みんなのシネマレビュー |
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1101. ステラ ベット・ミドラー主演のヒューマンドラマ。 この人とても個性的で、普通のドラマやコメディーもそつなくこなし、 歌もうまくて、結構好きな女優さん。この作品でも、無教養で蓮っ葉な母親役は適役だった。 お話の内容はもう王道パターンで、新鮮さとしては今ひとつ。終盤からラストにかけても、 ちょっと強引というか激し過ぎて、あまりセンスの良さは感じなかったな。 ひと言で言えばストレート勝負の感動もので、ヒロインの心情は十分に伝わってくるけどね。 でも、あのラストで本当にいいのかね?[ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-13 18:46:17)《改行有》 1102. スパイダーマン(2002) アメコミの中でも、スパイダーマンだけは子供の時から好きだったんだけどね。 蜘蛛から連想するダークヒーロー的なイメージと、主人公が冴えない高校生ということで、 きっと親近感を抱いたのだと思う。で、この映画はどうかというと、 ヒーローとして活躍するまでの描写が浅く、愛しのマドンナが出てきて悪役が出てきてと、 これまでのアメコミ映画の作りとほぼ同じ。主人公は多感な普通の学生なのだから、 苦悩や葛藤など人間臭い描写をもっと入れなきゃ、とても鑑賞には堪えられない。 結局印象に残っているのは、ビルの谷間を飛び回る映像シーンだけということになってしまう。 好きなキャラクターだけに、非常に残念な作品となってしまった。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-13 18:34:13)《改行有》 1103. スパルタンX 香港からスペインに舞台を移した、ジャッキーにとっては新境地のアクション映画。 これまでのコミカルな動きに加え、スピード感溢れる正統派のファイトを存分に見せてくれる。 特にマーシャルアーツのチャンピオンでもあるベニー・ユキーデとの対決は見応えたっぷり。 ストーリーは全体的にコメディータッチだが、共演者のユン・ピョウや サモ・ハン・キンポーもそれぞれ個性があり、ジャッキーのシーン以外でも飽きさせない。 アクがなくて爽やかだし、娯楽映画としても万人向けの作品だと思う。[地上波(吹替)] 6点(2011-08-13 18:12:10)《改行有》 1104. スピーシーズ/種の起源 ちょっとエロシーンのあるSFホラー。 「エイリアン」のギーガーがデザインをしたクリーチャーもいい。 プロットがよく作られていて、ストーリーの展開も面白い。 キャスティングに関しては個人的に、ヒロインがあまり好きなタイプではないことが残念。 また少女の時と顔が違い過ぎるのも難。ヒロインを追いかけるチームの設定がとてもチープで、 何ともB級の臭いを感じさせるのだが、全体的には満足の出来る内容だった。 「エイリアン」シリーズが好きな人にはお薦め。[ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-13 18:09:01)《改行有》 1105. スリーメン&リトルレディ 前作での妙味だった子供の父親が誰かという謎は解かれ、 厳つい男たちが育児に奮闘するコミカルさは、娘が成長したことで失われている。 本作での現在の彼らの状況は、ちょっと無理な設定だよね。 笑える部分があまりないうえに、オチもすぐにわかっちゃうし。 ハートフル・コメディーというよりは、単なるありきたりないいお話の押しつけになってしまった。 やっぱり面白い続編を作るのって難しいんだな、と思った作品。[地上波(吹替)] 2点(2011-08-13 17:38:05)《改行有》 1106. スフィア 深海ものが好きなんで、結構期待して観たんだけどな。 今あらすじ読んでも面白そうだし。でもとってもつまらないっス。 謎の球体=スフィア。これが曲者。お話自体に魅力がないし、訳がわからない。 オチも何だかなぁ、という消化不良ぎみ。よほど暇な人以外は、他の映画を見たほうがいいかと。[ビデオ(字幕)] 2点(2011-08-13 17:32:48)《改行有》 1107. セックス・アンド・ザ・シティ 外見は40代、頭の中身は10代の仲良し四人組の姿を追った作品。 ストーリーはあくまでキャラを見せるための付け足しのようなもので、中身はスカスカ。 ほぼガールズトークで占められた作品だが、肝心のキャラの方もまったく魅力を感じない。 40年も50年も生きている大人の女性が、男、結婚、ブランド、セックスの話ばかりじゃ。 こんな薄っぺらいはずがないでしょうよ。彼女たちは"ガールズ"って歳じゃないんだから。 これじゃ世界中の女たちが忌み嫌う、バカでスケベな中年オヤジと変わらんよ。 ドラマのほうは、たぶんまともな部分もちゃんと描かれているんだろうな。 映画版は、ただただくだらないだけの内容でした。[地上波(吹替)] 1点(2011-08-13 17:23:34)(良:1票) 《改行有》 1108. 西部戦線異状なし(1930) 若い兵士たちの目を通し、戦争の悲惨な現実を如実に描いた作品。 前線に出征した彼らの戦慄する姿は、戦争の愚かさをたっぷりと伝えてくれる。 戦争映画でありながら、反戦というテーマはしっかり表現されていたのではないかと思う。 キャラ描写や構成などに甘さは感じるが、古い映画なのでこれはもう仕方がないかな。 演出面ではインパクトのあるシーンもあり、この時代の作品としてはやはり傑作の部類。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-13 17:02:54)《改行有》 1109. 戦国自衛隊1549 これ、テレビのスペシャルドラマだと思ったら映画だった。 しょっぱなからのあまりの無茶な設定に、ぽかーんとしちゃったよ。 それ以上に導入部だけでオチが予測できてしまうのが、この映画の一番の問題点。 設定がチープなら、シナリオもキャスティングも映像もチープ。 緊張感のない突っ込み所満載のストーリー展開に、およそ自衛隊員らしからぬ面々。 少しは役作りぐらいしたら?と思ってしまう。 映画じゃなくて、やっぱりTVドラマじゃないの?[地上波(邦画)] 1点(2011-08-13 16:59:20)《改行有》 1110. ゼロの焦点(2009) 松本清張原作の映画化作品。 原作のストーリーがしっかりしているので、それなりに見応えはあるんだけど、 後半はもろテレビのサスペンス劇場のような演出が多々飛び出してきて、 なんでこうなっちゃうのか、首を捻るばかり。ほんとにセンスがないよな。 広末さんの演技は相変わらずで、-1点。[DVD(邦画)] 3点(2011-08-13 16:53:40)《改行有》 1111. タイムトラベラー/きのうから来た恋人 設定がかなり奇抜で、アイデアの面白いラブコメディー。 主人公の持つ古い価値観と現代とのギャップに本作の妙味があるはずなのだが、 残念ながらその設定はうまく生かされていない。 青年は頭がスポンジのように柔らかくて順応性が早く、 中盤からは普通のありふれたラブストーリーになってしまっている。 主人公の両親を主役に据えたほうが、物語としては圧倒的に面白くなったのだろうが、 そうすると毛色のまったく違った作品になってしまうだろうし、仕方がないか。 主人公の爽やかさと、ハートフルなラストが救い。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-13 16:37:05)《改行有》 1112. 太陽に恋して 中々面白い作りの青春ロードムービー。 ストーリー自体は結構ハチャメチャなんだけど、途中で飽きさせたり、 単なるドタバタにならないよう、導入部から随所に工夫が見られる。 鑑賞後の後味がやたら爽やかなのは、やっぱり見せ方がうまかったんでしょう。 主人公が旅先で知り合う脇役陣たちがとてもいい味出してるんだけど、 個人的にはトラックの姉ちゃんが良かったな。キーポイントはタイトル通り、"太陽" 見ているこちらも思わず旅に出たくなってしまう、そんな映画だった。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-13 16:26:02)(良:1票) 《改行有》 1113. 魂のジュリエッタ 「うちの旦那、浮気してるんじゃないかしら?」 妄想に取り憑かれた奥さんの頭の中を切り開いて見ているような映画。 昼メロのようなストレートな道筋でゴールに辿りつくわけではなく、 奥さんの不安な心情を軸に、ワインディング道路のようにぐにゃぐにゃした構成で、 現実と幻想の世界を行ったり来たり。フェリーニらしい演出で表現してくれている。 まあ鑑賞中に軸を忘れなければ、なんとかゴールには辿りつけるのではないかと。 監督の奥さんでもあるヒロインのジュリエッタ・マシーナは、本当に魅力的な女優さん。 それにしても変な映画を作るよな。感心しちゃうよ。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-13 16:20:46)《改行有》 1114. 探偵物語(1983) 赤川次郎の原作だけど、これはほぼ青春ドラマだよね。 薬師丸ひろ子は野暮ったくて、何で人気があったのか、いまだにわからない女優さんだが、 背伸びをしている少女のキャラは適役だった。ただし演技はド下手で観ていてハラハラ。 全体的にお話はちゃんとまとまっているし、一応テーマも伝わった。 それにしても松田優作はよく出演したな。そこだけ妙な違和感が・・・。[映画館(邦画)] 3点(2011-08-13 16:11:16)《改行有》 1115. ダイ・ハード2 1の余韻を引きずっていたせいなのか、 最初観たときはもの凄く憤慨した覚えがあるんだけど、先日TVで久方ぶりに観たら面白かった。 3以降のシリーズからダイハードはこういうものだというイメージが定着しちゃったんだろうな。 舞台は空港内一カ所ということで、せかせかと街中を走り回るよりはいいんだけど、 とても人の出入りが激しい場所なので、落ち着かないといえば落ち着かない。 マクレーンは浮きまくってて、空港内には彼以外優秀な人間はいないのか、 といった突っ込み所もご愛嬌。この「2」からは人間臭い魅力よりも、 不死身の男のキャッチフレーズの方が前面に押し出された作りになっており、 何も考えずにスカッとしたいときにはお薦め。もちろん派手なシーンも満載。[ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-13 15:55:43)《改行有》 1116. 奪還 DAKKAN アルカトラズ アルカトラズ刑務所を舞台にしたアクション映画。 本作のようなシチュエーションは、パターン化されていてそれなりに面白いのだが、 最近のアクション映画同様、この作品もやたらテンポが早い。 そのためストーリーや個々のキャラの魅力をじっくり味わう暇がなく、 派手なシーンに「おーっ!」と唸ってる間に映画は終わってしまい、後には何も残らない。 せめて素手でのファイトぐらいじっくり見せてくれれば、また印象も違ってくるんだろうけど・・・。 まあ普通には楽しめるレベルのアクション映画。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-13 15:48:32)《改行有》 1117. 007/カジノ・ロワイヤル(2006) 007はこのままずっとコミカルタッチでいくのかな、 なんて思っていたら、突然劇画タッチに変更と相成りました。 主役も変わり、甘いマスクというよりは野性味溢れるタイプで、一応適役ではないかと。 ストーリーの内容自体はあまり変わらないんだけどね。 このボンドは劇中でも新人さんという設定で、単調なヒーローというこれまでのキャラとは一変。 多少人間臭さが加味され、劇画好きの私には結構面白かった。 もちろんアクションシーンも全開だけど、やっぱり冒頭のシーンが一番印象に残ってるかな。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-13 15:44:21)《改行有》 1118. ダンサー・イン・ザ・ダーク あまりにも暗いミュージカルということで、ラストまで観てかなり嫌気が差してしまった。 手持ちカメラの映像に独特のカット割りは、ナレーションが入ればまるでCBSドキュメント。実在する女性を長期取材しているような感じ。 ヒロインの女性は本職が歌手のようで、女優さんとして見ても非常に個性的だった。 ミュージカルシーンはかなり少なめで、こちらも暗い楽曲ばかり。 とにかく暗くて暗くて、何を伝えたかったのかもよくわからないけど、映像や演出を含めて映画としての完成度の高さは否定できない。 一度だけ鑑賞してから数年経ってるのに、細部まで鮮明に覚えてます。もう二度と観ることはないだろうけど……。 個人的には、ミュージカルは明るいほうが好き。[DVD(字幕)] 7点(2011-08-13 15:37:07)《改行有》 1119. ダンテズ・ピーク 火山爆発を題材にしたパニック映画。 場面があちこち飛ばないので観やすいし、人間関係も判り易い。 SFXを駆使した映像はなかなか迫力があるけど、ドラマとしてはもう一つ。 予定調和をこなしているようで、あまりハラハラしない。 パニック映画というよりは、どちらかと言えばヒーロー映画を観ているような感じ。 万人向けのエンタメ映画。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-13 15:24:20)(良:1票) 《改行有》 1120. 痴人の愛(1967) 谷崎潤一郎の、もう有名な原作。 何といっても、この作品の一番の核はナオミの魅力。 小説だと読み手が頭の中で理想のナオミ像を形成できるが、映画だとそういうわけにはいかない。 安田道代は和製ブリジッド・バルドーといった感じで、最初はいいかなと思ったんだけど、 映り方によっては「ん?」と思うシーンもあり、ちょっと微妙かな。 ストーリーがわかりやすくて、ドラマとして気楽に楽しめる作品だとは思う。やっぱり男性向け。[DVD(邦画)] 4点(2011-08-13 15:20:17)《改行有》
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