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プロフィール
コメント数 2524
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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1161.  北のカナリアたち 《ネタバレ》  ひとつの事件をきっかけに孤独を抱え込んだ人々の物語。冬の北海道の美しくも冷たい風景を全編に散りばめ、過去と現在とを細かく切り取りコラージュしてゆく構成がじわりじわりと少しずつドラマを沁み込ませてきます。  ところが、やがて作品の骨子が明らかにされてゆくと共に、どんどんと疑問符が浮かんでくるような感じで。正直に言ってしまえば「え~、そんな話なの~?なんだかなぁ」っていう状態。  んー、どうなんだろう、最初に真相を隠して少しずつディティールを見せる事で徐々に全体が見えてくるという構成が、生徒達の抱えた孤独、罪の意識、心の痛みを明らかにしてゆくのには有効なのだけれども、先生の真実についてはむしろ逆効果な感じがして。  先生が酷く無責任な人に思えて仕方ないんですよ。夫や警官に対する感情が、その描写が少ないためにあまり伝わって来なくて、生徒達を放り出して逃げ出したという部分ばかりがしっかりと焼き付いているような感じで。そのための贖罪の旅の映画であるとも言えるのですが、むしろ彼女自身の解放の面が強い気もしますし。  あの警官の存在が及ぼした影響の大きさに比べてあまりに警官そのものが曖昧な、影の薄い描かれ方をしているというのもドラマを描く上でバランスを欠く要因になっている気がします。ミステリアスである事を優先したのでしょうけれど。  吉永小百合の意外なまでの無理の無さ(20年前の過去シーンなんか普通は無理がありそうなものですが)も去る事ながら、若手実力派の面々が競いあうような存在感で魅せてくれます。それに比べて『あぶない刑事』の二人の冴えなさっぷりったら。役柄ゆえに仕方ないのかもしれませんが。  風景映像が素晴らしいし、ラストは感動的ですが(ちょっと強引ではあるものの)、そんなキレイなパッケージにくるまれた中身はそのドラマを納得させるだけの説得力に欠けるものだったように思いました。[映画館(邦画)] 6点(2012-11-11 21:24:34)《改行有》

1162.  のぼうの城 《ネタバレ》  この垢抜けないお姉ちゃんはダレだっけか?見た事あるような無いような・・・ってエンドクレジットで名前見るまで榮倉奈々だと気付かず。あらら。一方で山口智充が殊のほか良かったですなぁ。どっしりとして力が漲っていて、まるで『三国志』の張飛みたい。総じて「顔」がよく撮れてる映画だったかな。  さて、映画は最初からしばらくがキツいなぁ、という感じ。もうひたすら状況説明。勢力状況とか人物関係とか、とにかく説明に費やすばかりでちっとも映画にノッてゆけないの。のぼうだって、あれ、ただのウザいヤツで(麦踏み妨害したりして)みんなに慕われてる、っていう感じには全然見えない状態でしたし。あの前半部分をもう少しキレイに整理してさっと流してくれたならば、もっと中盤以降が活きたと思うのですけれどもねぇ。  中盤以降はテンポアップし、見せ場もタップリで楽しめるようになります。スペクタクルな要素も盛り込まれ、大作らしいスケール感に溢れて。樋口真嗣共同監督って事で昭和版『日本沈没』のオマージュみたいなシーンがありますが、ちゃんと物語に生きてますし(「直ちに門を開いて避難者を宮城(きゅうじょう)内に入れて下さい!」ってね)。  そのスケールゆえに映像を整理しきれていない感はあります。せっかく対峙する勢力を地理的に映像で分けていたのに途中でイマジナリーライン越えたり各門の地図上の位置と映像とのリンクに半端に拘って逆にワケ判んなくなっちゃってたような気が。後半になるとそれってどの門のハナシ?って感じになっちゃいますからねぇ。  でもまあ今の日本映画の世界で良くやった、という感じで。これだけのものをよく作れたねって、そこは素直に褒めちゃいます。最後にそういう事が本当にあったっていう事を伝えるためには現在のその場所を見せるべきだよねぇ、って思ってたらちゃんと出てきて溜飲が下がる思いでしたし。見せ方はともかくとして(ちょっとクドくて不粋かな)。[映画館(邦画)] 6点(2012-11-08 20:45:39)(良:1票) 《改行有》

1163.  最強のふたり 《ネタバレ》 冒頭のアレは警官に対してと同様、映画を見ている客側も騙しておいた方が良かったんじゃないかなぁ。サスペンス的な要素を最初に置いておいて、本編は果たしてどうそこへ繋がるのか、みたいな感じにして。さて、決して感動を押しつけてこないこの映画、何が特徴的かって、二人の出会いからお互いが影響されてゆく過程が、もうちっとも能動的でないの。単にその相手が近くに存在する事で必然的に影響されあってしまうって状態で、それぞれはちっとも前を向いた指向性を持っていないという。そのクセ相手に対しては前を向け!って。それで未来が開けてゆきました、っていうのは面白いなと。それぞれがエゴイスティックな面を出しやすい性格なので、あまり気持ち良くはないのですけれど。だけど実話を元にしているとは言え、これは『最高の人生の見つけ方』同様、しょせんお金持ちのファンタジーなんですよね。半身不随の父の介護をしてきた身から見れば、なんていうか、とってもぬるいゆるい甘いステキなオハナシに映るワケで、生に対する凄絶な渇望と闘争、なんてのは望むべくもないよね、そして世の中結局お金だわよね、みたいな感じで。これは娯楽映画で障害者映画ではありません、というのが大前提として存在している訳で、そんなところを徹底的にリアルにしたところで映画が目指すところからは外れてゆくだけでしょうから、これはもう仕方ないのですけども、自分の経験からこのファンタジーを幸せに眺める事はちょっと無理でした。[映画館(字幕)] 6点(2012-09-29 00:20:47)(良:1票)

1164.  マダガスカル2 《ネタバレ》 『3』公開前にチェックって事で。『1』に存在していた肉食と草食との問題が完全にスルーされちゃってて(アレックスがマーティのお尻に噛みついた事なんてネタと個体識別程度にしか使われてないし)辿り着いたアフリカではみんな仲良く共存してる状態なのが大きな疑問。それじゃ『1』の苦悩は元々無くてよかったって事になると思うのですが。一方、お笑いアニメとしては色々と楽しませてくれます。冒頭から『トワイライト・ゾーン』『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』『ジョーズ』とスピルバーグパロディが飛び出し、ニューヨーカーって事で『ニューヨーク・ニューヨーク』、『ウエストサイド物語』、自由の女神等のニューヨークネタも。キャラが画面のあちこちで好き勝手に騒ぎまわっている状態はガチャガチャと騒々しくて落ち着かないのですが、2作目という事でそれぞれの個性が更に明確になって楽しく。もうこれはキャラものとして楽しむって感じになっているのでしょうね。物語的には生まれ故郷に帰って親と再会し、だけど群れから追放され、危機が訪れ・・・って波乱万丈の展開が1時間20分程度の本編(エンドクレジットが長いです)の中でサッと流れていってしまう感じで終わってみればテーマやメッセージなんてあったかな?みたいなキャラのリアクションばかりが印象に残るって状態。一切の深刻さを捨てた感が無きにしもあらずですがそういう方向もアリなのでしょう。前作との齟齬はあるものの、前作にあった、大きな問題を安易な道で解決してしまう事への違和感は生じなくなった訳で。お気楽動物コメディアニメとして割り切り、キャラに親しんでナンボって、それがこのシリーズの個性で、そして限界、かな?[DVD(吹替)] 6点(2012-07-29 21:34:53)(良:1票)

1165.  メリダとおそろしの森 《ネタバレ》 スケールの大きな物語かと思っていたら単なる家族間のもめごとの話であらら。ピクサーは長編初作からずっとどうも狭い範囲、少ないキャラで話を小さくまとめる傾向があったりするのですが、これもそんな中の1つ。大勢出てくる領主とかその息子とか、実は物語を運ぶキャラとしては殆ど機能していなくて、ほぼ母と娘、そしてある程度絡む父と三つ子の弟達で物語が動いてゆく状態。ならばそこで濃密なドラマが見られればいいのですが、どうも話の流れとしても納得はできなくて。城に侵入したクマな母がどうしてあそこでそれまでの考えを改めメリダに自分の意志で生きるよう示したのか、クマである事がどう母を変えたのか、その流れがどうも読めないんですよね。母娘で苦難を乗り越え気持ちを一つに重ねて、っていうほどのエピソードの積み重ねもありませんし。だから話としてはそんなに楽しめませんでした。でも、映像、美術に関してはとても魅力的で。メリダのクルクルなクセっ毛や多彩な表情、城や森の佇まい、生物や自然の表現、そしてそれを見せる演出。そういうところはやっぱりいいんですよね。3Dの効果に関しては相変わらずピクサーはやや出遅れ気味ではありますが。新しいビジュアルを見せてくれるという点ではやっぱりときめかせて貰える、そして、でもそれだけじゃ勿体ないって感じの映画ではありました。物語もちゃんとしていればねぇ。その分、最初にくっついている短編アニメ2本のうち『月と少年』が本当にキレイで雰囲気良くて見事で、それだけで元取れちゃうんじゃない?くらいな名作だったので補完はされたかな。[映画館(吹替)] 6点(2012-07-22 13:52:43)(良:1票)

1166.  BRAVE HEARTS 海猿 《ネタバレ》  前作のラストで「この物語は全部作り物で~す」って映像を入れちゃったのに、その続きを作っちゃうっていうのはどうなんでしょうねぇ?  さて、でも今回は前回よりはずっと面白く見られました。暗くて効果ゼロで煩わしいだけの3Dを捨て、「それって『エアポート'77』?」みたいな設定ではありますが、パニック映画好きには燃えるシチュエーションで。エピソードを散らしてばかりではなくて、ちゃんと一本に集約する脚本であればもっといいんですけれどねぇ(客室乗務員の出発前確認がただの職業紹介だったり時任が仙崎の姿を見るのがたまたま通りかかっただけだったり。そのエピソードが具体的な物語を動かす流れには組み込まれてないの)。  ビジュアル的にもチラリチラリといいカンジなショットが登場して。ヘリが黒煙を散らすショットとかコンテナが雪崩れてゆくタンカーとか海上のジャンボとか。大部分はオブジェクトがエフェクトから浮いてるような苦しいCGではあるんですけども、でもこの大変な状況を見せるという点では結構頑張って。  でも毎度の『海猿』ツッコミによって、まあ、点数的にはコレが限界ってところで。相変わらずツッコミどころ満載ではありました。  ※『海猿』ツッコミ※  ・なんでも精神論、根性論に持ち込むな!  ・いちいち一刻を争う状況で思い入れたっぷりに語るな!手を休めるな!  ・筋肉アップとか裸体とか男同士でプロポーズの練習とかワザとゲイ臭くするな!  ・はーいここでテンポを殺すお馴染みのスローモーション~  ・ほらほらまたみんなで一斉に仲間の救助に飛び込む~  ・つーか、いちいち挟まるな!  そうそう、最後にいちばん大きなツッコミを忘れてました。日が暮れて海面が見えなくなるので着水は無理だ!じゃあ見えるように海上に照明を浮かべよう!ってところがサスペンスの山になってたハズなのですが、最終的に事態が全部収束してもまだ明るいんですけど。[映画館(邦画)] 6点(2012-07-14 18:58:59)(良:1票) 《改行有》

1167.  スノーホワイト(2012) 《ネタバレ》 最初から期待値下げまくって見たらワリと楽しめました。って言っても素直に見るって姿勢には欠けまくってましたが。白雪姫、塔に幽閉されててクラリス(『カリオストロの城』)みたいだな、と思ってるそばから動物戯れ系でナウシカ?みたいになって次にサン(『もののけ姫』)かよ!シシ神様かよ!みたいな状態で。ジブリ臭いわぁ、んでも映像的には全編ほぼ灰色で『ロード・オブ・ザ・リング』風で、あと『ネバーエンディングストーリー』の悲しみの沼の展開そっくりとか『ハリー・ポッター』のディメンター風とか、で最後の方は『アリス・イン・ワンダーランド』のアリスね、みたいな。既存ファンタジーのイメージ寄せ集めって感じではあります。前世紀末に作られた『スノーホワイト』では色々とドラマを抱えたシガニー・ウィーバーに感情移入して悲しい話だなぁって感じになっちゃいましたが、今回のシャーリーズ・セロンには特に感情移入できる程のドラマも無く、ただキレイなだけのフツーの悪い人って感じで。でも、何より失敗したのは、途中で「クリステン・スチュワートってジェットジャガーに似てない?」って思っちゃった事で。もう以降はジェットジャガーが頭にこびり付いて「頑張れジェットジャガー、負けるなジェットジャガー!」みたいな感じになっちゃって。んでも、だからこそ楽しめたんじゃないかと思ったりもして。大体、甲冑身に着けて戦う白雪姫なんて、ネタとしてしか見られんわさ。アリス、白雪姫と甲冑着させたハリウッド、次はシンデレラかドロシーでも武装させますか?[映画館(字幕)] 6点(2012-06-21 21:08:59)(笑:3票)

1168.  タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら 《ネタバレ》 ビスタサイズのスクリーンに上下黒のシネスコサイズ、映像と黒の間にかかる字幕、たまに音声が飛ぶという、いかにもブルーレイ素材の映写っていう状態で見ました(そういうのはキチンと告知して欲しいわ)。冴えないオッサン二人が大学生グループに一方的に殺人鬼に間違われ、学生達が次々に一方的に自爆してゆくというスプラッタコメディ。前半はそのバカっぷりに大笑いさせて頂きましたが、中盤になって物語が収束に向けて動きだすとフツーの映画になってしまって。学生達の側にイニシアティブが移り、救出の物語になってからは特に面白い展開というのも無く、また、シリアルキラーの血統なんて流れは古いアタマの作りって思えてしまって。終わってみれば期待したよりも悪い意味でマトモな映画だったねぇ、って感じ。オッサン二人はあくまで巻き込まれる存在で突き抜けたバカに走る事がないので、その分もっと学生や警官の側にバカがいっぱい居たら良かったんじゃないかなぁ。血まみれ映画なのにハッピーなエンディングっていうのも、もっともっと突き抜けてハッピーにした方がギャップが激しくていいのにね。主役二人の小汚いジミなカンジはなかなかでした。[映画館(字幕)] 6点(2012-06-04 06:39:26)

1169.  虹色ほたる ~永遠の夏休み~ 《ネタバレ》 「父親を亡くした子供が夏の田舎で不思議な体験」という事で『ももへの手紙』と思いっきりネタカブリしておりますが、こちらもまた日本の夏を情感たっぷりに描いて見所の多い作品でして。去りゆく人、去りゆく場所、去りゆく時、去りゆく夏を惜しみつつ、それを越えてゆこうとする少年(このあたりも『もも』と類似しているのですが)の生を真面目に見つめています。特徴あり過ぎなキャラクターデザインはどうなんでしょ?という感じですが、見始めてしまえば意外と馴染み易く。ただ、あまりに実験的映像に拘り過ぎるあまりに、後半の住職との対話シーンでの静の映像に組み込まれたひたすらぐにょぐにょ動き続ける主人公のフルアニメや、クライマックスの行燈の中を駆けるシーンでのまるでキャラの違う写実主義(『MIND GAME』思い出しちゃいましたよ)の違和感が興を削いでしまっておりました。また、松任谷正隆氏の音楽はあれこれと過剰に語ろうとし過ぎ。物語もベタで固めたともすればクサさ炸裂な話ではあります。それでもキャラに与えられた命には心動かされ、ドラマを見守り、結末に期待と不安を抱いてのめり込んで見ていたのですが・・・ラストで超展開。ポカーンって感じで。一体何をやらかしてしまったの?この映画。『もも』はあちこち細かく余計な事をしている感じでしたが、この映画は最後でドカン!と大きく余計な事しちゃったねー、って。もっと慎ましやかにとかさりげなくとか、そういう形にできなかったのでしょうかねぇ。過剰に盛り込まれた要素が色々なものを台無しにしてしまっているように思います。それまでが静かで細やかだっただけに、何故ここだけいきなり大仰に「大感動作!」ってノリになってしまったのか、とても残念。それまではとても良かったんですけどねぇ。[映画館(邦画)] 6点(2012-05-20 15:24:56)

1170.  わが母の記 《ネタバレ》 ちょっとピンと来ませんでした。このテの家族の歴史を描いた物語はとても文学には敵わないとは言え、もう少しこの家族に愛着を抱くような描き方であっても良かったのではないかなと思います。アメリカンナイズされた監督の、短いカットでどんどん繋いでゆくやり方がこの題材に合うようには思えないのですよね。ひたすら騒がしく忙しい人々の映画に映り、肝心のそれぞれの顔が今一つハッキリ見えてきません。終わってみれば役所広司、樹木希林、宮﨑あおいの三人の存在感ばかりが浮かび上がり、一方で南果歩やキムラ緑子など、それなりに重要な役割を担っていた筈の人々の顔がトンと浮かんできません。実は長女夫婦こそが最も大変な訳ですが、その苦労が最期を告げる電話のシーンのみに集約されている感じなのは、ちょっとねぇ。でも、実体験と重ねて思う事はいっぱいあって。私の母はまだ私が10代の頃、今の私よりも若くして亡くなりましたが、父は二年前に他界し、その時にこれで次はやっと自分の番だと感じた、その同じ思いが描かれていて。この映画では大家族に囲まれて恵まれた人生の終わりの日々を送る訳ですが、今の時代にはなかなかそうは行かず、私は障害を抱え認知症が進んだ父を一人で介護、その上で怠惰なケアマネと無神経な病院の対立の狭間で悩まされ、離れた家族は協力どころかジャマをしにやってくるという生き地獄を体験しておりました。きっちり親を看取るという難題、今、家族というものの在り方を再考すべきだと、ただ「母の愛に感動しました」のみでは終わらない、観客が抱く現実問題との対峙を喚起させる側面もある作品だったと思います。[映画館(邦画)] 6点(2012-05-04 15:41:59)(良:3票)

1171.  長ぐつをはいたネコ(2011) 《ネタバレ》 施設で兄弟のように育った二人。一人は正義の道に、一人は悪の道に・・・って最初に思い出したのは『ラッシュアワー3』ですが(そっくりなシーンまで登場して)、考えてみれば香港映画にはよくあるパターンで。『ヤングマスター/師弟出馬』もこんな話でしたっけ。元々、よくあるハナシを動物やモンスターに置き換えてみせるのがドリームワークス・アニメーションのパターンではあるのですが、こうもフツーに置き換えられてしまうと、もう少しキャラの個性でヒネってくれないかなぁ、と思ってしまいます。ちょっと『モンスターVSエイリアン』以前のドリームワークスに戻ったような感じ。『シュレック』からのスピンオフですから仕方ないですか。プスの得意技が炸裂するかと思いきや、アレは殆ど出してくれませんし、ネコである事を利用した個性ある作劇があまり見当たらないあたり、『アンツ』や『シャークテイル』あたりの悪癖再発?みたいに感じてしまって。ハンプティの個性がちょっと面白かったのですが、プスやヒロインはもっともっとネコであって良かったと思うのですよね。全編を貫くラテンノリにしても、じゃあ、ラテンがネコって個性にどれだけ有効に作用してるの?って考えると、うーん・・・。そのもふもふっぷりは見事なのですが。ちょっと前まで、CGでもふもふさせるのって、とても難しかったワケで(前世紀末の頃の映画にはキビシい毛並みの生き物が色々と登場したものです)。ビジュアルや3Dの見せ方はさすがのドリームワークス。余談ですが、何がなんでもフルプライス取るIMAXデジタルはやっぱり高いなぁ。前売り券を買った意味がないや。特典のねこじゃらしクリーナーを貰った分だけまだ良しとすべきですか。[映画館(吹替)] 6点(2012-03-25 22:31:44)

1172.  ALWAYS 三丁目の夕日‘64 《ネタバレ》 記憶に残る、路面電車とトロリーバスの架線が作る東京の低い低い空を再現してみせたオープニング、そして3Dで手が届きそうな東京タワーで、今回もまたやってくれると思いました。だけど、今回はあまり時代と人とが共存してるって感じがしないんですよね。新幹線開業や東京オリンピックなど懐かしネタを散りばめてはいるものの、その時代の生活の空気がドラマに深く根ざしてはおらず、これまでのシリーズで確立されたキャラクターのイメージに頼っているような感じ。で、そうなってしまうと茶川のキャラはひたすらウザく、そして語られる多くのエピソードはあまりのベタっぷりが浮彫りになって。昭和30年代を舞台にした物語ですよ、というのが大前提にあって、たとえ嘘クサくても昭和ノスタルジーの匂いが漂っていればこそ、そのドラマに酔う事もできたのですが、このギリギリの時代設定(もう少しだけ経過すると高度成長から公害の時代へ突入して鉛色をした現実の痛みの方が大きな記憶になります)を、今一つ上手に利用できていなかったな、って感じました。鈴木オート、いくらなんでもカラーテレビ購入が早過ぎです(笑) あんな庶民生活してて、何故そういう高価なモノに手を出すかなぁ。そういう、周囲よりも時代の先へ進んじゃおうとする人を描く事で、昭和レトロな雰囲気がぶち壊れちゃうとは思いませんでしたかねぇ? 当時の「未来を信じて前を向いてゆくキモチ」っていうのは、その記憶があればこそ有効な訳で、作家として成功しちゃうとかいう状態も含めて、庶民レベルでない状況を描いてしまうと、それは受け手に違和感を与えかねないのではないかなぁ。つーか、吉岡さんの演技はなんで他の作品も含めて毎度いつも同じですかね? 3Dも最初の東京タワー以外、特に意味は無し。でもまあ、寅さん的な、待ってました!ってノリ(鈴木オートの怒り大爆発!みたいな、ね)はやっぱり楽しませて貰いましたし、淳之介の旅立ちには感慨深いものもあって、シリーズを通して見ていれば十分に楽しめる作品ではありました。[映画館(邦画)] 6点(2012-03-05 15:37:03)

1173.  ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 《ネタバレ》 『Mr.インクレディブル』の監督らしく、大変に明快、判り易い映画で、その分、実写作品としての厚みはまるっきりないペラペラさなんですけれど、これぞ娯楽映画!って感じでいいんじゃないでしょうか。沢山登場するガジェットの面白さにちょっと頼り過ぎな気はします(ロジャー・ムーア時代の007みたい)。敵役を殆ど描かず、主人公チームにひたすら寄り添う事に徹底した分、事態の重大さがあまり見えて来ない感じもありました。でも、トムの俺様っぷりが強調され過ぎず、チームものとしての面白さを見せていたのが良かったです。『スパイ大作戦』の映画化としては、4作目になる今回が最も近かったんじゃないでしょうか。これまでは物語をヒネり過ぎてたり、ひたすら前に出るのがイーサン・ハントのみ(つーかトムクルのみ)!って状態で、『スパイ大作戦』の面白さとは微妙に、あるいは大きくズレが生じてた感じが無きにしもあらずでしたからねぇ。やっぱり、現実はともかく映画ではスパイは潜入アクションで魅せてナンボ。ただ、女殺し屋のあっけなさは勿体なさ過ぎ。もっと引っ張って良かったのにねぇ。[映画館(字幕)] 6点(2011-12-18 21:52:39)(良:2票)

1174.  アーサー・クリスマスの大冒険 《ネタバレ》 前半の、クリスマスプレゼントを世界中の子供達に届ける、そのクリスマスカラーに溢れたアクションとスペクタクルの世界はワクワクしてとても楽しめました。だけど、たった一人、プレゼントを渡し損なった子供のために、主人公アーサーとおじいさん、一人のエルフが制限時間内にプレゼントを届けるという冒険物語になってから、なんかどんどんテンションが下がってしまい。出発時の旧型のソリに乗ってのワクワクは、おじいさんの迷惑っぷりを原因とする物語の空回りの繰り返しによってどんどんと冷めてしまい、後半は退屈し始める始末。あれ、せめておじいさん原因は1つ2つに止めておいて、もっと他の新たな難関が、ってカタチにすれば良かったのにね。孤島に墜落して物語が落ち込んでからの逆転展開もあまり盛り上がりになってない感じ(あの、周回軌道を描くソリを捉まえるって部分に説得力のある流れがないような)。四散したトナカイの回収は本編中でしてくれないと気になっちゃって仕方なかったですし。結局、サンタクロース一家の、一家族の物語として閉じている、そこに今一つ魅力が足りない気がしました。主人公と父母、お爺さん、兄。この限られたドラマを語る人々にあんまり魅かれる事がありませんでした。もう少し面白味のあるキャラが居て良かったと思うんですけどね。あと一人、家族が居るだけで良かったんじゃないかな。つーか、ヒロイン不在映画なワケで、それだけでなんかね・・・[映画館(吹替)] 6点(2011-12-04 20:17:21)

1175.  アントキノイノチ 《ネタバレ》 人と繋がっていないと生きられないのに、人によって傷付けられ壊されてゆく心。その繊細な役どころを岡田将生が好演しています。物語は『おくりびと』『サンシャイン・クリーニング』とネタカブリしておりますが、現実に押し潰されそうになりながら人の死に触れる事で生への再生をさせてゆく姿がじんわりと染みてきます。ところが中盤以降、段々と雰囲気が怪しくなってしまい。母に捨てられた娘に母の手紙を無理矢理届けるエピソードの甘さ(あそこで手紙を受け取らせてしまう、更に手紙を読ませてしまう)に嫌な予感。続く柄本明の通俗的エピソードに更なる嫌な予感。そしてシリアスな役を演じるとどうも冴えない榮倉奈々を襲うあまりに陳腐な展開(世の創作物の中でこれまでに一体何百回何千回繰り返されてきたんでしょう?)に、感動させよう泣かせようと押し付けてくる意図とは逆にささーっと冷めまくり。いくらなんでも今時あれはないわ。岡田将生(と原田泰造)のせっかくの好演が、やたら陳腐な展開によって妙に安っぽいものとして閉じてしまったような感じがしました。立脚点はいいのに物語としては陳腐という致命的な欠点は原作時点で存在していたのかもしれませんが、もう少し他のテというのがあったように思えてなりません。ちょっと残念な作品でした。[試写会(邦画)] 6点(2011-11-13 21:13:06)(良:1票)

1176.  ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON 《ネタバレ》 相変わらず不粋だなぁ。『スミス都へ行く』のビジュアルを見せる、更に言及する、って。どうせ引用を明らかにするならば、実際の中身をキチンと説明しないと、これじゃただのスノッブだっての。判る人にだけ判るようにするならば、即物的なモノでなくてそれとなく判らせればいいのにさ。今回、深津絵里をほぼ出づっぱりにする事で映画の流れに芯が通って、必要以上に脇キャラが自己主張しまくって五月蠅い状態は多少抑えられているのでまだマシな感じですが、エピソードやイメージの断片がぶち撒けられた状態もまた相変わらず。笑えるエピソード、いいエピソードもありますが、それがキチンと映画を組み上げてゆく礎となっているかというとそうでもなくて、あくまで断片だったりして。この世を去った者に対するスタンスまでバラバラでしょ。六兵衛やお父さん、犬には死んでいった者の心、残された者の心を語りつつ、速水はギャグ扱い。『レベッカ』か昔のホラーみたいな冒頭のビジュアルも他と融和する事なく3人のキャラのみに与えられたイメージですし、なんかもうひたすらバラバラと雑多な断片ばかりで組みあがってる感じ。「それこそが三谷作品なんです」って言われたら、あー、そうですか、としか、ねぇ。テンポを殺す尺の長さやラストの引っ張りっぷりもまたまた不粋な感じで、この人って自分にとっては『やっぱり猫が好き』だけの人なのかも。あ、でも笑えた事は笑えた、そこそこ面白かった、それは事実です。[映画館(邦画)] 6点(2011-11-06 14:21:40)(良:1票)

1177.  ファイナル・デッドブリッジ 《ネタバレ》 これまでのシリーズで人の命を奪ったモノがどんどん飛び出してくるタイトル部分が秀逸。でも、中身はほぼいつもと同じ展開でキャラと死に方が違うだけっていう状態は、さすがにマンネリでダルダルな感じがします。事故を予知した、危機を逃れた、警察に不審に思われた、予知夢によって生き延びた人々が次々と夢の順番通りに死んでゆく、そこからなんとか逃れる方法は?って。毎回同じモノなので、あと興味はもういかなる惨事、死に方を見せてくれるか、ってところのみ(いや、このシリーズ苦手なんで興味って言ってもアレですけど)。その点、18禁になったワリに今回は意外とヌルいです。冒頭の吊り橋崩落の映像は、スペクタクルしていてなかなかに凄い映像を見せてくれます。シリーズの中でもハイレベルなパニックシーン。でも、以降は凄い死に方をしそう、って引っ張ったワリにジミに死にましたってパターンを繰り返して。それに『3』以降は犠牲者に面白味がないんですよね。殆ど若者ばかりでドラマに厚みが生まれない感じ。なので、やっぱり今度も毎度のアレの繰り返しだわなぁ、って。『2』のような抵抗の物語が生まれそうな設定も、結局は本質に迫るための機能は全くしていませんし。ただ、最後で「ええええ!?」って。最後にポン!と膝を叩いて「やられた!」って映画を最初から頭の中で反芻する事になって。このオチによって俄然面白味が増した気がします。ただし、シリーズを見続けている人限定で楽しめるラストではありますが。それにしても、スプラッタ映画嫌いな私が1作目から延々このシリーズに呼ばれ続けている気がするんですが、一体、何の運命がそうさせているのでしょうねぇ?[映画館(字幕)] 6点(2011-10-03 21:27:43)(良:1票)

1178.  アジョシ 《ネタバレ》 見る前は『レオン』みたいな映画?って思っていましたが、どちらかって言うとセガールもの、あるいは昔のブロンソンものみたいな。ある意味、鉄板な設定。その、鉄板であるがゆえの約束された面白さを楽しむ事はできます。んでも、2010年韓国最大のヒット作との事ですが、突出して素晴らしい!って訳ではなくて。ウォンビンはカッコいいです。少女はいい味を出してます。だけど、悪役に石井克人作品に出てきそうな連中を色々とバラエティ豊かに取り揃え過ぎちゃっていて、その上、警察側にまで個性出して、児童誘拐、殺人、麻薬取引、臓器売買、縄張り争い、バイオレンスにスプラッタ、カーチェイスに銃撃戦、格闘と取り揃え、1つ1つの味付けが濃過ぎて全体のイメージが薄ぼやけてしまっているという。例えば敵役の凄腕な殺し屋が、少女に対してささやかながらも親しみを抱いたがゆえに少女の代わりに・・・っていうところ、色々描かれた中に埋没して、ちゃんと説明しきれてたかなぁ?っていう感じ。見てる人はラストでなんで彼女はちゃんと?みたいに思っちゃったりしないかなぁ、って。クライマックスでの対決にそこを活かせてなかったのは失敗なんじゃないかな。何故あえて1対1を選んだのか、みたいなのも殺し屋にきちんと流れを与えられなかったゆえにドラマとして昇華できてない訳で。繋ぎが悪くて不明瞭な箇所が多く(ゴルフ練習場での車2台の動きの繋がり、メチャクチャ)、ただでさえ枝葉の多い映画を更にゴチャつかせています。犯罪者側のエピソードやキャラは大幅に整理してスッキリさせた方が良かったんじゃないかと。でも、二階の窓から飛び出して路上に落ちる1カットをカメラが一緒にくっついて落ちるなんてステキな映像も見せてくれて、無駄に暴力的なシーンが多いものの、力が漲ったパワフルな一編ではありました。[映画館(字幕)] 6点(2011-09-22 22:40:11)(良:1票)

1179.  グリーン・ランタン 《ネタバレ》 3D料金のシネコンによる価格差はなんなんでしょうねぇ? 近場だとそもそも上映してないか、高い料金取るところばっかりだったので、見にいくのやめようかとも思ってたんですけど、マチネで割安なところがあったのでやっぱり見る事に。今時珍しくなってきたXpanDだったんで、重いメガネONメガネでズレまくって見辛くて仕方なかったですが。んで、肝心の内容。フツー。つーか物語は面白くないです。ヒーローものとしてベタ。責任が伴うとか言っちゃって、ヒーロー誕生と悪役誕生が同じような時期で、ごくごく近い存在でって、『スパイダーマン』か?っちゅーの、みたいな。色々とどこかで見たような設定、展開で、その上、主人公とヒロインが揃っていいトシで。なんつーか、おばさんヒロインって見ててツラいわ(個人的にグウィネスとブランシェット除く)。でも、一方でビジュアル的には結構楽しい部分もあって。飛行シーンは気持ち良く、思った事を実体化させて戦うっていう設定は視覚的に面白く、クライマックスは大々的なカタストロフって感じで。宇宙規模のドーン!ってスペクタクルな映像を見るのは、やっぱり爽快です。3Dの効果が、飛行シーンとエンドクレジット限定でイイ、っていうのはもうお馴染みなガッカリさ加減でしたけど(コレで料金を通常より300~900円上げちゃうっていうんだから、なんつーかラクな商売してるよねぇ)。色々とデザインのバリエーションがあって楽しげだけど肝心なところでは助けてくれないランタンのお仲間達に肩透かしくらいつつも(せっかく語られてきた協力して助けようって意識が肝心なところで発揮されないって、脚本家が観客の気持ち判ってないなぁ)、スケールの大きなホラ話って点で楽しめました。まあ、見た事そのものを忘れてしまいそうな凡庸さではありましたが。[映画館(字幕)] 6点(2011-09-13 22:26:34)(良:1票)

1180.  ロスト・イン・トランスレーション 《ネタバレ》 新宿に渋谷、ついでに私の故郷、中目黒もチラッと登場する、お馴染みな世界を舞台にした映画。でも、珍奇な視点で描かれる世界に「こんなの東京じゃないよ!」って思いつつ、じゃあ、自分は東京って街を知っているの?って考えたらねぇ。自分が見ている東京と、他の人が見ている東京とは全然違って映っているのかもしれませんし、ましてや異国の地トーキョーともなれば、とても奇異に映っても不思議じゃないワケで、こういう風に映ったトーキョーというのも確かにあるのでしょう。私はこの映画の中の「見知らぬ国」の言葉も風景も馴染んでいるので、主人公視点の体験には共感しづらいのが難点ではあります。だけど、異国であろうがどこであろうが、孤独感を抱き、虚無感に囚われる事については共感できます。人同士のコミュニケーションが上手くいかない世界で、触れ合う事のできる人に出会い、時間を共有し、スキマを埋め合わせて、そしてまた別れてゆく。そんな物語にとってゴチャゴチャとやかましいトーキョーは、なかなか相応しい素材だったかもしれません。日本人を異星人みたいな感覚で描き過ぎじゃない?って感じたのはどうにもこうにもアレでしたけど。[映画館(字幕)] 6点(2011-09-11 16:50:03)

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