みんなのシネマレビュー |
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1321. ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版 自分も先週早稲田松竹で観てきました。(同時上映は「ビッグ・フィッシュ」)元のカット版も含め今回が初見。名作の誉れ高い映画なので期待してたんですけど、残念ながらこれ単独で評価しちゃうと、これ以上の高い点数はつけられないです。映画館のプレスシートじゃ、カット版よりこっちのが客からのリクエストが高かったって書いてあったけど、うーん、どうなんだろ。あえて言わせて頂くなら「ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全アンバランス版」。だってさ、前半の快調なノスタルジー溢れる画面作りに較べて、後半のメロドラマタッチは一体何なん?何となく余分なカットを観客におかまいなく、監督の思い入れだけで挟み込みましたって印象なんだもん。これじゃあかんよ。やっぱ皆さん書いてらっしゃるように、先にカット版から観るべきでした。7点(2004-11-18 00:45:59)(良:1票) 1322. 陽のあたる坂道(1958) 石坂洋次郎の原作長篇も良いけど、映画も名作です。西洋風の豪邸住いのブルジョア家庭の揉め事なんて下手に描けば鼻持ちならない絵空事になってしまいがちだけど、これ多分脚本がいいんでしょうね、裕次郎演じる次男の抱えるいびつなコンプレックスが、 観客にうまく同化できるよう真直ぐに伝わってきます。誉めすぎかもしれないけど、日本版「エデンの東」。足が悪い妹役の芦川いづみ、この映画でもメチャメチャ可愛いっす!8点(2004-11-18 00:31:50)《改行有》 1323. アメリカン・サマー・ストーリー いやあ、21世紀になって「グローイング・アップ」シリーズの続編が観られるとは思ってもなかったよ。(いや、これマジ誉め言葉っす) 5点(2004-11-17 14:51:46)《改行有》 1324. シリアル・ママ なーんだ、ビデオ巻き戻さないで返すってそんないけない事だったんだ・・・とかってほざいたらシリアル・ママが殺しに来るかな・・・。個人的に「アニー」の「トウモロー」がこういう形で使われるとは思ってもみなかったですね。7点(2004-11-13 14:25:17) 1325. シティ・オブ・エンジェル メグちゃん、ケッタ(東海地方じゃチャリの意)の両手離しは危ないよって親に教わらなかったかい?しかも目までつぶっちゃって。あーあー。・・・・・・・・・・・・・・・。ほーら、言わんこっちゃねえベ。5点(2004-10-31 12:44:14) 1326. ファンダンゴ 高校卒業の春休み、友達4人と見に行った。「BTTF」が公開されたばかりのマイケル・J・フォックス主演「ティーン・ウルフ」と同時上映で、どっちかっていったらみんなそっちが目当て。でも見終わった後は、全員この映画についてばかり熱く語ってた。「ジャイアンツ」(56)のロケ現場の寂れた広大なテキサスの風景、「NO GO」(止めろ)→「GO ON」(行け)のギャグ。コスナーが片手を挙げる「乾杯」のラストシーン。すべてがカッコ良くて、おかしくて最高だった。名作でも傑作でもないけど、個人的に思い入れがある映画って誰にもあると思うが自分にとってはこれが正にそれ。「ドムに会いに行こうぜ」って台詞奴らまだ覚えて るんかなあ・・・。10点(2004-10-31 11:07:35)(良:3票) 《改行有》 1327. ベルリン・天使の詩 これより「シティ・オブ・エンジェル」のが面白かったっていうヤツ俺くらいかなあ。だってこれつまんなかったもん!眠かったもん!プンプン!1点(2004-10-30 17:19:34) 1328. ローマの休日 映画の内容とは全く関係ないんですが、オードリーの吹替えはやっぱ池田昌子さんの方が良いと思います。9点(2004-10-30 15:40:48)(良:3票) 1329. 欲望という名の電車(1951) 「ヘイ、ステエエエエラアアアアーー!!」と慟哭するスタンリー(ブランド)の咆哮がいつまでも耳に残って離れません。7点(2004-10-23 17:24:36) 1330. 風立ちぬ(1976) 昔、年末のお昼のテレビでこの映画みました。でもこの頃の山口百恵ってなーんかプクプクしてて、全校的に表彰でもされそうな健康優良児体型だったんで、結核患者にはとても見えなかったんですよね確か。4点(2004-10-23 14:43:11) 1331. 挽歌(1957) 和製クールビューティの決定版(と自分は勝手に思っている)久我美子の代表作。今の世の中ならさほど珍しくもない、中年男を翻弄しまくる彼女の小悪魔的キャラクターは、当時としてはかなり斬新な女性像だったと思われる。脇を固める森雅之、高峰三枝子も貫禄の演技。最果て北海道の廃線跡でのロケーションが情感たっぷりで美しい。原節子は久我美子の持ち味を「特殊児童的演技」と評していたらしいが、その特徴が最も生かされた作品はこれ!7点(2004-10-23 14:15:55) 1332. 細雪(1983) 日本人の美意識を四季の移ろいに重ね合わせ、これほどまで美しく映像に焼き付けた作品を僕は他に知らない。吉永小百合がふわふわしたとらえどころのない三女雪子を的確に演じて極めて魅力的。妹(古手川)に足の爪を切らせていた彼女が、突然の義兄(石坂浩二)の来訪に着物の裾を直すシーンが妙に艶っぽい。岸・佐久間は流石の貫禄。伊丹十三も小心物のキャラクターを巧く演じてみせてくれる。第二次大戦開戦前夜の、忍び寄る戦争の影をところどころに点出させているきめ細かい演出も見逃せない。9点(2004-10-17 12:37:41) 1333. 海は見ていた 音楽が映画の内容と全然合ってなくて、すごくちぐはぐな印象を受けました。音楽担当者は実際映画観たんですかね~?かなりギモン。皆さんかなり酷評されてますけど、俺は映画自体は悪くない出来だと思ったんですけど。ちゃんとした脚本があれば、多少の不備があっても大人の観賞に充分耐え得る映画が出来るっていう典型みたいな作品だと思います。6点(2004-10-17 12:20:35) 1334. アリゲーター(1980) 騙されましたよ、俺これ。悪名高き当時の東宝東和の宣伝に。「誰でも・12回は・必ず・飛び上がります」とかってコピーと、訳わかんないカタカナ表示の特殊な恐怖倍増映像効果に釣られて。ガラガラの映画館でいつ飛び上がる瞬間が来るのかと、手ぐすね引いて待ってるうちに映画終わっちまうんだもんなあ。その後「キャノン・ボール」や「エンドレス・ラブ」とかでも同じ轍を踏んでしまった懲りないヤツ・・・。3点(2004-10-17 12:04:37) 1335. 慕情(1955) ジェニファー・ジョーンズって不思議な女優さんですね。野性的な娘(白昼の決闘)ジプシーの女(女狐)一見貞淑なアメリカ人の人妻(終着駅)、そしてこの映画でのイギリス人と中国人とのハーフの女医と、演じる役柄によって受ける印象がこんなに異なる人も珍しいと思う。演技も(特にラブシーンとか)すごく巧い!でも・・・、何故か人気ないんですよね、日本でもアメリカでも。 ラスト、思い出の丘を駆け上がっていくシーンで泣かされるのは彼女の演技力あっての事。ホールデンがこの映画ではデクノボーに見えて仕方なかった。7点(2004-10-11 16:42:49)(良:1票) 1336. 愛と哀しみの果て 見終った時、この「愛のなんたらかんたら」が気に入らなくて何かもっといい邦題ねえかなって色々と考えたんですよ当時。そんで思いついたのが「アウト・オブ・アフリカ~遥かなる旅路~」ってタイトル。映画自体は大作を見たなって満腹感はありましたね。ジョン・バリーの音楽も名曲だと思います。ラスト、ライオン達がデニス(レッドフォード)の墓に集まってきて・・・っていうストリープのモノローグも印象的。これは絶対大画面で見るべき映画です。7点(2004-10-11 12:21:28) 1337. 女王蜂(1978) この作品に限って言えばテレビ版の片平なぎさ+岡田茉莉子+古谷一行のが良かったです。ヒロインは絶世の美女って設定なんだから野暮ったいイメージの女優じゃこの話は成立しないでしょうそもそも。高峰三枝子、司葉子、岸恵子がズラッと居並ぶシーンは壮観だったけどね。5点(2004-10-11 10:46:59) 1338. 去年の夏 突然に 当時いくらテネシー・ウィリアムズの戯曲の映画化ばやリだったとはいえ、これはないでしょう。暗鬱とした大邸宅と精神病院の中だけで繰り広げられるユーモアのかけらもないストーリーは観ていて息苦しい事この上ない。精神異常、人肉食、近親相姦、同性愛などの問題が、50年代のアメリカ映画でどのように扱われていたのか、映像資料として観る分にはいいかも。現場も相当な修羅場だったらしく、ヘップバーンが撮影終了後、製作者(サム・スピーゲル)と監督の顔面にツバを吐き掛けたっていうのは有名な話。テイラーのいわゆる絶叫熱演演技も空しい。5点(2004-10-04 15:21:49) 1339. クレオパトラ(1963) この手の史劇嫌いじゃないんだけどな・・・。セットとか衣装とか豪奢さを極めつつも、意外に戦闘シーンがあっけないのが物足りないといえば物足りないですね。自分はエリザベス・テイラーの美貌の全盛期は1950年代だと信じて疑わない人なので(既にこの時期には頬のあたりにたるみというか衰えが見られる)せめて「ジャイアンツ」から「熱いトタン屋根の猫」にかけての頃この映画が製作されていたなら、キャラクター的に彼女以外の人選は有り得ないと思われるので、もっと評価が高くなったのではないかと考えてしまう訳です。 ↓かーすけ様、ちなみに自分が昔テレビで見たのは小川真由美ヴァージョンでした。誰が配役考えたのか判りませんがイメージピタリでしたね。(あとヴィヴィアン・リー→栗原小巻ってのも) 7点(2004-10-03 16:12:22)《改行有》 1340. 瀬戸内少年野球団 確か夏目雅子のダンナが郷ひろみで、その弟が渡辺謙っていう濃すぎるメンツだったんだよなあ・・・。子供たちが野球始めるきっかけもいまいち弱いと思ったけど、それ以上にこの弟の扱いが尻切れトンボで気になった記憶があります。 瀬戸内海でのロケーション風景の魅力と後味の良さで一点プラスします。7点(2004-09-26 16:28:27)
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