みんなのシネマレビュー
たきたてさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2266
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

共感できるレビューには「良」、
新しいことを発見させてくれたレビューにも「良」、
とても楽しく読ませていただいたレビューには「笑」
投票をしております。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105106107108109110111112113114

1101.  あずみ 《ネタバレ》  平均点が低かったため、期待はしていなかったのですが、予想以上に面白い作品です。  上戸彩、成宮寛貴、金子など、好きな俳優がメインだったのもポイントが高い。  残念だったのは、瑛太や小栗旬が瞬殺されちゃったこと。そしてあっという間に画面の彼方に消えていった、りょう。何てもったいないことをするんでしょう。  冒頭でのいきなりのバトルロワイヤル。村人達が殺されても見殺し。  もうこの2点だけで、『爺』という人間に対しては嫌悪感しかわきません。  にもかかわらず、『うきは』をはじめとして、みんな『爺』の言いなり。これが気に入らない。  小さい頃から育てられていたら、そりゃそうか。洗脳教育。やっていることはどこぞの国と変わりませんな。  ですから、ストーリーはすかっとしません。仲間は死んでいく一方ですし。  ただ、一人一人のキャラづけ、アクションは抜群に面白いです。  小さい頃さんざん祖母と一緒に時代劇を見ていたので、逆に時代劇とは全く別物として見られたのが良かったのかもしれません。  やはりこれは『漫画』の実写化。原作は1話目~4話くらいまでしか読んだことがありませんが、『漫画チック』なノリが大好きです。  特に『うきは』、『ひゅうが』あたりの2番手キャラ。そして悪役。その中でも『美女丸』のキャラクターは最高。  とゆーことで、総評としては7点くらい。  ですが『あずみ』『うきは』『ひゅうが』『美女丸』のキャラが大変良かったので、8点。  『きーさーまー』っつって、あずみが『爺』をたたき斬ったら『10点』でした。[DVD(邦画)] 8点(2016-12-18 11:47:14)(良:1票) 《改行有》

1102.  ラブ・アクチュアリー 《ネタバレ》  個人的に苦手な『群像劇』ですが、この作品は各エピソードの起承転結がはっきりしていて面白いですね。  1つ1つのエピソードも、変にひねっていなくて、直球勝負のものが多いです。  よって、『新しさ』はほとんどなくて、『あるあるネタ』を楽しむ感じ。どれも使い古されたネタではあるものの、その分ある種のノスタルジーを感じながら見ることができます。  一時期少年誌などでよく連載された、『一話完結タイプの恋愛ショートストーリー』を見ている感覚に近いです。  それぞれのエピソードが、それぞれのクライマックスへ向けて少しずつ進んでいくので、中だるみすることもありません。  王道でいくと、『首相とメイド』、『作家とお手伝いさん』、『花嫁と花婿の親友』、『少年と少女』。  やや変化球なのは、『テスト撮影のモデルの男女』、『病気の弟を持つサラとカール』。  この作品では、『愛』は様々な形を描きます。それは恋人同士に限ったものではありません。往年のロック歌手とそのマネージャーの友情だったり、病気の弟と姉の家族愛だったり、義理の父親と息子の親子愛だったり、その愛の形は多岐にわたります。  だからこそ多くの人の心の琴線に何かがふれ、ここまでの好評価を受けるに至っているのではないでしょうか。  レビューを見ていても、心に残るエピソードは人それぞれというのがよくわかります。  私にとっては、『部下から慕われる上司ハリーとその妻カレン』、『花嫁ジュリエットと、彼女への思いを封印しようとするピーター』、この両エピソードは心にぐっとくるものがありました。  それ以外は、ただ楽しく、微笑ましく、鑑賞しました。どのエピソードも優しさに包まれているので、嫌な感じは一切しません。  大切なのは、劇中でどのエピソードも、どの愛の形も、否定はされていないってことでしょう。  その事実こそがまさに『ラブ・アクチュアリー』なのかもしれません。  ただ、クリスマス映画ということに異論はありませんが、裸が多いので、ファミリー向けとは言いがたいのが辛いところですね。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-12-13 06:11:59)(良:3票) 《改行有》

1103.  ROCK YOU! ロック・ユー! 《ネタバレ》  『馬上槍試合』なんてあまりなじみのないもので2時間。どーなることかと思いますよね。これがどーして、なかなか面白かったです。  各キャラクターたちの個性、役割もはっきりしていて、仲間が一人、また一人と増えていくのはRPGのよう。個人的には『鍛冶屋のおねーさん』が凄く好き。そしてヒロインの侍女。ヒロインより、この二人のほうが魅力的でした。  アダマーもわかりやすいくらいの『クソ野郎』で、悪役としては最高。  『エドワード王子』、『父親』、『エクター卿』。主人公を見守り、手助けしていく存在が、シンプルなストーリーにドラマ性と深みを添えます。さすがに泣きはしませんが、父親との再会シーンは素直に感動しちゃいますね。  個人的に苦手だったのは『チョーサー』。彼の『選手紹介』が、少々うっとうしい。謙虚を美徳とする日本人気質の肌に合わないだけかもしれませんが。  それから、中盤でやや中だるみを感じてしまったのは残念。特にヒロインとのエピソードが、私にとってどれも退屈で興味がわかなかったのが致命的。『ダンス』もそう。『テントでのやりとり』もそう。まあ、ヒロインが好みのタイプではなかったというのが、一番の原因かもしれませんが。  少々退屈なエピソードがあるものの、総じてよくできたエンターテイメント。全然知らんスポーツに、いつの間にか熱くなっているのは、『サルート・オブ・ジャガー』以来かも。  ささやかな笑い、ささやかな感動、ささやかな爽快感が程よくミックスされて、ちょっとだけ元気になれる作品ですね。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-12-10 11:08:12)(良:3票) 《改行有》

1104.  座頭市(2003) 《ネタバレ》  途中までは面白かったのですが、中盤以降の盛り上がりに欠けます。  人間ドラマ中心で描きたいのか、剣戟アクション中心の展開でいきたいのか、はっきりしません。  姉弟のエピソードを掘り下げるのは、復讐のカタルシスを得るために必要。ですがそのエピソードに尺をとりすぎて、どうしても中だるみを感じてしまいます。また、尺を取っている割に、エピソードに深みがありません。人間ドラマを淡々と描いてしまう北野監督の良さが、今回はマイナスに働いている感じがします。  それは他のキャラクターにも言えることです。また、個性をはっきりさせた割に、その個性の『良さ』が劇中で活かしきれていない気がするのも、もったいない。  服部は最後まで結局ただの用心棒としての役割に終始。そこに葛藤があるのかもしれませんが、惜しくもそれは描かれません。病床の妻とのエピソードは、半ば放置。服部は切られ、病床の妻は唐突に自害。二人への共感が劇中でもっと感じられるようになっていれば、服部と座頭市の対決の味わいは格別なものになっていたかもしれません。  新吉は終始ただのにぎやかしで、何かの役に立つことはありません。おうめもただの良い人どまり。  この作品では、『人の心境の変化』『イメージとのギャップ』などがほとんど描かれていないのです。そこにあるのは、ただ決められたストーリーをなぞるだけの、出来レース。もちろんフィクションは総じて出来レース。ですがそれを感じさせないのが映画でしょう。  それでもこの作品がそれなりに面白く感じるのは、座頭市アクションの爽快感。これに尽きます。  特に『効果音』の使い方は、個人的に大好き。アニメチックなくらいオーバーで、この『効果音』が座頭市の『強さ』を演出する最大の立役者となっている気がします。  よってアクションは良い。人間ドラマは今いち。期待していた程の映画ではなかったのが正直な感想です。[DVD(邦画)] 6点(2016-12-07 12:10:53)(良:1票) 《改行有》

1105.  ガール・ネクスト・ドア 《ネタバレ》  予想より真面目でしっかりした設定のラブコメ。過激なシチュエーションの割りに、序盤・前半は手堅いつくりです。オーソドックスなラブコメとして、落ち着いて鑑賞できます。コメディがくどくないので、すっきりとしていて見やすいのもポイントが高いですね。  やや下品ではありますが、下品になりすぎないバランス感覚がグッド。出演者たちも、皆個性的で面白いです。  その一方で、プロットがストーリーに活かしきれていたかどうかは、何とも言えないところ。  特に中盤から終盤にかけて。ケリーが登場してからは、やや雰囲気が変わります。ヒロインであるはずのダニエルは次第に『脇』へと押しやられ、主人公のマシューとケリーのやりとりがメインとなっていきます。  『ダニエル』演じる『エリシャ・カスバート』はかなり魅力的。ですので、ケリーが登場してからは、ダニエルが各登場人物の動機付けのためのギミックと化してしまったのが、ちょっともったいない気がします。  でも前半のテンションが好きではあるものの、ずーとあのテンションでいかれると途中で飽きちゃうのも確か。  ケリーのせいでプチサスペンスの色合いが出てきて、次々とピンチに陥る主人公を見ているときは、ハラハラしていましたね。  ただその結果、ケリーに何の罰もないってのは、さすがに不満。  『ドラッグを飲ませる』『盗みを強制する』『殴る』『結果、奨学金のための選考会を台無しにされる』『留学生のための25,000ドルをパクる。』『ラストでダメ押しの恐喝。更に金を要求する。』  これだけやって、なんのお咎めもナシってのは、なんか納得いきません。  フィナーレはそんなケリーも含めて、無理矢理全員をハッピーエンドでしめくくっちゃいましたが、腑に落ちないものが残りました。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-12-05 03:29:44)(良:1票) 《改行有》

1106.  RETURNER リターナー 《ネタバレ》  第一印象は、『ビジュアル一流』『脚本二流』『演技は三流』というイメージ。  見ているほうが恥ずかしくなるようなセリフと演技の数々。  プロットはもろ『マンガ』で、『E.T』や『マトリックス』や『ターミネーター』にインスパイアされている感じですね。  やたらバイオレンスだったり、やたらコメディタッチだったり、映画としてのバランスもそんなに良いとは思えません。  失礼ながら、『B級臭丸出しの作品が、頑張って背伸びしちゃってる』と感じるのです。  オープニングの金城武の棒読みのシークエンスから、はっきりとこの映画の『レベル』ってのを感じ取ってしまって、つまりはそれ以降なめて見ていたんですね。  『擬態宇宙船』やら『加速装置』やら、いろいろと面白そうなギミックを見つけては、喜びます。映画の内容とは関係ないとこで遊んじゃう感じです。ずーとそんなぬるいテンション。そしていよいよクライマックス。  『あー終わったー。そりゃ普通に帰るよねー。消えていく映像すげーじゃん。なんか感動的ー。』  とか思ってて。そんで、  『ん?まだ続くのかい?下手に長引かせないほうがよろしいんじゃございません?』  と思っていたら、『ん?ん?あー!!そーゆーことかー!!』  と、油断していた私は、まんまとこの映画の仕掛けに引っかかりまして、そりゃあもう最高のラストを感じられたわけですね。  これが完成度の高い作品だったら、きっと気付いちゃったであろう仕掛けに、気付かないおかげで感じられたラストの驚きと清涼感。  タイムスリップものは『タイムパラドックス』の問題が入ってくるとややこしくなるから苦手なんですが、この作品ではその辺はスルー。そこも潔くてわかりやすくて良かったですね。  死にかけの宇宙人も、宇宙船団が故郷に帰るための『門(ゲート)』としての役割だったわけで、彼がいないとみんな帰れなかったわけですね。そんで地球人のせいで故郷に帰れなくなったから、報復で地球人を皆殺しにする未来を変えたわけだ。  大きなプロットも、小さなプライベートストーリーも、すべてが丸くおさまって、観終わった後はなかなか気分爽快でございました。[DVD(邦画)] 8点(2016-12-02 14:45:45)(良:2票) 《改行有》

1107.  13ゴースト(2001) 《ネタバレ》  アトラクションムービー。ストーリーはあってないようなものですね。  お化け屋敷にストーリーを求めないように、これはこれでビックリ箱のような面白さがあります。  12人の幽霊たちが良かったですね。一人一人個性があり、禍々しさがあり、大変ユニーク。クリーチャーとして大変魅力的です。  生きている人間より、クリーチャーたちに焦点をあてたほうがよほど面白かったのではないかと思えるほどです。  人間達のやりとり、ドラマはいまいちですね。  助けに来てくれた女性が実はサイラスの手先というサプライズ演出。ところがその女性にまるで魅力がないので、そのサプライズが劇中で上手く機能しているとは思えません。霊能者のデニスも、なぜか急に良い人になります。そこまでは良いのですが、彼の自殺ともとれる自己犠牲的な死にいったい何の意味があったのか、最後まで見てもよくわかりません。  ついでに言うなら、子供達を中心に話をすすめたほうが、面白かった気もします。  全面強化ガラスのからくり屋敷は、仕掛けとして大変面白いですね。呪文が書かれているところはゴーストは通れない、という制限ルールも、ありきたりですが良いルールです。メガネも良かったですね。  アイデアは豊富で、そのどれもがなかなか良い。ただ、あまり深く掘り下げられることなく、あっさりしたテイストのまま物語はクライマックスへ。潔さも感じますが、もったいないとも思ってしまいます。  ただ、その分何も考えずに見ていられますね。  それでいてビジュアルは刺激的。  ソフトタイプのモンスター映画はこれで良いのかもしれません。  のんびり見るエンタメ作品としては及第点ではないでしょうか。悪くないです。  [DVD(字幕)] 8点(2016-11-29 06:11:05)(良:2票) 《改行有》

1108.  サウンド・オブ・サイレンス(2001) 《ネタバレ》  これは面白いですね。『コール』に設定が似ていますが、あっちより好きかもしんないです。  まあ人によっては『どっちもどっち』でしょーが。  個人的には、こーゆー『子供が機転を利かすサスペンス』って好きなんですよね。  最大の見所はジェシーが歌を歌うシーン。そして母親のアギーが娘の唄に気付いたかどーか確認するシーン。緊迫感があります。  そしてネイサン、アギー、キャシディ刑事が、それぞれのフィールドで事件の核心に迫り、ストーリーが同時進行で一気に加速する中盤がクライマックス。ここが一番面白いです。  後半はややトーンダウンするものの、中だるみするほどではありません。  本来であれば、エリザベスの回想シーンに驚くべき真相が隠されていたりして、終盤でもう一回くらいあっと驚く展開があったりするのでしょうが、残念ながらそれはありません。本当にただの思い出です。少女エリザベスが父親の棺にすがりついて数字をなぞるシーンはそれなりに感情移入しますが、涙を誘うほどではありません。やはりもとはと言えば、エリザベスの父が『強盗』で『裏切り者』ということに事の発端をなしているせいでしょう。  ただ娯楽サスペンスとしては十分。わかりやすい。面白い。ハラハラする。見応えがあります。  どんな作品にだってつっこみどころはあります。この作品にもあります。いくらでもあります。  ですが面白ければ、あえて粗探しをする気は起きません。要は、見ている人をそーゆー気分にさせないことが大事なんじゃないかと思います。  映画とは関係ないですが、若くして亡くなったブリタニー・マーフィとスカイ・マッコール・バートシアク。映画の中ではこうして永遠に生きつづけるから、映画って凄いですよね。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-11-27 15:48:17)《改行有》

1109.  殺人の追憶 《ネタバレ》  まいった。なんて後味の悪い映画なんだ。後味の悪さでいったら『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『セブン』『息もできない』に匹敵します。  ラストもオチもクライマックスも、すべてにおいて救いがない。  最初少し目を離していたので、未解決事件なんちゃらも知らずに鑑賞。ただの猟奇殺人ものサスペンスと思って見ていたんですね。  『犯人はいったい?』みたいなお気楽な感じで。  で、見ていくうちに、いろんなテイストが混ざってきます。  警察の負の部分がメインなのか。連続強姦殺人事件がメインなのか。なんかよーわからんくなってくるんです。  『どうやら純粋にみんなで力を合わせて犯人を追い詰めていくとか、そういう話ではないらしいぞ』と、わかってくるんですね。  『とび蹴り刑事』は新しく来た課長に粛清されるし。やけを起こすし。足を切断するハメになるし。そのせいで唯一の目撃者は電車にはねられちゃうし。話があっちに行ったり、こっちに行ったり、忙しい。でも、犯人さえつかまれば、全て無事解決だと思ってがまんがまん。  ・・・と思っていたら、結局犯人はわからない。  犯人は、捕まるどころか、見つかりさえしません。もうびっくりドンキーですね。  そしてラストの少女の話。  いやー、恐ろしい。  この映画を何食わぬ顔で犯人が見ていたかもしれないと考えると、もう恐ろしさを通り越して憤りを感じますね。  知的障害者もかわいそうでしたが、何といっても女子学生のエピソードがしんどかったです。  後味の悪い映画ってのは、見ている間はこちらの心を掴んで離さないのだから、タチが悪いっす。[DVD(字幕)] 7点(2016-11-26 04:59:25)(良:1票) 《改行有》

1110.  春の日のクマは好きですか? 《ネタバレ》  最初の1時間くらいが全然面白く無い。まじでやばいくらいにつまらないです。あまりに退屈で時間を確認したらまだ30分も経っていなくて驚愕します。  それに、ヒロインのヒョンチェと、ヒョンチェを好きな地下鉄運転手ドンハ。この二人にあまり魅力を感じません。  まあヒョンチェは百歩譲って良いとして、ドンハが見ててイライラします。  個人的には、研修に来ていた社員と、女子店員とのプチエピソード。こちらのほうがちょっと良かったです。  この社員と結婚することになった女子店員、ちょこっとしか出番がありませんでしたが、一番可愛かった気がします。  いろいろ文句ばかり並べましたが、事実が明らかになる後半、急に路線が変わり面白くなります。  今までのゴリ押しのラブコメから、急に正統派ドラマへとシフトチェンジ。急にシリアスに。そしてミステリー感も強くなり、なかなか興味をひかれます。そんでもってラスト。  『誰?』聴覚障害の女性は知っている、でももう一人の男性は?  もう少し伏線でもはってあれば驚くこともできたのでしょうが、全然知らない人がラストのオチを飾るって、すごいっすね。[DVD(吹替)] 5点(2016-11-23 04:55:54)《改行有》

1111.  ウォルター少年と、夏の休日 《ネタバレ》  思っていたよりコメディ色が強く、ストーリーが浅いです。人物の描き方も表面的。  一つ一つのエピソードはそれなりに面白いです。  『隠し財産』『ファンタジックな武勇伝』『謎のライオン』『若者達との乱闘』『セールスマン』  小さなエピソードの積み重ねが、なにか一つの本流を生み出しそうで、でも実際には何も起こらない。それぞれのエピソードは何かのメタファーに留まっているような印象です。  そもそも原題を知らなかったことが問題かもしれないです。『中古のライオン』という原題を先に知っていれば、本作をまた違った目で鑑賞していたかもしれません。『ウォルター少年と夏の休日』。わかりやすくとっつきやすいですね。でも間違った先入観を与えてしまうタイトルはどうかと思います。まるでウォルター少年の成長日記を予感させるようなタイトルですよね。ですが実際は『ハブとガースの物語』でしょう。ウォルター少年は二人を見るレンズ的な役割にすぎません。  ガースとハブのキャラクターは非常に良かったですね。  それに対して二人以外の登場人物は、『嫌な奴はこう』『馬鹿な奴はこう』と、型にはまった人物造形で、全く人間味を感じません。  そう、まるで小学校の国語の教科書を見せられているような感覚です。  悪い映画ではありませんが、面白くもないですよね。[DVD(字幕)] 6点(2016-11-22 15:09:18)《改行有》

1112.  ルビー&カンタン 《ネタバレ》  ゆるい。さすがにゆるすぎる。ゆるすぎる展開に、何も盛り上がるところがありません。  ゆるすぎる警察。ゆるすぎるマフィア。コメディだからってこんなんじゃあ面白くないです。  カンタンを頭のねじのゆるいキャラクターにするんだったら、周りはしっかりしなくちゃ。そーしないとカンタンがやることの意外性がなくなっちゃいます。こーゆーのは周囲とのギャップが面白いんですから。  それに、結局はカンタンもルビーも犯罪者なわけで、まあそこはつっこんだらいけないのでしょーが、やはり共感しづらいです。  ただカンタンのキャラ設定は良かったですね。気は優しくて力持ち。好きなキャラクターです。脱臼も直しちゃったりして。要所要所で意外と役に立つのが良いですね。まあカンタンのキャラクター以外は、この作品に関して特筆すべき点は何も無いですね。  ストーリーがあってないようなレベルなので、せっかくの登場人物の個性も死んじゃってますし。  いまいちです。テンポが軽快なので、見飽きることはありませんが。[DVD(吹替)] 5点(2016-11-21 05:09:14)《改行有》

1113.  the EYE 【アイ】 《ネタバレ》  ベースは『シックス・センス』でラストは『ファイナル・ディスティネーション』。  確かに、いろいろな映画作品のファクターが見受けられます。ですがそれぞれの作品の良いとこどりで終わらず、きちんと一本の映画として昇華され、『the EYE』としてのオリジナリティが確立している点が素晴らしいですね。  前半、視界が定まらない主人公マン。頻繁に映るぼやけた視界。完全主観の世界。この作業を繰り返すことによって、見ている私達はマンと同じ体験を繰り返します。そして抱くようになる強烈なマンとの一体感。怖がりの私はホラー映画を一歩引いた目線で見るようにしているのに、そんな私を強制的に映画の登場人物と同化させることに成功しています。まいった。参加させられてしまいました。舌を巻くほどに完璧に計算された演出と脚本です。おかげさまで超怖くて、夜寝られないと思っていたら、この切ないドラマの完成度。これは凄い作品ですよ。  ホラー要素だけではなく、『美しさ』や『優しさ』といった人の良心を自然に表現したことで、作品に深みがでているじゃあないですか。  インインのエピソードは、涙なくしては語れません。  ラストの名台詞はこの上ない清涼感。そしてちょっと切なく、だけど幸せな人生を予感させるハッピーエンド。  書道教室、エレベーターの霊は否応なしに怖く、電車での手紙のエピソードで驚愕する。  これだけ盛り沢山な内容にも関わらず、ストーリーにはムダがなくムラもない。とてもすっきりまとめられています。  この完成度の高さ。抜群のバランス。『ホラー』『ミステリー』『人間ドラマ』、複数の要素が綺麗に融合すると、こんなに良い作品ができるのですね。  主人公以外になぜか霊が見える店員や、重要な役目を果たしているのかよーわからん霊媒師など、放置されたままの人材がいることは確か。ですがここまで本筋が面白ければ、細かい部分はもーどーでも良いですね。  ホラー映画の傑作です。[DVD(字幕)] 10点(2016-11-20 14:55:38)(良:1票) 《改行有》

1114.  ソードフィッシュ 《ネタバレ》  非常にインパクトのある作品ですね。人の注意・関心を引きつけるのが上手いと思います。  世界中で映像が氾濫し、その結果『人の集中力の継続時間』が極端に短くなったらしい昨今、エンターテイメント作品においては冒頭10分以内で見せ場が1つは必要でしょうから、製作サイドも大変です。  今作は10分~15分以内に、『ハラハラドキドキ』『お色気セクシー』を定期的にはさむことで、『なんか面白い』と観客に錯覚を起こさせることに成功しています。ですので、ストーリー自体はそんなに面白いものではございません。見せ場の使い方が上手いということでしょう。  冒頭では『人間地雷』。序盤の『60秒ハッキングテスト』。『もう一人のハッカーの暗殺』。『ハルベリーのプチサプライズ』。  『いったい何の意味が?』というシーン、エピソードが、私達観客の意識をひきつけておくための『餌』だとしたら、その説明もつきそうです。  終盤からクライマックスにかけてはストーリーも面白く、作品全体のプロットが見えてきます。  スタンリーはガブリエルとジンジャーが大金もってまんまと逃げおおせたのを、それ以上は追求しません。『たいしたやつだ。』の一言には、ガブリエルを人として絶対に許すことはないが、人として認めることはできるという意思が見てとれます。  実際に、ガブリエルは潤沢な資金を手にし、次々とテロリストを始末していきます。  悪の華、アンチヒーローの誕生です。  もちろん、ガブリエルによって、罪の無い人が無残な殺され方をした事実は消せません。ですがそれを言い出せば戦争だって同じですからね。  理屈ではガブリエルの合理性を認めながらも、人としての良心、道徳を重んじるスタンリーは、ガブリエルに賛同することはないわけです。二人はさながら『曹操』と『劉備』のような関係ですね。  この作品に難があるとすれば中盤。  今何が起きていて、誰が何をしようとしているのか、テンポを重視したため説明不足すぎる箇所が、中盤に集中しています。  特に背信議員によって派遣されたヒットマングループの車襲撃シーン。スタンリーがジンジャーを問い詰めるシーンなどは、一瞬なぜそうなったのかわかりません。しばらく様子を見て、あるいは結果を見て、『あー、そうゆうことか。』と結局は答えが提示されるから良いんですけどね。スピード感を重視し過ぎると、説明不足を招き、臨場感を損ない、中だるみさえ引き起こしかねない、と感じます。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-11-19 11:55:32)(良:1票) 《改行有》

1115.  ワイルド・スピード/SKY MISSION 《ネタバレ》  前作の『EUROMISSION』より良かったが、『MEGAMAX』には敵わないという印象。それでも『MEGAMAX』に匹敵する面白さということで8点。  今作では、より少年漫画のようなノリが強くなりました。  主人公メンバーにそれぞれ因縁の相手みたいなのができます。  『ドムVデッカード』。『ブライアン』VS『キエット』。レティやテジにも少しではありますが、見せ場があって嬉しい。  お気に入りのローマン・ピアースだけが、完全にお笑い担当に成り下がっちゃってますね。それはそれで良いのですが、彼にもお笑い以外での見せ場が欲しいところです。  今作は車だけでなく、格闘シーンも今までで一番スピード感を感じます。  カーレースも相変わらずの迫力。初期の頃が懐かしくなるくらい何でもありの世界へ。そろそろネタも尽きるのではないかと思っていたのですが、無人戦闘機と公道でバトルさせるとは恐れ入ります。  ストーリーはゴリ押しも良いところで、ここまでくると笑っちゃいますね。  デッカード・ショウを探すために危険を冒して『神の目』と『ラムジー』を奪還するドミニクチーム。  そしてその奪還ミッションの最中に襲い掛かるデッカード。  ん?何かおかしくないですか?デッカードいるやん。・・・とか考えたらダメなんでしょうね。これは考えたら負けですね。  まあ結果、奪還ミッションのせいでいたずらに敵を増やしただけっていうのが笑ってしまいますが。  このシリーズでストーリーにつっこみを入れるのはもはやご法度であり野暮ってもんでしょう。  細かいところも細かくないところも、海のように広い心でさらっと受け流し、数々のアクションを何も考えずに楽しんでいれば、こんなに面白いシリーズはないんですから。  それにしてもデッカード、まるでターミネーターみたいです。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-11-17 15:04:49)(良:1票) 《改行有》

1116.  ヘヴンズ・ドア 殺人症候群 《ネタバレ》  アイデアが面白い。  『死にたがり』が集まるサイト。『死にたがり』が他の『死にたがり』の希望を叶えていくというのが大まかなプロット。  『死にたがりA』が『死にたがりB』『C』『D』と殺していき、その『A』は『E』に殺される。警察が『E』に追いつくと、『E』は『F』によって殺されているという終わりの見えない鬼ごっこ。抜群に面白くなりそうなストーリーです。  ですが、映画そのものはアイデア先行で素材を活かしきれていない感じがします。  かなりの死人が出るにも関わらず、緊迫感のかけらもありません。中盤からは『またか』くらいの感覚で、中だるみを覚えるほどです。  致命的なのは、田中美奈子や前田耕陽の『火曜サスペンス劇場』みたいなノリの演技が、作品の雰囲気にまるで合っていないことです。  また、『死にたがり』の望みを叶えるというのが、この作品のコンセプトであり大事な要であるはずです。にもかかわらず、関係の無い神父を殺す。刑事を人質にとる。途端に俗っぽさが前面に押し出され、本当に火曜サスペンス劇場に成り下がります。これはもったいない。  ただ、『オカルト』と『サイコパス』の融合にみせかけて、実はちゃんとした真犯人がいるというサプライズ的展開は、悪くはないと思います。  そしてラスト。オチに再び意味不明なホラー要素のつけたし。潔さがないですね。脚本のセンスのなさを感じます。[DVD(邦画)] 4点(2016-11-16 15:15:16)《改行有》

1117.  クライム&ダイヤモンド 《ネタバレ》  軽妙洒脱なクライムコメディですね。  クリスチャン・スレーターが好きで見たのですが、彼よりも『毒舌ジム』を演じるティム・アレンが凄く良い味出しています。  この作品の笑いはティム・アレン一人で全部持っていっているかも。  映画好きの殺し屋。  その殺し屋に今までのストーリーを聞かせるという、よくあるパターンの物語。  そのよくあるパターンを、『毒舌ジム』という強力な個性が、斬新なストーリーに変えています。  警察も良い味出しています。  リチャード・ドレイファス演じる奇術師マイコーも、ビリー・コノリー演じるサビアンも、良い脇役です。  主役級はもちろんですが、良い映画というのは、『脇』が良い気がするのですよね。  どこかで見たことあるようなシチュエーションの映画も、完成度が高ければ十分に面白いという作品の典型でしょう。  むしろ定番のハッピーエンドへ進むのだろうということがある程度予測されちゃうので、安心して見ることが出来ます。  もちろん予想外の展開になれば、それはそれで面白いのです。  ただそんなよくあるパターンの中で、伝書鳩にダイヤを2個ずつつけて飛ばすというアイデアは凄く良いですね。  地道な作戦なのに、爽快でおしゃれでわくわくする不思議な感覚。  一つ不満をもらすなら、ラブコメパートでしょうか。  ポーシャ・デ・ロッシはかわいらしい女優さんではありますが、彼女とのシーンになるたびに、トーンダウン、ペースダウン、中だるみを感じちゃうのです。そこだけがちょっと残念ですね。  ラストは良かったですけどね。[DVD(字幕)] 7点(2016-11-13 23:10:32)(良:1票) 《改行有》

1118.  シンドバッド/7つの海の伝説 《ネタバレ》  ビジュアルが美しい。アニメーションがなめらかできれい。スピード感があって面白い。声優さんも完璧。  特にお気に入りのシーンは、『ドラゴンの牙』のセイレーン。恐ろしさと美しさを併せ持つ名場面。さすがはディズニーですね。  ですがストーリーは一本調子。基本的には逃げの一手。途中で飽きます。  また、他のキャラクターのビジュアルは申し分ないのですが、カオスの女王エリス、シンドバッド、マリーナ、メインの3人のビジュアルが好みでありません。これは致命的。誰か一人でも好みに合っていたら、ストーリーの拙さをカバーできたのに。  子分たちも登場シーンはイカしていたのに、それ以降は完全にモブに成り下がります。  副官みたいな人、武器をいっぱい持っている人、やたら身軽な人。  魅力的なキャラクターも結構登場させておきながら、全然活躍しません。  日本の人気漫画『ワンピース』なんかに慣れ親しんでしまうと、物足りないのです。  バトル系やアドベンチャー系では、やはり日本の漫画はトップクラス。すべてのキャラクターに見せ場があり、イキイキと活躍するのです。  この作品も悪くはありませんが、日本の漫画には遠く及ばないですね。[DVD(吹替)] 6点(2016-11-13 15:06:06)《改行有》

1119.  インファナル・アフェア 無間序曲 《ネタバレ》  残念ながら、1作目の緊迫感と衝撃には敵わず。  一番の原因は、潜入をしている二人がメインではないからでしょう。  ウォン警部とルク警部。マフィアのほうではサムとハウ。そしてサムの妻マリー。  そういった人物たちを中心に物語は展開していきます。  よって、前作のような衝撃のラストが待っているわけではないので、サスペンス色は弱めに感じます。  ですがクライムムービー、マフィアものとしては素晴らしい完成度で、見所が多いのは確かでしょう。  ただ、クライマックスが中盤くらいでいっきに押し寄せるため、終盤からラストにかけては消化試合のような雰囲気に。  この後半でラウとヤンがそれぞれの潜入を活かしたあっと驚く展開ストーリーが待っているかと思いきや、何もなし。前作の説明書的役割に落ち着いちゃってますね。  まあそれでも、ハウの2年分の証拠をきっちり集めたヤンは評価しましょう。  その一方で警察内部に潜入しているラウは果たして何の役に立っているのか?  そもそもラウを警察官に仕立て上げなくても、サムはウォン警部から情報を仕入れられるのだから、ラウ潜入の必要性がほとんど感じられないのは残念ですね。  怒涛のごとく死者の山を築いていく中盤から後半は、その勢いに圧倒されること間違いありません。  バイオレンスギャングムービーとしては良作、なんでしょうが、そうなってくるとあまり好きなジャンルではないんですよねー、これが。[DVD(字幕)] 7点(2016-11-13 04:29:55)(良:1票) 《改行有》

1120.  ブラックホーク・ダウン 《ネタバレ》  実話をもとにしているだけに、ドキュメンタリーのように事実だけが淡々と映し出されていきます。  ですが退屈とは無縁の内容ですね。  ソマリアのアイディード将軍の側近?の身柄を拘束するだけの強襲作戦。速やかに30分程度で終わるはずだった作戦は、泥沼の市街戦へと突入。陸上部隊も、輸送トラックの部隊も、予想を超える攻撃に次々と死者を出します。  そして撃ち落とされるブラックホーク。救援に向かうブラックホークまで撃ち落とされ、被害は拡大の一途をたどります。  1名、2名を救うため、更なる死傷者を出していく。  単純な足し算引き算ができないのはわかっていますが、やりきれない思いでいっぱいになります。  『あいつらは石を投げてくるから気をつけろ』に代表されるソマリア民兵を下に見る、数々の格下発言。  民兵の子供達が無線機でヘリの音をとり、米軍の出動を知らせるシーンで、子供達に向かってヘリから手を振るアメリカの兵士。  確かにこの作品は純粋な反戦映画ではないのかもしれません。  むしろ、戦争の相手を『無能』『格下』と決め付けてしまったがために、急襲が急襲でなくなり、待ち伏せに会い、被害を拡大させてしまったことをアメリカに反省させるような内容に見えます。  見逃してしまった待ち伏せのサイン。あそこで待ち伏せされていることに気付いていれば、アメリカもソマリアも被害が拡大することはなかったのでしょう。  戦争をする気はなかったのに戦争になってしまった、というのが本当のところではないでしょうか。『これはもう強襲作戦ではない。最悪の市街戦へと突入したんだ。』という本部の上官の悲痛な叫びが、すべてを物語っている気がします。  登場人物が多すぎて、誰が誰だかわからなくなります。誰がデルタフォースなのかも、途中からよくわからなくなります。ソマリアの人たちも、民兵と一般市民の区別がつきません。  つまりは、偉そうに語ってしまいましたが、私がこの映画を理解できているのかどうかが、そもそも怪しい。  ですが、戦争のシビアな現実は、少なからず感じ取ることができたのではないかと思っています。  戦争映画でこのコメントを使うと顰蹙を買いそうですが、『大変面白かった』です。  当事者ではないから言える意見ですね。日本に生きる私にとっては、やはり他人事なのかもしれません。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-11-12 14:17:52)(良:2票) 《改行有》

0100.44%
1210.93%
2291.28%
3893.93%
41446.35%
527812.27%
649621.89%
773532.44%
832514.34%
91024.50%
10371.63%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS