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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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101.  ワイルド・スピード/EURO MISSION 《ネタバレ》 シリーズも6作目になり完全にカーチェイスもインフレである その中で新しいカーチェイスを作ろうとしている作り手は評価できる 今回はフォーミュラーカーに装甲を施したフリップカーが登場 前面からくる車を次々とひっくり返す まったくよく考えるものだ しかし延々と続くカーチェイス&バトルアクションはやはりインフレでちょっと長いかな その中でも格闘家ジーナ・カラーノとミシェル・ロドリゲスの女バトルは見物だった 「脳男」とかJ格闘物とは比べ物にならない あたりまえか やはり俳優を鍛えるより格闘家に演技を教えるべきだ 高速道路での戦車チェイスでも次々に車が煎餅のようにぺちゃんこになるのは新鮮だった しかし前作のようなカーチェイスにキレが無いかな ラストの滑走路チェイスはもう何がなんだか目まぐるしすぎてわけがわからない 延々と飛行機は滑走路を走り続け、空中に浮いてる時間の長い事、いったいこの滑走路は何キロあるんだよ(笑) しかし最後はシリーズ中、私のお気に入りの韓国人のハンと長身美人のジゼルがようやく分り合えたのに、直後ジゼルを失う そしてハンは運命の「TOKYO DRIFT」に続く哀しさを残した しかもハンの死の影にジェイソン・ステイサムがからむ次回予告が流れて終わる そろそろ世代交代か?今回全体を通して何時ものノリの良さがいま一つで、爽快感にも欠けると思ったが、十分普通にはおもしろい  しかしこのまま7作目を作るならそろそろリセットするべきだろう[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-05-21 11:46:08)(良:1票)

102.  スター・トレック/イントゥ・ダークネス 《ネタバレ》 冒頭、原住民が脅威の神として絵に書いたエンタープライズが実際のエンタープライズに重なるプロローグはお約束だが期待させるのに十分な出来 めちゃくちゃクールなオープニングだ 宿敵カーンの血液で子供が助かるが父親がテロに加担する カーンの血液は最終的にカークの命を救う伏線にもなってるが、不治の病を直す血液とか理詰めのスタトレの伝統からするとちょっと安易な設定だ カーンも超人すぎるぐらいだが、大事な所でスポックに簡単に騙されるとかやはり安易すぎる展開だった 魚雷が転送された後で爆発するとかそんな幼稚な作戦に普通引っかからないだろ あの辺は余りにも都合良すぎで「はぁ?」って思った そもそもマーカス提督がクリンゴンと戦争をしたいがためにエンタープライズを捨て石にする理由がよくわからなかった しかも魚雷にわざわざカーンの仲間を冷凍にして発射するとか回りくどい 地球に落ちて行くエンタープライズとかも重力が無い宇宙から地球に落下するって変じゃないか どうもその辺がアカデミックなスタトレにしては妙にSF設定が甘くていまいち乗れなかった しかしガジェットに関しては、スイッチひとつからシートベルトの造形まで手抜きなく、海から浮上するエンタープライズや地球に落ちる戦闘艦U.S.S.ヴェンジェンスなどのVSXは凄い迫力だ カーンは超高高度から地上に飛び降りたり、スポックがカーンなみに強かったり超人すぎるのはどうかと思う[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-05-21 11:38:39)(良:1票)

103.  TAICHI/太極 ヒーロー 《ネタバレ》 前作のラストから始まるので前作と続けて見るのがいいかも 前作よりもおもしろいと感じた それというのもなぜかこのシリーズ、メカが出てくるとてきめんにつまらなくなる 前作は後半すべてが鍋底メカの攻略になっていてそこが以外に退屈だった 今回も飛行メカが出てくるあたりからつまらなくなってくる しかし飛行メカのパートは短くその他は充分面白かった 要所要所でポップアップの漢字ロゴ(中華やな~)が出てストップモーションになるところは「ゾンビランド」や「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」等でも見たが、ゲーム画面のようで面白い 前作のラストから続いてヒロインの兄が帰って、主人公の結婚式に乱入するあたりはリズム感があって、この先の映画の出来の良さを想像させて非常にいいファーストシーンだと思った 強そうだった長男はその後ただのメカオタクだとばれるのは以外な展開だ 物語終盤で師である父親と長男が牢の中で出会うシーンでは、父が長男が家を出るきっかけを作った事を詫びて、まだまだ一人前になれない長男に「すでに私を越えた」とまで言う 父親としても師としても、まったくぶれることがない素晴らしい男であることをさらに魅せて人によれば号泣シーンであろう はからずも自分はここで泣いてしまった 二人を牢から救う事になる勝ち抜きバトルは、相手を傷つけないで勝ち上がる巧い演出だ ラストのキッチンバトルも出来上がる料理にシンクロさせて見せるとか新鮮だった ヒロインは恐ろしく美人 よくもあんな美人でカンフーもうまいなんてすごいぜ 「グランド・マスター」に何故キャスティングしなかったのか[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-05-21 10:53:31)

104.  ドラゴンエイジ ブラッドメイジの聖戦 《ネタバレ》 ゲームのドラゴンエイジを知らなくとも違和感無く見れる様になっている その分ストーリーが既存のファンタジーRPGの勧善懲悪型を一歩も出ないのがかなりつまらない 10年前ならゲームCGを繋ぎ合わせた様なこのタイプの映画を、圧倒的なCGの良さだけで見ていられたかもしれないが、この程度は既に見慣れてしまっている キャラクターの動きが実在の俳優であるが故に、アクションに迫力がないというモーションキャプチャーの悪い部分が出ている ストーリーも見事にRPGの王道で、今さらどうしてこれを作ったのかがわからなかった ただ破綻してる部分も無く、展開もテンポがいいだけが救いだ 物語に間延びしている所が無いので退屈だけはしなかった まったく捻りもないスターウォーズ的な展開とエンディングにはあっけにとられた スターウォーズを知らない若い世代に宛てたつもりなのだろうがなじんで来たロートル達には噴飯ものである 客観的にはギリ及第点だと思うが、自分としてはお仕事的な作り手のパッションの無さに辟易したので二度と見る事は無いだろう[ブルーレイ(邦画)] 5点(2014-05-10 14:23:22)

105.  一命 《ネタバレ》 三池崇史、普通に映画つくれるんだぁと思った 1962年の「切腹 」のリメイクだ オリジナルをリスペクトしたキャストだと思われる 主人公の市川海老蔵はオリジナルの主人公の仲代達矢の目ヂカラをコピー出来るので選ばれたキャストじゃなかろうか ヒロインの満島ひかりもオリジナルのヒロインの狂気を最も表現できるエキセントリックな女優だ 海老蔵の話し方もゆっくりと軽やかでオリジナルの仲代達矢にそっくりだ 「切腹」の方は、徐々に千々岩求女の切腹の謎にせまる法廷劇のような進行だったが、この映画では謎解きは無く、後半は完全に主人公の津雲半四郎の浪人生活を描く二部構成になっている 従って前半の井伊家に乗り込んだ主人公の話を忘れてしまうぐらいだった しかし「切腹」はミステリー仕立てで出来たかもしれないが、今作はすでにネタバレしているので井伊家江戸屋敷と半四郎を交互に描く必要が無かったのかも知れない 何から何までリメイクしなきゃいけない訳ではないのでこれはこれで直球でわかりやすい しかし物語構成としては前作の方がミステリーやホラー風味もあって格段に優れていると言わざるを得ないかな 前作で強烈に描かれたアンチサムライ精神は前作程強烈ではなく、見せかけの挟持に生きる武士の世界をシニカルに描く程度に抑えられていると思った 「切腹」で描かれた武士の面子への強烈なアンチテーゼは斬新だったが、「一命」はむしろ武士を捨てた義理の息子への共感と復讐(相手を殺すのでは無く、武士の面子を潰す事)としてわかり易く描かれている オリジナルの印象的なシーンをオマージュするシーンもあったが前作ほど毒が無い 殺陣も前作の様な真剣を使った血糊いっぱいの残酷なラストではなく、サムライに対してあえて竹光で戦う主人公の武士を捨てた挟持を前面に見せた エンディングもいい気な殿様に全員でひれ伏すとかで、前作の不祥事をもみ消して、将軍から武士の鏡としてお褒めの言葉を頂くみたいな強烈な皮肉になっていない所が少し寂しいが、殺陣を含めてむしろ重すぎない様に留意した作りになっている 偉大なオリジナルのリメイクとしてはこれはこれで有りではなかろうか 前作に無かったシーンで、瑛太に武家屋敷で振る舞われた紅葉饅頭が終盤意外な所で出て来て、それが物語の冒頭だったのですっかり忘れていて、それを食べる満島ひかりの抑えた芝居がなおさら胸に迫った[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-05-10 13:42:22)

106.  SHORT PEACE 《ネタバレ》 オープニングのイメージがまどマギである これはいただけない まどマギ以前ならホウーって思っただろうに余りにも公開された時代が近いので、オマージュではなくパクったとしか思えなかった 映画は全四話のオムニバスだが既に二話は公開されてて、残り二話を加えてオリジナルタイトルを付けた映画らしい なので統一感が無い 似た様なコンセプトのアニメ、95年の「MEMORIES」よりもやっつけた感じが強い 最初の三話はほんとになんのこっちゃである 教訓物なのかと思えば八百屋お七だし、シロクマにエイリアンな赤鬼には笑った(悪い意味で)タッチも同時期の「風立ちぬ」風でいただけないな こりゃだめだと思った後に「武器よさらば」である まじめに大友らしい原作はこれのみだけど、これがとにかくイイ♪ この「武器よさらば」クラスの短編を後3話集めたら手を合わせて拝んであげるのに とにかく近未来な武器の設定が超リアル 武器ひとつひとつのガジェットが素晴らしいし、オチもいかにも大友マンガでまさに「キター!」って感じ ラストのチ○コ丸出しで怒る主人公はまさに大友のチ○コっちょう(真骨頂です くだらなくてスマン)である 「夢であいましょう」の名曲で終わるのも最高にクール しばらくは耳に残った 本当にこの「武器よさらば」は抜群でクソつまらない前半をすべて蹴飛ばした はっきりいって点数の7点はこの話のみである 時間がない人は早送りしてこの話のみを見る事をオススメします[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-05-10 13:32:49)

107.  ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う 《ネタバレ》 DC版を見たが間違ったかも 長過ぎる 前作同様、何でも屋の紅次郎の純愛を描く 冒頭のイキナリの殺人から人体解体を鼻歌まじりにやってのける女3人 リアルバカギャル井上晴美に、いい様に扱わわれるヒロインの「れん」にのっけから引き込まれた しかしおおっ!と思ったのも紅次郎が出て来るまでだった それと言うのも紅次郎を雇った理由が解体した死体と一緒に投げたロレックスを探すためである これはダメだろう 死体遺棄現場に探偵もどきを派遣したら殺人が一発でばれるだろう どう考えても現実的じゃない 案の定、女刑事にすぐバレた しかし紅次郎が別件の殺人の重要参考人にもかかわらずそれをなぜか女刑事ちひろが一人で捜査 石井隆の一貫したテーマである主人公の純愛とヒロインの女の業が鮮烈に描かれればいいのだろうが、違和感ばかりの展開になかなか感情移入がむずかしくなってくる さらに竹中直人のクサい芝居が鼻について男の純愛の部分もいまひとつ乗れない しかし石井隆の描くテーマはいつも深く残酷で部分的には見るべき所が多い エンディング間際で自分に鞭打つヒロインも哀しくて胸を打つ展開だが、いくらなんでも長過ぎる ヌードのヒロインをたっぷり見せたいならここじゃ無い方が良かった 母親のあゆみも勝手に地底湖に落ちるとか激バカな展開でどこまで都合がいいのかと思った 母親役の大竹しのぶは相変わらずのキレた演技で激バカな女を演じさせたらこれ以上の女優はいないとマジメに思う 井上晴美の嫌なギャルぶりもかなり良かった ヒロインが最後に撃ち殺されるのは衝撃はあったが、あそこで撃たれるなら最初に揉み合う前に撃たれるだろうって皆が思ったはずだ しかも拳銃が空になるまでに3発しか撃ってない 延々と撃てる拳銃は時々出て来るが撃ってないのに空になる拳銃は珍しい 主人公を殺せなかった理由なので??って思った 主人公も騙されたとは言え完全に殺人教唆、あるいは自分が引きずっている間に事件に巻込まれた女が死んだので傷害致死は確実だろう それなりの覚悟でヒロインに協力したはずだ それなのにあのエンドロールは何だ? 石井隆は漫画家としては「天使のはらわた」を読んでも凄くて、ストリーテラーとしても天才的で、エロ女優を脱がせる商業的な話題作りも抜群だが、残念ながら映画を作る才能は余り無いと毎度の事ながら思う[ブルーレイ(邦画)] 6点(2014-05-10 13:29:07)

108.  ゴースト・エージェント/R.I.P.D. 《ネタバレ》 オープニングとラストのスタッフロールはめちゃポップで凄くイイ エンディングの主人公が女の子になるオチも楽しい VFXもなかなか良く出来てる でもそれだけ 「メン・イン・ブラック」の焼き直しにしか見えなかった なによりもシンプルなストーリーなのに脚本がくどい ギャグのつもりなのかもしれないがセリフが長くてすべる ロイとニックのコンビがせっかく爺ちゃんとセクシー姉ちゃんの違和感バリバリコンビな設定なのに、だからこそ可笑しいというシーンがほとんど無い ここはかなり不満だ キーアイテムのゲートが金(ゴールドです)で出来ていて、ゴースト達がそれを集める設定だが、あまりにも扱いがぞんざいで金である意味が無い 少なくても現世では高価で貴重というシーンは必要だ なので金がただの石ころのように見えた 集めたり奪われたりする過程が完全に成り行きで緊迫感が皆無 ガジェットも銃のみで「メン・イン・ブラック」に比べても今ひとつだ ニックの奥さんがストーリーの中でまったくの付け足しでしか無い 映画の最初と最後、後はCGシーンのみが見所か[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-05-06 01:11:03)

109.  トランス・ワールド 《ネタバレ》 よくできた2時間ドラマのような映画 プロットは非常に優秀だ しかし前半にちりばめられた伏線が判りやす過ぎて先が読めてしまう 以下、かなりのネタバレなので見てない人は読まないほうが絶対おもしろいです 2011年の新聞 クラシックカー ライター等 少なくとも育った時代が違う3人が集まったんだろうなと言う所までは簡単に読める なので三人が肉親である事がわかってもさほど驚きが無かった このわかりやすい伏線をくどくどと演出してしまうところがテレビドラマ的で残念だった ナチの父親が爆撃で死ななければ、サマンサの母親が再婚しない そうすればサマンサが出産で緊急事態に落ち入った時に、彼女の母親が近くにいるので死なないですむという理屈が今ひとつうまく理解できなかった サマンサが生きてれば、娘のジョディが真っ当に育って、彼女の息子のトムが母親を失わず、孤児院へ行く事も無いと言う理屈はわかるが、ナチのひいじいちゃんが生きてれば3人の人生が良い方向に変わるという理屈はなんとなく納得した しかし爆撃とかアクションの部分が2時間ドラマ以下のちゃちさで、もうちょっとそこに金かけろよって思った 冒頭のコンビニ強盗の直前を繰り返すオチも結構しゃれてて、幸せなサマンサとジョディの親子が砂浜を歩くエンディングはなかなか良かった やはり自分はハッピーエンドが好きだ 閉じられた山小屋でのみのワンシチュエーションの映画は時々見るが良い物が多く、その中でも拾い物の良品である[DVD(字幕)] 7点(2014-05-04 23:10:30)(良:1票)

110.  V/H/S ネクストレベル 《ネタバレ》 POVオムニバス映画 前作はひどかったので期待しないで見たが、以外にもこれは中々の出来 前作は話が始まるまでが長かったが今回はさくさくプロローグが進んですぐに一話目が始まる 今作は前作より一話少ないうえに(計5話)プロローグも短いため一話づつが長く描かれているため見やすい 不可解な考えオチ的な前作よりもずっと良かった POVカメラもSF的な義眼カメラから、よく芸人とかがかぶるヘルメットカメラ ボタン型盗撮カメラ 犬カメラまで登場して、バリエーション豊富で飽きさせない グロシーンもとって付けた様な前作よりずっとよかった 最後の話のゾンビエイリアン?でUFOにさらわれる少年が出るが、UFOもちらっとでも描かれるとよかったな エピソード的には森のゾンビの話とインドネシアの教祖の話がおもしろかった 前作に比べるとかなりの秀作である[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-05-04 20:06:51)

111.  キャリー(2013) 《ネタバレ》 1976年版のキャリーをあまりはっきりと憶えて無いのだが、それでもオリジナルの方が良かった様に思うのは推して知るべしか 少なくとも過去のシシー・スペイセクのキャリーはドンピシャのキャラだった憶えがある 今回のキャリーのクロエはどう見てもカワイすぎ すでにアイドルなのだから、映画そのものにアイドルをキャスティングした工夫をするべきだった それが今回ほとんど無い オリジナルを完全になぞったリメイクならクロエはミスキャストだ クライマックスのプロムのあの超有名なシーンまでにこの映画ならではのオリジナリティーや、多少なりともそれなりに面白かったところが見事に無かった ホラーぽい演出もほとんど無く、ただ出来の悪い青春映画の作りにいいかげん退屈した プロムでのキャリー暴発以降はそこそこ見れるが、そのあたりでようやく並のホラー映画になった感じになるも、時すでに遅しで驚きもほとんど無い キャリーの母親もさほど狂った感じがしなくて、キャリーを深く愛している様にも見えるので、ただキャリーが一人で暴発した様に見えて「キャリー可哀想」とは全然思えなかった ここはかなりまずいんじゃなかろうか 少なくともキャリーが母親に絶望的な虐待を受けてるとか、母親が狂ってしまう過酷な過去を見せるべきだろう そうすればオリジナルに無かった物語に深みが出たと思う ただキャリーが自分の力に気づいて鬱憤ばらしに強大な力を解放したみたいに見える ならば理不尽に敵も味方もすべて傷つけるヒロインの狂気を描くなら、徹底的に皆ぶっ殺すべきだ だからといってキャリーに意地悪をした一人一人に復讐するシーンもなく、暴発のカタルシスにもかける なにもかもちょっとずつ足らなくてなおかつパッとした演出も無い ただクロエを愛でるだけの映画に思えた エンディングはオリジナルのあの名シーンがあまりにも有名で、あれを超えるのはむずかしいと思うが、やはりかなり落ちると言わざるを得ないな[ブルーレイ(字幕)] 4点(2014-04-27 02:14:42)

112.  サイレント・ハウス 《ネタバレ》 ワンショット長回し85分の完全シチュエーションホラーなので、85分の中で語られない事が多すぎると逆にブレーキになる典型的な映画だと思った ただ暗い家の中でわけもわからずヒロインが逃げ回る中盤位までは結構怖かった しかし終盤にかけてネタバレになったとたんにつまらなくなる 心霊的な現象がヒロインの心象風景であることがわかって、それが過去の父親による虐待であることが突然判って、不気味な少女や近所の友達の女の子や犯人らしき男の存在まで完全にミステリー部分の迷彩であることが判ってしまう 父親と叔父さんとヒロイン以外のキャラクターはヒロインの幻想ということか ここで「なるほどなぁ」と思える程の説明は無い あたりまえだ、何故なら85分の長回しリアルタイムが売りの映画なのだから回想シーンとかは入れようが無いのである これはダメだろう 意外性はあったがただのミステリーの迷彩のみで怖がらせようとしても、結果話が薄いだけのお化け屋敷型の映画でしかない 長回しの部分も一台のカメラしか使えないというしばりがあるものだから、図らずもカメラワークが計算されつくされていて、逆にうま過ぎてワンショットである臨場感がほとんどないのも残念だった 一台しかないカメラを無いものとして動くヒロインの姿にも、むしろ見えないカメラマンの存在を意識させてしまう結果となっている ヒロインの虐待に関しても途中でなるほどと思わせる伏線を仕込んでおくべきだ ワンショットというコンセプトは素晴らしいがカメラが回ってる必然性までも考慮してもらいたい[DVD(字幕)] 5点(2014-04-26 20:44:06)

113.  グランド・イリュージョン 《ネタバレ》 CGでイリュージョンを見せても充分面白いことがわかった一本だった ちょっとしたカードテクニックから人間テレポーテーションまで、すべて映像マジックだが意外にイリュージョンは映画に合ってるんじゃなかろうか もともと本物も特撮にしか見えなかったりするし(笑) やたら出て来る人物を中心にして回るカメラワークもゴージャスなイメージに一役買っている ゾンビランドのタラハシーとコロンバスのコンビ復活でここも楽しい 序盤の銀行強盗が、イリュージョンとしては一番良く出来ているのが全体を通してみるとちょっと残念だった いくつかのドンデン返しが全編にわたってちりばめられていて、想像出来た物もあれば意外なものもあった ラストのドンデン返しも自分が単純なせいかうまく騙されて面白かった こういう映画は最初から騙されてやろうとして見ないと面白さ半減だな セーヌ川に秘密の鍵を捨てると底には沢山の鍵があるエンディングもしゃれている しかしエンディング後のおまけ映像は続編の布石だろうか メリーゴーランドのシーンもふくめてちょっと意味がわからなかった この不可解なエンディングとモーガン・フリーマンをハメて刑務所に入れた理由もちょっと不可解 フリーマンもしきり「Why?」と言っていたが何故か 可愛そうすぎる 単純に最後に出て来た黒幕の復讐劇なら余りにも安っぽい ならば、わざわざイルミナティ的な秘密結社ぽい設定は風呂敷を広げすぎだろう 続編でわかるのだろうか?[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-04-26 14:35:36)

114.  アパリション -悪霊- 《ネタバレ》 冒頭、なんの説明もなく怪しい降霊実験から訳も判らず窮地に陥るが、ものものしい実験道具からヘンテコな科学的解説にまったく説得力がなく、地雷映画のにおいがプンプンする 時々出るPOV視線カメラも特に意味はなく、モキュ好きの観客にうけを狙って出してみました的な感じで、結構安い作りなのが見え見えだ 以降の恐怖演出的な物も今ひとつ狙いがわからない 呪怨や貞子的なシーンも少し有るが特にオマージュした風でもない 恐怖演出はいまひとつどころか二つぐらい足らない感じで怖く無い以前にほとんど無い 安っぽい舞台装置と意味無いエセ科学理論が本当に安っぽい 見ている途中は期待感があるので少しワクワクするが、見終わって考えるとほぼオバケは出ないし、ほぼすべての事象にも意味が無いというオチだった(笑) しかしラストは心霊がこの世に出て来るというよりも心霊の世界が現世に浸潤するというサイレントヒル的な展開は少しだけ新鮮だったが、だったらラストぐらいサイレントヒル的な世界観をVFXで見せて欲しかった 適度に飽きさせない様に期待させといて最後は裏切るという典型的二流ホラーと言うしか言葉が無い たとえば、作り手ががんばってここまで作ったけどつまんなかったとか、そういうパッションをまったく感じないお仕事的なつまんなさを感じる B級C級は大好物だがパッションの無い二流はかんべんだ[ブルーレイ(字幕)] 4点(2014-04-26 14:34:28)

115.  舟を編む 《ネタバレ》 タイトルから想像すると小難しい映画かと思ったら、きわめて直球のわかりやす映画だった 前半、宮崎あおいが出て来るまでにかなり間があって、それはそれで主人公の人生の最良の転換点が描かれていて結構面白かった 宮崎あおいと会って結婚するまでも笑えるシーンが多くて楽しい 出会いの場面などあまりにもベタで気恥ずかしいと思ったが、この映画なら許せる範囲だ ラブレターを渡すシーンも結構あっさりで「渡すんかい!」とか、告白するシーンも「ああ、言っちゃったよ」とかいちいち画面に突っ込んだ(笑) しかしそれ以降、宮崎あおいの存在が印象不鮮明で居ても居なくてもいい感じに思えた ヒロインの表情もさえなくて、むしろマジメ(主人公)との結婚生活に問題が有る様な演出にも思えたのは私だけだろうか 辞書の編纂に恐ろしいほどの時間が掛かって、出来上がるまでにも様々な問題や監修の先生の死などのドラマもあって、むしろ静かだがスポコン物の様な展開だ 数々の問題を乗り越えながらも新しい仲間が増えたり、何十年も一つの仕事に関われるなんて羨ましい職場だ 地味で以外に長かったけど良い映画に出会えたと思った[ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-04-23 10:44:27)

116.  THE DAY ザ・デイ 《ネタバレ》 世紀末エッセンスのみで乗り切った映画 どうやらカニバリズム派とそうではない派の戦いを描いてるみたいだが世界観とか現状の説明はまるで無い 戦い、そして生き残る無情を描いた作品 最初の内は何と戦っているのかすら分らなくて、終末世界の無常観でうまく引っ張るが、相手がただの人間だと分っていきなりがっかりした なにやらエイリアンとかゾンビとか、最悪な相手を想像させる進行だったのに こういう映画は、戦う理由に納得出来る必然性が無いと感情移入しにくい 冒頭トラップにかかってから、敵がくるまでに非常に間がある(少なくとも数時間ある)が仲間達が逃げ出さない理由がいまいち判らない 無闇に動くと発見されて殺されるというがむしろ、ろう城して戦う方が不利に思えた たった数十人程度の相手なんだからとっとと逃げ出せば逃げのびただろうに 何故かろくな武器を持たない相手は結構弱い 敵側の攻撃も不可解で、人肉を食うための襲撃ならば、闇雲に突っ込んで大打撃をくらいながら、少ない相手を殲滅してもしょうがないじゃないか 戦争ではなくて「狩り」だとすれば納得がいかないな 狩りのセオリーを無視しているとしか思えなかった シンプルな話だけに戦う理由に疑問があると見ていてつまらなくなってしまう ほぼすべての登場人物が個々にパニックを起こして仲間割れなどを引き起こしてイライラさせる これはもうアメリカ人の特徴とも言える何度も見た展開だ しかし、ただ戦って生き残るだけの話を飽きずに見せる演出はなかなかのものだ これで戦う必然性があればかなりいい出来だと思うのだが ラストは以外にもカタルシスがあるエンディングで感心した  こういうエンディングは大好物だ[DVD(字幕)] 7点(2014-04-21 22:48:39)

117.  図書館戦争 《ネタバレ》 ライトノベルらしいかるい設定なのでこちらもあまりあれこれ考えないで見る SF的設定よりも恋愛小説としての色合いが濃い SF的な設定は突っ込み所もあるが「リアル鬼ごっこ」などよりはマシか 武器の使用は図書館に限るとか、戦闘の始まりに執行書の読み合いとか、威嚇のみの射撃とか、騎士の戦いのようで面白いと思った 武器のエフェクトなども日本映画にしてはがんばっている 岡田准一のアクションもSPよりもキレが良く素晴らしい出来 「脳男」とかとは比べ物にならない 残念ながら個人的に榮倉奈々の良さが全然わからず、ヒロインが榮倉奈々じゃなければ7点以上つけられたと思った テーマが梵書であったり、戦争とかものものしい割には全体的に重くならず、メインキャストも誰も死なないのでこちらも余りきびしく見ないというメリットがあると思う 見るからにラノベのこの作品に、あれこれつっこむのは野暮かもしれないな[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-04-21 21:51:52)

118.  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 《ネタバレ》 やっぱりこうきちゃったかと言うべき不可解さ なんだか良く解らないけど凄い的な? もう地球が赤すぎて破壊されるカタルシスはどこにも無い これ、誰が守りたいの? 聞いた事も無い「ヴィレ」という組織が出てくるが「おめえ誰だよ」と言う以前に、こんな地球の何を救いたいのかがすでに不明で、1ミリも感情移入出来なくなった自分 ネルフ~かむばっ! あ~ぁ置いて行かれちゃったよオレ この先「ああなるほど」等と思う所に落ちる事は、絶対に無い事が判って愕然とした俺 まぁ、これまでテレビシリーズを含め劇場版まで全て見てきたんだからつきあうけどね 祭りだ、まつりでぃ!(ヤケクソ)[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-04-21 17:23:51)

119.  パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT 《ネタバレ》 シリーズのスピンオフ物日本版 一作目の続きということになっている シリーズの中ではあまり評価されていない様だが私的には結構すき 何かが起こりそうで起こらない具合のバランスがいい シリーズを見直すと本家の方が本当に何も起こらないのに気づく むしろこの作品の方が色々事件が起こって楽しい 反面シリーズ中新しい事がまったく取り入れられて無い このシリーズ、カメラが増えたり首ふったり赤外線とか毎回新しいアイデアで楽しませてくれる あいかわらず話が佳境になっても家から逃げ出さないのはこのシリーズの伝統かな 主演の姉弟の二人の掛け合いも中々リアル カメラを嫌がるおねーちゃんをカワイくなだめる弟とか実際にありそうな感じがいい おねーちゃんのもイケメンの弟に甘えられて「もう、しょうがないなぁ」みたいな感じがカワイイ おねーちゃんも綺麗だし羨ましいぜ エンディングは不可解 相変わらずホラー映画のエンディングは難しいと思った しかし傑作シリーズのスピンオフ物としては恥ずかしく無い出来ではなかろうか[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-04-21 17:06:33)

120.  ラスト・ターゲット(2010) 《ネタバレ》 説明はいっさい無い 主人公や敵や味方、状況を自分で想像しないといけない映画だった アクション映画かと思っていたが地味な殺し屋の日常を描いた映画 フランス映画の様な淡々とした進行だが常に緊張感があり中々面白かった 冒頭で正体不明の敵に襲われるが戦いの最中にいきなり恋人の頭を後ろから撃つのは衝撃的 殺し屋の凄まじい日常を見せつける 常にクールな主人公だがストイックな生活の割にどこに行っても女無しではいられない所に若干の違和感が有る しかしこれが殺し屋という命がけのストレスに晒されて生きる男の性癖というものなのかもしれないと後で思った しかしその辺も見る人の勝手な想像力を必要とする映画だ 主人公がライフルを加工したり、弾を改造したり、銃を偽装する過程が丹念に描かれていてガンマニアであれば充分に引き込まれる作りになっている その分アクションは控えめだが靴音が響く石畳の上を靴を脱いで(しかも靴を隠す所も描かれていた)敵を追うとかマニアックなバトルでその辺も感心した この地味なアクションや、銃の構造や改造に興味が無い人はこの映画をつまらないと感じるかもしれないな 最初に殺した女や、元締めらしいオヤジが何故主人公を始末しようとした理由とか、そもそも最後の仕事を終える前にこの仕事を降りようとした理由等がはっきり説明されないのでモヤモヤ感がある しかしその理由を自分なりに想像すると、最初の殺した恋人は刺客とグルだった(あるいは刺客が来た時点でそう判断した)、元締めのオヤジも刺客のスウェーデン人の仲間だった 元々依頼されたライフルは自分をターゲットにする為に依頼されていたと言う事実に途中から気づいた、って言うことかな エンディングはまったく意外じゃない所が逆に意外だった 実は新恋人も刺客だった、みたいな想像をしていたのに、そこはホッとしたと同時にちょっとがっかりした[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-04-19 11:23:09)

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