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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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1021.  モスキート・コースト 《ネタバレ》 国家というものに失望し、無駄にモノが溢れる文明社会に失望したアリーは家族を連れて未開のジャングルに移住する。そこで現地の人々と理想郷を築き上げていたはずが・・・。 皮肉にもアリーが築いた村はあたかも鎖国した国家のようであり、アリーは周囲の情報や訪問者を遮断し独裁者のようになっていく。「アメリカは核戦争でほろんだ」はそんな国家が国民に対して行う情報操作であるかのようです。 文明を批判した彼が未開のジャングルで築いたものは周りの環境とはアンバランスな巨大冷凍庫。その巨大冷蔵庫が爆発するシーンは、今に見直すと福島第一原発事故を連想してしまいました。 やがて彼らは自然の猛威にさらされ生命の危機に直面します。人間自らが発明したモノですら何かの拍子で制御不能に陥る。人間の思い上がりや過信に潜む危険性というメッセージ以外にも考えさせられることを色々と含んだ作品であり、気分良く終わる映画ではないですが、ラストのリバー演じる息子の語りに救われた思いがしました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-03-16 20:23:56)《改行有》

1022.  靴をなくした天使 《ネタバレ》 本当の英雄、ダスティン・ホフマン演じるバーニーも、偽の英雄、アンディ・ガルシア演じるババも、それぞれにダメな部分がありながらもそれぞれに人間味を感じさせる良さがありますが、ずっとバーニーが不憫で、ババ、調子に乗りすぎるんじゃねえ!と途中までは結構イライラさせられた作品。 でも、バーニーの息子への教え「世の中は嘘だらけなんだ。だからお前は好きな嘘を選んで信じればいいんだ」。テレビ局側の描写も含め、結構強烈なマスコミ批判とも受け取れますが、偽の英雄ババを信じることで励まされ救われる人もいる。味わいがあるいい台詞でした。 本作のように、実は思いがけない人物が英雄だった、というのは映画ではよくある話。でも最後にバーニーが真の英雄だと分かって世間から祭り上げられることになったら?きっと偽の英雄ババは逆に世間から血祭りに上げられてしまうでしょう。しかし本作は2人の人間性と利害関係を巧く絡めながら最後には2人とも本当に英雄にした。(最後のババー演説はちょっとクドかったけど・・・)いい脚本だったと思います。 正体を明かされることを好まないバーニーが、ごく一部の人にだけ”オフレコ“で正体を明かす。そのシーンがいずれも素敵でした。セコい犯罪を繰り返していたダメ親父バーニーが100万ドルの中からちゃっかり息子の学費を「交渉」の末キープするあたりもバーニーのキャラを最後まで崩さず良かったと思います。そんな男を演じたダスティン・ホフマンの味わいがある演技もまたいい作品です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-03-16 00:12:00)《改行有》

1023.  結婚記念日 《ネタバレ》 監督・脚本・製作マザースキーでウディ・アレンは俳優に専任の異色作です。 いつもの自虐ネタやユダヤネタは無いけど(アレンさん、アドリブで入れたくてウズウズしたんじゃないかな?)ノリは完全にいつものアレン映画でしたね。 冒頭、結婚記念日の朝。互いにそれぞれの仕事で成功し幸せな仲睦まじい夫婦。朝からセックス、一緒にお風呂。仲睦まじいのは結構ですが、ウディ・アレンとベット・ミドラーのこんなシーン、別に見たくも無かったりして。 記念日のパーティの買い出しに来たショッピングモールでアレンが浮気の告白をしたものだからさあ大変。中盤以降は2人が延々と揉めまくります。いつも通り喋りまくるアレン。でも、ベット・ミドラーがそんなのに負ける訳が無い。アレンのしゃべくりが全開ならミドラーも濃い存在感全開。 この2人が夫婦役、さすがに面白かったし、クリスマスムードのショッピングモールの雰囲気も楽しかったです。ほとんど2人芝居の作品で、この調子で喋り続けてくれるので最後はちょっと疲れましたが・・・。 ニーノ・ロータの挿入曲、これはマザースキーからフェリーニを敬愛するアレンへの粋な計らいだったのでしょうか。そう言えばロス在住のウディ・アレンというのも珍しい作品でしたね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-03-13 21:41:09)《改行有》

1024.  私がウォシャウスキー 91年の作品ですが音楽も作品の雰囲気も、もっと古い作品のような感じがしましたね。キャスリーン・ターナーはこんな強い役も似合うので良かったのですが。ボートでの追いかけっこなどは良かったので、クルマや電車などを使ったりしながら、もっとシカゴの街を広く使ったアクションを入れても良かったかもしれません。シカゴの象徴として度々登場する、長年優勝から遠ざかっている伝統ある球団シカゴ・カブス。メジャーリーグ好きにとっては、「カブスの優勝を見てから死にたいよ」「それじゃ永久に死ねないぞ」など、シカゴ市民の微妙なカブス愛が感じられて面白かったですね。[CS・衛星(字幕)] 3点(2013-03-10 14:03:45)

1025.  ライフ ―いのちをつなぐ物語― 水中に暮らす者たちも、地上で暮らす者たちも、樹上や大空に生きる者たちも、アリのような小さな生き物も、クジラのような大きな生き物も、食料を得て子孫を残すためそれぞれが勇敢で知性にあふれ、そして優しい。ダニエル・クレイグの淡々とした語りで次々に登場する生き物たちの懸命の営みを淡々と追うドキュメンタリー。 とても多くの種類の生き物が次々に登場するので、1つ1つの生き物の物語がごく短くなってしまっていますが、特に昆虫などの小さな生き物には面白い映像が多い。 こうした動物ドキュメンタリーには圧倒的なスケールの迫力ある映像が売りの作品もありますが、そんな作品と比較すると本作は小ぢんまりと淡々としています。しかし映像の迫力などでのアピールではなく、生き物たちの目線で等身大の彼らの営みを見ることが出来るドキュメンタリーです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-03-08 22:17:36)《改行有》

1026.  世界にひとつのプレイブック 《ネタバレ》 それぞれに結婚歴がある、心に傷を抱える男と女。人生の辛い一時期を生きるこの2が人生を再生すべく奮闘する様を描くラブストーリー。 人間の強さもちょっぴりダメなところも含めて両親や兄といった彼らの周りにいる登場人物が気持ちをぶつけ合う人間模様は、ラッセル監督の前作「ザ・ファイター」と共通する部分を感じますが、この監督さんのこういう人間の描き方、好きです。 危うさを感じさせながらも今を懸命に生きる2人を演じるローレンスとクーパーの好演は勿論のこと、「ザ・ファイター」でも本作でも主要キャストにオスカーをもたらしたラッセル監督の確かな手腕を感じます。 ラストのダンス大会は、居並ぶプロのダンサーのような出演者たちと比較するとちょっと不安げな2人と、2人を見つめる家族。その姿は同じく問題を抱える家族の奮闘記である「リトル・ミス・サンシャイン」のコンテストにも似てちょっと心配な気持ちにもなりましたが、「5点で何であんなに喜ぶんだ?」というユーモアも交え、その後の展開もベタですが気持ちのいいハッピーエンドでした。[映画館(字幕)] 8点(2013-03-06 17:22:28)《改行有》

1027.  イントゥ ザ ブルー カリブの海の美しい映像が印象に残る海洋アドベンチャー・サスペンス。そして何と言ってもジェシカが可愛くて魅力的!まあ、本作はそれで良しの映画なのかな。 でも麻薬がらみのサスペンスが強くなりすぎてしまって、宝探しのワクワク感があまり無かったですね。2時間近い上映時間ですが、90分程度で良かったのではないかと思います。 終盤のサメとの絡みは「ジョーズ」を彷彿とさせますが、ボンベ爆発のラストも、「ジョーズ」のロイ・シャイダーの最後の一撃を思い出してしまいました。[CS・衛星(字幕)] 4点(2013-03-05 21:35:29)(良:2票) 《改行有》

1028.  誘惑のアフロディーテ アフロディーテとは、「愛と美と性を司るギリシャ神話の女神」であり最高の美神であるとのこと。つまり本作はアレン流のギリシャ神話の現代風リメイク?といったところでしょうか。 挿入される作品の語り部のような存在であるギリシャ神話の神々はアレン以外の登場人物とほとんど絡むことは無く、作品の中では微妙な存在のような気もしますが、彼らの存在が作品を分かりやすくしてくれたのでしょう。 いつもの自虐的で神経質な皮肉屋アレンは抑え気味で物足りなさも感じますが、アレンの優しさが感じられる作品でした。それでも、互いの実の子と対面するラストと、「人生とは皮肉なもの。奇想天外で悲しくて素晴らしい。」という本作の最後の台詞にはやはりアレンらしさが出ていましたね。[DVD(字幕)] 6点(2013-03-03 15:12:12)《改行有》

1029.  小さな村の小さなダンサー 《ネタバレ》 原題からも分かりますが、文化大革命の時代の中国を題材にした映画。 この時代を取り上げた中国映画は少なくないですが、本作は海外で製作された映画という点で異色の存在です。フランスで製作された文革の時代の中国を描いた「小さな中国のお針子」も同様ですが、本作は意外にも文革の時代はさらりと通過していく。 しかしそんな中にも江青が登場し、芸術が文革のプロパガンダに利用され、純粋にバレエの素晴らしさを訴える主人公の青年の恩師が反革命分子に指定されていくあたりはリアルに描かれています。 北京のバレエの学校では同級生から常に一歩遅れていた彼が遂にアメリカ留学を果たす。そこで言論や表現の自由というものを知り、苦難の末に成功を掴むまでを描いた映画としても良かったし、素晴らしいバレエシーンの数々も見応えがありました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-03-03 00:09:47)《改行有》

1030.  ブルーバレンタイン 《ネタバレ》 ある男と女が出会い愛が芽生え結婚に至る過去と、その結婚生活に行き詰る今を同時進行で描く。特に今のパートに関しては切ないというか、見ているのが辛い映画です。 2人それぞれに楽しかった日々を思い出すかのように、「今」の合間に挿入される幸せそうな過去の2人。揺れる手持ちカメラの映像の中の過去の2人は不安定でもありますが、若さや躍動感が伝わってきます。それだけに今の疲れたような2人との対比が痛々しく辛い。 結局は2人が別れるまでを見せる作品ですが、映画だからこそ、愛する娘と共にもう一度再生の過程を歩み始める2人の姿で終わってほしかった気もします。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-03-01 21:22:29)(良:1票) 《改行有》

1031.  チャイニーズ・ボックス 《ネタバレ》 故郷である香港を離れアメリカを拠点とするウェイン・ワン監督による、中国返還に揺れる故郷香港を舞台にしたロマンス。 作品の始まりは1996年新年早々。そこで主人公のイギリス人ジャーナリストは白血病で余命半年の宣告を受ける。その半年後とは中国への返還の時期と重なる。 そのイギリス人の男の前に現れた、中国から渡ってきた女と香港の女。そしてもう1人、香港の実業家の男。香港の人々が中国返還が目前となり、人生の選択を迫られる時期を舞台にしたロマンス。 これは返還に絡む当事国、という関係なんだと思いますが、それぞれの関係のドラマが弱く、登場人物にも魅力が感じられませんでした。 冒頭の新年を祝うパーティーに「中国返還によって人権や自由が奪われることに抗議する!」と突然乱入してくる香港の若者。唐突にこんなシーンを挿入するあたりにウェイン・ワンの故郷の中国返還への複雑な思いを垣間見たような気がします。[CS・衛星(字幕)] 4点(2013-02-23 21:05:12)《改行有》

1032.  メイド・イン・アメリカ(1993) 《ネタバレ》 ウーピー主演のコメディですが、その中に人工授精のことや「黒人と白人」などの難しいテーマを陽気に描いて見せた、アメリカ映画らしい良さを感じる作品です。 テッド・ダンソンも好演でした。最初登場した時はとんでもない男かと思いましたが、娘の幼い頃の写真やエピソードに触れたりしながら、少しずつ父であり夫のようになっていく過程もとても自然で良かったです。特に娘に世界地図をプレゼントし、その余白に添えたメッセージが素敵でした。 このシーンあたりを境に騒動勃発でドタバタの前半から登場人物が落ち着きを取り戻し、ハートウォーミングなコメディへのシフトチェンジもなされ、笑いあり感動ありの作品に巧く仕立て上げられています。 やはりウーピーのコメディは楽しくっていいですね。「天使にラブソングを」などもそうですが、この人には鑑賞後に見た人を元気づけてくれる独特のパワーがありますね。[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-02-21 21:05:35)(良:1票) 《改行有》

1033.  イシュタール サイモン&ガーファンクルに憧れる、売れない(そして売れる訳がない)2人組男性デュオがモロッコで騒動を巻き起こすという、グダグダ2人組を主人公にしたグダグダムービー。 しかし、やたらと豪華なキャストに、撮影ストラーロ、音楽グルーシンとスタッフの方も豪華な作品。モロッコを舞台に陰謀とは全く無関係な善良なアメリカ市民が陰謀に巻き込まれる。ちょっとだけ、ほんのちょっとだけヒッチコックの「知りすぎていた男」を思い出したりもして。本作もユルユルですがちょっとだけサスペンス的要素もある微妙な空気漂うバカコメディ。 ダスティン・ホフマンもウォーレン・ベイティも何だかとても楽しそうでしたね。作品としての出来は良くないと思いますが、何か憎めないものがある作品です。[ビデオ(字幕)] 5点(2013-02-19 21:56:33)《改行有》

1034.  ノッティングヒルの恋人 小さな本屋を営むごく普通の男とハリウッドスターの恋。おとぎ話のようでもありますが、その中にあるリアルさや笑いとのブレンド具合が素晴らしい作品です。テーマ曲“She”も見事なまでに本作の世界を歌っています。 ヒュー・グラントのいい味が出まくりです。今回は小さな本屋を営むありふれた男を演じていますが、元々が2枚目俳優であり、ありふれた男の空気を出しながらもハリウッドスターと恋に落ちていく空気も実に自然。 彼の周りにいる善良で愛すべき人々の存在も効いています。お笑い担当のスパイクには良く笑わせてもらったし、(特にパンツ一丁で殺到するマスコミの前でポーズをとるシーンなんて最高ですよ!)ヒューと彼との掛け合いも楽しかった。誰もが憧れる富と名声を得たスクリーンに映るハリウッドスター。その一方で登場する、苦労も抱えていますが支え合って生きている友人夫婦の存在も幸せというものを感じさせてくれるいい存在でした。 映画ファンにとっては思わずニッコリさせられるような映画小ネタも作品の邪魔をせず楽しませてくれます。例えば本屋の店員の男が、「ゴースト」が良かったと言い、ジュリア(本作ではアナ・スコットという女優ですが)とデミ・ムーアを間違えてパトリック・スウェイジの事を聞くくだりとか可笑しかったですね。 アン王女の「ローマの休日」をハリウッドスター、アナの「ロンドンの休日」にしたような、映画史に残る不朽の名作へのオマージュ。[DVD(字幕)] 9点(2013-02-16 17:45:15)《改行有》

1035.  聖バレンタインの虐殺/マシンガン・シティ アメリカ犯罪史に残る、禁酒法の時代のシカゴで起こった“聖バレンタインデーの虐殺”をドキュメンタリータッチで再現したなかなかの力作。 映画としては話の筋や、新しい登場人物が登場するたびにその経歴・性格などをナレーションで解説するのは微妙なところ。 しかし敵味方、多数のギャングスターが登場する本作のようなマフィア・ギャング映画では、それも登場人物を整理して見ることが出来るので良かったのかもしれません。また、ジェイソン・ロバーズのアル・カポネはちょっとスマートすぎたでしょうか。 それでもカポネvsモラン、双方の視点をバランスよく配し、聖バレンタインデーの虐殺に至るまでのシカゴでのカポネvsモランの抗争を描いた見応えのある作品でした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-02-15 15:10:24)《改行有》

1036.  リクルート 《ネタバレ》 どこまでがテストでどこからがガチなのか?本作の思惑通り二転三転する展開には確かに引っ掛けられました。パチーノをはじめとするキャストも良し。そういう意味では面白く見ることが出来た作品です。 何が本当で誰が本当の悪なのか?最後の大どんでん返しにいやでも期待が高まるという作品ですが、最後にパチーノがいつもの熱演演説で説明してくれる真相よりも、レイラの二重スパイなど途中の展開の方が騙されたという印象の方が強いです。 本作のパチーノ、演技は少し抑え気味でしたが、胡散臭さ、怪しさのある濃いオーラが出過ぎだったでしょうか。老けたなあ・・・。とも感じましたが、その枯れ具合も哀愁漂うラストの散り際とうまく相まっていました。[DVD(字幕)] 6点(2013-02-14 22:17:06)(良:1票) 《改行有》

1037.  人生、ブラボー! 難しいテーマをうまく泣き笑いのあるコメディに仕上げた作品でした。 まず、ダサくて不器用、でも愛すべき主人公のダヴィッドのキャラクターをうまく創り上げたし、演じる俳優さんの風貌も絶妙。 一方彼の“子どもたち”のキャラクターや、子どもたちと彼との絡みは物足りない部分もあります。しかしそれでも笑いドコロも十分だし、最後はやっぱり家族っていいもんだなあ・・・とホロリとさせてくれる。ちょっと変わったアプローチで家族の絆を描いた人情喜劇であり人生賛歌でした。[映画館(字幕)] 6点(2013-02-13 19:50:40)《改行有》

1038.  男はつらいよ 寅次郎心の旅路 第15作「相合い傘」の兵頭、第34作「真実一路」の富永、本作の坂口。みんな競争社会に疲れ果てた一流企業のサラリーマン。みんな寅さんと出会ってもう一度人生を立て直していく男たちです。そんな男たちと絡む寅さん。やはり味がありますねえ・・・。 僕は今出張が多くて、(同じサラリーマンでも彼らのように疲れ果てるほど仕事するサラリーマンじゃないですが)夜は出張先で1人酒を飲むことも多いのですが、カウンターの奥にふと目をやると寅さんが居てくれないかなあ・・・。なんて思うことが今でもありますよ。 本作もウィーンに旅立つまでは寅さんとそんな男とのひと時は面白かったのですが、ウィーン以降は3度目の登場、竹下景子さん演じる久美子と寅さんと、坂口に接点が無くドラマとしての面白さも少ないです。 日本人観光客の一行のバスに乗り込んだ時、そこでいつもの名調子で観光客相手に笑わせてくれる寅さんが見たいなあ・・・。とか思ったりもして。でも、ウィーンを去る空港で久美子のウィーンの恋人に「おい!外国人の青年!」と語りかける姿はどこに行ってもやっぱり寅さんは寅さんだなあと嬉しくなったのでした。[DVD(邦画)] 5点(2013-02-13 19:42:05)《改行有》

1039.  ダニエラという女 これもラブコメ、ということになるのでしょうか。 冴えない中年サラリーマンと美女が出会う。最初、2人をつなぐものは金、という関係から始まりながらも最後は純愛を感じたりもする。 微妙なコメディタッチで一風変わったテイストのロマンス。モニカ・ベルッチの美しさがあればこその作品。 モニカ・ベルッチはどうも演じる役柄に恵まれていない気がしますが、これも彼女が美しすぎるからなのでしょうか・・・。[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-02-09 23:03:34)《改行有》

1040.  TIME/タイム 「時は金なり」という諺を思い出す世界観。近未来を舞台にした、金の代わりに時間が全てを支配する世の中のお話。本作の時間をお金に置き換え直すと、そのまま本作の世界と同じく格差が広がり続ける現代社会、ということでしょうか。 非常に面白くなりそうなテーマであり序盤の展開でしたが、主人公の2人が罪を重ねながら逃避行を続ける中盤以降はかなりツッコミ所だらけの展開に。2人を追う警察が少々間抜け。(特に最後は自分の残り時間は把握しておきましょう。)そんな追われる者と追う者の関係は近未来を舞台にしたニューシネマのようでもありますが・・・。 富裕層のゾーンはこんな感じなのでしょうが、スラムに関しては、残り1日という人であふれている割には街の雰囲気は以外に普通。もう少し殺伐としていて切羽詰った雰囲気が必要だったと思います。この世界を管理・支配する体制もよく分からず。作品のテンポは良くそれなりに飽きずに見ることが出来るだけに惜しい作品です。[DVD(字幕)] 5点(2013-02-06 22:38:53)(良:1票) 《改行有》

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