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プロフィール
コメント数 731
性別
自己紹介 奥さんと長男との3人家族。ただの映画好きオヤジです。

好きな映画はジョン・フォードのすべての映画です。

どうぞよろしくお願いします。


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人生いろいろ、映画もいろいろ。みんなちがって、みんないい。


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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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101.  チキン・ハート これって、ちょっとした傑作だと思うけどなあ。ここまで愛すべきダメ男たちが出てきて、いじけたりするんじゃなく、しみじみと好感を呼ぶ映画なんてそうはないっすよ。大袈裟じゃなく、「エロ事師たち」とか、「夫婦善哉」とか以来っすよ! …特に松尾スズキのダメっぷりには、おおくの男どもが共感と自己反省の念を抱いたことでしょう。忌野清四郎、ホレます。少なくともぼくはホレ直しました。9点(2003-09-16 18:42:01)

102.  二重スパイ 実に力のこもった見ごたえのある作品だとは思うけれど…。韓国映画が、こういった自国の社会的・政治的問題を題材にアクション・メロドラマを作り続けるのは、もうそろそろ”限界”なんじゃないかなあ。この映画も、画面の端々にマンネリズムのかげりがさしてるものねえ。主役2人はもちろん、わき役に至るまで見事にキャラのたった役者が配され、その点はさすが韓国映画。層が厚いね。5点(2003-09-16 15:35:18)

103.  リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い 試写会でひと足お先に拝見。一見すると『Xメン』の亜流めいた”超人大集合”ものなれど、19世紀を代表する面々が、「大量破壊と殺戮」の20世紀を象徴する悪と対決する図式にまず感心。なかなかにインテリジェントじゃないですか。それぞれのキャラも、きちんと読者を納得させてくれるデティールが配され、満足満足(特にネモ船長はナミダものです!)。これで監督に、もうちっと19世紀的エレガンスに長けていたなら、もっと良かったんだけどね。まあ、文句なしに楽しめますから文句なし!(…って、同語反復でした)7点(2003-09-16 15:22:07)(良:1票)

104.  六月の蛇 とにかく全編に降る雨に、セピアトーンの画面そのものが溶け出していきそうな映像の質感が素晴らしい! でもって、そんな世界に少しずつ同化していくかのような黒沢あすかのヒロインと、塚本晋也演じる男、神足裕司(絶品!)の3人が、これまた素晴らしい! …ハッキリいって2003年度の日本映画では、北野武以下を押さえてダントツのベストだとぼくは思ってます。とにかくこれって「3匹のかたつむり」が殻を脱ぎ捨てて「蛇(!)」になるまでの過程を描いた、実に意味深で、寓話的で、エロティックな作品であると。…ああ、何て美しいんだ。9点(2003-09-16 14:57:46)(良:1票)

105.  レインディア・ゲーム 脚本がトリッキーというには、あまりにやり過ぎ、、はしゃぎ過ぎ。おまけに、この頃どうも流行ってたタランティーノの悪しき影響もチラホラうかがえて、せっかく大ベテランのフランケンハイマー監督ががんばって面白く撮ってるのに、イマイチ煮え切らない出来に…。ああ、もったいない。シャーリーズ・セロンは、やはりこういうウサンクサイ”悪女”がお似合いです。彼女だけは、文句なし!6点(2003-09-13 13:46:47)

106.  HERO(2002) チャン・イーモウとしては、やはり先行するアン・リーへの対抗意識があったのか? それとも、チェン・カイコーに対して? …しかし、彼はウォン・カーウァイの『楽園の瑕』こそにもっと学ぶべきだったんじゃないか。あの、ほとんど失敗作すれすれのところで奇蹟のように「映画」を成立させた、カーウァイの最も野心的かつ真摯な凄みに比べ、イーモウの本作は(いつもの彼の作品同様)あまりにも破綻なく達者で、まとまりすぎている。もっとも、それこそがこの才人の魅力であり限界でもあるのだし、そういう意味では見事に観客の期待を裏切らない出来映えは、やはり評価しなくちゃなんないだろうなあ。とにかくマギー・チャンとトニー・レオンのふたりが、あまりにも素晴らしい! その分、ジェット・リーがワリを食っちゃったけど。8点(2003-09-09 12:55:16)

107.  ザ・コンテンダー コラムニストの中野翠サンが、本作を見て怒り狂ったんだって。ふ~ん、何でだろ? このヒト、田中真紀子に対しても憎悪をむき出しにしてたし、アグネス・チャンとの確執も記憶に新しいところ。きっと、「男社会の中で”女”を主張しながらのし上がろうとするキャリアウーマン」が、同じ女性のくせに大嫌いなんだろうな。同様に、そんな女たちを恐れ嫌悪する世の男たちのメンタリティに近いんでしょう。で、この映画。ぼくは非常に好感をもって見ましたです。ひさびさに「本当の意味でカッコいい女性像」を見せてもらったという感じ。ジェフ・ブリッジスの大統領もわるくないしね。8点(2003-09-06 18:47:43)

108.  13デイズ 一応ストーリーは”キューバ危機”の舞台裏ということで、かつてまったく同じ題材を同じように扱ったTV映画があったな…と。つまり、まったく新味ゼロなわけで、なんで今さらこんな映画を作るのかと思っていたら…。いやあ~、これ、ケネディ暗殺が軍とCIAの上層部のしわざとブチあげる『JFK』の前日譚(!)だったのね。なるほど、こんな風にしてケネディが彼らに疎まれるようになったのかと、よ~くわかるようになってます。ほんと、ケビン・コスナーって想像以上に「政治的」で「信念の人」で「陰謀史観」なパラノイアであったことを、証明してくれる意味では貴重な作品であります。6点(2003-09-06 18:07:33)

109.  シカゴ(2002) キャサリン様に、100万本のバラの花束を差し上げたい! でも、彼女が出演していなけりゃどうなっていたことやら、この映画(なんて、わざわざ倒置法つかうこともないが)。すべてに計算された演出はインテリジェントで達者ではあるものの、ミュージカルの”いのち”である歌と踊りを細かくカット割りする野暮ったさに閉口。こんなところまで、ボブ・フォッシーの悪いトコ見習うなっての! レニー・ゼルウィガーも、健闘してはいるもののやはりミスキャスト。ギアは、まあまあってところか。面白く見られはするけれど、こんな程度の映画に喝采をおくるアメリカ映画って、やはり衰退してんだなあ。6点(2003-09-04 17:28:33)(良:1票)

110.  戦場のピアニスト ホロコーストとは、決して映像によって描き得ない。だから私は当事者たちの”証言(声)”によってホロコーストを記録したのだ、とは『ショアー』を撮ったクロード・ランズマン。必ずしも彼のあの作品に対して全面的に賛同するものじゃないけど、確かにアメリカ映画なんかでナチによるユダヤ人虐殺ものを見て、シリアスな問題提起のようでいて、結局は怖いもの見たさの観客の好奇心に訴える「殺人ショー(!)」でしかなかったりして(『シンドラーのリスト』…)、暗たんたる気持ちになるしなあ…。ジャック・リヴェット監督が批評家時代に言った、ほとんどすべてのホロコーストものの劇映画はポルノグラフィーであるという言葉は、まさしく真実だ。もちろん、ロマン・ポランスキーだってそんなことは百も承知だったろう。だから『シンドラーのリスト』の監督オファーも断ったんだろう。それが、本作を手掛ける気になったのは、この映画があくまで「生き残った者(たち)」に捧げられたものだったからに他ならない。ほとんどすべてのホロコースト映画が、殺戮を、つまりは「死んでいった者たち」を対象にしていたのに対し、ここでは、運と成りゆきに救われながら生き延びていく主人公こそを徹底して肯定する。たとえどんなにぶざまで、ひとりよがりであろうと、そんな主人公が生き延びた、ただその一点だけで肯定する本作は、逆説的にホロコーストの核心を照射してみせたといえるだろう。…正直、ポランスキーの最高傑作とは言えないかもしれないけれど、一世一代の代表作であることは間違いない。拍手(ブラボー)!9点(2003-08-27 13:58:47)(良:4票)

111.  10日間で男を上手にフル方法 うん、悪くないんじゃないでしょうか。ありきたりなラブ・コメの定石も、ひとひねりすれば十分面白くなることを実証してみせた、脚本がまずお手柄。これまたありがちな音楽の使い方も、例えばマービン・ハムリッシュ御大を引っぱり出しておきながらコテンパンな目に遭わせるときの「カーリー・サイモン(!)」なんざ、抱腹絶倒だったし。けれど、最高の見どころは、やはりケイト・ハドソン嬢ですね。このノンシャランな、演技とも、地ともつかない存在感は、新しい時代のコメディエンヌ像を確立したと思いますぞ。彼女を見るためだけでも、カネを払う価値あり!7点(2003-08-26 18:30:58)

112.  リプレイスメント うん、確かに『メジャーリーグ』の2番煎じではあるけれど、あちらにあったケレン味とあくどい笑いのセンスじゃなく、爽やかな(古き良き時代の)アメリカ的健康さを感じさせてくれるのがいい。ほんと、思わぬ拾い物って作品ですね。ところで、やたらヒロインである新人(?)女優をできるだけ魅力的に撮ろうとしているように見える(で、実際魅力的なんだけど)のは、監督のドイッチが彼女にホレてたからでせうか…?8点(2003-08-25 18:13:58)(良:1票)

113.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち 「海賊映画」という古めかしいジャンルのテイストを尊重しつつ、それを現代的な視点から”面白がろうとする”脚本のセンスの勝利。が、何よりジョニー・デップという役者によって、そんな脚本のセンスが完璧に作品上で表現され、決定づけられていることに感じ入った次第。ホンマ、この映画はデップによって救われてまっせ。彼が出てなきゃ、所詮はよく出来たイベントムーヴィー以外の何物でもなかったろうし。ジェリー・ブラッカイマーと聞いただけである種の拒否反応が出るご同輩にも、本作だけは例外的にオススメいたしましょう。8点(2003-08-20 10:48:55)(良:1票)

114.  翼をください 映画としちゃ残念な出来映えなんだけど、主演の2人は悪くない。類型的な人物に、まがりなりにも説得力と生気を吹き込んでいる。特にパイパー・ペラーボは、『コヨーテ・アグリー』に続いて魅力いっぱいだし、オジサンはもう胸キュン(笑)です。こういう映画を見ると、やはり『いまを生きる』は相当な傑作だったと再認識させられます。4点(2003-08-12 18:13:57)

115.  月のひつじ パラボラアンテナって、人類が作った最も美しい創造物のひとつじゃないでしょうか。そんなことをフト思ってしまう、ほのぼのとして、時にくすくすと笑えたり、じ~んとしたり出来る、豊かな感情に満ちた珠玉作。こういう、歴史的大事件をささやかでパーソナルな温もりによってドラマ化した、その人間味と才気に感じ入りました。DVDとかで見るのもいいけど、本当はテレビ放映で偶然見てトクした気分になる…という出会い方こそがふさわしいかな。でも、ぜひ見てくださいませ。8点(2003-08-12 16:30:05)

116.  ハルク 《ネタバレ》 従来のアメコミ実写版とは一線を画す出来映えは、さすがアン・リー監督と言うべきか。ただ、ハルクに敵対する「悪役」が実の父親であるとか、主人公の幼年期のトラウマがあまりにシリアスだとか、軽いSFXエンタテインメントを望む観客には少々キツイかも。どちらかと言えば、現代版「フランケンシュタイン」(それも、東宝の『フランケンシュタインの逆襲』に近いか?)として見た方がよろしいでしょう。それにしても、ジェニファー・コネリーはほんとお美しい…。ニック・ノルティのクサイ大芝居もなかなかオツな味わいでありました。8点(2003-08-04 11:01:51)

117.  メトロポリス(2001) 皆さん、辛口だなあ…。ぼく的には、ヒゲおやじこと伴大作氏が大活躍してくれるだけで、もう全然OK! なんですけどねえ。正直、後半の展開などは大友克洋があまりに自分の世界にもっていったような違和感が拭えなかったものの、あの切なくもほほえましいラストカットの”絵”に、大友を含めた作り手たちの手塚治虫への愛が感じられて救われたし。実は宮崎駿を含めた日本のアニメが苦手なんだけど、これはとてもとても良いと思います。あのロボット少女の姿に、人々が「天使」を見る場面なんか、素晴らしいじゃないですか。8点(2003-07-23 14:11:19)

118.  リリイ・シュシュのすべて 岩井カントクの映画って、『スワロウテイル』でさえ評価してきたんだけど…これは…。破綻を恐れず、「今」の少年少女たちの「闇=病み」と直視しようとした真摯さは、よしとしよう。けれど、それが所詮は未成年者による非行例のサンプリング(!)に終始して、ひとつとして彼らの「闇=病み」を実感させるものではなかった。ただ、不愉快なだけだ。結局、新しいタイプのストーリーテラーである岩井カントクに、この作品のテーマはおよそ不似合いだったと。残念だけど、そう結論せざるを得ない、完全なる不完全作(とは、語義矛盾ですが)。唯一、8ミリビデオで撮った沖縄のシークエンスは、異様な衝撃を持っていたとは思うのだけど…。1点(2003-07-23 13:47:00)

119.  リトル・ダンサー 素直に良い映画。なんだけど、主人公の少年の夢をかなえてやろうとオヤジがあえてスト破りしようとするところの過剰な泣かせ場面がクサイ、クサすぎる、他の場面が自然に流れていたんで、余計に目立ち過ぎる…。どなたかも比較しておられたけど、『遠い空の向こうに』と展開がよく似て、こっちの方が圧倒的に高評価ですよね。だけど、ぼくには『遠い…』こそを愛したい。少なくとも、あっちのオヤジの方への共感の分。すみませんね、『リトルダンサー』ファンの皆さん…。7点(2003-07-23 13:27:27)

120.  スパイ・ゾルゲ 篠田監督に言いたい、本当にこの映画で引退していいのか! と。最初から最後まで昭和史の絵解きに終始して、ほとんど紙芝居状態。監督は「映像による歴史の再現」をめざしたのでしょうが、確かにCGを駆使した昭和の風景は時に感心もさせられるけれど、それが何ら登場人物の、ドラマの背景たり得ていないとすれば、空疎なだけじゃないですか…。ラスト、「イマジン」のインストゥメンタルが、歌詞の字幕とともに出てきてこれが締めくくりとは、一体何が言いたいのか、その真意すら了解不能です。『少年時代』を愛する者として、篠田監督には猛省を促し、本当に「映画」らしい映画を撮っていただきたい。3点(2003-07-22 16:06:35)

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