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プロフィール
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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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81.  レッド・ドラゴン(2002) 原作既読。『ハンニバル』にガッカリした人でも、ある程度満足できる作品ではないか。『羊たち~』の脚本家が担当しているためリスペクトは相当なもので、アンソニー・ホプキンスはもちろん、エドワード・ノートン、レイフ・ファインズを初めとする演技派俳優の演技合戦が見物。ブレット・ラトナー監督の演出も堅実で安心して見られる。ただ、『羊たち~』のインパクトが凄すぎたせいか、焼き直し感が否めず、ただのサスペンス映画の域に留まっている。冒頭の『これって何の肉?』のくだりとラストシーンが好き。[DVD(字幕)] 6点(2021-11-20 21:53:38)

82.  ハンニバル(2001) 《ネタバレ》 原作既読。あの『羊たちの沈黙』の続編ということで期待半分、不安半分。監督がリドリー・スコットだからか、案の定、生理的嫌悪感を煽るグロシーンが際立って、前作のようなある種の"品"がなくなってしまった。冷淡で青みがかったスタイリッシュな映像や冒頭の銃撃戦、フィレンツェの荘厳さを描いた美意識は買いたいが…。なお、原作にはラストのアレを凌ぐ凄惨な腑分け死体があり、監督が監督なので映像化するかと懸念したが、(尺の理由もあって)撮影しなくて懸命。レクターに屈服しなかったクラリスの強さを示した原作とは違うラストは映画版に軍配かな。やはりレクター博士は牢獄にいないと恐くない。でも、これはこれは嫌いではないし、ラスベガス経由で手紙が届き、クラリスが「彼の感性では堪えられない街」と評するシーンにはクスッときた。[DVD(字幕)] 5点(2021-11-10 00:12:41)(良:1票)

83.  俺たちフィギュアスケーター アメリカンバカコメディでよく見かける邦題の『俺たち~』は本作が発祥なのかなと思ったが、それがどうとでも良くなるほどちっとも笑えない。ベタな展開がダメなのではなく、単純に悪い意味で構成も小ネタもイマイチで、それが集まってできた品にしか見えなかった。男二人でフィギュアを組む設定は面白そうだったのに勿体ない。[DVD(字幕)] 3点(2021-11-05 23:39:37)

84.  レミーのおいしいレストラン 《ネタバレ》 佳作だがモヤモヤする映画。というのも、レミーに助けられてばかりのリングイニが追いつめられて突如才能を開花するわけもなく、仲間のネズミが料理作りに協力する意外性を選んでも、どうしても衛生上の悪いイメージが頭をチラつかせる。それがばれて閉店に追い込まれるオチでカバーしているものの、偏見をテーマにするには強引さが否めない。ミシュランの呪縛から解き放たれて、新しいレストランを作っても、リングイニが変わるわけでもない、むしろレミーの寿命を考えるとハッピーエンドは雀の涙でしかないような。CGアニメであることを活かした縦横無尽、奥行きのあるアクションで魅せるし、評論家の心根を変えるほどのラタトゥーユの演出に説得力があるだけに、監督の交代劇で実績のあるブラッド・バードが全力でやったとしても、これが限界なのだろう。[DVD(吹替)] 7点(2021-11-05 23:18:29)

85.  ペルセポリス 《ネタバレ》 イラン版ちびまる子ちゃんって感じ。主人公のマルジは生意気で可愛げもない感情移入とは程遠いキャラクターで、恐らく原作者の自虐や自戒を含めた描写だろう。これによって祖母の「いつも公明正大に」の台詞が際立ち、単に彼女の成長物語としても見れるものとなっている。モノクロでしか出来ない表現を惜しげもなく使い、宗教で凝り固まったイランをデフォルメに風刺、日本やアメリカとは違う独創性があった。裕福な家庭だからできることなのだが、自らのアイデンティティーに悩み、欧州との溝に打ちのめされて戻ってきた彼女が、閉ざされたイランから再び飛び出し、新天地のフランスで「イランから」と自信と誇りを持って言う。彼女の強い決意と希望が感じられた。[DVD(字幕)] 8点(2021-11-05 23:13:02)(良:1票)

86.  ミスト 《ネタバレ》 ダラボン初の現代劇で本格的なモンスターホラー。真のモンスターとは人間の中にあると教えてくれる。例として、宗教狂いの中年女性の射殺のくだりはスカッとはしても法的に見たら悪でしかない、大火傷の男のために主人公の取った行動が更に多くの人間を死なせる、最後まで動かなかった方が助かった。「もし、ああしていれば……」というそんな皮肉。モンスターが現実にいなくても、大地震や津波でもケース的にどう判断を下すか応用できるだろう。あの結末は確かに衝撃的であるけど、逆に狙いすぎてあざと過ぎる。あれだけの醜悪さと絶望を見れば心中したくなる理由も分からないわけないが、まだ動機付けとしては弱い気がしてならない。裏を返せば、「何が起こるか分からない、なるようになるしかないさ」という監督の優しさだろう。質としては代表作に匹敵するわけでもないのでこの点数。[DVD(字幕)] 7点(2021-10-26 22:26:20)

87.  善き人のためのソナタ 《ネタバレ》 女優のために密かに抵抗を続ける体制側の男の一途さに釘付け。良い職に就いていても孤独で幸せに見えず、社会主義の建前だらけの腐敗に、壁の向こう側の恋人たちの幸福と自由な精神に、駒として動くことに疑問を持ってしまったのだろう。そこに彼の善性と葛藤が見え隠れする。叶わぬ恋だとしても、彼女には幸せになって欲しかったその矢先の悲劇。たとえ社会主義が崩壊しても、心の空疎さを埋められずにいた男が、劇作家の著した書籍に救われる、そのスマートな演出に静かな感動が広がる。[映画館(字幕)] 8点(2021-10-24 10:11:04)(良:2票)

88.  カポーティ 《ネタバレ》 小説家という業の深さを丹念に描写した佳作。冷淡なトーンで静かに進みながらも、作品の完成のために分身と呼べる死刑囚を死なせるまでを迫力ある筆致で綴る。フィリップ・シーモア・ホフマンがカポーティの精神的な死を鮮烈に体現。後に『冷血』の原作を読んだが、一人の死刑囚に対して重きを置いていることを見ても、野心と憐れみの狭間で如何にして心身を削っていったか分かる気がする。[DVD(字幕)] 7点(2021-10-23 21:32:48)(良:1票)

89.  トゥモロー・ワールド 《ネタバレ》 邦題は『人類の子供たち』で良かったのではないか。ただのSF映画ではないのは事実で、キュアロンの作家性が遺憾なく発揮されている。複数のカットをワンカットの長回しに見せた当時の最新技術で、臨場感を生み出すことに成功している名シーンの数々。ただ、ストーリーと登場人物の掘り下げが浅く、細かい部分はあまり覚えていない。あれでは赤ん坊が世界の希望になるとも限らないディストピアな設定が上手く活かされないと思った。唐突でどうでも良くなっている感。後の作品群に大きく活かされたという意味では、監督のターニングポイント的作品。[DVD(字幕)] 4点(2021-09-30 23:08:26)

90.  ターミネーター3 《ネタバレ》 こんな続編は見たくなかった。無駄に派手なだけのアクションに、違和感ありまくりのコメディ描写と、素人目でも冒涜されたと思っても仕方ない。ダメ人間になったジョン・コナー役も完全にミスキャスト。ただ、時代に適合できなかった青年が救世主としての自覚と成長を感じさせる、バッドエンドすれすれのラストを評価する向きは分からなくはない。荒廃した未来から来たカイルの息子である以上はこうならざるを得ないわけで・・・。ターミネータの冠を使わず、完全なパロディとして製作されていたら違っていたと思う。[地上波(吹替)] 3点(2021-08-06 22:34:23)

91.  スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師 《ネタバレ》 誰一人として感情移入できない。自分たち家族を陥れた判事への憎悪故に罪のない客をも手をかけていく主人公に、主人公を自分のものにしようと邪魔な妻を彼に知られぬまま殺させる下種な女主人、そして人肉ミートパイ・・・。視覚的にも精神的にもグロテスクな物語を、ティム・バートンならではのゴシックな美術とダークファンタジーなガジェットを詰め込んだミュージカルとして見せるため、辟易の一歩手前で復讐の果ての悲劇を際立たせる手腕は彼の真骨頂だろう。浜辺の妄想シーンで主人公の笑ってない表情がなかなか面白い。救いのない結末の中、残された娘と青年のその後を一切描いていない分、微かな希望は持てる。[DVD(字幕)] 7点(2021-06-18 11:55:08)

92.  第9地区 《ネタバレ》 「エイリアンが差別される側という設定のモキュメンタリー映画」。そのことを念頭に見ていたため、主人公の腕から徐々にエイリアン化して人間に追われる逃亡劇、そしてエイリアン親子との熱きバディものへと変化あふれる展開が面白い。グロテスクな造形のエイリアンに感情移入させても抱き着きたくない距離感も良く、人種問題とリンクする見事さ。これがアカデミー脚色賞候補に上がった理由だろう。ラストカットには美しさをも感じてしまった。[映画館(字幕)] 8点(2021-06-15 22:57:15)

93.  かもめ食堂 過度にドラマチックな展開もなく、主人公3人の背景も最小限でひたすらスローライフを映し出す。ゆったりと、下手したら退屈な作風がフィンランドの空気にマッチしていたことが成功の要因か。見ていてちょっとだけ憧れてしまった。[DVD(邦画)] 6点(2021-06-15 22:33:15)

94.  静かなる叫び 《ネタバレ》 女性排斥を掲げて尚も強い未練を残す殺人犯。脅しに屈したために多くの女性が射殺され自責の念に囚われた男子学生。銃撃されながらも生還し心身に深い傷を負った女子学生。この三名を軸に銃乱射事件とその後日談を冷徹なモノクロ映像で捉える。時制を交錯させながらも無駄を削ぎ落した構成に、天地を逆転させたカメラワークを用いて、古き絶対の価値観の危うさが浮かび上がる。「男の子には愛を、女の子には世界に羽ばたくことを教えます」。授かった命に不安を感じつつも前に踏み出すラスト。カナダ時代のヴィルヌーヴの非凡さを感じさせる。[インターネット(字幕)] 7点(2021-04-26 21:40:52)

95.  殺人の追憶 《ネタバレ》 雨と土の湿った臭いがスクリーンから漂ってくる。懐かしさを感じさせる田園地帯は、夜になれば漆黒の闇に覆われ、奥に蠢く"怪物"は獲物をひそかに待ち続ける。被害者が増え続けたのは他でもなく警察の杜撰さであり、当時軍国主義だった閉塞感も大きかったのだろう。動物的な地元の刑事と理性的な都会の刑事がぶつかり合いながらも次第に立場を逆転させていく。そこには事件を解決できない苛立ちと諦めが、止むことのないの雨に溶け込んで、トンネルという排水溝に流れていくようだ。さあ、未解決の事件をどうまとめるか? 15年後の事件を知らない児童が発する、「普通の顔だった」という台詞。もしあの手帳を捨てていなかったら・・・映画冒頭へと回想させる構成は見事としか言いようがない。不気味で恐ろしい。黒澤明のダイナミズムとスピルバーグの柔軟性を併せ持ったポン・ジュノにはこれからもついていきたいと思う。[DVD(字幕)] 9点(2021-04-18 23:42:42)(良:1票)

96.  運命じゃない人 やられた。第1章は何てことないのだが、第2章、第3章と格段に面白くなっていく。全編とぼけた味でコンパクトに纏まっている分、満足度が高い。邦画において、緩めのサスペンスコメディを描くなら右に出る者がいなんじゃないかと思うほどに。長らく新作が出ていないが、オリジナル脚本の難しさ故だろうか?[DVD(邦画)] 8点(2021-04-16 22:34:49)

97.  JSA 《ネタバレ》 韓国、北朝鮮のどちら寄りにもならないフラットな姿勢に好感。微笑ましくもどこか一触即発の緊張を孕んだ友情が、対立する国家の前では身動きできない遣り切れなさ。偶然撮られた観光客の写真がそれぞれの立場を描いていて、悲劇性を際立たせる。[地上波(字幕)] 7点(2021-01-05 14:14:10)

98.  ゾンビランド 英国産ゾンビコメディ『ショーン・オブ・ザ・デッド』に対するハリウッドの回答。途中からガチな展開になっていく『ショーン~』に比べ、こっちはオフビートなコメディの中にゾンビが紛れちゃったみたいなノリ。タイトルに違わず遊園地のアトラクション感覚のため、カラッとしていて全然悲壮感がないのが良い。今や全員オスカー候補経験者という豪華なキャスティングが絶妙で、特にジェシー・アイゼンバーグが後の『ソーシャル・ネットワーク』の主人公に通じるキャラのため、先に見ておくとメタ的な面白さあり(あの本人役もそうだが)。83分のタイトさの割に中だるみはあるが許容範囲。正統派ではないにしろ、ある意味、『ショーン~』へのアンチテーゼを掲げた気楽に見られる一本。[DVD(字幕)] 6点(2020-03-26 22:27:59)(良:1票)

99.  ザ・セル 《ネタバレ》 17年前に観賞。殺人鬼の脳内世界にダイブするSF設定に惹かれる。インド人監督らしいエキゾチックな美術に味があるも、プロモーション・ビデオを延々と見せられているみたいで飽きた。他に語れる部分が少なく、グロと映像美しか記憶に残らない作品。[DVD(字幕)] 4点(2019-10-28 20:15:21)

100.  黄金の法 エル・カンターレの歴史観 《ネタバレ》 一般にソフト化されておらず、信者以外で見た人のレビューもあまり見当たらないので、ローカル局で録画視聴。少年少女の青臭いジュブナイルものと、様々な時代の宗教家と邂逅する抹香臭い宗教ものをミックスすると、やはり行き着く先が隆法先生の威光を称える自己愛に満ちたものになるわけだ(現代編は見たかった・・・)。過去に『仏陀再誕』以降の3作を見てきて慣れてきた感があるだけに、ぶっ飛んだ印象が控えめに感じられた。クライマックスの大説法がないだけに、逆に言えば比較的見易いが、プロパガンダ(ネタ的な意味で)としては物足りない面白さ。あのキラキラ黄金はもう勘弁してくれよ・・・と言いながら、新作出たらテレビで見てしまうんだろうな。[地上波(邦画)] 2点(2019-10-22 13:07:55)

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