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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2774
性別 女性
年齢 61歳
自己紹介 映画は生きる糧のひとつであり、心の拠り所のひとつ。

さらに、
笑わされ、叱咤され、癒され、
映画は掛け替えのない友でもあります。

当サイトに於いて21年目を迎えさせていただきました。
管理人様のご尽力、作品とレビュー多くの出会いに只々感謝です。

今後ともお付き合いの程、宜しくお願い致します。



                                    

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1061.  有頂天時代 狡っ辛いポップへの拒否反応と、強引なストーリー運びに白けてしまいます。華麗なダンスのお陰でリタイアは免れました。[DVD(字幕)] 6点(2021-03-04 16:30:58)

1062.  ラベンダー・ヒル・モブ オードリー・ヘプバーンにそっくりだと思ったらご本人でした。アレック・ギネスは彼女のスター性を感じ取っていたそうです。そのアレック・ギネスですが、ラストまでニコルソン大佐の面影を見いだせませんでした。(泣)ロバート・ショウは再見で発見。(嬉) アカデミー脚本賞が納得出来る飄々とした犯罪もので大オチまで見応え充分、大いに楽しめました。 傑作「カインド・ハート」を生み出したイーリングスタジオ作品に相応しい逸品です。[DVD(字幕)] 7点(2021-03-04 01:56:27)《改行有》

1063.  風をつかまえた少年 《ネタバレ》 最貧国を襲った大干魃。武装による殺し合いが無いのが救いと言えば救いですが、追い詰められてゆく様子は怖いものがありました。無い無いづくしの中で風力発電で井戸水を畑に供給する事を実現させたというのが僅か20年前の実話だというのが信じられません。水が出た瞬間のキウェテル・イジョフォーに泣かされました。 比べてというのではなく、自分の置かれた状況を嘆くだけ、拗ねるだけ、では状況は同じままですよ。というのを実感させられた秀作です。[インターネット(字幕)] 8点(2021-03-03 01:45:38)《改行有》

1064.  黄金の馬車 女一人男三人四角関係がカラリと描かれていて楽しく鑑賞できました。カミーラは大らかではあるもののあまり魅力を感じられませんでした。[インターネット(字幕)] 6点(2021-02-28 20:16:51)

1065.  夜の来訪者(2015)<TVM> 原作未読。1912年英国。紡績?工場社長バーリング一家幸せ絶頂とも言える晩餐会での一家と訪れた警部の会話劇。自殺女性に全員が関わっている事を順々に追求する警部に途中から違和感が。女性の親族なのではとの見当は・・・ ミランダ・リチャードソンを筆頭に一家&婚約者の乙に澄ました偽善者ぶりはこれぞブリカス(ごめんなさい)と言えるもの。ただ、悲劇のヒロインも下の階級なりのしなやかさやしたたかさに欠けていてイマイチ支持できない人物でした。 大オチまで片時も目の離せない秀作です。[インターネット(字幕)] 8点(2021-02-28 19:35:31)(良:1票) 《改行有》

1066.  恐怖の報酬【オリジナル完全版】 《ネタバレ》 2018年11月24日劇場鑑賞 1953年版鑑賞済。2018年11月にデジタルリマスター化したオリジナル完全版(監督に無断でカットした短縮版上映から40年後の本邦初公開)上映という事で駆けつけました。冒頭からエンディングまで「映画を作る狂人」ウィリアム・フリードキンの一ミリの妥協も許さないかのような気迫に圧倒されます。非道の殺し屋、外道のテロリスト、邪道の投資家、極道のギャング、4人それぞれの本国では生きてゆけなくなり肥溜めのような地に流れ着く過程を丹念に描く事で、圧巻だった300万ドルつぎ込んだという吊り橋シーンに於ける、地べた這いずり回る毎日から何としても抜け出したいという思いが浮き彫りにされます。罪に対する罰が与えられた結末はやるせないものの、やらずに後悔するよりはやって後悔したほうがマシなのだと思わされます。40年かけて復活させたフリードキンに祝辞を贈りたい傑作。[映画館(字幕)] 9点(2021-02-28 01:58:21)《改行有》

1067.  透明人間(1933) 《ネタバレ》 クロード・レインズ映画初出演にして主演作。透明人間なので殆ど声優さん状態ですが、根は善良で恋人想いの科学者が薬の作用で狂って極悪非道な殺人鬼になってゆく様を迫力満点に表現しており、ケンプ殺害シーンは鬼気迫るものでした。リアルタイムで観た人は腰を抜かしたかもしれない数々の映像は怖さとユーモアが入り混じる今観ても遜色ないものです。年貢の納め時となった雪上の足跡や遂に素顔(男前!!)を晒す際の見せ方のセンスには感嘆しました。短い尺でありながら見応え満点の傑作です。[インターネット(字幕)] 9点(2021-02-28 01:33:16)

1068.  価値ある男 三船敏郎海外初進出メキシコ映画は掘り出し物珍品にして傑作でありました。妻子がありながら真面目に働くという概念が無い飲んだくれで粗野な最低男というキャラを引き受けると共にメキシコ人として何の違和感も無い熱演ぶりが凄い(喝采) 「価値」の中身を際立たせた起承転結も見事でした。[DVD(字幕)] 8点(2021-02-27 19:50:25)《改行有》

1069.  情熱の航路 幼少期から母親の歪んだ価値観を押しつけられて自己否定で精神を病むオールドミス(ベティ・デイヴィス)が精神科医(クロード・レインズ)の療養所での治療を受けて回復し、航海で妻子持ちの男性(ポール・ヘンリード)に出会う。までは興味深かったのですが、結末までの無理筋な展開に醒めてしまいました。希少価値の高いベティ・デイヴィスの毛虫眉毛が凄いインパクト。クロード・レインズ陰り無き善い人ぶりは物足りなく残念です。2007年に米国フィルム保存委員会により永久に保存されるべき映画に指定されたという事ですが、素直に同意出来ない作品でした。[DVD(字幕)] 6点(2021-02-27 19:36:22)

1070.  ポルトガル、夏の終わり シントラの街並みの美しさには目をみはるものがあります。有名どころが揃っていながら抑揚無い退屈な作品でした。[DVD(字幕)] 4点(2021-02-26 23:57:01)

1071.  幸せへのまわり道(2019) wikiでのフレッド・ロジャースにトム・ハンクスの役作りの確かさを見ました。名優流石の仕事ぶりであります。取材に来た記者を逆にカウンセリングする物語は良いハナシではあるものの、むず痒いものがありました。自分がすさんでいるのかもしれません・・・・[DVD(字幕)] 6点(2021-02-25 00:18:21)

1072.  ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密 遺産を巡る一族のいがみ合いは生々しく、謎解きはベタ過ぎず突飛過ぎず、最後まで集中して鑑賞できました。 クリストファー・プラマー90歳はいつも通り矍鑠として貫禄の存在感。 100歳超えても現役可能と思っていたのが、家での転倒で亡くなられたのが残念でなりません。「70歳を過ぎてからいい脚本が回ってくるようになった」と語る通り生涯現役を貫いたお姿に励まされるものがあります。[DVD(字幕)] 7点(2021-02-24 16:39:40)《改行有》

1073.  関の彌太ッぺ(1963) 「ラ・スクムーン」のジャン・ポール・ベルモントが重なるラストショットでの男気漂う中村錦之助に鳥肌。この人特有の目力と台詞回しはこれぞ千両役者。[DVD(邦画)] 7点(2021-02-24 07:13:28)

1074.  ドリアン・グレイの肖像(1945) 1972年版鑑賞済で展開は織り込み済み。全編に亘って細部まで作り込まれた端正なモノクロ画面に見惚れました。初めて目にするハード・ハットフィールドの無機質な美しさが忘れ難い。ジョージ・サンダースはナイスキャスティング。持ち味である天下一品の嫌らしさを本作でも発揮しておりました。「顔は自ら作り上げるもの」が思い浮かんだ印象深い逸品。[DVD(字幕)] 8点(2021-02-23 01:09:54)(良:1票)

1075.  異国の出来事 「山河遥かなり」「ドイツ零年」同様に戦後廃墟と化したベルリンを舞台とする三角関係ロマンティック・コメディ。巨匠の何時もながらの隅々まで洒落た脚本と小物使い技で、戦禍の無情さと小粋な心地よさの塩梅が絶妙。ジーン・アーサー48歳、マレーネ・ディートリッヒ47歳、共に持ち味発揮の横綱対決、ジョン・ランドの行司振りも印象的です。野暮を承知で自らが破壊しておいて風紀云々というのが不快であります。[DVD(字幕)] 8点(2021-02-22 16:54:11)

1076.  スタンレー探検記 《ネタバレ》 新聞記者スタンレーが実在人物とは知りませんでした。当時暗黒大陸と呼ばれたアフリカへリヴィングストン博士を探す旅は、スペンサー・トレイシーでなくてもいいと思える退屈さがありました。しかし、遂に対面叶ってからエンドマークまではあっという間で、彼とセドリック・ハードウィックの沁みる演技に釘付けに。ナンシー・ケリーへの想いを断ち切って博士の遺志を引き継ぐラストは深い余韻を残します。名匠の良作です。[DVD(字幕)] 7点(2021-02-21 17:52:10)

1077.  おかしなおかしなおかしな世界 口八丁手八丁な著名コメディアン軍団(ミッキー・ルーニー、ピーター・フォークしか分からず:泣)のMIPはエセル・マーマンで、目立ってナンボじゃいの心意気を感じるド迫力に釘付けに。身体に隠し持ったキーを男二人がかりで取り上げられるあられもない姿は飲んでいたコーヒーを吹いてしまった大爆笑シーンでありました。スペンサー・トレイシーはそんな喧噪の中にあって立っているだけで絵になる別格な存在感だったので逃走劇は残念な姿でした。華やかな最期を遂げる若しくは美味しいところを全てさらっていく姿を見たかったものです。特筆ものの手に汗握るカースタント&飛行スタントにスタンディングオベーション。興行的に大成功を収めたというドタバタコメディ超大作はあまり長さを感じる事無く大いに楽しませてもらえました。 バスター・キートンは何処に? やっとこさ見つけたワンシーン台詞一言68歳のお姿は哀しいものがありました。[DVD(字幕)] 8点(2021-02-20 21:29:00)(良:1票) 《改行有》

1078.  クリムゾン・タイド 艦長と副長の主導権争いも双方が徒党を組んで武装するに至ってバカらしくなってしまいました。二人の最終的な処分のご都合主義全開さがバカらしさのとどめです。テロップの核発射権限は大統領が持つというのに、「そりゃ、こんな体たらくで、地獄絵巻に引きずり込まれたら泣くに泣けんよね」と思わされたところに点数の全て。野暮な事を言いますが、艦内に連れ込んだ犬にオシッコさせてる&艦内でタバコスパスパの演出にも萎えてしまいます。ハンス・ジマーの勇壮な音楽も浮いてしまっている残念な力作です。[DVD(字幕)] 4点(2021-02-15 15:55:01)

1079.  コンドル(1939) オープニングクレジットのリチャード・バーセルメスに一時停止して確認。「散り行く花」「東への道」での貴公子出演に大歓喜。待ちわびた登場シーンがリタ・ヘイワースも一緒で血圧急上昇。過去の消えない過ちを背負って生き続けるという寡黙な役どころで渋みはあるのですが、心情の希薄さを感じる台詞回しはトーキーに向かず早くに引退という事が納得できるものでした。彼の因縁の相手を演ずるトーマス・ミッチェルが毎度の事ながら、主役以上の存在感で作品を味わい深いものにしています。ジーン・アーサーとリタ・ヘイワースは華を添える程度で居なくてもいいような浅い人物像でした。苦手なケイリー・グラントに初めて惚れ惚れした描かれる男たちの絆の深さに胸熱になった良作です。[インターネット(字幕)] 8点(2021-02-15 01:35:15)

1080.  殺人魚獣 ヘビッシュ<TVM> テリー・ゴディ、スティーブ・ウィリアムスの殺人魚雷コンビ&いかりや長介さんの「オイッス~」が浮かんだ邦題(+5点)に釣られての鑑賞。雷魚の小汚い(ゴメン)造形とワンパターンな襲撃模様を補おうとして盛り込んだ200年前の呪い話は全くの蛇足で、家族愛話(とりわけお父さん)も見ていて恥ずかしくなる代物。想像通りの展開結末を半笑いで楽しめました。ただ、ラスボス(大きいだけ)の最期の華の無さはいけません。[DVD(字幕)] 5点(2021-02-11 18:50:42)

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