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981.  悲しみよこんにちは 悲しみよこんにちはって何だか斉藤由貴の歌みたいなイメージを想像してましたが、えっ?どんなイメージかって?それは皆さんで想像してください。でそれはさておき、女優陣のどれもこれも皆、美しく、影を感じる雰囲気に美しいあの海をはじめとする風景、色々と見所もあるし、そして、何よりもジーン・セバーグがショットカットで水着姿でうろうろしているという男にとっては最高のはずなのに、映画そのものがちょっと暗い感じなのが残念であり、あの父親も見ていて腹立つし、本来ならどう考えても3点てところたが、悲しみよとあるけど、女優陣の美しい水着姿の前には男としての情けなさ、まるであの駄目親父のような甘さがついつい点数を引き上げてしまう。まあ、そうは言っても6点とさほど高い点数は付けられない。[ビデオ(字幕)] 6点(2009-07-26 11:05:44)

982.  あこがれ (1958) 《ネタバレ》 「あこがれ」とは何か?少年達にとっては絶対に手の届かない存在である年上の美しい女性、彼女が最初に白のブラースにスカート姿で颯爽と自転車をこいでくるスタート、それを影から見ていた少年達、奴らが彼女が自転車から離れた間に乗っていた自転車の椅子に顔を埋める。それは男の願望であり、大人になってしまったらしたくても出来ない。子供だから許される行為であり、それは木曜日が来る度にテニスを楽しむあこがれの彼女の姿を見ている。男と付き合っている彼女に対しあこがれから、また相手の男への嫉妬心から悪戯してばかりいる。少年達にとってのあこがれである存在の年上の女性に男がいると知ればその相手に対して嫉妬するというのは何も男だけでなく、女も同じであると思う。この映画は嫉妬する相手の男の突然の死によって最後はあこがれの女性が喪服姿で歩く所で終わる。あの自転車の匂い、喪服の彼女の匂い、一体、どんな匂いなのだろうか?という妄想を描かせずにはいられなくなる。男の妄想を解り易く見せているという意味ではやっぱり大人より子供の方が良いよなあ!というそんな映画ではないでしょうか?[ビデオ(字幕)] 7点(2009-07-25 17:52:04)

983.  アントワーヌとコレット 《ネタバレ》 アントワーヌとコレットの二人が同じ空間で同じ音楽を聞き、同じ映画を見たりしている場面でお互いがお互いを意識していないように我慢していても意識している姿が微笑ましい。ただ、二人が成長する過程があまりにも急で解り難くて物足りなさが残る。[ビデオ(字幕)] 6点(2009-07-25 17:38:29)

984.  女の勲章 《ネタバレ》 何とも言いようのない。救いようのないドロドロした女と女の戦い、四人の女に絡んでくる男、田宮二郎の嫌らしさ、この欲に埋もれた男と女の欲の塊のようなドラマが展開される。どこまでも嫌らしい田宮二郎、そんな田宮二郎の前に利用して、女としての勲章を得ようとするものの、逆に利用される女達、女の弱みに付け込む男の嫌らしい部分を描き、女のしたたかさも同時に描く。上手い映画作りになっていてどんどん話に引き込まれていくパワーがこの映画にはある。ただあの音楽、あまりにも不気味で何とかならないのか?女四人の中では中村玉緒が一番の好演、彼女だけが田宮二郎の罠にははまらず、救われている。若尾文子目当てに見てしまう私としては、若尾文子の画き方が何とも中途半端で残念でした。ただ、映画的には見応えたっぷりな人間の欲望をこれでもかというぐらいに見せ付けられていて怖く、そして、やはり豪華なキャストによる人間ドラマとしても観ることが出来た。最後に何だかキャストを見て川島雄三監督の「しとやかな獣」を思い出さずにはいられない。しかも脚本も同じ新藤兼人だしね。[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-07-23 20:51:59)

985.  浪人街(1990) 原田芳雄ってこうむさ苦しくギラギラしていて、どことなく子供ぽさを感じさせ、それでいて、やたらかっこ良い。そんな男を演じさせると上手い俳優だとこの人の出ている映画を観るといつも思ってしまう。この作品の中の原田芳雄も正にそんな感じで、とにかくむさ苦しくて、しかし、かっこ良い。マキノ雅弘監督のも見たいけど、どこにも置いてないし、でも、監督が黒木和雄監督だからと期待しての観賞てことで、やたらギラギラしずきな感じもあるし、勝新の使い方も勿体無い気がするけど、時代劇として見れば面白いし、よく出来てると思う。脇を固める俳優陣の中では同じ監督の「竜馬暗殺」にも出ている石橋蓮司がここでもまた良い味、出していて、作品全体のテンポもなかなかで、これまたなかなか面白く観ることが出来た。それにしてもこの作品が勝新にとっての遺作になってしまったのかと思うともっと見たかったなあ!あの人気シリーズ「座頭市」や「悪名」などで見せた荒々しくてユーモアをも感じさせる姿、日本映画は良い役者、本物の映画スターを失ってしまったものだと思うととても寂しく感じてしまう。時代劇、それもテレビとは違う本物の時代劇が今の時代、ほとんど観られなくなってしまったのがとても残念である。勝新がまだまだ健在だったらと思うのは私だけでしょうか?[ビデオ(邦画)] 7点(2009-07-22 23:18:42)(良:1票)

986.  浮草 これ、本当に小津映画?中村鴈次郎に京マチ子に若尾文子に野添ひとみにって、どこをどう見てもどう考えても小津映画といより市川崑監督か増村保造監督の映画を見ているようなキャスティングです。しかし、内容はやはり小津映画らしい人間模様がしっかりと描かれている。ただ、小津映画は松竹の方が私は断然、好きだな!作品そのものはけして、悪いとは思わないし、よく出来ていると思うけど、私の大好きな小津映画とは何か違って見えた。[ビデオ(邦画)] 6点(2009-07-21 23:04:08)

987.  影の軍隊(1969) 《ネタバレ》 レジスタンスにおいて華々しく描くことなく、ひたすら暗く、どの人物にしてもクールというかとにかく常に何かに怯えているような感じがこの映画の緊張感を生み出しているように思う。所詮、人間は誰よりも自分が一番信用出来る。他人を疑ってかかるというものを徹底した乾いた感じ、派手な場面なんてほとんどこの映画にはない。唯一、あるとしたらそれはシモーネ・シニョレが己の男への愛を抑えて任務を実行した挙句に殺される所ぐらいで、この何とも淡々とした演出はどこをどう見てもハリウッド映画とは明らかに違う。ところで、この映画の中で皆で映画を見ている場面が出てくるが見ている映画がアメリカ映画の「風と共に去りぬ」であるというのもある意味、興味深く、戦争映画としても素晴らしいあの名作「風と共に去りぬ」を見て「早く平和を迎えてフランスでもこんな名画が見たい。」という台詞にこそこの映画を通して訴えたかったもの、平和を唱える。願うという行為、それはアメリカもフランスも関係ない。どこの国でも平和が一番であるという強いメッセージを感じることが出来る。[ビデオ(字幕)] 8点(2009-07-21 21:45:15)

988.  黒水仙(1947) 《ネタバレ》 何ともいやはや、女って恐ろしいなあ!あの二人の美女による嫉妬、まあ、この場合はシスター・フィリッパによる勝手なまでによるシスター・クローダに対する女としての嫉妬なわけだが、あの赤い夕日、炎めらめらと浮かび上がる不気味な景色と修道院というこれまた何とも不気味なまでの空間、デボラ・カーのクローダとフローラ・ロブソンのフィリッパの二人きりのシーン、嫉妬の相手である女の前で口紅を塗り、灯りを消してスカートから足、それもちらりとだけ見せる太もも、やばいねえ!あの場面は足フェチな私にはたまらなかった。最後も嫉妬に狂い、クローダを崖から転落させて殺そうとし、自ら落ちて死んで行くフィリッパ、見ていて恐ろしい女の女による嫉妬、とにかく話そのものは面白味も無ければ、こういう今日みたいな暑い夏の日の昼間に観るような映画ではないが、二人の女優の美しさを観るという意味で見て損のない作品だと思う。[ビデオ(字幕)] 6点(2009-07-20 15:01:55)

989.  三人の女性への招待状 これは前半はコメディ路線で行くのかと思わせておいて、終盤はミステリー調で展開していく。三人の女性への招待状とあるようにそれぞれの女性宛てに男から出した手紙から段々と話が進むに連れて男の嫌らしさと女の怖さ、したたかさが浮きざりになってく。遺産問題から男と男の騙しあい、女同士の駆け引きと騙されてた女が騙されてと解ってからの態度のその怖さが描かれていてどんどん話に引き込まれていく。その語り口の上手さは流石脚本家出身の監督だけのことはある。ただ、ラストの展開がいまひとつ好きじゃないのでその点についてはマイナスもこれまた男と女のそれぞれの醜い部分をきちんと描いて楽しむことが出来た。[ビデオ(字幕)] 7点(2009-07-20 11:26:18)

990.  神様のくれた赤ん坊 《ネタバレ》 おや?これまた放浪紳士チャーリーさん、お一人だけですか!これは思わぬ良いもの発見!見ていてどこかで一度見てるような?「集金旅行」に似ている。似ていると思ったらそれもそのはず、何と「集金旅行」のリメイクであるとのこと!どうりでよく似ているわけです。でもって、私としてはこっちの方が良い。何とも心優しい雰囲気十分のいかにも日本的なロードムービーである。庶民的な感じ、気さくな感じ、何とも愛嬌のある二人のカップルが突然、6歳の男の子を引き取ることになってしまい、旅を続けるうちにその子に対して本当の子供のように接しはじめ、そして、そして、あの台詞ですよ。桃井かおりの小夜子の言う台詞「もしかしたら私達の考えてることって同じじゃないかしら?」ここにこの映画の良さが現れてるように思います。最初は嫌々子供を連れて旅をしていた二人が次第に子供に対して抱く感情、この映画の二人の主人公、桃井かおりの口から発せられるこの台詞の中にこそ人間本来の優しさ、男も女も性別こそ違っても同じ生き物であり、考えることは同じであるというその思い、この映画は人間が人間に対して抱く感情をストレートに描いている。そして、同じ年に公開された「男はつらいよ・翔んでる寅次郎」や同じく寅さんシリーズにゲストとして出ていた渡瀬恒彦よりもこの映画の二人の方が断然、良い。活き活きとしていて、それでいて温かさを感じる。最後にあのやたらと哀愁漂う音楽が気になって調べてみたら何と「金田一」シリーズの音楽を担当させている方だとは、いやはや、まあ、とにかくこのほのぼのとした雰囲気は日本映画でしか味わえない。観ることの出来ない作品だと思います。桃井かおり、今まで苦手でいたけど、この映画の桃井かおりは良い。初めて良いと思った。そんな桃井かおりって私は苦手ではあるが、結構良い映画に出てますよね。[ビデオ(邦画)] 8点(2009-07-19 10:52:26)(良:1票)

991.  カラミティ・ジェーン これは西部劇なのか?またまたミュージカルなのか?どちらでもあるけど、冒頭から凄い飛ばすなあ!その飛ばしぷりの凄さ以上にカラミティ・ジェーンの男のような迫力に圧倒させられる。ただ、話的には特別に面白いと感じなかったが、それなりに楽しむことは出来た。これはもう、ストーリーよりも雰囲気を楽しむ映画て気がする。[ビデオ(字幕)] 6点(2009-07-17 21:53:32)

992.  哀愁 《ネタバレ》 ヴィヴィアン・リー主演映画というと「風と共に去りぬ」がおそらく一番多くの方に見られていることは間違いなく、あちらはあちらで十分映画史に入る名作であり、作品のスケール、完成度などでは上かもしれない。しかし、どっちのヴィヴィアン・リーに惹かれるか?どっちのヴィヴィアン・リーが好きか?と聞かれたら迷うことなくこの「哀愁」の方の彼女を選ぶ。ストーリーそのものはどこにでもありそうなほど至ってシンプル、モノクロの映像美に浮かび上がるヴィヴィアン・リーの美しさは今の時代に連れてきても、文句無し通用すると思います。深い霧に閉ざされるロンドンのあの橋、ウォルタールー橋の二人だけのシーン、ヴィヴィアン・リーのマイラが出会った大佐との初めてのデートの場面、美しく甘く、そして、切ない音楽、二人の踊る場面の余韻、そして、別れから再会、ラストのヴィヴィアン・リーの悲しい女の全てがここにありのような悲劇的な死には何度見ても涙が止まらない。「風と共に去りぬ」と同じぐらい語られてもおかしくない映画だと思うし、またこのマーヴィン・ルロイという監督さんももっと語られても良いぐらいの職人監督であると私は思います。[DVD(字幕)] 10点(2009-07-16 22:53:50)

993.  悪魔の手毬唄(1977) 《ネタバレ》 「犬神家の一族」の大ヒットを受けて翌年に公開された横溝正史原作による金田一耕助シリーズ第2作目となる今作も前作同様、奥の深い作品に仕上がっている。単なるサスペンスではないそこにあるのは明らかに家族の物語であって、市川崑監督らしい美しい映像の世界を作り出している。シリーズ史上最も切ない上に犯人、岸恵子演じる青池リカの悲しさが身に染みる。腹違いの子をも怨んで殺すことの苦しさ、そんな青池リカが自分を愛している男、磯川警部(若山冨三郎)の前で涙ながらに自分の胸の内を苦しみながら話す場面、「夫を心底憎めたらあんなことにはならなんだ。酷い男と解ってても好きやった。忘れられまへんのや」て言う場面、それを近くで見ている磯川警部、この二人の思いが物凄く悲しくて涙なしには見れない。岸恵子の存在感ある犯人像、映画史に残る忘れられない犯人像、観れば観るほどどんどんこの作品が好きになってくる。もう、この映画の影響からか?前屈みで歩いてる老婆を見ると全部、青池リカだと思えてしまうぐらい重症です。初めて観た時の強烈さ、インパクトでは「犬神家の一族」のが上かもしれないけど、物語としての完成度、犯人への同情、刹那さ、悲しさなど含めるとこの「悪魔の手毬唄」のが総合的に見て上のような気がしてならない。最初は8点にしたけど、今では満点にしたいぐらいこの作品が大好きでたまらない。よって8点から10点へと変更します。 [DVD(邦画)] 10点(2009-07-16 19:58:51)(良:3票) 《改行有》

994.  がんばっていきまっしょい(1998) 《ネタバレ》 今時、珍しいぐらいの正統派でかつ、何ともピュアな気持ちにしてくれる素晴らしい青春映画だ!松山の美しい風景とこの映画のタイトルにもなっている「がんばっていきまっしょい」ていう言葉がとても良い。練習シーンでの会話にしてもとても清々しく、二度目の合宿での「17歳も一度だけか!」「二十歳になったらどうなってるんやろ!」「このままでおれたらいいのに!」ていう台詞がいつまでも耳に残る。スローモーションで捉えたラストシーンも映画ならではの素晴らしさのひとつで、青春映画ならではの甘酸っぱくて、何だかとても懐かしい気持ちにしてくれる。誰もが一度は通った学生時代の思い出を蘇らせてくれる。主演の田中麗奈の初々しさも重なって観ていて本当に気持ちの良い青春映画です。[DVD(邦画)] 9点(2009-07-16 19:55:00)(良:2票)

995.  武士の一分 改めて書き直します。やはりと言いますか、予想していた通り、酷評が多いが、私からしたらこの作品が山田洋次監督の時代劇三本の中では一番の傑作であると言いたい。この際、キムタクのことはどうでもいいのだ!この映画では私には時代劇としての完成度など求めてはいない。山田洋次ファンである以上に寅さんファンである者にとって、この映画で描かれているのは人間味溢れる優しさ、家族の物語、そこにこそ山田洋次監督の持ち味がある。少なくとも私はそう思う。俳優にしても脇を固める俳優、桃井かおりは駄目(生理的に受け付けない)として、キムタクの相手役の檀れいの素晴らしさ、夫を愛するということはこういうことなんだと素直に見たいし、また笹野高史のあの人間味溢れる演技がなんと言っても素晴らしく、山田洋次監督らしい温かさを感じる。少なくとも冷たい雰囲気しか感じることの出来ない「たそがれ清兵衛」なんかよりはずっと良い。[映画館(邦画)] 9点(2009-07-16 19:53:12)(良:1票)

996.  隠し剣 鬼の爪 世間一般の評価、国内外での評価も前作「たそがれ清兵衛」の方が上みたいですが、個人的には今回の作品の方が圧倒的に好きです。山田洋次監督のファンであると共にそれ以上に寅さんファンの私からしたら絶対に「たそがれ清兵衛」よりも「隠し剣 鬼の爪」の方が遥に上です。前作との比較でよく耳にする。または聞いたりするけど内容が似ているとか、二番煎じで新鮮味が無いとか、それは違うと言いたい。山田洋次監督はこの作品の中に「男はつらいよ」の世界、つまり人情というものを入れて心温まる人情喜劇的な作品にしようとしたかったに違いない。私はそう思っています。主人公にしても前作よりも今回の主人公の方が人間味があると思います。ラストシーンでの松たかこ演じるきえとのやりとり、会話、これは山田洋次監督らしい優しさに満ち溢れていて、どう考えても「たそがれ」よりも今回の作品のが良いと思う。山田洋次監督らしさという意味でも今回のがある。そんな気がしてなりません。「たそがれ清兵衛」派の人には申し訳ないけど「たそがれ清兵衛」のが良いという人の気持ちが私には全く解りません。[映画館(邦画)] 8点(2009-07-16 19:51:11)(良:2票)

997.  戦士の休息 《ネタバレ》 これは増村保造監督、若尾文子コンビでこそ見たい。何だかそんな気のする作品でして、ブリジット・バルドーは相変わらずここでも可愛いし、美しく、暖炉前で一人裸になってる所へ男がやってきて、その男が自分の部屋の掃除を裸でやれと命令したり、男の欲望、願望みたいなものを描いているのかもしれないが、何か物足りない。ストーリーそのものの面白さもそれほどではないが、とにかくブリジット・バルドーの美しさを見て楽しみたい人向けの映画だと思う。本来なら5点レベルもブリジット・バルドーの美しさの前には私もあの男達の気持ちがよく解る。解りすぎて仕方なく、まあ、ブリジット・バルドーの美しさに1点プラスしての6点![ビデオ(字幕)] 6点(2009-07-15 22:17:41)

998.  眠狂四郎 炎情剣 《ネタバレ》 冒頭で助太刀を!と頼まれ、助けてあげた女(中村玉緒)との約束は絶対に守ってもらおうとばかりに「約束は果たしていただこう。。女を犯すことはなれてる。」て、おい!おい!なんていう男なんだ?この狂四郎の放つ台詞のギザなこと。また、男と女への態度の違いについても容赦なし、一度買わした約束は何が何でも守ってもらう。その為ならどんな手段を使ってでも守らせる。狂四郎という男こそ、今の世の中、直ぐに約束を破るような駄目な連中が多いこの今の世の中に必要な人物ではないだろうか!ラスト、助けた女、中村玉緒を同じ畦道にて斬る。ここに狂四郎という男の残酷さがあるように感じた。そんな場面を映すことにより余計、男と女の違いのようなものを見せつけることへの三隅研次監督のこだわりと上手さが見てとれる。[ビデオ(邦画)] 7点(2009-07-13 20:20:48)

999.  ドッグヴィル ラース・フォン・トリアーに告ぐ!「ダンサー・イン・ザ・ダーク」といいこんなことして楽しい?人間、大嫌いだろ!人を喜ばそうという気持ちが無いだろ!3時間近くもかけて人間の嫌な部分しか見せないそのやり方、己の自己満足でしかないようなものを作る。ラース・フォン・トリアー信者だけ集めてそういう人達の前だけで公開してくださいという気持ちである。変態は変態でもお前の変態にはもう付き合いきれない。日本にも変態映画や人間の醜い部分を徹底的に描いて見せる監督もいる。例えば増村保造監督がその代表例であるが、増村映画には観ていて、主人公に対して愛情みたいなものを感じるし、主人公に対しても同情出来たり、応援したくなったりと感情移入出来たり、脇を固める人達も同じように感情移入してしまうものがあるが、この監督の作品に出てくる人間には誰一人として感情移入出来ない。そんなこの監督、本当に見ていてうんざりです。この映画を支持している人は同じ監督の他の作品もきっと支持するだろうし、反対に受け付けない。支持しない人は徹底的に受け付けないであろう!私は断然、支持出来ない派です。もう二度とあんたの撮る映画は見ない。さようなら!ラース・フォン・トリアー![ビデオ(字幕)] 0点(2009-07-12 18:10:25)(笑:1票) (良:1票)

1000.  帰って来た木枯し紋次郎 《ネタバレ》 木枯し紋次郎、初めて見ましたが、面白い。テレビの人気シリーズの映画化とのことらしいけど、これはどかこら見ても映画である。相変わらず市川崑監督の映し出す日本の美しい四季の香り、映像美の素晴らしさ、紋次郎が碓井峠のあの信州の美しい山をバックに歩くシーン、川沿いを歩く時の何と美しい川の流れる水の色、これはCGなんかでは見ることの出来ない、本物の美しさにただただ見入るしかない。それほどとにかく全てが美しい。そして、市川崑監督、同じ時代劇「股旅」を見て感じたのと同じように間違いなく山田洋次監督の人気シリーズ「男はつらいよ」の大ファンであると思えるシーンが見ることができる。父親の義理を果そうと戻ってきた紋次郎(中村敦夫)に対しおたみさん(鈴木京香)が言う台詞「渡世人でもない紋次郎さんがそこまで義理を重んじることはないわ」それに対する紋次郎の「おたみさん、安心して下さい。わっしは二度と草鞋を履く事はしません」というこの二人のやりとりはまるで「男はつらいよ」のマドンナ若しくはさくらと寅さんのやりとりみたいです。他にも金山一彦演じる小平次のキャラも「男はつらいよ」の、のぼるみたいだし、市川崑監督の寅さん好きが伺えて何とも見ていて楽しい気持ちにさせられる。それとこの映画、私にとって初めて市川崑監督という監督を知った最初の「犬神家の一族」に出ている人達、加藤武、坂口良子といった「犬神家の一族」の中でも好きな人物を演じている二人の姿が見られるだけでも嬉しい気分だし、色んな意味で見ていて楽しいそんな作品になっていて、今まで一度も見たことのないテレビシリーズも見たいと思う。[ビデオ(邦画)] 8点(2009-07-12 09:13:22)(良:1票)

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