みんなのシネマレビュー |
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1181. スターシップ・トゥルーパーズ 《ネタバレ》 ※2021年更新 初見の時は、ハインラインの「宇宙の戦士」のことや、プロパガンダ映画をちゃかした意図があった、なんてことは露知らず。戦争賛美映画とか書いてましたが、ちゃんとそうしたことを理解したうえで観るととにかく面白い作品でした。 ヒヨッコ兵士がだんだん戦士の顔になって様、軍隊ものに付き物の頼れる鬼軍曹、友情、恋愛、そしてそれらを派手なドンパチとグロテスクな描写で彩ることで究極のバカ映画(誉め言葉)になっていて、純粋に楽しい作品でした。[ビデオ(字幕)] 8点(2003-11-03 11:06:00)《改行有》 1182. スキャナーズ3 スキャナーパワーを使って世界を支配しようとする姉と、それを阻止しようとする弟の話。表向きは超能力の話だが、真のテーマは薬害問題を背景にしたものに思え、一概に駄作とは思えないと思う。 7点(2003-11-03 10:51:11) 1183. THE LAST BROADCAST ジャージー・デビル・プロジェクト 題名で判るとおり、ブレア・ウィッチ・プロジェクトのバッタもん…と思いきや、実はこちらがオリジナル。作品の知名度ではブレア~の方が圧倒的に上上だが、擬似ドキュメンタリーとしての出来や面白さはこちらの方が断然上。しかも、文字通り驚愕のラストが用意されてます。そう、驚愕のラストが…7点(2003-11-03 10:39:58) 1184. レイダース/失われたゾンビ 正に俺もカズゥー柔術さん同様、この作品をビデオ・ショップで見つけてゲンナリさせられた一人です。何がヒドイって、その内容!題名はあからさまなパロディなのに、作風がいたって真面目というのだから始末が悪い。冒頭、「死人が俺を追っかけてくるぅ~」というナゾの歌を響かせながら放射能物質を積んだトラックがテロリストにジャックされ、SWATまで動員されるが、犯人はあっさり殺され、しかも当のSWATはたったの2人しか出てこない。しかもこのシーン、本編とは全く“関係ない”のであるから、本当に「だからいったい何がやりたいんだよお前らは?」と突っ込みたくなる。まだまだ、こうしたシーンをあげればきりが無いのであえてここで止めておくが、最後に、本作品の解説は「全米の若者が熱狂し、スクリーンの中のゾンビと格闘を始めた」→「全米の若者をゲンナリさせ、製作者側と乱闘騒ぎを起こした」のほうがしっくりくる、つまりそーゆー映画です。 1点(2003-11-03 10:31:21)(笑:1票) (良:1票) 1185. 孔雀王/アシュラ伝説 確かに今見たらべたなCG合成やアクションなど、あらが目立つ作品ですけど、まだ小さかった僕はそれでも充分楽しめたこと、そしてアベちゃんとの出会いの作品なんで、それほどひどい作品だとは思いませんでした。6点(2003-11-03 10:19:47) 1186. バーニング・ムーン 思うに“我がドイツの残虐描写は世界一ィィィィィ!!”ということをモロに物語っている作品。全編を通して少しもたついてる感じはいたしかたないが、その分、残虐シーンに至っては他のどの作品の追撃をも許さぬ凄さで、ここまでやるか?と逆に呆れてしまうほどだ。普通の映画ファンは見ないほうが正解。コアなスプラッタファンにはたまらんだろうが、なにぶんストーリーそっちのけで残虐シーンを堂々と見せ付けてくれる映画なので、ストーリーは皆無に等しい。5点(2003-11-03 10:06:45) 1187. ウェス・クレイヴンズ ウィッシュマスター かのウェス・クレイヴンが製作したファンタジックなホラー。何でも願いをかなえてくれる“ジン”という悪魔がランプを擦ったことによって…ではなく、封印されていた宝石が壊れたことによって現代に甦り、地獄の軍団を復活させるために人間の願いを叶えていく…というのが大まかなストーリー。しかし、劇中でも言っている通り、どうもランプの精のジニーを彷彿とさせる設定や名前なので恐怖感が薄れ、完全なホラーにもなりきれてはいないように思える。5点(2003-11-03 09:38:05) 1188. ジェイソン 世界感や犯人の容姿が似てるだけで“13日の金曜日”とは全然関係ない映画。ストーリーのほうは手堅くまとめた方だと思うが、殺人が行われる際、周りが必要以上に明るいため恐怖感が全く感じられず、“映像凶器”というほど凄くも無い。13金のパロディとしてなら結構楽しめる。4点(2003-11-03 09:31:01) 1189. ドイツチェーンソー大量虐殺 ドイツのことはよく知らんが、現在のドイツはここまで病んでる国なのかい?といいたくなる映画。やってることは悪魔のいけにえだが、それと明らかに違うのは残虐表現。さすがドイツ、やることがハンパねぇぜ~と思うんだが、ストーリーがわけ判らん。しかも、電話に「テレフォ~ン」なんて明るく挨拶して出たり、これはギャグなのかと疑いたくなる。そうそう、この映画、ウド・キアーなる人物が頭を燃やすキチガイ役で特別出演している。4点(2003-11-03 09:25:31) 1190. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地激震 《ネタバレ》 ことの始まりは“天地大乱”と間違えて借りてしまったこと。まあ同じシリーズだから良いか、なんて思ってたのが間違いだった。この映画はリー・リンチェイのシリーズとは全く関係が無い!それどころか恐ろしいほどいい加減な作品だ。まず、時代からして大きく違っている。確かにウォン先生も柳生十兵衛も実在の人物だが、前者は19世紀、後者は17世紀の人間だ。十兵衛はタイム・スリップしてきたとでもいうのか!?しかも、明らかに中国人の顔だし、妹のさくらと話す時まで中国語だ。何故中国語がそこまで上手い!?その前に同じ日本人なのに何で中国語で話す必要があるんだ!?まあそれはまだ許せる。しかし、しかしだ!ストーリーの方もとんでもない事になっている。物語中盤で、その土地一帯を統治する総督とちょっとした騒動を起こすのだが、そこに十兵衛乱入、ウォン先生すかさず「こいつと決着をつけるために3日くれ!」といい、暫し猶予を貰う。そしていざ決闘。ここに関してはなんら問題は無いが、問題はその後。十兵衛さん負けちゃって「武士道を知らんのか?武士は決闘に負けたら自害しなくてはならん」え、ちょっと待って、刀の使い方、明らかに中国武術なのにここにきて武士道持ち出すんスカ?なら初めからカンフーなんか習うなよ!さらにウォン先生、自害をやめさせ「カンフーは寛大だ。また一からやり直そう」と、十兵衛改心、修行に目覚めるのであった…終わり…え゛…ちょっと待って!総督との決着はつけないんカイ!?と、、最後の最後まで何がやりたいのかわからん映画だったとさ… 3点(2003-11-03 09:15:42) 1191. 八仙飯店之人肉饅頭 なんかねぇ…ここまでゲンナリさせられる作品も珍しいよ。生きるために仕方なく人肉を喰ったりだとか、悪くても自分の趣味で喰ってるとかはよく聞く話だけど、料理して他人にまで喰わしてるとは…本当に実話かよ!?と思わず疑いたくなってしまう。全編にわたって残酷なシーンが何回も登場するけど、それだけならまだいいわけ。しかしねぇこの映画、それだけじゃないんだよ…問題は登場する刑事たち。前半はとにかく明るいというか明らかにコメディのような雰囲気を漂わせてるんだけど、それだけならまだいいの。でもねぇ、事件の捜査に至っては物凄~く手抜き。しかも犯人を自白させようと踏んだり蹴ったり、それでダメだと殺させた家族の親類がいる刑務所にぶち込んで集団リンチ、それでもダメだと3日間不眠不休で…と、犯人以上に残酷な拷問を繰り広げる。いやぁぶっちゃけ、ここまで憂鬱な気分になった映画は初めてだ。ここで断言しよう。この映画は“最低”である。 2023年10月8日更新 自分にとって数少ないトラウマを植え付けた作品なので、前回のコメントでは0点にしていたんですが、「そういう作品」として考えるとやはりよくできている、としか言えません。 あの頃から比べてこれ以上に残虐だったり陰惨だったりな作品をそれこそ山のように観てきましたがやっぱりこれを超えるのって出会えてません。なのでそう考えるとやはり0点はおかしいな、ということで点数を変更します。[ビデオ(字幕)] 8点(2003-11-03 08:55:28)《改行有》 1192. JM (ウド・キアってあのウド・キアなんだろうか?)近未来、ネットワークで繋がれた世界と世界を支配する権力、それに対抗するレジスタンスや謎の奇病、記憶屋などなど、いかにも日本のサイバーパンク・アニメを見てるような感じがするが、結構面白かった。妙にレトロなコンピュータや地下組織のアジトなどは70~80年代のB級SFのような印象を受けるが、ネット世界のグラフィックスはいかにもな感じがするし、キアヌやドルフ・ラングレン、たけしなどもなかなかキャラに合った演技をしていたと思う。6点(2003-11-01 23:13:39) 1193. デモリションマン 《ネタバレ》 細かい突っ込みはいろいろとありますが、そんなことはもはやどうでもよく、スタローンとスナイプスの筋肉超人vs格闘超人の闘いというだけでとにかく熱いです。 スタローンは相変わらずな役で安心、スナイプスもひょうきんだけど実はむちゃくちゃ強い凶悪犯を好演していて楽しいです。まあ凶悪性はあまり感じられませんでしたが、それがこの人の味ですし。 しかしお互いネタにし合っているとはいえ、州知事になっちゃったシュワちゃんが“大統領”として説明されているくだりは、あのころのあらまだしも今なら有り得そうで怖いです(笑) そして、さりげなくジェフリー・ダーマーまで冷凍されていたとは…。[DVD(字幕)] 7点(2003-11-01 12:51:40)《改行有》 1194. 魔界からの逆襲 ホラーばかり見ていた中学の頃、夏休みの深夜にやっていたので見ていて、本当に“夏の思い出”と化してしまった作品。作風としてはオーメンに近く、天国を追放された堕天使ルシファが人間に転生してこの世を地獄にするのを、同じく人間に転生したミカエル、ラファエル、ガブリエルの3大天使が阻止するっちゅー話どす。そのまま作ってればまあまあな作品だとは思うんだが、なんとこの作品、ラストでルシファが滅び、あろうことか復讐を誓った神に助けを求めるという、今までの常識を覆す終わり方をする。おいおい、悪が滅んだら善も存在できないんじゃないカイ?と思わず突っ込みたくなる。またひとつ、コアな作品の知識を増やしてしまったという1本でした…5点(2003-11-01 03:31:29) 1195. 原子怪獣の襲来 冒頭より歌と踊りの嵐、そして、かくれんぼのつもりで岩陰に隠れる1人の女の子。と、海草まみれの怪物が変な音楽に乗ってさも当たり前のように女の子の後ろから歩いて登場するというとてつもなく“ヘン”な映画。しかも、どーも着ぐるみくさいなぁと思ってたら本当の着ぐるみというのが泣ける。しかし一番泣けてくるのは、こんな作品でも「味があるなぁ」と思ってしまう自分… 5点(2003-11-01 03:21:02) 1196. 殺人療法(1995) なんか、こういう超ブチ切れドクターの出てくるホラーって何気に多いよな…例によって例の如く、病院という限られた空間を舞台に、いかにも医者らしい手口で人を殺し、脳下垂体を抜き取るという完全にイってしまってる映画。しかし、病院という無意識に感じる恐怖や犯人との攻防戦などはしっかり描かれていて、映画としてはそれなりに楽しめる1本。6点(2003-11-01 03:11:10) 1197. 悲鳴を上げる頭蓋骨 いや~つくづく「俺ってコア~なモンばっか見てるなぁ…」と思い知らせてくれる作品。果たして何人がこの映画の存在を知っているだろう…?遺産目当ての夫が骸骨を使って妻を苦しめるが、以前に殺した元妻の骸骨に本当に苦しめられる…という超C級映画。骸骨もいかにも偽物と判るし、ストーリーもありきたり。だけど、なぜかこういう作品に惹かれるんだよなぁ…5点(2003-11-01 03:04:14) 1198. 地獄の片道切符 特に90年代B級ホラーははずれが多い中で、この作品は以外や以外、結構な出来をしていた。ネタは、まあ要はゾンビモノだが、正確に言えばオカルトも少し絡んでいたり、恐怖シーンもきちんと入っていたりとホラーとしては申し分ない作品である。もっとも、B級好きくらいしかこんな作品は見ないだろうが…7点(2003-11-01 02:37:55) 1199. グール “宣伝文句はウソばっかり”という最大の鉄則にまだ気付いていなかった時期に見た映画なんで、それはもう期待に胸を膨らませて見た。なんたって“ゾンビ”“死霊のはらわた”と比較し、それらを超えたとまで言っているのだから期待しないわけがない。そして、見終わった時の気持ちは、「もう宣伝を信じるのは止めよう…」というものだった。恐怖シーンは皆無に等しく、残虐シーンも不完全燃焼気味。おまけにストーリーが…と、正に踏んだり蹴ったりの作品だった。 3点(2003-11-01 02:30:26) 1200. コミュニオン/遭遇 その昔、ジャケットになっている”宇宙人のドアップの顔”に引かれて、今度はどんなバトルが繰り広げられるんだ?!と、エイリアンのような話を期待していて、見事にその期待を裏切られた作品。まあ、詳しくあらすじを読まなかった俺が悪いのだが…まあそれはどうでもいいとして、この話、なんでも作者の実体験を元にした実話だそうな。そのせいか、全編通して実録映画のように同じテンポで進み、イマイチ歯切れが悪く感じた。最近ではめっきりビデオを見かけなくなったが、DVDが発売しているので、暇があったらまた見返してみるか… 5点(2003-11-01 02:18:11)
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