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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 370
性別 男性
ホームページ https://camuson.exblog.jp/
自己紹介 自分のブログに映画や本の感想文を書き溜めておりましたが、読まれることが絶無のため、こちらに出張しております。
もし興味がありましたら、弊過疎ブログにもお越しください。

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101.  トゥルーマン・ショー 《ネタバレ》 本人に気付かせないまま、リアリティ番組の主人公として、その生活をテレビ放映するというような話。リアリティ番組とは言え、リアルをそのまま垂れ流して成立するわけもなく、番組の人気を保つために、隠し撮りだけにとどまらず、主人公のリアルな人生にプロデューサーが介入し、演出的な意図で捻じ曲げ、掌の上で転がしていくところまで踏み込んだところがキモですかね。人権問題に加えて、リアリティ番組におけるフィクション性の問題まで取り込めていて、なかなか味わい深くなっているなと感じました。フィクション作品の中では普通に行われている演出を、超大掛かりな装置と、人海戦術により無理矢理に実現するなど、あえてリアリティを無視することにより、コミカルな味付けが得られているところはいいと思うのですが、それとは別に全体的に醸し出されているインチキ臭さ(絵に描いたような人物像とか、会話のやり取りとか?)は、狙いはわかるのですが、少しうるさく感じてしまいましたかね。友人と語り合う建造中の道路橋の端っこというロケーションも、何か、行く先が途絶した箱庭世界を暗示していて面白いですし、最後に辿り着く境界、一気に世界がブコツなハリボテに変化するところは好きですね。テッド・チャンの中編小説「バビロンの塔」の終盤を連想しました。[インターネット(字幕)] 6点(2023-09-21 19:05:51)

102.  永遠に美しく・・・ 《ネタバレ》 NETFLIXで、たまたまサムネイルを見かけて、30年前にテレビ番組でおすぎ?が紹介していたの思い出して、懐かしく思ったので見ることにしました。不老不死の薬を飲んだ中年女性同士の壮絶で醜い闘いをコメディタッチで描く作品。わかりやすくて、まあまあ笑えますし、いいんじゃないでしょうか。深みがまったくないのが、逆に潔いとも言えます。私なら、どちらか選べと言われたら、首ひねっちゃう方の人よりは、腹に穴空いちゃう方の人でしょうかね。[インターネット(字幕)] 3点(2023-09-21 19:00:35)

103.  必死剣 鳥刺し 《ネタバレ》 藤沢周平の原作は未読です。久々に骨のある、しっかりとした時代劇を見た気がします。キャストにごり押し感がなく腰を据えてみることができます。本来当たり前のことですが・・・主要キャストいいですね。豊川悦司、吉川晃司の両者がこれだけ渋い味を出せるとは。バカ殿(村上淳)も雰囲気出ています。岸部一徳は相変わらず安定してます。池脇千鶴の純朴一途な役はどちらかというと見た目相応で、もうちょっと変化ある役をやらせたほうが面白いと思うのですが、まあこれはこれでよいでしょう。話もシンプルで無駄がなく、キャラクターの立ち位置もわかりやすく整理されています。志からすれば、むしろ手を組むべき者同士が、立場上、命をかけて剣を交えなければならないところに、侍(さぶらうもの)の悲哀を感じました。映像も落ち着いていて、信念を貫く侍たちの姿を損なわないものでした。[地上波(字幕)] 6点(2023-09-05 20:09:34)

104.  竜馬暗殺 《ネタバレ》 これまで原田芳雄に、坂本竜馬のイメージを見出したことがありませんでしたが、本作をみて、これほどまでにハマリ役があるものかと驚いてしまいました。中岡慎太郎の石橋蓮司は、まだ若さが残っていて、普通っぽさも若干残っていて、意外や意外に色っぽいんですよね。これにも驚きました。大筋の展開に関係ないような何気ないシーンが多いのですが、それが独特の間と深みを作り出しています。映像は、ザラつきの強いモノクロで時代がかった感じです。どのシーンも構図が考え抜かれていて、流れがいい。出来の悪い日本映画にありがちな所在ない感とは一切無縁です。[DVD(字幕)] 9点(2023-09-05 20:00:01)

105.  サイコ(1960) 《ネタバレ》 幸いなことに、ネタバレを回避できたため、満足の行くエンディングを迎えることができました。主人公だと思っていた人が、意外にあっけなく退場して、次の主人公と思われる人が入場して、また退場して、という感じで、シンプルだけど意外性のある展開で、先が読めません。そして、最後に、驚きの事実が明らかになります。気持ちよく、だまされた自分を振り返ることができます。お姉さんより妹さんの方が好みかな。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-09-05 19:56:06)

106.  過去のない男 《ネタバレ》 おやじ狩り的な暴漢に襲われて、記憶を失ったおじさんが、貧困コミュニティの中で生活し、おばさんに恋をするといったお話。時代設定は、金属製のオシャレな便器や、医療器具などを見るに現代なんでしょうけど、少し黄ばんで粒子の荒い、でも空だけはやたら綺麗な映像が、どこか郷愁を誘います。冒頭で理不尽な暴力がある以外は、底辺社会での男の生活を追う静かな作品。どこか小津作品を感じさせます。ご都合主義のジェットコースター的な展開からは最も遠い位置にあると言えます。それだけに、序盤の非現実的なコメディー描写が必要だったかどうか疑問です。この作品に描かれる貧困が、フィンランドの現実社会をどの程度反映しているのか、こちらに知識がないために判断できず、途上国の作品で描かれる貧困ほど、有無を言わせぬ強烈な切実感がなく、そういったところで、どうしても印象が薄くなってしまうんですよね。人間を疎外する硬直的な社会システムがテーマの一つと考えられますが、記憶がないというのは特殊ケース過ぎて・・・本来手厚い福祉社会システムの中で、どういう人間が網からこぼれて貧困に陥るのかの方に興味が行ってしまいます。ドキュメンタリーじゃないので、それを求めるのは違うかもしれませんが。[DVD(字幕)] 5点(2023-09-05 19:54:21)

107.  悪魔のいけにえ 《ネタバレ》 理屈ではない異様さによる恐怖を演出する独特の美的感覚が冴えわたっています。悪キャラのキャラ付けがよくできていて、ホラーとユーモアの融合という意味では面白いのですが、悪キャラ達の静物ディテールに対する偏執的こだわりと、殺し方に対する無頓着とのギャップをどう評価すべきかは悩ましいところです。[DVD(字幕)] 6点(2023-09-05 19:51:42)

108.  八つ墓村(1977) 《ネタバレ》 公開時は小学校低学年でしたので、劇場では見ていませんが、「たーたりじゃー」は、小学生の間でもやたら流行りました。テレビ放映を部分的かもしれませんが2回は見ています。また、5年ほど前に1回通して鑑賞してます。何回も見ているのですが、印象に残っているのは例の懐中電灯2つを頭に括り付けた大量殺人鬼と、化け物化した犯人に主人公が追っかけられるところくらいで、話の内容はあまり覚えていませんでした。さて、久しぶりに鑑賞して感じたのは、ロケーションへのこだわりです。入念にロケ地を選んで、日本の原風景と言える山村の景色をゆったりと映像に落とし込んでいるのが見て取れます。市川崑監督のシリーズと比べて外連味が少ないですが、スケールを感じさせるなかなかの力作です。ストーリーの方は、盛りだくさん過ぎて、一度見ただけでは整理がつきにくい感じです。村に伝わる祟りを利用した殺人事件と思わせて、その裏をかいてオカルトに仕立て上げたところは、考えてみるとかなり面白いのですが、なかなか伝わりづらい気がします。山崎努がやらかす殺人シーンは鮮烈なのですが、進行する殺人との関連が薄く、浮いてしまっているというか、最後オカルトとして繋がってくるのですが、それだけではどこかおさまりが悪く感じます。鍾乳洞から蝙蝠が大量に飛び出して、屋敷が炎に包まれる流れはイイと思ったのですが、落ち武者達がちょっと安っぽい感じがしなくもないです。本作は原作からかなり改変されているようなので、原作ではどうなっているか興味が出てきました。[DVD(字幕)] 6点(2023-08-29 18:59:25)

109.  ヤンヤン 夏の想い出 《ネタバレ》 約3時間の長い映画。特定の主人公を設定せず、明確なストーリーは組まずに、現代台湾の都市における一家族(ヤンヤンという名の少年の家族)の家庭生活、社会生活を、主人公を切り替えつつ流し見せていくという手法です。登場人物を役柄の比重の大きい順に並べると以下のような感じでしょうか。(1)ヤンヤンの父親のNJ、(2)ヤンヤンの姉のティンティン、(3)ヤンヤンの祖母、(4)ヤンヤンの叔父、(5)ヤンヤン タイトルにあるヤンヤンの比重は決して大きくありません。ヤンヤンの父親と元恋人との関係、ヤンヤンの叔父(できちゃった婚で新婚)と本来結婚するはずだった?仕事のパートナー兼元恋人との関係、ヤンヤンの姉とその友人の恋人との関係、といった微妙な立ち位置での男女関係を多層的に扱っているのが面白いです。祖母が体調を崩し、昏睡状態に陥るのですが、その回復のために、家族が毎日順番で祖母に対して話しかけるという設定を持ち込み、家族各々の心情を吐露させるという仕掛けをつくったのも面白いですし、生死の問題まで絡めたことで作品に深みが出ていると思います。[DVD(字幕)] 4点(2023-08-29 18:57:04)

110.  ハウス/HOUSE(1977) 《ネタバレ》 女子高校生役の池上季実子が、女子高校生仲間の大場久美子や神保美喜などを連れて伯母の家に遊びに行き、様々な怪奇現象に苛まれるというお話です。映画らしくない斬新な映像で、テンポがよく、面白いです。でもセットは安っぽくはなく意外としっかりとしています。池上季実子(当時18歳)の幼く甘ったるい女子高生役が、後年のちょっとキツイ感じのネーサン役になれていた身にはとても新鮮でした。終盤には妖艶な姿も見れて、そのギャップも良かったです。クンフー役もプリプリしていてよかったです(尻的な意味で)。[DVD(字幕)] 7点(2023-08-29 18:52:42)

111.  セブン 《ネタバレ》 テレビ放映を一度見たことがあります。当時受けた衝撃は相当なものだったのですが、結末を知ったうえで再度見たところ、思いのほか薄味に感じました。最後の衝撃度に重きを置き、すべてそれに収斂する構成になっていて、それ以外のところでにじみ出てくる深みのようなものがあまり感じられないんですよね。殺されていく人たちが、物語の外の人たちなので、差し迫る恐怖感もありません。結末に持っていくためには、そうせざるを得ないわけですが。役者は頑張っています。特に犯人の役づくりがすばらしい。それだけにアクションシーンは、エンターテインメントとしてのバランスや一般受けのため必要であることはよくわかるのですが、作品の完成度を下げている気がします。生きるか死ぬかのリスクの高いアクションは完璧主義の犯人に似つかわしくないと思います。とはいえ、このダークな雰囲気はかなり好きです。あと、あんな奥さん俺もほしい(嫉妬)[DVD(字幕)] 6点(2023-08-29 18:47:07)

112.  不都合な真実 《ネタバレ》 ゴア元米副大統領による地球温暖化問題啓発プレゼンテーションフィルム。素人を対象にしたイメージ的な分かりやすさに重きを置いているものの、思いのほか新しい発見があって有意義でした。千回以上場数を踏んだだけのことはあるのですが、準備が行き届きすぎていて、わざとらしさが鼻につく感も、なくはないですかね。とはいえ、政治家としてライフワークとして一つのテーマを追求し続け、それを発信し続ける姿勢には素直に感心しました。興行場も成功を収めているようで、そちらの方も凄いことです。私の認識として、地球が奇跡的に生物が生息できる環境を保てているのは、絡み合うさまざまな因子の収束性向が発散性向を上回っているためという感覚が、何とはなしにあるのですが、極地の氷が解けて海水になると、氷の時は反射していた日射を吸収するようになるという話は、今まで聞くことの少ない発散性向を持つ因子として興味深いと感じました。それでも発散しかけると、他の因子のより強い収束が働いて、周期運動になるようなイメージがありますが。何の根拠もない感覚的な話ですが。[DVD(字幕)] 7点(2023-08-22 19:18:27)

113.  フレンチ・コネクション 《ネタバレ》 麻薬捜査の話。ニューヨークの街の汚れた裏側の雰囲気がストレートに伝わってきます。リアルな暴力描写が特徴的なのですが、エンターテインメントとしては華があまり感じられません。キャラクターを立たせる描写も薄く、あまり感情移入することもなく、殺伐とした雰囲気は伝わってくるのですが、今一つ面白みに欠けるような気がします。[DVD(字幕)] 5点(2023-08-22 19:15:13)

114.  ウィスキー 《ネタバレ》 ウルグアイのしがない中小靴下工場のオーナー工場長(兄)のもとに、ブラジルに打って出て、靴下工場で一山あてた弟が、久しぶりに故国に戻ってきて再開することに。独身の兄は、幸福な結婚を偽装するために、長年勤めた女従業員に妻役を演じることを依頼するが・・・といった話。兄、弟、妻役の何とも言えないぎこちなさの機微をうまく捉えています。巨匠を思わせる渋く落ち着いた作品だなぁと思って見ていたのですが、監督は30歳の若者と聞いて驚きました。本作品公開の2年後には自殺したとのこと。惜しい才能を亡くしたものです。[DVD(字幕)] 7点(2023-08-22 19:13:42)

115.  七人の侍 《ネタバレ》 3時間半以上の大作ですが、面白くて一気に見てしまいました。長さを感じさせません。30軒やそこらの山奥の農村集落の狭い世界の話なのですが、とてもスケールが大きく感じられるところが魅力です。三船敏郎のオーバーな演技や、農民たちがどっと笑うところなど、必ずしもリアルとは言えないところもあるのですが、映像に妥協がなく密度が濃いので、安っぽくならないのですよね。[DVD(字幕)] 8点(2023-08-22 19:08:03)

116.  荒野の七人 《ネタバレ》 黒澤明の「七人の侍」のリメイク権を買い、西部劇に仕立て直したものです。全体的に薄くて軽い感じに仕上がってますね。七人の侍を見た後で見ると、ところどころで取って付けたようなシーンがあって笑えます。3時間半の大作を2時間に縮めているので、深みを出せないのは仕方ないところですが、薄っぺらさの一番の要因は、メキシコ農民に切迫感が感じられないところかな。などと思いつつ、後にwikipediaなどで調べたところ、メキシコ政府からメキシコ人を汚く貧しく描かないように要請とがあったとのこと。いろいろ難しいものです。[DVD(字幕)] 5点(2023-08-22 19:04:50)

117.  田園に死す 《ネタバレ》 鮮烈かつ強烈な映像イメージ。前衛的な舞台演劇的な記号は、人心に潜在する禍々しさを顕在化させつつ、日本的自然の深み広がりと融和して、何とも言えない郷愁をも誘います。現在の私を演じる菅貫太郎は、ピルロ風の二枚目で、画像も貼らずにの麻呂と同一人物とは思えませんでした。[DVD(字幕)] 8点(2023-08-03 20:09:30)

118.  惑星ソラリス 《ネタバレ》 冷たい水のような何かが、じわじわ、ひたひたと静かに体を侵食していくような感覚。どこか懐かしく不快感はない。原始のスープか?LCLか?[DVD(字幕)] 10点(2023-08-03 20:07:31)

119.  アメリ 《ネタバレ》 少女時代に、勉強はすべて母親に自宅で教えられ、学校に行かせてもらえなかったため、友達ができず、コミュニケーション障害ぎみの若い女性が主人公です。基本コメディーで、主人公がコミュ障ゆえに話してコミュニケーションを取る代わりにいたずらをするという設定なのですが、どちらかというとコメディーを成り立たせるための後付け設定で、コミュニケーションをテーマに深く掘り下げるという姿勢はなく、切実感やリアリティとは全く無縁で、最後は恋愛成就のハッピーエンドとなっています。そんな中で、コメディーの主たる部分が、「そのいたずら犯罪ですから」と苦笑いしながら突っ込む程度しか楽しむすべがないのが辛いところでした。色恋についても途中すっとぱしてバッコンという感じで、設定とマッチしてないような気がしました。風変わりな脇役達の雰囲気は悪くなく、話の転がし方は巧みで、特に証明写真にまつわる日常系ミステリを絡めた部分は見事なのですが。[DVD(字幕)] 4点(2023-08-03 20:05:16)

120.  スティング 《ネタバレ》 30年代のシカゴを舞台に、仲間を殺された詐欺師が、ギャングのボスをはめるという話。入念なシナリオのもとに構築された大掛かりな仕掛けをドッキリカメラを見るような姿勢で見ていると、最後にはサプライズがあるというなかなか巧みな脚本です。痛快感を損なわずに終わるところがいいですね。[DVD(字幕)] 6点(2023-08-03 20:03:27)

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