みんなのシネマレビュー |
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981. 流されて… 公開当時、女性が監督した映画ということで、ちょっと話題になったね。 アイデアというか、シチュエーションが面白くて、物語にすぐに入っていける。 ラストは読めてしまうけど、わかっていてもちょっと物悲しくなった。 単純なストーリーだけに、キャラや心理描写をもっと深く掘り下げた方が面白くなったのでは?[地上波(吹替)] 5点(2011-08-18 11:05:22)《改行有》 982. 華麗なるギャツビー(1974) 上映時間も割と長目で、雰囲気や構成などはいかにも大作といった作りなんだけど、 ちょっと空回りしちゃったかなという感は否めない作品。 主人公の登場は40分も過ぎてから、ヒロインにも感情移入がしづらいということで、 重苦しい流れではあるのだが、一番気になったのは役者さんたちの顔。 なぜかみんなが終始汗を浮かべていて、顔がテカテカと輝いているのがとても暑苦しく、 ストーリーにまったく集中できなかった。映像や演出はとてもいいだけに残念。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-18 10:36:54)《改行有》 983. アリスの恋 女性映画のハシリ的な作品かな。 本作の設定は、今なら強く逞しく生きる女性像を描くことになるのだろうが、 70年代ということで、まだまだ女性の自立という点では厳しい状況にあったのか、 苦労や苦悩する様が窺える。時代を感じさせるなぁとは思うけど、 現代の日本女性なら、こちらのほうが感情移入はしやすいかも。 後半からの展開は、まあやっぱりなとガックリしながらも、リアルさは感じさせてくれた。 ジョディ・フォスター出てたかな? 息子の友達役の女の子? ちょっと覚えてない。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-18 10:23:36)《改行有》 984. エアポート’75 「大地震」の余った製作費で作られたんだっけ? ストーリーや設定は決して悪くはなく、多少のハラハラ感も感じさせてくれる。 ただし映像や演出はやっぱり良くない。74年という時代を考えれば、 チープさを感じてしまうのも致し方はないのだが、「大地震」もえらくチープな作りだった。 最初から二本作るつもりだったんじゃないのか?[地上波(吹替)] 4点(2011-08-18 09:35:24)《改行有》 985. ヘルハウス 屋敷を舞台にした古いオカルトホラー。粗っぽい部分も多々あるんだけど、 それほど気持ちの悪いシーンもなく、お話は結構ちゃんと作られている。 ただ序盤はキャラ描写も含めて、もう少しじっくり見せてほしいよね。 何か訳のわからない人たちが、知らないうちに屋敷に連れて来られちゃったという感じ。 かなりカットされていて、完全版が存在するなんて話は聞いたことはあるけど、 これでは普通のB級ホラーの作りと変わらない。今の映像技術なら、 見せ場ももっと派手に作れるんだろうけど、これはこれでまあ面白かったかな。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-18 09:07:13)《改行有》 986. ダーティハリー2 う~ん、あまり面白くなかった。 ハリーのキャラは相変わらずいいんだけど、時間が長いせいか、中だるみ感を覚える。 敵方のキャラは魅力を感じないし、ストーリーの展開も今一つだったかな。 終盤に入ってからようやくテンポがよくなって、そこだけは楽しめた。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-18 08:54:09)《改行有》 987. セルピコ 内容に関しては今観ても、古さをまったく感じさせない社会派ドラマ。 正義感ばかりではなく、主人公の立場や心理をじっくり描くシビアな展開なので、 より心にずっしりと響いてくる。ストーリーは問題ないが、演出面の方はもうひとつ。 内容が内容だけに仕方ない部分はあるが・・・。[地上波(吹替)] 5点(2011-08-18 08:07:24)《改行有》 988. 荒野の用心棒 黒澤監督「用心棒」の純粋なリメイクかと思ったら、 監督の許可を取らずに制作。裁判沙汰にまでなった作品らしい。 ストーリーはまんま同じで、これじゃ誰でも気づいて当たり前。 飄々とした主人公のキャラもそっくりだが、これはイーストウッドにはぴたりハマっている。 設定に関しては、広いアメリカを舞台にした西部劇ではちょっとピンとこなかった。 演出面においては、オリジナルよりかなり落ちる。配役もイーストウッド以外はパッとせず、 あくまで彼の魅力だけを楽しむ作品、といった印象の作品だった。[地上波(吹替)] 5点(2011-08-18 07:41:18)《改行有》 989. 仁義なき戦い 広島死闘篇 実録ものシリーズ二作目。 本作では、昭和20年代後半から30年代前半にかけてが舞台背景。 一応前作の流れは踏襲しているが、完全な続き物というわけではなく、 メインの俳優さんは菅原文太ではなく、北大路欣也のほう。タイトル通り、 今回も仁義もへったくれもない闘争を見せてくれて、悪賢い奴もたくさん出てくる。 主人公の苦悩もよく描かれているんだけど、やっぱり1作目のほうが面白かったかな。[DVD(邦画)] 5点(2011-08-18 07:20:20)《改行有》 990. 修羅雪姫(1973) 漫画が原作だったと思うけど、こんな内容の話だったかな? 冒頭の仮面ライダーばりのアクションには笑ってしまったけど、 映像演出に関して、独特の世界観はしっかりと確立していて、ナレーションもカッコいい。 梶芽衣子の風貌、鋭い目つきもこの役柄には合っていた。 漫画原作の映画化作品としては、よく出来ているほうだと思う。[DVD(邦画)] 4点(2011-08-18 07:15:37)《改行有》 991. 悪魔の赤ちゃん タイトル通りのホラー映画。 父親の苦悩を中心にストーリーが展開され、ドラマとしては中々面白いんだけど、 モンスター赤ちゃんのデザインはかなりチープで笑える。 シナリオを練り直して今の技術を使えば、もっと面白い映画になりそうな気がするのだが・・・。[DVD(字幕)] 3点(2011-08-18 07:06:50)《改行有》 992. ドラゴン怒りの鉄拳 お堅い評論家たちが選ぶキネマ旬報の外国映画ベスト10で、 唯一ランクインしたリーさんの作品。彼の魅力、そして彼の出演作すべてに共通して言えるのは、 怒りを堪えに堪えて一気に爆発させ、それが観る者に強烈なカタルシスを与えるということ。 そういった意味では、この映画のストーリーが彼のキャラには一番マッチしていた。 ラストシーンもいい。日本人の描写はひどいし、作りもチープだけどね。[DVD(字幕)] 9点(2011-08-18 06:50:59)《改行有》 993. アメリカン・グラフィティ 60年代のカリフォルニア北部の、ある町を舞台にした青春映画。 ストーリーはまったくなし。夕刻から朝方まで、高校を卒業したばかりのガキどもが、 小さな町を車でぐるぐる回っているだけ。しいてあげれば友情なのだろうが、 こちらも取り立てて強調されているような描写はない。公開当時これを観たアメリカ人たちは、 懐かしさとともに目頭を熱くして共感したんだろうけど、 汚い居酒屋あたりで卒業コンパをしているような日本人が見たって、ピンとくるわけがない。 全編に渡って流れる、当時のヒットナンバーだけはとても心地がいい。 青春映画にオールディーズやヒットナンバーを被せるパターンは、この作品が先駆けで、 そういった意味では、エポック的作品としての価値はあるかもね。[DVD(字幕)] 3点(2011-08-17 21:15:41)《改行有》 994. 猿の惑星・征服 シリーズの中でも、一番印象の薄かった作品。 本作が4作目となるわけだけど、「3」と「5」の繋ぎ的要素が強く、 これといったヒネリやオチもない。 後半の3作は完全な一つの続きものになっているので、本作や「5」だけ観ても まったくわからない作りになっている。鑑賞前にはご注意を。[地上波(吹替)] 2点(2011-08-17 20:42:19)《改行有》 995. ゴジラ対ヘドラ ヘドラは「公害怪獣」という冠がついていて、 一応環境問題というテーマを何気なく織り込んでいるところはいいのだが、 ゴジラの動きなどは初期の頃に比べると随分と変わってしまった。 子供向けというより幼児向けといった感じで、かなりコミカル。 このシリーズも興行的にかなり苦しくなってきたのか、 「何か手を打たなければ」といった、制作者側の悪戦苦闘ぶりが窺える作品だった。[映画館(邦画)] 3点(2011-08-17 11:04:46)《改行有》 996. 蝋人形の館 ホラー映画らしいオーソドックスな流れだが、蝋を小道具にしたのは変わっていて良かった。 殺人鬼たちの正体や目的は、何だかよくわからないけどね。あくまでホラーなので、 深く考えずに楽しむのがベストかと。見所はやはりパリス・ヒルトン? 初めて観たけど、どこにでもいる端役の女優さんという感じだった。[地上波(字幕)] 3点(2011-08-17 10:43:14)《改行有》 997. ある愛の詩(1970) ひと昔前まで、恋愛映画の代表作の一つだった作品。 ストーリーはオーソドックスで定番中の定番、最初から最後までベタ一色の内容で、 演出や映像、音楽などは悪くないが、そもそもストーリー自体が単純で見所がないため、 そちらのほうに力を入れなければ、とてもじゃないが観ていられない。 後半は展開が早く、あれれという感じで終わってしまったが、 お涙頂戴のシーンを延々と見せられるよりは、まだよかったかな。 劇中での有名な決め台詞は、世間知らずのお尻の青い坊やに言われても重みはなし。[地上波(吹替)] 3点(2011-08-17 10:36:12)《改行有》 998. 007は二度死ぬ とにかく最高に笑えて、最高に面白い映画。 日本を舞台にしているということで、日本人なら誰もが楽しめるはず。 「ここってどこの国?」と呟いてしまうほど、もう設定自体がハチャメチャなのだが、 それが破天荒なストーリーに拍車をかけ、凄まじい映画に仕上がっている。 娯楽アクションと言うよりは、まるでB級カルト映画。 これを真剣に作っているというだけで、下手なコメディー映画よりも笑えてしまう。 さすがに高い点数をつける勇気はないけど、個人的には8点ぐらいあげたい作品。[DVD(字幕)] 2点(2011-08-17 10:08:20)《改行有》 999. 氷点 三浦綾子原作「氷点」を映画化した作品。 辛辣だけど、興味を惹く設定が妙味な人間ドラマ。 明らかにハショリが多く、印象としては連続ドラマのダイジェスト版を観ているような感覚。 妻の心理描写を中心に描いており、若尾文子はそれなりに好演しているが、 娘役の安田道代はかなり辛い。娘は天使のような心を持つというキャラ設定だったはずだが、 彼女の描写が圧倒的に不足しているため、とても不自然さを感じてしまう。 娘のほうも妻と同じくらい重要な役回りのはずで、これではちょっとキツい。 テーマは何とか伝わったが、さすがに物足りなさは否めない作品だった。[DVD(邦画)] 3点(2011-08-17 09:38:21)《改行有》 1000. 赤い殺意(1964) 女の中の蠢く虫を描写した人間ドラマ。 ある事件をきっかけに、ささやかな女の人生が一変。 ヒロインの繊細な心理描写を、これでもかという程じっくり描いているのだが、 人間の描き方や演出が、緒形拳主演の「楢山節考」に似てるなぁと思ったら、 やっぱり監督さんは同じ人だった。当然のことながら、映像も雰囲気も重苦しい。 ヒロイン役の春川ますみは熱演しているし、普通っぽくてリアルではあるんだけど、 どうしても人のいい肝っ玉母さんのイメージがあって、少し拒否反応を示してしまった。[DVD(邦画)] 5点(2011-08-17 09:14:35)《改行有》
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