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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
101. ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 主人公を無実の罪に設定、「みんな無罪」というセリフで全員の罪をアヤフヤにし犯罪者達に対する反感を薄らげようというミエミエの演出。他にも製作者の意図が丸見えの下手な演出で法制度の矛盾を皮肉るだけに留まらずあわや犯罪者を正当化する所だったアブナイ映画なのだがそんなの無視して楽しめば良いのでは。美しいヒューマンドラマですから。この映画が単純に感動大作として評価されてるうちはこの国は安全だと思いますよ。ちなみに脱獄モノとしてかなりの傑作なんですが、これは大脱走やアルカトラズみたいに最初から脱走するというのがテーマな映画ではないので脱獄するということは知らずに見たほうがいいかもしれませんね。ネタばれマークつけときますが[DVD(字幕)] 9点(2005-11-22 08:51:59) 102. プライベート・ライアン 星条旗から始まって星条旗で終わる戦争映画なんて撮って、スピルバーグはどうしたんだろう。それにしてもトム・ハンクスがやると戦争映画だろうが漂流映画だろうがギャング映画だろうが野球映画だろうがなんでも甘いヒューマンドラマになってしまう。十分に魅せる戦闘シーンだけで成り立ってる映画。うん良いよ戦闘シーンは。とりえずアパムはさっさと弾持って行け。[DVD(字幕)] 7点(2005-11-19 02:59:48) 103. ジュラシック・パーク 恐竜をCGで動物園に再現し、主人公達が観客と共にそれを見て回る映画。皮肉SF的なストーリーも付いており入り方は良し。その後何か子供向けなアクション映画になっているが、恐竜の魅力の一つである「力」を描くためなら仕方が無い。少なくともストーリーの質もシリーズ3作の中で飛びぬけているし、恐竜をかつて無いクオリティで映像的に再現してくれたことにとりあえず満点。[地上波(吹替)] 10点(2005-11-17 15:56:24) 104. ポリスアカデミー'94/モスクワ大作戦!! 笑いのツボが今までの作品と違い今ひとつ盛り上がりに欠けた。もともと馬鹿映画なので極端に評価を落とすことは無いが、全体的におとなしくこれまでほど突っ走ってない。ウィンスローの人間効果音やタックルベリーが暴走したりというシーンが控えめで、ハイタワーなど居なくなってしまった人間の穴を埋めきれていない。校長が主役を張ってるようじゃあ…とはいえ別に見る価値はない映画だがシリーズを見てきた人はしょうがないんで最後まで付き合ってあげましょうや[地上波(吹替)] 6点(2005-11-02 23:39:16) 105. ボーン・コレクター 猟奇的事件が連続して起こるホラーサスペンス。どこまで規制があるのか知らないがこのシナリオならもっとグロテスクな所まで映像で攻めるべき。そうでもない限り高得点はない[地上波(吹替)] 4点(2005-08-29 09:19:02) 106. ボーイズ・ドント・クライ とにかく重い実話物ブラックドラマ。これはもう見た後で各々自分なりの結論を出す為のデバイスとして捕らえるべきでしょう。とにかく後味は悪いが、誘う女のような黒いだけのドラマではなく自分で考える余地を残している。ブラックサスペンスの理想系。ヒラリー・スワンクオスカー当然ですな[DVD(字幕)] 7点(2005-08-29 09:17:09) 107. プリティ・ウーマン いわゆるシンデレラストーリーの現代版。後のラブコメにはことごとくこの映画の影響が見られる経典映画なのでもっと古い映画かと思ったら結構新しかった。日本人からしたら、いかにもなアメリカっぽさに触れられる作品。それが好きか嫌いかは分かれる所。言ってみればファッションみたいな映画。挿入歌はあまりにも有名ですね。ジュリア・ロバーツ、写真で見たら美人と思うどころかちょっとキツイくらいなのに、なぜ動くとこんなに魅力的なんだろう。変身後の服装似合いすぎ。娼婦役はキツかったが。[DVD(字幕)] 8点(2005-08-29 09:15:37) 108. 羊たちの沈黙 リングとか日本のホラーが新しいタイプのホラーだと注目を集めたのも納得というか、「恐怖」の演出を昆虫のグロさや犬の泣き声、悲鳴、暗闇に頼ってる感じで今ひとつ前代的なやり方と感じた。日本のホラーとは怖さの方向性が違いますね。役者達の名演もあってストーリー自体は楽しめたがこれだけ何処行っても評価の高い映画で『「ホラー」部分は全くの駄作』と思ったくらいなので、やっぱりホラーは合わないんだなあと実感。[DVD(字幕)] 7点(2005-08-29 09:10:51) 109. ノッティングヒルの恋人 韓国ドラマなんかが好きな人にはお勧めできるストーリーがあまりにもきれいでむしろ最近はあまり見ないようなラブコメディ。この手のドラマはストーリーが似たり寄ったりでもメグ・ライアンにしてもジェニロペにしても主役の美しさだけでおなかいっぱいになる。ジュリア・ロバーツがめちゃくちゃ綺麗で惚れ惚れしてしまった。ありきたりは嫌だという人にはお勧めしないが、結構笑えたし退屈はしないので高得点。[地上波(吹替)] 8点(2005-08-29 09:09:19) 110. トゥルーマン・ショー 《ネタバレ》 自分の人生は作り物のドラマだったという主人公の悲哀を描いた物語。実際自分の人生が作り物ではないと証明できる人間なんかは居ないのだから実に哲学的な話と言える。ジム・キャリーは名演。声だけでも演技できる俳優というのは良いですなあ。考えさせられるヒューマンドラマ[ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-28 07:51:01) 111. ディープ・インパクト(1998) 《ネタバレ》 ベタさを嫌う人も多いが宇宙あり、人間ドラマあり、都市崩壊ありのハリウッドの大作らしい大作。パニック映画の中では良くできたほうでのちに作られたデイアフタートゥモローとかより映像にスピード感や迫真力があります。史実系や皮肉系が好きなこともありあまり激しいストーリーの映画は見ないのですが久々に映画はエンターテイメントだと感じさせてくれた作品。選ばれる人間と選ばれない人間。男女比などは調節するべきだが専門家も差別化して特権を与えるやり方はいかにもアメリカらしい。結局主人公達もただ山に登っただけで助かってしまうハッピーエンドもまたう~んハリウッド。ともあれそんなことを全く封殺して見れば普通に楽しめるのでこの点数[ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-28 07:48:24) 112. セブン キリスト教に全く興味が無く七つの大罪自体知らんのだが、全体としての連続殺人の意味が見えてこない。前半6つは無意味でラストだけ。結局犯人の殺人動機は何だったのか。単なるサイコだというならそれでいいんだが、こんな猟奇殺人犯を何か意味があるように描いているのはPride(高慢)なキリスト教観心酔か?見所はブラッド・ピットとフリーマンコンビ。ブラピ映画は実は初めてなのだが思っていたより遥かにいい役者だった[DVD(字幕)] 6点(2005-08-28 07:36:15) 113. シンドラーのリスト 多くのユダヤ人を救ったという欧州版杉原千畝、オスカー・シンドラーの実話に基づく映画。「光の魔術師」スピルバーグがあえて全編モノクロに臨んでいるわけだが、単に技術の問題に過ぎなかったとしてもかつてのモノクロ映画には実際モノクロならでは、モノクロでこその味があるということは誰もがわかっているわけだが、それでもあえてモノクロに臨もうという監督はなかなか居ない。それをこれだけの大作で見事にやってのけてしまう。「光」を手の内に入れてしまっているスピルバーグだからこその芸当であろう。モノクロだからこそ伝わってくる時代感が浮き出ていた。自分は何の予備知識も無くこの話を見たが、シンドラーは単なる絶対主義者であって典型的な企業経営者にしか見えなかった。利己的に自分の理論で動いていたら結果的にユダヤ人を救ってしまったというような。そういう印象を与えたとすれば非常に中立な映画という事が出来るだけに「もっと救えた」という台詞だけが余分だった[ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-27 17:24:31) 114. ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク 舞台を広げてしまったばかりに限られた範囲で恐竜に迫られるという緊迫感が薄れも逆に小ぢんまりして普通のパニック映画になってしまった印象。面白いのは間違いないが、ストーリーも前作の島から脱出を目指すバイオハザード的な怖さのほうが良いです。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-27 17:10:45) 115. 12人の怒れる男/評決の行方(1997)<TVM> 往年の名作のリメイク。内容は基本的には変わらないがカラーになったことと、全員が白人だったオリジナルとは違い黒人などが含まれている。スラム出身を黒人にするのは良いとして、最大の悪役と言うべき犯人に偏見を向け問答無用で死刑にしようとする差別主義男に黒人をキャスティングしたのは意図的なものが見えて嫌悪感があったが、バラエティ豊かになったことでより見た目的にわかりやすいのは確かで、別にオリジナルとどっちを先に見ても構わないというレベルの良作である。[ビデオ(字幕)] 10点(2005-08-27 17:01:31) 116. ジム・キャリーはMr.ダマー いやこれは笑った。メリーに首ったけには及ばないがやっぱファレリー兄弟は面白い。ジム・キャリーの壊れ方は見事で江頭かよ!と。下ネタがいける人にはお勧め作品。ストーリーなんて見終わった頃には忘れてるほどの薄さだが単発で笑える作品[ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-27 16:51:48) 117. 誘う女(1995・米) 実話じゃなきゃ、ニコール・キッドマンじゃなきゃ…という内容。ブラックユーモアのクライムサスペンスですが、ほんとにただの悪女の話で面白みも何も無い。ニコール以外の配役に疑問。子供達には憎悪すら覚えた。主人公の語りというようなスタイルも話をややこしくするだけ。それなら、これは事実に基づく話であるということをもっと前面に打ち出すべき[地上波(吹替)] 3点(2005-08-27 16:35:34) 118. クール・ランニング スポーツコメディの最高峰。各人性格がバラバラでそれぞれ役割があり、漫画原作的で史実というよりは脚色が強いのだが、ジャマイカの社会や各人の人生をしっかり書いてる所が良い。カルチャーショックネタの数々が笑えた。ジャマイカンなノリでテンポよく進み、コメディあり、ヒューマンドラマあり、社会風刺ありと飽きさせない。大人から子供まで楽しめる傑作[地上波(吹替)] 9点(2005-08-24 21:22:43) 119. ゴッドファーザー PART Ⅲ 第一作をマイケルの代で書き直したような映画。ストーリー的にマンネリ化してしまってるので過小評価ぎみですが前二作と比べたらやや劣るもののやはり名作です。いい感じで老け込んだアル・パチーノはマーロン・ブランドの域の演技を目指したんでしょうがさすがに及びませんでしたね。一時代を築いた人間が死にそして後継に受け継がれていくそして再び。深い映画ですな[DVD(字幕)] 8点(2005-08-24 21:17:22) 120. 交渉人(1998) 優秀なネゴシエーターである主人公が汚職事件に巻き込まれて被告らにハメられ、無実を証明するために人質を取ってビルに立てこもり、ネゴシエーターと対決するという映画。ネゴシエーターはどのように交渉していくのかというマニュアルを垣間見ながら緊迫感のある展開のアクションは楽しめる[地上波(吹替)] 8点(2005-08-24 21:15:20)
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