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プロフィール
コメント数 2267
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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981.  ヒットマン(1998) 《ネタバレ》  テンポの良いストーリー展開、軽快なアクション、匙加減の絶妙なミステリー、非常にバランスの良いエンタメ作品です。リー・リンチェイはもちろんのこと、脇役の面々も大活躍。殺し屋達のバトルなので、リー・リンチェイの独り舞台になっていないところが、かえって面白いです。  『誰が炎の天使なのか?』っていうちょっとした謎を楽しめちゃうのですが、正直そんなに大したミステリーでもないのに、意外とミスリードされてしまうかもしれません。噂の凄腕ヒットマン『炎の天使』がまさかの人物なんです。『おまえかよ。』って感じです。  ラストは個人的に一番好きなタイプのハッピーエンド。  観る人を選ばない、誰でも気軽に楽しめる作品です。オススメです。[DVD(吹替)] 7点(2015-04-17 14:29:19)《改行有》

982.  ラビナス 《ネタバレ》  『人喰い』の話。人を食べるとその人の『力』も手に入れてパワーアップできる話。ついでに傷も治るって話です。  最もタブーとされる『人喰い』のテーマを、ここまで娯楽性の高い作品にしてしまったのはある意味すごいことかもしれません。のんきな音楽と凄惨な内容のアンバランスさが大変良いです。  前半はホラー&ミステリーの要素が強く、ホラー映画特有の、不安で不穏な空気を堪能することができます。具体的に言うと、『ハート大佐やボイド大尉一行が、コルホーンの案内で洞窟に救出に向かうまで』です。洞窟に入っていくときは最高に怖いです。  コルホーンが正体を現してからはテイストが一変します。どちらかと言うとサスペンスアクションの要素が強くなりますね。一本の映画で二度おいしいという捉え方ができなくもないですが、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』の時同様、前半の完成度が高すぎたため、そのままのホラーテイストで最後までいってほしかった、っていうのが正直な感想です。  コルホーンが新しい上司として赴任してきてからは、コルホーンとボイドの心理的な駆け引きがメインとなります。どちらかと言うとドラマチックになっていきます。まあこれはこれで面白いわけですが。  ハート大佐がゾンビのように蘇ってきたのはなかなかお茶目なサプライズ。でもなぜか心を入れ替えて、『私を殺してくれ』って言いだす急展開。  スローソン将軍率いる三人のうち、一人がノックス少佐風のシチューを食べちゃうラストはありきたりですけど良いですね。悲劇は終わらない・・・[DVD(字幕)] 7点(2015-04-14 13:37:28)《改行有》

983.  恋は負けない 《ネタバレ》  主人公とヒロイン以外は、最低人間が次々と出てくるので、最初の1時間強はフラストレーションがたまりまくります。第一、主人公のポールは終始嫌われ者扱いなんですが、そこまで嫌われる要素が見当たりません。確かに周囲と比べると多少浮いている感じはあるかもですが、『主人公は仲間はずれの設定』を無理に押し付けられている気がします。  それに、ポールのお人好しぶりも度が過ぎていて、ただの情けない奴に見えなくもありません。ルームメイトやノアやアダムといった友人達の行為は、明らかに悪意もあれば非もあるのに、それに対し終始消極的で受身な態度には少々うんざりさせられます。  終盤になってようやく反撃してくれるエピソードもあるので、そこでやっと溜飲を下げることができます。オルコット教授やドーラに対しても、自分のまっすぐな気持ちをラストでぶつけてくれるのは良かったです。  それでも、やっぱりちょっと罰が弱い。エンドロールで級友たちやオルコット教授の末路を文章で教えてくれるわけですが、どうせなら劇中で見せてほしかったです。  最後に、ミーナ・スヴァーリ演じるヒロインのドーラが大変かわいく撮れています。大変に魅力的です。彼女だけでも見る価値があります。  何故か批判的な内容が多くなってしまいましたが、起承転結がはっきりしている作品や、主人公やヒロインを応援できる作品は好きなので、個人的には好きな作品です。[DVD(字幕)] 7点(2015-04-14 02:06:10)《改行有》

984.  スキャンダル(1998)<TVM> 《ネタバレ》  テレビドラマっぽい雰囲気ですが、思わぬ掘り出し物でした。  ストーリーが二転三転しますが、それにしてはわかりやすくて面白いです。軽快なテンポでさくさく話が進みます。  ドラマ+サスペンス+コメディ+ある意味サクセスストーリー、というジャンルになりそうです。  勧善懲悪をこの上なく愛する自分としては、小悪党が良い目を見るようなストーリーは、あんまり好きではないです。今作も、よくよく考えれば・・・ですがエンターテイメント作品と割り切ってしまえば純粋に面白い作品と言えそうです。  特に老練な敏腕弁護士を演じるジェームズ・ガーナーと、その秘書役のメアリー=ルイーズ・パーカーはかなり良い味出していますね。今作に関しては、彼女はジーナ・ガーションより、全然魅力的なキャラを演じています。  実を言うと、ラストに主人公にかかってきた電話が誰からのものか、よくわかっていません。この作品見ていてわかる人がいたら教えて欲しいです。 [DVD(字幕)] 7点(2015-04-11 06:31:06)《改行有》

985.  ミュージック・オブ・ハート 《ネタバレ》  学校・教育を舞台とした実話ベースのサクセスストーリー。てっきり、あるヒーロー像を映画化したよくあるパターンかと思いきや、ちょっと趣きが違いますね。主役の女性教師はどちらかと言えばよくいるタイプのスパルタ教師。感情の起伏が激しいし、『先生の資質』は普通のほうだと思います。ストーリーの大半は、生徒や親、家族や同僚に助けられているという側面が大きいです。ですが、これはこれで悪くないですね。  バイオリンを忘れたり、練習をしてこなかったりした生徒に厳しくあたりますが、その理由がわかった後では素直に謝る姿勢に、人としての暖かさを感じます。この辺りの強弱のつけ方、魅せかたが凄く良い。なんと言っても、この作品は人と人との支えあいをリアルに感じられるので、見ていて心癒されるものがあります。  ただ、プライベートなエピソードのほうが感情的かつ感傷的なシーンが多いため、相対的に学校でのメインのストーリーのほうが殊更淡々とすすんでいるように感じます。更には実話ベースになっているだけあって、いろいろなエピソードを次々とほうりこんでくるので、一つのエピソードの掘り下げはほとんどありません。伝記的なストーリーですから、中盤から終盤にかけては事実を並べただけになっています。ジャスティンの死もそう。隣の女の子からバイオリンを渡されるのもそうです。小さなトラブルやハードルくらいだったら時間の経過とともに自然に解決もしくは自然消滅しちゃっているので、もの足りなさを感じてしまうところはあります。ただ、そのぶん最後まで大団円で突き進むので安心してみていられるのも良さと言えば良さか。感動はしきれないですが、ハッピーな気分になれるし元気はもらえますね。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-04-02 06:15:50)(良:1票) 《改行有》

986.  ゴールデンボーイ(1998) 《ネタバレ》  ストーリーはいたって平凡。ですが平凡だからこそ、恐怖と緊迫感、そして危機感をリアルに感じ取れるのかもしれません。  ブラッド・レンフロのトッド・ボウデンと、イアン・マッケランのドゥ・サンダーが非常に良く、二人の心理戦だけでも見ごたえがあります。時には手を組み、時には火花を散らす、二人の独特な間合いとそこから生まれる緊張感が面白い。  今までスティーブン・キングの原作は一度も読んだことがなく、だから逆にキング原作の映画を面白いと感じるのかもしれません。今作に関しても、小説を読んでいるかのような雰囲気、リズムが大変良いです。音楽もマッチしています。  ドゥ・サンダーの狂気をトッド・ボウデンが継承したことを窺わせるラスト。ですがやはりインパクトは足りないですね。それに、始めから『悪』を内包しているかのような少年でしたので、それが表面に顕在化されただけとも思えます。どうとでもとれるラストが、すごく良いようで、何か惜しい作品でした。[DVD(字幕)] 7点(2015-03-14 12:43:57)(良:1票) 《改行有》

987.  TAXi3 《ネタバレ》  見ている側の『慣れ』もあるのでしょうが、シリーズが進むにつれて、スピード感や迫力が物足りなくなってきていますね。  『でかい車が他の車を押しつぶす』『家を壊して進んでいく』『タクシーが雪山を走っていく』面白いのですが、このシリーズの魅力ってそこじゃないと思います。  やはり公道で走ってこそのTAXi。  日常の世界の中に映し出される非日常だからこそ盛り上がるものがあります。そのラインを最初から超えちゃうととたんに作り物感が強くなるみたいです。ですので冒頭のローラーブレードや自転車での疾走が一番面白い気がしますね。  シリーズものとして、おなじみの登場人物、安定したコメディが繰り広げられる展開が大変良いです。すれ違いや勘違いトラブルもおなじみのパターン。もはや定番化したドタバタを楽しむ作品です。個人的には一話完結のドラマを見るノリで見ているので文句はありません。少々ダメだしをしちゃいましたが、やっぱり面白い作品です。[DVD(字幕)] 7点(2015-03-04 14:17:14)(良:2票) 《改行有》

988.  ヴァイラスX<TVM> 《ネタバレ》  パニックものとしてまずまずの出来だと思います。  同じ食中毒のような症状で、複数の人が病院に運び込まれます。食中毒を疑っている看護婦の奥さんに、『水を調べてみろ、水は最後まで疑われないから発見が遅れる』というようなことを、主人公が言います。ここからとんとん拍子に『新種の病原菌発見』⇒『公表』⇒『パニック』へと、ある意味王道を突き進みます。  この作品には、良い意味での既視感や安定感があります。テンポも程よく、速すぎず、遅すぎることもありません。暴徒化する民衆や、昆虫の脅威などの二次災害も、パニック作品ならではの緊張感を後押しします。  生物学者や、リッキーなど、犠牲になりそうにない人が犠牲になっちゃうのも衝撃です。火事になっても水が出ません。水が出ても、その水には新種の病原菌がいるわけです。消防士の人が『火も水も危険とはね。』なんてことを言ってくれちゃいます。  最後には罰せられても当然の市長が、お咎めなしと言う部分には抵抗がありますが、個人的にはオススメの一本。テレビ映画のようですが、画質以外はなかなかのクオリティです。良いんじゃないでしょうか。[DVD(字幕)] 7点(2015-02-04 02:49:30)《改行有》

989.  パニッシュメント(1998)  こーゆーオチってのは好きではないはずなのですが、この作品は良かったです。  演出とストーリー構成がなかなかよくできています。真相が気になって最後まで興味をひっぱられます。バラバラの写真を少しずつつなげて一枚の真相へとたどり着くようなわくわく感が終始あります。一旦話を完結させたのが良かったと思います。  そしてラストのオチ?ヒキ?何ていうんですかね?とにかく良かったです。まんまとしてやられましたよ。  短い時間の中に必要な情報だけを盛り込んで、テンポ良く進むノリも良いですね。暗い内容なのに、暗くなりすぎないところも良い。ドライな父親がその代表でしょうか。絶望と僅かな希望の入り混じる絶妙なバランス感覚が、物語を盛り上げてくれます。それであのオチですからねー。オススメです。[DVD(字幕)] 7点(2015-01-31 21:25:59)《改行有》

990.  遠い空の向こうに 《ネタバレ》  サクセスストーリーとして爽快です。人間ドラマとしても、人との絆の大切さを感じさせてくれる傑作です。このクオリティ。これは評価が高くなってしまうのもうなずけます。  でも何故か、私自身は『感動』までには至りませんでした。素直に『面白かった』とは思うんですけどね。  おそらくはひっかかる部分が多少なりともあるからでしょう。  例えば、無断欠勤をしといて夢を語られても、更には感動的なBGM流されても、責任社会に生きる日本人の私にとっては少々違和感を感じてしまうわけです。また、ライリー先生の考え方がやや偏っているのも気になります。『炭鉱』=『かわいそう』みたいな図式が最初から彼女の頭の中にあるのが見え隠れしちゃって、それは教育者として間違っているのではないかと。  炭鉱の中で会話する父と子。誇らしげに子を見つめる父親。これはこれでひとつの幸せの形とも思えるんですけどね。もちろん、夢を諦めずに努力を続けることは素晴らしいことです。ただ、その一方で炭鉱の人生を否定してほしくはなかったです。  また、サクセスストーリーの中でも、具体的に頑張る姿や成長する姿が見られるっていうのは重要です。作中で、夜中にホーマーがクエンティンを訪ねて、『ここの三角関数を解いてくれ。』と頼むシーンがかなり好きです。数学が苦手なのに、独学で勉強して、火事の濡れ衣を晴らすシーンは最高です。こういったシーンがもっと盛り込まれていたら、最後の感動はより大きなものになったかもしれません。もちろん最優秀に選ばれるシーン、父親がロケットを見にくるシーンだって素直に良かったと思えます。こういったシーンがあるだけでも、この作品は見る価値があるかもしれないですね。  最後に、お母さん、そしてクエンティン。大変良かったです。ロケット作成を通してクエンティンとの友情が深まっていくのは本当に良かった。そして母親が素晴らしい。親の厳しさや優しさが伝わってくる映画は心に残りますね。 [DVD(字幕)] 7点(2015-01-30 03:50:08)(良:1票) 《改行有》

991.  オゾンクライシス 《ネタバレ》  パニックものとして定石を踏んでいて、なかなか面白いです。  冒頭の飛行機のシーンから既に深刻な状況が伝わってきます。結構怖い状況がいきなりきます。  今作はとにかくスピーディーな展開が良いですね。波打ち際に打ち上げられるザトウクジラに始まり、鳩の暴走、湧き出る虫、病院に担ぎ込まれる人々など、パニックものの醍醐味を味わうことができます。  また、登場人物の役割もはっきりしていて、それぞれのスペシャリストがそれぞれの分野で真剣に異変と向き合おうとする様子が大変良いです。気象学者しかり、パイロットしかり、病院関係者しかり。で、こういう作品では必ず足を引っ張るやつもいるわけで、不自然なくらいに足を引っ張ってくれます。  マイナーな作品の割りには、きっちり見たいものを見せてくれる映画です。それに、本作を見た後で、今現在オゾンホールってどうなっているのか気になるくらいですから、自分にとってはそれなりに影響力のある作品となりました。  今作は、映像面、ストーリー構成において、造りが粗い部分が確かにあります。つっこみどころはもちろんあるでしょう。ですが、個人的には十分許容範囲内で、あまり深く考えずに最期まで見ました。  個人的にはオススメできるレベルの、暇つぶしエンタメ作品に仕上がっています。[DVD(字幕)] 7点(2015-01-23 13:56:17)《改行有》

992.  ワイルドシングス  とりたてて非難するところもなければ、とりあげるほどほめるところもない、いたって無難なサスペンスだと思います。  正直言うと本編は5~6点くらいなんですが、エンドロールのネタバレが凄く良かったので7点。  本作は、『とりあえずひっくり返しときゃー、みんなびっくりするでしょー。』という軽いノリで作ってしまったかのようなストーリーですから、そりゃびっくりはしますが、淡白な味わいになっちゃってます。サプライズ感のないどんでん返しは見ていてサムいだけですから、今作はなかなか際どいラインかもしれませんね。僕はOKでしたけど(笑)  逆に、伏線をほとんどはらない潔さが、軽快なリズムを生み出している気もします。テンポがかなり良いです。二転三転する割りには、気楽に見れます。置いていかれることもないです。  要は、高級ではないけれど、割と定番なB級グルメを次々と味わう心地よさがこの作品にはあります。ある意味キング・オブB級エンターテイメントです。[DVD(字幕)] 7点(2015-01-20 04:29:44)(良:1票) 《改行有》

993.  ゴージャス 《ネタバレ》  ドラマ・恋愛・カンフー・コメディが適度なバランスで、安心して見ていられるエンタメ作品。ただし、そのジャンルのウェイトを均等にしたため、一つ一つのインパクトは弱いかもしれません。そのためか、いつものジャッキー作品と比べると、いささかパワー不足のような気がしないでもないです。その分映画としては、良い意味での落ち着きを感じますね。  特に今作は、目新しい演出を控えた分、懐古主義を感じる演出に惹かれます。一対一のアクション、バットアクション、特訓シーン。バトルのときにあっちこっちに行かず、その場でしっかり、でも多彩なアクションを魅せてくれます。特訓シーンも懐かしい。よく見ていると、強くなっていくのがよくわかるんです。カンフー映画の原点に帰ってきた感じが良いですね。  出てくる人たちが良い人ばかりなのも特徴的です。特に幼少期からのジャッキーのライバルは大変良いです。ボクサーをけしかけておいて、実際ジャッキーが負けると寂しそうな表情をするシーンは本作のベストシーン、だと個人的に評価しています。  唯一ちょっと嫌だったのは、身分を偽っておきながらプウ(スーチー)がジャッキーに逆ギレするシーン。更には、謝りに行ったジャッキーに対する対応も身勝手すぎてちょっと冷めます。もちろん、そんな目くじら立てるような作品じゃないことは重々承知なんですが、なんかいらいらしちゃったんです。むしろ、嘘に気づいていたにも関わらず、寛容な心でその嘘に笑顔でつきあい続けたジャッキーに感謝せえよと言いたいっす。 [DVD(吹替)] 7点(2014-12-29 01:58:42)(良:1票) 《改行有》

994.  恋のからさわぎ(1999) 《ネタバレ》  無難に小さくまとまったティーンエイジ・ラブストーリー。変化球もひねりもほとんどないので、学園ラブコメを見たい人に、ちゃんと学園ラブコメを提供してくれる、安心の一本です。ただ小さなエピソードは結構あるんですけど、大きなヤマ場は一切ないので、刺激は少ないし印象が薄いかもしれないですね。ほとんどノリとテンポと音楽で乗り切っちゃっているような作品です。  もうひとつ難を言うならば、ジュリア・スタイルズ演じるカトリーナ・キャット・ストラトフォードが可愛く見えないのが辛いところでしょうか。ただ、こういう顔って、親近感がわくし、感情移入もしやすいし、何より応援したくなります。それに、キャラ設定はわかりやすいほどのサバサバキャラで、たまにツンデレも入るので、愛すべきキャラクターに仕上がっています。美人でないところが逆に良いのかもしれません。  ただ個人的には『キャット&パトリック』ではなく、『キャメロン&ビアンカ』、でもなく、『マイケル&マンデラ』のほんの数分のエピソードが一番のお気に入りだったりします。シェイクスピアをきっかけに急接近する二人。ロッカーにプロム用のドレスを入れておくなんて粋。マンデラが直前のシーンで『プロムに着ていくドレスを持っていない』とさりげなく言っていた一言が前フリとして効いています。  この二人のエピソードをさりげなく入れてくれたことで、三者三様のハッピーエンドを身近に感じられて、見終わった後の充足感はなかなかのものです。  でも自分の年齢上、こうゆう作品ってもはや懐かしい目線でしか見られないのが悲しい(笑)[DVD(吹替)] 7点(2014-12-28 20:05:10)《改行有》

995.  風雲 ストームライダーズ 《ネタバレ》  ジャンプのバトル系が好きな自分にとって、手軽に楽しめるエンタメ作品。  CGの質なんてそこそこで良いし、ストーリーなんて最初から気にしていません。  と思っていたら、ストーリーもちゃんとあって、CGもなかなか楽しませてくれるレベルに達していて、素直に面白いと言えるレベルに仕上がってるじゃないですか。  登場人物がとにかくいっぱい出てきますが、キャラ設定が非常にわかりやすいのが良いですね。例えば『風(フォン)』⇒足技の達人、『霜(ション)』⇒冷気の技の達人、のように、とてもわかりやすいわけです。それに技でキャラ分けしてくれるのは嬉しいですね。  もう一人の主人公『雲(ワン)』は、明(ミン)の父を殺したり(しかも不意打ち)、孔慈を結婚式から奪ったり、あろうことか妊婦に攻撃かまして千年氷を力づくで奪ったりとやりたい放題。自分の事しか考えていないアンチヒーローです。そして思わせぶりな登場をして思わせぶりなままで終わる大使様。最高ですね。  『動く漫画の世界』を見たいときにアニメを見るのだとすれば、この作品はアニメと同じ価値があるかもしれません。こーゆー映画、私にとっては心のご飯。最初のバトルは『風の父VSホンパ』だったかな?『いくぞ』って言ったあと、二人が当たり前のように空飛んだのがすごい面白かった。そっから先はみんな当たり前のように空飛びますからね。愉快な作品です。 [DVD(吹替)] 7点(2014-12-28 12:58:25)《改行有》

996.  目撃(1997) 《ネタバレ》  娯楽サスペンスとしてまさにちょうど良い感じです。少しハラハラ、少しエンタメ、少し爽快、良い匙加減です。ただクリント・イーストウッド、ジーン・ハックマン、エド・ハリスという豪華キャストから大作をイメージしてしまうと肩透かしを喰らうかもしれません。  大統領設定もいささか物足りないです。スキャンダル・犯罪の隠蔽工作を秘密裏に行う必要性はわかりますが、それにしてももう少し大統領ならではの強大な権力の行使みたいなものは見せてほしいものです。『犯人は大統領だ。』『ええ!!』で驚かすだけの材料になってしまっているのが勿体無い気がします。  ルーサーとセス・フランクは、イーストウッドとエド・ハリスの良い面が全部出ていて凄く良いです。エド・ハリスの安心感のある雰囲気は、本作の刑事役にぴったりです。  また、ルーサーがただのスーパーマンではなく、娘がウィークポイントして良い意味で効いていたのが上手いです。『罠だと知りながら、娘から呼ばれたから来た。』『人殺しはしないはずなのに、娘の命を狙う奴は関係ない。』娘への愛情を感じさせる微妙な人物設定がさすがイーストウッドです。それに、個人的に凄く良かったのが、冷蔵庫を満たす粋な演出。冷蔵庫と一緒にこちらの満足感まで満たされます。こーいった演出って、イーストウッドっぽくて大好きです。  ラストの落とし所だけはちょっと不満かも。安易に暗殺による復讐ではなく、事件を明るみにしてほしかったですね。社会的な粛清を大統領メンバーがくらうほうが、カタルシスを感じられそうです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-11-23 14:01:19)《改行有》

997.  プライベート・ライアン 《ネタバレ》  冒頭で散っていく命と、物語中盤から後半で散っていく命に対する見方が見事に変わってしまう作品です。冒頭では敵も含め、その他大勢だった兵士が、物語の終盤ではそれぞれに名前と意味を持ち始めます。そう感じ取れるようになっただけでもこの映画を観た価値があります。  『ライアン一人を救出するために、複数の命が犠牲になる。でもその複数の命にだって、それぞれに名前があり、家族があり、恋人や友人がいて人生がある。なんて理不尽なんだ!』って観る人に思ってもらうことがスピルバーグの本来の狙いだとしたら、この人ってやっぱり凄いと思います。  また、ライアンを探すという名目で各地を転戦し、各部隊の手助けをするところは、『ガンダム』を連想します。確かにメインの目的はライアンを救出することですが、その過程において、敵の拠点を破壊し、味方の部隊を手助けします。間接的に、彼らはその道中で、数多くの味方の命を救っていると言えるでしょう。もしかすると、一見理不尽に見える任務に、少しでも意味を持たせたかったのかもしれません。  ただし、味方の命を一人助けるということは、その代わりに敵の命を奪うということになります。『敵・味方』というくくりではなく、『人類』というくくりで見たときに、戦争そのものが理不尽で非生産的な無意味なものであるということは間違いありません。  アパムがドイツ兵を助けたことにより、そのドイツ兵が自分の仲間を次々と殺してしまいます。アパムは結局自らの手でそのドイツ兵の命を奪います。これが戦争の無意味さを象徴する良い例でしょう。  今作は『動』から『静』への極端な切り返しが、より臨場感を際立たせている気がします。冒頭の30分は、現実感がなくなりそうなほどの衝撃です。そこからビーチ制圧後の『静』へのシーンによって、私達観る側の人間は否応無く当事者側にひっぱられている気がするのです。この点において、この作品は他の戦争映画とは一線を画しているかもしれません。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-11-19 13:44:17)(良:3票) 《改行有》

998.  ラン・ローラ・ラン 《ネタバレ》  海外ドラマ『トゥルー・コーリング』を思い出す演出。  何か行動を大きく変えるのではなく、小さな変化で結果が大きく変わるというところがミソでしょう。  映画というよりかはゲームのリプレイを見ている感覚。今作を観て、世界には“If”があふれているものだと思いました。音楽が個人的に大変好みです。遊び心も好き。  ただ、同じフィールドで違う展開を楽しむだけの作品ですから、『飽きる』という意見は、わからなくもないです。それに、ゆっくり落ち着いて映画を観たいときには不向きな作品でもありますね。それでも娯楽作品としては◎でしょう。  少々残念だったのは、ローラの強さ・性格がブレてしまったことでしょうか。特に父親とのファースト・エピソードで完全にブレちゃいましたね。強いキャラでいきたいのであればもう少し強さを前面に押し出しても良かったのでは。  ですがそんなことよりも最も致命的なのは、父親、マニ、ローラといった主要人物に、何と言っても魅力が足りないことでしょう。いや、これがドイツではウケるのかもしれませんが、きっと私達日本人の感覚とはずれています。マニとローラは何となく応援したくはなっちゃうんですけどね。  ついでに言うと、道行く人の運命までもが大きく左右されちゃうってのはかなり強引だったかもです。その着眼点は面白いと思いますが。  ・・・ってゆーか、あんなところからやり直さずに、ローラが車で迎えに行くところからやり直せば簡単に解決できるのに・・・とか考えたらだめなんでしょうね。きっと。[DVD(字幕)] 7点(2014-11-16 00:17:19)(良:1票) 《改行有》

999.  セイント 《ネタバレ》  ラストはもの凄くあっさりなB級サスペンス。主人公の変装はいろんな人にすぐばれちゃって、とても凄腕の怪盗には見えないところが逆に良い味を出しています。  エンターテイメントに徹しているのも好印象です。わかりやすい演出、わかりやすいキャラ設定、誰が見ても普通に楽しい時間を過ごせそうです。ただそれが長所でありデメリットであるのも間違いありません。この『ノリ、軽さ』は『物足りなさ』に通じてしまう可能性大です。  もちろん根っこはシリアスなストーリーなんですが、そのシリアスさは控えめです。重く、真面目になりすぎないように配慮されている気がします。  アクション映画としては物足りなく、サスペンスとしては軽い。ラブコメはスパイス程度。とゆーわけで、複数のジャンルを軽くブレンドしているため、中途半端に感じてしまう人がいるというのもよくわかります。ただ、それぞれのジャンルが絶妙にマッチしているのも本作の魅力の一つかもしれません。  つっこみ所満載な割りに、バランスはとても良い作品ですので、個人的にはこーゆーの好きです。[DVD(字幕)] 7点(2014-11-01 02:27:09)《改行有》

1000.  ラウンダーズ 《ネタバレ》  ギャンブルならではの緊張感が伝わってくる良質のギャンブル映画。ただ、ポーカーがわかっていることが前提のストーリーですので、ポーカーのルールをまったく知らないと、この作品の面白さが半減してしまうかもしれません。せめて、ワンペア~ロイヤルストレートフラッシュまでの手の強さの順番と、その手を作るのがどれくらい難しいか、…くらいの予備知識は必要でしょうか?ただカードの引き方や、レイズの仕方、パスのルールなんかは僕も知らないものでしたので、その辺は知らなくても作品を楽しめることはできると思います。  ただ、こーゆー題材だからこそ、誰が見てもわかる工夫ってのが、もしかすると必要なのかもしれないですね。  今作では登場人物同士の力関係もまた面白いものがあります。エドワート・ノートン演じる主人公の友人ワームは、迷惑かけるだけの存在に終始してしまって、いささか残念でありました。『ワームは僕らの名前を売らずに、刑務所に入った。そのおかげで、僕は高校を卒業することができた。』ってエピソードを語らせておきながら、劇中ただ主人公を苦境に立たせるだけの役割だったのは正直不満です。せめて、主人公がラストで尻拭いをした後のワームとのもう1エピソードくらいは欲しかった。  ジョン・マルコヴィッチ演じるテディは素晴らしかったです!悪役・敵役ではありますが、外道ではないです。悪の美学を感じさせてくれます。勝負が終わってからの、『こいつはイカサマもしていない。金をやれ。』の一言はかっこよすぎます。  最後に、教授。彼の存在、彼の人生談により、『人生の目的』という大きなテーマをさりげなく提示しています。ただ、本作では主人公の置かれている状況が切羽詰りすぎているため、そんな悠長なことまで思考がまわらないのが現実です。見終わったあとは、夢を追いかける主人公への高揚感よりも、すべてが丸く収まったことに対する安堵感のほうが大きかったですね。[DVD(字幕)] 7点(2014-10-13 01:51:14)《改行有》

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