みんなのシネマレビュー |
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1241. デンジャラス・ビューティー コメディータッチの一応アクション映画で、役柄がサンドラのキャラにぴったり。 とりあえず女性の関心を惹くような要素を、すべてぶちこんでしまおうといった作りで、 ストーリーの展開もかなり速い。事件そのものは一体何が目的だったのかよくわからないが、 もはやどうでもいいのだろう。単なるつけ足しといった感じ。かなりドタバタはしているが、 気楽に笑える作品ではある。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-10 07:51:20)《改行有》 1242. 沈黙の戦艦 最初この人のアクションを見た時、これは只者ではないなと思った。 幼い頃から様々な武道を習得、来日してからは合気道に専念したと知り、なるほどと納得した。 シチュエーションはもろ「ダイ・ハード」だが、格闘シーンだけはこちらのほうが上。 特にラストのファイトは圧巻。派手さはないが、技の一つ一つに凄みがある。 この作品がセガールの出世作となったわけだが、さすがはヒットしただけのことはあり、 格闘アクション映画として見応えのある内容に仕上がっている。[ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-10 07:42:42)《改行有》 1243. 猟奇的な彼女 ヒロインのキャラが見所のロマンチックコメディー。 ストーリーは悪くないし、つぼも押さえていて、主演の二人も爽やかでいいんだけど、 無意味なシーンと演出があまりにも多すぎて、だらだら感たっぷり。かなり疲れたよ。 本来、90分ぐらいの映画なのではないか。無駄なシーンを全部カットすれば、 かなり引き締まった作品になったのに勿体ないなぁ。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-10 07:17:00)《改行有》 1244. ザ・リング 日本で大ヒットした「リング」のハリウッド・リメイクで、 細かい設定やラストなどは違うが、基本的な内容は同じなのであまり違和感は感じなかった。 ビデオに映る映像は、日本版では恐怖を演出するためのイメージが強いのに比べ、 こちらは画面に映るカットの一つ一つが真相を解明する小道具代わりに使われており、 サスペンスミステリーの要素を含んでいる。ラストはちょっとあっさり目。 "家族"が基盤のストーリー展開という点は、いかにもアメリカらしい。 ホラー映画としては普通に楽しめる範囲だとは思うが、やっぱり日本版のほうが怖かった。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-10 06:37:31)《改行有》 1245. ミクロの決死圏 アイデアのとても面白い映画。子供の頃はTVで何度も鑑賞し、 ワクワクしながら画面に釘づけになっていた覚えがある。 リアルタイムでハラハラさせてくれるストーリー展開は、映画の題材としてはぴったり。 ただ作りは非常にチープで、セットはいかにも手作り感で一杯。製作費の都合もあるのだろうが、 昔のヒーロー物の特撮技術と同程度ぐらい。2年後に製作された「2001年宇宙の旅」を観ると、 もう少し何とかできなかったのかと思ってしまう。それでも脚本がうまくできているので、 ラストまで十分楽しめる作品ではある。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-10 06:02:02)《改行有》 1246. ユニバーサル・ソルジャー アクション映画としてはそこそこなのだが、ストーリー面が凝った設定にも拘らず、 主役二人の状況描写が浅薄なのが欠点。そのため純粋にアクションシーンを楽しめない。 例えて言うと、高級料亭で煮込みの足りないおでんを食べさせられたような感覚。 中途半端になるのなら、最初から"安い店で食べるおいしいおでん"を目指したほうがいいと思う。[ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-10 05:52:52)《改行有》 1247. 地獄から来た女ドラゴン 昔、深夜テレビで鑑賞した映画。 オーソドックスな勧善懲悪もので、主演はこれがデビュー作となるジュディ・リー。 「燃えよドラゴン」でリーの妹役を演じたアンジェラ・マオとは、京劇学校の同期生だったようだ。 ストーリーや作りはさすがにチープだったが、こういった映画は主役の魅力で決まるようなもの。 とにかくジュディ・リーが、滅茶苦茶かわいくて強い。動きも凄まじく早いのだが、男どもをバッタバッタとなぎ倒し、その時の鬼気迫る表情は今でも鮮明に覚えている。 ぜひもう一度観たい映画なのだが、残念ながら今現在の日本ではビデオもDVDも発売されていないらしい。 果たして死ぬまでに再視聴することができるだろうか。[地上波(吹替)] 5点(2011-08-10 05:34:11)《改行有》 1248. 悪霊島 横溝正史の発表した長編小説では、ラスト作となった作品。 主題歌にビートルズの「レット・イット・ビー」を使用、 「鵺の鳴く夜は恐ろしい」というキャッチコピーが連日CMで流れ、強烈な印象を残した。 相変わらず商売上手だななどと思ったのだが、映画は大ヒットまでこぎつけなかったようだ。 横溝ブームが終焉を迎えていたということもあるのだろうが、原作自体の出来も原因。 古い因習の残る島、おどろおどろしい人間関係など、一応ポイントは押さえているのだが、 時代設定が高度成長期にあたる昭和40年代なので、ちょっとピンとこない。 初期のビッグタイトルと比較すると、やはりスケールが小さくなった感は否めなかった。 金田一役の鹿賀丈史も今イチ。横溝ファンなら、まあ何とか楽しめかるなといった微妙な作品。[ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-10 05:28:08)《改行有》 1249. ショート・サーキット ストーリーはオーソドックスだけど、アイデアは面白いし、 主題が明確なので、非常に物語に入って行き易い。 ロボットのデザインがあまり良くなく、演出もお世辞にもいいとは言えないが、 全体的にアクがないので安心して観ていられる。そういった意味では子供向けの作品。 ヒロインの他にも子供を出演させて、ファンタジー色を濃くしたら、 もっと印象が良くなった作品ではないかと思う。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-10 05:21:20)《改行有》 1250. マルサの女2 シリーズの第2弾。ターゲットが当時の世相を反映させた設定へと変わり、 目の着け所のよさは相変わらず。キャスティングも何ら問題はなし。 さすがに1作目より"マルサ"のインパクトは弱まったものの、内容の方はパワーアップ。 大人が鑑賞して満足できる作品に仕上がっている。お見事。[地上波(邦画)] 6点(2011-08-10 05:17:28)《改行有》 1251. 新・猿の惑星 続編が「1」の正統な続き物だったのに対し、 こちらは続編のラストだけを使った、新しい設定のストーリーに。 「1」とは逆パターンの展開が面白く、ラストの軽いオチも効いて、 全体的には小振りながらも、まとまった作品になっていた。[地上波(吹替)] 5点(2011-08-10 04:33:42)《改行有》 1252. 誘拐(1997) 東京のど真ん中で大ロケーションを敢行した作品だと、 公開当時は、大作と銘打った宣伝を随分と目にした。 事件の流れそのものは決して悪くないし、推理物としては一応ヒネリもオチもある。 環境問題へのメッセージ性も織り込まれているのだが、なぜだか面白くない。 映像があまり良くないということもあるのだが、一番の原因はあまりにもダサイ演出。 特に終盤からラストにかけてのシーンなんて、まるでテレビのサスペンス劇場並である。 いったい、いつまでこのシーンを見せ続けられるんだ?と、かなり困惑した覚えが。 ここまでくどいと、お話の流れは完璧に止まってしまう。 結果、娯楽大作とは成り切れず、センスの悪さだけが目立った作品になってしまった。 ひと言で言えば、推理物の2時間ドラマに毛の生えたような映画。[地上波(邦画)] 2点(2011-08-10 04:18:02)《改行有》 1253. 女必殺拳 危機一発 志穂美悦子主演のシリーズ第二弾。 役柄の設定は変わっているけど、敵役を始め、基本的なストーリー・演出は前作とほぼ同じ。 悦ちゃんは与えられた役を懸命にこなしており、 チープな作りを楽しめればそれでいいような映画なのだが、 せめてパンチやキックがちゃんと当たっているような撮り方ぐらいしてほしい。 まるで仮面ライダーみたいだ。まあ普通のアイドル映画だと思えば、それなりに楽しめる作品。[地上波(邦画)] 2点(2011-08-10 04:09:55)《改行有》 1254. ピースメーカー サスペンスアクションとしてはスリリングさがないし、 ストーリー自体にも捻りがなく、どうにも盛り上がりに欠ける。 ビッグスター二人のキャラ設定にも魅力がないのか、あまり面白さを感じなかった。 映像はそれなりだけど、内容は地味で、いかにもB級アクションといった印象の映画。[映画館(字幕)] 3点(2011-08-10 04:05:51)《改行有》 1255. 夏の別れ 若者のひと夏の出来事を描いた青春ドラマ。 年上の美しい女性に憧れるという設定は、もうこの手の映画では定番。 でもこの主人公、もうやる事がハチャメチャすぎて怖いわ。ヒロイン役の萬田久子も今一つ。 そのくせラストだけはやけに切ない、ちょっと不思議な作りの映画。 そのシーンだけ観ると、「夏の別れ」というタイトルはぴたりハマっている。 少年から大人への成長を描きたかったことは十分理解できるが、 途中のストーリーはもう少しどうにかならなかったのかなと思う。 青春映画のポイントとなる切なさは、しっかりと表現できていたドラマだった。[地上波(邦画)] 4点(2011-08-10 03:58:25)《改行有》 1256. ガメラ対宇宙怪獣バイラス チャチい怪獣映画だな。ガメラの動きやバイラスの造形、 特撮部分においても全てがしょぼく、ストーリーなどはまったくないに等しい。 ガメラは子供の味方らしいけど、何を根拠に、誰がそんなことを決めたの? とにかくやたらガキどもが出てきてうるさいんだけど、まずは避難させるほうが先決だろう。 いくら怪獣映画とは言っても、少しぐらいは緊張感を持たせてくれないと。 唯一の長所を挙げれば、イカを肴に一杯やりたくなったということだろうか。 大人には、妙なサブリミナル効果があるようである。[地上波(邦画)] 1点(2011-08-10 03:46:24)《改行有》 1257. 生きてこそ 実話がベースになっている作品で、当時は新聞記事で読んだ記憶がある。 実際の生存者がアドバイザーとして参加しているらしく、 徹底的にリアルさを追求した作りのため、極限下の中での状況や心理がよく伝わってくる。 はっきり言って鑑賞後の後味は良くない。多少のドラマは織り込んであるが、 ドキュメントに近いといってもいい作品。そのリアルさ故に、もしあの場所にいたら、 と自分を投影して鑑賞することができた。いろいろと考えさせられた作品である。[ビデオ(字幕)] 6点(2011-08-10 03:38:10)《改行有》 1258. サウンド・オブ・サンダー こんなに低評価がつくほどの作品だったかなぁ。 観た時は可もなく不可もなく、普通だなと思ったんだけど。 「クレオパトラの鼻がもう少し低ければ、歴史は変わっていた」 テーマとしては、たぶんそんなところ。その"歴史が変わる"という部分での設定が、 とにかくぶっ飛んでいて、ピンとこないんだけど、まあSFなんでいいんじゃないか。 一応ちゃんとオチもあるし。やっぱり突っ込みは入れたけどね。 ストーリー自体は、それほどつまらなくはない・・・と思う。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-10 03:17:25)《改行有》 1259. ア・ホーマンス 意見の相違から監督が途中降板。詳しい事情は知らないけど、 松田優作自らメガホンを取ったという経緯だけは聞いていた。 義理と人情を現代風にアレンジ、さりげなく侠気を前面に押し出した演出で、 やくざ映画というよりはハードボイルド色が強い。展開は決して悪くなかったのに、 ラストが大ヒッットした、あるSF映画のパクリで木っ端みじん。あまりにもひどい。 こんな事をしたら、それまでの出来がいくら良くても全てが台無し。 監督降板後、脚本を大幅に変え、短期間で撮影を完了させたらしいが、 トラブルをそのまま象徴したような作品だった。[地上波(邦画)] 2点(2011-08-10 03:05:05)《改行有》 1260. ジョンQ-最後の決断- メッセージ性が強くて一見重たい内容だが、テンポがよくて取っつき易い。 とにかくひどくストレートな内容で、確かに父親の気持は痛いほどよくわかるのだが、 彼の行為に対する院長や黒人青年の言葉も正しい。 そういった意味では評価の分かれる作品だろうが、シナリオの完成度は高いとは思わなかった。 特に後半はご都合主義の色が濃くなり、人間ドラマとしての物足りなさを感じてしまう。 ラストは予想通りだったけど、同じようなケースで募金活動から始めている人のことを思うと、 やっぱり釈然としない部分はあるかな。[地上波(吹替)] 3点(2011-08-10 02:48:23)《改行有》
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