みんなのシネマレビュー |
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1061. チート 日本人俳優早川雪洲が出演している古い映画で、彼の役どころはインドの貴族。 主な登場人物は夫と妻、妻に横恋慕する男の三人だけで、お話はどこにでもある男と女の事件簿。 早川雪洲は目つきが非常に鋭く、なんとも不気味な雰囲気で存在感は抜群。 手前みそということもあるんだろうけど、ほとんど主役のように見えた。 いつか本当の意味での、日本人が主役のハリウッド映画も観てみたいものだ。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-26 11:04:54)《改行有》 1062. 沈まぬ太陽 大長編が原作の映画化作品。 これはひどいというハショリはなく、意外にまとまっているなとは思ったんだけど、 やっぱりどうしてもじっくりと観たいというシーンは結構出てくる。 演出は映画というより、テレビのスペシャル版にやや近いぐらいの雰囲気かな。 某航空会社の協力が得られなかったということで、寂しいなぁというシーンの映像も。 今のこの時代に描かれた企業戦士の姿は、若い人たちが見てもピンとこないかもね。 何か別の世界のお話を覗き見ているような感じで、不思議な感覚を覚えてしまった。[DVD(邦画)] 4点(2011-08-25 11:11:39)《改行有》 1063. 接吻 (2006) 実際に起きた事件をモデルにしているようだね。 切り口は面白いと思ったのだが、後半からの展開がつまらない。 まあこういった変人たちのお話を、誰もが納得するように回収すること自体困難だとは思うけど、 誰を中心に何を描きたかったのか、よくわからなかった。ラストはちょっと陳腐すぎ。 このシーンてどこかで見た覚えがあるし、とてもあり得ない。[DVD(邦画)] 4点(2011-08-25 10:45:40)《改行有》 1064. 冬の華 任侠路線の健さんイメージを壊さずに製作されたドラマ。 池上季実子扮する娘とのエピソードで、お話に厚みを持たせてはいるんだけど、 それはあくまで健さんのキャラを際立たせるための小道具代わりで、 一本のストーリー映画として見た場合、しっかり回収できているとは言えない。 やっぱり健さんのカッコ良さを観るための映画。それにしても、健さんは冬がよく似合う。 たまにはアロハシャツを着た健さんが見たい。[DVD(邦画)] 4点(2011-08-25 10:16:25)《改行有》 1065. モンキーフィスト/猿拳 ユン・ピョウの主演デビュー作らしい。 サモが監督・共演ということで、内容はコミカル形式の懐かしいカンフー映画。 二人とも若いせいか、動きが素早い。特にユンはまるで軽業師的なアクションを見せてくれる。 猿拳て、実際にあったかなぁ。ちょっとバカバカしいシーンもあるけど、 まあ普通に楽しませてくれた映画だった。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-24 21:07:05)《改行有》 1066. ディア・ドクター 主役がタレントさんでも、演技がうまくて役柄に合ってれば別に構わないのだが、 彼はバラエティ・タレントとしてのイメージが強すぎて、やっぱり微妙といえば微妙。 お話は、ブラック・ジャックの「古和医院」というエピソードに似ているね。 あちらは前向きなラストも含め、うまくまとまっていて、とても好きなお話なんだけど、 ストーリー全般において、2時間越えの映画が20頁余りの読切漫画より劣っていたのでは、 さすがに物足りなさを感じてしまう。主役の描写はあくまでぼんやりと、 周りの視点から徐々に彼のキャラを浮き彫りにさせていく手法は、 途中で飽きさせない工夫がされていて面白いんだけど、鶴瓶側の心情描写がほとんどないので、 ドラマとしての内容が薄く、ラストも鶴瓶のキャラに頼りすぎという印象を持ってしまった。 彼を知らない外国の人が鑑賞した場合、果たしてこの映画を理解できるのかな? ベタベタな人情劇を見せられるよりは、全然良かったけどね。[DVD(邦画)] 4点(2011-08-24 14:09:41)《改行有》 1067. ターミネーター4 新シリーズ3部作の第1弾ということで、シナリオを懸命に考えたという熱意は伝わってきて、 映画の出来自体もそんなに悪くないとは思うんだけど、あまりにも時間が経ちすぎたことと、 近未来が舞台ということで、序盤は中々物語に入っていけなかった。 1作目の設定をずっと引っ張ってるんで、当然のことながらお話は広がらず、 でがらしでおいしいお茶を何とか入れようといった印象を受けてしまう。 新ターミネーターの存在意義も薄かった。一応納得できる説明はあるんだけど・・・。 シリーズものは過去の作品とどうしても比較されてしまうんで、ツラいですな。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-24 11:41:24)(良:1票) 《改行有》 1068. ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー ハイスクール・ミュージカルの劇場版。 お馴染みのメンバーが、画面狭しと元気一杯に歌って踊ってます。 高校生活も終わりということで、進路や恋に苦悩しながら・・・というストーリーだけど、 正直お話のほうはあまり面白くない。音楽のほうも今イチ。 全体的には「2」よりはましだったが、やはり「1」には及ばなかった。 出演者たちは、相変わらず爽やかでよい。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-24 10:51:25)《改行有》 1069. つみきのいえ アイデアが素晴らしく、ストーリー性もうまく組み込んでいる短編アニメーション。 絵は外国のアニメーションに近く、主人公の切ない気持がよく伝わり、じーんとさせてくれる。 キャラ自体に特別個性は感じられないけど、そこに力を入れても、 短い時間では逆にテーマが伝わりづらくなるので、やっぱりこれでいいんだろうな。 環境問題をさりげなく表現している所もいい。旨味を凝縮させたような作りになっているので、 一度鑑賞しておいても損はないと思う。このレベルでの長編物も観てみたい。[インターネット(字幕)] 4点(2011-08-24 10:10:22)《改行有》 1070. 転校生-さよならあなた- 大林監督自ら手がけたリメイク版。 後半から終盤にかけてのストーリーがオリジナルと変わっていて、 これはこれでいいとは思うんだが、前半の雰囲気とちょっと変わりすぎの感があり、 演出もちょっと派手かな。切なさは、何とか伝わってくるんだけどね。 このお話の展開なら、思い切ってラストも変えてほしかった。 やっぱりどうしてもオリジナルと比べちゃうんで、キャスティング、演出、映像、音楽、 すべてにおいて前作を上回ってないと、リメイクものは辛いっス。[DVD(邦画)] 4点(2011-08-24 09:01:37)《改行有》 1071. 椿三十郎(2007) 黒澤監督のリメイク版。内容はほぼ同じなので、 ストーリー自体はつまらないわけがないのだが、キャスティングが笑える。 冒頭から登場の若手侍九人衆は、まるで中学生か高校生みたいで、この時点で爆笑。 それに輪をかけて酷かったのが主演の織田君。役者としての魅力を感じないのは致命的だが、 公開当時、彼は確か「役作りができなくなるので、オリジナルは観なかった」 と、どこかの雑誌で読んだ記憶がある。ところが実際の彼の演技は、もろ三船のモノマネ。 まあトウのいった俳優なら、このあたりの黒澤作品は過去に当然鑑賞しているはずで、 その際のイメージが抜けなかったんだろうね。演出は可もなく不可もなくだが、 ラストの見せ場はスローモーションを使ってガッカリ。ひと言でいえば、かくし芸大会の寸劇。 ストーリーはしっかりしてるんで、織田君のファンなら楽しめるのでは?[地上波(邦画)] 4点(2011-08-24 08:54:12)《改行有》 1072. 武士の一分 後半からラストにかけての展開は出来過ぎだが、 「武士の一分」というタイトル内容から逸れることなく、お話は小綺麗にまとまっていた。 キムタクの演技に関しては、何とかそつなくこなしているものの、 心情表現のシーンになるとやはり力量不足で、それは妻役のヒロインも同じ。 ラストはもっとグッとくる見せ場のはずなのだが、あっけらかんと終わってしまった。 単純明快でわかりやすいので、時代劇の苦手な人でも違和感なく鑑賞できると思う。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-23 19:12:12)《改行有》 1073. 犬神家の一族(2006) 明らかにパワーダウン。リメイクする意味がまったくわからない。 金田一役の石坂浩二は歳喰っちゃったし、横溝作品特有のおどろおどろしさも今ひとつ、 前作と同じような演出シーンが非常に多い。でも面白いことは面白いけどね。 もちろん、オリジナル未見の人なら十分楽しめる作品。[DVD(邦画)] 4点(2011-08-23 19:06:06)《改行有》 1074. フライトプラン ちょっと演出が悪いよね。冒頭のヒロインのキャラ設定は、何のために用意したのか。 鑑賞者を(彼女の幻想?それとも現実?)と、ミスリードするためじゃなかったのかな? 本作はヒッチコックの作品を基にしているのだが、そちらは伏線をしっかり回収しているのに、 なぜが本作では同じシーンが生かされていない、とっても不思議な作り。 結局ヒロインの緊張感がこちらに伝わらず、彼女の感情的な部分ばかりが目立ってしまった。 状況設定にも、少々無理があるかな。 それにしても、ジョディは怖いなぁ。目の前にいたら、まるで喰い殺されそうだ。 彼女をただ見ているだけでも面白かったけどね。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-23 18:26:48)《改行有》 1075. かもめ食堂 タイトルから日本の田舎にある食堂をイメージしてたら、全然違っていた。 とても美しい街の中にある、きれいな食堂ということで、いかにも女性ウケしそう。 基本的に核となるストーリーやテーマはなく、食堂に集まった三人の女性たちの 日常生活をまったり淡々と描いており、あくまでその雰囲気を楽しむ映画。 キャスティングや演出はそれなり、ちゃんと映画にはなっている。 ただ「食堂」と名がついているだけに、もっと料理の場面が欲しかったかな。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-23 17:02:55)《改行有》 1076. デイ・アフター・トゥモロー 環境問題をテーマに含んだパニック映画。 ちゃんと状況設定の説明はあるのに、ピンとこないというか、あまり心に響いてこない。 結局人間ドラマとしての底が浅いので、こちらの印象も薄くなっちゃうんだろうな。 もちろん映像は凄いんだけど、見応えのある重厚なドラマの中に、 さりげなくテーマを入れたほうが、より鑑賞者の心に訴えることができると思うんだけどね。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-23 14:12:24)《改行有》 1077. ターミナル 設定が中々変わっていて、面白いコメディー映画だなと思ったら、 中盤からヒューマンドラマ色が強くなり、それと同時に徐々に設定の粗が・・・。 トム・ハンクス主演の映画は結構鑑賞しているが、どうにも彼とは相性が悪いようで、 制作者側が彼の人柄の良さというイメージだけに頼り過ぎているのか、 どうしてもシナリオの甘さを感じてしまう。この作品も同じ。 ラストの主人公を引き立たせる、オーソドックスな定番演出はご勘弁。 スピルバーグって、こんなベタな演出をする人だったっけ? まあ笑えるシーンも用意されてるし、ほのぼの人情系が好きな人なら十分楽しめる作品だと思う。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-23 13:46:18)《改行有》 1078. エイリアンVS. プレデター 100分て、えらく短いな。野球で言えばオールスターゲームのようなもので、 一応話は何とか繋げてはいるけど、やはり中身は薄っぺら。 とにかく細かいことは考えず、頭を空にしてひたすら二大モンスターのバトルを楽しむべし! 作品の完成度としては低いが、それなりに楽しめる・・・はず。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-23 10:34:51)《改行有》 1079. 飛ぶ教室 友情をテーマにした、少年少女向けの作品。 主人公やルームメイトたちの学園生活でのいろいろなエピソードを絡めつつ、 一つのことに力を合わせてといった、オーソドックスな展開。 多少詰め込み感はあるけど、判り易くていいと思う。欲を言えば、 少年合唱団として有名な学校という設定なので、そこをもっと生かした見せ場がほしかった。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-23 09:34:59)《改行有》 1080. ターミネーター3 女ターミネーター待ってました! と思ったら、 内容は単なるB級ジェットコースタームービーだった。 制作費がかかっているだけあって、確かにアクションシーンはド派手で凄いのだが、 ストーリーの流れが早いうえに、ハショリが多くて突っ込み所も多すぎる。 シナリオ自体がしっかり練られていないというか、もうお話自体が広がらないんだろうな。 ドラマ性のなさを、スピード感のある映像でごまかしているような感じ。 本作単体だけで観れば悪くはないんだろうけど、過去の作品と比べるとやっぱりキツい。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-23 08:46:45)《改行有》
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