心をくすぐる。刺激するという意味でもこの映画は物足りない。またコメディアンとしての資質も持っている女優でもある。そういう意味でも中途半端な印象しか残らない。[ビデオ(字幕)] 6点(2006-07-22 20:24:19)

89.  還って来た男 川島雄三監督に笠智衆という珍しい組み合わせに興味が沸くものの、川島雄三監督らしい才気がほとんど見られず不満の残る出来ではあるが、つまらなかったかというとつまらないとは思えないし、普通に楽しめる程度ではあるのですが、私のように余程の川島雄三信者でもない限りはそんなには楽しめないと思います。佐野周二に関しても「とんかつ大将」で見せたあの怪しくも善人という謎めいた人物像的な面白さや良さがここでは見られない。はっきり言って凡作ですけど、それでもこの監督の作品作り、映画作りに対する姿勢の素晴らしさを観ることが出来るという意味でもそれなりに評価しても良いような気がします。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-07-13 21:42:41)

90.  牛泥棒 これは凄い!この映画、もうオープニングからして、映画の世界に引きずり込むだけの力強さがあります。ヘンリー・フォンダとダナ・アンドリュースの2人の俳優が馬に乗って酒場へとやって来る所からして、スクリーンの中へと入り込ませるだけの見事なカット!映画のファーストシーンがいかに重要であるかということを見せつける素晴らしいスタート!酒場でのシーンで映し出されるポスターに写っている女性の写真、それを見つめるヘンリー・フォンダの表情を捉えるカメラワーク!どれもこれも正しく映画的であり、映画ならではのカットだ!そして、この作品のテーマでもある牛泥棒についての語り口、人が人を裁くということの恐ろしさをモノクロの画面から見せる演出の素晴らしさと相成って素晴らしい人間ドラマとして成り立つ。ラストシーンの余韻の残し方も見事なこれまた傑作間違いなしの1本!「西部の王者」に次いで観たウィリアム・A・ウェルマン監督作品!またしても素晴らしい映画だと自信を持って言えます。[DVD(字幕)] 9点(2006-06-20 23:26:11)

91.  南部の人 ジャン・ルノワール監督がアメリカで撮ったというこの映画、まず何よりもルノワール監督の見つめる人間への愛がモノクロの画面から伝わってきました。厳しい生活、失われつつある平和、その全てが時に厳しく、また時には優しい眼差しで見つめる。やはりこの監督、ちょいとそこらの二流監督とは全然、違うということがよく解ります。アメリカで撮ってもアメリカ的でない、いかにもジャン・ルノワール監督作品て感じの作品!これまた間違いなく秀作![DVD(字幕)] 8点(2006-05-27 23:19:43)(良:1票)

92.  青い山脈(1949) 《ネタバレ》 若く明るい歌声に♪で始まる日本を代表する有名な曲「青い山脈」の主題歌がタイトルにもなっているこの作品、初めて観ましたが予想通り、いやいや、予想していた以上に良かったです。この映画が作られた1949年って言うと、戦後まもない頃ですよね。敗戦によって失われつつある人々の明るさとでも言うのかなあ?何だか上手く言えないけど、この時代に作られたことが物凄く大きな意味を持っていると思いました。敗戦によって暗く沈んだ人々の心に爽やかな感動を与え、観る者に生きる喜び、勇気を与えたこと間違いないと私はこの映画を当時、リアルタイムで観た人の多くは思ったに違いないと思うわけでして、作品全体(役者からなにから全て)に漂う開放感、素朴さの中に一つの青春の明るさを観ることが出来た気がして、戦争経験のない私にもとても新鮮な気持ちで観ることが出来ました。この映画の中に登場する、原節子の気品溢れる教師ぶり、杉葉子と若山セツ子の初々しさ、特に大きくて丸い眼鏡をかけた若山セツ子のお蝶さん、いや、お蝶さんは「次郎長三国志シリーズ」だった。そやなくて、和子さんがこれまた物凄く初々しくて良い。「次郎長シリーズ」のお蝶さんとは良い意味で全く違う雰囲気の、いかにも昭和の時代の女学生って感じで良い味、出しています。他にも芸者に扮する木暮実千代の色っぽさ、会議のシーンでの木暮実千代が最高!「会議の時などにしかめ面している男ほど、女の人にぶたれるのが好きなんだよ」とか言ってるシーンなんて、可笑しくて、可笑しくて、女優陣に負けず、男優陣にしても全員が良い演技していると思います。とにかくこの映画、日本社会における封建制度に対する批判をしつつも、けして、単なる社会派のお堅い内容となることなく、それでいて嫌味な作品にもならず、一本の青春映画としてきちんと作られていて素晴らしい!間違いなく今井正監督の代表作として語り継がれる一本だと思います。[ビデオ(邦画)] 8点(2006-05-14 21:38:39)(良:2票)

93.  破れ太鼓 木下恵介監督、阪妻こと阪東妻三郎を主演のこれまた何とも不思議な笑いで観ていて楽しい喜劇!何と言っても主演の阪妻の暴れっぷりが素晴らしい。電車の中での宇野重吉との喧嘩のシーンなんてとても面白く、そんな阪妻が演じている口うるさい親父に対し、父を馬鹿にした歌を唄う次男の何ともこれまた下手くそな歌が笑える。ドンドン ドドン♪ ドンドン トドン♪てこの映画のタイトルにもなっている「破れ太鼓」のへんてこな歌、これは一度、観たらいつまでも耳に残りそうだ!木下恵介監督、この監督、やはり一流の監督さんだ!悲劇も喜劇も両方のタイプの作品を標準以上の作品に仕上げてしまう。素晴らしい![ビデオ(邦画)] 8点(2006-05-13 19:18:05)

94.  ヒズ・ガール・フライデー うわっ!これまた物凄い言葉の応酬!何というスピード感!躍動感とでも言った方が良いかもしれない。そのぐらいの凄まじさでとにかく喋る。喋る。喋り捲る。その台詞のテンポの凄さ、ハイテンション!呆れるほどの凄さです。マシンガンのような言葉の応酬にあっという間の92分間でした。ケーリー・グランドとロザリンド・ラッセルの主演の2人が一つの空間の中で、同時に二つの受話器を巧みに操りながら、お互いまるで違う会話をしているシーンの凄まじさ、観ていて惚れ惚れ致します。話の展開といい、役者の演技合戦といい、本当に凄まじいほどのテンポの良さ、これまたとにかく傑作!コメディとは何か?またこの作品、コメディでありながらも大人の恋愛ものとしても、更に犯罪ものとしても上手く描かれていて、さすがは名監督の1人であるハワード・ホークス監督!見事な演出、脚本、構成の素晴らしさと俳優の演技の上手さといい、全くもって最後まで眼が離せない。コメディが好きな人は特に必見の傑作です。[DVD(字幕)] 9点(2006-05-01 17:44:38)(良:1票)

95.  土俵祭 《ネタバレ》 おう、これまた昔の日本映画でお一つ面白い作品、見っけ!監督は聞いたことないけど、脚本に黒澤明て名前と、主演に片岡千恵蔵、その他の出演者の中に市川春代て名前を見つけたからそれだけの理由で借りてきました。片岡千恵蔵と市川春代と言えば、解る人は解る。あの大傑作映画「鴛鴦歌合戦」のコンビです。そんな2人がこれまた良いんです。片岡千恵蔵の相撲さん、どっかにいそうな感じがよく出ているし、富士ノ山という名の通り、真っ直ぐなままに突き進む、日本一のお相撲さん、目指して稽古に励んだり、また、この作品、やはり私の一押しは、何と言っても市川春代のお春さん、いや、違う。お春さんは「鴛鴦歌合戦」だった。おきよさんが、見せる表情、これがまた良いんです。片岡千恵蔵の冨士ノ山を客席から応援するシーンや勝利した後に日本一と言ってあげて下さいとお願いしたり、とにかくこの作品観て、また市川春代の魅力に取り付かれてしまいました。[ビデオ(邦画)] 8点(2006-04-29 17:55:45)

96.  白熱(1949) ギャング映画の帝王、ギャング映画と言って外せない俳優の一人、ジェームズ・ギャグニーの悪っぷりとそして、悪さの中にあるマヌケさと、バカぷりを思い存分、楽しむにはもってこいの映画というのが観ての感想です。こういうちょっとマヌケな悪人を演じさせたら、この人の右に出る者はいないのではというぐらい、本当にマヌケなんだけど、やはり憎めない。そのキャラクターとでも言うべきか、個性の強さは本当に凄いと思う。この作品、ストーリーそのものよりもまずはジェームズ・ギャグニーという一人の俳優を楽しむ為のお手本のように私には感じられます。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-03-15 22:26:39)(良:1票)

97.  父ありき 小津安二郎監督作品、それは、私にとっては欠かすことの出来ない俳優、理想の父親像でもある笠智衆という俳優の存在あってこそ、笠智衆さん無くして小津作品を語れない。少なくとも私にとっての小津作品、私にとっての笠智衆という俳優はそういう存在なのであります。ですから、当然、この作品も私は観たいと思って、借りてきて昨日、観ました。感想としてはやはり良かったです。小津監督の作品はほとんどカメラを動かすことなどせず、台詞にしても無駄な台詞はほとんどない。俳優の演技とそれを映し出すカメラワーク、構図とでも言うべきか?見事に決まっていて、静かであることがこれだけの良いショットを捉える事が出来るのだと思います。例えば釣りのシーンが良い例で、親子でただ釣りをしているだけなのに父と子、二人の思っていること、言いたいことが映像として台詞などなくても聞こえてくる感じがします。やはりこういった事、ひとつだけでも小津監督の映画には今の映画にはなかなか見られない。ないものがある。良い映画っていうのはそういうものではと思うのであります。とにかく小津作品は観れば観る程、はまるものがあります。[ビデオ(邦画)] 8点(2006-02-28 20:36:25)(良:1票)

98.  いちごブロンド 《ネタバレ》 ジェームズ・ギャグニーがマフィア、ギャング以外の役を演じているのを初めて観ました。何と言うべきなのか?物凄くアホで単純ですぐにかっあとなる。そんなジェームズ・ギャグニーの駄目ぷりが見ていて凄く面白い。またこの作品、女優に関しても素晴らしいです。リタ・ヘイワーズの美しさと優雅さ、本当にゴージャスという言葉がぴったしの正に当り役とでも言うべきその姿を観ているだけでも楽しい雰囲気になります。元みかんさん、ご指摘の通りちょっとした女性らしさ、女性ならではの心使い、金に眼を眩み、本当に愛していた男ではない男と結婚し、その後も相変わらずの美しさ、スパゲティの食べ方についてのあのシーンの可笑しさ、更に電気が消えてしまった時の、あの何気ないキス!そんなリタ・ヘイワーズに暗闇の中でキスをされたのにマヌケな事を言うジェームズ・ギャグニーの可笑しさとバカぷり、これがまた凄く笑える。この映画、とにかく会話の楽しさに満ち溢れていて本当に面白い!あまり知られていないのかな?ちょっした隠れた傑作を観た気がして何だかとても嬉しく思えました。そうそう、もう一人、忘れる所でした。リタ・ヘイワーズともう一人、美しい女性を演じた(元々美しいけど)のオリビア・デ・ハビランドの優しさ、品の良さ、美貌、全てが本当に美しい!ラストシーンも凄く良い!このラストだけは出来るなら誰にも言わず、是非、観て確かめて欲しいです。これまた今まで知らなかった作品で、たまたまレンタル屋さんで見つけたこの映画、私にとっては隠れた名作の一つとして忘れられない作品となりました。[ビデオ(字幕)] 9点(2006-02-26 22:15:13)

99.  にがい米 イタリアネオリアリズム、正しくその名の通りの映画だと思いました。たった今さっき観終わったところですが、あまりにも切ない。何て残酷な運命なのか!この映画を観て感じた事は、イタリア映画って、こういう作品を撮らせたら本当に上手い!その徹底した人間描写、ワンカット、ワンカットが物凄く強烈なほどの印象を与える。ネオリアリズムの象徴のような映画とでも言うべきなのか?これはどう考えてもイタリア的で、他の国の映画とは違う凄まじさ!既に二人のあまりにも素晴らしいコメントの後だけに上手く言えないけれど、シルヴァーナ・マンガーノの美貌と健康的な肉体美から映し出されるぞくぞくとする雰囲気、何もかもが凄い印象を与えること間違いなしの本当に観ていてぞくぞくせずにはいられませんでした。そんなシルヴァーナ・マンガーノともう一人、対照的な女性を演じたドリス・ダウリングの演技も素晴らしい!女優の魅力を失わせることなく、それでいて女性が出稼ぎとして働くことの厳しさ、社会の厳しい現実を描き、一つの社会派のドラマとしても成り立っている所もイタリア映画としての質の高さを感じることが出来ました。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-26 12:57:30)

100.  心の旅路 《ネタバレ》 やばい!これまた泣ける。凄く切なくて悲しくて、しかし、最後はとても良い終わり方、良きアメリカ映画の雰囲気十分に思い切り泣かせてくれる素晴らしい傑作を観た。監督が「哀愁」の監督だけあって、話の持って行き方、泣かせるこつといい本当に上手い!そんなこの作品、自分を支えてくれた良き妻、ポーラとの結婚生活、上手く進んでいたかと思いきや、夫、スミシィの突然の交通事故による記憶喪失という悲劇によって、どん底に落とされる思いのポーラ、やがて子供が生れたものの、子供も亡くなってしまうという悲しい現実、更にお互い結婚しているにも関わらず、記憶喪失の為にそのことが分らないスミシィ、それでも愛するスミシィのことを思い、必死に耐えるポーラ、泣けて、泣けて仕方ないです。このまま不幸で終わらせることなく、最後はハッピーエンドを迎える訳ですが、その物語の運び方、役者の演技、どれも素晴らしい!特に最後のシーンを迎える寸前の映し出される景色、冒頭に映し出される桜の花と昔、スミシィが住んでいた場所、家をここで再び見せることによって、失われた記憶を蘇らせる。見事な演出だ!けして、ド派手な演出をする訳でもなく、役者には抑えた演技と余計な台詞をしゃべらせずに観る者に感動を与えるところも素晴らしい![DVD(字幕)] 9点(2006-02-25 17:19:45)(良:1票)

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