みんなのシネマレビュー |
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1201. 暗殺者の家 サスペンスにしても銃撃戦にしても面白くない。悪役はなかなか良い味出していたが、展開がいまいちというか、都合が良すぎ。そして、見せ場のはずの銃撃戦もかなり地味。いくらヒッチコックと言えどサスペンスにおけるストーリーの重要性を再認識した作品。[DVD(字幕)] 3点(2008-03-02 15:13:20) 1202. それでもボクはやってない 《ネタバレ》 周防監督の魂が乗り移った作品。監督の言いたいことは十二分に伝わるわかりやすい作品。途中の展開とタイトルから有罪になるのはわかってしまったが、やはり憤りを感じずにいられなかった。残念だが、これが日本の現実で、もはや伝統と化しているのだろう。自分がこんな目に合うなんて考えてもいないが、いざこうなったら自分の性格柄この映画の主人公と同じようなことになってそうでそれも怖い。これだけ観客に伝われば十分だと思うが、映画という観点から考えると、ドラマがない。それほど長さを感じなかったのだが、頑なに否認を続ける主人公の心理と、したくないと断っていた仕事を引き受けた女性弁護士の心理がごっそり抜けている。そこがなくてもある程度主人公に感情移入できるようにはなっているが、その辺りの描写があればもっと深い作品になったと思う。[地上波(邦画)] 8点(2008-03-02 00:02:52) 1203. ノックアウト(1914) 《ネタバレ》 前半とチャップリンの登場シーンはなかなか面白かったが、後半はひたすら逃げる、追うだけなのでいまいち。[DVD(字幕)] 5点(2008-03-01 10:46:43) 1204. メーベルの結婚生活 《ネタバレ》 やはり後半の人形のくだりが面白い。[DVD(字幕)] 6点(2008-03-01 10:41:09) 1205. ヴェニスにおける子供自動車競走 《ネタバレ》 カメラに映ろうとしつこく前を通り過ぎるだけなので物足りないといえば物足りない。チャップリンらしさは伺えるが、いくら短編と言えどもう少し工夫をしてほしかった。[DVD(字幕)] 4点(2008-03-01 10:39:42) 1206. 笑ひのガス 《ネタバレ》 終盤の皆がチャップリンのところへ寄ってくるのは面白い。ペンチみたいなので歯を抜き、患者を外へ放り出す。オチは微妙だが、ラストにかけてのドタバタ具合はまあまあ面白い。[DVD(字幕)] 5点(2008-03-01 10:37:07) 1207. 成功争ひ 《ネタバレ》 チャップリンのデビュー作ということで、スタイルが異なり、紳士でなければ、変な髭をしている。終始ドタバタで、案外変なところで終わるのが心残りだが、まあまあ面白いし、観る価値はある。[DVD(字幕)] 6点(2008-03-01 10:34:13) 1208. 残菊物語(1939) 《ネタバレ》 長回し、エンプティショットの素晴らしさがやはり一番の魅力の作品。さまざまな場面において活かされている。特に家を出て行くシーンは素晴らしい。病気で女房が死ぬなんてお涙頂戴かと思ったが、対比でエンディングを迎える演出は見事。そして、時代はすっかり変わってしまったが、どんな状況でも夫想いに尽くしてくれる女房には感動した。ただ、主役の花柳章太郎はどう観ても演技がうまいようには見えず、台詞が棒読みに聞こえる。他の部分が申し分ないだけに、主役の重要性を改めて感じる作品でもあった。[DVD(字幕)] 5点(2008-02-29 22:47:15) 1209. キートンのセブン・チャンス 《ネタバレ》 ○キートンの最高傑作。○「静」の前半であるならば、「動」の後半であっただろう。○花嫁に追いかけられる後半が目立つが、前半にも面白いところは満載。7人の女性の断られ方、美容室のシーンなど目が離せない。○そして花嫁のシーン。一体何人花嫁おるんやと言わんばかりの大群が押し寄せる。時間が分からないと言う小さなボケをはさみつつ、ひたすら逃げまくる。○何とか上手くいっちゃういつものオチも冴え、笑と共に、制作された年のことも思うと感慨深いものもある。[DVD(字幕)] 9点(2008-02-28 14:59:36) 1210. 捜索者 《ネタバレ》 ○久しぶりの鑑賞。○物語の中心にいたイーサンが実は家族もなく、最後にはドアが閉じられ締め出されるようにエンディングを迎える結末。○マーティンがコマンチ族の妻をもらうことになってしまう展開後にデビーがコマンチ族になっているという皮肉めいた展開も興味深い。[CS・衛星(字幕)] 7点(2008-02-26 13:06:31) 1211. 巴里のアメリカ人 《ネタバレ》 ○率直な感想としては、あまり面白くなかった。○ストーリーといえるストーリーも無く、ひたすら歌やダンスでは飽きてしまう。○後の「雨に唄えば」の方が遥かに面白い。[DVD(字幕)] 3点(2008-02-25 16:54:39) 1212. ハムレット(1948) 《ネタバレ》 ローレンス・オリヴィエの熱意は感じるが、少々退屈した。さすがに長過ぎる。城内を縦横無尽に動くカメラワークは素晴らしい。[DVD(字幕)] 5点(2008-02-24 23:41:22) 1213. 雨月物語 《ネタバレ》 ワンカットでうまく見せる技が一番印象的だった。戦後の金儲けへ走る日本に対し、舞台を戦国時代にして、欲張らずに小さな幸せに気付こうという内容で、うまく表現していたと思う。[DVD(字幕)] 6点(2008-02-22 16:53:40) 1214. 道(1954) 《ネタバレ》 押し付けがましい感じが一切なく、淡々と描いている。前半は少々退屈したが、人ひとりがいないと困る人がいる、どんな人でも役に立てる、という「素晴らしき哉、人生!」とは一味も二味も違うアプローチはなかなか。がらがら声のザンパノに、変わり者のジェルソミーナは最高のキャスティング。心優しい音楽も印象的だった。[DVD(字幕)] 7点(2008-02-21 15:33:08)(良:1票) 1215. キートンの探偵学入門 《ネタバレ》 キートンは結構夢オチが多いが、サスペンスでもないので許せる範囲。スクリーンの中に入っていくというアイデアが面白いし、その後のアクションも相変わらず頑張っている。[DVD(字幕)] 8点(2008-02-20 14:09:28) 1216. 用心棒 《ネタバレ》 ちょっとだれてしまった感はあるがなかなか面白かった。ラストは1対1の方が良かったと思う。[DVD(邦画)] 7点(2008-02-19 23:33:18) 1217. 仁義なき戦い 広島死闘篇 《ネタバレ》 前作と比べれば少々劣るが、なかなかの力作。今作は梶芽衣子をヒロインに迎え、作品に新鮮味を与えている。そして、やはり菅原文太さんが主演じゃないとなぁと感じてしまう。どうも、北大路欣也は印象が薄かった。それでも、千葉真一は前作の松方並みの存在感でなかなか良かった。話としては終盤まで面白かったが、警察との攻防が話を安っぽくさせてしまった。[DVD(字幕)] 8点(2008-02-18 22:25:17) 1218. 三十九夜 サスペンスの割に緊張感に欠け、もはやコメディのようなシーンもあり、中途半端な演出が目立った。オチもあっさりしすぎで少々あっけにとられた。[DVD(字幕)] 4点(2008-02-16 22:32:10) 1219. アメリカン・グラフィティ 《ネタバレ》 高校を卒業すればみんな田舎を捨てて都会へ飛び出していく。そんな現実に葛藤しながらもそれぞれの決意のラスト。今では高速道路ができ、若者は田舎にいない。こんなローカルの繋がりもなくなってしまったんだと思うと、当時の時代背景をうまく描いた貴重な作品だと思う。キャストもノッていて楽しく観ることができる。[DVD(字幕)] 6点(2008-02-16 11:13:22) 1220. ジャッカルの日 《ネタバレ》 めちゃくちゃ良いとまでは思わなかったが、なかなかの力作。安定しないカメラワークが気になったが、途中からは見入ってしまった。追われる側にドラマはないのだが、うまく表現していた。でも、ラストは少々あっさりしすぎのような気がした。あれでは、逃げ道ないし、射撃も自信がありながら外してしまう。まあ、そのあっさり加減もこの映画の良さではあるが。[DVD(字幕)] 7点(2008-02-16 00:02:10)
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