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101.  蟹工船(1953) 《ネタバレ》  原作の雰囲気をうまく伝えている。白黒のやや荒れた映像も、物語の暗さ、救いの無さにマッチしている。  蟹工船の悲惨さを、当時の技術でここまでしっかりと映像化したのは脱帽もの。  役者である山村聰、監督としてきっちり仕事しているが、出演する必然性はなかったかも。物語の根幹に関わるものではなく、いろんな過去を持った乗組員の一人という役回りで、全体の中で本来そんなに出番があるべきではないのだが、ちょっと存在感を出しすぎ。  役者が監督ということで、出番を多くできず、無理して存在感をだそうとした感じで違和感があり、監督に徹するか、大事な役に回るか、どちらかにして欲しかった。  それ以外は、しっかりとした構図、演出、展開で、文学原作の映画として、独自の解釈や演出は控えめにして、真面目にそのままの雰囲気を出すことに成功していると言える。  ただ、原作の重さ、暗さがそのままの迫力で表現できてしまったため、後味の悪い、楽しめない映画でもある。[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-02-13 17:40:51)(良:1票) 《改行有》

102.  銀座化粧 《ネタバレ》  当時の普通の町並み、風景、生活を自然に感じられる歴史的価値満点の映画。しかし、映画としての構成力も素晴らしい。  画像、音ともに現代の映画と比べるには、あまりにも土俵が違いすぎるし、ストーリーも粗筋を書いてしまうと凡庸なのだが、風景を映し出す構図がしっかりしており、演出も日本人の琴線に触れる人情とか感情とかが自然に表現されて、しっかりストーリーに引きこまれてしまう。  画像や音がチープな分、画面構成、演出、編集の力量だけが問われるわけで、この時代にこれだけの映画が作れるのはすごい事だと思う。  成瀬巳喜男監督の作品を気を入れてしっかり見たのはこれが初めてだが、さすがに、日本映画史に名を残し多くの作品を撮り続けた監督の力量を感じる。[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-01-16 02:08:04)《改行有》

103.  上意討ち 拝領妻始末 《ネタバレ》  理不尽な組織の押し付けに怒り反抗するも最後は虚しさだけが残るというストーリーは、小林正樹監督の代表作「人間の條件」と通じるものを感じる。  しかし、三船敏郎の殺陣を見せたかったという意図かもしれないが、ちょっと人を殺し過ぎ。  この作品の中での女性の扱い、家制度、武士の建前の理不尽さは充分に理解できるし、感情移入できるのだが、主人公が反抗することで殺される雑兵達の理不尽な死のほうが逆にとても気になってしまった。  映像は叙情的でさすがに小林監督という感じだし、三船敏郎、仲代達矢はじめ出演者の演技も素晴らしく、良作には違いないのだが、個人的には、同じストーリーで主人公達と主たる悪役以外は一切死なないシナリオにすればもっと名作になったと思う。[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-01-15 20:30:36)(良:1票) 《改行有》

104.  いのち・ぼうにふろう 《ネタバレ》  日本の巨匠の一人、小林正樹監督の叙情的な映像表現が発揮されて、ぐっと引き込まれる人情物映画。  心にぐっとくるものがある点では名作なのだが、娯楽として気楽に見るにはあまりにも重く暗すぎる。  ハリウッドだと同じようなストーリーでも、もっと軽快に陽気につくるんだろうなと思いつつ、ハリウッドはおろか最近の日本映画でもめったに見られないテイストで、これはこれで凄い。  このところ、仲代達矢の出演映画を立て続けに見ているが、監督の意図通り、どんな役もぴったりハマッてこなしてしまうすごい俳優だと、改めて感心してしまった。[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-01-10 20:11:17)《改行有》

105.  ブルークリスマス  体制による陰謀、プロパガンダ、いわれなき差別の怖さを真正面から描いた怖い映画。  ストーリーはしっかりしており、絵作りも演技も非常に真面目に作られているのだが、原因がUFOというのが、作品を非常にチープにしているのが惜しまれる。原因は全く不明で、プロパガンダでUFOを持ち出すほうが良かったように思う。  また、仲代達矢の記者のストーリーと、竹下景子の恋愛のストーリーが、それぞれ別々にある感じで、もっとしっかり融合させるか、あるいは、どちらかに絞って深めて欲しかった。  ラスト近くのシーンは、思わず涙が出てしまうほど情緒的に撮られており、悪い映画ではないのだが、テーマ、ストーリーが極めて重く、反体制の岡本喜八精神のみが発揮され、軽妙コミカルな娯楽の要素の岡本喜八ワールドの出番が全くなかったのも残念。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-01-09 19:52:28)《改行有》

106.  ヤッターマン(2008) 《ネタバレ》  アニメの実写化で、ここまで元の世界観を維持できたのは驚異的。  元がギャグアニメであることが幸いして、少ない登場人物がそれぞれにオーバーアクションでしっかり個性を主張し、シナリオの強引さも、セットのチープさも、CGのアラも、味として良い方向に働いた。  昔アニメを見ていたときはドロンジョが実は主役だと思っており、深田恭子のドロンジョがアニメのイメージとは違う配役でどうなるか心配だったが、しっかりと一番の存在感を放っており、堂々とした主役になっていた。  元のアニメを知っていておふざけB級映画好きなら、かなり楽しめる映画だと思う。[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-01-05 01:03:17)《改行有》

107.  マダガスカル2 《ネタバレ》  前作のストーリーとキャラ設定をしっかり残しつつ、全く別のステージでの新たな冒険活劇に仕上げてうまくまとまっている。 最初から最後までノリノリで時間を忘れさせてくれる、まさに「娯楽」作品。  前作同様、擬人化した動物にしっかり感情移入できて不自然さを感じさせないこの勢いは、なかなか良く出来ている。CGならではのありえない動きやカメラアングルが、ダイナミックな躍動感を生み出し、アフリカの大自然をもうまく表現できている。CGであるが故に日本語吹き替えも全く違和感がなく、休日に何も考えずに楽しみたい時にはうってつけの作品。  ピクサーが「名作」映画としての完成度を目指しているのに対して、ドリームワークスは「名作」にはこだわらず「娯楽」映画としての楽しさを目指しているように思う。「娯楽」は見る人の嗜好、気分によって評価が分かれる分、「映画」としての評価は低いかもしれないが、楽しければ充分。[DVD(吹替)] 6点(2010-12-20 00:10:20)《改行有》

108.  シュレック3 《ネタバレ》  全体のストーリーの流れは子様向けなのに、映像は暗めで汚いシーンもあり、ブラックなジョークやおとぎ話を小ネタする等々大人向けの演出が随所に施されている。 どちらにも楽しめると取るか、どっちつかずと取るかは人それぞれだが、私は前者。脚本にピクサー程の完成度はないけど、この世界観も結構好きです。  完全に大人向けのストーリーの方がいいのかもしれないが、多分、それでは興行的にきついんだろうなと思うと、許せる範囲。  2が1程の新鮮さがなく、シリーズが進むに連れて駄作になるのかなと思ったが、シュレック1から一貫したこのややダーティーな世界観がちゃんと維持できていて、盛り返している感じ。次の作品に期待がもてる。 [DVD(吹替)] 6点(2010-12-19 22:02:22)(良:1票) 《改行有》

109.  蜘蛛巣城 《ネタバレ》  セットのスケールの大きさや、土の匂い、泥臭さは黒澤監督そのものなのだが、アップショット、静寂、間を多用して、まるで舞台劇を見てるかのような展開は、他の時代劇とはかなり異質に感じてしまう。  シェークスピアの舞台劇マクベスが原作で、原作の持つメッセージ性や雰囲気をそのままに、黒澤流の日本時代劇に仕立て上げましたという名作。  映像表現はさすがの一言で、監督の見せたい表現したいものが、ダイレクトに伝わってくる。  「映画」としては文句無く一級品なのだが、最初から最後まで、重い、暗いで、私好みの映画ではなかった。  やっぱ他の黒澤監督(とその仲間達)のオリジナルの脚本のほうがいいな。[DVD(邦画)] 6点(2010-11-23 18:47:32)《改行有》

110.  生きものの記録 《ネタバレ》  狂気とエゴとの戦い。  狂気は、誰もが持っている不安をことさら大げさに考えるもので本当に狂気なのかどうか判らない、むしろ、家族を思う気持ちが強いゆえの狂気。  エゴも、誰もが持っている現状満足を壊されたくないという些細なエゴで、他人を不幸にしようという意思はない。  最後は、狂気が負けて本当に狂人になってしまうが、誰も喜んでいない、とても後味の悪い作品。  三船敏郎の老け役を筆頭に、すべての役者の演技も見事、画面作りや、テンポよく見せる手法は、さすが黒澤監督なのだが、問題提起をして、見る者にひたすら考えさせて、ぐっと盛り上げる場面、娯楽的な場面、感動を呼ぶ場面などは全くなく、淡々と話を進めて後は勝手に解釈してくれというようなストーリーは、黒澤作品としては異色かも。[DVD(邦画)] 6点(2010-09-12 00:50:48)《改行有》

111.  マルコヴィッチの穴 《ネタバレ》  脚本のアイデアは奇抜で映像もそれなりに凝っていて、悪くはないが、惜しいかな、練りこみが足りない。  人形遣いであることだけが、大きな伏線で生きてるだけで、それ以外の天井の低いフロアや動物を飼っていることなどが、シナリオとうまく絡んでこない。  全体のトーンも暗めでサイコ風なのだが、もっとホラー風にしてもよさそうだし、逆にコメディーにもできそうだし、とにかく中途半端。  ストーリーは非常に斬新でよい素材であるだけに、細かい脚本と演出が残念である。かといって、同じストーリーで作り直そうにも、アイデアが光りすぎていて、もういいやって感じ。  決して駄作ではないのだが、もったいない作品である。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-07-21 01:39:51)《改行有》

112.  マダガスカル 《ネタバレ》  キャラは完全に子供向けながら大人も無理なく楽しめるのは、完全擬人化された動物を、動物園で飼いならされた動物にして大きな違和感を感じさせないシナリオの妙。  フルCGもなかなかのクオリティで、動物の擬人化以外には架空のものは一切出てこないにもかかわらず、本物に近づけるだけでなく、本物ではありえない動きやアングルを多用することで、本物以上にインパクトのある映像に仕上げられている。 [DVD(吹替)] 6点(2010-07-01 02:05:58)《改行有》

113.  GO(2001・行定勲監督作品) 《ネタバレ》  政治や社会への問題提起はほとんど無く(北朝鮮の描き方は少し否定的ではあるが、)て、登場人物の心情を中心にしっかりと描くことができており、重くならずに見ることができた。  テーマ性を持ったストーリーなので、娯楽と言うほど爽快感は無いが、コメディータッチの部分も多く、最後まで楽しんで見られた。  原作が良かったからなのかもしれないが、ややもすれば重くなりがちな在日の若者のアイデンティティに対する葛藤と言うテーマをしっかりと青春ドラマの脚本に仕上げてあり、原作(未読)が良いんだろうなぁと感じると同時に、いつもガチャガチャな宮藤官九郎もやるときはやるじゃんって感じ。    キャストもみんな演技派で非常にいい味を出している。  日本人として安心して見られるのはやっぱり日本映画かな(^^; [DVD(邦画)] 6点(2010-07-01 02:01:16)(良:1票) 《改行有》

114.  パルコフィクション 《ネタバレ》  タランティーノのパルプ・フィクションと間違わないように、ていうか、明らかに題名ぱくってるだろ、これ(笑  題名からも判るとおり、おばか系の映画である。何かを表現したいのではなく、観客を楽しませたいあっと言わせたいということに徹していて、そのセンスもなかなかのもの。  ありえない設定、とんでもない展開、意味不明なストーリーが笑いと不思議感をしっかり捕まえてくれる。「ひみつの花園」の不条理でハチャメチャなところだけを突き詰めた感じ。  「ウォーターボーイズ」、「スイングガールズ」、「ハッピーフライト」の路線のほうが多分一般には受けて興行成績も上がるから、矢口史靖監督はそちらに力入れざるを得ないのだろうが、こっちの路線のほうが絶対やりたいんだろうと思う。[DVD(邦画)] 6点(2010-07-01 01:55:26)《改行有》

115.  天国は待ってくれる(1943) 《ネタバレ》 ほんわか暖かくて、じんわり感動できていいねえ。夫婦メインの中に家族や親族の愛情までバランスよく取り揃えられていて、映像よりストーリーで見せる感じでマイルドで心地良く見ることができる。  主人公はじめ、それぞれの人の行動の善し悪しには?の部分もあるけど、根底に優しさがしっかり流れていて、嫌悪すべき悪人が一人も登場しないから違和感なく感情移入できて、その暖かさが染み込んでくる。  この時代にカラー!!、「閻魔」って字幕に出るけど英語にそんな言葉あるの? 最初に驚きと突っ込みを入れてしまったけど、すぐに、暖かさに引き込まれてしまった。 [DVD(字幕)] 6点(2010-07-01 01:51:33)《改行有》

116.  恐怖の報酬(1953) 《ネタバレ》 ストーリーだけは知っていて古いアクション映画だろうと思っていたら、いい意味で期待を裏切られた。  前半は全くアクションはなく人間ドラマばっかりなのだが、主人公たちの置かれた立場や背景を良く描いており、かつ飽きの来ないシナリオと演技で一気に見せてくれる。  後半のアクションも、派手な場面で見せるのではなく、あくまで、主人公たちの人間ドラマがあることで緊張感を保っており、派手なアクションシーン流行の最近の映画も見習って欲しいと思う。  ただし、ラストシーンだけは納得できなかった。途中で何か伏線を張って納得のいく結末にして欲しかった。  トータルでは良くできた映画であり、名作であると思うが、スカッと楽しめる映画ではないことも事実。 [DVD(字幕)] 6点(2010-07-01 01:45:53)《改行有》

117.  トータル・リコール(1990) 《ネタバレ》 シュワちゃん初期のB級大作。昔見たけどもう一度見てみた。  B級と割り切って見てるから、何度見てもメチャクチャ面白い。  ありえない設定、ご都合主義のシナリオも、このようにテンポ良く見せられると、最後まで一気に楽しめる。ご都合主義のシナリオは、もともと夢オチにするためのものだった、という話も聞くが、B級なら夢オチでなくてももっとご都合主義な作品は山ほどあるからぜんぜん気にならない。  セットも特撮も良く見るとチープなのだが、映画全体の統一感が素晴らしく、過激な映像とスピード感に非常に良くマッチしている。  血がいっぱい飛び散って痛そうで正視できないシーンが多いのが少し趣味とは会わないが、そのシーンを抜いてしまうと映画全体のテイストが変わって駄作になってしまう恐れがあるから、この映画に限り許可。 [DVD(吹替)] 6点(2010-07-01 01:43:20)《改行有》

118.  ゴジラ FINAL WARS 《ネタバレ》  28作目。いよいよ最後のゴジラ。  最後にふさわしく、ダメダメストーリー、怪獣プロレス、宇宙人、チープな人間ドラマなどのこれまでのゴジラの要素のオンパレードに、マトリックスやスターウォーズのパクリもあって、派手にやってくれました。  でも、2時間の間これだけ濃密に詰め込んでどんどん繰り出されると、緊張感が途切れることなく最後までわくわくしながら楽しめた。もしかしたら娯楽映画としてはゴジラシリーズで最高かもしれない。  CGと光線と爆発の量は半端じゃなく、怪獣プロレスも許せてしまうし、ストーリーは??で超ご都合主義なのだが、展開がテンポ良く役者の演技もうまくて突っ込む暇を与えてくれなかった。  全体のストーリーは幼稚で超ご都合主義なのだが、登場人物の行動や言動が、リアルな場面は論理的にゆっくり進み、突っ込めそうな場面はテンポ良く迫力とスピードで流してしまう、緩急の使い方がうまく、それを、役者の演技が見事にフォローしている。  こういう娯楽に徹した姿勢は昭和シリーズに通じるものがあり、CGと光学合成を駆使して格段に向上した特撮技術で冒険活劇路線に活路を見出しかけた昭和シリーズを作り直したようで、シリアス、リアル路線を捨てた大作を目指さない姿勢に非常に好感が持てる。  次の作品があるとしたら、平成シリーズ以降のシリアス、リアル路線の集大成を見せて欲しい。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-07-01 01:24:51)《改行有》

119.  ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS 《ネタバレ》 27作目。うーーん。なかなかいい。前作のダメダメで期待していなかったが、人間ドラマを前面に押し出した展開に思わず感情移入してしまった。  突っ込みどころ、理不尽さは前作と同じくらいあるし、ご都合主義も満載なのだが、整備士を主役に持ってくるという意表をついたシナリオとその整備士役の演技力で、最後まで緊張感を持って手に汗握りながら見ることができた。  前作と同じ監督が撮ったとは思えない出来である。  モスラが地球を救うといいながらゴジラに負けてるし、機龍を捨てなきゃ敵に回るといいながら結局協力してるし、最後はお決まりのゴジラ死んだわけじゃないのにハッピーエンドっぽくしちゃってるし、至る所突っ込める展開なのだが、なぜだが許せてしまう勢いと緊張感があった。  前作の続きという設定だが、前作を伏線としていたのかと思わせるシナリオで、前作と今作を合体して欲しいくらい。  整備士を前半から伏線として出して、宅麻伸とその子供はなかったことにして、釈由美子を後半もパイロットとしてずっと出し続けて、モスラのストーリーをもう少し自然にして、2時間強に再編集すればかなりいい仕上がりになるかもしれない。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-07-01 01:23:31)《改行有》

120.  ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 《ネタバレ》 25作目。おや、今回はオカルトから入っていくのか、なかなか斬新だなと思ってるうちに引き込まれ、展開に突っ込みどころがあまり無く、CGと実写爆発のバランスもよく大迫力の映像で、最後まで緊張感たっぷりに見られた。  ゴジラを1954年以来の生物、他の怪獣を神話を取り入れて科学からは離れたところに位置づけることでその存在と行動に違和感をなくし、自衛隊もそこそこ論理的な兵器と行動で納得させ、人間ドラマも使命感とか親子の情とか日本人のツボを押さえた設定になっており、娯楽映画として(ちょっと重々しいが)充分にできのいい映画となっている。  神話とオカルトを取り入れることで根本的矛盾をそこに集中させ、それ以外の展開にそりゃ無いだろという突込みどころがほとんどなくし、怪獣同士の戦いで火の粉になって復活したりしても神話という概念で許せてしまう脚本は、おみごとと言うしかない。  途中で突っ込みながら失笑しなかったのはゴジラシリーズで始めてかも。  怪獣目線と人目線を使ったアングル、病院で傷ついている人、人の死をはっきりと意識させるセリフなど、ゴジラや怪獣の恐怖と迫力が充分表現されている。  人間ドラマを重視しつつ、特撮の迫力もCGをうまく使って以前より増しており、かなり満足した。[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-07-01 01:21:40)(良:1票) 《改行有》

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