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プロフィール
コメント数 2524
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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1261.  愛の嵐 《ネタバレ》 実は復讐でしたとか罠にハメられたのでしたとかいう裏のあるハナシか、それとも違うのか、最後までずーっと考えながら見続けて、結局最後の最後でウラなんてありませんでした、って。こういうのってなかなか自分の心の中で納得して消化できなくて。起点が恐怖による支配であるならば、これも戦争が巻き起こした悲劇の物語なのか、あるいは戦後にまで及んだナチスの狂気の物語なのか、って言えば、どちらもどう見ても違いますしね。鉛色の闇の中で静かに進行する、光の下で生きられなかった二人の話は、そういう生き方に堕ちるコトにキモチ良さを感じる人もいるんだ、と自分に言い聞かせるしかないのですなぁ。この映画の闇の空気や静寂は独特な雰囲気があって好きですが。それにしてもDVDタイトルに「無修正ノーカット完全版」とか入れるの、やめてくれませんかねぇ。コレが入ると途端に下衆なイメージになっちゃう。『シンドラーのリスト』に入れたりしないでしょ?[DVD(字幕)] 6点(2009-03-28 23:18:59)

1262.  イエスマン "YES"は人生のパスワード 《ネタバレ》 ジム・キャリー、シワが増えたらどんどんウィレム・デフォーに似てきてる気が。それはともかく、ジム・キャリーがどう見ても、変化前も変化後もジム・キャリー以外のナニモノでもないって状態がどうなんだろう?と。自分に素直でない人間が自己啓発セミナーで極端に変わってしまうという内容なのに、どちらも元々彼本人じゃない?って状態はまるでリアリティがなくて、設定上の人格がまるで見えてこなくて、ミスキャストに思えてしまって、だけど彼の映画って毎回彼の芸を見せる俺様映画だから、これもそうなってしまうのは仕方のない事と割り切るべし、というか。でも、そもそも自分を偽らない事の大切さを説くとするならば、全編を貫いてしまっているジム・キャリーのニセモノくささに映画のテーマが重なっていて、ジムという存在こそがある種のアンチテーゼとして存在しているような・・・って、そこまで深くはないですか。ここは、やや密度の低い(ダレるシーンが多めです)、そこそこ笑えるジム・キャリーものとして割り切るが吉という感じ。製作会社とプロデューサーが共通する『ハリー・ポッター』のネタが、自虐ネタにしか思えないのはどうかと思いますが。メガネの彼が何故ハリーではなくロンを選んでいたのかを分析・・・するほどのモンでもないですわなぁ・・・[映画館(字幕)] 6点(2009-03-24 21:15:07)(笑:1票) (良:1票)

1263.  DRAGONBALL EVOLUTION 鳥山明というと『ドラクエ』や『ブルドラ』等、ゲームのキャラでは今も馴染んでおりますが、マンガは『Dr.スランプ』止まりというか、『ドラゴンボール』は悟空が小さい頃までがせいぜい。延々と続く天下一武闘会とか、死んだ人間が平気であの世とこっちとを行き来してたりとかいう状態になると、全くついて行けなくなったワケで、だから原作に全く思い入れがない分、まだ楽しめるんじゃないかなぁ、と期待しておりました。まあ、結果はほぼ思った通り。ゆる~くそこそこ楽しめるアジアンテイストB級アクション映画、ってところで。ミョーにテクノロジーが進んでるかと思うと学校は現代風だし、日本語を話してる村は弥生時代みたいだし、一体いつの時代よ?みたいなヘンな世界観は、やる気があるんだかないんだか、とにかくツッコミどころ満載って感じですし、地球の危機もへったくれも、具体的な描写がなくて、ごくごく一部の人間が「エラいこっちゃ!」って騒いでるだけなので、なんにも迫ってきません。大体、駆け足でサックリと終わり過ぎ。何しろ映画が始まって1時間15分ほどでエンドクレジット出てきちゃいますから。でも、『ベスト・キッド ファンタジー編』みたいなノリを楽しむが勝ち、ってところですかね。その、イメージを上手くまとめる力がないために、色々な素材が調和せずにごろごろ溢れ出てます、ってカオスっぷりがいっそ楽しいや。個人的には最初の方で関めぐみが出てきた時点でさっさと全肯定!ってカンジですが・・・[映画館(字幕)] 6点(2009-03-15 17:11:55)(良:1票)

1264.  少年メリケンサック 《ネタバレ》 日頃、「桜」の歌を出す男性アーティストにロクなヤツぁいねえ!と思ってたりして(該当する諸アーティスト並びにファンの皆様、ごめんなさい)、なので、かんなの彼氏に大笑い。出だしは会話も快調、バカが突っ走っていて面白かったのですが、なんかワリとすぐにグダグダな映画になってしまいましたねぇ。つまらなくはないけれど映画の温度が期待したほど上がってゆかない感じ。キム兄の延々と温度が低い演技、アレはアリなんでしょうか? 彼が結局最後までちゃんと弾けてくれないので(佐藤浩市にしてもハジけきれてないのですが)、胸にヘンなモノがいつまで経ってもつっかえて残っちゃう。宮崎あおいとユースケの高速回転に比べて映画全体は鈍重、という印象です。『デトロイト・メタル・シティ』と部分的にカブってて、パワーが及んでないという感じですし、時代を笑えるほど今という時代を活写できてなくないか?ちょいと野暮でないか?という気もします。ついでに1979年にあのGS風はないわぁ。GS→BCR→レイジーの10年以上の年月を一絡げにしちゃっちゃあねぇ。まあしかし、笑いどころはあちこちにあったので、ユルくグダグダながらも最後まで楽しめる映画ではありました。ヒマ潰しにどうぞ。[映画館(邦画)] 6点(2009-02-21 18:00:46)

1265.  ディファイアンス 《ネタバレ》 ナチスに追われるユダヤ人の集団を通し、戦争によって翻弄されてゆく人々の姿を描いています。そして同時に国家や民族、宗教の対立はおろか、共同体や家族の間でさえ諍いは絶えず、理解しあい、平等の下に暮らしてゆくのは大変に困難であるという映画でもあり、そこから戦争を起こす事の根源的な要因、それを回避するために必要な心を突き詰めようとしているのかな?と思いました。美しい森の中で、絶望と生への執着に足掻く人々の姿が印象的な映画です。しかし、中盤は流れを失い、エピソードが羅列される状態になってまとまりに欠け(ついでに近くの席の女性が5分くらい延々携帯メールを打ち始め、集中力ぷっつり切れちゃって。お願いですから上映中は携帯の電源を切って下さい、メールしないで下さい、それが無理ならDVD出るの待って家で見て下さい)、更にクライマックスでハリウッド娯楽映画風な展開と「え?それで終わっちゃうの?」という潔すぎな幕。それまで描いた重さに比べて、なんてスッキリ爽快なエンディング・・・。重さ苦さ、メッセージまでをも忘れ去らせてしまうようなケリの付け方に、むむぅ・・・と頭をヒネりながら映画館を後にしたのでした。あと、いくらアメリカ映画だとは言え、今から68年前のベラルーシの人間が「オーマイゴッド!」とか「ファック!」とか言うのってアリなの? それにしても、音楽とか集団の描き方とか戦闘描写とか、一体いつになったら世界の映画作家はスピルバーグの『シンドラーのリスト』と『プライベート・ライアン』の呪縛から解き放たれるのでしょう?[映画館(字幕)] 6点(2009-02-14 20:27:18)

1266.  チェ 39歳 別れの手紙 《ネタバレ》 今回も積極的に映画に向き合う姿勢でいないと何も入ってこないという作りは変わりません。いや、むしろ前作ではまだ時代背景や政治的背景が見えておりましたが、今回はゲバラがボリビアに渡るものの革命に失敗して敗走し処刑されるまでの1年足らずの出来事だけしか描かれていません。前作からちゃんと繋がっているという訳でもなく(前作がシネスコだったのに対して、今回はビスタと、サイズも変えてありますし)、下手をすると中東地域の映画みたいな突き放し方とB級アクション映画の如きダラダラとした戦場描写ばかりに映ります。前作と合わせても『ゲバラに見る革命が成功する理由・失敗する理由』ってハウトゥものみたいな印象。ゲバラが何をし、何が起こったのかが描かれるだけで、ここからゲバラの人としてのドラマを得られる事はありません。映画の目的もドラマ性なんてところにはないのでしょう。いたずらにゲバラを神聖化したり肯定したりするつもりもないのでしょう。ゲバラを通して歴史の中にあった革命の真実から、理想や平和を考える切欠になれば、みたいな。でも、いかんせん映画としての味付けが絶対的に不足してしまっているように思え、通してみて結局この程度の映画だったのか、という肩透かし感を抱いた事は否めません。ゲバラの生き様が妙に軽く感じられてしまったのは、映画世界が革命によって流された血までも巧妙に避けてしまっているがゆえかと。公正さは場合によっては物事を軽薄で退屈なものに見せてしまうのですね。[映画館(字幕)] 6点(2009-02-01 22:04:05)(良:1票)

1267.  007/慰めの報酬 《ネタバレ》 前作に比べると遥かに毎度のジェームズ・ボンドに近付きました。お約束がいっぱい復活してますからね。今回思ったのは、ダニエル・クレイグのボンドはショーン・コネリーのボンドへの回帰を目指しているのかな、という感じ。ベッドのオイル美女は『ゴールドフィンガー』のオマージュなのでしょうし、『ドクター・ノオ』に次ぎ、シリーズで二番目に短い尺も、コネリーボンド的(レイゼンビー以降は2時間超が当たり前になってます)。そんな、007映画を見てるという感覚でいられるのは嬉しいのですが(前作では007として見るのが困難過ぎて途中で諦めたような状態でした)、冒頭から前半のアクションシーンでのカメラの音痴さ加減には辟易。何やってんだかワケ判りません。また、短尺ながら間延びして退屈な展開や、前作見てないとちゃんと判らない物語もマイナス、っていうか、前作を見ていながら結構忘れてて、ちゃんと思い出せないままに終わってしまいました。あと、カットバック多用し過ぎ。でも、なんと言っても粗暴な荒くれクレイグボンドは、やっぱりまだまだスマートなボンド像からは遠い気がしてしまいます。結構エージェント姿がサマになってきていますが、映画全体に漂う湿りっ気共々、シリーズを重ねたら、マティーニのように、もう少しクール&ドライな方向へ移行してくれるのでしょうかねぇ。[映画館(字幕)] 6点(2009-01-17 21:00:15)

1268.  ティンカー・ベル 《ネタバレ》 ウットリするような美術や景観、美しく響いてくるケルティックサウンド。そこだけで見たらとってもステキな映画なんですけど、でも、演出とかメッセージとか、かなり退屈。八方美人的に他民族な妖精ワールドを描いておりますが、その多面性のワリには描かれる価値観があまりに狭く、産業革命以降の保守派みたいで困ったモンです。妖精達、キツキツじゃん、夢も希望もありゃしないじゃん、みたいなツッコミはナシですかねぇ? システムの上に成り立つ社会として描かれる妖精ワールドはこの世の鏡、だけど、こういう世界くらい、近代西洋思想から離れた、夢を紡ぐ世界であって欲しいと思うのですけどねぇ。どのキャラも、いろんな制約に縛られまくってて世知辛いったらありゃしないわ・・・[映画館(吹替)] 6点(2008-12-29 21:34:50)(笑:1票) (良:2票)

1269.  ラブファイト えーと、きいちゃんは大変魅力的なキャラです。とても動きが良くて、彼女がスクリーン上で動いている状態が大変楽しく。林くんも表情が豊かでよく動いてなんだか初々しい、いい味出してます。ところが、二人はそんなに長くはスクリーンに投影されるワケではないところが・・・。『セカチュー』以降、「過去に縛られウジウジし続ける大沢たかお映画」というジャンルができたんだと思います。なので、大沢たかおがクレジットされている場合、たとえ別人が主役のように見えても、実は中味は「過去に縛られウジウジし続ける大沢たかお映画」な可能性が高いので注意。まさか『ICHI』とこれと、ひと月のうちに二本も見せられる事になるとはねぇ・・・。映画は冒頭から唐突な展開が多くてこちらがキャラを掴む機会が少なく、なのに1シーン1シーンが長回しでダラーンとしているという、なんだか80年代の作家性強すぎな邦画みたいな感じ。しかも話の核になるのが弱い男の子と強い女の子のボクシング話、ではなくて、挫折した男と女が過去を引きずるジメジメした古臭い話で、まーだから映画全体が辛気臭いというか鈍重というか。それが前記のなかなかキャラ掴めない、ダラーンと長回しも手伝って、どんどんダラけてくるワケです。下手すると30分くらい刈り込めそう。類型的でなんのヒネりもない、今時そういうのってアリかぁ?って悪の設定も昔の邦画風というか、韓国映画風というか。ただ、タイトルの通り、恋愛とは戦いである、って状態が大阪を舞台に独特の空気の中で展開する点は良かったです。あの大阪の街並は良いなぁ。キャラクターとエピソードを整理して、関西ノリの対話バトル、恋愛バトル、肉体バトルな部分だけを強調していったら面白い映画になったんでしょうねぇ。どっちにしろ「過去に縛られウジウジし続ける大沢たかお」はもう結構ですが。[映画館(邦画)] 6点(2008-12-03 20:22:48)

1270.  ハッピーフライト(2008) 《ネタバレ》 飛行機の運航に関わる人々のエピソードが盛り沢山なものの、あまりに網羅しようとし過ぎて薄くなってます。『大空港』的なるものを目指した感じがありますが、『エアポート'75』あたりの薄さになったような。どのドラマも半端になってしまって。そして、気になったのが矢口キャラに染まった人々が、このプロフェッショナルの物語に不向きな事。ハンパなんですよ、プロの仕事をガン!って見せたいのか、コメディにしたいのか。ANAとのタイアップのせいもあってか、一大航空パニックものにできないゆえ、サスペンスとしては不発で、かと言ってPR映画としても登場人物の矢口的いい加減さで問題アリで(更にはバッドタイミングでANAの大々的な検査漏れが報道されたりして)「これ見てANA、乗りたいか?」という大変アレな状態になってしまっています。あと、伏線投げて広げるとこまでやるけど回収はしない、っていうの、矢口監督の悪いクセだと思います(新婚夫婦とか正露丸とか)。もっとミニチュア丸出しでいいので(昔の矢口監督のインチキ丸出しミニチュアに比べて特撮マトモ過ぎ)、タイアップなし、架空の航空会社を舞台に笑いもパニックもガンガン来るようなシロモノであった方が良かったのではないかと思いますが、今の日本映画の実情じゃムリですか。機上のドラマは使い古されたものばかりだったので、むしろ地上の人々に絞った方が良かったかな。[映画館(邦画)] 6点(2008-11-15 18:29:29)(良:3票)

1271.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 長いよ・・・。テンポ良くて、必要なシーンまで飛ばしちゃうくらいの気前の良さ(ヒロイン救うためにジョーカー無視したけど、あの後ジョーカーはどうしたのよ?スゴスゴとエレベーター乗って帰ってったの?バットマンもトボトボ帰るジョーカーはスルー?)ですが、盛り込み過ぎなんで長い長い。でもまあ面白かったです。前作よりもちゃんとアクションを見せる映画になってましたし、ドラマも正義とは?悪とは?ってところを深く掘り下げていて。だけどねぇ、殺伐とした物語で、クライマックスのフェリーの乗客の選択なんざ、全体のイメージからしたら、あそこだけすげーウソっぽい。映画として、あそこに望みを託したにしても、他がドロドロし過ぎてるんで、妙に浮いたエピソードになっちゃってます。大体、いくらバットマンが元々陰のヒーローだって言ったって、ここまで「理想としてのキレイなヒーローなんてモンは、ああた、世の中に成立し得ないのよ」なんて描き方しちゃったら、ヒーローものとしての自爆テロ状態ですわ。見応えあるエピソードの数々は、だけど実はこれまでさんざんヒーローものが描いてきたものをダークに、ネガティブに染め直したものの羅列ですし。ワザと鬱に染めまくった気色悪い映画、だけどそういう映画が娯楽として難なく受け入れられてしまう時代の方を嘆くべきなのですかね? まあ、これって結局東映のヤクザ映画みたいなシロモノでね、健さんみたいなバットマン、ラストシーンに「背中で泣いてる唐獅子牡丹」とかサブちゃんの歌流せばピッタリよ。[映画館(字幕)] 6点(2008-08-09 20:14:55)(良:1票)

1272.  ミラクル7号 笑えて泣けてって、手堅くできたファミリー映画ではあるのですが、チャウ・シンチーの映画と言われたら微妙なカンジになってしまいますし、このテのファンタジーとしては随分とまあ遅れてやってきて、そして新しいコトはなにもしてないなぁ、というカンジで。シンチーが何か楽しませてくれるかと期待していると、ただの冴えないオッサンを最初から最後まで貫いていて、あまり面白くないキャラでガッカリという状態。主役はあくまで少年と謎の生物ミラクル7号の方。ですが、7号がどうもドラマにきっちりと噛んできてなくて、映画の中での役割はもっともっと大きくていいんでないの?と思いました。親子の物語、学校生活の物語、そして謎の生物の物語。それらが短い上映時間の中でサラリサラリと軽く流れていった感じです。デカい二人の対決シーンなんかは、期待したノリではあるけれど、全体から言ったら浮きまくりな状態ですしねぇ。もう少し、この作品独自のファンタジーとしての背景をきっちり設定しておいて欲しかったかな。学校での子供達が楽しく、そしてその子供達に驚愕の事実があったりするのですが、その驚愕の事実は映画本編を見ていても判りはしない部分だったりするのがちょっと残念。[映画館(字幕)] 6点(2008-07-02 00:21:23)

1273.  奇跡のシンフォニー 《ネタバレ》 予告から受ける印象だと、ごくごく無難な感動系って感じですが、実際はかなりぶっ飛びまくっておりまして、なんてモノを見せるの?って。骨格はリアリティのない児童文学風。だけど、パパとママは出会ってから別れまでが半日足らず、その間に主人公を作ってたり。施設で育った主人公は電波受信しまくりで、導かれて父母探しの旅に出ると、パパとママもそれぞれに電波に突き動かされてく、みたいな。途中でいつの時代を舞台にした物語よ?という孤児奴隷系アドベンチャーになったかと思うと、何やら宗教じみてきたりもして、後半は何故かいちいちスピルバーグ作品風カメラワークがガンガン炸裂。その上、カットごとに時間が前後したり、手持ちカメラでドキュメンタリータッチが続出したりと(これがあくまでカット単位)、ナニがやりたいのか、演出とカメラマン暴走気味で、映画の中に流れる音楽のゴッタ煮状態同様、カオスな映画。それでもそれなりに楽しめたり感動したりできちゃうんで困ったモンだ。ただ、いくら天才でも譜面の元となる旋律を聴いてないのに音符、休符の規則性をすぐに理解しちゃうのはさすがにないわぁ。見終わった後、感動とも失望とも違う、なんだか不思議な映画を見せられたなぁ、ってヘンな感情が湧き上がってくるのでした。この映画の世界じゃ妖精や魔法使いが出てきたって驚きゃしないね。[映画館(字幕)] 6点(2008-06-26 17:31:43)

1274.  ザ・マジックアワー 《ネタバレ》 「黒い・・・何十人の女よ!?(笑)」って、そういう映画のお遊び部分は大変楽しませて頂きました。前半は笑いっぱなし、笑いまくり。見る前は『サボテンブラザース』や『バグズ・ライフ』『ギャラクシークエスト』の更なる亜種として認識していて「大丈夫かいな?」と思っていましたが、実際はそれらにそんなには似ず、オリジナルな楽しさを醸しておりました。ただ、後半に至って(そう「これ、もしかして映画じゃないな」なところから)失速。本来どっかんどっかんと畳み込まないとアカンところからがモタついて残念。上映時間長過ぎはここら辺の過剰な思い入れのせいかぁ、って(憧れていた俳優が云々、マジックアワーの語源が云々のあたり)。2時間以内に収めようよ。そして、それに結びつくように大変気になってしまったのが、せっかくだから、勿体ないから、みたいな作られ方。最後のひと押しは、最初から考えてたオチなのでしょうが、どう見ても「せっかく用意したのに勿体ないから」付け加えたって思えてしまうんですよね。そして映画の作りそのものがそんな感じ。ゲストキャラを無理に突っ込んでるのも勿体ないから、上映時間が長いのも勿体ないから、そして、エンドクレジットにあんな無粋な映像を流すのも「勿体ないから」。映画はさぁ、最後に幕が閉じるまでが作品でしょう(まあ、最近は幕付きなハコが少なくなりましたが)。アレはDVDの特典映像にでも入れておけばいいのに。いかんせんアレはクドいよ。カントクもこれで映画4本目になるんだから、そろそろ切り捨てるべきモノは切り捨てる、ってのを覚えて欲しい気が。そうそう、忘れてました。女優さんをもう少し綺麗に撮ってくれませんかねぇ。深津さん鈴木京香さんはやつれてる風、戸田さんは魔法使いのオババ風、綾瀬はるかさんは野暮ったくて『僕の彼女はサイボーグ』の美しさとは別人みたい。[映画館(邦画)] 6点(2008-06-12 20:33:58)

1275.  チャーリー・ウィルソンズ・ウォー 《ネタバレ》 アフガニスタンからソ連が撤退するに至る過程での、アメリカの暗躍を描いておりますが、結局のところ歯切れの悪い、奥歯にものの挟まった状態で映画を終わらせなければならないのは、今現在、現状のアフガニスタンが、ソ連解体後のロシアが、アメリカが、宗教対立が、一体どうなってるのよ?という、正義と悪の二元論で簡単には語れない当たり前の現実があるからなワケで。共産主義の否定という大前提は存在していますが、イスラム、ユダヤ、キリスト教に対して切り込むような事は決してせずに距離を置き、かなり八方美人的な、無難な映画に仕上げています。ですが、無条件にこの流れを認めてしまうには、あまりに映画が切り捨てている事は多く(たとえば資金の流れをコントロールできるとしても、その資金は結局国の金であって、しかし、その資金源となる人々の視点などは一切描かれず)、別の側面から見れば主人公は酷く悪辣な存在でもある訳で、現時点でエンタテイメントとして消化する事で結論を出すのはまだまだ早かろう、というのが正直なところ。表彰されましためでたしめでたし、でなくてさ、その後の現実をもっと正直に見せてもいいんでないの? 密度があってそれなりに面白い映画だったのですが、「面白い」で終わってしまったら、それはそれで問題でしょ。[映画館(字幕)] 6点(2008-06-01 22:14:55)

1276.  うた魂♪ 《ネタバレ》 最初の30分で失敗してる気がするんですよね。キャラをバカくさいギャグタッチで描いて、それが仇になって中盤以降のありがちな成長物語に悪影響を及ぼしてしまっているような。あれじゃ最初の方のキャラと整合性の取れてない別人です。前半の個性を殺して良しとすべし、って状態で、それはアリなのか?と。同じ日に見た『ばくたちと駐在さんの700日戦争』とアプローチ法がとても似ていながら、そもそも物語の基盤が違うゆえ、逆方向、逆効果に転んでしまった印象。その上、脚本と演出がとても凡庸で「役者の元のイメージに頼ってます」っていうのが丸判りなのですが、各々の役者に映画の明確なベクトルを示せる訳もなく。結果としてかなりあちこちバラバラ、この人はこの映画に必要なのか?ってキャラ続出。ともさかりえは不要、薬師丸ひろ子も結局なんのために出てきたのか判りません。大体、ゴリの心の師が薬師丸だった、って設定は隠す意味がなく(声で観客は一発で薬師丸だと判ります)、判明したところで映画に有機的作用を与えた訳でもなくて。役者の元々のイメージに頼りながら、そのイメージゆえに全く無効というトリックを組み込んでしまう意味がまるっきり不明。結局ともさか、薬師丸、そしてゴスペラーズの面々などは無粋なセリフを言い放つためだけの要員なんですよね。そう、この映画、あちこち無粋。これ見よがしの映像、聞こえよがしのセリフ満載。感動を作ろうとし過ぎでした。まあ、それでもそれなりの点数が付くのは、なんだかんだ夏帆やゴリ、そして役者の面々が醸し出す世界が楽しかった、って部分に尽きます。キャスティングした段階で安心して気ぃ抜いちゃった、みたいな映画ではありました。[映画館(邦画)] 6点(2008-04-12 22:32:07)

1277.  ブラブラバンバン 減点法で評価してしまうとガタガタな映画ではあります。原作マンガは未読ですが、映画は特異であろうとしつつ、結局のところ「ちょっとヘン」って程度で、あとは毎度の「ダメな人たちが頑張って成し遂げました、最後には感動します」系映画の枠に収まってしまっています。音楽の官能性っていうのを主題に置いているのだから、そこをもっと突き詰めて描けば、かなり面白くなったと思うのですけれど、観客の対象がハンパに低年齢を狙った感があって、ちょっとだけエッチなコメディ、みたいな枠にはめ込まれてしまったようで。それに主役の安良城紅がちゃんと演技できない、マトモにセリフも発声できない状態で、それを周囲が無理矢理持ち上げて主役に仕立てているように見えて、やや痛々しく。だけど、むしろいいところを褒めてあげたい、私にとっては加点法な映画。題材的にはもっとクセとアクが強い方がいいとは思うのですが、登場人物がみんなほんわかと心地よい状態で映画全体が可愛らしい仕上がり、といった風情。安良城紅は演技はダメだけど雰囲気はいいですし、『フラガール』で「じゃあなー!」と感動的な演技を見せた徳永えりが、ここではやたらに可愛らしかったり。宇崎竜童とさとう珠緒は類型的で幅のない、つまんない役でしたが。あと、ちょっとしたエピソードに笑いどころがあれこれあって。「タブー」が鳴って、一発でカトちゃんの「ちょっとだけよ」を思い出すのって、私くらいの世代なんですけどね。終わってみれば爽やかな気分で悪くない、って感じでした。ただ、公開18日目に見たにも関わらず、フィルムがボロボロ。どんだけ使いまわしたフィルムよ、みたいな。こういうところ、日本映画界の貧しさが出てしまって(1本プリントするのも大変って)悲しいですわぁ。[映画館(邦画)] 6点(2008-04-10 14:03:14)

1278.  ライラの冒険/黄金の羅針盤 最初っからバーっと描かれる背景、人物関係、固有名詞を理解するのが大変! しかもとにかく物語を消化する事を第一に作られていて、登場人物がどういう考え、どういう思いからその行動に至るのか、という描写は全くナシ。ライラの行動なんて突飛過ぎちゃって、どんどん勝手に先へ進んじゃって置いてかないで~!って感じ。これは映画としてはかなりキビシいわぁ。ただ、現実のこの世界と同じようで違う、っていう独特な世界観に基づくデザインは良かったですね。クライマックスはワリとわくわくしちゃったし。映画的には4点。でも、ライラたん!ネコたん!クマたん!クマたん王国!!で補正点追加、みたいな。ところで予告編にあった映像がなくなっちゃったっぽいんですけど。あれれ?[映画館(字幕)] 6点(2008-03-01 22:15:54)

1279.  ダメジン 《ネタバレ》 なんだか立て続けにダメな人達ばっかりの映画を見ていて、今日は和風なダメな人達ね、って。映画館で予告編を見た時には、もう少しゆるりとした映画かと思っておりましたが、結構過激。目的を持ちながら、その目的は果たされてゆかないというパターンを冒頭から延々と繰り返す、というか重ねてゆく物語で、何かが成就される事はなく(集団銀行強盗以外は)、ひたすらダメ。なんというか、心地良くダメ、後ろ向き全力疾走みたいな映画で、出てくるキャラクターの面白さ、小ネタの面白さを楽しめました。が、単なるネタ集みたいな感じなんですよね。登場人物全員が、全然背景を持ってないの。「どういう生き方をしてきた人」ではなくって「ネタを演じるために画面に出てくる人」なのですね。そこには共感とか共鳴とか生まれる筈もなくって、画面の向こう側のダメワールドを傍観している状態な訳で、それはそれでアリなんでしょうけれども、ダメゆえの愛着っていうのを一時でも感じたかったなぁ。公開は2006年だけど、撮影は2002年って事で、伊東美咲、若っ![DVD(邦画)] 6点(2008-02-15 01:36:28)

1280.  テラビシアにかける橋 《ネタバレ》 予告編でネタバレしていて、そこから予想される世界を上回る事はない残念な映画でした。予告編がああいう形であった以上、ヒロインが死んじゃう、じゃあ、そこから先にどれだけのものを見せてくれるの?というところがポイントだった訳ですけど・・・。彼女が死んでしまうという事に対しての、少年の葛藤は判るのですが、彼女が唐突に消滅してしまったような感じで、彼女が生きた証、遺したものっていうのが映画からささっと消えてしまうのが、なんだか冷たい映画だなぁ、と。そりゃ、テラビシアは少年の心に刻まれ、それを次の女王に継承してゆく、っていうのは描かれますけど、じゃ、そのテラビシアにヒロインの心がどれだけ反映されてたのよ?彼女の生き様がどれだけそこにあるのよ?って言うと、これがちっともだったりして。喪失感ばかりが強いような。いじめっ娘上級生や家庭環境のドラマは投げっ放しだし、いらないカットが多いなぁ、と思うとゴダールかよ!みたいな飛躍の激しいモンタージュが唐突に登場したりするし、役者や設定など、素材がとってもいいだけに、なんだか勿体ない、惜しい映画。映画の途中までは結構ワクワクできたんですけどねぇ。『チャリチョコ』では紫色になっちゃってたアナソフィア・ロブの今後には期待。[映画館(字幕)] 6点(2008-02-10 21:26:32)

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