みんなのシネマレビュー |
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1281. 地獄甲子園 正直に告白すると漫☆画太郎の漫画はあまり好きではないんです。絵自体が好きじゃないし、ギャグも笑えないし、何がおもしろいのか、さっぱりのありさま。なのに、なんでこの映画を観たのか。それは、普段からな~んも考えてないから。気がついたら、レンタルしてきていた。やはり思ったとおり、演技はユルユル、展開はグダグダ、笑いは寒いし、今時、ミュージカルを途中に入れる寒さ。題名が甲子園なのに野球なんてまったくしない。普通の感性の持ち主なら、完璧、低評価。漫☆画太郎が好きな人も、あの漫画の味が全然出てないので、低評価。おもしろくないの烙印を押される確立はかなり高い。なのに、なのに、どーゆうわけか、これ、ちょっとおもしろいと思ってしまった。くやしいけど、ちょっと笑ってしまった。突っ込んでしまった。くだらないと理解しつつ、退屈せずに楽しめてしまった。きっと今の俺が一番ゆるいんだと思う。[DVD(字幕)] 7点(2006-02-11 00:54:52) 1282. エル・トポ オープニングはかっちょいー。だからテンション急上昇。前半の伝説の四人のガンマンも個性がドギツくて、これまたかっちょいー。でも、後半は徐々にしんどくなってきて鑑賞後はグッタリでした。特におばちゃん達の戯れは観てるのがちょっとキツイ。なんか気力が最後までもたへんねん。展開は楽しいんやけどな~。前半7点、後半3点、間をとって5点にしときます。[DVD(字幕)] 5点(2006-02-10 14:22:33) 1283. 隣人13号 《ネタバレ》 原作は読んでないけど、展開エグイわ~。ホラー好きじゃなきゃ観ないほうがええわ。特に中村獅童が表現するキャラはキモ怖いわ~。こんな頭のおかしい人いそう感がすんごくでてる。しゃべり方とかキモイ。んで、俺はこーゆうキモイキャラが大好き。何をしでかすのかドキドキしながら観てもーた。やっぱりかなり無茶しよる。でも、ラストは、あの~ひょっとして夢オチ?まー、かなり救いのない展開なんで、倫理的に終わるには、もうそれしかないと思うけど。救いのないまま終わってかなり悪趣味な映画にしてくれたら、満点あげたのに。あと、ウンコは映さなくていい。[DVD(字幕)] 7点(2006-02-08 15:11:33) 1284. ノロイ 《ネタバレ》 特殊な構成はちょっと置いといて、正直、主役の方のプロ魂に驚愕でした。どんな時でもカメラはまわす。男が乱入した時もカメラを持ったまま応戦、あげくのはてに奥さんが燃えてるのに、自分が重症なのにカメラをとりあえず持つ。普通の人には無理です。さすがに笑けてきます。恐怖と笑いは紙一重、確かに怖い部分もあるんだけど、変な人達が出るたびに、なぜかおもしろい。この芸風どっかで観たぞ~、あ、松本人志のコントに似てる。そう思った瞬間笑わずにはいられません。「そんな言いかたがあるのか!」とゆうオバサンや、霊界ミミズの話をする男の真剣な演技、おもろいです。笑いと怖さを同時体験。ただ、ここまで出来たんだから、もっとリアルなドキュメントに出来たはすなのに、嘘臭さを所々だしてるのが、ちょっと残念です。あえてそーしたんだと思いますけど。点と点が繋がっていく展開はおもしろかったですけど。何も知らない友達にとりあえず見せて横で反応みたくなる映画でした。[DVD(字幕)] 7点(2006-02-08 09:48:21) 1285. 妖怪大戦争(2005) 《ネタバレ》 三池監督なんで、絶対に、大量の妖怪どもが己の能力を駆使して、悪い魔人をやっつけるってラインを期待どおりの展開で見せる、皆が見たい映画じゃないって思ってたけど。やっぱり。この監督にはデッドオアアライブから裏切り続けられてるんやけど、もってくる題材がいつも観たい度を刺激する題材なんで、なんか観てまうねんな~。今回も。だって俺、妖怪大好きやねんもん。民俗学までいっちゃうほど。だから観るやろ、そら。でも、これは意外とおもろかった。川姫やアギのサービスショットは置いとくとして、堺正章版の西遊記にでてきそーなチャチな妖怪メイク、これ結構ツボやったりする。昔の妖怪大戦争そのままのノリ。そーかと思えば、ロクロ首みたいなCGでうまく見せる妖怪もいたりなんかして、観てて楽しい気分になってくるわ。スネコスリはヌイグルミなんも、えーかっこしーの映画なら寒いけど、このバカバカしいノリの映画やったら全然おかしくない。むしろ、かわいい。予想外にも大天狗と機械化妖怪のバトルも見れたし、主役のバトルも迫力あったし、妖怪どもはほんま能天気やし、昔のB級コメディーでやりそーなオチを、堂々ともってくるあたり、ほんま楽しいな~。最後の大量の妖怪群なんて、なんのカタルシスもないけど、無意味に楽しいわ。妖怪はほんま楽しい、そんな気分満載の映画やったな~。[DVD(字幕)] 10点(2006-02-05 22:16:22)(笑:1票) (良:2票) 1286. バレット・バレエ 《ネタバレ》 負の精神にみちた陰鬱な映画って嫌いじゃないんやけど、これはちょっとしんどかったかな~。まず画面が白黒ってのが、陰鬱さに拍車をかけてて、なんかジトーッとした気持ちになるし、ボーイッシュすぎるヒロインがそんなに好きになれんかったんで、主人公に全然同調もできんかった。拳銃を組み立てるクダリなんかはおもしろかったけど、全体的には、なにやってんの?自分ら?って感じの映画に見えちゃいました。ま、そー見えたんは、俺が悪いんやけど。最後の開放感も、しんどさからやっと抜け出た開放感で、希望みたいな感覚はそんなに感じひんかったな~。期待しすぎたんかな~。[DVD(字幕)] 3点(2006-02-05 21:49:50) 1287. アッシャー家の惨劇 久々にポー原作のコーマンの映画、略してポーマン映画観ましたでゴワス。あいかわらず古臭いゴシック感はでまくりで、まさに怪奇映画。お話は、婚約者の女性が突然兄の住むお城にひきこもり、その女性と結婚するためにお城に出向いた主人公に対して、自分達は呪われた家族だから妹とは一緒になれないと言い放つ兄、はたしてアッシャー家にはどんな謎が・・・ってゆう映画。まー、たいした謎じゃないねんけど、こーゆう映画は、雰囲気やねん、雰囲気。それに後半の展開は、よくよく考えたら怖いし。ただやっぱ、古臭いのは否めないんで、今の映画に慣れすぎた感覚で観ると、ダラダラしてる映画かも。[ビデオ(字幕)] 5点(2006-02-02 15:49:56) 1288. 未来忍者 慶雲機忍外伝 センスはよいねん。だけど、ストーリーがクサいってゆーか、クサいストーリーでも見せ方によったら、かっこよい場合もあるんやけど、演出もユルくて、また演技も惹きつけられるもんがないし、だから退屈。機械と時代劇の融合した世界観はえーのにな~。戦闘にもあんま魅力を感じひん。最近の特撮ヒーローもんよりもショボいし。世界観に3点。[ビデオ(字幕)] 3点(2006-02-02 14:58:44) 1289. 降霊<TVM>(1999) 幽霊がどーのーこーとゆう普通の幽霊映画じゃないのがいい。あくまで人間主体のサスペンスなのがいいわ。やばい展開にドキドキできたし。ほんま主人公はバカやけど。でも犯罪者ってバカのよね~。バカじゃなきゃ、警察こまるし。基本的には主人公に感情移入して観てしまうんやけど、主人公のバカっぷりに客観的に観てむかついたりして、そんでもってたまに出る幽霊の映像にちょっとビビッたりして、色々俺自身微妙な立場の映画やったな~。黒沢清にしてはわかりやすいのもグッドやねん。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-02 14:48:20)(良:1票) 1290. 第5惑星 戦争中の宇宙人と地球人がわけあって一緒に過ごし、最初はいがみ合いながら徐々に仲良くなって、そして・・・って映画。異文化交流のSF版。ありがちなストーリーでB級っぽくコジンマリしてるねん。友情物語に感動もあんませーへんかった。宇宙人がちょっとキモすぎて。けど退屈じゃなかった。俺、SF好きやし。宇宙モン好きやし。異文化好きやし。でもやっぱあの喉を鳴らすしゃべり方はちょっと耳障り。[DVD(字幕)] 5点(2006-02-02 14:21:01) 1291. 霊幻道士2/キョンシーの息子たち! 昔の記憶をたどり今観ると、・・・おもしろくなかったス。霊幻道士1は今観ても十分おもしろいのに。パート1にあった摩訶不思議感覚がまったくなくなり、子供キョンシーが出てきてE・Tを意識したような家族向けファンタジーになってしまったところや、コミカルな雰囲気がありすぎてキョンシーとの戦いにまったく緊張感がなくなってしったのが、つまんなく感じた原因やと思います。特にスローモーションになる毒を吸って、みんなでスローモーションで戦うシーンは長すぎて。昔はおもしろいと思ったかもしれませんが、今の感覚だとイライラするだけでした。だいたい霊幻道士がかっこわるすぎで、こっちは道士の切れのある数々の技を見たいのに、そんなんはまったくナッシング。パロディーとして観てってことなんかな~。でもおもしろくないねんも~ん。家族みんなでほんわか観る分にはよいかもしれませんけど。[ビデオ(字幕)] 0点(2006-02-01 10:46:26) 1292. 催眠 《ネタバレ》 昔、観たときは、まったくつまらん映画やった。だから、この評価の低さも納得できるわ。だいたい題名が催眠やろ。不可解な事件が起こっても、すでにネタバレしてるやん。あー、催眠術師がおって、みんなに催眠かけて事件起こしてるねんな~って普通思うやん。だから観る側としては、その推理を覆すよーなどんでん返しを期待するやん。やのに、結局、オチは催眠やし。しかも後半は、それをごまかすように、当時、ダレもがもうウンザリしてた多重人格ネタだしてきて、さらに管野が化け物やで。サスペンス映画として観てたから、単純に途中ホラー映画にされても、安直としか思われへん。でもな、結末しってるうえで、こないだ観たら、意外と楽しめてん。だって最初から管野が化け物映画として余裕もって観れたから。菅野の化け物っぷりは悪くない。それでも宇津井健が一人ういてるのは、やっぱどーしようもないな~。[ビデオ(字幕)] 5点(2006-01-31 18:39:09) 1293. イズ・エー う・・・・む。単純におもしろくない・・・。[DVD(字幕)] 0点(2006-01-31 18:24:28) 1294. リバイアサン(1989) 深海モノでは途中までは、アビスの次くらいにはおもしろかったけど、後半、モンスターが全容を現してからは、ショボイB級映画なみになってしまったのが残念。特にラストの展開。やっぱ、あれなんかな~。海底でのモンスターって、一回死んだようになって、主人公が海上にあがったら、絶対また襲ってこなあかんルールがあるんかな~。そーゆうお約束は、この映画にかぎってはなくてもえーんちゃうの?観る側の気持ちになれば、わかりきった事をするのってあんまおもんないっての、わかんないんかな~。バカな俺でもわかるのに。途中まではおもしろかったのと、ヒロインが、「アビス」「ザ・デプス」「スフィア」「新リバイアサン」の中で一番魅力があったのでオマケでこの点数。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-30 18:43:37)(笑:1票) 1295. 放射能X 砂漠をさまよう子供一人を警察が発見。これが、これから何かが起こる不気味感をあおってくれて、ツカミはオッケー。でも、ここから巨大蟻の侵略を警察と軍が見つけ出し、食い止める展開なんやけども、テンションはそんなにあがりきらんかった。もっと派手なモンスターパニックもんを期待しすぎたんかもしれん。どっちかゆーたら、全体的にサスペンス調な展開が、怪獣モノとゆーより、刑事モノを観てる雰囲気やねん。要所要所では、巨大蟻との戦闘も描いているんやけど戦闘シーンは今の目から観ると、ショボくて地味やし。しょーがないんやけども。テンポがいいんで、それなりに楽しめる作りはしてるんやけど、そこそこやったな~。Xファイルを観るくらいのテンションでよかったかも。[DVD(字幕)] 5点(2006-01-30 18:30:40) 1296. カリスマ 《ネタバレ》 寓話みたいな映画やって、リアリティーとか、感情移入とか、わかりやすいストリーとか、そんなものはないねん。そんな映画じゃないねん。間違ってるかもしれんけど、あえてゆーなら、社会風刺の漫画、あれを映画にした感じ。風刺映画。しかも、展開がかなり強引。そーゆうの、今はあんま好きちゃうねんな~。それに黒沢清の「ドッペルゲンガー」を観た後やから、あきてもーた。だって、また奪い合いやねんもん。「ドッペルゲンガー」は機械、こっちは木。同じトーンやし。ただラストは結構、衝撃的やったかな~。一度壊さなければ、生まれてこないものもある、だから、俺はあんな結末でも希望感はあってん。俺って変かな。[ビデオ(字幕)] 3点(2006-01-30 14:45:14) 1297. ドッペルゲンガー 突然、もう一人の自分が現れ、自分が出来なかった事を平然とやってのけ、うっうとしいほど自分に付きまとってくる。しかも、このもう一人の自分は、他人もちゃんと見えるので、やっかい極まりなく、主人公は彼にドンドン翻弄されていく。ってな内容だけど、全体的にはコメディータッチ。だけど、黒沢清のコメディー調なんで、どこかどす黒い感はつねにあり、それがちょっと不気味。でも後半から、ドッペルゲンガーはもう問題じゃなくなっていくクダリが、自分の期待していた方向ではなくなり、テンションがさがってしまった。俺はドッペルゲンガーって題名にひかれ、ドッペルゲンガーの映画を観たかったんだけど、ドッペルゲンガーはあくまで、主体ではなく、ほんの一要素。そんなひねくれ具合が黒沢清らしい映画とは思うんやけど、期待したドッペルゲンガー映画じゃない時点で、おもしろいと思う気持ちにはなれなかったんで、すんません。[ビデオ(字幕)] 3点(2006-01-30 09:11:44) 1298. 死の棘 淡々とした独特の間合いを作りつつ、時にコミカルに、時に物悲しく、時に狂気に、夫婦の顛末を描く映画。非日常的な台詞や、突然、観てるものを突き放す言動なんかは、ちょっと前衛的な舞台劇っぽい感じもしました。しかし、この奥様の言動にはリアルな部分も多々ありまして、嫉妬に七転八倒する奥様を非常にうまく描いている気もします。だもんで、最後まで非常に興味深く鑑賞させていただきました。つまり、退屈は全然しなかった。でも、観てる気持ちとしては、別に悲しくもなく、衝撃的でもなく、第三者的な立場とゆーものが災いしてか、いたって平常心。だから、おもしろさ具合でいえば微妙です。[ビデオ(字幕)] 5点(2006-01-30 08:45:56) 1299. 夜がまた来る ちょっと前のドラマ「あなたの隣に誰かいる」で夏川結衣さんの魅力に改めて気づき、んで、その彼女が脱いでるってことでエロモード全開で観ましたが、正直、かわいそうすぎて観てらんなかったです。あまりにもな汚れ脱ぎっぷり。ただ、映画的におもしろかったのか?ときかれると、あんまりって思いました。 [DVD(字幕)] 5点(2006-01-24 15:34:30)《改行有》 1300. 座頭市(2003) 《ネタバレ》 おもしろい。夏川結衣の役どころが余計かもって思えたけど、日本の女優さんの中で特に好きなんで、余計でもええって思えた(どっちやねん)。最後、座頭市が目が見えてたとゆう衝撃の事実の後、実は見えてなかったってころが特に好き。[DVD(字幕)] 10点(2006-01-24 15:24:05)(笑:1票)
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