みんなのシネマレビュー |
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1181. 事件 正統派の裁判劇。関係者のドラマを織り込みながらストーリーが展開されていくのだが、 肝心の事件の中身が今イチ。緊張感を覚えず、そういった意味でのドラマ性は薄い。 大したヒネリやオチもなく、いったいどうなるのかという興味も最後まで湧かなかった。 あくまで裁判の過程を楽しむための映画ならこれでもいいのだが、 こういった事件は日常茶飯事に起きていることで、あまり心にも残らない。 どうせ映画にするのなら、人間の心の奥底に潜む闇を浮き彫りにさせるような、 そんな題材を用意した方が高い評価を受けたと思う。役者の重厚な演技は観ていて安心できる。[DVD(邦画)] 4点(2011-08-11 05:41:05)《改行有》 1182. エンゼル・ハート 《ネタバレ》 サスペンス、ミステリー、オカルトをミックスさせたような作品。 オカルトが絡んでくるのは好きじゃないんだよね。なぜなら何でもありになるから。 中盤から幻想的な映像とオカルト色の濃いストーリー展開を見せ、やばいなと思ったっけ。 公開当時、ミッキーロークは人気絶頂で、この作品も随分と話題になったのだが、 周りの評価は、「ラストはダメ。あれはタブーでしょ」という意見が圧倒的に多かった。 今ではこういうパターンの映画も、結構多くなってきたけどね。興味のある方はどうぞ。[映画館(字幕)] 4点(2011-08-11 05:20:00)《改行有》 1183. コミック雑誌なんかいらない! ワイドショーレポーターのキナメリを通し、 その時代に起きた社会風刺を描きつつも、それらに群がる大衆に対する皮肉も込めた作品。 当時話題になった出来事や事件などを突撃取材というかたちで扱っているのだが、 かなり突っ込んだ所まで描いていて、「よくこんなもの映画にできたなぁ」と感心した記憶が。 ストーリーはないに等しいものだが、80年代を知っている人なら、楽しめる作品だとは思う。 まあ、変わった映画だよね。[地上波(邦画)] 4点(2011-08-11 03:04:49)《改行有》 1184. オーバー・ザ・トップ ど真ん中、ストレート一本勝負の映画。 もう最初から最後までベタ一色のストーリーだが、お涙頂戴というシーンはないし、 判り易くていいんじゃないかと思う。特別見所があるってわけじゃないけど、 たまには何も考えず、こういう映画を鑑賞するのもいいと思うぞ。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-10 22:24:37)《改行有》 1185. ディープ・インパクト(1998) 設定は「アルマゲドン」にやや似ているが、 内容や作りもほとんど変わらない。ヒロインや宇宙飛行士のチームなど、 重要な登場人物達の描写が稚拙で感情移入ができず、全然印象に残らなかった。それがすべて。 相変わらず映像だけは凄いが、内容まではディープ・インパクトといかなかったようで、 ベタベタお涙頂戴の「アルマゲドン」よりはマシだったかな、といった作品。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-10 08:43:00)《改行有》 1186. デンジャラス・ビューティー コメディータッチの一応アクション映画で、役柄がサンドラのキャラにぴったり。 とりあえず女性の関心を惹くような要素を、すべてぶちこんでしまおうといった作りで、 ストーリーの展開もかなり速い。事件そのものは一体何が目的だったのかよくわからないが、 もはやどうでもいいのだろう。単なるつけ足しといった感じ。かなりドタバタはしているが、 気楽に笑える作品ではある。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-10 07:51:20)《改行有》 1187. 猟奇的な彼女 ヒロインのキャラが見所のロマンチックコメディー。 ストーリーは悪くないし、つぼも押さえていて、主演の二人も爽やかでいいんだけど、 無意味なシーンと演出があまりにも多すぎて、だらだら感たっぷり。かなり疲れたよ。 本来、90分ぐらいの映画なのではないか。無駄なシーンを全部カットすれば、 かなり引き締まった作品になったのに勿体ないなぁ。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-10 07:17:00)《改行有》 1188. ザ・リング 日本で大ヒットした「リング」のハリウッド・リメイクで、 細かい設定やラストなどは違うが、基本的な内容は同じなのであまり違和感は感じなかった。 ビデオに映る映像は、日本版では恐怖を演出するためのイメージが強いのに比べ、 こちらは画面に映るカットの一つ一つが真相を解明する小道具代わりに使われており、 サスペンスミステリーの要素を含んでいる。ラストはちょっとあっさり目。 "家族"が基盤のストーリー展開という点は、いかにもアメリカらしい。 ホラー映画としては普通に楽しめる範囲だとは思うが、やっぱり日本版のほうが怖かった。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-10 06:37:31)《改行有》 1189. ショート・サーキット ストーリーはオーソドックスだけど、アイデアは面白いし、 主題が明確なので、非常に物語に入って行き易い。 ロボットのデザインがあまり良くなく、演出もお世辞にもいいとは言えないが、 全体的にアクがないので安心して観ていられる。そういった意味では子供向けの作品。 ヒロインの他にも子供を出演させて、ファンタジー色を濃くしたら、 もっと印象が良くなった作品ではないかと思う。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-10 05:21:20)《改行有》 1190. 夏の別れ 若者のひと夏の出来事を描いた青春ドラマ。 年上の美しい女性に憧れるという設定は、もうこの手の映画では定番。 でもこの主人公、もうやる事がハチャメチャすぎて怖いわ。ヒロイン役の萬田久子も今一つ。 そのくせラストだけはやけに切ない、ちょっと不思議な作りの映画。 そのシーンだけ観ると、「夏の別れ」というタイトルはぴたりハマっている。 少年から大人への成長を描きたかったことは十分理解できるが、 途中のストーリーはもう少しどうにかならなかったのかなと思う。 青春映画のポイントとなる切なさは、しっかりと表現できていたドラマだった。[地上波(邦画)] 4点(2011-08-10 03:58:25)《改行有》 1191. サウンド・オブ・サンダー こんなに低評価がつくほどの作品だったかなぁ。 観た時は可もなく不可もなく、普通だなと思ったんだけど。 「クレオパトラの鼻がもう少し低ければ、歴史は変わっていた」 テーマとしては、たぶんそんなところ。その"歴史が変わる"という部分での設定が、 とにかくぶっ飛んでいて、ピンとこないんだけど、まあSFなんでいいんじゃないか。 一応ちゃんとオチもあるし。やっぱり突っ込みは入れたけどね。 ストーリー自体は、それほどつまらなくはない・・・と思う。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-10 03:17:25)《改行有》 1192. 007/ダイ・アナザー・デイ 相変わらず派手なアクションやスパイ道具、ボンドガールが見所なのだが、 007のキャラ自体にあまり思い入れがないせいか、どうにも印象が薄いシリーズ。 この作品も敵役が変わったぐらいで、前作と同じ事をやっているようにしか思えないし、 出来が良かったのか悪かったのかさえわからない。自分の中では、ほぼ"寅さん"と同じ位置づけ。 まあ、何も考えずに観ればそれなりに楽しめるだろうし、 主役を交代しながらこの調子で永遠に続くのかなと。007はそれでいいんだと思う。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-10 01:24:30)《改行有》 1193. 靴をなくした天使 目のつけ所が良くて、設定も悪くはないのだが、ストーリー展開は至って普通。 後半からラストにかけては、当たり前過ぎて肩すかしを喰らってしまった。 少なくても劇中の主人公は天使ではなく、現代人における真のヒーローとは? というもう一つのテーマも表現できていたとは思えない。 一番最後のシーンももっと洒落た観せ方があったはず。 ダスティン・ホフマンは相変わらず安定感のある役者さんだなと思った記憶があるが、 映画作品としては少々物足りなかった。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-10 00:41:38)《改行有》 1194. ナショナル・トレジャー 「インディージョーンズ」と「グーニーズ」を併せたようなアドベンチャー映画。 ストーリーに全然目当たらしさはないんだけど、安心しては楽しめる内容。 個人的には、ニコラス・ケイジのモテぶりはピンとこないし、断じて許せない。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-09 19:50:51)《改行有》 1195. 怪談 雪女郎 「雪女」のお話をベースに映画化した作品。 オリジナルだけでは時間が持たないので、多少設定は変わっている。 子供の時分に観た時は、ヒロインの藤村志保にひと目惚れしてしまい、 困ってしまった記憶があるのだが、さすがに大人になると、さほどの印象は受けない。 藤村志保は素がかわいいという感じで、あまり「雪女」のイメージはないのだが、 目尻がちょっと吊り上がっているせいか、変身後の姿は中々イケていた。 ストーリー自体は馴染みのあるものなので、それなりには楽しめる作品だとは思うが、 もっと切なさを表現してほしかったな。[ビデオ(邦画)] 4点(2011-08-09 08:16:12)《改行有》 1196. ヴィレッジ(2004) 舞台設定となっている、閉鎖的な村の様子がよく描かれており、 映像や演出もストーリーにマッチしていて、決して悪い出来とは思えない。 ただヒロインの設定は、鑑賞者に緊張や緊迫感を与えるには効果的だが、 物語の展開としてはちょっと無理があるかなという印象。 ヒネリやオチに関しては、もうこれしかないよな、といった感じで読めてしまい、 全体的にまとまってはいるのだが、何となく人に薦めにくい作品となってしまった。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-09 07:51:54)《改行有》 1197. タイタニックの最期 タイタニック号の悲劇を背景に、ある一つの家族に焦点を当てた作品。 この家族の夫婦を軸に、様々な人間が物語に絡んでくるのだが、 100分内の短い上映時間ということもあり、家族以外の描写は薄い。 父親と息子のエピソードはグッときたが、壮大な人間ドラマを期待するのはやはり酷だったかも。 それはキャメロンのタイタニックで観たかったんだけどね。 映像は古い映画なので今一つ。大学生役のロバート・ワグナーが若くてハンサムなのには驚いた。 もちろん沈没するタイタニック号のシーンもしっかり用意されているのだが、 ほとんどはドラマで構成されているといった印象の作品。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-09 07:14:32)《改行有》 1198. ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり あるマッド・サイエンティストのお話。80年代に流行ったスプラッターものだが、 「死霊のはらわた」「死霊のえじき」と、この作品が個人的にはスプラッター御三家。 「死霊のはらわた」は娯楽性を、「死霊のえじき」は残酷性を追求といった印象だったが、 本作品は両方を合わせ持ったような内容で、ストーリーは意外にカラッとしている。 と言っても当然ながらエグいシーンはかなりあるし、この手の映画がダメな人にとっては、 カラッとしててもドロドロしててもあまり関係ないとは思う。 B級スプラッターというジャンルの中では、普通に楽しめる作品。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-09 07:08:44)《改行有》 1199. ロリータ(1997) キューブリック監督「ロリータ」のリメイクで、内容はほぼ同じ。 唯一の違いは、主人公がロリータ・コンプレックスに繋がった理由づけを描いていること。 でもこの理由なら、逆に少女との大胆なシーンはいらなかったのではないかと思えてしまう。 ヒロイン役の少女は中々かわいいが、彼女に対する主人公の描写もちょっと物足りない。 オリジナルの作りをかなり意識しており、全体的に中途半端さは否めなかった。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-09 03:53:15)《改行有》 1200. ジャンヌ・ダーク 御存知ジャンヌ・ダルクの物語。 非常に判りやすい構成で、当時の史実を解説しており、 小学生の高学年なら、十分理解できる内容ではないかと思う。 ただ500年も昔のお話なので、一体どこまでが真実なのか、今ひとつピンとこない部分はある。 バーグマンは熱演してるし、演出も当時の映画としてはそれほど悪くない。 ジャンヌ・ダルクという歴史上の実在人物を知るには、ちょうどいい作品だとは思うが、 シナリオに関しては、正直ちょっと評価し難いものがある。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-09 03:44:00)《改行有》
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