みんなのシネマレビュー |
|
1281. 雨に唄えば 「サウンド・オブ・ミュージック」と並ぶ、ミュージカル映画の代表作。 1920年代の映画界を背景に、サイレントからトーキー映画へ移り変わった舞台裏を ストーリーにうまく絡ませており、大変面白かった。出演陣の歌やダンスはもちろんのこと、 音楽、映像に関しても、この時代のものとしては出色の出来映え。お薦めです。[DVD(字幕)] 8点(2011-08-10 01:49:04)《改行有》 1282. 昼下りの決斗 西部劇にしては珍しく、ちょっとお話が複雑。 ガンファイトシーンがあまりなく、ストーリーで見せる西部劇なのか? と思っていたら、ラストに最高のカッコいいシチュエーションが用意されていた。 ペキンパー監督としては地味であっさり系の作品だが、 主役の二人がいかにもベテラン俳優といった感じでいい味を出しており、 男気や友情シーンでしっかりと盛り上げてくれた。[地上波(吹替)] 5点(2011-08-10 01:45:48)《改行有》 1283. 恐怖のメロディ イーストウッド主演のサスペンス映画。 お話自体が単純で判り易く、ラスト間際で一応ヒネリもある。 「危険な情事」が参考にしているなぁ、と思われる場面も結構出てくるのだが、 狂気じみたシーンはあまりなく、多少盛り上がりに欠ける感も。 主人公が気ままな独身で見るからに強そうな雰囲気も、今イチ緊張感を失くしているのかも。 古い映画なので演出は良くないが、それなりに楽しめる作品ではある。[地上波(吹替)] 5点(2011-08-10 01:41:30)《改行有》 1284. 007/ダイ・アナザー・デイ 相変わらず派手なアクションやスパイ道具、ボンドガールが見所なのだが、 007のキャラ自体にあまり思い入れがないせいか、どうにも印象が薄いシリーズ。 この作品も敵役が変わったぐらいで、前作と同じ事をやっているようにしか思えないし、 出来が良かったのか悪かったのかさえわからない。自分の中では、ほぼ"寅さん"と同じ位置づけ。 まあ、何も考えずに観ればそれなりに楽しめるだろうし、 主役を交代しながらこの調子で永遠に続くのかなと。007はそれでいいんだと思う。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-10 01:24:30)《改行有》 1285. キッド(1921) 子役が出てくる映画はたくさん観てきたけど、 この子供はとてもかわいい。彼の姿を追っているだけでも楽しめる。 全体の作りとしてはコメディー要素が少なく、ストーリー色が強いのだが、 その分上映時間も短いので、集中力が途切れるということはまったくなかった。 ラストは定番の温かいシーンで、こちらの気持をほんわかとさせてくれる。 チャップリン映画の入門編としても手頃な作品。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-10 00:54:39)《改行有》 1286. イナフ 前半と後半の色合いが、はっきりと区分されている作品。 前半の流れはまだいいのだが、後半の展開が非常に陳腐。あまりにも現実離れしていて、 とてもスカッとはできなかった。ヒロイン役のジェニファーは、俳優なのか歌手なのか。 役者としての魅力はあまり感じなかったけど、後半はアイドル映画のような作りで、 彼女のファン以外はお薦めできない作品。[地上波(字幕)] 2点(2011-08-10 00:47:11)《改行有》 1287. 靴をなくした天使 目のつけ所が良くて、設定も悪くはないのだが、ストーリー展開は至って普通。 後半からラストにかけては、当たり前過ぎて肩すかしを喰らってしまった。 少なくても劇中の主人公は天使ではなく、現代人における真のヒーローとは? というもう一つのテーマも表現できていたとは思えない。 一番最後のシーンももっと洒落た観せ方があったはず。 ダスティン・ホフマンは相変わらず安定感のある役者さんだなと思った記憶があるが、 映画作品としては少々物足りなかった。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-10 00:41:38)《改行有》 1288. ナショナル・トレジャー 「インディージョーンズ」と「グーニーズ」を併せたようなアドベンチャー映画。 ストーリーに全然目当たらしさはないんだけど、安心しては楽しめる内容。 個人的には、ニコラス・ケイジのモテぶりはピンとこないし、断じて許せない。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-09 19:51:28)《改行有》 1289. フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白 メル・ギブソン主演のSFラブ・ロマンス。 SFなので突拍子もないアイデア自体は別に問題ないのだが、主人公の選択に意味があるのか、 という大きな疑問点が一つ。また主人公の親友である科学者や軍の対応など、 本作の重要ポイントに関わる状況設定があまりにも浅薄でいい加減すぎる。 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のようにコメディー色が強ければ、 多少の矛盾もカバーできるんだろうけど、シリアスなストーリー展開だと、 もっとしっかりした設定を用意して頂かないと、とても感情移入などできない。 結果、ラストの展開もご都合主義の陳腐なものにしか映らなかった。[ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-09 10:17:48)《改行有》 1290. トレマーズ2<TVM> 前作の設定はそのままの、パニック映画の続編。 ストーリーも今イチなのだが、コメディー色がやや強くなり、 緊張感が大分失せてしまっている。新種のクリーチャーも何だかちゃちい。 B級映画としての面白さは、1作目から引き継げなかったという感じの作品だった。[地上波(吹替)] 2点(2011-08-09 09:18:48)《改行有》 1291. セント・オブ・ウーマン/夢の香り 《ネタバレ》 全盲の元軍人と、彼の世話をするためにやってきた高校生との友情ドラマ。 両者とも、現在の自分に大きな問題を抱えているというところがポイント。 とにかくアル・パチーノのキャラが強烈で、プライドの塊、我が儘、自己中、へそ曲がりと、 観ているだけで結構疲れるのだが、それが本作に妙味と面白さを与えている。 ただ劇中で、彼は若い時からそうだったように描かれているが、 昔は人格者で一族の誇り→失明してから性格がひねくれた、としたほうが、 一番の見せ場で彼の訴えかけるセリフに、もっと説得力が増したと思う。 高校生が抱える問題にも、その設定に関して多少の「?」はあるが、 「友情」というテーマはしっかりと表現されている。ラストに盛り上がりを見せる良作。 タイトルだけはどう意味があるのか、よくわからなかった。[DVD(字幕)] 7点(2011-08-09 09:14:26)(良:1票) 《改行有》 1292. 怪談 雪女郎 「雪女」のお話をベースに映画化した作品。 オリジナルだけでは時間が持たないので、多少設定は変わっている。 子供の時分に観た時は、ヒロインの藤村志保にひと目惚れしてしまい、 困ってしまった記憶があるのだが、さすがに大人になると、さほどの印象は受けない。 藤村志保は素がかわいいという感じで、あまり「雪女」のイメージはないのだが、 目尻がちょっと吊り上がっているせいか、変身後の姿は中々イケていた。 ストーリー自体は馴染みのあるものなので、それなりには楽しめる作品だとは思うが、 もっと切なさを表現してほしかったな。[ビデオ(邦画)] 4点(2011-08-09 08:16:12)《改行有》 1293. デビルマン ストーリー、キャスティング、映像など、呆気に取られるほど低レベルの作品。 特に配役に関しては、不動と飛鳥になぜ双子の素人アイドルを起用したのか、 その発想が全く理解できない。そうせざるを得ない裏事情でもあったのだろうか? ゲスト出演の豪ちゃんも、心無しか怒っているような顔に見えたぞ。 とにかく逆の意味で、10点評価のインパクトだけはある作品だ。[DVD(邦画)] 1点(2011-08-09 08:10:24)《改行有》 1294. 日本沈没(1973) ベストセラー小説の映画化で、ドラマや漫画にまでなった作品。 元々140分で収まるような内容ではないのだが、比較的うまくまっているという印象。 登場人物たちのドラマ性が薄いのが難点だが、専門家を招いたシーンの説明は判り易く、 日本民族としてのイデオロギーを言及したシーンにも見応えがある。 さすがに特撮はチープなものの、その分内容で勝負という、制作者側の熱意が伝わってくる作品。[DVD(邦画)] 6点(2011-08-09 08:06:27)(良:1票) 《改行有》 1295. ヴィレッジ(2004) 舞台設定となっている、閉鎖的な村の様子がよく描かれており、 映像や演出もストーリーにマッチしていて、決して悪い出来とは思えない。 ただヒロインの設定は、鑑賞者に緊張や緊迫感を与えるには効果的だが、 物語の展開としてはちょっと無理があるかなという印象。 ヒネリやオチに関しては、もうこれしかないよな、といった感じで読めてしまい、 全体的にまとまってはいるのだが、何となく人に薦めにくい作品となってしまった。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-09 07:51:54)《改行有》 1296. パーフェクト ストーム 大型ハリケーンを題材にしたパニック映画。 序盤は登場人物たちの人間描写が描かれていて、雰囲気は悪くないのだが、 中盤以降は腑に落ちないシーンばかりで、ストーリーのほうはパワーダウンしてしまった。 実話を基にしているようだが、内容自体はほとんどが脚色、創作のような気がする。 また本筋のストーリーにはいっさい絡んでこない、全く無関係なエピソードが挿入されており、 これらはいったい何のために用意したのかよくわからない。 映像はいかにもCGという感じだが、海とハリケーンの怖さだけは何とか伝わった。[ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-09 07:47:42)《改行有》 1297. チャップリンの独裁者 歴史上の某人物をパロデった作品で、コメディーシーンの中にも、 ファシスト=独裁者への痛烈な批判を含んでいる。 主人公と独裁者の顔がそっくりという設定は、もっと早い場面で生かされると思ったのだが、 ちょっと予想と違った。本作のメインであるラストシーンは、あまりにもストレート過ぎて、 映画作品としてはどうかなという疑問もあるが、チャップリンの心の叫びを聞いているようで、 さすがにじっくりと見入ってしまった。演技じゃなくて、ほとんど素ではないだろうか。 もちろん笑えるシーンもたっぷり用意されているので、最後まで飽きることなく鑑賞できる。 チャップリンの素の面も観れる良作。[DVD(字幕)] 7点(2011-08-09 07:19:30)《改行有》 1298. タイタニックの最期 タイタニック号の悲劇を背景に、ある一つの家族に焦点を当てた作品。 この家族の夫婦を軸に、様々な人間が物語に絡んでくるのだが、 100分内の短い上映時間ということもあり、家族以外の描写は薄い。 父親と息子のエピソードはグッときたが、壮大な人間ドラマを期待するのはやはり酷だったかも。 それはキャメロンのタイタニックで観たかったんだけどね。 映像は古い映画なので今一つ。大学生役のロバート・ワグナーが若くてハンサムなのには驚いた。 もちろん沈没するタイタニック号のシーンもしっかり用意されているのだが、 ほとんどはドラマで構成されているといった印象の作品。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-09 07:14:57)《改行有》 1299. ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり あるマッド・サイエンティストのお話。80年代に流行ったスプラッターものだが、 「死霊のはらわた」「死霊のえじき」と、この作品が個人的にはスプラッター御三家。 「死霊のはらわた」は娯楽性を、「死霊のえじき」は残酷性を追求といった印象だったが、 本作品は両方を合わせ持ったような内容で、ストーリーは意外にカラッとしている。 と言っても当然ながらエグいシーンはかなりあるし、この手の映画がダメな人にとっては、 カラッとしててもドロドロしててもあまり関係ないとは思う。 B級スプラッターというジャンルの中では、普通に楽しめる作品。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-09 07:08:44)《改行有》 1300. 愛のアルバム レコード店で知り合った男女の、結婚生活の軌跡を描いたドラマ。 東京も出てきて、思わず親近感を覚えるけど、シナリオ的にはあともう一歩といったところ。 それは主人公のキャラに共感しづらいことと、ある程度先が読めてしまうことが原因。 それらの欠点を補いつつも、一応ドラマチックな結末は用意されているが、 本作の一番のテーマを表現するまでにはちょっと足りないかな、という印象を受けた。 思い出のレコードを、小道具代わりにした演出はとてもいい。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-09 07:05:33)《改行有》
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS