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プロフィール
コメント数 3266
性別 男性
自己紹介 監督別鑑賞作品数

成瀨巳喜男 69
溝口健二 34
川島雄三 41
小津安二郎 37
石井輝男 24
豊田四郎 19
石井岳龍 18
矢崎仁司 12
西川美和 8
山下敦弘 15
今泉力哉 21
フェデリコ・フェリーニ 24
ミケランジェロ・アントニオーニ 14
ピエル・パオロ・パゾリーニ 16
ルキノ・ヴィスコンティ 17
ジャン=リュック・ゴダール 36
フランソワ・トリュフォー 24
ルイ・マル 17
ジャン・ルノワール 15
ジャック・ベッケル 13
ジャン=ピエール・メルヴィル 11
ロベール・ブレッソン 12
イングマール・ベルイマン 27
アルフレッド・ヒッチコック 53
ジム・ジャームッシュ 15
ホウ・シャオシェン 19
ウォン・カーウァイ 14
ジャ・ジャンクー 9

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1221.  血と砂(1965) 《ネタバレ》 ユーモアたっぷりの戦争映画。 慰安婦をプラスに描いている点も印象的。 三船敏郎がまともな役どころを演じているくらい、その他のキャストが破天荒揃い。 粒揃いな俳優陣も、見所の一つ。 戦争の悲惨を間接的に描いているところが、絶妙。 残酷描写は沢山あるが、それがメインではなく、おかずという感じ。 シーンとシーンの間に、さり気なく入ってくるあたりが、にくい。 音楽隊というのが一つの主役になっているが、少々、しつこい感じもある。 だが、その音楽隊の奏でる音楽こそが、ラストで非常に効いてくる。 死ぬ直前まで楽器を奏で、仲間の生死が、音楽により確認できるところなんかもすごい。 すごいづくめの作品だが、どうも肌には合わなかった。 きっと、戦争という題材に、ユーモアを入れ過ぎたからだろう。 何か、不自然なものを感じた。[CS・衛星(邦画)] 6点(2016-06-22 02:48:56)《改行有》

1222.  パームビーチ・ストーリー 《ネタバレ》 かの蓮實重彦氏が推薦している作品だったので鑑賞。 ビデオジャケット裏に、“ノンストップ・コメディ”と書かれていたので、この時代のアメリカ映画に特有な、べちゃくちゃうるさいラブ・コメディを想像していたが、意外とそこまでうるさくはなく、落ち着いて観ることのできる内容だった。 結局は元サヤに戻るという結末は、偶然にも最近鑑賞した、同時代のアメリア映画とまったく同じオチではあったものの、そこにいたるまでのストーリーが面白かったので、楽しむことができた。[ビデオ(字幕)] 6点(2016-05-07 22:58:27)《改行有》

1223.  リリー 《ネタバレ》 不器用な男が純真無垢な少女に惚れる。 だけど不器用だから、人形劇を通して想いを伝える。 少女はなかなか気づかない。 だけど最後は気付いて・・・ うーん、現実には、こうはうまくいかない気がする。 無骨だったり、不器用だったりする男は、気持ちは伝わったとしても、相手にされないのが現実世界の厳しさ。 表面上は不愛想で無表情だけど、自分への愛を感じ取り、好きになってくれる女性など、そうはいない。 絶対にいないとは言わないけど。 不器用な男の内面を理解してくれる女性が、もしいたとしたら、それは女神だろう。 (大概は、本作のマークの様な愛情表現豊かな男にもっていかれます。もしくは、不器用でもモテるのは、ごく一部のイケメンです。) その女神を、おそらく男性目線で描いた、理想絵巻。 そこに人形劇をからめての、幻想的なまでに美しい物語。 とにかくピュアで、美しい映画だ。 愛情表現が苦手な男性諸氏に、勇気と希望を与えてくれる映画![ビデオ(字幕)] 6点(2016-04-18 18:37:30)《改行有》

1224.  第七天国(1927) 《ネタバレ》 男女が恋仲になるまでの過程が、丁寧に描かれていて、とってもピュアな恋愛映画。 サイレント特有の集中力は要されるが、セリフは極力、抑えられている。 そして、戦争が恋人や家庭を切り裂くという悲劇も、同時に描かれている。 サイレント映画の中では、比較的見やすい作品。 妻の女性も美人ではなく、親しみやすさのあるキャラクターで、物語の信ぴょう性を高めている。[ビデオ(字幕)] 6点(2016-04-06 23:43:13)《改行有》

1225.  嘆きの天使(1930) 《ネタバレ》 単純は話にも思えるが、よくよく考えると、なかなか奥深い内容。 堅物の独身デブハゲおっさんが、若い女に誘惑され、あれよあれよという間に熱を上げ、教授の地位を捨ててまで求婚をしてしまう。 女は求婚を受け入れ、結婚するが、その後の扱いがひどい。 男はプライドをズタズタにされ、最後は野たれ死に。 結婚をするという設定は、さすがに合点がいかないが、この作品がうったえたいことは理解できた。 男とは愚かな生き物、女とはしたたかな生き物。 教授として、学校では立派なことを説きながら、少し女に誘惑されただけでメロメロになってしまう。 生徒の前で言っていることと、陰でやっていることがまるで違う。 例えば、会社で立派な地位にいて、立派なことを部下に言っておきながら、女の前ではまるでだらしがないという、現代にも通ずる普遍的な話。 男と女の関係性を、普遍的なテーマとして、今に伝える作品という意味では、名作たる所以を理解できる。[ビデオ(字幕)] 6点(2016-04-01 00:36:11)《改行有》

1226.  さよなら歌舞伎町 幼い頃から馴染みのある歌舞伎町。 今でも定期的に足を踏み入れる街。 そんな歌舞伎町が舞台なら、、と思ったのが、鑑賞するきっかけ。 のっけから百人町の線路沿いを、染谷将太と前田敦子が自転車二人乗りで疾走する場面が登場する。 馴染みのある風景が出てきて心躍る。 しかし、その後は主に歌舞伎町にあるラブホテル内が舞台となり、シュンとなる。 室内劇がメインだと、もはや歌舞伎町かどうかは、あまり関係ない気がする。 だけど、歌舞伎町でうごめく様々な人たちの人間模様が描かれていて、ひょっとしたらかなりリアルな 歌舞伎町が描かれているのかもしれない。 歌舞伎町のいたる所で、日々、人間達が欲望をみなぎらせ、うごめいている。 そんな息遣いを感じ取れた、、かも?! 問題は、韓国人カップルが出過ぎている点。 確かに韓国人が多く住んでいる大久保周辺は、歌舞伎町のすぐ近くだけど、歌舞伎町を描く上で、韓国人 カップルってのは、いまいちピンとこない。 この韓国人カップルのパートがなければ、尺も100分程度におさまり、もう少しコンパクトになっていただろう。 個人的には、韓国人カップルのくだりは不要かなとも思う。 本作で一番光っていたのは、前田敦子ではなく、その彼氏役の染谷将太。 歌舞伎町のラブホテルの店長役を、けだるい雰囲気で見事に演じ切っていた。 意外にもハマり役、というのは染谷将太に失礼で、染谷将太の俳優としての幅の広さと可能性を感じた作品だった。[DVD(邦画)] 6点(2016-02-13 00:01:30)《改行有》

1227.  RED SHADOW 赤影 麻生久美子が出ている序盤の部分だけで評価すれば、高得点。 それ以外の、大半の部分は駄作。 おそらく、この序盤とそれ以降とのアンバランスさが、本作が低評価たる所以か。 中野裕之という監督は、なかなか独自のセンスを持った監督であり、本作の失敗ぶりのみで評価するのは勿体ない監督だ。 だが、本作を「撮ってしまった」という汚点は、消すことができない。 結論から言えば、本作を「撮ってしまった」のは、中野裕之の監督キャリアの中で、 確実に失敗である。 中野裕之は、音楽の使い方とセンスに、類い稀なるセンスを感じる。 映像センスも良いし、何より、女優を誰よりも美しく撮る。 特に、再三起用している麻生久美子を撮らせたら、右に出る監督はいない。 麻生久美子の「チュウチュウ」。 いやっはぁ~、たまりませんなぁ~。 それだけに、本作を「撮ってしまった」という失敗、いや汚点は、非常に悔やまれる。[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-04-27 23:54:34)《改行有》

1228.  カプリコン・1 《ネタバレ》 扱っているテーマ自体はスケールが大きいし、興味深い。 何しろ、アメリカが米ソ冷戦時代に、国家の威信をかけて臨んだ、世紀の嘘っぱちプロジェクトだ。 それを暴露というか、嘘という設定で描いた本作は、間違いなく問題作。 アポロ計画の嘘という仮説にまで、影響が及ぶからだ。 当のアメリカに、心当たりがあったとしたら、これこそマズイ作品だろう。 ま、そんなアメリカの国家威信なんてのは、実際のところ、どうでもいいわけで。 どうでもいいことに2時間以上付き合わされる訳だから、さすがにダレる。 特に終盤の展開たるは、強引過ぎ。 あんなにサクサクと事が運ぶかよ!! [DVD(字幕)] 6点(2015-03-01 02:52:59)《改行有》

1229.  あいつと私(1961) 日活映画、中平康監督、石原裕次郎、芦川いづみ。 これだけで大体のイメージはつくが、予想以上に下ネタがストレート且つ過激で驚いた! ここまで表現が露骨だと、逆に新鮮な印象を受ける。 とにかく、卑猥な単語が連発。 清純無垢な芦川いづみの目の前で、これらの単語を連発するもんだから、現在の感覚からしたら、確実にセクハラ騒ぎなわけで、それだけでも何だか興奮。 石原裕次郎が芦川いづみを木に押さえつけて、身動きを封じた上での強引なキス。 これは現在でいう、壁ドンに近い状況。 相手次第なら効果抜群だが、相手を間違えると犯罪レベルな行動だ。 単純な青春映画というより、幾分、過激さも含んだ内容で、なかなか面白い。 優秀な遺伝子を授かる為に、夫でもない男と二週間もホテルごもりしてセックスに耽溺するエピソードも強烈。 舞台は実際に田園調布っぽいのも、個人的には興味をひかれた。 当時の田園調布らしき住宅街の映像を見られたのは、貴重な経験だった。 にしても、芦川いづみはかわいい。 藤竜也が憎くて仕方ない。[DVD(邦画)] 6点(2015-02-11 00:41:26)《改行有》

1230.  ビッグ・リボウスキ コーエン兄弟の映画だから、と期待して観てしまうと物足りなさが残る。 だが、とっても愛すべき映画で、個性的過ぎてウザイけど、どことなく憎めないキャラのオンパレードで、平和な香りが漂う。 面白かったのは、十分変人な主人公3人衆に対して、ボーリング場でいつも喧嘩を売ってくる男。 変人たちでさえ、ひいてしまうほどの変人ぶり。 まあ、こんな奴は現実には、まず居ないと思うけど。 ストーリーは二の次で、変人たちの競演会といった内容。 とにかく普通の人間が出てこない。 ひたすら変人たちが躍動する。 普通の人が出てこないから、逆にインパクトが失われているというか、変人同士でインパクトを殺し合っているかのようだ。 これは、変人たちの「個性」をぶつけ合う、ベトナム戦争の様なサバイバル映画なのかもしれない。[DVD(字幕)] 6点(2015-02-08 01:57:47)《改行有》

1231.  ドライヴ(2011) 《ネタバレ》 序盤でサスペンスなカーアクションを見せられて、これが結構面白いもんだから、その後の展開に期待をすると、急にテンポが落ち着いちゃって、なんだかラブロマンスものにシフト。 そうかと思えば、ギャング・マフィアものに移行し、暴力描写。 最後はラブロマンスに戻り・・・ と、内容はてんこ盛りながら、構成の仕方に疑問を感じる。 様々な要素が同時進行的ではなく、時間帯によって、映画としてのジャンルが変化していくような構成。 どこに興味をしぼればいいのかが分かりづらく、魅力を堪能しにくい構成になってしまっている。 冒頭の車による逃亡劇が楽しいだけに、余計にその後のスピードダウンが気になってしまう。 ヒロインも魅力的だし、何より音楽がいいだけに、このアンバランスな進行具合に不満が残る。 終盤は怒涛のごとく殺し合い。 北野映画の、失敗作的なヤクザ映画を観た様な気分にさせられた。 主人公がやたらに強い根拠が不明だし、強いにしても、相手方が都合よくやられ過ぎだ。 最後はおそらくヒロインの元にたどり着けない“ドライヴ”なのだが、この“死のドライヴ”で締めくくったのは秀逸。 序盤とラストのシーンだけが優れた、極めて脚本構成のよろしくない、バイオレンス・ラブロマンス・ギャング・カーアクション映画。[DVD(字幕)] 6点(2015-02-01 02:50:18)《改行有》

1232.  太平洋奇跡の作戦 キスカ 様々な局面で決断を迫られる将校たち。 しかも、自分を含めた沢山の者たちの命が関わる決断。 これは、サラリーマンが決断を迫られるのとは、スケールと緊迫感が全く違う。 仕事一つで意気消沈、疲労困憊している私にとって、元気づけられる映画だった。 しかし、不毛な戦争という前提でみてみると、いかに無意味な労力だろう。 命を削るような労力を使ってまで、戦争をする意味。 この映画に登場する人達が、頑張れば頑張るほど、戦争の無意味さを痛感してしまう。[DVD(邦画)] 6点(2014-11-24 02:19:20)《改行有》

1233.  ハッピーイヤーズ・イブ 《ネタバレ》 完全にグイ・ルンメイ目当てで鑑賞。 彼女のミニスカ姿をおがめる貴重な一本だった。 ますます好きになった! 内容としては、純愛ラブストーリーで、三姉妹のそれぞれを描いたオムニバス。 まず、長女のストーリーは不要。 宇宙を舞台にしているが、完全に浮いている。 無重力だからという意味じゃない。 三話の中で内容的に浮いている。 当然だが、アジア映画としての雰囲気が、全く出ていない。 次女、グイ・ルンメイのパート。 これはグイ・ルンメイが主演じゃなかったら、駄作。 彼女の輝きがすべて。 三女のパート。 女優と一般人男性との恋を描いた、男からしたら夢のようなお話し。 ところが、この男、相手の素性を知らぬまま付き合っていて、女優と知った瞬間、「だまされた!」と言いだし、別れようとする。 こんなのあり得るか?! 勿論、純愛モノだから、これが正しい反応なんだけど・・・ 純愛モノは好きだから、それになりには気に入ったけど、アジア映画好きとしてみると、物足りない。 もっとアジアアジアした純愛ラブストーリーを観たい。 それもグイ・ルンメイ主演で![DVD(字幕)] 6点(2014-11-04 01:34:32)《改行有》

1234.  愛の予感 《ネタバレ》 冒頭のインタビューシーンを除き、会話の全く無い実験的な映画。 仕事と食事のシーンをひたすら繰り返す。 仕事、食事、仕事、食事、仕事・・・これらのシーンが、会話無しで延々と続く。 だが、そのシーンの繰り返しの中で、ちょっとずつ何かが変化していく。 この手法は新しいが、何しろ退屈感は否めない。 実験的映画にありがちだが、もう一度観たいとは思えない。 一回目に観た時のインパクトが全ての様な気がする。[DVD(邦画)] 6点(2014-10-31 00:54:12)《改行有》

1235.  ベン・ハー(1959) 《ネタバレ》 これは実に評価の難しい作品。 壮大な映画で、飽きさせない演出は、さすがアメリカ映画の王道。 その一方で、宗教啓蒙映画としての偏りが凄まじい。 親友同士だった者が、政治的対立によって憎しみ合う関係になってしまう。 そこに救いはない。 武力で人々を制圧すると、必ず不幸がつきまとう。 一部の人間のみが良い思いをする。 これは、いつの世も共通だし、正しい描かれ方だと思う。 その一方で、広げるだけ広げた人間絵巻を、キリストの救済一つで締めくくってしまう、宗教的包括がよろしくない。 武力が不幸を生むが、それを救済するのはキリスト。 これは結末だけを言えば、単なるキリスト教映画。 考えさせられる部分が多い点で、見所は多いが、一種の問題作のように思う。 この映画を、アメリカが製作したからこそ、歴史に名を残しているだけであって、カルト宗教や小国が製作した映画なら、単なる危険映画として、後世には決して残るまい。 平和への思いは皆、同じかと思うが、平和へのアプローチは人それぞれ異なる。 この映画は、キリスト教に偏重しているという点において、障害を持ったアメリカ大作映画と言えよう。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-09-26 00:12:31)(良:1票) 《改行有》

1236.  豚と軍艦 この作品って、邦画の歴史上、必ずといってもいいくらい名前の挙がる有名な作品。 だけど、意外とそんな良いとは思わなかった。 これだけ評価されている理由はよく分かる。 豪華キャスト、人物描写の細かさ、終盤のド派手な演出もあり、人間ドラマとしてもよく出来ている。 だが、しかし、これは好みの問題だろうけど、終始うるさいというか、なんだか深みが感じられない。 悪い作品では決してないのだが、心に深く突き刺さるものがない。 この時代の邦画は、全体的にレベルが高いので、本作が特別に傑出した作品だとは思わない。 よくできた作品ではあるが、邦画の歴史に名を刻む作品としての凄みは、それほど感じられなかった。[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-08-10 01:38:43)《改行有》

1237.  仮面/ペルソナ 《ネタバレ》 イングマール・ベルイマンの代表作の一つ。 分かりやすいようで分かりにくい、面白いようで面白くない、何とも言えない鑑賞後感。 一度観ただけでは、その魅力を理解できそうもないが、もう一度観たいかと聞かれれば、答えはノー。 深層心理を描き、人間同士の心のぶつかり合い、心理的葛藤を描いていると思われるが、いまいち心に響かない。 いかんせん、全体的に暗すぎる。 『処女の泉』の様に、一瞬でも心奪われる美しさがあれば良いが、この作品にはそれが無い。 言ってみれば、救いようの無い世界。 映像的な独創性、音楽の効果的な使い方等、芸術的観点からみれば傑出した点も数多く見受けられるが、何度も観たい映画かどうかという観点において、私の中では高い評価を出しにくいのが正直なところ。 別に映画に対して娯楽性を求めてはいない。 ただ不快感を残す映画というものに、価値を見いだせない。 ベルイマンはこの映画に相当な力をこめたと感じる。 だが、観る者を意識して作ったかどうかという点において、疑問が残る。 芸術とは、利己的な自己表現のたまものなのかもしれないが、少なくとも私は、観る者を意識した映画を評価したい。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-08-05 01:13:52)《改行有》

1238.  のんちゃんのり弁 リアルな東京、現実的な現代劇といった感じなのに、どこか平和な風が作品全体に吹いていて、結構好みな日本映画。 ロケーションも良くて、東京の下町を主体にしている。 実際に行ったことのある場所が沢山出てきたのも、リアルさを感じられた要因かもしれない。 これはおそらく、東京を良く知っている人がロケの場所を厳選したから出来たことで、偶然ではない。 現代の東京をリアルに描こうというコンセプトが感じられる。 随所に出てくる様々な登場人物達も個性があって、なかなか良い。 就職活動の厳しい現実の描き方、採用面接の業界ごとの違いなども、良く描かれていた。 小西真奈美の魅力も堪能できた。 フォトにおさめられた、スーツを着た小西真奈美の振り返る姿が、とても素敵だった。[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-07-13 11:07:31)(良:1票) 《改行有》

1239.  エターナル・サンシャイン 《ネタバレ》 運命を分かち合った男女は、生まれ変わっても、再度結ばれる。 そんな永遠不滅の愛を、斬新な手法で表現した作品。 序盤から中盤にかけては、その突飛な内容に嫌気がさした。 「普通に恋愛絵巻を描けないのか?」 と。 「もう普通の恋愛絵巻は語り尽くされ、こんなSF色全開な手法でしか、ラブストーリーを描けない時代になってしまったのか?」 と。 確かに表現手法は風変りだし、直球勝負の恋愛モノじゃない。 だが、訴えたいことは今も昔も一緒と気づかされたラストの急展開。 このラストが秀逸。 結局、周囲の妨害や科学技術が、運命に導かれた男女二人を妨害しようとも、その男女は結ばれる運命にあるのだ、と。 さすがアメリカ映画!的な、実に巧い組み立て。 一方で、その機械的なまでに良く出来た脚本が、有機的な「恋愛」というものを描く上で、マイナスに影響したことは否めない。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-07-07 01:35:37)《改行有》

1240.  大河のうた 《ネタバレ》 前作『大地のうた』に比べると遥かに楽しめたが、とにかく本作でも登場人物が死にまくる。 決して明るいとは言い難い内容。 受難の日々を描き、着実に成長していく主人公オプーの姿が描かれる。 当時のインドの世界観が伝わってくる雰囲気は特筆もの。 映画を観ている間は非常にその世界に引き込まれる。 この母親、苦労して貯めたへそくりを、息子の学資の為に提供する辺りは素晴らしいが、いかんせん、子離れできてない。 子離れできていないからこそ、寂しさも増す。 ある種の負の連鎖。 一方の息子。 帰省した時、わざと都会に戻るのを一日遅らせる辺りは素晴らしいが、いかんせん、母親に対して配慮が足りない。 年端もいかない息子だから仕方ないのかもしれないが・・・ 母と息子の感情の行き違いが巧く描かれているが、全体的に漂うその無常感に嫌気がさした。 確かに一つの起こり得る現実を的確に描いてはいるが、あまりに悲しい物語だ。 貴重な時間を割いて観る映画としては、個人的に不適切な作品だった。[ビデオ(字幕)] 6点(2014-05-25 01:13:58)《改行有》

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