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1241. イマジン/ジョン・レノン (趣味の程度といえど)自分が楽器を弾くようになった今だから言えることけど、ジョン・レノンという人は本当に才能溢れる人だったんだなと思う。 事実、今のロックをはじめ多くのジャンルで試みられてる事(コンセプト・アルバうやら他のジャンルとのクロス・オーバー等)の殆どビートルズがやっちゃってるわけだから、やっぱり凄いとしか言いようがない。 僕はジョンの熱狂的なファンではないけど、彼のボーカルはなかなか好きだし、ミュージシャンとしてはやはり尊敬する。 神格化されすぎた彼はあまり好きではないけど、生身の人間としてはとても好感がもてる人だと思う。 そんな彼の姿を捉えたドキュメンタリー。ビートルズファンもそうだけど、やっぱりロックが好きなら見なきゃいけないと思う。 少々退屈な部分もあるけど、とても貴重だと思う。 点数は、他のドキュメンタリー映画同様に面白いつまらないで判断するものではないと思うので、5点という事で。 [ビデオ(字幕)] 5点(2003-10-25 02:48:48)《改行有》 1242. モルグ 大ざっぱに説明するとすれば“ネクロマンティック”の舞台を遺体安置所に移して過激なシーンを殆ど削ぎ落としたような作品だな。感の良い人やこういうものを沢山見ている人なら恐らく中盤で大体犯人の目星がつくし、慣れてりゃ怖くも何とも無い。ただ、あのラストはやってくれたなぁ。5点(2003-10-25 02:23:35) 1243. カードキャプターさくら 以前単行本を買って帰ったら、次の日にそれらが全て姉貴の部屋に行ってた、という、俺にとって謎のいわくがある作品です。元々の原作も定評があるラブコメなんで、内容は充実してるし、ちょっとしたギャグも結構入っていて見ていて楽しいです。この話は勿論オリジナルですが、キャラも原作のイメージを崩さず、またオリジナルのキャラも魅力的で、知識が無くても十分に楽しめます。ちなみに、今回は出てきてませんが、“タイム”というカードを使うところを見るとでかい声で「ザ・ワー○ド!!」と叫びたくなります。7点(2003-10-24 03:06:17) 1244. クン・パオ!燃えよ鉄拳 他の人も書いている通り、この作品最大の見所は用心“牛”とのカンフーファイト。牛だからって侮っちゃいけない。跳び後ろ回し蹴り、連続ハイキック、パイル・ドライバー、挙句は牛乳まで駆使してマトリックス顔負けのアクション見せ付けてくれます。ギャグの方は…あまり面白くなかったけど、製作にはクロマキーなどを使ってものすごい苦労の果てに完成したとか。そうそう、これ見た後、オリジナルの方にも興味を持った。4点(2003-10-24 02:56:11) 1245. クローンズ(1996) 忙しいから自分のクローンを作っちゃえーと言うことで1…オリジナル、2…少しワイルド、3…少しカマ、4…レインマン(!?)という総勢4人の主人公登場。最終的には自分(彼ら)と向き合うことで自分に欠けていた何かを取り戻すと言うもので、3人のクローンはそれぞれ別(3人一緒)の人生を歩む。自分とはまた少し違った自分(クローン)とのやり取りが面白い。6点(2003-10-24 02:47:42) 1246. フロム・ビヨンド 《ネタバレ》 冒頭よりB級SF映画のセットのような機械が沢山出てくるB級SFホラー、といっても怖くないし、クリーチャーに至ってはほぼ物体X状態。ストーリーなんて無いも同然だし、我らがヒーロー、ケン・フォーリーも中盤あたりであっけなく殺される。しかも最終的に生き残るのが実験命で命は二の次の科学バカ女学者1人というのも情けない…4点(2003-10-24 02:39:16) 1247. 戦争のはらわた いやはや、なんともけったいな邦題を付けたもんだ。そこらに埋もれてるB級ホラーじゃあるまいし“はらわた”はないんでないかい?どうも日本の配給会社はこうした意味不明な邦題を付けたがる癖があるようだ。しかし、この映画に至っては、はらわたという聞いていてあまり気分のいいものではない言葉を使うことによって、戦争の内包する残虐性だの邪悪性だのを表現したかったのであろうし、戦争映画として、本作は正に完璧なまでの完成度を誇っている。“シンドラーのリスト”に代表される殆どの戦争映画で邪悪の象徴のように描かれているドイツ兵の視点から物語が語られる本作は、登場するドイツ兵はみな人間味に溢れ、どちらかが善でどちらかが悪といった描き方ではなく、“殺らなければ殺られる、だから生き残るために殺す”という、戦争本来が持っている不条理な条件を時には悲惨に、時には激しく描いている。冒頭、そしてエンディングで流れる“小さなハンス”も、一見すると場違いな音楽に聴こえるかも知れないが、無邪気さゆえの残虐性というのが痛いほどに伝わってくる。手軽に見れる戦争映画といえば、“プライベート・ライアン”などの作品になるだろうが、真の戦争を描いた作品といえば間違いなくこの作品であろう。 9点(2003-10-23 00:47:36) 1248. ダーク・ハーフ 《ネタバレ》 原作キング、監督ロメロということで、それなりに面白い、というか観られる作品ではあります。 冒頭の、脳腫瘍という名の双子の造形や、ラスト、ジョージがスズメたちにつつかれてどんどん崩れ落ちていく場面は結構グロテスクで見応えあるのですが、それ以外の殺戮場面では、実にあっさりとしている感じ。 もしかしたら無意識のうちに犯行を行っているのか?という前半のミステリタッチの描写や中盤以降、実は主人公の負の部分が具現化した、という展開はなかなか面白いのですが、その具現化した理由というか主人公が「犯人は実体化したジョージ」だと見当をつけるまでが実にふわんとしてる感じがしたので、ちょっと釈然としない部分があったり。 雰囲気などは悪くなく、むしろ好きな部類なのですが、ロメロ作品として考えるとどうもパンチが弱い感じがしました。[地上波(吹替)] 5点(2003-10-22 20:37:53)《改行有》 1249. ロード・トゥ・パーディション 時代背景はアンタッチャブルやワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカなどと同時期、内容はそれらに比べるとかなり薄っぺら。何よりトム・ハンクスの髭が似合わない。組織のボスに復讐するシーンで、周りの音を全てカットして物悲しい音楽だけが流れる部分は、どことなく美しい印象を受けるが、全体としては特記すべきすべきところは殆どないし、(まだ見てはいないが、友人などの評価から想像して)ゴッド・ファーザーを超えたとは到底思えない。5点(2003-10-21 01:04:03) 1250. トゥームレイダー ゲームの映画化。展開が非常に早い、というか、舞台がころころと変わってストーリーが駆け足で過ぎていくようで、インディ・ジョーンズのような冒険の醍醐味を味わう暇が無い。それに、やっぱり面白い映画にはそれと一発で判るようなテーマ曲が必要だと思うんだが…4点(2003-10-20 03:52:45)(良:1票) 1251. ドラゴンへの道/最後のブルース・リー いやいやいやいや、凄いです。半端じゃないです。ブルース・リー強いです。カッコ良いです。ダブルヌンチャクや棒術、投げ矢等々、実にカッコ良いです!特にコロッセオでのチャック・ノリスとの死闘、本当の死闘、痛みが伝わってくるくらい凄いです。ストーリーだけ見るとあらがちらほら見えるけど、そんなの全てのアクション映画にいえることなんで細かいこと抜きにして見るのが一番です。実際、ストーリーを重視する俺でさえ全く気になりませんでした。いや、というよりファイト・シーンが凄すぎて気にす事すら忘れてた。ブルース・リー…やっぱりあなたは最高だ!9点(2003-10-20 03:47:57)(良:1票) 1252. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 うわぁ!点数高!!しかし同時に「あぁ、これが良いなぁと思ったのはやっぱり俺だけじゃなかったんだ」とも思った。相も変わらず下品だけど、なんか結構良い事言ってるんですけど…。ひろしが正気に戻るシーン、良いシーンだなぁ…。それに「家族のいる幸せをアンタにも分けてやりたいぜ!」良い事言うなぁ…そう、確かに取りようによっては21世紀を生きる人々の忘れてしまった夢や希望を取り戻したいともいえるけど、やはり、懐かしさは思い出として大切に取っておくべきですよ。そして未来とはいつの時代でも希望に満ちているものですよ。“イエスタディ”・ワンス・モア?じゃあ俺は“21世紀”の精神異常者になってやるぜ!7点(2003-10-20 03:32:07) 1253. ブローン・アウェイ/復讐の序曲 《ネタバレ》 音楽担当はアラン・シルベストリですか…それにしてもねぇ、思わせぶりなシーンが多いような気がする。大体始まって30分程度で主人公の家族が死ぬなんてないんだからねぇ…ちょっと鬱陶しくなった。トミー・リー・ジョーンズは良いと思うけどなァ…車に仕掛けられた最後の爆弾解体すんのに人形ごとぶっこ抜いちゃってよろしかったんでしょうか…?5点(2003-10-17 00:51:48) 1254. 大魔神逆襲 《ネタバレ》 【2023年1月5日更新】 逆襲とはついていますが今回の魔神様は逆襲というより純真な子どもの願いを聞き入れてのご出動。 前2作に比べて子どもが主人公にはなっていますが、途中川で溺れ死んだりと今見ると結構ハードな展開。今なら絶対にできないでしょう。 それでも今回の魔神様の蹂躙も迫力満点。神様ですから鉄砲はもちろん大砲でも傷なんて付けられません。そして腰の宝刀を初めて抜いて悪者を成敗。時代劇(一応)の悪役でここまで派手に成敗されたのはこの作品くらいでしょう。 もちろん今回も一方的に蹂躙され悪役が気の毒になるレベルなのですが、これまでの所業を考えたらまあ仕方ないでしょう、ということで、これ以降シリーズが終わってしまった作品ですがそれでも面白い作品でした。[CS・衛星(邦画)] 7点(2003-10-16 04:18:37)《改行有》 1255. 無問題2 《ネタバレ》 始まって早々マトリックスかぁ。それに酔拳、挙句にグリーン・デスティニー?それにあの波動拳はなに?さらにブルース・リーもどき、馬鹿にしないで貰いたいなぁ。内容は色々な映画のごった煮みたいだけど、それにしてももう少し捻ってくれ。岡村のファイト・シーン期待してたのにがっかりだぁ… 4点(2003-10-16 02:42:25) 1256. 悪魔のいけにえ2 《ネタバレ》 前から思ってたことなんだが、原題がTEXAS CHAINSAW MASSACRE、つまりテキサス電ノコ“大虐殺”なのに、殺す人数は3~4人程度、うち電ノコで死ぬのは1~2人だけなのは何故?しかもシリーズが進むごとに死ぬ人数減っていってる…内容は前作を軽くリメイクしたような感じで、特殊メイクはあのトム・サヴィーニなんだが、その前にグロシーンが少ないのでその腕前を見るのも必然的に少なくなる。それに、前作の、退廃としてどこか乾いた雰囲気が一気に吹っ飛んでいる。挙句の果てにはデニス・ホッパー、電ノコ二刀流でレザー・フェイス一家に戦いを挑むという吹っ飛びようだ。とりあえず話は続いているが、あまり期待はしない方が良い。 3点(2003-10-16 02:33:22) 1257. エド・ゲイン(2000) エド・ゲインとはアメリカ・ウィスコンシン州に実在した殺人鬼で、サイコのノーマン・ベイツ、悪魔のいけにえのレザー・フェイス、羊たちの沈黙のバッファロウ・ビルのモデルになった人物です。彼がこれほどまでに影響を与えるきっかけとなったのはその異常性(ちなみに殺した人数は劇中と同じ2人だけ)で、劇中でも描かれている通り、警察が自宅に踏み込んだとき、納屋には逆さに吊られ首と内臓を抜かれた死体があり、その他、人皮のランプカバー、頭蓋骨の食器、人皮マスク、人皮ベスト(これを着けて夜中に墓場に行き、死体とネクロフィリアをしたという逸話があるらしい)などが大量に発見されたそうです。なので、その異常性に至っては、他のどの殺人鬼よりも勝っているわけですが、この作品、実話を忠実に再現しているせいか、終始同じテンポで話が進むのでだれます。ものすごくダレます。なので、これを見る時は半ばドキュメント感覚で見るのがいいでしょう。 3点(2003-10-16 00:48:40) 1258. アナトミー 《ネタバレ》 ネクロマンティック、バーニング・ムーン、ドイツ・チェーンソー大量虐殺などのように、ホラーにかけては「我がドイツの残虐描写は世界一ぃぃぃぃぃ!!!!!」と、どこからか某S氏の雄叫びが聞こえてきそうなくらい“超”が付くほど過激な作品ばかりを撮り続けて来たドイツにしてはずいぶんと大人しめな作品。まあ、ドイツは映像表現の方も随分規制が厳しいと聞きましたし、最近ではあまり過激なものはもう撮れなくなっているのでしょう。とは言うものの、ストーリーが実に浅い。設定で、第三帝国時代に暗躍したAAA!(アンチ・ヒポクラテス連盟)という秘密結社を据えていながら、結局はそれからも逸脱し暴走したメンバーが犯人という、実に“フロム・ヘル”のような展開で、じゃあ結局AAA!の存在は何だったんだと突っ込みたくなるような作品。 3点(2003-10-16 00:29:57) 1259. 死霊のいけにえ(2000) 本ビデオの裏に“これが21世紀の死霊のはらわただ!”と書いてありますが、はっきり言わせて貰えばこんな作品とあの大傑作の死霊のはらわたを比べること自体間違ってます。どんな内容かと言いますと、死霊のはらわたの残虐シーンや恐怖シーンを全部削ぎ落としたようなもので、“はらわたを抜かれ…血がしたたり…”とか言うのは全部“ウソ”です(本編の前に入ってる悪魔のえじき2の予告編の方がよっぽど怖い)。ちなみに“~2”というのもありますが本作とは全然関係ありません。~のはらわたには手が出ない…という人にはお勧めかも…2点(2003-10-16 00:17:25) 1260. 黒い家(1999) ホラー…ではないですね、これは。サイコ・サスペンスです。そもそもサスペンスとは精神的恐怖を、ホラーは生理的恐怖を表すらしいんで、人間の狂気によって徐々に主人公が追い詰められていくという形態をとるこの作品は立派にサイコ・サスペンスです。平均点が少し低めなんで、あまり期待していなかったけれど、結構質はいいと思う。後半、犯人の家に忍び込むシーンでも、極力人工的な光をカットし、わざと見えにくくしているところも恐怖心をあおるし、度々入るノイズ音も一層不快感を増す効果を生み出していていいと思う。ただ、個人的にいうと西村さんの演技が納得いかなかったのと、大竹しのぶのしゃべり方が無性に腹が立ったのが微妙なところ。なので、この作品を通していえることは、俺はやはり大竹しのぶが嫌いなんだな、と…7点(2003-10-16 00:02:51)
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