みんなのシネマレビュー |
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1161. 深呼吸の必要 雲が陽光を遮った瞬間、一塵の風が吹き抜けさとうきびの枝をざわざわと揺らすワンシーンでこの映画の虜に。確かに皆さんのレビュー通り安手に感じられる部分、途中参入の看護婦さんが出てきた時点で「あ、こりゃ誰か大怪我するな」って読めちゃったり、「甲子園でのノーヒットノーラン」とか「自分と同じ名前の小児患者」があったりするけど許せる範囲。回想シーンを挟まなかった事や、こういう群像もので恋愛を絡ませなかった事だけでも大英断。自分の周りの女子に谷原章介のファンが多いのもこれを観て 納得。ふうっ、俺にも深呼吸が必要なのかなあ・・・。[DVD(字幕)] 8点(2005-07-04 15:19:24)(良:1票) 《改行有》 1162. 奇跡の人(1962) 姫川亜弓の「雷に打たれたかような」、北島マヤの「はじけた風船のような」(炎のエチュード編参照)ウォーター演技の方が凄いと思ったけど(漫画と比べてどうする)いやあ直球勝負ド真ん中、ストレートに感動しましたよ、これ。腹違いのお兄さんの一歩退いた冷めた態度に自分は共感しました。 [DVD(字幕)] 8点(2005-06-27 17:31:46)《改行有》 1163. 彼岸花 どうしても達者な関西弁を自由自在に操る浪花千栄子や、大輪の花の如き美貌の山本富士子に視線が行きがちになってしまうが、ここでは敢えて田中絹代の控えめながらも力強い演技を僕は声を大にして褒め称えたい。佐分利信と芦ノ湖のベンチに座り、戦争中防空壕の中で家族が一緒だった事を回想するシーン、ゴタゴタが一件落着して電話口で「良かった、ほんとに良かった」と娘の幸せを心から祝福するシーン等はその中でも特に絶品といえる。長年役者を続けてきた人だけが出せる、たおやかな気品とでもいったらいいか。最近こういう女優さんいないよなあ・・・。[映画館(字幕)] 10点(2005-06-27 17:18:07)(良:1票) 1164. 凡ては夜に始まる ムッチムチのバスタオル姿で右往左往するシャーリーだけでも観る価値あり。同年の「アパ鍵」はどちらかといえば受け身、こっちは攻めの演技。彼女の卓越した百面相的コメディセンスを存分に楽しめます。ディーン・マーチンもいい味。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-27 17:17:11) 1165. ザッツ・エンタテインメント これこそ20世紀の映画遺産! 個人的に好きなナンバーベスト5、 「若草の頃」の「トロリー・ソング」(「バンブーの木の下で」でも可)、 「サマー・ストック」の「ゲット・ハッピー」、 「アニーよ銃をとれ」の「ショウほど素敵な商売はない」、 「雨に唄えば」。 それにしてもジュディ・ガーランドって「マカロニほうれん荘」のきんどーさんに似てるなあ・・・。 [ビデオ(字幕)] 9点(2005-06-27 17:08:53)《改行有》 1166. 悪霊島 原作にも乗れなかったけど、映画にも乗れず。結果的に「鵺の鳴く夜は恐ろしい・・・」っていうあの声が一番怖くて、夜眠れない日々が続いた。何の為にビートルズを結びつけたかったのか意図も不明。ずうとるびでも良かったのに。[映画館(吹替)] 5点(2005-06-25 16:23:21) 1167. 悪霊喰 深夜流れてたおどろおどろしいコマーシャルとタイトルに乗せられ、うっかり観に行ってしまったんですが、予想に反して宗教系超真面目映画でした。遊んでそうな女の子が、話してみたら堅実だったって驚きに似てる。もっと遊んでくれても、いや演出にもっと遊びがあっても良かったかなあ。 [映画館(字幕)] 4点(2005-06-25 16:11:03)《改行有》 1168. 青い目の蝶々さん かなり前、テレビの深夜放送で吹替版を観ただけなんで細部の記憶あやふやなんですが、史上稀に観るヘンテコ映画でした、これ。シャーリーが夫イブ・モンタンをだまくらかす為に日本に来て「ゲイシャ」に化けるっていうバカバカしいストーリー。そもそもシャーリーがゲイシャのメイクしたって日本人に見えるわきゃないじゃないですか!彼女が日本通っていうのは有名な話だけど、もしこの映画出演がきっかけだったとしたら、何かヤですね。吹き替えの小原乃梨子さん(のび太、辞めちゃったんだよなあ・・・)のおかげで何とか観れたって程度。[地上波(吹替)] 5点(2005-06-25 15:16:14) 1169. ボーイズ・オン・ザ・サイド ドリューの復活はこの映画の成功が決定的でしたね。三人のキャラクターが細かく描かれていて良かったです。なーんの問題も抱えてなさそうな優等生的メアリーが、過酷な運命に陥っていく後半の展開には驚いたけど。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-25 11:49:06)(良:1票) 1170. ビューティフル・マインド 職人監督による、あらゆる観客層を取り込む為計算しつくされた商売上手な映画。でも嫌いじゃないです、これ。[映画館(字幕)] 8点(2005-06-25 10:37:18) 1171. デブラ・ウィンガーを探して 並みいる女優陣の中、ヴァネッサ・レッドグレーヴとシャーロット・ランプリングが流石の貫禄で素敵でした。ジェーン・フォンダは今年女優活動再開したそうですね、よかったよかった。ヴァー○ルのコマーシャル(←私は洗顔だけ)以来、シャロン・ストーンの自信ありげな発言は絶対信用ならんって思ってるのは俺だけ?まあ全編、一般の女性にとっては人生の道案内にもならないような内容だけど、「いい役は全部ニコール・キッドマンがさらっていく」という某・キム女優の発言を裏付けるような、ハリウッドの弱肉強食を垣間見れて楽しかったです。[DVD(字幕)] 6点(2005-06-20 15:01:44) 1172. サイコ(1998) 今から15年位前、名作モノクロ映画(カサブランカ、花嫁の父など)をカラーでプリントし直したビデオが次々と発売された事がありました。自分は「素晴らしき哉、人生!」をこの悪名高いヴァージョンで鑑賞してしまった事を一生の不覚だと思ってます。これで「サイコ」を初見された方々、心よりお悔やみ申し上げます。 [地上波(吹替)] 4点(2005-06-19 17:01:07)《改行有》 1173. メゾン・ド・ヒミコ グロテスクに色々なモノを画面に映し出しながらも、最終的には綺麗ごとで終わってしまった印象。オダギリ・ジョーはおそらく女性が頭ン中で考えるゲイの理想像なんでしょうね、きっと。実際柴咲コウより遥かに綺麗に撮られてるし。まあ彼のファンは大満足でしょう。設定のみ同じにして「ハッシュ!」の橋口監督で観てみたかったです。少なくとも自分には彼らの抱える孤独感が画面からあまり伝わってこなかった。[試写会(字幕)] 5点(2005-06-18 15:22:35) 1174. 息子(1991) 寅さんシリーズもそうだけど、山田監督の映画にはほとんど悪人が出て来ない。それでいてこんな面白い人間ドラマが作れるのが凄いと思います。当時の和久井映見の笑顔には、永瀬じゃなくてもヤラレちゃいますよ。しかもキスシーンが殊のほか積極的でびっくり。ラスト親父さんが見た幻、あれこそ山田監督が思い描いてる理想の家族像なんでしょうね。これで「いいではないか!」 [DVD(字幕)] 8点(2005-06-18 12:19:43)《改行有》 1175. 17歳のカルテ ウービー扮する看護婦が「ここは病院の中じゃ5つ★ホテルクラスよ」とウィノナに言いますが全くその通りだと思います。だって面会に来たボーイフレンドと部屋でセックス出来ちゃったり、あわよくば一緒に逃げる事だって出来るんですよ。60年代の病院の管理体制って本当にこんなに甘かったんですかねえ。これ位の事でボーダーライン人格障害が治療出来るのか、ラストあたり非常に疑問だったけど、その他の部分は面白かったです。アンジェリーナの危険な眼光と唇には魅せられました。[DVD(字幕)] 7点(2005-06-18 11:21:40) 1176. グリース この映画アメリカ本国じゃ、えらく人気あるそうですね。うんうん、わかるわかる、このノー天気なノリとあってないような中身の薄さ。「テル・ミー・モア、テル・ミー・モア」とジョントラ&オリヴィア「愛のデュエット」(笑)は長らく自分の愛聴曲でした。でもどっちかっていうとこれは自分の姉貴世代の人気映画。思い入れ自体は正直あんまりない。聞きかじっただけなんで定かではないんですが、ジョン・トラの役、舞台じゃリチャード・ギアだったって本当ですか?[ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-12 15:54:54)(良:1票) 1177. マンハッタン殺人ミステリー 本筋の殺人事件より(どんな事件だったかのも覚えてない)アレン&キートンの息の合った台詞のやり取りが楽しかったです。特に盗聴した証拠テープをアレンがあたふたと絡ませ壊してしまうシーンは抱腹絶倒。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-12 15:03:14) 1178. ミラクル・ワールド/ブッシュマン 当時ちょっとしたブームで、宣伝に乗せられて見にいきました。でも同時上映の「MrBOO!アヒルの警備保障」のほうが中学生のガキには合ってました。なんだったんだろう、あのドキュメンタリーでも観ているような間延びしたような緩みっぱなしの画面は・・・。[映画館(字幕)] 4点(2005-06-12 14:47:37) 1179. 男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎 水準作。この辺まで来ると寅さんが振られる王道失恋パターンじゃなく、逆に竹下景子を袖にして逃げるって展開で、何とかシリーズに新味を出そうと作者たちが苦心している感じが伺えます。杉田かおるが垢抜けない田舎娘役で登場、役に異様にはまっていたのにも驚いたけど、これが彼女の演技力だとしたら恐るべし!裏で渥美さんにもダメ出しとかしてたのかなあ・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2005-06-11 16:22:54)《改行有》 1180. 愛と青春の旅だち この主題歌を聞くたんびに「レッツヤン」(←知らない人はパパ、ママに聞いてね)で近藤マッチ先生と松田聖子が陶酔デュエットしてたシーンを思い出す。恥ずかしい日本語訳でとりたててうまい歌でもなかったのに・・・。ああっ、また映画の内容とは無関係な書き込みをしてしまった・・・。[地上波(吹替)] 7点(2005-06-07 17:22:24)
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