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101.  るろうに剣心 伝説の最期編 《ネタバレ》 前編より話がタイトで良かった ちょっと長過ぎるけど すぐグルグルするカメラワークも丁寧でいい 剣心のキャラが最初から陰々滅々でちょっと気がめいる ヒロインの武井咲の見せ場がほとんど無いのが不満だが、その他のメインキャストは一人ずつ丁寧に見せ場を作ってあって好感が持てる 江口洋介の斉藤一はメチャカッコいい 藤原竜也も顔は全然判らないが怪演 各自の強さが良くわかる殺陣も前回よりも特徴があって良かった気がする しかしあまりにもチャカチャカしすぎてフェンシングの試合のようで日本刀の切り合いのような重厚な感じがまったくしない むしろ冒頭の福山雅治との指南の方が良かった気がする 短いカットで早いシーンが連続すると慣れて来てつまらなくなってくる ソードアクションはチャカチャカがインフレだと飽きるな ラストの志々雄大暴れは強過ぎ さすがラスボス メインキャスト全員でかかっても切り崩される志々雄の爆発する切っ先は凄い 原作はこの手の派手な剣法なので、原作に忠実な派手なエフェクトの剣法がもっとあってもよかったんじゃなかろうかと思わせた しかし全員で強い志々雄に斬り掛かるのはどうだろう 戦隊ヒーローが悪怪人一人に全員攻撃を思わせて、悪人には皆で立ち向かってやっつけても卑怯とは言わないのだろうか 卑怯と言えば伊藤博文のクズぶりは特筆物 最後は全員があきれて唖然としていた様にも見えた[ブルーレイ(邦画)] 7点(2015-07-05 13:42:03)

102.  バイロケーション 《ネタバレ》 冒頭からオープニングCGの出来の良さにおおって思ったが、ストーリーは途中までかなりの違和感がある オリジナルをたびたび窮地に陥れて悪魔の様に描かれているバイロケという存在 とうとうバイロケを殺す事にするが相手を確認しないで撃つのはシラケる 相手を確認する方法はいくらでもあったはず そしてバイロケそのものを秘密にする理由がとくに見当たらない無いこと バイロケが事件を起こしたらオリジナルを救う為には公にするしかない 同時に2つの場所に存在するのだから証明するのは簡単だ なぜそれをしないのか 原作小説には説明があるのだろうか 後は、なによりも豊原功補が大根すぎる それでなくとも物語上、違和感があるキャラなので巧い役者じゃないと絶対にダメだ 何度もヒロインの体に触って「俺を信じろ」と言う そのたびに「信じられるか!」って思って尚かつ「人の体に着易く触るな!」って思った あまりにもしつこいので、このセクハラ行為が後半の伏線になるのかと思っていたら全く無し どんな演出だよって思った バイロケ存在のルールもかなりいい加減だ しかし、一転して後半のオチの部分はかなり面白くて、前半のバイロケがオリジナルを追いかけ回して暴力的になるという雑な設定をやめて、もっとリアルにオリジナルとかかわり合うシナリオに出来なかったのかと思う 後半、漫画的なキャラ達が次々に殺されてヒロインだけになってからは一転して面白くなった しかし、時すでに遅しで前半の違和感がずっとノイズになって感情移入を妨げる    以降決定的なネタバレが有るので未見の方は読むのをお控えください…… ヒロインのアパートの5Fと6Fでオリジナルとバイロケが同時に生活している事にもかなり無理がある しかしラストはやはり哀しい バイロケの描いた作品が存在出来るのはバイロケのルールに反してる気もするが 途中にもアパートの玄関の水とか、ヒロインのタバコやうがいとかの伏線があって、終盤でなるほどと思わせる所もあったので「バイロケーション 裏」でもう一度見直すのがいいだろう しかしその辺の伏線もクド過ぎて、特にヒロインのうがいは何度も出し過ぎ 日本の監督はオーディエンスに説明し過ぎる、クドい演出はダサい 邦画で毎度の事ながら思うがなんとかならないものか 序盤のホラーな展開がもっとチャチでなければかなり面白かったはずなのに残念な映画[ブルーレイ(邦画)] 7点(2015-07-05 13:38:06)《改行有》

103.   《ネタバレ》 さほどの恐怖演出はないが結構怖い 黒沢映画は当たりはずれがあるがこれは結構あたり 冒頭から主人公のキチガイ振りが結構ヒドくてイライラさせる 役所広司は狂った役も巧い 不快感をあおる黒沢映画の手口だ しかしいつもの回収されない伏線等は無く、普段よく使われる不快な音楽や効果音なども無くいたって普通 その分普通のホラー映画としては出来がいいという印象だが、黒沢映画としてはいつものキレに欠けるかな しかし普段の黒沢スタイルがいまいち気に入らない自分としては歓迎したい オチもホラーの定番だが悪くない オダギリジョーやら伊原剛志やら加瀬亮やらの、存在感のある役者の存在理由がよくわからないが、並のホラー映画ならそんなことは鼻っから関係ないだろう 葉月里緒奈の幽霊が最初っから普通に幽霊なのがつまらない 存在を曖昧にしたほうがヒロインの小西真奈美とダブルヒロインで、むしろ人間ぽい演出にした方がミステリー度も上がって良かったんじゃなかろうか ヒロイン二人がどちらも実は幽霊だった的なオチなら意外性があって楽しかった しかし黒沢映画のファンならば不満が残るだろうが私はいつもの黒沢映画よりも面白かったと思った[DVD(邦画)] 7点(2015-07-05 13:36:42)

104.  赤々煉恋 《ネタバレ》 狙いが非常にいい映画だと思った 2時間ドラマ並みの予算で充分作れる 学生の自主映画ならコンセプトのみでも満点付けられる でも残念ながら映画な感じがしないな 何よりも編集が悪くてせっかくのうまいシチュエーションを生かしきれていない まずファーストシーンの娘のベッドに朝食を持って行って憂鬱な顔で勉強机に座る母親 もうこのシーンで感のいい観客ならネタバレだ この後ヒロインが学校をさぼって街を徘徊 学校へ行く様子をかなり延々と引っぱる このシチュエーションを引っぱるならばネタバレの時は一瞬で「あっ!」と思わせなければ意味が無い (これ以降非常に大事なネタバレになりますので未見の方はご遠慮ください)                  ……ヒロインは幽霊である ここまで長々と引っぱって回りの人達の中に違和感無く居る表現があるのにもかかわらず、いたって普通にネタバレする これはだめだろう えっ!という驚きはまったく無い この後に交差点でトラックに轢かれそうになって「あぶない!」って思わせるシーンがあるのにそのトラックのシーンの時には既にネタバレしているのである 幽霊だとわかっているヒロインにトラックが突っ込んでも何のサスペンスも無いだろうに なんでこのトラックのシーンを最初にネタバレのシーンに使わなかったのか せっかく撮ったのに編集の順番を間違っている この監督は何かとんでもない勘違いをしている その後も幽霊のヒロインが回想して生前の学校生活を描いたシーンも、違和感なくそれまでの幽霊であるシーンと繋がっているにもかかわらず、今度はまったく引っぱらず普通に友達と会話をするヒロインを描く これもダメ ここでもやはり「えっ!これは彼女の生前の回想シーンなの?」あるいは「えっ!彼女が見えるの?」とここで驚かせることが出来たはず 以降、生前の回想シーンと今の幽霊としての街の徘徊シーンがごっちゃになるがはっきりと撮り分けられている ここはつまらない 何故どちらなのかわからなくなる様に編集しなかったのか 現にラストで自殺しようとしている親子をなんとか止めようとするヒロインの前に、謎の女が現れて実は生前の親友だったというオチには驚きがあった ヒロインが死んでからすでに10年近く経っていたと言う事か この辺のビックリを全編で何度も演出出来たはずなのにこれはかなりおしいと思わざるを得ない イベントの編集の順番を考えただけでそれが出来たはず エンディングも物悲しいが今ひとつピンとこない 残された人達の哀しみはわかるが自殺したヒロインの気持ちはまったく伝わらなかった 非常に優秀なシチュエーションなので別の監督で見たいと思った[ブルーレイ(邦画)] 7点(2015-07-05 13:31:46)

105.  ノア 約束の舟 《ネタバレ》 旧約聖書の創世記の話が良く分かった 天地創造がダイジェスト映像であっというまに描かれるシーンは結構良い VFX&コマ落とし&ストップモーションで植物の成長記録の様に固定カメラの目線で描かれる 誰でも知っている旧約聖書なので違う話は一切無い ただ一つ、聖書のアレンジとしては女が後から生まれた事と、ノアが意固地なクソじじいだったことか 方舟に動物達が集まって来る所と、人間達に囲まれた時に石男達が立ち上がってノア一家を守るシーンは印象的だった しかし聖書のノアの方舟の部分だけを一本の映画にするのはやはりちょっとムリがある[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-02 16:59:52)

106.  エクスペンダブルズ3 ワールドミッション 《ネタバレ》 お祭り映画3作目で豪華キャストはさらにパワーアップしているが、お話は前作ほどイケイケではなかった しかしみんなが集まってわいわいやって、最後は「打ち上げばんじゃーい♪」な所もお祭り映画ならでは、それだけで殆どの事は許せる作りになっている なのでこの映画に関してはネタバレもクソも無い 勧善懲悪予定調和、新しい仲間も出来るし誰も死なない 死ぬのは悪い奴だけという、いたって桃太郎侍的で安心して見れる しかしキャストは相変わらず凄い 全員に見せ場を与えて、なおかつスタローンの見せ場も十分な出来 アントニオ・バンデラスやらウェズリー・スナイプス 悪役にメル・ギブソンを持って来るのもなかなかいい すでにクソじじいのハリソン・フォードはただのCIAのおえらいさんかと思いきや中々の大活躍で、体力的に問題がある連中はシュワちゃんを含めてすべて飛行機のパイロット(笑)というわかりやすいキャスティングだった こうしてみると同時期にアクション俳優として活躍したシュワルツネッガーよりもスタローンの方が数倍かっこいいな 後、残るはジャッキーのみか でも面白さから言うと前作の方がよかったかな[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-02 16:58:43)(良:1票)

107.  AFFLICTED アフリクテッド 《ネタバレ》 きっと誰でもおもう事だろうけれど、男の友情と超絶パワー、バンパイア版「クロニクル」だった 相棒のクリフが死ぬあたりまではコメディの要素が入っていたりしてかなり面白かった 相棒がいなくなってまずカメラを回す理由が無くなってしまう モキュメンタリー物で盗り続ける理由が無いのに撮影、編集までされてしまうのはきつい クリフとデレクの仲良しコンビがそれなりに可笑しい前半と打って変わって、デレクのうっとうしい悩みだけになってしまって、ただの吸血鬼の憂鬱の話になる それまではこの話がどんな風にオチるのか想像出来ない感じでワクワクしたのに 後半、話が完全にバンパイアホラーになってしまったら、それまで抑えめでリアルなVFXと思っていたのが、急にただの地味なエフェクトとして感じてしまう 後はまったくリアル感の無い展開でただのB級ホラー エンディングも完全にバンパイアを受け入れた主人公が、悪人だけを殺すみたいな都合のいいラストもちょっとシラケた さらにおまけエンディングもホラー映画のお約束から一歩も出ていないのはかなり不満 どうせ相棒が生き返るなら吸血鬼コンビで面白い事をするエンディングにすれば良かったのに 「クロニクル」を見て触発されたが「クロニクル」の様な新鮮さは一切思いつかなかったというところかな 点数は自分がモキュメンタリー好きなので甘め[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-02 16:55:31)

108.  オール・ユー・ニード・イズ・キル 《ネタバレ》 原作マンガを先に読んだらイメージが余りに違うので、違和感があって映画に集中出来なかった(原作小説は読んでないです) この映画に関しては、むしろ映画を見てから原作マンガを読むのがオススメです 映画はパワードスーツでは無く、すでに見たエリジウムの強化外骨格といった所だったり、主人公がオヤジだったり、なによりもヒロインのイメージがまるで違うので全然別の話に思えた 原作のイメージはツンデレの美人 この映画のヒロインにはツンばかりでデレが無い 原作キャラの「萌え」の部分がまるで無い 武器研究者が女の子からヒゲオヤジになってるし(笑) 原作はさながらFPS・ガンシューティングゲームを延々とリセットを繰り返して、新兵が熟練の猛者に成って行く過程が面白かったのだが、映画のメインはあくまでも敵の重要拠点を殲滅することだ ヒロインが腕足せ伏せをするエピソードもイメージのみである この部分で原作のメインテーマである青春物語の部分をすっぱりと切り捨てた 後半は特に不死身(?)の主人公が普通の人になってからは完全に普通のエイリアン物になってしまったところがイマイチだった 相変わらずエイリアンが知的生命体に見えない事や、最後に弱点を叩いたら逆転勝利みたいな所はちょっと飽きた感がある 映画は原作よりも話が複雑になっていて理解しにくい部分も多々あった しかし自分が一方的に思い描いていた映画と違っていただけで、この作品しか知らなければ充分面白いと思える物だっただろう とくに新兵の前半部分はポール・バーホーベン的なブラックさに溢れている その意味でもこの作品に関しては原作コミックは後で読むべき しかしパッピーエンド好きの自分としてはオチはこの映画の方がすきだ[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-02 16:54:28)

109.  ラストミッション 《ネタバレ》 死期が近い主人公が最後に家族との絆を築こうとするスパイアクション しかしスパイというよりは殺し屋といった感じか 悪い奴とはいえ、いい人ぽい風貌の主人公があまりに簡単に人を殺すので違和感バリバリだ ケビンコスナーのどちらかと言うと優しい風情がむしろ違和感を際立たせる 戦いながらも不法移民家族達との交流や、父親つながりの悪党に情けをかけるとか、本来、ひとでなしの主人公が変わって行く過程が描かれているような気がするが、ひとでなしの部分が妙に曖昧でピンと来ない 上司のヴィヴィはめちゃ美人の殺し屋で、もっとクールな仕事ぶりが見たかった 冒頭のミッションがスピード感があったわりに、パリでのミッションはツギハギだらけで一貫性があるミッションに見えなくてかなり中弛みした 悪党のオヤジを拷問したり助けたりいったい何がしたいの?って思わせる 主人公の病気もミッションのお駄賃代わりの薬で延命するが、この設定そのものが必要だと思えなかった まさかラストミッションなのに続編を目論んでるとか(笑) 部屋を占拠した移民達が子供を産むところとか、娘を助ける為にパーティに乗り込む所はなかなかいいが、ラストの銃撃戦に至る過程がかなりやっつけだ 娘のパーティに行ったらそこで敵の親玉と遭遇とか安易にも程がある 最後にヴィヴィから延命薬のプレゼントを貰うエンディングも微妙 むしろ最後の短い時間を家族と楽しく過ごすエンディングの方がずっと哀しい 珍しく原題の「3 Days to Kill」よりも良い『ラストミッション』というちょっと哀しい邦題にも合っていたのに[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-02 16:52:50)

110.  ロボコップ(2014) 《ネタバレ》 87年のロボコップのリブート オリジナルと比べるとあまり特徴が無い オーソドックスなSFエンターテイメントとしてのロボコップである カメラがやたら揺れて前半は船酔いしそうだった VFXバトルはなかなか見応えがあるがポール・バーホーベン版のような毒は無い サミュエル・L・ジャクソンのアジ演説キャスターもバーホーベンの毒には程遠い ロボコップを作った博士がゲイリー・オールドマンで、この人は悪役も味方もどちらでも出来る器用な役者なので、敵なのか味方なのかがわからないのが面白い オリジナルで出てきた二足歩行のガンメカが出て来るが、オリジナル版のような奇妙なかわいさが無かったのが残念だった エンディングは完全なカタルシス不足 なによりもぶっ殺されて当然の悪役が不在なのは不満 しかしどちらかというとシリーズのプロローグ的な話なのでこんなものなのかな 2作目に期待しよう[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-02 16:49:42)

111.  ハウルの動く城 《ネタバレ》 ナウシカから続くイメージでは最後の作品だ 最後まで見るとお話としてはたわいない いつものように強いヒロイン 『千と千尋の神隠し』のハクと被るハウル メカはナウシカ 狡猾なのにどこか憎めない敵 安心して見ていられるジブリスタイルの集大成だ しゃべる炎やら飛び跳ねるカカシやら可愛くない犬やら愛すべきキャラクターも満載でちょっとあざとい 終盤からエンディングにかけてもちゃんとしたオチは無く、見る人の想像でまぁいいか的な展開で終わる 王道アニメの大団円にしてやったんだから、メンドクサイ理由なんか自分たちで考えてくれって言う事だろうな 前作の『千と千尋の神隠し』もそうだったし パヤオはオーディエンスの想像に任せる部分が多いな しかしラストがここまで投げっぱなしでなければ傑作だったんじゃなかろうか[ブルーレイ(邦画)] 7点(2015-02-05 02:24:26)

112.  るろうに剣心 京都大火編 《ネタバレ》 事前に同じエピソードを描いたアニメ版の「るろうに剣心 新京都編 前編 焔の獄」と「るろうに剣心 新京都編 後編 光の囀」を見てざっくりおさらいをした アニメ版は完全にダイジェストな作りなのでむしろストーリーや登場人物の関係がわかりやすい アニメとしては全くダメだが アニメ版のダメな所を映画が補完した作りになっている 前作ほどヒロインの出番が少ないのがちょっと不満だが「るろうに~」の世界観は前作より遥かに作り込まれている カメラワークも昔の時代劇の様に王道な感じ 斬新さはないが安定していて見やすい 走りながら相手を倒す剣心独特の殺陣も良く出来てるが、前作程のインパクトは無かった やはり殺陣そのもので魅せる映画では韓国やインドネシアにはかなわないなとおもわせる まぁ悪くはないと言った程度か 剣心を含めてメインキャラクターは非常にたっているのでこれ以上漫画的だと違和感があるだろうな その漫画的なキャラをリアルにしている衣装は素晴らしい この漫画的デザインの衣装をリアルに造形した所が今回は一番新しいと思った[ブルーレイ(邦画)] 7点(2015-02-05 02:20:41)

113.  テルマエ・ロマエⅡ 《ネタバレ》 冒頭からローマの街並が中々のVFXで描かれる おーいいじゃんと思いながら見てると、カメラはコロッセウムを天空から俯瞰で捉えると、満員の観客の中で曙大暴れみたいな、ワンショットで捉えるハリウッド映画の様な巧い始まり 主演の阿部寛と北村一輝は完全に体を作って来たな そこも中々見応えがある おちゃらけた映画だから適当なVFXや適当な役作りで作ってしまってはシャレにならないことが良くわかってる映画作りには好感が持てる 冒頭から前作の完全な繰り返しで今回は面倒な説明は抜きで、ルシウスが日本の温泉で感動してはローマでテルマエを作るの繰り返し 観客が何を見たいかが完全にわかってるなと言う感じ まったく裏切られる事無くルシウスが驚く様を楽しく見れる 中盤からの展開も前作と全く同じで日本から助っ人としてヒロインが現れて主人公の危機を救う でも本当に何もかも前作と同じ進行で戦争を回避したり助っ人が思わぬ力を発揮したりするのも同じ 前作と同時に見たら退屈するのではなかろうか しかしその分前作より面白さが凝縮した感じで今作だけ見るなら充分いい出来だ エンディングの海岸での別れのシーンも長回しでカメラが二人を回り込み、夕日を二人の間に綺麗に挟み込むという見事なカメラワーク CGじゃないとしたら中々の名シーンである てらいなく観客の見たいものを作った良品だと思う[ブルーレイ(邦画)] 7点(2015-02-05 02:17:32)(良:1票)

114.  女子ーズ 《ネタバレ》 冒頭からなめた怪人と謎の戦隊ねーちゃんとのグタグタな会話と、謎の必殺技炸裂 狙いすぎのオープニングが始まる頃にはこれ、面白いかもという期待が膨らんだ 以降次々とクダラナイ怪人との戦いがグダグダな女子トークで続くが、決まり技とかは特に描かれない 勝って当然なので見せても仕方がないという展開はそれなりにスピーディで良い 勝った負けたの展開はどーだってよくて怪人とのグダグダトークはとにかく面白い しかし司令官チャールズとの会話が狙いすぎで尚かつ長い せっかくの笑える怪人バトルのリズムがチャールズが出て来ると止まってしまう これはシナリオが狙いすぎでクドいせいもあるが、せっかくヒロイン達を今、旬の女の子達を集めたのだから司令官もビッグな俳優にするべきだったと思う 女子ーズのねーちゃん達のキャラはそれなりに立っているのに怪人達にイマイチ魅力が無い 初期のゴレンジャーの怪人達の笑えるキャラや必殺技をもっと研究するべきだ 怪人の笑える必殺技が最初に出たワカメ怪人しかいなかったのはかなり不満だった 例えばゴレンジャーの跳び箱モンガーとか見たかって聞きたい ラストのロボットとの戦いも勝って当たり前的な尻切れとんぼな終わり方はおもしろかったので、女子ーズの必殺技もむしろ見せない方がおもしろかったんじゃなかろうか みんなで「女子トルネード!」と叫んだらそれで終了みたいな(笑) エンディングもレッドが出て来たとたんに回りに誰もいないのが見えていてオチが完全にバレている 悪くないオチなのでもうちょっとバレないカメラワークで撮れよって思った レッドの彼氏の存在が意味が無いとか、そもそもイケメン彼氏が突然瓦割する演出とかむしろがっかり 演出が直球すぎて面白みが無い事が一番の問題だ[DVD(邦画)] 7点(2015-02-05 02:13:55)

115.  呪怨 -終わりの始まり- 《ネタバレ》 タイトルが「呪怨 -終わりの始まり」ってどっちやねん!って思ったが、もっとも怖かった最初期のオリジナル呪怨ビデオ版のリメイクだった 以前に見て怖かったエピソードを寄せ集めて、尚かつ登場人物の名前で始まるオムニバス形式も同じ作りになっている 時系列がある程度バラバラなのも同じ なので恐怖度だけで言えば近年の呪怨シリーズの中では筆頭ではなかろうか それだけオリジナルが怖かったということか しかしこれだけオリジナル呪怨ビデオ版のコピーならば過去のビデオを高画質にして編集し直した方が怖かっただろうと思える なによりもビデオ版の編集は最悪だったから オリジナルビデオ版前後篇を短く再編集してもう一度見たいと思うのは私だけでは無いだろう 相変わらずこのシリーズとアイドルキャスティングの相性は良くて佐々木希はなかなかはまっている ヒロインのでっかい目ん玉がゆっくりと動くと、その先に必ず白塗りの人がいるというお約束の作り 白目部分が多くて、黒目が動く先がよくわかるヒロインにはピッタリの映画だと思った 恐怖演出もほとんど同じなので先にオリジナルを見た人にはどこでどうなるがすべてわかってしまうデメリットがあるかな 舞台の佐伯家も綺麗になっていたりトリンドル玲奈の笑っちゃう芝居とか、以外に地味なVFXとか、常に昼間の明るい時間帯でのドラマとか、以前のおどろおどろしさがかなりダウンしていると思った ラストもちょっと直球すぎてむしろ笑えた 呪怨2 (劇場版)のエンディングが秀逸だったのでそこはまねして欲しかった しかし近年見たJホラーの中ではかなり怖かった部類にはいる それだけオリジナルが偉大だったということか[ブルーレイ(邦画)] 7点(2015-02-05 02:09:11)

116.  黄泉がえり 《ネタバレ》 冒頭から伏線らしきシークエンス連発でわかりやすい オチが読めたらつまらないドンデン返しものの典型なのでこれはダメ 途中でヒロインが黄泉がえりだとわかる所も何のインパクトも無しでは演出の方向を間違ったとしか言えない 途中途中で、怪獣映画やパニック映画の様な物々しさで、最新機器を使った新しい発見や科学捜査の過程が描かれるのに、今ひとつアカデミックに見えない 物語が長いのにひとつひとつのドラマが中途半端で盛り上がりに欠ける 黄泉がえった家族の悲喜が上っ面だけで感動を呼ばない エンディングに向けてもっともキーになるRUIのライブに至る過程を全く描かないのでそこに向けて大団円となる過程がまったく無い ラストのライブに向けてすべてのエピソードがそこに集約して行く話に出来たはずなのにもったいないと思った すべての黄泉がえった魂があのRUIの一曲に向けて空に帰って行く展開にすれば号泣ものだったのに 演出の中途半端さ(わかりやすいお涙頂戴の感動の話にするか、あるいはシックスセンスの様なSFミステリーに振るか)とシナリオのクドさ、テンポの悪さでせっかく面白くなりそうな良いテーマなのに描ききれなかった残念な感じが強い 草薙くんも普段よりもかなり盛りすぎな演技が鼻についてダメだった エンディングでの主人公が仕事をしているシーンの間が長過ぎる不可解さとか、その後のヒロインのナレーションで終わるラストも不可解 このエンディングがこの映画のダメな感じを象徴していると思った プロットは素晴らしいので「横道世之介」で素晴らしいラストを撮った沖田修一とかに撮らせたら傑作になるんじゃないかと思った [DVD(邦画)] 7点(2014-12-01 14:34:24)《改行有》

117.  麦子さんと 《ネタバレ》 冒頭から再三よそ見をして事故を繰り返す温水洋一のタクシー運転手にイライラする 以降、子供にへらへらする母親とか、いい加減で調子のいい長男やら、金をせびって母親を突き倒す息子やらにイライラさせられどうし 結局、母親が死ぬまで心を開かないヒロインにもなんだかうんざりした 母親が子供達に疎まれる過去がまったく描かれないので、麦子達二人の子供にじゃまにされる母親が見ていて辛いレベルで非常にストレス これを毒として見ていられるのならば、この映画が面白いと思えるのではないだろうか 自分には余りにも痛いので楽しめなかった 冒頭で母親が既に亡くなっているのが判っているので唐突に死んでしまった事に驚きが無い 物語が故郷へ埋葬に行くヒロインの話と、東京で母親が突然現れて突然死ぬまでと完全に別々に描かれていて、以降時系列も混ざらないので最初に母親の故郷に行くヒロインの姿を描く必要は無かったんじゃなかろうか そのあたり前半でかなり編集の不味さを感じた 時間を巻き戻す描き方をするならば途中途中でも時系列を入れ替えて描くべきだ 堀北真希も綺麗でヒロインにふさわしいと思うが、芝居に巧いと思える所が無かったので、今ひとつ生前の母親に酷い事をしてしまった後悔が描けていないと思った ラスト近くの母親の墓の前で後悔の涙を流す麦子には結構泣けたけど しかしエンディングの「赤いスイートピー」がかかるタイミングと、それを口ずさむヒロインが巧くシンクロしていてなかなか巧いラストだと思った 駅のホームでの駅員とくだらないやり取りも絶妙 今ひとつダメな映画だなと思って見ていたがこのラストの巧さでかなり点数がアップした[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-12-01 14:32:48)

118.  クローズ EXPLODE シリーズ2作目から一ヶ月後という設定のわりに前作のメインキャストがまったく出ないのは寂しい 主人公の東出昌大は想像したよりかなり良かった しかしその他のキャストに魅力が無い なによりも鈴蘭のてっぺんを目指すライバル達のキャラにバリエーションがなさすぎる 冒頭から主人公の鏑木が最初に相手をぶっ飛ばすまでの展開は続編感があって期待させたが徐々に失速 なによりも鏑木やライバルの加賀美や藤原達のくだらない人生のぐだぐだが多すぎる いちいちえらそうな理由がなきゃ喧嘩できないのかって思った ヤクザが絡むエピソードも中途半端でもっとメインストーリーに絡んでイライラさせる展開にするか、すっぱり無くて鈴蘭のてっぺんを狙う連中のキャラをじっくり描くかのどちらかにするべきだった 一年生の加賀美が何故転校生の鏑木に憧れているのかもわからないし、主人公が施設では大人しいところも、もっと大事に描くべきだった 鈴蘭が楽しい部分も無いし、仲間と少しずつでも仲良くなる描写も無いのは青春映画としての基本演出を捨てている リンダマンのキャストが変わったのもがっかりだし、ラストに主人公とリンダマンが戦うのもありきたりすぎてつまらない むしろエンディングでリンダマンと戦うならばそれまで無敵だった主人公を一撃で一蹴するとかの驚きが欲しかった 冒頭で相手を一発で沈めたときの派手にぶっ飛んだエフェクトなどが驚きがあって良かったのに以降は全く無くて、喧嘩にプロレス技とか前作の様なバリエーションもなく、ただ淡々とした喧嘩アクションは飽きる しかし東出昌大のぬぼっとしたバカでかいイケメンはこのシリーズの主人公にはうまくはまっていて、彼じゃなきゃこの映画2時間持たなかったな  [ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-12-01 14:28:11)《改行有》

119.  たまこラブストーリー 《ネタバレ》 バトンがテーマのアニメということで、「けいおん!」シリーズ全部を一緒に見たバトンをやってる娘と見る いささか親父には気恥ずかしい展開だが娘はそれなりに面白かったようだ 自分にはあまりにもこの時代から遠ざかっているのでノスタルジックな雰囲気は伝わるがやはり気恥ずかしさが先に立ってしまう バトンのシーンはむしろ稚拙でさほど実力が無いチームのリアルな演技が恥ずかしくて、一緒に見ていたママはここでリタイヤ 娘は「イリュージョーン~!」とか言って以外に楽しかったようだ テクニカル的にはカメラワークがノスタルジックで浅ピンやらローコントラストな学園風景が叙情的 時代は現代だが糸電話やラジカセなんかの小道具がノスタルジックで、なにげにおやじにも感情移入しやすいと思った 声優やキャラクターイメージも「けいおん!」とかなり被ってるようだ ラストシーンも何気ないが微笑ましい 「けいおん!」が好きなら楽しめるだろう[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-12-01 14:26:50)

120.  8 Mile 《ネタバレ》 青春映画としては良く出来ている 主人公のエミネムも凛としたアイドル風でかっこいい いかんせんこちらの感性不足でラップと言う音楽に慣れてないせいか、肝心のMCバトルがピンと来ない  これってかっこいいんだろーなーと言う感じ 主人公は常に何かに怒ってる感じでピリピリしている この世代の若者の常にイライラしている感じを巧く表現したということか 出てくる連中もひたすら口汚く罵り合う言葉で米語って本当に汚いなとあらためて思った ひたすら汚い言葉が続くので耳にヘビィで非常に疲れる 母親は若いロクデナシに入れあげて怠惰な生活を送るが、主人公には優しい典型的なバカ女 ヒロインがまた最悪なビッチでいい人はまったく出てこない ラップってそういう人種から出て来た曲なのかと思ってしまうのも問題有りかもしれないな 主人公は先が見えない生活にイライラしながらも、地道に工場で働いて浮き上がるチャンスを掴もうと努力する様は、何気に健気に見えた ラストのMCバトルに圧勝した主人公がまた工場に戻る様はなかなか清々しい 後ろから見送る仲間に気怠げにVサインを出すエンディングが、ファーストシーンでバトルに負けて去る主人公の姿に重なってちょっと物悲しい 単純にエミネムのサクセスストーリーには成って居なくて、まだまだサクセスのずっと以前の物語だった事がとても良かった 自分にラップの良さがわからないのが寂しいと感じさせた一作[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-11-11 16:21:28)

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