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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 972
性別 男性
ホームページ http://yuromovie.blog.shinobi.jp
年齢 39歳
自己紹介 名前をdonkeyから「ゆうろう」に改名しました。
好きな監督は北野武、クリント・イーストウッド、宮崎駿、石井聡互、黒澤明など。


よろしくお願いします。

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101.  宇宙人ポール 2012年初鑑賞映画。面白かった。幸先のいいスタート。思い返せばありきたりな話運びの映画ですが、なんだろうとても新しいものを観た気分でした。パロディ元の映画を観てなくても楽しめると聞いて観に行きましたが、最低限「未知との遭遇」だけは観ておいたほうがいいでしょう(なんと僕は映画ファンなのに「未知との遭遇」は観ていなかったのだ!)。ところどころ声を出して笑ってしまう場面も多く、とても楽しい映画でした。個人的には、フロントガラスに鳥が衝突して「ワー!!」と驚く宇宙人ポールのリアクションに吹いちゃいました。至って普通のリアクションなんですけど、至って普通のリアクションをする宇宙人なんてあまり観た事がない。[映画館(字幕)] 8点(2013-12-25 22:48:05)(笑:1票) (良:1票)

102.  リトル・ミス・サンシャイン 《ネタバレ》 キャラクターがみんな魅力的。この映画を作った人はきっと人間が大好きだw。個人的に好きなのは、ミスコン審査員のお固いオバちゃん。融通が効かなくて意地悪な人かと思いきや、実はいい人・・・ではなくw、最後までお固くて融通の効かない人として描かれていたことが嬉しい。人間性をステレオタイプに描かないように、「◯◯だけど実は△△な人だ。」というような安直な描き方をしていないところが好きだ。主人公一家を除けば最後にスクリーンに現れるのも彼女だしね。クライマックスのダンスステージもいいですね「こんな下品な大会になんか出なくていいよ!」という心配を飛び越えて、自分たちが一番下品なダンスをしてしまうというw。全体的に、大事なところほどサラっと流すように描いているけれど、その大事なところをしっかり抜かさず描いた凄い映画だと思う。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-12-25 22:46:38)(良:2票)

103.  丹下左膳餘話 百萬兩の壺 かなり昔の映画だけれど、今見ても文句無しに面白い傑作。笑いあり涙ありの王道娯楽作品です。ここが良かった、あれが良かったと言い出せばキリがない!究極的に「ただただ面白い」映画です。大衆向けっていうのはこういう映画のことを言うんでしょうね。リバイバルの映画館で見ることができて本当に良かった~!個人的には「血煙高田馬場」と共に歴代時代劇No.1作品です。山中監督は戦地で病死、作品もほとんどが紛失、残された作品は3本のみ。さらにこの映画もクライマックスの一部がカットされ、それも行方不明。それでも、とことん苦難の道を経ても輝く宝石のよう。この映画をキッカケに日本の歴史、そして映画の歴史に触れてみるのも一興かと。[映画館(邦画)] 10点(2013-12-25 10:00:12)

104.  選挙 寄り添うようにして突き放す、独特の視線で捉えた「選挙」ドキュメンタリー。すぐ目の前にあるはずの日常的な風景が、切り取り方を変えるとこうも変貌するのか、と驚き。置きっぱなしの石をひっぺがすように、下からミラクルワールドジャパンが顔を見せます。ハリウッド映画に登場する日本人って嘘臭いと思っていましたが、日本人ってあんなにペコペコお辞儀してるもんなんですね。客観的に見てみると面白い。小学生から「頑張ってくださーい!」なんて言われちゃったりもして、ところどころ笑えるシーンもあります。けど、だんだん暗い気分にも・・・。完全に決められた枠の中で活動するのが当然という世界。なにも疑問に思わずにシステムの中で生きていく怖さ哀しさ辛さ。そして「選挙活動」に限らず、こんな「世界」がそこらじゅうにあるという途方もなさ。その「世界」に守られている一面もあるかもしれないけれど・・・。この監督が「邦画」ってタイトルで映画業界を撮ったら、似たような作品になりそうです。主題歌はエイベックスで。[DVD(邦画)] 9点(2013-12-24 21:40:38)(良:1票)

105.  劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 爻(コウ)ノ篇 「起」で面白い! 「翔」でまあまあ 「天」で微妙~ 「結(前編)」でガッカリ・・・という流れでテンポよく熱は冷めてしまいましたが、ようやく完結まで来ました。CGなどは邦画の中ではすごく頑張ってるほうで見応えありました。合成のクオリティは低かったですが・・・。ただ、内容的にはあとかたづけ感が凄い完結編でした。見てる方もあとかたづけのつもりで見てますけどね。これでよく他の特撮作品を茶化せたものだと思います。もともとあった「SPEC」の面白さ、一体どこに行ってしまったのでせう。この完結編とは違った可能性を求めずにはおれません。残念! [映画館(邦画)] 3点(2013-12-24 18:22:34)(良:1票) 《改行有》

106.  クロユリ団地 前半は結講ハラハラドキドキして楽しめたけれど、後半にいくにつれて失笑ポイントが増えて行きビミョーな感じになってしまいました。「いま団地が流行ってるしこれでホラーやればいけるんじゃね?」的な安直さも同時に感じてイヤーな気分になってしまいました。秋元康企画のホラーってそういうの多いような気がする。後半は2ちゃんの「死ぬ程洒落にならない怖い話」でよくあるパターンで、ガッカリは頂点に。やはり寺生まれのTさんがいないとダメだな。改めてそう思った。[映画館(字幕)] 3点(2013-12-24 09:43:22)

107.  麦子さんと 《ネタバレ》 ザ・親子モノ映画。ビックリするくらいベタなお話ですが、丁寧に作られているからか見応えはありました。三丁目のイメージしかなかった堀北真希の新たな一面も見ることができました。自分も思春期の頃、大げんかして親を突き飛ばしたことがあるので、かなり身に染みます。スミマセン。母と「面会」するために病院を訪れる場面も切なくなります。「病気の宣告を受けるのかな?」と思っていたら、あれよあれよと1カットの内に雰囲気が変わって行って・・・。結末は知ってるはずなのに意外な急展開でした。けど、監督過去作の「さんかく」や「馬車馬さんとビックマウス」がとても面白かったので、それらと比べるとちょっと物足りなかったかな・・・。画面の端々に悪ふざけ演出をちょくちょく入れてくるけれど、本作では無くても良かったと思います(ファミレスで同じメニューを2つ食べてる男とか・・・)[映画館(邦画)] 6点(2013-12-23 21:26:30)

108.  プレーンズ 「カーズ」の飛行機版姉妹編。ピクサーは王道でありながら変化球も出すのが得意なスタジオだと思いますが、本作は製作体制が変わりディズニートゥーン・スタジオズになりました。そのためか、王道ド直球の子供向け作品になっています。CGの作り込みも「カーズ」ほどではありません。だからと言って悪いとは思わないんですけどね。今までのピクサー作品の完成度を期待して大人が見ると物足りないかもしれません。元はビデオ限定作品だったようだし。映画を見る前は「また落ちこぼれが主人公かよ。落ちこぼれなら客が感情移入すると思ってんのかね。なめられたものよ!」と斜に構えていました。いやー大人げなかったですね(汗)。個人的には、カーズの世界とのクロスオーバーがもっとあれば良かったのになあ、と思います。この世界での飛行機と車の立ち居位置の違いが描けていたらなあ、と。そうするとまた話が複雑になっちゃいますかね。[映画館(吹替)] 6点(2013-12-22 22:55:34)

109.  スティーブ・ジョブズ(2013) 良くも悪くも(?)世界を変えたスティーブ・ジョブズの伝記映画。「サラッとひと通り押さえておきました」といった感じの映画で、個人的には物足りなかったです。ミーティングで妥協案を出したスタッフに対して「全部最優先事項だバカヤロー!てめえクビだ!」と怒鳴る場面は見せ場の一つ。けれど、物作りの現場でこれくらいのことを言う人はザラにいるので、他の人とは違うジョブスの凄さみたいなものは分かりづらかった・・・。会社の規模が大きくなってもそのスピリッツをなくさなかったところ?自分がコンピューターにそれほど詳しくないからかな。 振り切って作られていた「ソーシャルネットワーク」とか、エキセントリックな人物をきっちり描くデビッド・O・ラッセルの作品の方が個人的には好きです(単純なやつだなあ)。 とはいえ、驚いたのは映画本編よりも映画が終ったあと。時間を見るためにポケットから携帯を出したらそれがiPhoneだったことの衝撃(笑)。うおっ、こんなところにあるじゃないですかジョブズさん。ガレージで手作りから始めた人の作った製品が、地球の裏側にいる自分のポケットに入っているのは素直に凄いと思いました。 [映画館(字幕)] 5点(2013-12-21 10:50:21)《改行有》

110.  しあわせのパン むむむ・・・。全編「ステキ」なものがいっぱい詰まった映画。ビニール袋に入ったコンビニパンとは違う、手作りのパン。お店に置いてある小物も大量生産品とは違います。・・・けれど、映画自体は全く「ステキ」とは感じられませんでした。画面に映っている物は手作りかもしれないけれど、映画そのものは過去作品のフォーマットにのっとった「規格品」です。問題を抱えた人たちに料理を振るまい、まるでベルトコンベアーみたく順番に悩みを片付けていきます。映像もまるでカタログを見ているようでした。「ステキ」なものにケチをつけるのは心苦しく、「あれ、オレの心も荒れているのカナ?」とも感じます。とはいえ、コンビニやココイチや松屋のローテーションで生きている私の心は「規格品の映画」では癒やせそうにないです。[DVD(字幕)] 4点(2013-12-20 01:39:03)

111.  哀しき獣 《ネタバレ》 他の方も書かれてますが、この映画の見所はなんといっても悪役・ミョン社長!社長と名のつくボスのくせに、主人公を仕留めるためなら海には飛び込むわトラックには飛び乗るわ、やりたい放題の実力派です。斧や骨で敵をボコボコにする姿はもはや原始人。彼だけでも見る価値ありです。ただ、映画全体は内容の割に長過ぎて、終盤はダレてしまいました。トラック横転シーンなどは「ダークナイト」ばりの迫力があるんですけど、その後のカーチェイスは悪い意味でやり過ぎ。逆に陳腐になってしまったと思います(TAXi2みたいなんだモン)。雑居ビルの監視→他の殺し屋と遭遇→逃亡!という流れの場面はとても丁寧で見応えがあったので、ああいう雰囲気で発展していくお話のほうが個人的には好みでした。不満なところもあるものの、それでも韓国映画の絵作りは充実してますねえ。[DVD(字幕)] 6点(2013-12-19 01:13:56)

112.  マッチポイント 《ネタバレ》 「人間には表と裏の二面性がある・・・」てなことをまるで重大なことのように見せる作品が多い中で、ウディ・アレンは「そんなの当たり前じゃん」と言うかのようにサラっと描いてくれますね。見栄と本音が混ざり合う人間模様。 ストーリーは、いかにも刑事コロンボの前半でありそうなお話。しかしこの世界に彼は存在しません。コロンボをテレビで見ていた時は「なんと意地悪なオッサンだろう(笑)」と思って見ていたけれど、彼が不在だと世界そのものが「意地悪」と化すのだな、と分かりました。 「ウディさん、犯罪を犯した者によくここまで幸運を与える事ができますなあ」と逆に関心します(笑)。 「クリスが怪しい!」→「やっぱり無罪だ!」となる過程が物足りなかったので、もっとアクロバティックな着地をしてくれると面白かったのになあとは思います。 宗教にからめてレビューされてる方の投稿を読むと、「あれ?もしかしてコロンボって神様だったのかな?」と思えてきました。なんか「マッチポイント」の感想じゃなくなっちゃったな。[DVD(字幕)] 7点(2013-12-18 11:06:47)《改行有》

113.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 衝撃的なまでに面白い映画です。見ている最中、本当に手に汗握り「頑張れ!負けるな!そこ!そこそこそこ!よーし、よーし、よしっ!しゃーッいけー!!!!」とアホみたいに興奮しっぱなしでした。主人公たちの役者もそれぞれ素晴らしく、彼ら以外では考えられないはまりっぷりです。本物の宇宙飛行士ならもっと冷静さを保てるのかもしれませんが、サンドラ・ブロックは弱さを抱えながらも奮闘する姿を好演していました。ジョージ・クルーニーも、「生き残る可能性はまだあるはずだ!」と信じさせてくれる存在感を、説得力を持って放っています。たとえそれがほんの一瞬でもです。なにか具体的に状況が改善されたわけでもないけれど、その「ほんの一瞬の希望」があるのとないのとで運命は大きく変わってしまうのでしょう。徹底的に「無」の世界を描くことで、クライマックスで描かれる生命讃歌に震えました。個人的には、同時期に公開された「かぐや姫の物語」と対をなす作品です。 上映時間もたったの91分。ええッ!?2時間半以上はあると思ってました(もちろん良い意味で)。近年なかなか味わえない映画体験でした。[映画館(字幕)] 9点(2013-12-16 17:57:56)(良:2票) 《改行有》

114.  旅する映写機 デジタル上映の普及で失われつつある「フィルム映写機」を追ったドキュメンタリー。以前ミニシアターで働く映写技師さんから話を聞いたことがあるけれど、「ちゃんとやって当たり前で、誰からも褒められることのない仕事」と、ハニカミながらも笑顔で教えてくれたのが印象に残っています。たまにはこういう裏側にスポットあててみるのもいいですね。映写機が色んな事情で人から人へ渡っていく中で、ソーシャルネットワークならぬ映写機ネットワークが広がっていきます。映画の中で、「お客さんは減ったけど、ホームシアターを家に作るのはみんな映画館が特別な場所だと感じているからだ」というタッフさんの言葉にも目からウロコ。コスパだの原価だのが云々かんぬんされがちな今、効率だけでは得られない映画館の魅力を再発見できる作品です。中盤と最後に登場する大心劇場はもはや驚愕の域。北野武の短編「素晴らしき休日」で登場した映画館を地でいくような場所。シネコンの設備であーだこーだ言ってる人がセレブに見えます。もはや映写機がメインの話じゃなくなっていきましたが(笑)、映写機だけあってもしょうがない、映画を作る人、見る人、見る場所、そして見せる人を繋ぐ存在だと思います。この先フィルム映写機がいつまで使われるか分からないけれど、そこで働く人々からは悲壮感など微塵も感じず、「映画を楽しみつくしてやろう」という気分になる作品でした。[映画館(邦画)] 8点(2013-12-16 11:24:55)

115.  四十九日のレシピ 《ネタバレ》 料理を題材にした映画があまり好きではないので(その割に見るけど)最初はどうかなと思ってたんですが、凄く良かったです。料理はあくまで小道具の要素の一つだったので、邪念を捨てて見る事ができました。登場人物がそれぞれ魅力もあれば欠点もあって、一喜一憂しながら堪能できます。劇中で出てくる川や橋の存在感も絶妙。登場人物たちを見守っているようにも見えるし、狭く閉じこもった場所として蓋をしているようにも見える。不思議な空間が出来上がっていました。脇役たちもみんな魅力的。料理だけでなく生活の知恵、そいて生きていくために大切なことを、子供だろうが身内だろうが赤の他人だろうが関係なく”伝えていく”ことの素晴らしさ(そして厳しさ)。それが些細なことでも、いずれは大きなうねりになって、いつかは地球の裏側にだって届くのだ!と本気で信じさせてくれる映画でした。単純なハッピーエンドではない結末ですが、彼らが過ごした四十九日がその後の人生の力になるはずだと思うと希望が沸いてきます。[映画館(邦画)] 8点(2013-12-14 21:42:25)

116.  時代屋の女房 夏目雅子の登場の仕方がミステリアスでいいですね。初対面なのにいきなりこう来るか!という距離の詰め方。夏目雅子だからこそ成立する、いい出会いの場面でした。舞台となる骨董品屋も独特な場所にあって、窓の位置も絶妙。歩道橋を歩く人と目が合っちゃうような、それだけで物語が始まりそうな場所です。 あと、行きつけの飲み屋で繰り広げられるオヤジ、オバサンたちの会話が「スケベ」でいい!言葉選びが良い意味でオヤジ臭くて好きでした。「不真面目してくるわ」とかね。若い人では(もしくは現代では)使えない言葉ですな。「エロ」とか「エッチ」などの言葉に含まれない独特のニュアンスを感じる「スケベ」という表現が似合います。いいですね、「スケベ」! ただ、この頃の年代の映画って、個人的には「面白いのはハリウッド。邦画は退屈」という先入観が子供の頃から染み込んでしまっていて・・・。最近の、テレビドラマっぽい妙なテンションの映画に拒否反応がでるのと同じような感覚で、どうしても、この頃の邦画特有の雰囲気に手放しでは乗り切れませんでした。好きなところもあるんですけどね。[DVD(字幕)] 6点(2013-12-13 10:45:36)《改行有》

117.  マッキー 《ネタバレ》 恋敵に殺された青年が、ハエに転生しての復讐劇。「マッキ マッキ マッキー♪」のテーマソングは一度聴いたら忘れられません。映画館を出た後もしばらく脳内で鳴り響いてました。「お前を殺す♪」と、歌詞の物騒さもギャップがあります。日本でも「お盆になるとご先祖様が虫に乗って帰ってくるから殺しちゃダメ」という話がありますね(地域による)。仏教誕生の地とはいえ、輪廻転生をここまでのギャグ映画にしてしまうとは恐れ入ります。小学生みたいな発想が楽しい。けど、恋敵も相当悪いんですが、後半にいくつれて復讐のやり方があまりにエスカレートして若干引いてしまいました(笑)。ラストも、転生を続けて恋人を守り続ける主人公。やっぱり最後はちゃんと成仏して欲しい。彼女が納得してるならいいんだけど、これだと一生人間の男と付き合わず、ハエにたかられる人生ですよ(汗)。[映画館(字幕)] 6点(2013-12-12 10:03:27)(良:2票)

118.  クロニクル 最初は「またこの手のPOV映画かあ」などとナメていましたが、実際に見てみたらとてもフレッシュな作品でした。最初は超能力で無邪気に遊ぶ姿が続いて、「羨ましい!自分もあんな風に遊んでみたい」と呑気に思っていたのに、次第にエスカレートしていく様は凄くゾワゾワさせられました。銃乱射事件や通り魔殺人事件などを起こしてしまう青年たちの感情を追体験する感じかもしれません。役者の演技も見事で、1カット内で喜怒哀楽の感情変化を見事に演じきっていました。CGを使いまくった作品だけど、役者にとってもやりがいのある作品だったでしょうね。演出による感情表現も面白いです。よくある演出だと「悲しいシーンは雨を降らせる」のが定番です。対して本作では、不良にブッカケられたビールがレンズにビチャ~と付いたりします。このシーンは主人公の惨めさ倍増。足下の水たまりがズズズと移動していくシーンも良かったです。「よくある演出」をこの作品に合った形で駆使しているのがフレッシュさの由縁でしょうか。展開に合わせてカメラワークの視線が変化していくのも印象的。とくに、ベッドに寝ている主人公が、超能力でカメラをフワ~ッと持ち上げていくシーン。技術的には凄くもなんともないんですが、今までに観たことも感じたこともない感覚がするシーンです。こんな映像は初めて観ました。まだまだ発見されていない映像や演出があるんですね~。[映画館(字幕)] 7点(2013-12-12 00:40:07)(良:1票)

119.  47RONIN 《ネタバレ》 日本が舞台のファンタジーアクションとしてそこそこ面白いです。実在しない獣たちとのバトルは迫力あります。衣装やセットも日本人からはなかなか出てこない発想でいいですね(中国っぽいけどね)。毎度毎度セットを使い回してる邦画と比べるとやはりリッチですな。作品に合わせた世界観作りが出来るのはいいことです。 けれど、それを踏まえて観ても違和感を覚える箇所は一杯ありました。 まずキアヌ・リーブスが余計。架空のキャラだから当然と言えば当然です。ラスト・サムライのオールグレン(トム・クルーズ)みたいな必然性があれば良かったんですけどね。 架空の主人公が架空の姫と恋をして架空の敵と戦うんだから、もはや忠臣蔵はなんの関係もありません。日本で面白そうなネタがあるからオレたちも一枚噛ませろ、キャラとストーリーはこっちで考えるから、って感じでした。 全編英語というのも最初は面白いと思って観ていたけれど、後半にいくにつれて逆に違和感が増していきました。日本語で時代劇を楽しめることがどれだけ幸福か再確認。やはり言語が変われば人物の性格や価値観、仕草の演技なども全部アメリカ式になってしまうと思います。(そのくせ何故かガヤは日本語という不思議・・・。) 「硫黄島からの手紙」が、主要人物 全員日本人、全編日本語で作ったのはかなりの英断だったんだな、と今さら思っちゃいました。 邦画と洋画、予算の差など関係なく同じ土俵に立ってみても、「十三人の刺客」や「もののけ姫」などの方がはるかに面白かったです。「ウルヴァリン」を観たときは「邦画ももっとしかっりしてくれヨ」と思ったんですが、本作ではあまりそういう気分にはなりませんでした。 まぁそれでも・・・そこそこは・・・面白いんですよね。アハー。[映画館(字幕)] 5点(2013-12-11 18:14:48)(良:2票) 《改行有》

120.  8 1/2 「映画を作る映画」は最近でもよくあるジャンルだと思うけど、この作品が元祖なんでしょうか。「周囲の関係者から矢継ぎ早にあれこれ質問攻めに合いパニックに陥る監督」って、今見ればこの手の映画でよくあるシーンです。だけど、今まで自分が楽しんできた映画たちのルーツはこれか!?と思うとブルブル震えます。そしてそれが一人の男の夢から始まっているということも・・・。さらに言えば、表現者の悩みって、古今東西ずっと変わらず共通しているのかもな、とも思えて笑っちゃいました。[DVD(字幕)] 7点(2013-12-11 02:09:39)

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