みんなのシネマレビュー |
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981. 星守る犬 僕も子どもの頃に犬を飼っていたことがあり、やっぱり良い飼い主ではなかったので、心の痛くなる話でした。 特に後半は気が滅入る展開で鬱になりそうでした。 ハッピーが全然ハッピーじゃなくて名前負けしてるんだけど、あんな酷い飼われ方でも飼い主から愛されていれば幸せなんでしょうかね。 車で連れ回されて、マナーも無視して旅館に連れ込むとか、僕には虐待されてるようにしか思えなくて切なかったです。 百歩譲ってどうしても一緒に泊まらなくちゃいけないとしても、旅館や他のお客さんに迷惑を掛けないようにするというのが最低限のルールだろうに。 盲導犬と言い張ってみたり、ほんとに最低の飼い主だと思うけど、僕も昔はそんな駄目な飼い主だったのかもと反省させられました。 あと、未成年の子どもを連れ回すのは完全に犯罪。 見た目は若く見えるけど、実は成人という設定ならセーフなのかな??? まあ、声を掛けただけで通報される現実世界の法がどうかしてるのかも知れないけど。[DVD(邦画)] 5点(2013-01-24 18:39:05)《改行有》 982. 長ぐつをはいたネコ(2011) 本家シュレックよりコメディ色が弱まって、きちんとした物語に仕上がってますね。 映像も相変わらずの高クオリティで感心させられます。 長靴を履いて、二足歩行して、喋り捲るけど、やっぱり猫という演出が好きです。 ラストがちょっといい話で締め括られるのは本家に通じるポリシーのようなものなんでしょうね。 あと、DVD特典の三銃士が凶悪なほど可愛かったです。[DVD(吹替)] 7点(2013-01-21 17:35:29)《改行有》 983. 地球が静止する日 危うく僕の方が静止してしまいそうでしたけど、頑張って最後まで見ましたよ。 よくこんな糞映画の企画が通ったなと感心してしまうほど酷かった。 人類を滅ぼす為に来てみたけど、気が変わったのでや~めた♪って認識でよろしいでしょうか? 一旦殺しておいて生き返らせるとか、行動の理不尽さは流石にエイリアンという感じで斬新ではあったけど、なんでもありのスーパーパワーの使い所をかなり間違えてましたね。[地上波(吹替)] 3点(2013-01-19 17:30:09)(良:1票) 《改行有》 984. 喜びも悲しみも幾歳月 この夫婦には申し訳ないけど、転任先が過酷であれば過酷なほど面白い。 まあ、どう転んでも離島か先っちょしかないので、もれなく面白くなるシステム。 この設定を考え付いた時点で勝ったも同然ですな。 せっかく兵役を逃れられたのに結局は灯台が標的となり、どんどん殉職していくという皮肉な因果応報に戦争の悲惨さを痛感させられて、ただの家族物語ではない深みもあったように思います。 でも、1本の映画として纏めるにはやや間延びして単調な印象もあるので、どちらかと言うと連続ドラマ向きの素材なのかも知れない。 それでも話が長かっただけにその分ラストの霧笛が感慨深くて良かったです。 あと、どうでもいいことだけど、この作品をロードムービーと評するセンスには脱帽。 そう考えると道程の描写を地図で表現する手法は斬新だったのかも知れない。 ロードムービーなのに移動は割愛するぜぇ!ワイルドだろぉ?[DVD(邦画)] 7点(2013-01-18 00:42:19)《改行有》 985. 60セカンズ 車に対する愛情があるんだかないんだかよくわからない作品ですね。 もうちょっと綺麗に盗まないと商品価値が無くなると思うんだけど、そんなのどうでもいいことなんでしょうね。 ただカーチェイスしたかっただけという感じでしょうか。 盗みのテクニックとかそういった描写もあんまりなくて、かなり強引に盗んでしまうので白けてしまいます。 あと、登場人物が多いんだけど、それぞれの描かれ方が薄っぺらいので、銃で撃たれてもどうでもいい感じでした。[地上波(吹替)] 4点(2013-01-16 22:59:36)《改行有》 986. リアル・スティール 人間の代わりにロボットが戦うという設定はプラレスみたいで斬新だった。 まるで人間みたいにスムーズに動くので、自分の意志を持って戦ってるように感じられる。 でも、ストーリーに捻りが無くて想像通りに進むので意外性はない。 あと、アトム以外のロボットたちをゴミ扱いするのがちょっと悲しい。 敵のロボットにまで敬意を払えとは言わないけど、せめて自分のロボットにはもうちょっと愛情を注いで欲しかった。 どうしてもこの親父が人間のクズに思えて仕方なかったです。[DVD(吹替)] 5点(2013-01-13 18:29:17)(良:1票) 《改行有》 987. 戦火の馬 馬がお利口さんでちゃんと演技してるのが愛らしい。 戦争映画なので話は重いし、人がたくさん死ぬけど、何故か癒される部分もある。 出会う人がみんないい人なので、悪いようにはならないだろうという安心感があって、戦争の悲惨さを少し和らげてくれていたように思います。 [DVD(吹替)] 7点(2013-01-12 15:49:11)《改行有》 988. ばかもの ふたりの出会いから突き合うまでの過程はかなり強引だったけど、内田有紀がいい女過ぎて説得力がある。 どう考えても断る理由がないんだもの。 そういう意味では、酒を飲めなかった主人公が次第に酒に溺れていく過程も説得力がある。 内田有紀よりいい女が現れないんだから、酒に逃げるのも仕方ない。 ブラック企業を退職して立ち直っていく後半の過程も丁寧で良かった。 そう簡単に酒の誘惑は断ち切れないということがよく伝わってきた。 酒飲んで、女抱いて、また酒飲んで、女抱いて、そんな人生の底辺を描いた作品だったはずなのにラストシーンの爽やかな美しさに心が洗われました。 人は何かを失うことによって何かを手に入れるんだなぁってしみじみ感じ入ります。 いい作品です。[DVD(邦画)] 8点(2013-01-10 21:50:39)《改行有》 989. フレンチ・キス ほとんどメグ・ライアンの魅力だけで突き進むラブコメですね。 米英合作でフランス人をバカにするという構図は好き。 犯罪者には感情移入し難くて、終盤の展開もなんだか納得行かないけど、一応丸く収まってハッピーエンドで良かったのかな。 またそのうち騙されることになりそうだけど。[地上波(吹替)] 6点(2013-01-09 11:29:09)《改行有》 990. ウソから始まる恋と仕事の成功術 《ネタバレ》 嘘のない世界という設定は斬新で面白かった。 嘘がないはずなのにカジノはやっぱり客を騙して儲けてたり、皮肉も効いてる。 嘘を手に入れて良い事に使うというのも感動的。 もし自分だったらどうするかな?とか、いろいろ考えさせてくれるいい作品でした。[DVD(吹替)] 7点(2013-01-06 09:20:31)(良:1票) 《改行有》 991. ワイルド・アット・ハート 登場人物がワイルド、ストーリーもワイルド、何から何までワイルド。 こんなにもワイルドに徹底した作品なのに生まれて来た子どもがあんまりワイルドじゃなかったのがちょっと残念。 あと、ラストシーンもどちらかと言うとマイルド。[DVD(吹替)] 6点(2013-01-05 20:00:04)《改行有》 992. ハウルの動く城 とりあえずハウルにあんまり魅力を感じなかったので、ソフィーがホスト狂いの老婆にしか見えなかった。 ハウルがどうなろうと正直どうでもいい感じで、そんなことよりカルシファーと動く城がどうなってしまうのか、そっちの方がよっぽど気になった。 そういう意味では終盤の展開はそこそこ盛り上がったんじゃないでしょうか。 あの動く城のギミックにはわくわくさせられたし、いっそタイトルをカルシファーの動く城にしちゃえば良かったのにと思いました。 あと、カブ頭の無言の演技も素晴らしくいい味を醸し出してて、最後までかかしのままで居た方が良かったかも知れませんね。[地上波(邦画)] 6点(2013-01-05 10:50:52)《改行有》 993. わたしを離さないで 《ネタバレ》 ジャンルとしてはSFなんだろうけど時代設定が過去になってるので映像的に落ち着きがあり、ほんとにこんな学校ありそうというリアリティを感じられる。 但し、細かい設定は曖昧で適当な部分も多い。 例えば、厳重に健康管理をしてるのに何故か摘出手術を何回も分けてやる馬鹿馬鹿しさ。 どう考えても1回ですべての臓器を摘出した方が健康な状態で移植できるし、合理的なんだけど、何回も手術をして残された臓器がどんどん弱っていく。 人の命をテーマにして何か考えるというよりか、そういう設定を利用して面白い物語を作ろうとしてるだけに感じる。 1回で終了じゃストーリー的に盛り上がらないしね。 そんなわけで正直テーマに関してはアホらしくてどうでもいい感じなんだけど、ラブストーリーとしては興味深く観賞できました。 やっぱり三角関係というのはラブストーリーの王道で、どんなに馬鹿馬鹿しい設定の世界であっても面白いもんですね。 冷徹で嫌な感じの校長先生がちょっといい人だったのも印象的です。 ほんとは倫理観を盾に子供たちを守ってくれてたんですね。 まあ、学校は閉鎖されちゃったらしいけど。 逆にいい人のようだった新任の先生は空気を読まず残酷な現実を伝えようとする偽善者だったのかな。 この設定の世界でそれを言っても仕方ないでしょって感じですかね。 子供たちの方がよっぽど悟りを開いてて大人の対応するのが滑稽で良かったですね。 [DVD(吹替)] 7点(2013-01-03 18:21:47)《改行有》 994. レ・ミゼラブル(2012) 僕は日本で上演されたレ・ミゼラブルしか観劇したことがなくて、日本公演のライヴ盤CDを聴き倒してたので、オリジナルの歌詞がちょっと新鮮な感じで良かったです。 冒頭からバルジャンの囚人番号がに~よんろくご~さ~ん♪じゃなかったりして、なんだか本場のミュージカルを観劇してる気分に浸れました。 内容的にはほぼ忠実に映像化されていて、ファンには堪らない仕上がりです。 再現できてないのは舞台特有のきな臭い火薬の匂いくらいでしょうか。 ちょっと気になったのは、ストーリーの進行上欠かせない伏線の張り方があっさりしてる点で、指輪の件なんかは見落としそうなくらいさらっと流されてましたね。 あれを見落とすとラストの盛り上がりの理由が意味不明になってしまいそうで心配になりました。 予備知識があることを前提にするなら何の問題もないのかも知れないけど、この劇場版で初めてレ・ミゼラブルを体験する人にとってはちょっと不親切な構成なのかも。 あと、エポニーヌの出番もやや改変されていて、手紙の件が舞台とはちょっと違います。 尺的にも短くあっさり描かれている印象でON MY OWNがいまいち盛り上がらなかったのが残念。 エポニーヌの活躍だけを考えた場合、これは改悪だったとしか言い様がない。 でも、その分だけガヴローシュの出番は増えてるので、その後のジャヴェールとの絡みは来るものがありました。 ジャヴェールやマリウスの苦悩も確りと描かれていて、贖罪や革命といった側面の深みは増していると感じます。 多くの人物が登場する群像劇なので、誰に重点を置くかは悩ましい問題なのかも知れませんね。 トータルで考えるとこの構成もアリだと思うけど、エポニーヌが大好きな僕としてはマリウス、コゼットを交えた三角関係に重点を置いたラブストーリーバージョンの映像化もあったら嬉しいなと思ってしまいました。 上演時間も舞台と比べて少し短くなってるようだけど、限界ギリギリまで泣く泣く削って158分ということなら、DVD化の際にはカットシーンを全部盛り込んだ完全版なんてのも期待したくなる。 まあ、大好きな作品だけに細かな不満はどうしても出てくるけど、ほぼ忠実な舞台の映像化に成功したという点は大いに評価されるべきだと思います。[映画館(字幕)] 9点(2013-01-01 22:21:32)(良:1票) 《改行有》 995. 恋愛適齢期 ラブコメに倫理観を求めても仕方ないのかも知れないけど、あっちとくっ付いたり、こっちとくっ付いたりという展開であんまり好きになれなかった。 唯一純愛を貫き通したジュリアンの想いが報われないというのもなんだか後味が悪い。 そこそこ笑えたので、コメディと割り切って見る分には悪くない作品だったのかも。[地上波(吹替)] 5点(2013-01-01 00:11:49)《改行有》 996. 鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星 《ネタバレ》 兄妹の悲しい物語ということなんだろうけど、2人の関係性を上手く描けてないので、いまいち感情移入できない。 序盤から派手に暴れ回ってた謎の錬金術師が偽者と分かった途端にあっさり殺されるとか、キャラの強弱関係が適当過ぎる。 最強クラスの錬金術師だったはずなのに雑魚のように殺されてしまうと、それまでの物語の積み重ねがもうどうでもよくなってしまった。 あと、代償が片足程度じゃ悲しくもなんともないくらいにこの世界観に麻痺してしまってるので、もうちょっとガツンと来る報いを用意してもらいたかった。[DVD(邦画)] 3点(2012-12-31 16:29:56)《改行有》 997. マダガスカル3 マダガスカルらしさを残しつつ、かなり梃入れして派手になってますね。 相変わらずメインキャラより脇役の方がいい味出してて、もうそっちがメインのつもりで楽しんでます。 ストーリーはどうでもいい感じで、ノリの良さと勢いだけで突き進む。 小ネタもいちいち秀逸で、特に頬タッチは斬新だった。 あと、アフロ行きます!は嵌り過ぎ。 元々は動物園の檻の中でぬくぬくと生活するのと大自然の中で自由に生きるのとどっちが幸せか?みたいなテーマらしきものがあったはずだけど、最終的にはサーカスに落ち着くわけですか。 これで一応の結論が出てシリーズ完結なのかな。 [DVD(吹替)] 7点(2012-12-29 19:15:18)(良:1票) 《改行有》 998. 月の輝く夜に 大爆笑する感じではないけど、なんだか滑稽でじわじわ来る面白さがある。 ストーリー展開も巧みで、どうなってしまうんだろう???と期待感を煽られる。 最後にとんでもない修羅場が待ち受けてるかと思ったら、意外と丸く収まってしまうというのが微笑ましいですね。 あと、どうでもいいことだけど、結局は跪かなくてもいいのね。[地上波(字幕)] 7点(2012-12-28 16:22:13)《改行有》 999. 逆転裁判 バカみたいなコメディ演出があったり、人がたくさん死んでシリアスな展開だったり、どこに向かおうとしてるのかよくわからなかった。 いたこやら証拠改竄やら飛び入りの証人やら何でもアリのルールなので、推理物としても成立してない。 真犯人が開き直って法廷で自白しちゃうというのもまぬけ過ぎる。 真相を知ってる霊が空気読んでヒントしか言わないとか、そういう馬鹿馬鹿しい設定を笑い飛ばす作品なのかも知れないけど、どうもそのノリに付いて行けなかった。 コメディと人の死の両立は難しいね。[DVD(邦画)] 3点(2012-12-28 03:02:52)《改行有》 1000. ナナとカオル 《ネタバレ》 とりあえず着るシーンと脱ぐシーンを丸ごとカットとかアホかと。 どうやって着て、どうやって脱いだか、そこが肝心なのに。 でも、夜の競技場のシーンは秀逸だった。 M側の意思と行動が一致しなくて苦しむ描写とか、S側がそれに気付いて導くという構成は素晴らしかった。 この手の作品でMが成長していくのはよくあるパターンだけど、Sも一緒に成長していくのは微笑ましくて良い。 ほとんどストーリーらしきものもなく、ただエロいだけで終わってしまったけど、続編も見ることになるだろう。 どう考えても糞映画なのに悔しいくらいに興奮させられる。 役者のやらされてる感アリアリの演技が逆に作風に合ってるのかも知れない。[DVD(邦画)] 6点(2012-12-21 18:46:43)《改行有》
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