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プロフィール
コメント数 304
性別 男性
自己紹介 つたない文章力で自分なりのレビューを心がけます。映画館で観た作品は自然と評価が高くなりがちです。

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81.  インサイド・ヘッド 《ネタバレ》 一人の少女が、家族から離れて、家族の元に戻ってくるという限りなく抽象化された成長物語。その結末に導く過程が凄い。 支離滅裂な展開がなく、現実と頭の中の物語がしっかりとシンクロしているので、互いが互いに及ぼす影響力。心と体というものは切っても切り離せないという事が、原因と結果、結果の連続による経験の集積、その集積から作られる人格、肉体。それら全てを通して出来る一人の人間。という、筋道を通して、納得できる形になっている。 そして物語を作るそれぞれの物やキャラクターの描写も細かく、画期的で、映像表現としても凄いものとなっている。 生物学、心理学、哲学を、映像で分かりやすく、それでいて、とても上質に見せてもらった感覚になった。 そして何より、全てを含めて、全てがあるからこそ、人生は切なく哀しく美しく、素晴らしい。 その事を、理にかなった作りで無理なく感じさせてくれた。 今までの人生、これからの人生を間違いなく、味わい深いものにしてくれる作品だった。[DVD(吹替)] 7点(2016-02-20 16:43:38)《改行有》

82.  ハッシュ! 《ネタバレ》 人間が生きていく上で、逃れられないもの。生殖機能としての性、出自。それは自分では選ぶ事が出来ず、否応なしに与えられるもの。 自分で選んだものではないにも関わらず、それらを受け入れて生きていく事が当たり前とされていて、そこからはみ出そうとするものが非難され、マイノリティとされる社会。 そんな変えられない事実と必死に戦いながら、そして折り合いをつけようとしながら生きる3人。彼らを取り巻く社会は、何の悪意も悪気もなく“常識”、“普通”という残酷なまでの盲目的な正義を持って接してくる。 それでもそんな社会の中で生きていかなければならないし、自分も変わりながら順応していかなければならない。 スポイトを使って受精させるという一見滑稽で非現実的な発想こそが、社会に順応して生きていこうとする3人の、社会に対する命がけの小さなカウンターに思えた。[DVD(邦画)] 7点(2016-02-19 14:30:01)《改行有》

83.  食人族 《ネタバレ》 残虐で悲惨な映像、生死が懸かる極限の状況下で、人間の尊厳、もっといえば生物としての尊厳を問うというイーライ・ロス監督の作品で描かれているテーマと共通するものを感じた。 教授たちのクルーと若者達のクルーの対比。若者達の心情を表すかのような残虐シーンで流れる不釣合いな音楽、そして若者達が追い詰められるにつれ変化する曲調など、とても丁寧に作りこまれていた。 観てはいけないものを観てしまったという感覚、原住民に対するレイプシーンでチラチラ写りこむ男性、カメラを通してみているこちらが被写体に見返される恐怖など、POV映画であることの利点、魅力を備えた、画期的で歴史的価値のある映画でもあると思う。 自分は監督の倫理観、道徳観の善し悪しは別としてこれほどまでに映画に対して情熱を持って撮っている姿勢には感銘を受けたし、筋の通った至極真っ当な映画であると思う。 ただ教授がテーマを言葉で発してしまう最後の場面は少し余分であったように感じた。[DVD(字幕)] 7点(2016-01-18 22:56:35)《改行有》

84.  バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 《ネタバレ》 全てが対立し合い激しく戦っていた。過去に栄光があった時代の自分と現在の何者でもない自分。父と娘、母。若手俳優とベテラン俳優。批評家と役者。現実と幻想。そして娯楽大作映画とそうでない映画。ワンカットで展開される舞台のように、延々と続く長回し、それぞれの争いの果てに、まるでカットをかけるかのように鳴り響く銃声。 そして全ての圧迫から開放され抜けるような青空。見上げるマイケル・キートンはバットマンのマスクをしたかのような姿であり、過去の自分と和解し全てを受け入れたように見えた。 全ての争いの答えも和解も提示されたわけではない。答えがないのが真実だし、辛い現実だと思う。しかし現実とも幻想とも捉えられる開放的なラストには不思議な爽快感、人生の肯定を感じた。[DVD(字幕)] 7点(2015-12-24 15:28:36)《改行有》

85.  フィツカラルド 《ネタバレ》 川に巨大な船という異質なものが実在する迫力。船体を上に向かってなめるように移動するカメラワーク。森から突然船が現れたり、消えたりするロングショット。船が山を越えるという常識では考えられない事実。とにかく全体を通して、今までどの映画でも体験した事のない映像による演出、迫力、そして癖になる心地悪さが凄かった。 どこからともなく鳴り響く民族音楽とオペラの不協和音がわかりあうことの出来ない先住民と開拓者をあらわし、最終的には友情とも何とも言い難い不思議な関係性が生まれるカタルシスもあった。 これからどれだけ映画を観ようとも山を越える船を忘れる事はないと思った。[DVD(字幕)] 7点(2015-10-29 20:33:02)《改行有》

86.  アクト・オブ・キリング 《ネタバレ》 善悪の基準、倫理観、常識、価値観全てが日本でごく普通に暮らす自分の想像を越えていたと同時に、映画の作り自体も自分の映画に対する常識をはるかに越えていた。 アンワル・コンゴの吐くものすらでこない、苦痛そのものでしかない嗚咽から果てしない闇の中に進んでいく姿。 彼が罪を認識するという贖罪の始まりに立ち、終わることのない悔悟の世界に踏み入れた事をあらわしているのだと思ったが、そんな解釈すら自分の小さな物差しでしか計れていない善悪の基準と思える程、底知れない人間の業に触れてしまった気がした。[DVD(字幕)] 7点(2015-10-18 20:01:27)《改行有》

87.  モンスターズ/地球外生命体 間のとり方、視線をめぐるドラマ、ミクロからマクロへの視点の移行。絶対的な物への恐怖。それを前にしたときの絶望を超えた“人間”という生物としての強者への憧れ、尊敬。どれをとっても素晴らしいし、無駄がなく、とてつもなく見ごたえがあった。 個人的には、黒沢清のホラーやスピルバーグのモンスター映画のような緊張感、カメラワーク、演出を感じたし、ラストシーンには未知との遭遇のラストを重ね合わせてしまうぐらい感動した。[DVD(字幕)] 7点(2015-08-25 18:09:28)《改行有》

88.  トゥモロー・ワールド ゼログラビティにも通じる、長回し。そして物語を一人称で語り、伝えたい事を映像で見せることで感じさせる映画。堪能しました。[DVD(字幕)] 7点(2015-02-13 16:50:34)(良:1票)

89.  マネーボール 《ネタバレ》 元プロ経験者が引退してからそのスポーツの監督やコーチになると経験や勘や情を重視するというイメージがあった。しかし、このビリー・ビーンという人はそことは真逆で選手の価値を数値化することで客観的な視点で選手を評価することをしている。最後には金より情でチームに残る事を選んだり、すぐに感情的になったり、ジンクスを信じていたりと客観的というには程遠い行動も取るというグレーな存在であるからこそここまで魅力的で求心力のある人物になったのではないかと思った。[DVD(字幕)] 7点(2014-03-21 20:10:10)(良:1票)

90.  ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー 《ネタバレ》 1作目のヘルボーイ自身の自己葛藤という内界の物語から他種族との共存はできるのかという外界との葛藤の物語になっていた。人間を守る価値はあるのかという問題に対する明確な答えは最後まで提示されない。そして人間から蔑まれた英雄達は人間の世界を去る。答えは人間自身に任されたのだと自分は感じた。 前作からも感じたが、多くの言葉を交わさずとも分かり合える男同士の友情の描き方がとてもよかった。 そしてあらゆる映画への愛も感じられる独特の世界観とビジュアルの構築は素晴らしかった。[DVD(字幕)] 7点(2014-03-08 05:35:11)《改行有》

91.  拝啓天皇陛下様 《ネタバレ》 悲劇の中で喜劇を見せる。チャップリンの映画に通じるものを感じた。他人が見れば辛い状況でも間違いなく山田は人生を楽しんでいた。それは性格や環境のおかげともとれるが、結果が全て。人生において何が大切かを改めて教えてもらった。 また戦後の山田と棟本の姿から天皇陛下への手紙で締めくくるラストは戦争への流れは戦いが終わっても続くという事を端的かつ痛烈にあらわす見事なシーケンスだった。[DVD(邦画)] 7点(2014-03-01 02:27:51)《改行有》

92.  鬼畜 《ネタバレ》 利一の全てを達観したような冷めきった目、崖に立ち自殺するのではないかとすら感じさせる悲しい後ろ姿を見ると、自分が子供のとき子供らしくいられたことへの感謝の気持ちとそれがいかに幸せなことであったのかということを感じた。 利一の「父ちゃんじゃないよ、知らない人」という言葉は、宗吉が父であることへの否定、拒絶と最後まで父をかばったというどちらとも取れる展開。どちらにしてもこれほど哀しい結末はない。[DVD(字幕)] 7点(2014-02-18 16:15:46)《改行有》

93.  ある戦慄 《ネタバレ》 人間誰しも他人に犯されたくない弱い部分、大切にしているものがある。それを土足で踏みにじられたとき、立ち上がる事はできるのか。それでも見てみぬふりを決め込めるのか、お前もこいつらと同じじゃないかと画面の向こうから、知的な狂人ジョーとアーティが問いかけてくる。 密室、無音、モノクロという下地の上で絶対領域に踏み込まれる恐怖と誰もが潜在的に抱いている日常に潜む不条理な恐怖が描かれていた。[DVD(字幕)] 7点(2014-02-13 16:00:48)《改行有》

94.  仁義の墓場 《ネタバレ》 力夫に感情移入できるわけないし、同情も出来ない。ただの狂っている男にしか見えない。そこには、ギャング映画のようなスタイリッシュさもないし、滅びの美学もない。ひたすら惨めで、悲惨でしかない。暴力の果てにあるものを飾らず、目をそらさず、誠実に描ききっていた。[DVD(字幕)] 7点(2014-02-11 13:34:18)

95.  さんかく 《ネタバレ》 自分の誰にも触れて欲しくない根っこの部分をねちねちと罵倒されながらぐちゃぐちゃに踏み潰され行き場のない気持ちに襲われました。フラストレーションはたまる一方でエンディングの爽やかな歌とは正反対にほぼ全編モヤモヤとした気持ちで観ていましたが、最後の佳代の笑顔でこれでよかったのかもしれないと妙な心地よささえ感じてしまう不思議な映画でした。[DVD(邦画)] 7点(2011-12-03 15:09:44)

96.  ディア・ドクター 《ネタバレ》 伊野は間違いなく悪徳なニセ医師であり、やったことは許される事ではない。 しかし、自分の足で診療所にこれない人達のもとに自ら出向き診療を行っていたことも、彼に影響されて再び村に戻ると相馬が決意したことも、伊野のことを神の様に村人たちが崇めることでその地域の医療が成り立っていたのも事実である。そして、ニセ医者だと分かった途端、「そういえば…」と言い、手のひらを返したように彼を貶める村人がいたことも事実である。 綺麗事だけでは語ることの出来ない僻地医療の現状や村社会の暗部、善悪が曖昧で不確定な存在である人間を絶妙な距離感を保ちながら表現出来ていたような気がします。 [DVD(邦画)] 7点(2011-10-22 00:11:09)《改行有》

97.  フローズン・リバー 《ネタバレ》 時折挟まれる寒々とした大地、凍えた河と光のない暗闇に対比される、その中でたくましく生きる姿と人種を超えた母親の子への強い愛。 母親の子どもへの思いの前では法や道徳、人種間にあるしがらみは大きな力を持たない。それぐらい母親の子に対する思いは絶対的なものであり、尊いもの、そして危ういものであるのだと感じました。 [DVD(字幕)] 7点(2011-03-13 15:46:22)《改行有》

98.  レクイエム・フォー・ドリーム 《ネタバレ》 一番純粋な存在である胎児が眠るその姿で、それぞれの夢が破れていく様はもう後には戻れないとのだという事、底知れない寂しさや孤独の中で求めていたものは一番原始的で大きな温もり優しさだという事を強く表現しているように見えました。[DVD(字幕)] 7点(2011-03-06 18:33:53)

99.  オールド・ボーイ(2003) 《ネタバレ》 目には目を、歯には歯をの復讐がまた新たな復讐を生み出す。 そして復讐が生きる理由になった二人の男を待っていたのは破滅。 復讐の果てには幸せな結末は待っていず、復讐の連鎖しか生まないのだと改めて感じました。 大なり小なりはあるにしても過ちを犯さない人間はいません。それが単なる逆恨みだったとしても、誰かにとっての侵してはいけない領域であったとしたら。 災いの元である口を失くすというオ・デスがした行為はそれを避ける一つの手段であり、そこまでしなければ解決しない人間という生き物の悲しさを感じました。 妻を殺した犯人や娘の行方を深く追わず、監禁された理由のみを追いかけ続けたオ・デスには違和感と都合の良さを感じましたが、とても見所のある映画でした。[DVD(字幕)] 7点(2011-03-06 01:49:59)《改行有》

100.  母なる証明 《ネタバレ》 好きだと言った時に嫌いだと言ってもらえたのなら納得できるし、あきらめもつきます。好きだといった時に聞こえないふりで、はぐらかされたり曖昧な返事で引き延ばされる、蛇の生殺しの状態が一番辛いし残酷です。 赤の他人ならまだしもそれが切っても切れない親子の間で何十年も続いたとしたら。 人を殺してまで表現している愛の形が伝わること、報われる事がないとしたら。 ラストシーンはそんな閉塞しきった愛からの開放の踊りか、そんな事実を全て受け入れてまでも無償の愛を与え、道化のように踊り続けるという決意のようにも見えました。[DVD(字幕)] 7点(2011-02-26 17:29:03)《改行有》

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