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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
101. 13日の金曜日(1980) 《ネタバレ》 1作目がいちばん面白い。サスペンスの盛り上げが巧いし(『金田一少年の事件簿』みたい)、トム・サビーニの特殊メイクが冴えている。ケビン・ベーコン殺害シーンは、公開当時、「本当に俳優を殺した!」と話題になったらしい。ジェイソン・ママが犯人というのは今更ネタバレでもないだろうが、ラストのサプライズには結構ビビッた。ハリー・マンフレディーニのスコアも印象的。 [DVD(字幕)] 6点(2008-03-31 07:19:23)《改行有》 102. ペット・セメタリー(1989) 《ネタバレ》 一応ゾンビつながりということで、当初はジョージ・A・ロメロが監督する予定だった。しかし、結局は『シエスタ』のメアリー・ランバートが抜擢。キングの小説史上、最も哀しく怖ろしい原作を、女性ならではの繊細な感性で演出している。作品全体を覆う陰鬱で寒々しいムードが印象的。愛する者を失ったら生き返らせてでもまた会いたいと思うのが人情であり、そういった人間の弱い部分がよく表れている。愛ゆえに起こる悲劇というのは切ない。また、80年代の映画らしく、スプラッター描写にも抜かりはない。ラストの「悲鳴」は蛇足だが。[DVD(字幕)] 6点(2008-03-16 22:18:43) 103. デモンズ2 《ネタバレ》 今度はTVからお茶の間に進出。女子供、犬でさえも問答無用にデモンズ化していく、まさに阿鼻叫喚の地獄絵図。高層ビルを舞台にした閉塞感も、本シリーズならではの面白さ。マッチョ軍団とゾンビのバトルが壮絶で笑える(ハゲマッチョは前作に出てた人ですよね?)。アルジェントの娘アーシアがちょっとだけ出演。今やすっかりビッチな彼女も、この頃は可愛かった。[DVD(字幕)] 5点(2008-03-06 07:51:13) 104. バーニング 《ネタバレ》 『13金』の後続作品としてはよく出来た方。中盤、カヌーから現れての皆殺しシーンは、スラッシャームービー屈指の名場面。トム・サビーニの特殊メイクの賜物です。[ビデオ(字幕)] 5点(2008-02-27 19:45:56) 105. エイリアン2/完全版 本物の興奮を味わえる。これぞシリーズ最高傑作![DVD(字幕)] 10点(2008-02-27 12:33:14) 106. ターミネーター 今観るとさすがに特撮は古いが、それを補って余りあるストーリーの面白さと、ぐいぐい引き込むパワフルな演出。くわえてシュワちゃんの無敵っぷりがとにかく素晴らしい。カイルとサラのラブシーンは(結末を知っているが故)、とても切なく美しかった。娯楽映画の見本のような作品。[DVD(字幕)] 9点(2008-02-21 23:31:24) 107. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 《ネタバレ》 エンニオ・モリコーネの哀愁漂う名スコアに痺れる。全ては阿片に溺れるヌードルスの夢だったのか?セピア色の子供時代が本当に素晴らしい。おチビちゃんが撃たれた時は思わず泣けてしまった。[DVD(字幕)] 9点(2008-02-20 13:57:38) 108. ブロブ/宇宙からの不明物体 《ネタバレ》 序盤の人物描写がわりとしっかりしているので、その後の展開が活きてくる。こいつは死なんだろーと思っていたヤツがいきなりやられたり、生き残りの予測がたてづらい。当時としては最先端であったろう映像技術も、逆に生々しくて良い(CGだとこのヌメヌメした感触はなかなか出せない)。脚本にフランク・ダラボンの名があるので、納得のクオリティ。この手の映画では、アタマひとつリードの秀作。[ビデオ(字幕)] 6点(2008-02-17 20:22:45) 109. うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー 日本アニメーションの最高傑作(たぶん)。「うる星やつら」の世界観(要するに何でもありの世界)を使って、押井守がやりたい放題やった感じ。前作はいかにも高橋留美子的な『うる星』だったが、続編は完全なる押井作品。この監督は、自身のオリジナルよりも、原作付きという「制約」があった方が面白い作品を撮れる気がする(『パトレイバー』然り、『攻殻機動隊』然り)。鑑賞後、世界がこれまでと違って見えた。[DVD(邦画)] 10点(2008-02-15 11:23:52) 110. ブギーマン(1981) 《ネタバレ》 ヒロインにほとんど動きがないので(病院で寝てるだけ)、緊迫感が感じられない。マイケルがなぜローリーを狙うのかという説明に終始しており(実は兄妹だったという強引な設定)、前作の悪夢的な要素を全てパーにしている。これ以降、『ハロウィン』シリーズは『13金』と同様、単純明快なスラッシャー映画と化していく。[DVD(字幕)] 4点(2008-02-08 09:13:26) 111. ザ・フォッグ(1980) これはいわゆる怪談ものですね。それに今時の(と言っても70年代ですが)スラッシャー映画の風味を加えた作品。静かに恐怖が迫ってくる感じ、異常に気づいてラジオで危険を呼びかけるDJ、霧の中から現れる亡霊たち。この独特の雰囲気は好きです。[DVD(字幕)] 6点(2008-02-08 09:06:34) 112. ポゼッション(1981) ストーリー云々よりも、この圧倒的な狂気の映像と俳優の演技に尽きる。アジャーニの狂いっぷりはとにかく見事。バイクでコケるサム・ニールもすげえ!これが『ジュラシック・パーク』の博士と同一人物とはとても思えん。完全にイッちゃってます。[DVD(字幕)] 7点(2008-02-07 06:37:57) 113. ストレンジャー・ザン・パラダイス この何とも人を食った終わり方が良い。「ここではないどこか」へ行っても、さえない日常は変わらない。モノクロームで描かれた若者たちのリアル。ジャームッシュはこれが一番![DVD(字幕)] 8点(2008-02-07 06:35:56) 114. ダウン・バイ・ロー オープニングの横移動する映像が格好良い。ベニーニ、相変わらず陽気でナイスなキャラです。刑務所内での「アイスクリーム!」がサイコー![DVD(字幕)] 8点(2008-01-18 17:58:57) 115. ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け 好きで好きでたまらない映画だが、残念ながら、周りでこの作品を知っている人はいない。昔TV放映されていたのをたまたまビデオ録画し、「変な映画…」と思いつつも、いつしか癖になってしまった。とにかく台詞が素晴らしい。原作があると知り、本屋に走ったのを覚えている。高橋源一郎の小説を映画化するには、こういう手法しかなかったということか。好みは極端に分かれると思うが、個人的には大傑作です。[DVD(邦画)] 10点(2008-01-12 09:58:46) 116. ゴースト・ハンターズ 《ネタバレ》 ここでの評価の高さにビックリ!皆さん理解あるな~。中国の大魔王を「じっちゃん」呼ばわり(日本語吹替)し、瞬殺するカート・ラッセル。「俺たちやったんだよな?」の台詞に、これまでの馬鹿馬鹿しさを全て許せてしまう。[DVD(吹替)] 7点(2008-01-12 02:19:05) 117. スーパーマンII/冒険篇 《ネタバレ》 あれ~、これ観たことあるよ~、と思ったら、「ドラゴンボール」にそっくりな展開。鳥山先生はこの映画の影響を受けていたのか。レックス・ルーサーのヘタレっぷりは、「クレヨンしんしゃん」のぶりぶりざえもんと双璧をなす。日本の漫画との共通点に思わずにやりとした。[DVD(字幕)] 5点(2008-01-09 07:32:07) 118. ゾンビコップ 昔テレビでよく観たな~。当時はよくゾンビ映画を普通に放映してました。これは割とライトな作品で、殉職してゾンビ化した刑事がゾンビ製造会社と戦うというもの。よくよく考えればバッドエンドだが、主人公たちに全く悲壮感がなく(たまにセンチなシーンはある)、「生まれ変わったら何になりたい?」「女の自転車のサドル」なんて言ってるところが笑える。B級だが結構面白い。[地上波(吹替)] 4点(2008-01-04 09:52:31) 119. ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎 子供の頃、大好きな映画だった。今観ると、いかにもスピルバーグ印の冒険活劇という感じで、推理ものとしてはいささか物足りない。犯人が勝手に手がかりを落としていくものだから、それを追っていけば犬でも辿り着くという安易さ。シャーロックがほとんど推理らしい推理をしていないので、ミステリーを期待する向きには合わないかも。しかし、当時の最先端であろうSFX描写や少年たちの冒険ものとしてはなかなかに見応えがある。ラストのサプライズに、往年のシャーロッキアンもニヤリとするでしょう。[DVD(吹替)] 6点(2007-12-13 23:44:27)(良:1票) 120. グーニーズ 懐かしい!十数年振りの鑑賞だが、面白かった~!生き生きした子供たちの演技が良い。夢があるとはこういうこと。最近の子供は、『ハリー・ポッター』よりもこれを観るべし![DVD(字幕)] 7点(2007-12-13 23:24:40)
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