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プロフィール
コメント数 1251
性別 男性
自己紹介 【名前】「くるきまき」(Kurkimäki)を10年近く使いましたが変な名前だったので捨てました。
【文章】感想文を書いています。できる限り作り手の意図をくみ取ろうとしています。また、わざわざ見るからにはなるべく面白がろうとしています。
【点数】基本的に個人的な好き嫌いで付けています。
5点が標準点で、悪くないが特にいいとも思わない、または可も不可もあって相殺しているもの、素人目にも出来がよくないがいいところのある映画の最高点、嫌悪する映画の最高点と、感情問題としては0だが外見的に角が立たないよう標準点にしたものです。6点以上は好意的、4点以下は否定的です。
また0点は、特に事情があって採点放棄したもの、あるいは憎しみや怒りなどで効用が0以下になっているものです。

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1141.  純愛譜 《ネタバレ》 当初の予定としては、一応見てからせせら笑って2点とか1点とか付けてやるつもりだったが、実際見るとそれほどでもない。主役は当初さえない顔に見えたがなかなか味のある俳優だし、またストーリーはよくわからないながらも何かじっとりした説得力があると感じられる。それが俳優の演技なのか監督の力なのか国柄のせいなのか、映画通でない自分には分析的に説明できないのが残念である。 ただし、やはりどうしても困ったことだと思うのは、男の方がこれほど徹底的に気色悪い・汚らしい・変態なところを見せつけなければ映画にならないのか、ということである。少なくともわが国では、女子トイレで(それも職場の)常習的に覗きをするような男が恋愛モノの主人公になる資格はないわけだが、向こうは下世話で露悪的なのをリアルとみなす国民性なのかも知れず、まあこれが異文化というものだと思うしかないだろう。 ところで劇中では、“痛い”とか修学旅行の写真とかで何やら運命的なものが演出されてはいたようだが、それでも最後にアラスカで2人が出会うというのはかなり強引な展開に思われる。あえて引き合わせずにネット上の恋で終わらせることもできたはずだと思うが、そこはやはり物理的にモノにしなければ気が済まないということか。そもそも主人公も最初からそういうことしか頭になく、それで毎日悶々としていた感じに見える(心情はわかるが肯定はしない)。 またヒロインに関しても、友人が出産の決意をしたことなどで気分が生殖の方へ向いて来たらしい描写が見られ、一方ではその友人の彼氏がイラン人だかイラク人だったことで、外国人との心の壁が低くなったようにも思われる。もしかするとこの映画は、日本人(女性)の恋愛市場をアジア(の男)に開放せよという、今日の目で見れば非常に先駆的なメッセージを含んでいるのかも知れない。 しかし本当にそういう目的の映画だったとすると、この内容では明らかに失敗であり、また個人的には「地球防衛軍」(1957)という映画を思い出す(ほとんど誰も知らないだろうが)。主人公とヒロインの国を逆にした場合に、このような合作映画は成立するだろうか。[DVD(邦画)] 3点(2013-07-01 21:32:14)《改行有》

1142.  失恋殺人 《ネタバレ》 ここまでの平均点が妙に高いので困惑する。 見た動機としては皆さんと同じだが、根が真面目なので原作から先に読んだ。読むのに5分程度の超短編なのに、これを「完全映画化」すると時間が20倍に拡張されるというのはよくわからない。原作もそれほど内容のある話ではないが、映画では原作固有のアイデアが骨抜きになってしまい、ただの痴情殺人と化している上に題名も意味不明になっている。 またドラマとしては、劇中の夫婦がそれぞれに必死なのはわかるが、妻と浮気相手の関係がどこまで本気なのかわからず、昼間からこんな所で何やってんだか、という印象しかない。最後の男の行動は本気度を示したようにも見えるが、実は単に自分の社会的地位にこだわった結果とも取れるし、ラストで出るテーマらしきものも真に受けていいのか怪しい気になる。 一方、登場人物で少し注目したのは医院の事務員で(台詞では看護婦)、この人が出て来たところで面白くなるかと期待したのだが、結局それほどでもなく肩透かしだった。女探偵も好人物ではあるが行動が定型的すぎる気がする。また主演女優については、脱がなくてもいいので(脱いでもいいが)もっと普通に魅力的に見える映画に出てもらいたいものだと思う。 なお評点に関しては、自分のせいで平均点を落とすのは誠に心苦しいが、宮地真緒・星野真里・山田キヌヲの3女優を讃えて合計3点だけ献上する。男にはやらない。[DVD(邦画)] 3点(2013-04-15 20:49:36)《改行有》

1143.  お色気戦隊 熟レンジャー<OV> いいところを書いておくと、まず「ムーンパイオツ」の解説がバカバカしくて笑った。 それから戦隊メンバーに関しては、特に熟好みでもないので全員どうでもいいとも言えるが、それとは別に女性議員役の人(坂本三佳)は、グラビア時代を含めネタ元の人物などと比較にならないほど可愛く見えるので、そういう意味ではこの人だけ見ていれば済むような映画だったともいえる。 ところで自分としてはレッド役の人がアイドルだった時代を知っているが、同世代というわけでは全くなく(向こうがかなり上)、「わたしの彼は左きき」といったような歌を愛聴(愛唱)しているわけでもなく、「左きき~」の振付を真似できるわけでもなく、従ってこの人に強い思い入れがあるというわけではない。しかしそれでも個人的にはこのおねえさんがちょっと気になるというのが実態である。 昔はこの人も顔があまり好みでないと思っていたが、この映画のついでに動画投稿サイトで当時の映像を見てみると見事に可愛らしいので見直してしまった。本当に昔のアイドルはその辺の一般人とは隔絶した魅力のある存在だったのだろうと思うが、それがこの映画(OV)からも感じられるかというと、それはまあ見る人によるというしかない。しかし結果として、自分としては何かアイドル映画でも見たような気分になった…というわけで、作品情報の「ジャンル」のところに「アイドルもの」を加えたくなったが、世間の理解が得られるかどうか不明のため控えておく。[DVD(邦画)] 3点(2013-01-28 20:58:20)《改行有》

1144.  ガメラ3 邪神<イリス>覚醒 《ネタバレ》 この映画では前作の設定を引き継いで、ガメラの行動原理についてうまく整理をつけた印象がある。そしてガメラはやはり人間の味方だったことがわかるが、正確には、自分を助けてくれる人間がいるからガメラも人間を守るということらしい。 一般論として、仮にガメラが災害出動したとすれば(しないだろうが)、一方的な人助けなので万人に感謝されるだろう。しかしギャオスのような外敵と国内で戦闘すれば今回のように巻き添えが出たり、一般民を見殺しにせざるを得なくなる場面もある。それでも可能な限り個別の人助けもするだろうし、特に年少者を守ろうとするのは人情として当然のことである。たとえ被害者が出るとしても、ガメラがいない方がいいというのは本末転倒であり、いなければ外敵を利し、被害者は増えるばかりということになる(劇中では、ガメラがいるからギャオスが来るのだ、という屁理屈までは出なかった)。それが人々を守るということの現実だろう。そういう自分も、身内が死ねばガメラを恨み、怒りは一生消えないかも知れない。しかしガメラの立場がわからないほど理性に欠けてはいない。 劇中では、大人っぽくなった浅黄ちゃんがあくまでガメラを信じ、ガメラもそれに応えていたが、自分もこのガメラを信じる。彼は強い意志と力を持つだけでなく、人間同様の心を持った誠実な生き物であり、最後まで“ぼくらのガメラ”だった。これにより平成ガメラ(映画でなくキャラクターとしての)に対する個人的評価が確定できる。 上記のほか、女性鳥類学者の「生物は最後の瞬間まで生きようとします」という台詞には共感できた。人類はきっと生き延びるだろう。また元警部補がどこまでも逃げようとして逃げ切れず、最後に立ち向かう覚悟を決めた場面も好感が持てる。 評価できるのは以上である。映像面は、現代の映画ならこの程度で当然ともいえる。渋谷の場面は、破壊衝動を満足させたい観客のニーズに応えるためか徹底しすぎで、これをやるなら昭和ガメラの第一作に戻るか別映画ですべきだった。 また京都を火の海にした新キャラクターの面々は、こうなる前に全員死んでもらいたかった。というか映画が始まる前に死んでいろ。バカにしか見えない少年も一緒に死ねば本望だったろう。一体何を作っているつもりなのか。[DVD(邦画)] 3点(2013-01-20 08:46:38)(良:1票) 《改行有》

1145.  宇宙怪獣ガメラ 《ネタバレ》 別のガメラ映画では過去映像を長々と使い回ししていて落胆したが、この映画は初めからそういうものとわかって見たので個人的には問題ない。 内容としては、一度は手放したカメがガメラになって戻って来て、最後は宇宙に去るというのは昭和ガメラ第一作への回帰を意識したのかと思える。が、それ自体にそれほど重い意味はなさそうである。また過去映像が重厚なのに劇伴が妙に軽快で、ドラマ部分も30分番組程度の軽さであり、ちょっとお色気の場面(おねえさんが短パンでアクション)もあるのは東映TV特撮を見ているようだった。ほか主人公の少年の歌う「ガメラのマーチ」(=主題歌)は、どう頑張ってもちょっと受け入れがたいものがある。 ところでこの映画ではガメラの存在感が薄い代わりに、善悪計4人のおねえさんが出ているのが少し豪華で、うち失敗続きで哀れっぽい悪玉のおねえさんを応援したくなるのは製作側の狙い通りだろう。善玉のおねえさん方は武器を持たない宇宙人とのことで、戦力不保持の平和日本に滞在しているのはふさわしいと思えるが、ガメラにばかり頼るわけでもなく自己犠牲も厭わないのはなかなか覚悟が据わっている。大きいおねえさんはいかにも強そうだったが、小柄に見える2人にももっと活躍してほしかった。 ほか具体的な場面として、亀有交番の警官の台詞には不覚にも笑ってしまった。一方でゴジラ映画を揶揄するような場面も挟まっていたが、これは笑えるというより、他人のことなど言えるのかという感じだった。これが昭和ガメラの最後というのはやはり寂しいものがあり、ぼくらのガメラもここまで落ちたかというのが正直なところだが、ただ過去怪獣総登場の上に他メディアからの引用やパクリまで入れ込んだ賑やかさは、「ゴジラ FINAL WARS」の雰囲気に通じるものがあるように思われる。[DVD(邦画)] 3点(2013-01-19 10:07:17)《改行有》

1146.  ちーちゃんは悠久の向こう 《ネタバレ》 原作は全体的に変な話だが、映画ではこれを大規模に改変し、主要部分を普通に切ない青春物語のように仕立ててあるので、その流れで見ればラストも爽やかに感じられるかも知れない。しかし青春物語というのはあくまで表層だけのことで、実は無邪気な顔で邪魔者を容赦なく排除し、恋敵の身体を奪い取って心を抹殺する天然の残酷少女を描いたという見方もできる。映画ではそういう二重の解釈が可能なように作ったのかも知れないが、それにしてもこの映画では全体として純愛ストーリーの印象が非常に強いため、ラストの違和感だけが突出して見えたというのが実感だった。映画のちーちゃんは決して嫌いでないが、ラストがこれではドン引きである。 また、先輩が理不尽な仕打ちを受ける理由が「のっぺらぼう」だからというのはまずい言い訳にしか感じられない。この映画を見る限り、この人はこのままで充分に個性的な魅力があり、かえって台詞の説明の方に説得力がなくなっている。こんなに可愛く見せておいて原作通りのラストでは、先輩があまりに可哀想ではないか。 そういうことで不満の多い映画ではあるが、主演女優が嫌いでない(それが見た動機)のと、先輩役もかなりいい感じだと思った(何かすごく可愛い)ので、極端に低い点にはできない。子役の2人も微笑ましい。[DVD(邦画)] 3点(2012-09-24 20:03:17)《改行有》

1147.  山形スクリーム 《ネタバレ》 監督兼落武者の人物には全く関心がなく、先生役の女優が素っ頓狂な演技をするのが面白そうなので見た。これはこれで好きだが、できればもう少しまともな役をやってもらいたいという思いも残るし、最後はゾンビなのでもう誰だかわからない。 それで内容に関しては、くだらない映画、と言い捨てて終わりにしたいところだが、監督本人がくだらない映画にしたいと言っているので悪口にならない。また、憎まれっ子世にはばかる的に開き直った感じなので憎めない映画とも言いたくない。全くコメントに値しない映画とでもいえばいいか。とにかく突然の脈絡ない発言や劇中歌のノリなど、監督の独特なセンスにはいちいち付き合っていられない気になる。中で唯一、「うちに代々伝わる歌」のくだりは失笑してしまったが、もう少し全世代に通じるネタを考えてもらいたいものだ。またその後に女子高生が「この子」と言ったのも微妙に可笑しかったが、だから何だというほどのこともない。基本的には全然笑えない映画だが、しかし文芸志向で面倒臭いわりに感動もせず面白くもない映画よりは娯楽性の面で明らかにマシなので、相対評価で採点しておく。 なお余談として、映画のロケに使われた地方は「たそがれ清兵衛」や「おくりびと」では割とまともな扱いなのに、この映画では存在自体がギャグのようになっているが、これは主に標題に冠した県名のせいだろう。「スウィングガールズ」との親和性が高そうな映画である。何にせよ女子高生が最強ということだ。[DVD(邦画)] 3点(2012-08-28 22:47:31)《改行有》

1148.  パコダテ人 《ネタバレ》 主演女優のおかげもあって部分的には見るべき場面もある。一つだけ書くと、人間が涙する代わりに雨が窓ガラスを伝って落ちたのは非常に印象的だった(偶然ではないと思われる)。 しかし残念ながら映画全体をほめる気には全くならない。他人と違う⇒それは個性⇒すばらしい、とかいう短絡的な発想がそもそも気になるが、それでも「ハッピーが生えてきた」というのがキャッチコピーであれば、あくまで主人公の姉のノリのまま全編を通せばいいだろう。にもかかわらず、後半の波乱要素の中にはかなり不快で笑えないものが含まれており、ご当地映画にそんなものを持ち込んで一体何を表現したいのかと思う。どこか別の場所でやれと言いたい。 一方ストーリー的には2つのカップルの関係が並行的に進むわけだが、うち社会人カップルの方は終盤まで本筋と関係がなく、存在意義が不明なのは残念である。TV中継の前のプロポーズで初めて両者がつながるわけだが、その直後に製薬会社の重役連が真相を明らかにしなければ、この男は単なるバカに終わっていたところである。ついでに連行場面で「調査団長」がわざわざ悲痛な顔をして見せるのは苛立たしい。顔など出さなくていい。 そういうわけで、見ていて次第に腹が立って来る映画である。ただし高校生の2人はあくまで純粋で可愛らしく、またシングルファザーと女性保育士の関係も微笑ましいのは結構なことで、その点まで否定するつもりはない。[DVD(邦画)] 3点(2012-07-27 21:26:56)《改行有》

1149.  世界大戦争 《ネタバレ》 公開は1961年だが、劇中の新聞の日付によれば第三次世界大戦が起こったのは1962年の秋以降(正月前?)のことらしい。この年には実際にキューバ危機が起きており、非常にタイムリーな企画だったとはいえる。 ただ劇中でやたらにミサイル基地のトラブルが続発するとか、前線の戦闘機や戦車がよくわからない理由で交戦を始めた上に、軽々しく核兵器を使用するといったことが短い時間に繰り返されるのは都合が良すぎである。また閣僚が会議しているのを聞いていても、国際情勢が具体的にどのように動いているのかがわからず、偶発性を言い訳にして現実世界を描写する努力を怠っているように感じられた。所詮は特撮映画だからこの程度でいいということなのか。 また主人公が最後まで逃げず、家にいることにこだわる理由がわからない。核攻撃を受けるのが都心部だと思えば、周辺住民と同じく徒歩でも埼玉方面へ逃げるなりして、最後の最後まで生き延びようとあがくのが正しい庶民のあり方だろう。特に父親の立場なら、せめて子どもだけでも助けたいと願うはずではないか。主人公が庶民のヒーローぶって物干し台で泣かせる台詞を言うために、家族全員が残らせられたようなのは理不尽だ。 もちろん、主人公が言っていたことの意味そのものはよくわかる。また劇中描かれる庶民の暮らしには微笑ましい場面も多々あり、この映画の全てを否定し去ることはできない。しかし、要はいつもの和製特撮で世界を破滅させる娯楽映画というのが本質で(そもそも題名がそうなっている)、そこに庶民の哀歓で味付けし、最後に型通りのメッセージを付けただけのようにも解されるため、自分としてはどうしても高く評価する気にならない。 なお、昔の映画に出る政治家は、自分の身を犠牲にしても国民を救うという使命感があって真面目だと思うが、今になってみるとそんなところにもリアリティが感じられないのが悲しい。[DVD(邦画)] 3点(2012-06-23 21:27:46)(良:1票) 《改行有》

1150.  メタル・オブ・ウォー 《ネタバレ》 アルバニアの映画ということで、物珍しさで見た。途中で出ていた首都ティラナの風景は平和で穏やかな雰囲気で、かつての欧州最貧国も紛争中のコソボと比べれば天国ということらしい。 アルバニアの映画といっても、主人公役の女優は劇中にも登場するプリズレンの出身で、ほかにもコソボ出身の俳優が多く出ていたようだ。アメリカ人役の女優は1995年(紛争前)のミス・コソボだったらしく、劇中この人が妙に美人扱いされていたのはそういう事情かも知れない。 ところで映画の冒頭で「協力 コソボ文化省」という表示が出るので、この映画はいわばコソボ政府公認ということになるようだ。前半の戦闘場面でセルビア軍が悪、コソボ解放軍が正義なのはわかりやすい自己正当化なわけだが、しかし後半の人身売買にもセルビアの思惑がからんでいるとか、赤十字!?(ただの救急車?)が犯罪行為に一役買っているとか、被害者を助けた正義の軍隊が国連機関にテロリスト扱いされるとかいうのは、一体どこまで信用していいのかわからない。そこに真実が全くないわけではないのかも知れないが、第三者としては片方の言い分を丸呑みにはできないだろうと思う。 一方でアルバニア・マフィアの存在自体は他国のせいにはできないだろうし、敵に産まされた子を排斥するアルバニア人社会のあり方も人身売買を助長しているといえるわけだが、こういう自国に不利な要素もこの映画は率直に認めているということだろうか。部外者にはなかなか理解の難しい映画だと思う。 そのほか個人的には、登場人物がみなキリスト教徒なのはなぜかというのが最大の疑問点だった。 なお主人公はなかなか感じのいい人で、こういう心正しい人がまっとうに生きられる社会であってほしい、という思いは感じ取れる気がした。ただ映画としては変に都合のよい展開も多かったりして、残念ながらそれほど面白いとは思えなかった。[DVD(吹替)] 3点(2012-05-09 23:13:03)《改行有》

1151.  あゝ! 一軒家プロレス 《ネタバレ》 主人公の妻役の女優が目的で見た。途中は随分ひどい扱いと思ったが、最後まで見ればそういうことですかとまあ納得。「あなた」の歌声に癒される。エンドロールの終わりまでちゃんと見ましょう。 その他の部分も意外に面白いので、見てそれほど落胆はしない。ホラー調の(無理にかさぶた剥がすような)気色悪い場面などなくていいので、ソニンの活躍がもっと見たい気がした。[DVD(邦画)] 3点(2012-02-11 20:13:46)《改行有》

1152.  時をかける少女(1997) 《ネタバレ》 昭和40年が舞台で全編モノクロだが、初めから古いものを使えばかえって映画が古びないというのが監督の考えらしい。ただしそれは前半だけのようで、後半は時間を超越した異空間のような場所で話が展開しており、さらに終盤で未来と当時の警察が協力関係にあるらしいのを見ていると、アメリカ政府が宇宙人とのコンタクトを隠蔽していたような陰謀論的超現実感まで生じるので、もう年代など関係なくなってしまう。 またこの映画では深町と和子が再会できたので、これで一応はハッピーエンドのつもりなのだろう。しかし30過ぎるまで待たされた和子が、これで本当に幸せになれるのかどうかは怪しい気がする。深町は一生逃げ回るようなことを言っていたし、和子の方にも15年の間にいろいろあっただろうと勘ぐってしまい、どうも素直に喜んでやる気になれない(すでに浅倉のものにされてしまっていて、ここで再度「助けて、連れ出して」と深町に懇願したなど)。加えてこの場面は映像的にも、登場人物が演歌の世界に移行したような中高年風味が感じられ、切ない青春物語を期待していると裏切られた気になる。こんな風にこねくり回されるくらいなら、21世紀の時かけは世代交替して正解だったと思う。 ところでヒロインは外見的にはカワイイ系の人ではなく、特に前半では高校生らしさは出ているものの全く愛嬌が感じられない。ここだけ見れば史上最も可愛げのない時かけヒロインということになるが、しかし後半になると表情が変わって俄然魅力的になり、深町と話すときの幸せそうな顔は普通に可愛らしかったし、尋問されている時の顔は毅然として美しかった。どうやらわざと差をつけていたらしい。個人的には「さよなら!」という場面がけっこう気に入っていたりする。 ほか登場人物の中で無条件に好感が持てるのは英語の先生で、演者はこのとき×十歳くらいのようだが、生徒にも美人とほめられていたのは同感である。映画を見たあと、思い出したようにアイドル時代のCDを購入してしまった。[DVD(邦画)] 3点(2012-01-21 20:59:37)《改行有》

1153.  聖ゾンビ女学院 《ネタバレ》 アイドルグループ「虹のコンキスタドール」出演のアイドルホラーである。最近少しラテンアメリカの映画を見た流れで見たが、女子グループならコンキスタドーラス(feminine plural: conquistadoras)が正しいわけで、ラテンアメリカの民が聞けば変に思うだろうが個人的にはどうでもいい。 内容としては、要は「がっこうぐらし!」のようなものかと思ったら違っていたのはいいとして、知っている範囲でいえば「京城学校:消えた少女たち」(2015韓)と似たような話だったが上っ面が似ているだけである。 物語としては、基本的にはテーマ曲の歌詞にも出るように素朴な革命志向が背景にあったように見える。しかし最後はなぜかトーキョーグールの世界の方へ行ってしまったようで、これの続編を作るとすれば、とりあえず最初に役名「ナギ」の人が頭を飛ばされて死ぬ展開が予想される。こんなのをアイドル映画でやっていいのかと呆れるが、社会への反逆でもなく単純に征服者になろうとしていたのであればグループのコンセプトにも合うことになるか。ラテンアメリカ先住民の悲劇を日本で繰り返すつもりらしい。 その他アクション面ではどうなのかわからない。ちなみに笑うところもない。当時はこれでファンが盛り上がったのなら存在意義はあったとして、ファン以外でも気楽なアイドル物としてそれなりに面白がって出演者にも好感を持てればよかっただろうがそういうものにはなっていなかった。 キャストに関しては当然ながら知らない人ばかりである。そもそも公開から6年も経って卒業した人もいるようなので今さらということもあるが、特に委員長役の人はこういう扱いでよかったのかと思った(主にメイクによる外見的印象の点で)。しかし主人公の親友役が長身で美形で、いわば佐々木希なみの印象を出しているのは目立っていた。「真・鮫島事件」(2020)にも出ていたようだがリモートでの登場のため申し訳ないが忘れていた。今後の活躍を期待したいと一応書いておく。[インターネット(邦画)] 2点(2023-07-01 14:21:01)《改行有》

1154.  リアルお医者さまごっこ<OV> 《ネタバレ》 今の若い人はわからないかも知れないので念のため書いておくと、西暦2015年に「リアル鬼ごっこ」という映画が公開され(原作:山田悠介、監督・脚本:園子温)、その時点ではそれなりに注目されていたように思ったが、このOVはそれと同年に、題名とポスタービジュアルをパロディにして製作されたものらしい。こんなものがいまだに残って公開されているのは驚くべきことのようだが、しかし見る人間がいるからこそ存在が認知される=存在していることになるのであって、こんなものをわざわざ作品登録までしてコメントを書く自分もまた延命に加担していることは自覚しなければならない。 内容的にはパロディ元の映画と全く違うのはいいとして、これを見て何かを語ろうという気には全くならない。全く何も書かないのもあれなので特徴点として血が出る/主人公のスカートが短い/変態/バカ/人体模型がわずかに独創的(往年の「人造人間キカイダー」を思わせる)といったくらいは書いておく。笑うところは全くないので70分(実際はアマプラで66分)が非常に長く感じるが、ただしエンディングテーマだけは笑わされた(失笑)。 以下どうでもいいことだが気づいた点として、劇中で映る雑誌では次の文章を何回も繰り返して記事を埋めている。 『記事には「鬼畜医師・女性患者100人超にわいせつ行為。逮捕/山田勝二(40歳独身)医師歴15年のベテランが起こした鬼畜の数々。」とある。』 これに関して考えられることは、 ・脚本か何かで上の文章のような指定があったので、その他の記事を適宜に作り込むようなことはせず、とにかく指定された文章をコピペして手抜きした。 ・指定されていたのは上記の「」内だけのはずだが、実際に誌面を作る際になぜか『』内を全部書いたので、制作の内幕が映像に少しはみ出た形になっている。これで笑いを取ろうとしたとも思えないので意図が不明というしかない。 以上、だから何だということもないが、そういう感じで作ったという雰囲気は出している。[インターネット(邦画)] 2点(2023-06-17 10:44:47)《改行有》

1155.  哭悲/THE SADNESS 《ネタバレ》 「哭声」という映画と似た名前だが1時間近く短いので、その点では見るのが楽だ。 残虐場面を見せることに特化した映画のようで、あらかじめその方面に関心のある観客が見て何らかの感慨が得られるかの問題になり、基本は間口の狭い映画ということになる。笑える要素もないので全く洒落にならない。 対象外の立場から突っ込むと、まず感染者から涙が出ていたのは設定上の説明があったらしいが、見ていた限りでは黒目が変になる病気なので涙が出るのかとしか思われず、結果として題名の意味も不明になっていた。また人間誰しも残虐性があるという話で製作姿勢を正当化していたが、見ている側としてはお前らと一緒にするなというのが率直な感想だった。ただ確かに、残虐行為を好んでする人間が同様の扱いを受けて当然と思うのは普通の感覚であり、その点で中年変態男が復活不可能なまでの打撃を受けていたのは痛快だった。ゾンビでないとすれば復活しないのかも知れないが。 ちなみにエンドロールで台北市、新北市などの各部局が多数協力していたが、国家をコケにして悪意だけをまき散らす映画を公的機関が平気で支援するのは鷹揚な国だと感心する。台湾映画ということで一応見たわけだが(「哭声」のついでということもあるが)、国の名前で見るのも大概にしておくかと思わせる映画ではあった。自由な社会で結構なことだ。[インターネット(字幕)] 2点(2023-05-20 10:57:08)《改行有》

1156.  ゾンビ・オア・ダイ 《ネタバレ》 長い。無理して全部見たが脱力して眠くなった。 アゼルバイジャンの映画ということ自体が最大の特徴であるにもかかわらず、首都バクーのユニークな曲線ビルとか世界遺産とかが見えるわけでもなくご当地感は出ていない。邦題も無味乾燥なため異国情緒で人目を引く売り方になっていないが、ちなみにゾンビ・オア・ザ・デッドだと両方同じになる。 撮影は一応同国内でしたようで、言語は英語・トルコ語・アゼルバイジャン語とされている(IMDbによる)が、吹替版を見たので誰が英語だったかわからない。映像は現代風だが物語的にはかなり退屈であり、構成要素としては虐殺~脱出の努力~ゾンビという感じだが、原題のアポリアが行き詰まりというような意味とすれば脱出が主体でゾンビは賑やかしの添え物か。 以下、作文が面倒くさいので箇条書き。 ・劇中の武装組織は正体不明、実験していたゾンビ菌もどこから仕入れたのか不明だが、今はこういう勢力も生物化学兵器に手を出しつつあるという国際情勢の反映か。あるいは背後にまた別勢力がいるのか。 ・溝はどう見ても人工のものだが(壁に角がついている)、これと武装組織の関係がないようで存在の必然性が感じられない。虐殺した死体を埋める目的で掘っておいたとかいうなら説明はつくが。 ・主人公が苦悩する場面は取ってつけた感がある。またラストの意外な展開として設定されたらしいものに全く意外感がない。ストーリー上で何かの仕掛けがあったようにも感じられないままストレートに終わる。 ・主人公のオッパイが目立つ。映画としての必要性は別として劇中の状況では目立ちすぎだ。 ・「奴らはおまえの妻を犯し、お前の血を飲むだろう」という台詞があったが妻の血は飲まないのか。男は殺されるもの、女は強姦されるものという固定観念というか社会通念でもあるのか(いわばジェンダーロールとして)。 ・アゼルバイジャンは2020年に隣国と戦争したばかりで、その大義がどうかは別として物騒な国という印象がある。この映画はそれより前だが、見るとやはり物騒な印象でマイナスイメージしかない。この地域の平和を祈念して点数を+1にしておく。[インターネット(吹替)] 2点(2022-10-15 10:34:20)《改行有》

1157.  M★A★S★H/マッシュ 《ネタバレ》 ポリコレ絶対主義の現代でもまだこんな映画の存在が許されているからにはよほどの名画であるらしいが、しかし全編通じた悪ふざけのため製作意図をわかってやる気に全くならない。世評によれば反戦映画だそうなので、これが反戦の表現と受け取れる雰囲気が当時はあったのだろうと思っておく。それにしても手前勝手で傲慢な連中だ。[DVD(字幕)] 2点(2022-07-02 09:07:12)

1158.  レミングスの夏 《ネタバレ》 冒頭の川の風景は見栄えがしたので期待したが、その後は何の期待にも応えない映画だった。 まず序盤から図書館でのやり取りの茶番感には呆れさせられる。その後の「つまらない仲間割れをいちいち見せないでくれる?」との台詞などは見ている側の感想を代弁しているようだった。若い演者の演技に至らない所があるのは仕方ないとして、そもそも作文のような台詞を読ませること自体に無理がないか。ほかに名の知れた役者も出ているが素人くさく見え、いわゆる脇を固める感じでもないのは演者のせいともいえない。 物語に関しても、途中は何をやっているのかわからないながらも黙って見ていたが、結局最後は支離滅裂な行動のまま終わってしまい、少年少女がここまでやってきたことの目的も結果も不明になっている。かつての殺人者がその後にどうなったかの説明もなく、本来この件に関わるはずの単純とはいえない問題に決着をつけようともせず素通りしてしまった印象だった。 さらに困るのは、少年少女らの一人ひとりがどういう人物なのかが申し訳程度にしか見えず、この連中に心を寄せたくなるものが全くないことである。かろうじて美都という人は心優しい人物とわかって安心したが、特にリーダーの一途な思いが納得できるよう表現されていた気がせず、何でこの男が最後にこういうことになるのかわからないまま終わった。題名から想起される”あの夏”感も全く出ていない。 あまりに映画が不可解だったため原作を読むと、登場人物それぞれに独自の人格を備えた人間としての存在感があり(当然だ)、それぞれの思いを感じて泣かされる場面も多い。何よりこの少年少女らにとっての「新天地」とは何だったのかがちゃんと表現されており(当然だ)、結末には説得力があって感動的だった。改めて映画の方はやっつけ仕事のようなものかと思ったが、ちなみに映画でラストに2人しか出なかったのは年齢相応のキャストを揃えられなかったからかも知れない。 そのようなことで、原作なら8点くらい簡単に付けられるが映画は2点にしておく。ちなみに撮影に協力した某県某市のイメージも全く向上しなかった(芸大に用事で行ったことはあるが)。エンドクレジットで、個人の協賛はともかく地元政財界の名士のような名前を連ねるのは見ていて気分のいいものではない。[インターネット(邦画)] 2点(2021-06-05 08:58:17)《改行有》

1159.  トゥルース・オブ・ウォー 《ネタバレ》 1982年のフォークランド紛争の映画で、原題の「神のみぞ知るアルゼンチン兵士」は無名戦士の墓碑に書かれた言葉を意味している。なお主人公は1963年生まれとのことで、現在なら50代後半になっている。 配給元は派手な戦争映画として宣伝したいようだが、戦争映画としての効用はほとんどない。シュペール・エタンダール攻撃機もエグゾセ対艦ミサイルも駆逐艦シェフィールドも見えず、アルゼンチン巡洋艦ヘネラル・ベルグラーノが撃沈されたことだけ言葉で説明している。少人数の陸軍兵が中心だが、変なところで無駄に発砲して無益な殺生をしているようにしか見えない。 後半は戦後の人間ドラマになり、復員兵の苦しみと遺族の憤りが描かれているが、最後は適当に納得してハッピーエンド風で切り上げるのが軽薄な印象を出している。なお全体として静かな雰囲気の映画だが、それは戦闘場面に金をかけられないのと、当時は国民自身が戦争を叫んで盛り上がっていたことを捨象したからだと思われる。 ところで当時の記憶は不正確だが、歴史的な主張はともかくこの時点では、アルゼンチン側が勝手な都合で一方的に侵略戦争をしかけたようにしか見えなかった。独裁政権の思惑に乗せられて、国民自身が嬉々として志願して負けて帰って傷ついたと泣いているなどアルゼンチン国民はバカではないか、というのが当時の率直な印象である。主人公が「独裁政権と同じ扱いにされてる」と嘆いていたが、自分としても全くそのように思っていた。違うのか。 この映画の立場では、昔のことは独裁政権のせいで国民は専ら被害者という扱いらしく、確かに意に反して従軍した人々がいたなら気の毒だ。しかし、遺族感情を慮って死者の名誉を回復するまではいいとしても、島をわがものにしない限り死者は浮かばれない、というように取れる台詞が入っていたのは共感できるものではない。こんなことを繰り返してはならないと訴えるより、彼らの死を無駄にしてはならない(次はもっとうまくやる)というようなものではないか。少なくとも日本でいう反戦映画では全くなく、逆に国民を新たな戦争に駆り立てかねない映画になっている。 結果的には2010年代以降、現地政府がこの問題を蒸し返そうとしている政治的な動きを反映した国策映画かと思った。植民地主義を糾弾する体なら何をやってもいいことにはならない。自分としては毅然と対応したイギリスの立場を今も支持している。[DVD(字幕)] 2点(2020-11-28 08:52:05)《改行有》

1160.  呪霊 THE MOVIE 《ネタバレ》 知っている人にはお馴染みの張江肇・鈴木ワタル両氏製作の低予算ホラーだが、これは割と早い時期のものということになるか。もとはビデオシリーズだったものの劇場版とのことで、短編3つのオムニバスになっている。 以下【 】内は話数、[ ]内は点数。 【Episode 1】約20分。意味不明だったが考えたくもない。主演の市川由衣という人は、この頃「呪怨」(2002)と「呪怨2」(2003)に「千春」役で出ているが、同時期にこんな便乗企画(名前が)のようなものにも出ていたということだ。[1] 【Episode 2】約16分。語る気にならない。下ネタが多い。「LUCKY LEGS」(ラッキー・レッグス)という美脚アイドルグループのメンバー6人が出ているが、当時どの程度の存在感があったか覚えていない。美脚というのは要は細いという意味か。[0.5] 【Episode 3】約30分。小学生の主人公とその仲間3人の話。少年時代の記憶を切り取ったようなノスタルジックな雰囲気で、スタンド・バイ・ミーとの関係でいえば“死体探し”ならぬ“幽霊探し”ということになるが、その上で悔いと思いを後に残す作りになっている。台詞や演技はわざとらしい気もするが、いかにも小学生男子の会話のようではあり、「もう言うな」「ごめん」というやり取りなどは悪くなかった。やはり下ネタが出るが、思春期に入りかけの男子連中の関心事なので違和感はない。 テーマとしては“死んだらどうなる”ということで、「丹波哲郎の大霊界」とは対極の認識が提示されている。要はデスノートでいう「無だ」ということだが、立花隆の「臨死体験」というのもあるので、恐れることはないとこの少年には言ってやりたい。[5] 元のシリーズがどんなものだったか知らないが、1と2を見ればこの程度のレベルだったとは知れる。しかし第3話は劇場版らしく時間も長く、結構心に残る出来だったため全否定する気にはならなかった。[DVD(邦画)] 2点(2020-07-25 08:25:39)《改行有》

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