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プロフィール
コメント数 2259
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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1121.  [リミット] 《ネタバレ》 「黒先黒生き」という形式の詰め碁問題があります。これは「指し手は先手(黒番)で、この局面で生き残ってください」というもの。本作もそういう趣向の映画かと思っていました。が、違いました。本作は「黒先白死」。それも主人公は先手番ではなく後手の白番。死ぬ事が前提なのです。通常の対局であれば、負けを自覚した時点で投了するのが潔いのですが、本当に命が懸かっているのなら、そうはいかない。命が取られるその瞬間まで足掻きます。相手がミスするかも知れませんし。しかし残念ながら“持ち時間”も“手筋”も、少な過ぎでした。あの結末で仕方が無い。主人公は頑張った方です。ただ、自分はやっぱり「黒先黒生き」の問題を解いてみたいです。そうじゃなきゃ、虚しい。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-10-01 19:28:56)(良:1票)

1122.  ワナオトコ 《ネタバレ》 原題のままだと類似タイトル作品と判別が付かなくなるので、この邦題はイイと思います。それに実際のところ、コレクションしていませんし。正確には、“鮎の友釣り用餌鮎の捕獲”。餌以外の獲物に対する扱いがぞんざいなのも困りものですが、ご自慢の罠に対する拘りが感じられないのも頂けません。箱を開けて驚いたところを後ろから襲うって、あんまり意味ないような。折角仕掛けた罠ですから、ちゃんと活用しなくては。直接ナイフで襲い掛かるとか、トラバサミに突き飛ばすとか美しくありません。一般人が気にしない細かな部分に拘るのがオタクのイイ所だと思います。時間制限と子供救出というクリア条件をつけ、かつ主人公を“良い人”に設定したのは上手いです。ハラハラ・ドキドキさせて頂きました。ワナオトコVS人の良い盗人の第2ラウンドも期待していいのかな?[DVD(字幕)] 6点(2011-09-28 18:53:12)(良:2票)

1123.  人生逆転ゲーム<OV> 《ネタバレ》 映画版『カイジ』のサブタイトルと同タイトルの本作。“2匹目のドジョウ”を狙った映画である事は明白ですが、せめて“ざる”くらいは用意して欲しいと思いました。手ぶらじゃドジョウは掴めません。肝心のゲームに難ありでした。戦略性が薄く、カイジ流に言うなら運否天賦。心理的な駆け引きもありません。折角グラビアアイドルを主役に据えたのに、サービスカットが一つも無い。観客は何を楽しめばよいのでしょう。2番煎じでも3番煎じでも、C級でもD級でも構いませんが、お客を楽しませようという心意気だけは、どんな映画にも必要と考えます。そういう意味で本作はダメだと思いました。なお元ネタより上の点数を点ける訳にもいかない出来ばえなので、『カイジ』の方の点数を補正しておきます。[DVD(邦画)] 2点(2011-09-25 18:20:06)

1124.  世界侵略:ロサンゼルス決戦 《ネタバレ》 “人類VS宇宙人の戦争”という極めてマクロな事象を扱いながら、視点は10人足らずの小隊に固定するというミクロなアプローチは『宇宙戦争』(2005)と同じ。劇場の大スクリーンは、まさしく戦場そのもので、観客は砲弾飛び交う戦火の中に身を置くことになります。手振れカメラの使い方も効果的で、鑑賞のストレスになる一歩手前で抑制し臨場感を上手く演出していると感じました。不測の事態で狂っていく計画。仲間が一人また一人と減っていく中、信念と経験に裏打ちされた判断力と行動力で道を切り開いていく主人公の頼もしいこと。ナンツ二等軍曹というキャラクター名を無視し、勝手に“照英”と名づけて心の中で応援していました(だって映画版『スクール・ウォーズ』の泣き虫先生そっくり)。“絶対に死ぬわ”というシチュエーションを潜り抜ける度、サバイバーズ・ギルトに近い感覚を味わう事が出来たのも、感情移入出来ていたことの証と考えます。それにしても、こういうブロックバスターは劇場で観なければ損。TV鑑賞では面白さ半減でしょう。同じく劇場鑑賞した『インデペンデンス・デイ』を上回る9点を進呈させて頂きます。 [映画館(字幕)] 9点(2011-09-22 19:58:46)(良:2票) 《改行有》

1125.  宇宙人ポール 『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ』の主演コンビには絶対の信頼を寄せているものの、監督がエドガー・ライトでは無いという1点において、いくばくかの不安を抱いて鑑賞に臨みましたが、杞憂に終わりました。いつもの映画愛溢れるパロディ&オマージュに嬉しいやら胸を熱くするやら、大変楽しいひと時を過ごす事が出来ました。特に素晴らしかったのが脇役たちです。宗教女にお馬鹿エージェント2人組。愛すべきサブキャラクターが活躍するコメディにハズレはありません。『僕らのミライへ逆回転』もそうでしたが、こういうお遊びに付き合ってくれるシガニー・ウィーバーには本当に感謝します。そしてお疲れ様でした。ただ、冒頭に挙げた2作品と比べるとやや物足りないと感じるのも事実。ポールとの友情、グレームと宗教女のロマンス等、ドラマパートの処理が淡白だった気がします。喩えるならそうめんのようなアッサリ感。もちろん悪いワケでは無いのですが、観る者の心に楔を打ち込むような“引っ掛かり”が欲しいと思ってしまいます(当日の夜初めて食した某○古タンメンのような忘れられない何かが欲しい。好みではなかったけれど、あの味は忘れません。)そういう意味では、みんな“物分りが良すぎ”でした。『E・T』未見。『未知との遭遇』はどんな話か忘れた。そんな自分でも楽しめたのですから、意外と間口の広い作品かもしれません。本作がキッカケで『ショーン~』や『ホット・ファズ』を観てくれる人が増えると嬉しいです。(2011年9月18日。したまちコメディ映画祭in台東『映画秘宝まつり』・浅草公会堂にて鑑賞)[映画館(字幕)] 8点(2011-09-19 21:28:38)(良:1票)

1126.  ハプニング 《ネタバレ》 高熱や湿疹が出るでも、血が吹き出る訳でもない。ただ壊れて死を選ぶ。理由は分らないが、とにかく此処に居たらダメだ!この“得体の知れなさ”が恐怖の源。分らない事が怖いのです。この観点から『植物毒素説』を捉えてみるのが面白い。極限状態の中で主人公が導き出した仮説には、何の根拠もありません。空想・妄想の域を出ない。でも彼らには「指針」が必要だった。神や仏に縋るのと同じように、自然科学者である主人公は「自然界の理」に救いを求めたのだと思います。彼らが助かったのは、結果的に仮説が正しかったからではなく、自らの意思で行動したからだと感じました。誰かに自分の命を託したりしなかった。友人の娘の存在も大きい。子を守らなくてはいけない使命感は大きな力に変わります。「絶対に死ねない」意思を持った人間は死んでいません。(娘を託した父親は半ば諦めていると言えます。)そういう意味では、主人公たちの最後の決断には少しガッカリしました。愛情は美しいと思うものの、まだまだ諦める段階ではなかったのに。事象のメカニズム(解釈)については、ご指摘のレビュワー様もおられるように、人間の負の感情を察知して植物たちは攻撃を加えていたのだと考えます。恐怖・怒り・焦り・絶望…集団が大きいほど、負の心のエネルギー総量も増す。なお動物たちに影響が無かった事から、毒素は人間特有の“自殺欲”を刺激する仕組みと推測します。幼子には無効。植物にとっての脅威は“負の感情を持った大人“なのだから。構想は素晴らしく、印象的なカットも豊富。悪くないと思います。なかなか考えさせられる映画でした。[DVD(字幕)] 7点(2011-09-16 18:30:13)

1127.  恐怖(2009) 《ネタバレ》 (ネタバレあります。未見の方はご注意ください。)終盤まで「とんでもないカルトムービーだ。訳わからん」と戸惑うばかりでしたが、ラスト2分で謎解きがありました。本作で展開される不条理な出来事は、練炭自殺を図った者たちが死ぬ間際に見た悪夢でありました。いや“願望”と言った方が近いかもしれません。潜在意識の中では“助けて欲しかった”ということ。エピソードのベースとなっているのは、みゆき(中村ゆり)の幼少期の体験(トラウマ)で、車中の蒸し暑さは“電気ストーブ”に、集団自殺呼び掛け人の割られた頭は“血生臭さ”として、夢に登場しています。自殺に至らしめた苦悩も同様に組み込まれているとすれば、“処女の懐妊”は性暴行の可能性を匂わせます。いずれにしても彼らは、苦しんで、苦しんで、苦しみ抜いて死んだ。ラストシーンは、風に飛ばされる白い粉。おそらく練炭の灰であり、遺骨の見立て。中から幽体離脱チップが出てくるかと目を凝らしましたが確認出来ず。やはり物語は悪夢であったということでしょう。“死んだら人は無になる”という台詞通りの結末と解します。ホラー漫画に似合いそうな役者を揃えましたが、中でも片平なぎさのハマリ具合は絶品。間違いなく一番怖かったのは片平の顔でした。物語の構成は目を惹くものの、結果的に残るものが無く、この点は本作の弱点と考えます。[CS・衛星(邦画)] 5点(2011-09-13 19:58:11)

1128.  伊豆の踊子(1974) 山口百恵主演のザ・アイドル映画。ソフトフォーカスを多用し、山口の美貌を強調します。ただ、残念なことに(あるいは当然のことながら)演技は芳しいものではありませんでした。しかし映画そのものは、作中当時の風俗や価値観が偲ばれる丁寧なつくりで好感が持てました。恥ずかしながら原作未読ですが、読んでみたいと思わせる映画でありました。ところで、あのラストカット。アイドル映画の甘ったるさを払拭したかったものと推測しますが、単に後味を悪くしただけの結果に。締めで塩胡椒を効かせたいのなら、それまでの味付けを調整しなくてはいけません。現実の厳しさは、既に織り込み済み。“過ぎたるは及ばざるがごとし”です。最後に一言。宇野重吉のナレーションは神。TVアニメ版『家なき子』を観たくなってしまいました。[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-09-10 19:22:06)

1129.  プレデターズ(2010) 《ネタバレ》 本作最大の欠点は生還要件が厳し過ぎることです。エイドリアン・ブロディは「船を奪って捕虜となっていたプレデターに操縦させる」と言いますが、幾らなんでも無茶というもの。ある程度現実的な希望がないと、“生き残ってやろう”という気が失せてしまいます。そういう意味では、舞台設定の種明かしは最後でも良かったかと。やっと敵を倒して空を見上げたら月が2つありました的な。結末の感じでは続編製作が可能なので、次作でちゃんとオチを付けてもらいたいと思います。原点回帰とも言えるジャングルでのサバイバル戦は、『プレデター』らしくて良いと思います。ただ、プレデター攻略法としては、さほど目新しい部分は無く、1対1でヤクザに遅れを取ってしまうプレデターはちょっと頂けない。でもお気軽に楽しめるSFシリーズという点を評価し、チョイ甘めですが6点進呈いたします。[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-09-07 19:51:32)(良:1票)

1130.  脇役物語 《ネタバレ》 主役がスーパースターなら、キャラクター造詣にとやかく言うつもりはありません(ウソ。ちょっとは言うけど)。イチローや石川遼がどんなパーソナリティだろうと、所詮別次元の人間ですから。でも(自分と同じ)脇役が主役となれば、是非とも感情移入したいと思うのです。ところがヒロシという人間がよく分からなかった。倒れている自転車を直す潔癖さ。損な役回りを引き受けてしまうお人好しぶり。これらの性質と、酔っ払って花壇の花を抜いたり、写真を千切って路上に巻いたりする“雑”な部分とが、どうも相容れないのです。後者の描写はドラマでよく目にする典型シーンではありますが、彼にさせるのは間違っていると感じました。この事はアヤの方にも当てはまります。彼女はサッパリした性格。だからといって、売り物の葡萄を無断で頂戴したり、インターネット喫茶のアルバイトに食って掛かったりするでしょうか。キーアイテムを印象付けるため、あるいは彼女に啖呵を切らせるために、無理矢理エピソードを捻じ込んだような。彼ならどうする?彼女ならどう考える?脚本を練る上で必要な人物造詣との調整が、出来ていない気がしました。それに核となる2人の恋愛模様もパッとしません。起承転結の頭と尻尾だけ提示されても困ってしまう。いつ2人は愛を育んだのでしょう。賑やかしの枝葉のエピソードに気をとられて、肝心の本筋が脆弱では意味がありません。物語のコンセプトは気に入りましたし、役者も良い人達を揃えたたけに勿体無いです。以下完全なる余談。松坂慶子について。腐っても鯛。太っても美人女優。さすがにお綺麗です。でも失礼ながら、あの腕ならリキラリアットが打てる。[DVD(邦画)] 4点(2011-09-04 00:25:01)

1131.  板尾創路の脱獄王 《ネタバレ》 『脱獄もの』というジャンルは、数多くの名作・傑作を輩出してきた超優良カテゴリー。ただでさえ観客のハードルは高い。そこへ来て、このタイトル。そりゃ期待しますとも。奇想天外な脱獄プラン、看守とのせめぎ合い、手に汗握る脱出劇を!ところが、これら『脱獄もの』の目玉部分について、見応えはありせん。かといって、監獄生活における人間ドラマに重点が置かれている訳でもない。物言わぬ主人公が、脱獄を繰り返し捕まる。その繰り返し。正直、飽きてきます。雰囲気は思いっきりシリアスなのに、脈絡もなく中村雅俊を歌う主人公。観客は戸惑うばかりです。終盤にきてやっと物語の終結点が見えてきたと思ったら、まさかまさかのハングライダー!この土壇場で、ようやく観客は気づく訳です。「なんだコレ、コメディだったのかよ」と。観終えてみれば、首尾一貫“板尾創路の笑い”に違いないのですが、それに気づけというのは無理な話。何となく騙されたような気になってしまう。それが本作の評価にも表れているのだと思います。ただ、ここまで監督の色がハッキリ出ている映画もめずらしい。個人的には“アリ”と判定したいです。2回目以降が面白い映画だと思いました。[DVD(邦画)] 6点(2011-09-01 19:29:37)

1132.  運命のボタン 《ネタバレ》 (いきなりネタばれあります。ご注意ください) 物語のポイントは“ボタンを押すか否か”ではなく、“夫婦はみな、子を救うために配偶者の命を奪う選択をする”という部分にあると考えます。キャメロンがボタンを押した瞬間と、別の被験者が妻を撃ち殺したタイミングが一致している事から、まるでボタンが別件の射殺の引き金になっている印象を受けますが、違います。箱に送信機能が無いのは確認済み。ボタンは、被験者夫婦の一方を殺す羽目になるスイッチでした(正確には、ボタンを押した者が配偶者に殺される)。宇宙人は多分こう考えています。自分の幸福のために他者に犠牲を強いるエゴイストならば、遺伝子的に無関係な配偶者よりも、血の繋がりのある子供の利益を優先させるだろうと。残ったクズたちは従業員として、こき使えばいいと。でも待って欲しい。最後の選択は、子供をトラブルに巻き込んだ親の罪悪感や責任感がさせること。我が身可愛さの選択とは違います。(もし子の障害が先天性のものなら、障害が消えるとしても夫は妻を撃ったりしない)。それに配偶者を失う事がどんなに辛いことか。血縁でなくても、自分の命と同じ、いやそれ以上の価値を認められる命があるのです。人間には。殺される妻だけでなく、殺した夫もまた苦しみます。だからもう人の弱い心に付け込むような調査は止めて欲しい。利己主義がいけないのなら、地球上全ての生き物の存在が否定されます。目先の欲に溺れてしまうのは愚かだけれど、我が身を犠牲にできる良心を持っているのも人間です。[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-08-31 19:26:16)(良:1票)

1133.  BUTTERFLISTA すべては、愛の行為。 《ネタバレ》 登場人物は、グッドルッキングガイ、わりと綺麗な白人マダム、美香さん、そして恭子お姉さま。基本的に台詞は吐息ですが、BGMで聞こえません。各チャプターの冒頭で(たぶん)美香さんのナレーションが入りますが、言っている意味が解りません。いや解りたくないというのが本音。美香さんが主役のチャプターは何とか我慢できるものの、お姉さまの回は修行僧でも泣いて土下座をするレベル。中でもグッドルッキングガイとお姉さまが××をかます第1チャプターと、着せ替え美香さん人形の第6チャプターの破壊力は、もはや兵器と言っていいでしょう。精神に異常をきたしかねません。自分は円周率20桁を繰り返し暗唱することで、なんとか難を逃れましたが、もしゆとり世代だったらと考えるとゾッとします。悪いことは言いません。真っ当な映画ファンでいたいのなら、いや人の道を踏み外したくないのなら、本作に手を出してはいけません。とくに『死霊の盆踊り』を鑑賞済みで、既に片足を踏み外しているあなた。ダメ、ゼッタイ![DVD(邦画)] 1点(2011-08-28 18:58:25)(笑:1票)

1134.  ゴスロリ処刑人 《ネタバレ》 『平凡ポンチ』で女優・秋山莉奈に興味をもち、本作の鑑賞に至りました。こういうキワモノ役でどれ程やれるのか観てみたかったのです。ところが残念なことに不発でした。もっともこれで秋山を責めるのは酷かもしれません。こんな特殊な役柄をこなせる日本人女優はそうはいないと思われます。まずはルックス面。主人公は漆黒のゴシックロリータファッションに身を包みますが、意外なほどハマっていません。瞳は大きいし、童顔なのに何故?面長だから?一見、鳥居みゆきソックリなのですが、たぶん鳥居の方がこのコスが似合います。『下妻物語』の深田恭子のようにはいきませんでした。次にアクションについて。『芸者VS忍者』の小原監督ゆえアクションの質は悪くありませんが、秋山についてはほぼ吹き替えでした。“下手だけど頑張りました”的な言い訳が無いのは潔いとも言えますが、ここまで露骨だとちょっとガッカリ。感情は常に押し殺し、台詞も少なめ。これで特色を出すのは、今の秋山では難しいでしょう。次回作に期待、としておきます。むしろ独眼2丁拳銃で弾けまくっていたエルちゃんこと百瀬美咲嬢の方が輝いて見えました。作品全体のテンションとしては、『片腕マシンガール』に近いですが、ギャグは上滑りぎみ。根が真面目な監督なのでしょうか。[DVD(邦画)] 4点(2011-08-25 20:23:41)

1135.  ゾンビランド 《ネタバレ》 “32のルールを駆使して生き残れ!”というキャプションは少々大げさながら、確かに劇中指定のルールを破らなければゾンビ世界を生き抜くのは難しくないと思えます。事実、危機感はあまり感じられません。この温めの空気感が気に入りました。こんなに和んだ気持ちで観たゾンビ映画は久しぶり。ですから、終盤戦4人全滅モードに突入した時には焦りました。なんだよ、結局お決まりバッドエンドパターンかよと。なので、この結末で個人的には万々歳。ただしヒロインを救い出した直後のシーンに異議があります。終始徹底していた「2度撃ち」を何故この場だけやらないのでしょうか?キスの最中に頭にズドーンとやってこそゾンビ映画でしょうに。本作が米国で支持された理由の一つは、「トゥインキー」やローカルな地名、ビル・マーレーを本人役でキャスティングしたセンスに有ると思われます。このニュアンスは日本人には理解し難いところ。トゥインキーは「うま○棒」、ビル・マーレーは竹中直人あたりに置き換えてみればいいのかな?それにしても、ビル・マーレー。ゾンビメイクでゾンビに間違われて殺される。あれはある種の自殺だと考えますが、最高のギャグでした。希望の無い世界で考えるのは、どう生きるかではなく、どう死ぬかなのかもしれません。梅図かずおの『漂流教室』よろしく希望の象徴“遊園地”を目指した主人公たち。彼らだって其処が本物の楽園だとは思っていないはず。手ごろな死に場所を探していたのではないかと。「ヒーローになるな」というルール破った主人公。それは価値観の転換を意味しました。自分の命よりも大切な命の存在を認めること。世界を生きぬくためのルールは、“自分がマシに死ぬための注意書き”ではなく“家族を守るための約束ごと”に変わったのだと思います。決して4人の未来は明るくはないけれど、今彼らが抱いている希望は、本物です。[DVD(字幕)] 8点(2011-08-22 18:57:18)(良:2票)

1136.  ×ゲーム(バツゲーム)(2010) 《ネタバレ》 “設定は最高。中身は???なライトノベル”。失礼ながら、それが原作者山田悠介氏の小説のイメージです。本作もご多分に洩れずそのような物語との印象でしたが、もう少しどうにかならなかったものかと思います。復讐のおぞましさや虚しさを訴えかけるワケでもなければ、ゲームの奇抜さや残虐性に見るべき部分もない。観客に何を見せたいのか分かりません。設定だけ頂いて、内容は思い切って変えちゃえばいいのにと思いました(イジってコレなら申し訳ない)。このクオリティで2時間は正直キツいです。DVDパッケージのキャッチフレーズは「これを観るのもバツゲーム」。確かに。[DVD(邦画)] 2点(2011-08-19 19:28:26)

1137.  ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ 《ネタバレ》 ラスト、見事に真実の赤林檎が揃いました。それも1人を救うため全員がマイナス覚悟で赤林檎を投じている。感動も一入です。でも自分はここで逆に醒めてしまいました。いくらなんでもそれは無い。ファンタジーが過ぎます。そんなお人好しが集まっているのなら、ハナからこんなゲームは成立しない。もちろん、これまでの投票結果を通じて、プレイヤーは騙し合うことの不毛さを学んだのかもしれない。でも、1億円はオッサン一人を救うために諦められる額じゃない。1億円。それは庶民の生死を左右する額。倫理観の針が捻じ曲がる値。わが身を犠牲にしてまで他者を救いたいと願う神崎の心根は尊いけれど、それを他のプレイヤーにも求めるのは間違っています。彼女の主張からは、“みんな仲良く貧乏暮らしの共産主義”あるいは“手をつないで一緒にゴールする幼稚園の徒競走”のような、似非平等主義の臭いがする。赤林檎の教訓ってそうじゃないはず。“幸せは誰かの不幸のもとに成り立つものではない”そこに気づけたのなら、安易に自らの利益を損なう選択をしてはいけない。その場はよくても、無理は後から必ずたたる。赤林檎は、みんなが幸せになるために揃えられてこそ価値があると思うのです。神崎がどうしても仙道を救いたいのなら、ゲーム終了後に自らの才覚で彼を助ければいいのです。カネの事をマネーと言い換えていることからも判るように、『ライアーゲーム』は騙しあいの駆け引きを、ゲームと割り切って楽しむ趣向。そもそも倫理観を問うものではありません。ですから“流して”観る分には面白いのですが、事の是非を考えてしまうと駄目なんですね。[DVD(邦画)] 6点(2011-08-16 21:27:19)(良:2票)

1138.  武士道シックスティーン 《ネタバレ》 皆が竹刀を振るう中、磯山が手にするのは木刀です。武蔵が巌流島で手にした櫂の木刀。少なくとも彼女の意識の中では。“試合”ではなく“死合”、“打つ”ではなく“斬る”なのだと思う。真剣勝負。遊びの剣道に負けられない。負けるはずが無い。その想いが彼女を支えています。一方、西荻が手にする竹刀はどうでしょう。彼女は勝ちたくないと言う。本気で勝負して負けるのが怖いと言う。相手に打ち込む気概の無い刀は、穂竹のように撓るばかり。剣士の刀ではありません。たった一度負けた相手に固執した磯山。一見して“嫌な奴”を慕う西荻。2人が惹かれ合ったのは、自分に欠けている“必要なもの”を相手の中に見つけたからだと思いました。父親の生き様に呪縛された者同士、何か通じるものがあったのでしょうか。まさに“縁”です。異なる価値観を取り入れることで、2人は新たな自分を発見しました。でもそれは楽しい事じゃない。一度獲得した自分の基準を崩すのは苦痛なもの。特に磯山にとっては、自らの生き方を否定しかねない危うい行為でした。事実、磯山の刀は一度折れましたし、西荻の剣は乱れに乱れました。でも乗り越えたからこそ、今の2人が在る。折れた磯山の刀は力強く再生し、西荻の刀には芯が入りました。16歳。青春真っ只中。この時期にどんな人と出会ったか、どんな経験をしたかで、その後の人生が大きく変わる。「私を見つけてくれてありがとう」そんな台詞が言える友と出会えた事は一生の宝物。「剣道をやっていればまた会える」やせ我慢で平静を装う磯山が切ないです。切ないけれど羨ましい。2人はきっと、素敵な大人になってくれることでしょう。[CS・衛星(邦画)] 8点(2011-08-13 21:25:21)(良:3票)

1139.  インシテミル 7日間のデス・ゲーム 《ネタバレ》 ミステリーファンの琴線をくすぐる各種アイテムが提示される序盤は、まるで『名探偵登場』のよう。しかし次第に本作と同じく藤原竜也主演の『カイジ』と『バトル・ロワイアル』を足して2で割ったような趣向へとシフトしていきます。しかも両作品の長所を引き継いでいません。自分はコレ、ダメだと思いました。説得力を欠く設定や、ルールの不備はこの際置いておくにしても、物語の組み立てで致命的な欠陥が2箇所あると考えます。それは早々に殺人者の1人を特定してしまった事。実験の真相を露呈してしまった事。これは本サスペンスにおける肝。終盤まで引っ張って、あらゆる可能性を残しておかないといけません。“(ログ)インして観る”というタイトルの秘密を、あっさり明かし過ぎです。手品のタネを明かしても観客の興味を惹きつけられるのは、マギー師弟とナポレオンズくらいのもの。この脚本にそれだけのパワーは有りません。それに藤原と綾瀬のドラマ処理も物足りないと感じます。ラスト、綾瀬の後悔と葛藤をきちんと描かないと物語として味気ないものになってしまう。ちなみにホリプロ50周年記念作品とのこと。誰がどの段階で死ぬかで、そのタレントの重用度が分かるようで、その部分は面白かったです。片平なぎさをあんな風に殺して大丈夫なんだ…。[DVD(邦画)] 3点(2011-08-10 21:49:50)

1140.  アイドル爆弾(OV) 《ネタバレ》 爆弾装着と解除のルールについて整理してみます。愛里を標的に指定した犯人の証言から判明しているのは以下のとおり。①爆弾はある組織により装着される。②爆弾装着者は、新たな標的を指定し、さらにその者が別の標的を選んだ時点で最初の爆弾が解除される。③標的はフルネームを言える知人に限定される。④複数の標的を指定することが可能。その他、状況から推測されるのは以下。A.爆弾は、脳波や筋肉を感知して爆発する性質を持ち、装着者に多大なストレスを与える。B.装着者が次のターゲットを選んだとき②のルール説明は必須ではない。C.複数の標的を選定した場合でも、そのうち1人が新たな標的を選べば爆弾は解除される。露見しているゲームルールはこれくらいでしょうか。でも、本来はもっと様々な制約があるはずです。例えば④なら人数制限があるはず。一度に100人とか無理でしょう。Bが有効ならば、いくらでも人殺しが出来る。③の“知人”の範囲は何処までOK?自分なら某将軍様を指定しますが。提示されていない“裏ルール”の存在が予想できます。『カイジ』や『ライアーゲーム』は、この部分にポイントを置いた作品でした。一方、本作は“爆弾魔に翻弄されるアイドルちゃん“という事象を披露することに終始します。前述の作品と比べると、残念ながら物足りない。アルバトロスのモキュメンタリーとは思えぬ真面目なつくりだったので(主演のアイドルちゃんも熱演でした)、せめてオチは納得のいくものを用意して欲しかったです。あんな投げっぱなしの結末は良くないです。あ、手榴弾ってことか?[DVD(邦画)] 4点(2011-08-07 17:57:56)

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3994.38%
41586.99%
541218.24%
649722.00%
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